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はじめに 近年 全国的に急速な少子化や核家族化の進行により 地域のつながりが希薄化し 家庭や地域において 大人と子どもがふれあう機会が減少しています また 子育て世代にあっては 日々の子育てに対する支援や協力を得ることが困難な状況となり 子育ての孤独感や不安感が増加するなど さまざまな課題が顕在化し

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Academic year: 2021

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はじめに

近 年 、全 国 的 に 急 速 な 少 子 化 や 核 家 族 化 の 進 行 に よ り 、地 域 の つ な が り が 希 薄 化 し 、家 庭 や 地 域 に お い て 、大 人 と 子 ど も が ふ れ あ う 機 会 が 減 少 し て い ま す 。 ま た 、子 育 て 世 代 に あ っ て は 、日 々 の 子 育 て に 対 す る 支 援 や 協 力 を 得 る こ と が 困 難 な 状 況 と な り 、子 育 て の 孤 独 感 や 不 安 感 が 増 加 す る な ど 、 さ ま ざ ま な 課 題 が 顕 在 化 し て い ま す 。 さ ら に 共 働 き 家 庭 の 増 加 や 家 庭 環 境 の 多 様 化 な ど 社 会 構 造 が 大 き く 変 化 し た こ と か ら 、保 育 所 入 所 希 望 者 が 増 加 し 、都 市 部 を 中 心 と し た 待 機 児 童 数 の 増 大 も 大 き な 問 題 で あ り 、本 市 と し て も 待 機 児 童 の 解 消 は 喫 緊 の 課 題 と な っ て い ま す 。 こ の よ う な 状 況 に 対 応 し て い く た め 、 平 成 24 年 8 月 に 子 ど も ・ 子 育 て 支 援 給 付 や 、子 ど も を 養 育 し て い る 方 に 必 要 な 支 援 を 行 い 、一 人 一 人 の 子 ど も が 健 や か に 成 長 す る こ と が で き る 社 会 の 実 現 に 寄 与 す る こ と を 目 的 と し て 「 子 ど も ・ 子 育 て 支 援 法 」 が 制 定 さ れ 、 こ れ に 伴 い 平 成 27 年 度 を 初 年 度 と し て 5 年 を 1 期 と す る 「 大 網 白 里 市 子 ど も ・ 子 育 て 支 援 事 業 計 画 」 を 定 め る こ と と な り ま し た 。 本 市 で は 、こ の 計 画 を 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 に 基 づ く「 大 網 白 里 市 次 世 代 育 成 支 援 対 策 地 域 行 動 計 画 」 の 後 継 計 画 と し て 位 置 付 け 、“ す べ て の 子 ど も が 主 役 ! 地 域 で 支 え 未 来 へ つ な ぐ あ ん し ん 子 育 て 大 網 白 里 市 子 育 ち 支 援 プ ラ ン ” を 基 本 理 念 と し て 掲 げ ま し た 。 今 後 、 す べ て の 子 ど も に 良 質 な 生 育 環 境 を 保 障 す る と と も に 、妊 娠 ・ 出 産 か ら 切 れ 目 の な い 子 育 て 支 援 を 地 域 全 体 で 行 い 、 幼 児 期 に お け る 質 の 高 い 教 育 ・ 保 育 の 提 供 や 、 子 ど も の 健 や か な 成 長 の た め の 教 育 環 境 の 整 備 な ど さ ま ざ ま な 施 策 や 事 業 の 展 開 に 努 め て ま い り ま す 。 結 び に 、本 計 画 の 策 定 に あ た り 、ご 尽 力 と ご 指 導 を 賜 り ま し た 大 網 白 里 市 子 ど も ・ 子 育 て 支 援 推 進 会 議 委 員 の 皆 様 を は じ め 、ア ン ケ ー ト 調 査 を 通 し て 貴 重 な ご 意 見 を お 寄 せ い た だ き ま し た 多 く の 市 民 の 皆 さ ま に 厚 く 御 礼 を 申 し 上 げ ま す 。

平成 27 年3月

大網白里市長

金 坂 昌 典

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大網白里市子ども・子育て支援事業計画 大網白里市子育ち支援プラン 目次

1 計画の策定方針 (1)計画策定の背景 ... 2 (2)計画策定の目的 ... 2 (3)子ども・子育て支援事業計画の期間 ... 2 (4)計画の性格と位置づけ ... 3 (5)計画の策定体制 ... 4 2 子ども・子育て支援の現況 (1)子ども・子育てをめぐる本市の概況 ... 6 (2)子ども・子育てサービスの現況 ... 14 (3)都市間比較 ... 20 (4)次世代育成支援対策地域行動計画後期計画の評価 ... 23 (5)ニーズ調査結果概要 ... 28 (6)ヒアリング調査結果概要 ... 34 3 計画の基本的な考え方について (1)子ども・子育て支援事業計画の基本的視点 ... 38 (2)基本理念 ... 40 (3)基本目標 ... 41 4 子ども・子育て支援事業計画 (1)教育・保育提供区域の考え方 ... 44 (2)人口推計(子どもの数の将来推計) ... 44 (3)教育・保育及び地域子ども・子育て支援事業の確保方策 ... 46 (4)認定こども園の基本的な考え方 ... 63 (5)多様な取組 ... 63 5 施策の現状と今後の取組 施策の体系 ... 66 基本目標1 子ども 質の高い学びと健やかな育ち ... 67 基本目標2 親 ゆとりある安心な子育て ... 77 基本目標3 地域 見守り寄り添う子育て支援 ... 87 6 実現方策 (1)計画の推進体制と進行管理 ... 92 (2)家庭・地域との連携 ... 92

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1 計画の策定方針

(1)計画策定の背景

大網白里市においては、次世代育成支援対策推進法に基づく地域行動計画として、平成 17 年3月に 「次世代育成支援対策地域行動計画」、5年後の平成 22 年3月に同計画を見直した「後期行動計画」を策 定し、総合的な子育て支援を推進してきました。 しかしながら、こうした取組を実施してなお、本市を含め、全国的に急速な少子化の進行が続いており、 子育て世代にあっては子育ての孤独感や負担感が増加するなど、様々な課題が顕在化している状況です。 また、子育て支援に係る制度や財源の縦割りの解消が求められるとともに、幼児期における質の高い教 育・保育の振興が重要となっています。 このような状況に対応していくため、平成 24 年8月に「子ども・子育て関連3法」が成立し、「次世代育成 支援対策推進法」施行から 10 年を迎え、我が国は「子ども・子育て支援法」に基づき子ども・子育ての新し い制度を創設し、移行していくこととなりました。

(2)計画策定の目的

「子ども・子育て支援事業計画」は「子ども・子育て支援法第61条」において、すべての自治体が策定を 義務づけられている法定計画です。 自治体は、国が策定する基本指針に基づき、「教育・保育提供区域」、「教育・保育の量の見込み」、「実 施しようとする教育・保育の提供体制の確保の内容及び実施時期」を定めた計画を策定することとなってい ます。 本市においては、潜在的なニーズ及び将来的なニーズの変化を的確に捉え、教育・保育の給付、地域 子ども・子育て支援事業を円滑に実施するための「大網白里市子ども・子育て支援事業計画」を策定します。

(3)子ども・子育て支援事業計画の期間

本計画の期間は5年を1期とし、平成 27 年度から平成 31 年度までの計画とします。 □次世代育成支援対策地域行動計画 (国の改正により平成 27~36 年度まで延長) H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 ■■■子■子子子ども・ども・子育ども・ども・子育子育て子育ててて支援事業計画支援事業計画支援事業計画支援事業計画 ↓一体的な計画として策定↓ H27 H27 H27 H27 H28H28H28H28 H29H29H29H29 H30H30H30H30 H31H31H31 H31

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(4)計画の性格と位置づけ

子ども・子育て支援事業計画は、教育・保育に係る国や千葉県等の上位計画、市の総合計画を踏まえる とともに、ワーク・ライフ・バランスや男女の働き方の見直しなど国の関連計画、大網白里市の福祉・教育に 係る計画と連携を図っていくものとします。 「次世代育成支援対策地域行動計画」による平成 17 年度~平成 26 年度の 10 年間の取組により、状況 の改善がある程度進んだものの、少子化の流れが変わったとまでは言えないことから、引き続き期限を区切 った集中的・計画的な対策の推進・強化のため、平成 26 年4月の一部改正により、次世代育成支援対策 推進の有効期限を平成 27 年度から 10 年間延長する等の改正を行いました。この改正により、「次世代育 成支援対策地域行動計画」は任意計画とされました。 こうした経緯により、本市の「子ども・子育て支援事業計画」においては、「教育・保育及び地域子ども・子 育て支援事業の提供体制の整備並びに子ども・子育て支援給付及び地域子ども・子育て支援事業の円滑 な実施を確保するための基本的な指針」に沿って計画を策定するとともに、本市のこれまでの子育て支援 における「次世代育成支援対策地域行動計画(前期・後期)」の取組・成果を今後も引継いでいくために、 両計画を一体的なものとして策定しました。 □次世代育成支援対策地域行動計画と子ども・子育て支援事業計画

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(5)計画の策定体制

本計画の策定にあたっては、教育、保育に係る関係者及び公募委員等で構成する「大網白里市子ども・ 子育て支援推進会議」を設置し、計画策定に反映してきました。 庁内では、調整すべき事項について、必要に応じて組織し、調整会議を開催してきました。また、内閣府 及び千葉県からの情報提供に迅速に対応し、連携を図りながら、計画策定にあたりました。 住民参加としては、平成 25 年度には教育・保育のニーズ量を把握するための調査、平成 26 年度には 子育て中の保護者へのヒアリング調査、パブリック・コメント等を実施しました。

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2 子ども・子育て支援の現況

(1)子ども・子育てをめぐる本市の概況

①人口の推移 本市の総人口は、微増傾向となっていましたが、平成 24 年からやや減少傾向となっています。年少人口 (0~14 歳)と生産年齢人口(15~64 歳)は平成 20 年から年々減少し、老年人口(65 歳以上)は増加して います。 年少人口の総人口に占める割合は、平成 20 年の 13.1%から平成 26 年は 11.7%と 1.4 ポイント減少し ているのに対し、高齢化率は平成 20 年の 20.6%から平成 26 年は 26.0%と 5.4 ポイント増加しており、少 子高齢化が進んでいることがわかります。

■人口の推移(総人口・年齢3区分・年少人口割合・高齢化率)

(単位:人、%) 資料:平成 26 年度版 データ大網白里(住民基本台帳人口 各年4月1日) 6,652 6,575 6,439 6,363 6,212 6,093 5,930 33,664 33,497 33,540 33,463 33,093 32,295 31,692 10,487 10,983 11,350 11,514 12,011 12,640 13,203 50,803 51,055 51,329 51,340 51,316 51,028 50,825 13.1% 12.9% 12.5% 12.4% 12.1% 11.9% 11.7% 20.6% 21.5% 22.1% 22.4% 23.4% 24.8% 26.0% 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 -30% -20% -10% 0% 10% 20% 30% 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 90,000 年少人口 生産年齢人口 老年人口 年少人口割合 高齢化率

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②年少人口の推移 平成 20 年から平成 26 年の年少人口(0~14 歳)の推移をみると、就学児童(6~11 歳)は毎年減少して おり、平成 20 年と平成 26 年の人口を比較すると 86.5%に減少しています。一方、未就学児童(0~5歳) では人口が増加した年もあり、平成 20 年と平成 26 年の人口を比較すると 95.5%に減少しており、年齢ごと に傾向が異なることがわかります。

■年少人口の推移

(単位:人) 資料:千葉県年齢別・町丁字別人口(住民基本台帳 各年 4 月 1 日)

■年少人口の推移(未就学児童、就学児童の推移)

(単位:人) 平成 20 年 平成 21 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 0~14 歳 6,652 6,575 6,439 6,363 6,212 6,093 5,930 0~5 歳 2,192 2,176 2,165 2,210 2,210 2,165 2,093 6~11 歳 2,839 2,768 2,739 2,634 2,545 2,489 2,455 比率(平成 20 年→平成 26 年) 0~14 歳 89.1%に減少 0~5 歳 95.5%に減少 6~11 歳 86.5%に減少 資料:千葉県年齢別・町丁字別人口(住民基本台帳 各年 4 月 1 日) 325 332 336 345 306 284 302 340 343 357 361 369 330 291 344 350 358 369 374 372 348 356 363 363 386 379 386 375 404 373 375 373 395 387 390 423 415 376 376 387 406 387 431 425 425 389 383 400 405 461 428 426 437 390 385 401 459 462 445 424 433 397 383 504 469 460 448 426 434 401 467 511 470 468 449 422 437 517 473 513 468 464 451 428 531 523 479 516 466 460 446 570 536 524 480 514 466 468 520 572 532 523 477 513 468 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 14歳 13歳 12歳 11歳 10歳 9歳 8歳 7歳 6歳 5歳 4歳 3歳 2歳 1歳 0歳 6,652 6,575 6,439 6,363 6,212 6,093 5,930

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③人口動態の推移 自然動態の推移をみると、毎年、死亡数が出生数を上回っています。出生数は平成 20 年以降、毎年 300 人を超えていましたが、平成 25 年以降は 300 人を下回っています。 自然増減数をみると、減少が続いていますが、平成 25 年以降は減少数が大きくなっています。 一方、社会動態の推移をみると、毎年、転入が転出を上回っていましたが、平成 26 年は転出が転入を 上回っています。平成 20 年~平成 22 年は転入が多く 2,400 人前後で推移していましたが、平成 23 年か らは減少しています。一方、転出は平成 20 年以降、徐々に減少していましたが、平成 26 年はわずかに増 加しています。 社会増減数をみると、平成 20 年から増加で推移しているものの、平成 22 年をピークに増加数が少なく なっており、平成 26 年ではマイナス 25 人と減少に転じています。

■自然動態の推移

(単位:人)

■社会動態の推移

(単位:人) 資料:平成 26 年度版 データ大網白里(各年 1 月 1 日) 328 336 342 330 351 286 290 463 453 444 515 497 506 531 -135 -117 -102 -185 -146 -220 -241 -250 -150 -50 50 150 250 350 450 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 平成20年平成21年平成22年平成23年平成24年平成25年平成26年 出生数 死亡数 自然増減数 2,404 2,375 2,394 2,182 2,071 1,890 1,859 2,257 2,151 1,969 1,979 1,925 1,849 1,884 147 224 425 9 149 37 -25 -250 -150 -50 50 150 250 350 450 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 平成20年平成21年平成22年平成23年平成24年平成25年平成26年 転入 転出 社会増減数

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④世帯数の推移 本市の世帯数は増加傾向にあり、平成 20 年の 17,662 世帯が平成 26 年には 19,039 世帯と約 1,400 世 帯増加しています。一方で、1世帯平均人員数は減少しており、平成 20 年の 2.83 人から平成 26 年では 2.60 人となっています。 また、18 歳未満の児童がいる一般世帯の割合を千葉県と比較すると、県の割合を上回っているものの、 平成 12 年から平成 17 年では 5.3 ポイント、平成 17 年から平成 22 年では 5.2 ポイント、10 年間では 10.5 ポイント減少しています。また、ひとり親世帯(母子世帯・父子世帯)の割合をみると、平成 17 年までは千葉 県の割合を上回っていますが、平成 22 年では同じ割合となっており、ひとり親世帯が減少傾向にあること がわかります。

■世帯数の推移

(単位:人、人/世帯) 資料:平成 26 年度版 データ大網白里(各年 10 月 1 日) ※平成 26 年のデータのみ千葉県 HP の常住人口調査

■母子・父子世帯の推移 千葉県と比較

(単位:人、%) 資料:国勢調査(各年) 17,662 18,040 18,135 18,396 18,585 18,769 19,039 2.83 2.78 2.76 2.72 2.70 2.65 2.60 0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 3.5 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 世帯数 1世帯平均人員数 平成12年 平成17年 平成22年 平成12年 平成17年 平成22年 一般世帯 14,962 16,382 18,115 2,164,117 2,304,321 2,512,441 一般世帯に占める 18歳未満の児童が いる一般世帯 5,454 (36.5%) 5,119 (31.2%) 4,704 (26.0%) 490,545 (28.6%) 595,600 (25.8%) 584,159 (23.3%) 一般世帯に占める 18歳未満の児童が いる母子世帯 146 (1.0%) 190 (1.2%) 185 (1.0%) 21,633 (1.0%) 26,009 (1.1%) 25,270 (1.0%) 一般世帯に占める 18歳未満の児童が いる父子世帯 26 (0.17%) 34 (0.21%) 25 (0.14%) 3,509 (0.16%) 3,736 (0.16%) 3,516 (0.14%) 大網白里町 千葉県 区分

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⑤婚姻率・離婚率の推移 本市の婚姻率をみると減少傾向にありますが、平成 24 年は前年に比べ増加を示しています。千葉県と 比較してみると、平成 16 年から一貫して県より低い婚姻率となっています。 一方、離婚率をみると、平成 16 年から千葉県とほぼ同じような数値で推移していましたが、平成 22 年を ピークにその後は大きく減少しています。

■婚姻率の推移

(単位:‰)

■離婚率の推移

(単位:‰) 資料:千葉県衛生統計年報 6.0 5.9 6.1 5.9 6.0 5.9 5.7 5.2 5.3 5.0 4.1 4.6 4.5 4.2 4.1 3.5 3.3 3.8 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 千葉県 大網白里市 2.18 2.10 2.07 2.05 2.02 2.06 2.02 1.89 1.88 2.12 1.86 2.11 1.98 2.02 2.09 2.18 1.87 1.64 1.00 1.50 2.00 2.50 平成16年平成17年平成18年平成19年平成20年平成21年平成22年平成23年平成24年 千葉県 大網白里市 婚姻率 婚姻率 婚姻率 婚姻率 年間婚姻届出件 ×1,000 10 月 1 日現在日本人人口 離婚率 離婚率離婚率 離婚率 年間離婚届出件数 ×1,000 10 月 1 日現在日本人人口

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⑥未婚率の推移 本市の未婚率をみると男女ともにほぼ増加傾向であることがわかります。男女別でみると、男性は女性に 比べ、どの年齢でも未婚率が高くなっています。しかし、増加の傾向をみると、男性の未婚率の傾きに比べ、 女性の未婚率の傾きが大きく、平成2年から平成 22 年で、20~24 歳では 8.5 ポイント、25~29 歳では 23.9 ポイント、30~34 歳では 23.2 ポイント、35~39 歳では 16.5 ポイント増加しています。 千葉県と比較してみると、県の男性では本市同様増加傾向でありましたが、平成 22 年には 20~24 歳、 25~29 歳、30~34 歳で減少傾向を示し、本市の方が高い数値となっています。一方、県の女性では、どの 年齢も本市より高い数値で推移していましたが、平成 22 年の 25~29 歳、30~34 歳では、本市の方が高い 数値となっており、晩婚化の傾向が見受けられます。

■未婚率の推移(男性・女性、大網白里市・千葉県)

(単位:%) 【男性】大網白里市 千葉県 【女性】大網白里市 千葉県 資料:国勢調査 90.2 92.1 92.6 94.1 93.6 62.4 64.4 70.1 71.2 72.5 33.2 34.5 39.7 47.7 49.7 18.2 19.2 20.1 29.3 36.9 0 25 50 75 100 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 92.6 93.8 94.5 94.6 92.9 65.9 69.2 72.5 74.4 71.2 33.8 39.1 44.7 49.1 47.6 19.3 23.7 26.3 30.3 36.2 0 25 50 75 100 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 80.4 84.7 88.5 89.4 88.9 38.4 44.1 53.9 61.7 62.3 12.3 13.5 21.1 31.0 35.5 5.3 7.1 8.7 14.0 21.8 0 25 50 75 100 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 85.0 86.9 89.4 89.6 89.1 39.5 48.1 55.0 60.5 60.1 12.5 18.7 25.8 32.0 33.8 6.1 8.9 12.7 17.3 22.4 0 25 50 75 100 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳

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⑦合計特殊出生率の推移 本市の合計特殊出生率は、平成 16 年以降、国及び千葉県と比べ低く推移しています。平成 23 年には 千葉県の合計特殊出生率に近づきますが、平成 24 年以降は再び減少し、2年連続で 1.10 となっています。

■合計特殊出生率

の推移

資料:千葉県市町村別 合計特殊出生率(千葉県 HP より) ※15 歳から 49 歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、1人の女性が仮にその年次の年齢別出生率で一生の 間に生むとした時のこども数に相当する。 ⑧女性の5歳階級別就業率の推移 本市の女性の就業率は、千葉県の就業率とほぼ同じカーブを描いています。国の就業率と比較すると 全体的にやや低く、25~29 歳で8ポイント近く低くなっていますが、30~39 歳では大きく落ち込まず、緩や かなM字カーブとなっていることがわかります。

■女性の5歳階級別就業率の推移(平成 22 年)

(単位:%) 1.29 1.26 1.32 1.34 1.37 1.37 1.39 1.39 1.41 1.41 1.22 1.22 1.23 1.25 1.29 1.31 1.34 1.31 1.31 1.33 1.01 1.10 1.16 1.14 1.18 1.19 1.15 1.27 1.10 1.10 1.00 1.25 1.50 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 国 千葉県 大網白里市 15.4% 70.4% 78.7% 69.4% 68.0% 72.5% 75.8% 73.2% 63.9% 47.5% 16.1% 66.1% 72.3% 61.6% 59.2% 64.6% 69.3% 67.5% 58.6% 42.9% 15.9% 67.3% 71.0% 63.4% 62.1% 68.5%67.6% 66.3% 56.7% 39.9% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 15-19歳 20-24歳 25-29歳 30-34歳 35-39歳 40-44歳 45-49歳 50-54歳 55-59歳 60-64歳 国 千葉県 大網白里市

(16)

⑨労働力人口の推移 本市の労働力人口は、平成7年以降増加しています。男女別の推移をみると、男性は平成 17 年から平 成 22 年では減少しており、女性は一貫して増加しています。 男女別の労働力人口割合の推移をみると、男性は平成7年以降減少しており、女性は増加しています。

■労働力人口の推移

(単位:人)

■男女別労働力人口割合の推移

(単位:%) 資料:平成 25 年度版 データ大網白里(各年 10 月 1 日) ※労働力状態不詳は除く 13,198 14,287 14,814 14,598 7,754 8,875 9,892 10,126 20,952 23,162 24,706 24,724 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 男性 女性 労働力 人口 (総数) 44.0% 44.0% 45.8% 48.4% 78.8% 75.2% 73.8% 73.5% 56.0% 56.0% 54.2% 51.6% 21.2% 24.8% 26.2% 26.5% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 平成 7 年女性 平成12年女性 平成17年女性 平成22年女性 平成 7 年男性 平成12年男性 平成17年男性 平成22年男性 労働力人口 非労働力人口

(17)

(2)子ども・子育てサービスの現況

①認可保育所・園の状況 現在、本市には、公立保育所が3か所と私立保育園が3か所の計6か所の保育所・園があります。 入所児童数は、全体としては増加傾向にあり、公立では平成 24 年度から減少しているのに対し、私立は 増加しています。 私立の入所率は平成 23 年度まで 100%を超えて推移していましたが、平成 24 年度に私立保育園が新 たに 1 園開園し定員数が 90 人増えたことから、一時的に 100%を下回りました。しかし、翌年度には再び 100%を超えています。 保育所・園の設置状況をみると、私立保育園は大網地域に立地しており、公立保育所は増穂地域に 1 か所と白里地域に2か所設置されています。

■認可保育所・園数の推移

(単位:か所) 資料:平成 26 年度版 データ大網白里(各年 4 月 1 日)

■入所児童数の推移

(単位:人、%) 資料:平成 26 年度版 データ大網白里(各年 4 月 1 日) 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 公 立 3 3 3 3 3 3 3 私 立 2 2 2 2 3 3 3 合 計 5 5 5 5 6 6 6 総数 公立 私立 総数 入所率 公立 入所率 私立 入所率 平成20年度 462 280 182 440 95.2% 244 87.1% 196 107.7% 平成21年度 462 280 182 444 96.1% 252 90.0% 192 105.5% 平成22年度 462 280 182 460 99.6% 263 93.9% 197 108.2% 平成23年度 462 280 182 458 99.1% 253 90.4% 205 112.6% 平成24年度 552 280 272 469 85.0% 217 77.5% 252 92.6% 平成25年度 552 280 272 487 88.2% 203 72.5% 284 104.4% 平成26年度 552 280 272 481 87.1% 182 65.0% 299 109.9% 定員(人) 入所児童数(人)

(18)

■認可保育所・園の入所児童数の推移

(単位:か所、人) 資料:平成 26 年度版 データ大網白里(各年 4 月 1 日)

■認可保育所・園設置状況(平成 26 年度)

※地域区分は中学校区です。 資料:子育て支援課

■年齢別入所児童数の推移

(単位:人) 資料:平成 26 年度版 データ大網白里(各年 4 月 1 日) 244 252 263 253 217 203 182 196 192 197 205 252 284 299 0 50 100 150 200 250 300 350 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 公立入所児童数 私立入園児童数 箇所数 公 立 私 立 - あさひ保育園 - 大竹保育園 - みどりが丘保育園 増穂地域 1 増穂保育所 - 第1保育所 - 第2保育所 - 大網地域 白里地域 3 2 12 12 16 15 19 19 21 41 53 53 47 53 62 50 69 69 74 68 76 74 80 101 98 98 96 90 113 103 95 108 112 114 114 98 124 122 104 107 118 117 121 103 0 20 40 60 80 100 120 140 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 0歳 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳

(19)

②幼稚園の状況 現在、本市には、公立幼稚園が4か所と私立幼稚園が2か所の計6か所の幼稚園があります。 園児数は、平成 20 年度以降減少傾向でありましたが、平成 24 年度から増加に転じています。その後、 平成 26 年度では、公立の園児数は減少していますが、私立の園児数は増加が続いています。

■幼稚園数の推移

(単位:か所) 資料:平成 26 年度版 データ大網白里(各年 5 月 1 日)

■園児数の推移

(単位:人) 資料:平成 26 年度版 データ大網白里(各年 5 月 1 日)、教育委員会管理課

■幼稚園の園児数の推移

(単位:か所、人) 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 公 立 4 4 4 4 4 4 4 私 立 2 2 2 2 2 2 2 合 計 6 6 6 6 6 6 6 総数 公立 私立 総数 公立 私立 (総数) 私立 (市内在住児) 平成20年度 1,110 610 500 845 388 457 296 平成21年度 1,110 610 500 832 388 444 301 平成22年度 1,110 610 500 774 358 416 282 平成23年度 1,110 610 500 781 355 426 296 平成24年度 1,110 610 500 822 375 447 308 平成25年度 1,110 610 500 840 376 464 315 平成26年度 1,110 610 500 843 358 485 327 定員(人) 園児数(人) 388 388 358 355 375 376 358 457 444 416 426 447 464 485 0 100 200 300 400 500 600 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 公立園児数 私立園児数

(20)

■幼稚園設置状況(平成 26 年度)

資料:教育委員会管理課 ③学童保育等の状況 現在、本市には、公立の学童保育室が7か所と私立の学童保育が3か所の計 10 か所あります。在籍児 童数は平成 25 年度から増加しており、平成 26 年度では 310 人となっています。 また、放課後子ども教室は公立小学校6校で実施しています。

■学童保育の実施状況の推移

(単位:か所、人) 資料:平成 26 年度版 データ大網白里(各年 5 月 1 日)、子育て支援課 ※平成 20,21 年度の私立学童保育の総在籍数は一時利用、長期休暇のみ利用者を含む。

■学童保育の設置状況(平成 26 年度)

資料:子育て支援課

■放課後子ども教室の実施状況の推移

(単位:か所、人) 資料:教育委員会生涯学習課 箇所数 公 立 私 立 大網幼稚園 大網木の花幼稚園 瑞穂幼稚園 季美の森幼稚園 増穂地域 1 増穂幼稚園 - 白里地域 1 白里幼稚園 - 大網地域 4 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 学童保育数 7 7 7 7 7 7 7 総在籍児童数 200 228 229 210 205 241 265 学童保育数 3 3 4 4 4 3 3 総在籍児童数 142 140 42 45 49 42 45 10 10 11 11 11 10 10 342 368 271 255 254 283 310 学童保育数合計 総在籍児童数合計 公 立 私 立 箇所数 公 立 私 立 季美の森学童保育室 大里学童KBAスクール 瑞穂学童保育室 おおきなかぶ 大網学童保育室 - 大網東学童保育室 - 増穂学童保育室 ぬく森くらぶ 増穂北学童保育室 - 白里地域 1 白里学童保育室 - 大網地域 6 3 増穂地域 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 放課後子ども教室数 4 4 4 4 4 6 6 総在籍者数 80 89 105 110 107 101 117

(21)

■放課後子ども教室の設置状況(平成 26 年度)

資料:教育委員会生涯学習課 ④地域子育て支援・相談事業の状況 本市では、保育所や幼稚園に入園していない幼児が、親子で交流できる場として地域子育て支援セン ターを2か所設置しています。また、社会福祉協議会が運営する子育てサロンでは、親子体操や高齢者と の交流などのプログラムを実施しています。 育児に関する相談や発達に関する相談などの各種相談事業も実施しています。

■地域子育て支援事業の実施状況(平成 26 年度)

資料:子育て支援課 箇所数 季美の森小学校放課後子ども教室 瑞穂小学校放課後子ども教室 大網東小学校放課後子ども教室 増穂小学校放課後子ども教室 増穂北小学校放課後子ども教室 白里地域 1 白里小学校放課後子ども教室 大網地域 増穂地域 3 2 事業名 実施場所・担当課等 たけのこくらぶ 私立大竹保育園 つくしんぼくらぶ 私立みどりが丘保育園 ぴよぴよひろば 中央公民館 ころころサロン 中部コミュニティセンター くすくすひろば 農村環境改善センター すくすくひろば 保健文化センター ことばの相談 子育て相談 育児相談 家庭児童相談 母子婦人相談 育児・食育相談 のびのびくらぶゆめの木 健康増進課 子育て支援課 各種子育て相談 地域子育て支援センター 子育てサロン

(22)

⑤母子保健の状況 乳幼児健康診査の実施状況は、1歳6か月健康診査では、平成 21 年度に 90.8%まで減少しましたが、 その後は増加傾向で平成 25 年度は 98.0%まで増加しました。また、3歳児健康診査では、平成 20 年度~ 平成 22 年度は 92~93%で推移していましたが、その後は 95%前後で推移しています。 平成 21 年度より、妊婦健康診査を指定医療機関で受ける場合、母子健康手帳別冊(医療機関委託妊 婦健康診査受診票等)の受診票で 14 回分の健康診査費用が助成されるようになりました。妊婦健康診査 の実施状況をみると、受診の対象者は平成 21 年度をピークに減少傾向です。平成 25 年度の受診者数は 361 人、総受診回数(延べ人数)は 3,709 回で、一人当たり約 10 回の受診回数となっています。

■乳幼児健康診査の実施状況

(単位:人、%) 資料:平成 26 年度版 データ大網白里

■妊婦健康診査の実施状況

(単位:人) 資料:健康増進課 ※平成 23 年度の延べ受診者数は統計なし。 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 対象者数 361 358 353 371 358 304 受診者数 337 325 338 356 347 298 受診率 93.4% 90.8% 95.8% 96.0% 96.9% 98.0% 健康管理上 注意すべき者 180 173 222 241 214 227 対象者数 359 356 343 362 381 379 受診者数 334 330 316 350 361 354 受診率 93.0% 92.7% 92.1% 96.7% 94.8% 93.4% 健康管理上 注意すべき者 278 250 235 240 176 160 1 歳 6 か 月 児 健 康 診 査 3 歳 児 健 康 診 査 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 受診者数 342 405 392 338 317 361 延べ人数 1,646 4,536 4,614 - 3,633 3,709

(23)

(3)都市間比較

①目的 大網白里市の隣接都市、類似都市等の都市間において、子ども・子育てに関わる各分野の現況デー タ・行政サービス・指標等を比較することにより、大網白里市の子ども・子育て支援の状況を客観的に評価 するとともに、子ども・子育て支援事業計画策定にあたっての課題を抽出することを目的とします。 ②比較都市の考え方 以下の条件で、比較都市を抽出しました。 〇千葉県内の隣接または近隣都市。 〇都心からの距離がほぼ同じ(50~60 ㎞圏内)である関東の都市。 〇人口規模がほぼ同じ(5 万人前後)である関東の都市。 ③比較都市の基礎データ ②の条件で抽出した比較都市は、隣接都市である「東金市」と「茂原市」、近隣都市で人口規模が近い 「富里市」、「白井市」、「山武市」、都心から同程度の距離である「神奈川県三浦市」、「茨城県牛久市」、人 口規模が同程度であり平成 24 年に市制施行した「埼玉県白岡市」の8都市としました。なお、隣接都市に は、千葉市、九十九里町、白子町が含まれますが、都市の規模の差が大きいことから、今回は対象から外 しました。 比較都市の基礎データを以下に示します。 都市名 面積(㎢) 都心からの 距離(㎞) 人口(人) 年少人口 0~14歳(人) 年少人口割合 (%) 人口資料 大網白里市 58.06 50~60 51,028 6,093 11.9% 住基H25.4.1 東金市 89.34 50 60,482 7,266 12.0% 住基H25.4.1 茂原市 100.01 70 92,513 10,620 11.5% 住基H25.12.1 富里市 53.91 60 50,038 6,136 12.3% 住基H25.3.31 白井市 35.41 30 62,518 9,745 15.6% 住基H25.12末 山武市 146.38 50~70 57,223 6,535 11.4% 住基H23.4.1 神奈川県三浦市 31.44 60 47,695 5,005 10.5% H24.1.1 茨城県牛久市 58.88 50 83,855 11,562 13.8% 住基H25.10.1 人口規模 埼玉県白岡市 24.88 40 51,229 6,581 12.8% 住基H25.12.1 隣接都市 近隣都市 都心からの 距離

(24)

④子ども・子育てに関わるデータの比較 比較都市の人口については、大網白里市の人口を 1.0 として比較しました。年少人口では、「牛久市」が 1.9 と最も高く、次いで「茂原市」が 1.7 となっており、この2都市は総人口も高くなっています。「白井市」は、 年少人口は 1.6 と高くなっていますが、総人口では 1.2 と大網白里市との差は少なくなっています。一方、 「三浦市」は大網白里市と比べ総人口、年少人口とも低くなっています。大網白里市とほぼ同様なのが「富 里市」、「白岡市」となっています。

■人口(総数・年少人口)

■年少人口割合

年少人口割合を比較すると、大網白里市は 比較都市の中では低い方となっています。 年少人口が高かった「白井市」は 15.6%と比 較都市中で最も高い割合になっています。 総人口・年少人口で同程度の「白岡市」は、 年少人口割合では大網白里市の 11.9%よりや や高めの 12.8%となっています。

■合計特殊出生率

合計特殊出生率を比較すると、一番高い東 金市は 1.48 で、大網白里市は 1.10 となってお り比較都市の中では2番目に低くなっていま す。 都市名 人口 年少人口 年少人口割合 (%) 大網白里市 1.0 1.0 11.9% 東金市 1.2 1.2 12.0% 茂原市 1.8 1.7 11.5% 富里市 1.0 1.0 12.3% 白井市 1.2 1.6 15.6% 山武市 1.1 1.1 11.4% 三浦市 0.9 0.8 10.5% 牛久市 1.6 1.9 13.8% 白岡市 1.0 1.1 12.8% 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 大網白里市 東金市 茂原市 富里市 白井市 山武市 三浦市 牛久市 白岡市 人口 年少人口 11.9% 12.0% 11.5% 12.3% 15.6% 11.4% 10.5% 13.8% 12.8% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 大網白里市 東金市 茂原市 富里市 白井市 山武市 三浦市 牛久市 白岡市 1.10 1.48 1.34 1.35 1.27 1.04 1.13 1.30 1.21 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 大網白里市 東金市 茂原市 富里市 白井市 山武市 三浦市 牛久市 白岡市

(25)

■保育所・園、幼稚園、こども園の数(平成 26 年度)

大網白里市では保育所・園と幼稚園の数は同じとなっていますが、「茂原市」、「白井市」、「山武市」、 「三浦市」、「牛久市」、「白岡市」は保育所・園が幼稚園より多くなっています。こども園があるのは「東金市」、 「白井市」、「山武市」、「牛久市」で、「山武市」が 5 か所と最も多くなっています。

■子育て支援センターの数

(平成 26 年度)

大網白里市では地域子育て支援拠点 は2か所となっています。「牛久市」では、 8か所と比較都市の中では最も数が多く なっています。

■学童保育・学童クラブの数

(平成 26 年度)

大網白里市では学童保育室は公立7 か所、民営3か所の計 10 か所となってい ます。「茂原市」、「富里市」、「山武市」は 民営や公設・民営の学童保育室がありま す。 6 5 12 4 7 3 4 16 5 6 8 9 6 6 2 3 7 4 0 1 0 0 1 5 0 1 0 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 大網白里市 東金市 茂原市 富里市 白井市 山武市 三浦市 牛久市 白岡市 保育所・園 幼稚園 こども園 2 1 2 1 2 6 1 8 1 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 10 18 7 8 13 4 9 5 0 5 10 15 20

(26)

(4)次世代育成支援対策地域行動計画後期計画の評価

次世代育成支援対策地域行動計画

次世代育成支援対策地域行動計画

次世代育成支援対策地域行動計画

次世代育成支援対策地域行動計画(

(後期計画

後期計画

後期計画)

後期計画

)の

の進捗状況

進捗状況

進捗状況

進捗状況

次世代育成支援対策地域行動計画の進捗状況を3つの基本目標ごとに整理しました。進捗状況は、初 年度(平成 22 年度)と中間年度(平成 24 年度)で比較し、以下の項目で評価しました。 ・拡 大 新たな事業が開始されたなど事業が拡大した。 ・ほぼ継続 初年度から実施、事業実績にほとんど差がない。 ・縮 小 初年度と比較し事業が縮小した。 ・着 手 初年度に実施していなかった事業を着手した。 ・検討段階 着手には至らないが、事業実施について具体的に検討。 ・未実施 計画に位置づけられた時から進捗がみられない。 ・完 了 中間年度までに完了した事業。 ・廃 止 中間年度までに廃止した事業。 評価の結果は以下の通りです。

●基本目標

基本目標1

基本目標

基本目標

子ども

ども

ども

ども

学び

び育

育ち

ち(

(50

50

50 事業

50

事業

事業

事業/

/112

112

112

112 事業

事業

事業

事業)

第 第 第 第111節1節節 節 子子どもが子子どもがどもがどもが人人人として人として守としてとして守守守られるためのられるためのられるための取られるための取り取取りりり組組組組みみみみ 施策・事業 後期初年度 達成状況 (平成 22 年度) 後期中間年度 初年度との比較 (平成 24 年度) 児童虐待防止と家庭 問題への対応 児童虐待防止対策 計画通り実施 拡大拡大拡大拡大 ひとり親家庭の自立支援 計画通り実施 拡大拡大 拡大拡大 多問題をもつ家庭への支援 計画通り実施 拡大拡大 拡大拡大 子どもの心のケア 不登校などの問題への対応、立ち直り支援 計画通り実施 ほぼ継続 ハートフルさんぶ「大網教室」 計画通り実施 ほぼ継続 「スクールカウンセラー」の配置 計画通り実施 ほぼ継続 障害のある子どもの 自立支援 障害のある児童生徒に対する総合的支援 計画通り実施 ほぼ継続 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための 法律に基づく障害福祉サービスの提供 計画通り実施 ほぼ継続 第 第 第 第22節22節節 節 子子どもたちの子子どもたちのどもたちのどもたちの健康健康健康健康・・成長・・成長成長の成長ののの確保確保・確保確保・・増進・増進増進 増進 施策・事業 後期初年度 達成状況 (平成 22 年度) 後期中間年度 初年度との比較 (平成 24 年度) 健診・健康支援 乳児健康診査 計画通り実施 ほぼ継続 1歳6か月児健康診査 計画通り実施 ほぼ継続 2歳児歯科健康診査 計画通り実施 ほぼ継続 3歳児健康診査 計画通り実施 ほぼ継続 予防接種事業 計画通り実施 ほぼ継続 新生児・乳児訪問 計画通り実施 ほぼ継続 乳児相談 計画通り実施 ほぼ継続 発達相談 計画通り実施 ほぼ継続 事故防止の啓発 計画通り実施 ほぼ継続 乳幼児 SIDS 予防の啓発 計画通り実施 ほぼ継続 乳幼児健診等での一時預かり ★新規★ 計画通り実施 ほぼ継続

(27)

食育活動 離乳食講習会 計画通り実施 ほぼ継続 親子クッキング教室 計画通り実施 ほぼ継続 「食育」推進事業 計画通り実施 ほぼ継続 小・中学生への食に関する指導の充実 計画通り実施 ほぼ継続 思春期保健の推進 薬物乱用防止教室 計画通り実施 ほぼ継続 喫煙防止教室 計画通り実施 ほぼ継続 思春期性教育 一部実施 ほぼ継続 連絡会議 計画通り実施 ほぼ継続 次代の親の育成 中高生と乳幼児のふれあい機会 一部実施 ほぼ継続 定住化の推進 ★新規★ 計画通り実施 拡大拡大 拡大拡大 職場体験 計画通り実施 ほぼ継続 第 第 第 第33節33節節 節 生生きる生生きるきるきる力力力力とと自立とと自立する自立自立するするする力力の力力のの育成の育成育成育成 施策・事業 後期初年度 達成状況 (平成 22 年度) 後期中間年度 初年度との比較 (平成 24 年度) 幼稚園教育 3歳児教育の拡大 計画通り実施 ほぼ継続 幼稚園教育時間終了後の預かり保育 計画通り実施 ほぼ継続 幼稚園教育 計画通り実施 ほぼ継続 学校教育環境の向上 少人数指導 計画通り実施 ほぼ継続 総合的な学習の時間 計画通り実施 ほぼ継続 男女共同参画社会の学習機会の充実 計画通り実施 ほぼ継続 学力向上アクションプランの推進 計画通り実施 ほぼ継続 連携授業 計画通り実施 ほぼ継続 公立幼稚園及び公立学校施設・環境の充実 計画通り実施 ほぼ継続 開かれた学校づくり 余裕教室の利活用 計画通り実施 ほぼ継続 外部人材の活用 計画通り実施 ほぼ継続 学校評議委員制度の設置・活用 計画通り実施 ほぼ継続 児童の健全育成と体 験機会の拡充 放課後児童健全育成事業(学童保育) 計画通り実施 ほぼ継続 放課後子ども教室 計画通り実施 ほぼ継続 子ども会活動 計画通り実施 ほぼ継続 子どもたちの文化活動や鑑賞機会の充実 計画通り実施 拡大拡大 拡大拡大 子どもの読書活動の推進 計画通り実施 ほぼ継続 生涯学習の推進 計画通り実施 拡大拡大 拡大拡大 スポーツ・レクリエーション活動の推進 計画通り実施 ほぼ継続 子どもの居場所づくり ★新規★ 計画通り実施 拡大拡大 拡大拡大

(28)

●基本目標

基本目標2

基本目標

基本目標

向かいあい

かいあい

かいあい

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第 第 第 第111節1節節 節 親親親の親ののの子育子育て子育子育てて力て力力の力ののの向上向上向上向上 施策・事業 後期初年度 達成状況 (平成 22 年度) 後期中間年度 初年度との比較 (平成 24 年度) 家庭教育の推進 家庭教育学級 計画通り実施 ほぼ継続 親育て活動 いきいき市民大学講座 計画通り実施 ほぼ継続 城西国際大学公開講座 計画通り実施 ほぼ継続 子育てに関する啓発 計画通り実施 ほぼ継続 第 第 第 第22節22節節 節 安心安心できる安心安心できるできるできる妊娠妊娠妊娠・妊娠・出産・・出産出産出産ととと育児と育児への育児育児へのへのへの支援支援支援 支援 施策・事業 後期初年度 達成状況 (平成 22 年度) 後期中間年度 初年度との比較 (平成 24 年度) 母子の健康確保 妊娠届出 計画通り実施 ほぼ継続 母親・妊産婦の喫煙・飲酒の認識の啓発 計画通り実施 ほぼ継続 母性健康管理指導事項連絡カードの利用促進 計画通り実施 ほぼ継続 妊婦健康診査 計画通り実施 ほぼ継続 マタニティ教室 計画通り実施 ほぼ継続 家庭訪問事業 計画通り実施 縮小縮小 縮小縮小 不妊治療対策の推進 ★新規★ 計画通り実施 ほぼ継続 発育と育児の支援 ことばの教室 計画通り実施 ほぼ継続 幼児教室(らっこ・こあら教室) 計画通り実施 ほぼ継続 きりん幼児教室 計画通り実施 ほぼ継続 巡回訪問 計画通り実施 ほぼ継続 すくすく広場 計画通り実施 ほぼ継続 電話育児相談 計画通り実施 ほぼ継続 保健推進員事業 計画通り実施 ほぼ継続 親子ふれあい絵本運動(ブックスタート) 計画通り実施 ほぼ継続 歯っぴーモグモグ教室 計画通り実施 ほぼ継続 医療体制の周知等 小児救急医療体制の整備 計画通り実施 ほぼ継続 親への啓発活動 計画通り実施 ほぼ継続 第 第 第 第333節3節節 節 ゆとりあるゆとりあるゆとりある子育ゆとりある子育て子育子育ててて環境環境環境環境づくりづくりづくり づくり 施策・事業 後期初年度 達成状況 (平成 22 年度) 後期中間年度 初年度との比較 (平成 24 年度) 保育サービス 通常保育 計画通り実施 拡大拡大拡大拡大 一時保育 計画通り実施 拡大拡大拡大拡大 時間外保育 計画通り実施 拡大拡大拡大拡大 病児・病後児保育 ★新規★ 計画通り実施 拡大拡大拡大拡大 家庭的保育 ★新規★ 計画通り実施 完了完了 完了完了 保育所会議 計画通り実施 ほぼ継続 地域ぐるみ子育て 子育てリーダーの派遣 ★新規★ 未実施 着手着手 着手着手

(29)

子育てサポーターの養成 ★新規★ 未実施 着手着手 着手着手 子育て関連団体等のネットワーク化 ★新規★ 未実施 検討段階検討段階 検討段階検討段階 育児サークル 計画通り実施 ほぼ継続 地域子育て支援センター事業 計画通り実施 拡大拡大 拡大拡大 子育てサロン 計画通り実施 ほぼ継続 園庭開放 計画通り実施 ほぼ継続 多様な保育ニーズへの対応 未実施 未実施未実施 未実施未実施 育児支援 事業統合 ほぼ継続 訪問保育 事業廃止 廃止廃止 廃止廃止 相談・手続きの体制 計画通り実施 ほぼ継続 子育て支援情報の提供 計画通り実施 ほぼ継続 赤ちゃんの休憩スペースの確保 ★新規★ 計画通り実施 ほぼ継続 第 第 第 第444節4節節 節 仕事仕事仕事と仕事ととと家庭生活家庭生活の家庭生活家庭生活ののの両立両立両立両立ののの推進の推進推進推進 施策・事業 後期初年度 達成状況 (平成 22 年度) 後期中間年度 初年度との比較 (平成 24 年度) 仕事と子育ての両立 支援 多様な就労形態の推進 ★新規★ 計画通り実施 ほぼ継続 男性の家庭参画の推進 ★新規★ 計画通り実施 ほぼ継続 職場環境づくりの推進 ★新規★ 計画通り実施 ほぼ継続 職場復帰支援 ★新規★ 計画通り実施 拡大拡大 拡大拡大 各種支援制度の情報提供の充実 ★新規★ 計画通り実施 ほぼ継続 市職員への育児休業法等の周知 計画通り実施 ほぼ継続 市特定事業主行動計画の推進 計画通り実施 ほぼ継続 雇用、労政の周知 計画通り実施 拡大拡大 拡大拡大

(30)

●基本目標

基本目標

基本目標3

基本目標

地域

地域

地域

地域

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第 第 第 第1111節節節 節 子子子ども・子ども・ども・ども・子育子育てを子育子育てをてをてを理解理解理解理解するする地域するする地域地域地域づくりづくりづくり づくり 施策・事業 後期初年度 達成状況 (平成 22 年度) 後期中間年度 初年度との比較 (平成 24 年度) 子どもと子育てに関 する啓発 男女共同参画社会づくりの推進、次世代育成支援に関 する周知 計画通り実施 ほぼ継続 子どもと子育ての理解を深めるための啓発活動 計画通り実施 ほぼ継続 第 第 第 第22節22節節 節 地域地域の地域地域ののの子育子育子育子育てて支援力てて支援力支援力・支援力・・教育力・教育力の教育力教育力ののの向上向上向上 向上 施策・事業 後期初年度 達成状況 (平成 22 年度) 後期中間年度 初年度との比較 (平成 24 年度) 地域づくり・人づくり 世代間交流、地域の人との活動機会の拡充 計画通り実施 ほぼ継続 生涯学習推進体制の整備 計画通り実施 ほぼ継続 地域が関わる仕組み づくり 地域が関わる子どもの育ち支援と連携 計画通り実施 縮小縮小 縮小縮小 第 第 第 第333節3節節 節 生活環境生活環境の生活環境生活環境のの整備の整備整備 整備 施策・事業 後期初年度 達成状況 (平成 22 年度) 後期中間年度 初年度との比較 (平成 24 年度) 地域の安心活動 子ども110番の家支援活動 計画通り実施 ほぼ継続 防犯パトロール 計画通り実施 ほぼ継続 学校の安全対策 計画通り実施 ほぼ継続 交通安全教室・指導 計画通り実施 ほぼ継続 安全で安心なまちづくりの推進に関する条例の推進 計画通り実施 ほぼ継続 快適な居住環境 公園緑地維持管理事業 計画通り実施 ほぼ継続 自然公園等の整備 計画通り実施 ほぼ継続 道路新設改良事業 計画通り実施 ほぼ継続

(31)

(5)ニーズ調査結果概要

■調査目的

「大網白里市子ども・子育て支援事業計画」策定に向けて、本市の子ども・子育て支援の現状や子育て 中の保護者の利用希望などを把握し、計画に反映させるための調査を実施しました。

■調査対象

大網白里市内在住の未就学児のいる世帯:1,725 世帯 学童保育を利用している児童がいる世帯:271 世帯

■調査方法

未就学児のいる世帯は、民生委員による配布、保育所・幼稚園等施設での配布、郵送配布のいずれか で配布し、回収は郵送。 学童保育の利用児童がいる世帯は、通っている学童保育で配布・回収。

■調査期間

平成 25 年 11 月 23 日(土)~平成 25 年 12 月 15 日(日)

■配布・回収状況

配布世帯 回収数 回収率 未就学児のいる世帯 1,725 世帯 991 票 57.4% 学童保育の利用児童がいる世帯 271 世帯 207 票 76.4%

■調査項目

未就学児のいる世帯 学童保育の利用児童がいる世帯 お住まいの地域 お住まいの地域 お子さんとご家族の状況について お子さんとご家族の状況について 子どもの育ちをめぐる環境について 子どもの育ちをめぐる環境について お子さんの保護者の就労状況 お子さんの保護者の就労状況 平日の定期的な教育・保育事業の利用状況 お子さんの病気の際の対応について 地域の子育て支援事業の利用状況 お子さんの放課後の過ごし方について 土曜・休日や長期休暇中の「定期的」な教育・保育 事業の利用希望 大網白里市の子育て環境や支援について お子さんの病気の際の対応について お子さんの「不定期」の教育・保育事業や宿泊を伴 う一時預かり等の利用について 小学校就学後放課後の過ごし方について 育児休業や短時間勤務制度など職場の両立支援 制度について 大網白里市の子育て環境や支援について

(32)

■保護者の就労状況

【未就学児の保護者】 未就学児の保護者の就労状況は、父親 で は ほ と ん ど が 「 フ ル タ イ ム で 就 労 」 (92.2%)となっています。 一方、母親は「現在は就労していない」 (44.8%)が最も多く、次いで「フルタイムで 就 労」 ( 22.2 % ) 、「 パート タイ ムで 就労 」 (22.1%)となっています。 【学童保育利用児童の保護者】 学童保育利用児童の保護者の就労状 況 は 、 父 親 で は 「 フ ル タ イ ム で 就 労 」 (89.5%)となっています。 一 方 、 母 親 は 「 フ ル タ イ ム で 就 労 」 (58.0%)が最も多く、次いで「パートタイム で就労」(37.6%)となっています。 【就労している母親の家を出る時間・帰宅時間】 就労している母親が家を出る時間は、8時台が最も多くなっています。未就学児、学童利用児どちらの母 親も多い方から8時台、7時台、9時台の順となっています。 帰宅時間は、未就学児の母親では多い方から18時台、19時台、16時台となっています。一方、学童利 用児の母親では多い方から18時台、19時台、17時台となっており、学童利用児の母親はフルタイム就労 が多いことから、帰宅時間も遅くなる傾向にあることがわかります。 家を出る時間 帰宅時間 未就学児母親 学童利用児母親 未就学児母親 学童利用児母親 1 8時台(39.0%) 8時台(43.4%) 18 時台(25.0%) 18 時台(31.6%) 2 7時台(25.8%) 7時台(31.1%) 19 時台(20.7%) 19 時台(26.5%) 3 9時台(16.1%) 9時台(18.4%) 16 時台(11.4%) 17 時台(21.4%) 22.2% 92.2% 5.0% 0.1% 21.2% 0.3% 1.2% 0.0% 44.8% 0.5% 3.9% 0.0% 1.6% 6.9% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 母親 父親 フルタイムで就労 フルタイムで就労 (産休・育休・介護休業中) パートタイムで就労 パートタイムで就労 (産休・育休・介護休業中) 現在は就労していない 就労したことがない 無回答 58.0% 89.5% 0.0% 0.0% 37.6% 0.6% 0.0% 0.0% 2.4% 0.0% 0.0% 0.0% 2.0% 9.9% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 母親 父親 フルタイムで就労 フルタイムで就労 (産休・育休・介護休業中) パートタイムで就労 パートタイムで就労 (産休・育休・介護休業中) 現在は就労していない 就労したことがない 無回答

(33)

■平日の定期的な教育・保育の利用について

【未就学児の平日の定期的な教育・保育利用のニーズ】 現在、利用している、利用していないにかかわらず、定期的に利用したいと考える教育・保育サービス (複数回答) 「定期的に」利用したいと考える平日の教育・保育のサービスは、「幼稚園」(60.1%)が最も多くなってい ます。次いで、「認可保育所」(41.6%)、「幼稚園の預かり保育」(37.9%)、「認定こども園」(27.7%)となっ ています。 「幼稚園」だけでなく、「幼稚園の預かり保育」の利用希望も多く、幼児期の教育を望む一方で、時間を延 長して預かってほしいという希望が多くなっています。また、幼稚園と保育施設の機能を併せ持つ「認定こ ども園」は、本市では未実施であるにもかかわらず 30%近い利用希望となっています。 保育では「認可保育所」の希望が最も多く、「小規模保育施設」や「事業所内保育施設」の希望は 1 割弱 となっています。本市では未実施である「ファミリー・サポート・センター」の利用希望は 1 割近くあり、核家族 化が進み、急な用事や短時間子どもをみてもらいたい時のニーズが高くなっていることが考えられます。 幼児期の教育だけ、保育だけといった希望ではなく、子育て家庭のライフスタイルが多様化している現在、 子育て支援の利用ニーズも多様化していることがわかります。 幼稚園 幼稚園の預かり保育 認可保育所 認定こども園 小規模保育施設 家庭的保育 事業所内保育施設 認証・認定保育施設 その他の認可外保育施設 居宅訪問型保育 ファミリー・サポート・センター その他 無回答 60.1% 37.9% 41.6% 27.7% 8.0% 3.8% 7.5% 4.4% 1.6% 4.3% 9.8% 1.9% 4.0%

(34)

■小学生の放課後の過ごし方について

【未就学児の小学校入学後の放課後の過ごし方】 小学校入学後、放課後の時間をどのような場所で過ごさせたいと思うか。(複数回答) 5歳以上の未就学児を対象とする設問ですが、小学校入学前で現実味に欠けるのか無回答も多くなっ ています。1~3年の低学年の時は、「自宅」(34.7%)、「習い事」(24.9%)、「学童保育(公立)」(21.1%)の 順となっており、4~6年の高学年の時も、「自宅」(33.3%)、「習い事」(30.5%)、「学童保育(公立)」 (15.0%)と低学年時と同様の順となっています。低学年では「習い事」と「学童保育(公立)」はほぼ同じ割 合の希望となっていますが、高学年では「学童保育(公立)」は「習い事」の半分の割合と差があります。 【未就学児の小学校入学後の長期休暇期間中の学童保育の利用希望】 夏休み等の長期休暇期間中の学童保育の 利用希望は、未就学児では、低学年の時は 16.4%が希望しており、高学年の時の 20.9%と 合わせると 37.3%が利用を希望しています。 【学童利用児童の高学年時の長期休暇期間中の学童保育の利用希望】 現在、学童保育を利用している児童では、 70.5%が高学年でも長期休暇期間中の学童 保育の利用を希望しています。 自宅 祖父母宅や友人・知人宅 習い事 児童館 放課後子ども教室 学童保育(公立) 学童保育(私立) ファミリー・サポート・センター その他 無回答 34.7% 12.7% 24.9% 5.9% 13.6% 21.2% 3.4% 1.4% 10.5% 43.2% 33.3% 13.0% 30.5% 6.2% 14.7% 15.0% 2.8% 2.0% 11.6% 47.2% 1~3年時 4~6年時 16.4% 20.9% 22.6% 40.1% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 低学年(1~3年)の間は利用したい 高学年(4~6年)でも利用したい 利用する必要はない 無回答 70.5% 27.5% 1.9% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 高学年(4~6年)でも利用したい 利用する必要はない 無回答

(35)

■大網白里市の子育て環境や支援について

【住んでいる地域の子育て環境や支援の満足度】 未就学児、学童利用児童ともに、「ふつう」 が最も多くなっています。 未就学児では、「やや満足度が低い」と「満 足度が低い」を合わせると 38.4%、「やや満 足度が高い」と「満足度が高い」を合わせると 13.7%でその差は 24.7 ポイントと満足度が低 くなっています。 一方、学童利用児童では、「やや満足度が 低 い 」 と 「 満 足 度 が 低 い 」 を 合 わ せ る と 28.5%、「やや満足度が高い」と「満足度が高 い」を合わせると 18.8%でその差は 9.7 ポイントと満足度が低いものの、未就学児ほどの差がありません。 【市に対する子育て支援の要望】 市に対して充実を図ってほしい子育て支援については、未就学児、学童保育利用児童ともに「安心して 子どもが医療機関にかかれる体制(土日・夜間等)を整備してほしい」が最も多く、未就学児で 72.3%、学 童保育利用児童で 69.1%と約7割の保護者が小児医療機関の整備を望んでいます。 未就学児をみると、「子ども連れが出かけやすく、楽しめる場所を増やして(設置して)ほしい」(67.5%)、 「児童館など、親子が安心して集まれる身近な場やイベントの機会がほしい」(47.9%)の要望が多く、身近 に子どもを連れて楽しく遊べる場所の確保が望まれています。また、「保育所や幼稚園にかかる費用負担 を軽減してほしい」(61.6%)、「保育所を増やしてほしい」(29.7%)の教育・保育にかかる費用や保育施設 の要望も多くなっています。 学童保育利用児童をみると、「サービス利用にかかる費用負担を軽減してほしい」(53.6%)の要望が多く、 子育て支援サービス利用の費用を負担と感じている人が多いことがわかります。また、未就学児同様、「子 ども連れが出かけやすく、楽しめる場所を増やして(設置して)ほしい」(40.6%)、「児童館など、親子が安 心して集まれる身近な場やイベントの機会がほしい」(31.4%)の要望が多く、子どもが気軽に遊べる場所が 求められています。 1.6% 12.1% 43.8% 19.8% 18.6% 4.1% 2.9% 15.9% 52.2% 17.9% 10.6% 0.5% 未就学児 学童利用児童

(36)

【市に対する子育て支援の要望 未就学児】 【市に対する子育て支援の要望 学童利用児童】 児童館など、親子が安心して集まれる 身近な場やイベントの機会がほしい 子ども連れが出かけやすく、楽しめる場所 を増やして(設置して)ほしい 子育てに困った時に相談したり、情報を 得られる場所を作ってほしい 保育所を増やしてほしい 幼稚園を増やしてほしい 保育所や幼稚園にかかる費用負担を軽減 してほしい 子育てについて学べる機会を作ってほし い 安心して子どもが医療機関にかかれる 体制(土日・夜間等)を整備してほしい 残業時間の短縮や休暇取得など職場環 境の改善を企業に働きかけてほしい その他 特にない 無回答 47.9% 67.5% 18.5% 29.7% 11.7% 61.6% 12.0% 72.3% 17.5% 11.6% 1.0% 0.7% 児童館など、親子が安心して集まれる 身近な場やイベントの機会がほしい 子ども連れが出かけやすく、楽しめる場所 を増やして(設置して)ほしい 子育てに困った時に相談したり、情報を 得られる場所を作ってほしい 学童保育を増やしてほしい サービス利用にかかる費用負担を軽減し てほしい 子育てについて学べる機会を作ってほし い 安心して子どもが医療機関にかかれる体 制(土日・夜間等)を整備してほしい 残業時間の短縮や休暇取得など職場環 境の改善を企業に働きかけてほしい その他 特にない 無回答 31.4% 40.6% 18.8% 21.3% 53.6% 8.2% 69.1% 16.9% 8.2% 1.0% 0.5%

(37)

(6)ヒアリング調査結果概要

■調査目的

「大網白里市子ども・子育て支援事業計画」策定のための資料とすることを目的に、現在、本市で子育て 中の保護者を対象としてインタビューを行い、本市の子育て環境の中で感じていることや、子育て支援に望 むことについて意見をうかがいました。

■実施日時・場所・対象

平成 26 年6月 13 日(金) 〇第1回 子育て支援センター(私立保育園内) 0~2歳児 ・時 間:午前 10 時~ ・場 所:子育て支援センター(私立大竹保育園内) ・対象者:子育て支援センターに通うお子さんの保護者(0歳児) 〇第2回 市立幼稚園 3~5歳児 ・時 間:午後 1 時 30 分~ ・場 所:市立瑞穂幼稚園 ・対象者:幼稚園に通うお子さんの保護者 〇第3回 私立幼稚園 3~5歳児 ・時 間:午後 3 時 00 分~ ・場 所:私立季美の森幼稚園 ・対象者:幼稚園に通うお子さんの保護者 〇第4回 私立保育園 0~5歳児 ・時 間:午後 4 時 30 分~ ・場 所:私立大竹保育園 ・対象者:保育園に通うお子さんの保護者

■調査方法

保育園、幼稚園に依頼し、送迎時の保護者に対してインタビュー形式で実施。 子育て支援センターは、0歳児の集まりの場で実施。

(38)

■子ども・子育て新制度についての認知度

Q 来年度から、子ども・子育て支援新制度に変わることをご存知ですか? 「子ども・子育て支援新制度」についての認知度は、全体でみると「知らない」がほとんどとなっています。 「知っている」と答えたのは、子育て支援センターと幼稚園で 1 人ずつの計 2 人、「なんとなく知っている」 は保育園で 1 人となっており、認知度は低く、全体で 29 人中 3 人(10.3%)となっています。

■子育て支援の要望

Q いままで、子育てしている中で困っていることは何ですか? 子育て支援センターでは、「自分の体調や都合が悪い時に、子どもを預けることが困難」、「子どもを連れ て出かけられる場所が少ない」の回答が多く、「夜間に診てもらえる小児科がない」、「徒歩で行ける小児科 が欲しい」といった近所に小児科が少なくて困っているという意見が多くなっています。 幼稚園では、「急な用事の時に子どもを預けられるところがない」という回答が多くなっています。 保育園では、「子どもが病気の時にみてくれる支援がほしい」、「雨の日に遊べる施設があるといい」とい った回答が多くなっています。

■大網白里市での子育て環境

Q 大網白里市で子育てをして良かったことは何ですか? 子育て支援センターでは、「山も海もある自然環境」が良いという意見が多く、「子育て支援センターなど、 赤ちゃん同士で集れる場所」があって良かったけれどパソコンで調べて初めて知ったので、もっと情報の提 供をしてほしいとの意見もありました。 幼稚園でも、「山も海もある自然環境」が良いという意見は多くなっています。また「地域のつながり」と答 える人もいて、地域コミュニティがよかったという意見もありました。また、他の地域から越してきた人では「不 便」、「以前住んでいたところには、児童センターが何か所もあって行きたい時に行くことができた。」といっ 対象者 (人) 子育て 支援センター 6 人 幼稚園 15 人 保育園 8 人 全体 29 人 1 1 0 2 5 14 7 26 0 0 1 1 0 5 10 15 20 25 30 35 子育て支援センター 幼稚園 保育園 計 知っている 知らない なんとなく知っている

参照

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