-(food web)
(grazing food web)
(detrital food web)
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P-T K-T [2]
K-T
P-T
生態系とは
今から考える生態系は、地球を生物、
地殻、海洋、大気などのシステムの集
合体として捉え、これらシステム相互の
物質循環、エネルギー循環によって地
球という惑星を捉える考え方の中で、
人間と地球の自然科学的関わりである。
それは、人類が狩猟採集の生活様式
を取り、自然界の一要素として存在して
いる間は、生物圏というシステム内であ
り、農耕開始以降は人間圏という新し
いシステムが地球に誕生したとみなし、
現在の地球は新しいシステムが誕生し、
システム相互の新たな均衡に向かって
変化しつつある時代に入ったという考え
方である。
生態系とは
ある一定の区域に存在する生物と、それを取り巻く非生物的環境をま
とめ、ある程度閉じた一つの系と見なすとき、これを生態系と呼ぶ。相
互作用する動的で複雑な総体である。
生態系とは(無機的環境)
太陽光:
太陽から放出された光は、
電磁波とされ、地上には主に
可視光線領域の光が届く、
地球に吸収される太陽光エ
ネルギーの量は約
120PW、
植物の光合成に使われるエ
ネルギーは、その約
0.04%
(約
50TW)と見積もられる。
人類が地上でエネルギー源
として実際に利用可能な量
は約
1PW(年8670PWh)と
いわれる。これは
2008年時
点の世界全体の一次エネル
ギー供給量
(131PWh)の約
67倍である。
生態系とは(無機的環境)
温度・気温:
温度とは、物質を構成する分子運動のエネル
ギーの統計値であり、気温とは大気の温度である。
地球の気温:
ステファン・ボルツマンの法則( E=
σT4)から
算出すると、地球(大気圏外)に到達する太陽エ
ネルギーは
1.37×103J/㎡・S、地球が受け止め
る太陽エネルギーは、
1/4(πr2
/4πr2
)×0.7(アル
ベド
0.3)=2.4×102J/ ㎡・Sである。
T4
= (2.4×102J/ ㎡・S)÷( 5.67×10-8J/㎡・S・
K4
)、T=255K=‐18℃、実際の地球の温度は
15℃、33℃分が水蒸気を中心とした温暖化ガス
の効果である。
熱の南北輸送:
低緯度から高緯度への熱の移動、 大気の大循
環、海流、水蒸気の潜熱という形をとる。
生態系とは(無機的環境)
水:
地球の創世記、微惑星の集積の終わり頃になると、
炭素質コンドライトがたくさん衝突した可能性がある。
炭素質コンドライトの中には、水(
H2O)を6%も含む
ものがある。地球の材料となった微惑星全体を平均
しても、
1%くらいのH2Oが含まれていたと考えられ
る。現在の地球の海水の質量は、地球の質量の
0.027%である。微惑星の中のH2Oの40分の1が脱
ガスすれば量的には充分ということになる。
水の有無が、他の惑星との大きな違いを生み、地
球上のすべての既知の生命体にとって、水は不可
欠な物質となった。光合成では、ATPを合成する動
力源のH+
となり、その際の不要物である酸素が排
出され、現在の生態系を形作った。
地球における水の循環は、太陽エネルギーを主
因として、固相・液相・気相間で相互に状態を変化
させながら、蒸発・降水・地表流・土壌への浸透など
を経て、地球上を絶えず循環している。
生態系とは(無機的環境)
酸素:
地球地殻の元素では質量が最も多く
47%が酸素であり、酸化化合物として
存在する。気体の酸素分子は大気の体積の約
21%を占め、ほとんどが、緑
色生物の光合成によるものである。電気陰性度が大きいため酸化力が強く、
ほとんどの元素と発熱反応を起こして化合物をつくる。地球に生きる多くの生
命体は、この反応性の高い、酸素分子を利用することによって、大きなエネル
ギーを得て、高度な多細胞生物へと進化したのである。
昔の構造式
栄養段階
植物による光合成を
起点として、エネル
ギーが何段階もの生
物を経由していく事。
一つ上の栄養段階で
利用できるエネル
ギーは1
/10といわれ
る。
炭素の循環
光合成:
太陽からのエネルギー
(光子)を化学エネルギー
(電子)に変え、ATPを作
り、大気中の炭素を固定
し、グルコース(
C6H12O6)
を作る事。
呼吸:
エネギーの源ATPを作る
事、その時、グルコースか
ら作られたピルビン酸
(
CH3C(=O)COOH)が、
窒素の循環
自然界での窒素固定:
生物的窒素固定は、いくつかの真正細
菌(細菌、放線菌、藍藻、ある種の嫌気
性細菌など)と一部の古細菌(メタン菌な
ど)によって行われる。また、雷の放電
や紫外線により、窒素ガスが酸化され、
これらが雨水に溶けることで、土壌に固
定される
人工的窒素固定:
20世紀に入ると、ハーバー・ボッ
シュ法が発明され、窒素と水素から
アンモニアが合成されるようになり、
肥料として用いられるようになった。
現在の生体窒素の半分が工業的に
固定化された窒素を利用している。
つまり我々の体の半分は工場で作ら
れた窒素によるものである。
生態系を流れるエネルギー
ある孤立系の中のエネル
ギーの総量は変化しないと
する(と主張する)法則である。
物質は生態系の中を循環し、
エネルギーは流れている。
動物の活動のエネルギーは、
元をたどれば、太陽エネル
ギーが、植物等の光合成・化
学合成によって合成されたも
のに依存している。また生命
活動を駆動したエネルギー
は排熱となり、赤外線として
宇宙空間に放出され、宇宙
のエントロピーは増大する。
エネルギー保存則とエントロピー増大則
生態系を流れるエネルギー
エネルギーとは:
自然科学においては、ある系が潜在的に持っている、外部に対して行うこ
とができる仕事量の事、とされる。
エネルギーには様々な形態が存在し、多くは何らかの機器を使用すること
で相互に変換することができる。例えば、光エネルギーは太陽電池によっ
て電気エネルギーに変換することができ、また、位置エネルギーは運動エ
ネルギーに運動エネルギーは電磁誘導により電気エネルギーに変換する
ことができる。等々・・・
特殊相対性理論においては、エネルギーは質量と可換とされており、質量
はエネルギーのひとつの形態だと解釈することができる。
生物多様性とは
生物の多様性に関する条約では「すべての生物の間の変異性をいうも
のとし、種内の多様性(遺伝子の多様性)、種間の多様性及び生態系
の多様性を含む」と定義されている。
遺伝子の多様性
「個体の遺伝子構成(遺伝子型)」間での多様性と「個体群の
遺伝子構成(遺伝子プール)」間の多様性があり、遺伝的多
様性はそれら二つの多様性を合わせたものである。
遺伝的多様性は、種の生存と適応において重要な役割を演
じる。遺伝的多様性が高いことは、種に含まれる個体の遺伝
子型に様々な変異が含まれ、種として持っている遺伝子の種
類が多いことを意味する。このような場合、環境が変化した
場合にも、その変化に適応して生存するための遺伝子が種
内にある確率が高い。逆に、遺伝的多様性が低い場合には、
環境の変化に適応できず種の絶滅を招く可能性が高くなる。
キーワード:
DNA(ゲノム)、有性生殖(減数分裂)、中立進化説(突然変異、
遺伝的浮動)、メタ個体群、遺伝子汚染、・・・・・・・・・・・・
種の多様性
全世界の既知の総種数は約
175万種で、このうち、哺乳類は約6,000種、
鳥類は約
9,000種、昆虫は約95万種、維管束植物は約27万種となってい
る。まだ知られていない生物も含めた地球上の総種数は大体
500万~
3,000万種の間という説が多いようである。
種の豊富さと均等度
生態系の多様性
様々な生態系:
見かけ(景観)の違う、自然環境は、それぞれ独立の 生態系とみなす。
生態系サービス
①供給サービス
(有用性の源泉)
人間の生活に重要な資
源を供給するサービス
を指す。
②調整サービス
(安全・安心の基盤)
環境を制御するサービ
スのことを言う。
③文化的サービス
(豊かな文化の源泉)
精神的充足、美的な楽
しみ、宗教・社会制度
の基盤、レクリエー
ションの機会などを与
絶滅の歴史
生物の歴史は発生、分化(進化)、そして絶滅の歴史といえる。そして、およそ
6億年
の間に、誕生した生物の
90%以上(99%という考え方もある)が絶滅したといわれる。
大絶滅は現在までに
5回あったといわれる。大量絶滅の直後には、空席になったニッ
チ(生態的地位)を埋めるべく、生き延びた生物による急激な適応放散がおきる。
完新世の絶滅
約一万年前に農耕が始まって以来、人為に関する絶滅が多くなる。特に
現在、私たちは生物の歴史上、かつてないスピードでの「大量絶滅」の時
代に生きているといわれる。近代から現代にかけて起きた野生生物の絶
滅の原因は、ほぼ人類の行為に起因するものであり、地質時代の絶滅と
は全く様相が異なる。
近代からの大量絶滅
大航海時代の絶滅:
人や物品の移動が大きくなって世
界的な規模での絶滅が始まる。移
入種、乱獲、乱開発が主な原因
産業革命以降の絶滅:
テクノロジーの発達(蒸気機関、エ
ンジン、発電機等)により、社会活
動に大量のエネルギーの投入が
可能になった。農業革命・緑の革
命の結果と共に、人口が爆発的
に増え、大量消費、大量生産、大
量廃棄、社会を産み乱開発、乱獲、
ゴミの廃棄など大量絶滅の原因を
作っていった。
何故、絶滅は問題なのか
生態系サービスの低下が問題
私たち人間は、酸素も食べ物も作り出すことはできな
い、全て生態系サービスに頼っている。生態系が脆弱化
し、その結果として、種の絶滅が続くなら、必ずその先に
は人類の絶滅があることを理解しなければならない。
どのように「野生生物が絶滅しそうな問題」を
考え、行動していくか。
ゴミ問題:
生物多様性喪失の大きな原因の一つは、人の営み(市民・社会活動)から排
出される不要物である「ゴミ」である。生態系の物質循環によって処理(浄化)
できない(物質循環の環に組み込まれない)、人為による不要な排出物「ゴ
ミ」の蓄積が、地球環境(生態系)に大きな負のインパクトを与え、生物多様
性を喪失させていく。
どのように「野生生物が絶滅しそうな問題」を
考え、行動していくか。
ゴミ問題(二酸化炭素):
大まかに数字を信頼すると
生命発生前が実線(青色)
生命発生後が鎖線(緑色)
自然界は数億年という長い
時間をかけて、安定な状態
をつくってきた。
ヒト登場後が鎖線(赤色)
人類が地殻から掘り出して
いる量、
6×1012kg/年が、い
かに多いかもわかる。
どのように「野生生物が絶滅しそうな問題」を
考え、行動していくか
自然と共生する社会(農耕の開始から近代まで):
人は、文明の発達とともに野生下での狩猟から農耕へと生活技術を発達
させ、生きるために必要となる資源を確保するために、自然と折り合いを
つけながら歴史を創ってきた。農地をつくることにより自然破壊することに
よって生産性を確保しながら、自然と共生してきた。人々は、自然となじみ
ながら、自然と人とが共生する道を探しながら、自然破壊(農地の開発)を
してきたのである。もちろん失敗例も多く、多くの文明の崩壊もあった。
近現代までは、少々人口が増えてもそれを維持できるだけの資源の提供
が、生態系の再生産の中からできた。
どのように「野生生物が絶滅しそうな問題」を
考え、行動していくか
文明の崩壊:近代までも多くの文明の崩壊はあったが、絶海の孤島イースター島
での生態系の脆弱化による文明崩壊までの歴史は、一つのモデルケースといえる。
次期 島の状況 人口
4~5世紀頃 世界でも有数の巨大ヤシが生い茂る亜熱帯雨
林の島。
人が住み着く(マル
ケサス諸島から)
サツマイモの栽培、森林の伐採が始まる。
人口の増加(外敵、疫病の少ない世界)。
10世紀頃~ 祭礼(モアイ像等)が盛んになる。巨大ヤシが
なくなりカヌーが作れなくなる(外界との断絶)。
1550年頃 人口のピーク
7000人~10000人
枯渇する資源をめぐり、恒常的な戦乱。 人口の減少
どのように「野生生物が絶滅しそうな問題」を
考え、行動していくか
自然と共生する社会(近現代):
近現代においては、生物が人間に与えている恩恵(生態系サービス)を
理解せずに、一方的な収奪が行われ、多くの生物が絶滅し、生態系を変
えていった。その不都合な真実に、人は気づき自然を保全、回復、再生
させ、自然と人の営み(市民・社会活動)が調和する「自然と共生する社
会」を目指している。
しかし、自然の生態系の再生産の中から、現在の人口を維持する資源
は提供できない、多くのエネルギーが必要である。この折り合いをつけて
いくという難しい、人類の生存にかかわる問題がある。
どのように「野生生物が絶滅しそうな問題」を
考え、行動していくか。
我々がしなければならない事
「野生生物の絶滅」を防ぎ、生物多様性を保全するために、
乱獲を止め生態系の再生可能な範囲で利用していかねばならない。
乱開発を止め、乱開発(河川の横断構造物等)された自然を回復してい
かねばならない。
移入種の問題にも取り組んでいかねばならない。
「ゴミ」の排出を抑制する「循環型社会」に向けて努力していかねばなら
ない。
その他・・・・