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本テキストの一部または全部について 著作権上 九州ラーニングネット株式会社 特定非営利活動法人パソコン整備士協会 ( 共著 ) の書面での了解を得ずに無断で複写 複製および転載することは禁じられています 九州ラーニングネット株式会社 特定非営利活動法人パソコン整備士協会は 本書の利用によって生じたい

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仮想化基礎 演習テキストⅡ

第1.0版

演習で学ぶ仮想化基礎

(ホスト仮想化・ストレージ編)

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Copyright © 2012 Kyushu Learning Net Inc. & Japan Adjuster Personal Computer Association All Rights Reserved. 本テキストの一部または全部について、著作権上、九州ラーニングネット株式会社、特定非営利活動法人パソ コン整備士協会(共著)の書面での了解を得ずに無断で複写、複製および転載することは禁じられています。 九州ラーニングネット株式会社、特定非営利活動法人パソコン整備士協会は、本書の利用によって生じたいか なる障害に対してもその責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。 本書に記載されている URL や製品情報などは予告なく変更される場合があります。

Microsoft、Windows、Windows 7、Windows 8 は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国にお ける登録商標または商標です。Linux は Linus Torvalds の商標です。VMware は、米国 VMware, Inc.の登録 商標です。Xen、XenServer、XenCenter は、Citrix, Inc.の登録商標です。Oracle VM VirtualBox は、Oracle Corporation の登録商標です。本書では VirtualBox と記述されている箇所があります。その他、記載されてい る会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

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Copyright © 2012 Kyushu Learning Net Inc. & Japan Adjuster Personal Computer Association All Rights Reserved

目次

(1) 概要 ... 1 □はじめに ... 1 □サーバ仮想化とは ... 1 □サーバ仮想化に必要なもの ... 2 □サーバ仮想化用 VMM(仮想化ソフト)の種類 ... 3 □CITRIX XENSERVER... 3 □CITRIX XENCENTER ... 4 □OPENFILER ... 5 (2) 演習の概要 ... 6 □演習の全体の流れ ... 6 (3) 構成および演習用パソコンのスペック確認 ... 7 □演習でのシステム構成 ... 7 □ホスト名とアドレッシング ... 9 □その他の設定 ... 9 □演習用パソコンのハードウェア要件 ... 9 (4) 演習で利用するファイルの確認 ... 10 □ファイルのダウンロード ... 10 (5) XENSERVER のインストール ... 12 (6) XENCENTER のインストール ... 19 □XENSERVERとの接続 ... 21 □XENCENTERの画面説明 ... 23 □XENSERVERの表示 ... 24 (7) 仮想マシンの作成・WINDOWS7 のインストール ... 27 □ISO ライブラリの設定 ... 27 □仮想マシンの作成 ... 34 □XENSERVER TOOLSのインストール ... 40 (8) IP-SAN(ISCSI)の接続 ... 42 □VIRTULABOXの設定 ... 42 □OPENFILERのインストール ... 47 □ISCSI の設定 ... 49 □WINDOWS7 のISCSI イニシエータでの接続確認... 56 □XENSERVERとISCSI の接続 ... 61 □仮想マシンをISCSI ストレージに移動 ... 62 (9) ライブマイグレーション ... 65 □XENCENTERの統合 ... 65 □リソースプール ... 66 □ライブマイグレーション用の共有ストレージの準備 ... 69 □ライブマイグレーション ... 70 (10) スナップショット ... 72

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Copyright © 2012 Kyusyu Learning Net Inc. & Japan Adjuster Personal Computer Association All Rights Reserved. (11) エクスポート・インポート ... 77 □エクスポート ... 77 □インポート ... 78 (12) 管理機能 ... 80 □リモートからの XENSERVERのシャットダウン・再起動 ... 80 □保守モードへの切り替え ... 81 □サーバの状態レポート ... 83 □サーバのバックアップ ... 85 (13) 仮想マシンのリモート管理 ... 87 (14) XENSERVER のアクチベーション【参考】 ... 91 □XENCENTER 6.1 のインストール ... 91 □XENSERVERのアクチベーション ... 92

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1 Copyright © 2012 Kyushu Learning Net Inc. & Japan Adjuster Personal Computer Association All Rights Reserved.

(1) 概要

□はじめに 本テキストは、サーバ仮想化とストレージを中心にした演習手順書です。演習テキストⅠを終了した 方でさらに仮想化の理解を深めたい方がご利用いただけると良い内容となっています。本テキストは、 サーバ仮想化に欠かせないストレージの構成にも触れておりますので、システム全体として理解を深め ることができます。

サーバ仮想化で利用する VMM(仮想化ソフト)は Citrix 社の XenServer を用いています。Citrix 社は 3 大サーバ仮想化ベンダーの一社であり実績も歴史もある会社です。今回利用する XenServer は Citrix 社が無償版としてリリースしているものです。無償版といってもその機能は豊富で、実際にこれ を利用して実運用をしているシステムもあるほど洗練されています。XenServer がサポートしている機 能、管理方法は他のサーバ仮想化製品にも共通している内容であり、この演習で学んだことは他の製品 を利用する上で問題なく活用できるものと確信しています。 サーバ仮想化に関連してストレージの構成を演習しますが、その演習で用いるストレージ製品はオー プンソースの openfiler です。opnefiler はブラウザを使って管理を行うことができ、操作も簡単ですの で理解し易いソフトです。 本演習テキストを用いて、サーバ仮想化とストレージをセットで利用して、理解を深めていただけれ ばと思います。 □サーバ仮想化とは サーバ仮想化とは 1 台の物理サーバに複数のサーバ機能を集約したものです。企業で利用するサー バは膨大な数になってきました。物理的にもコスト的にも企業の負担になってきており、現状のサーバ を管理運営することは非常に大変になって来ました。このような企業の悩みを解決する手段としてサー バ仮想化があります。 サーバ仮想化の利点を挙げると以下の内容となります。 ① リソースの有効活用 ② コスト削減 ③ 調達時間の短縮 ④ ライフサイクルギャップを埋める 従来の物理サーバ1台で1サーバ機能を構成していたケースでは、サーバの CPU、メモリ、ストレ ージといったリソースが 100%活用されていませんでした。サーバ構成時にどうしても多目のリソース を見積もり、サーバを構成してしまうからです。そのような無駄なリソースを、サーバを集約すること により効率的に利用することができるようになりました。全体のサーバ台数が減りますので必然的に調 達コストや電気代、冷却に用いる空調設備等のコストも減ることになります。また、ソフト的にサーバ を構成することができますので、物理リソースに余裕があれば必要なときにサーバを立てることができ 調達時間を短縮できます。さらに必要なくなったサーバはファイルを削除することにより元に戻すこと が可能です。利用しなくなった物理サーバをサーバルームで眠らせておくことも少なくなりました。 サーバ仮想化は、ハードウェアとソフトウェア(OS)のライフサイクルの違いを埋めることも可能と なります。ライフサイクルとは、ハードウェアまたはソフトウェアを購入してから廃棄するまでの期間 です。この期間はハードウェアとソフトウェアでは違いがあり、その違いにより思わぬコストが発生し てしまう場合があります。このギャップを埋める役割にサーバ仮想化を利用することができます。(詳細 は「仮想化基礎」パソコン整備士協会著を参照ください。) 以上のメリットにより企業の情報システムではサーバ仮想化の導入が加速されています。

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Copyright © 2012 Kyushu Learning Net Inc. & Japan Adjuster Personal Computer Association All Rights Reserved. サーバ仮想化のイメージ

□サーバ仮想化に必要なもの

サーバ仮想化を行うためには仮想化ソフト(VMM:Virtual Machine Monitor / 仮想マシンモニタ) が必要になります。VMM には大きく分類して 2 つの方式があります。ホスト OS 型とハイパーバイザ 型です。サーバ仮想化に用いられる VMM はハイパーバイザ型の VMM です。ハイパーバイザ型は、下 図に示すように物理サーバに直接インストールして利用します。 ハイパーバイザ型はハードウェアに直接インストールするので、ハイパーバイザ型がサポートしてい ないハードウェアにはインストールすることができないという欠点があります。サポートするとは、デ バイスドライバを VMM が持っているという意味です。その欠点を補うために、マイクロカーネル型の ハイパーバイザ型 VMM があります。マイクロカーネル型は、汎用 OS を管理 OS としてハイパーバイ ザ型 VMM 上で仮想マシンとして動作させ、その管理 OS 経由でハードウェアにアクセスさせます。汎 用 OS が一般的なハードウェアデバイスドライバを持っているので、利用できるハードウェアが多くな るメリットがあります。 メモリ、CPU、HDD は複数 サーバで共有される

Web サーバ Mail サーバ File サーバ

VMM ハイパーバイザ型 Windows7 仮想マシン ゲスト OS Windows7 仮想化ソフト VMM サーバ ハードウェア

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3 Copyright © 2012 Kyushu Learning Net Inc. & Japan Adjuster Personal Computer Association All Rights Reserved.

□サーバ仮想化用 VMM(仮想化ソフト)の種類

VMM はいくつかのベンダーから出ています。ここでは主なものを紹介します。

製品名 ベンダー ハイパーバイザ型の種類 備考

VMware vSphere VMware モノリシリックカーネル型

Citrix XenServer Citrix マイクロカーネル型

Windows Server 2008 R2 Hyper-V Microsoft マイクロカーネル型

ハイパーバイザ型の種類でモノリシリックカーネル型の VMM は、仮想マシンに管理 OS を持たない ものです。VMM の内部にデバイスドライバを持っています。 □Citrix XenServer Citrix 社の XenServer は、本テキストで用いるマイクロカーネル型のハイパーバイザ型 VMM です。 XenServer には Advanced、Enterprise、Platinum および無償版の 4 種類のエディションがあります。 それぞれのエディションで利用できる機能一覧を以下に示します。

XenServer の機能 無償版 Advanced Enterprise Platinum

Xen ハイパーバイザ (OSS Xen 4.1) ○ ○ ○ ○

マルチサーバー管理及びライブマイグレーション ○ ○ ○ ○

P2V、V2V 変換及び OVF のサポート ○ ○ ○ ○

Active Directory との統合 ○ ○ ○ ○

VM ディスクスナップショットおよびリバート(ディスクのみ) ○ ○ ○ ○

System Center Virtual Machine Manager 2012 による管理 ○ ○ ○ ○

仮想マシンの自動スナップショットとバックアップ ○ ○ ○ パフォーマンスの監視および履歴報告 ○ ○ ○ 動的メモリ管理(メモリーバルーニング) ○ ○ ○ 高可用性 (XenServer HA) ○ ○ ○ 異なる CPU モデルを持つサーバの共存 ○ ○ ○ 分散仮想スイッチ (OpenFlow 対応) ○ ○ ○

GPU Path-Through (XenDesktop 向けグラフィック高速化処理) ○ ○ IntelliCache™ (XenDesktop 向けストレージ最適化機能) ○ ○ ウェブベースの管理コンソール ○ ○ ライブメモリスナップショット ○ ○ 動的ワークロードバランシングと電源管理 ○ ○ Provisioning Services – 仮想サーバ ○ ○ ストレージ API の外部呼出し ○ ○ ユーザーのロールベースの管理と操作履歴管理 ○ ○

System Center Operations Manager 2012 による管理 ○ ○

ディザスタリカバリーサイトの構築 ○

Provisioning Services –物理サーバ ○

出典:Citrix 社 Web サイト

無償版は機能が少ないですが、サーバ仮想化を運用するには最低限必要な機能はあるので、演習で学 習するには十分です。

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Copyright © 2012 Kyushu Learning Net Inc. & Japan Adjuster Personal Computer Association All Rights Reserved. XenServer はオープンソース Xen がベースとなっています。Xen とはハイパーバイザ型の仮想化ソ フトで、現在 Linux の一部に取り入れられています。

前述しましたが XenServer はマイクロカーネル型なので、デバイスドライバをカーネル内にはもって いません。Domain0 と呼ばれる管理用の OS(CentOS)がデバイスドライバを持ち、ハードウェアは この Domain 0 を経由してアクセスされます。Domain 0 に対して、他の仮想マシンを Domain U と呼 びます。

□Citrix XenCenter

XenServer を管理するために、管理ツール XenCenter が提供されています。XenCenter は、Windows パソコンにインストールして GUI で操作できるため非常に管理しやすくなっています。また、コマン ドベースの管理も行うことができます。 DomainU Xen ハイパーバイザ Domain0 Windows や Linux など の仮想マシン CentOS ハードウェアアクセス時は Domain0 のデバイスドライ バを利用する デバイスドライバ ハードウェア XenServer 管理ツール XenCenter リモートから管理する Windows パソコン

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5 Copyright © 2012 Kyushu Learning Net Inc. & Japan Adjuster Personal Computer Association All Rights Reserved.

□openfiler

openfiler はオープンソースソフトウェアで Linux をベースとし、ストレージ機能を提供するソフト ウェアです。SAN や NAS として構成することができ、管理を Web ベースで行えるため簡単に構築、 運用が行えます。openfiler のボリューム管理は、Linux では一般的になっている LVM(Logical Volume Manager)を用います。Linux 関連コマンドは特に使うことはありませんが、トラブルシューティング 時に Linux のコマンドが使えれば便利です。

演習では openfiler で iSCSI を構成し IP-SAN の概念を理解します。次に iSCSI を XenServer の共 有ディスクとして構成し、ライブマイグレーション機能に利用します。この演習で、仮想化とストレー ジは密接に関連していることを理解します。

openfiler ブラウザでアクセス

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Copyright © 2012 Kyushu Learning Net Inc. & Japan Adjuster Personal Computer Association All Rights Reserved.

(2) 演習の概要

演習に入る前に、本テキストで実施する演習の概要を説明しておきます。 □演習の全体の流れ 演習の全体の流れを以下に示します。 構成および演習用パソコンのスペック確認 ↓ 演習で利用するファイルの確認 ↓ XenServer のインストール ↓ XenCenter のインストール ↓ XenCenter の説明 ↓ 仮想マシンの作成 ・ Windows7 のインストール ↓ openfiler のインストール ・ iSCSI の設定 ↓ Windows7 イニシエータでの接続確認 ↓ XenServer から iSCSI への接続 ↓ 仮想マシンファイルの移動 ↓ ライブマイグレーション ↓ スナップショットの作成/復元 ↓ エクスポート/インポート ↓ 管理機能 ↓ 仮想マシンのリモート管理 ↓ 【参考】XenServer のアクチベーション

参照

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