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(1)

新規大卒者の就職実態と課題への対応策

~大学現場でのキャリア支援を通じて~

~大学現場でのキャリア支援を通じて~

株式会社リアセック

キャリア総合研究所

2012年

10月

25日

(2)

本日の内容

本日の内容

・自己紹介

1.大学現場でのキャリア支援サービスを実践してみて

2.インターンシップ事業の新たな試みと成果検証

3.人材ニーズ調査に基づく企業が求める能力とは

4.大学生の就職率改善への政策提言

(3)

自己紹介

72年

東京工業大学

社会工学科卒

73年

三井情報開発株式会社

総合研究所入社

84年

リクルート入社

97年

リクルートリサーチ取締役

01年

リクルート

ワークス研究所

主幹研究員

09年

リクルート退職

株式会社大学改革設立

代表取締役

リアセック

キャリア総合研究所所長就任

10年

シンクタンク神奈川所長就任(11年8月辞任)

12年

パブリックリソース財団

理事

NPO「まちと学校の未来」監事

(主な業績)

リクルート版労働白書「ワークスレポート」の主査

経済産業省

人材ニーズ調査プロジェクト主査

文部科学省

教育GP大学部会委員、就業力育成事業委員

若年の基礎力と就職プロセスに関する研究

等々

HP「就業力の広場」

を運営(2011.11より)

(4)

(1)リアセックの会社説明

設立:2006年5月

(株式会社リクルートマネジメントソリューションズより

キャリアアセスメント、キャリア教育事業を継承し、

資本提携を受けて株式会社リアセックを設立。

以降、高校・大学のお客様を中心に、個人のキャリア

形成支援に関する事業を展開)

創業7年目、事業内容や売上の変遷からこの市場環境の変化をみると、

・R-CAP(適職診断プログラム)から総合的なキャリア支援サービス

提供への変遷(次頁参照)

・就職対策の早期化、前倒し化

基礎力の育成は大学からでは遅い!

(キャリア教育の連続性)

・就職対策から大学における教学改革へ移行

教育のアウトカム評価へ

(大学4年間の育成記録:ポートフォリオ、アセスメントツールの開発)

GPAとSPI

vs

PROG

などの物差し見直し

教育の科学化(大学経営とIR、教育手法や経済効果など)

エビデンスに基づく大学教育改革の必要性が高まっている

(5)
(6)

(2)求人情報と学生の就活実態

-ある中堅私大Aを例にー

一般

求人

オリジナル

求人

求人総数

(2800社)

各社ナ

7社分

)

求人総数=オリジナル求人+一般求人

■調査対象

・求人総数

3712件(2800社)

・各社ナビ(2011卒新卒向け就職情報サイト

主要7サイト)

*内訳は以下の通り

■調査期間

・大学求人

2009年10月1日~2010年12月21日

・各社ナビ

2009年10月1日~2010年7月29日

サイト名 リクナビ2011

マイナビ

2011

日経ナビ

2011

[en]学生の

就職情報

2011

就活ナビ

2011

学情ナビ

2011

ネオキャリア

就職ナビ

2011

掲載社数

7914

7089

3091

1087

1795

880

210

求人社数

割合

オリジナル求人

1154

41.2%

一般求人

1646

58.8%

求人総数

2800

100.0%

〇大学(就職部/キャリアセンター)が保有する求人情報はどのようなものか?

(大学が独自に持っている求人はどの程度あるのか)

〇首都圏にある中堅私大Aの求人構成

出所:リアセック作成資料より

出所:リアセック作成資料より

(7)

(2)求人情報と学生の就活実態

-ある中堅私大Aを例にー

300人未満

300~999

1000~4999

5000人以上

総計

求人

総数

オリジナル求人

社数

1849

327

94

14

2284

割合

81.0%

14.3%

4.1%

0.6%

100.0%

一般求人

社数

925

744

381

85

2135

割合

43.3%

34.8%

17.8%

4.0%

100.0%

【参考】

規模別に見た

オリジナル求人と

ワークス研究所発表の

大卒求人倍率の推移

(参考)千葉県内B中堅私大求人レポート

出所:リクルート「第29回ワークス大卒求人倍率調査」

出所:リアセック作成資料より

〇オリジナル求人は小規模が多い

(8)

(2)求人情報と学生の就活実態

-ある中堅私大Aを例にー

求人倍率 (大学求人ALL) 求人倍率 (オリジナル求人) 求人倍率 (一般求人) 求人総数 求職希望者数 サービス業 2.53 1.04 1.49 230 91 運輸業 1.15 0.47 0.68 46 40 不動産 1.59 0.66 0.94 70 44 金融・保険 1.73 0.71 1.02 64 37 飲食宿泊 2.70 1.11 1.59 62 23 求人倍率 (大学求人ALL) 求人倍率 (オリジナル求人) 求人倍率 (一般求人) 求人総数 求職希望者数 サービス業 0.61 0.25 0.36 17 28 運輸業 0.38 0.15 0.22 6 16 不動産 0.60 0.25 0.35 6 10 金融・保険 0.21 0.09 0.13 3 14 飲食宿泊 0.37 0.15 0.22 7 19

大学単位でみた、業種・勤務地別求人倍率

千葉県の求人倍率は、最も高いサービス業でも0.61と1.0を下回る

業種や職種は大学独

自の分類が多い。

今後データを有効活

用するうえで標準化

することが大切。

出所:リアセック作成資料より

*全国の大卒求人倍率=1.28倍(前頁)

(9)

(2)求人情報と学生の就活実態

-ある中堅私大Aを例にー

求人倍率 (大学求人ALL) 求人倍率 (オリジナル求人) 求人倍率 (一般求人) 求人数 求職希望者数 事務(総務・経理・人事・一般事務) 5.07 2.09 2.98 345 68 営業・企画営業 6.92 2.85 4.07 533 77 販売 2.55 1.05 1.50 102 40 フロント・宿泊 0.38 0.16 0.22 8 21 客室乗務員 0.00 0.00 0.00 0 23 求人倍率 (大学求人ALL) 求人倍率 (オリジナル求人) 求人倍率 (一般求人) 求人数 求職希望者数 事務(総務・経理・人事・一般事務) 0.49 0.20 0.29 19 39 営業・企画営業 0.30 0.12 0.18 23 77 販売 0.39 0.16 0.23 7 18 フロント・宿泊 0.00 0.00 0.00 0 15 客室乗務員 0.00 0.00 0.00 0 5

大学単位でみた、職種・勤務地別求人倍率

千葉県の求人倍率は、事務0.49、販売0.39と1.0を大幅に下回り、

東京の事務(5.07)、営業・企画(6.92)と大きな差がある。

地域のミスマッチは大きい!

出所:リアセック作成資料より

(10)

(2)求人情報と学生の就活実態

-ある中堅私大Aを例にー

従業員規模

掲載社数 終了社数

終了率

99以下

5,908

1,192

20.2%

100~499

8,483

2,608

30.7%

500~999

2,463

949

38.5%

1000~4999

2,484

1,103

44.4%

5000~

654

301

46.0%

不明

259

79

30.5%

20,251

6,232

30.8%

業種

掲載数

終了社数

終了率

サービス

5,500

1,631

29.7%

マスコミ

667

297

44.5%

メーカー

6,186

2,152

34.8%

金融

861

358

41.6%

建設業

250

38

15.2%

公務(国家)

2

0

0.0%

公務(地方)

15

11

73.3%

鉱業

2

0

0.0%

商社

2,365

604

25.5%

情報・通信

2,357

724

30.7%

電気・ガス・熱・水道供給業

6

2

33.3%

農業

8

0

0.0%

不動産取引業(建物・土地)

100

11

11.0%

不動産賃貸業(賃貸・管理)

51

12

23.5%

輸送

147

41

27.9%

流通・小売

1,734

351

20.2%

20,251

6,232

30.8%

求人情報の動き

:8月末時点での求人情報は当初の顔ぶれとどの程度異なるか

(大手の採用活動がほぼ終了した段階で、求人票は??)

→規模別には、1000名以上では約半数が終了。小規模ほど終了率は低い。

→業種別には、マスコミ、金融、公務員など人気職種の終了率が高い。

→掲載媒体でみると、オリジナル求人の終了率が特に低い。

掲載媒体

掲載社数

終了社数

終了率

学内のみ

2224

92

4.1%

学内+各社ナビ併載

2488

843

33.9%

各社ナビのみ

15539

5297

34.1%

〇中堅私大では、9月以降の就活が重要となるが・・・

出所:リアセック作成資料より

出所:リアセック作成資料より

出所:リアセック作成資料より

(11)

(3)キャリア支援対策の費用対効果

【試算:在学中

vs 卒業後の費用対効果比較】

■在学中支援(川上対策)

年収500万円のキャリアアドバイザー(講師)で、

25人規模のゼミを運営(授業+面談)

4クラス同時に運営可能(100名)

(2カ年:3年生から卒業まで)

1学年250名の学生であれば、講師5人

直接人件費

500万×5=2500万

一般管理費(20%)+求人開拓を考慮

2500×1.3=3250万

就職者増分≒250名×2割=50名(前頁キャリア特別ゼミの効果を参考値として)

したがって、

一人当たり65万円の投資

(3250/50=65)

■卒業後支援(川下対策)

神奈川県での既卒者就業支援事業(民間委託)

委託費

6億円

目標300人

一人当たり200万円の投資

既卒者対策は3倍のコスト

出所:筆者作成

(12)

(1)インターンシップ神奈川での経験

(13)

(1)インターンシップ神奈川での経験

後 前 差 後 前 差 後 前 差 親しみやすさ 6.57 5.41 1 .1 6 7.50 6.13 1.38 6.42 5.29 1.13 気配り 5.46 5.16 0 .3 0 6.38 4.75 1.63 5.31 5.23 0.08 対人興味 5.66 5.70 -0 .04 6.38 5.88 0.50 5.54 5.67 -0.13 多様性理解 6.41 5.95 0 .4 6 6.88 6.50 0.38 6.33 5.85 0.48 役割理解 5.91 5.23 0 .6 8 6.75 6.00 0.75 5.77 5.10 0.67 情報共有 5.43 5.09 0 .3 4 5.63 4.75 0.88 5.40 5.15 0.25 相互支援 5.45 4.96 0 .4 8 5.63 4.25 1.38 5.42 5.08 0.33 話し合う 4.95 4.41 0 .5 4 5.75 4.75 1.00 4.81 4.35 0.46 意見を主張する 5.18 4.43 0 .7 5 5.25 4.38 0.88 5.17 4.44 0.73 建設的な討議 4.79 4.29 0 .5 0 5.25 5.00 0.25 4.71 4.17 0.54 セルフアウェアネス 5.63 5.29 0 .3 4 6.00 4.50 1.50 5.56 5.42 0.15 ストレスコーピング 4.75 4.66 0 .0 9 5.63 5.13 0.50 4.60 4.58 0.02 独自性理解 4.86 4.43 0 .4 3 5.38 5.50 -0.13 4.77 4.25 0.52 自己効力感 5.88 5.73 0 .1 4 7.13 6.38 0.75 5.67 5.63 0.04 主体的行動 5.25 4.70 0 .5 5 5.88 5.38 0.50 5.15 4.58 0.56 完遂 6.04 5.61 0 .4 3 6.38 5.50 0.88 5.98 5.63 0.35 情報収集 5.63 5.04 0 .5 9 6.25 5.00 1.25 5.52 5.04 0.48 本質理解 5.20 4.80 0 .3 9 5.38 5.63 -0.25 5.17 4.67 0.50 目標設定 5.23 4.84 0 .3 9 5.75 4.25 1.50 5.15 4.94 0.21 シナリオ構築 5.14 4.73 0 .4 1 5.63 5.38 0.25 5.06 4.63 0.44 行動を起こす 5.93 5.29 0 .6 4 6.50 5.00 1.50 5.83 5.33 0.50 修正・調整 5.41 4.96 0 .4 5 5.75 5.13 0.63 5.35 4.94 0.42 5.49 5.03 0 .4 6 6.05 5.23 0.81 5.39 5.00 0.40 行動持続力 全体(56) 優秀(8) 優秀以外(48) 基礎力平均 課題発見力 計画立案力 実践力 対人 対自己 対課題 親和力 協働力 統率力 感情制御力 自信創出力

基礎力自己評価分析

平成23年度「神奈川県版インターンシップ」事業での参加3大学大学生の事前・事後評価比較

→インターンシップで大きく伸長した基礎力は、「親しみやすさ」「意見を主張」「役割理解」

「行動を起こす」の順で、対人基礎力の強化に繋がっているようだ。

→インターンシップで企業からの評価が高い学生は、「気配り」、「セルフアウェアネス」、

「目標設定」、「行動を起こす」の伸長が著しい。

出所:筆者作成

(14)

(2)C大学でのIS効果分析結果

学生評定×企業評価結果(全データ:n=521)

(縦軸:評定)×(横軸:研修評価合計) 【相関係数:0.192】

40

50

60

70

80

90

100

0

5

10

15

20

25

大学の成績とインターンシップでの企業評価との相関は低く、学業成績が優秀な学生が

就職有利とは言えないのでは・・

学業成績と企業の人物評価にずれがある

○企業か

評価が高か

た学生

出所:リアセック作成資料より

(15)

PROGと学業成績との相関(D大学)

高校ランク

GPA

問題解決力(リテラシー)総合

0.2 2

0 .3 0

情報収集力

0.0 2

0 .1 1

情報分析力

0.2 3

0 .3 8

課題発見力

0.0 9

0 .1 1

構想力

0.0 9

0 .1 0

対課題基礎力

- 0.1 1

0 .0 1

対人基礎力

- 0.0 8

- 0.0 5

対自己基礎力

- 0.1 5

0 .0 6

シー

シー

対GPA相関

1年

対GPA相関

2年

対GPA相関

3年

問題解決力(リテラシー)総合

0.24

0.22

0.22

情報収集力

0.17

0.15

0.32

情報分析力

0.25

-0.00

0.16

課題発見力

0.02

0.01

0.14

構想力

-0.04

0.30

0.35

対課題基礎力

0.07

0.00

0.01

対人基礎力

0.03

-0.05

-0.05

対自己基礎力

0.08

0.00

0.07

(2)C大学でのIS効果分析結果

PROGと学業成績との相関(E大学)

(

注)PROGとは

河合塾とリアセック社が共同で開発した、大学生のジェネリックスキルを客観的に測定する「PROG

(Progress Report On Generic Skills)プログ)」テスト。リテラシーとコンピテンシーの2面を測定する。

学業成績と学生のジェネリックスキル(社会人基礎力、基礎力、コンピテ

ンシー、人間力等)の関係を分析した類似の2事例

いずれのケースも、リテラシーとは正の相関が若干みられるものの、

コンピテンシーとは全く相関がみられない。

(16)

(2)C大学でのIS効果分析結果

インターンシップは学生の就業力育成に重要なプログラム

・・・ただし、従来型では効果が少ない。

就業力効果を高めるインターンシップの在り方

○神奈川県方式などのように、個別大学が行うのではなく、地域の大学・企業

(中小中心)・自治体が参加した組織で運営する。

○インターンシップ期間中のプログラムを企業任せにせず、教員/職員が積極的に

関与し、教育プログラムとしての内容を充実させる。

○事前・事後の研修プログラムを体系的に行い、学生の基礎力評価を通して、各自

の課題を明確にする。これによって教育の効果を高める。

○長期のインターンシップを基本とし、最低でも1ヶ月間、できれば半年間のプロ

グラム作りを目指す。

○小規模の会社では教育担当者を配置する余裕がないため、インターンシッププロ

グラムを開発したり、指導する人材(インターンシップ・コーディネーター)を

導入時に準備する。

(17)

(1)企業が学生に求める能力

質問紙 得点 3大 基礎力 平均値 全体 平均

基礎力

対人

1 年齢の違う人とでも、気軽に会話することができる 4.05 4.06 3.92 2 他者に対する気配りができる 4.28 3 相手の言いたいことを理解することができる 4.24 4 自分と異なる意見であっても受け止められる 3.86 5 チームの和を大切にし、他者と連携できる 4.27 6 進んで報告・連絡・相談し、情報を他者と共有する 4.29 7 周囲に気を配り、困っている人を見ると助ける 3.83 8 自分の考えを、筋道立てて伝えることができる 4.04 9 自分の意見を自信を持って話すことができる 3.88 10 前向きに建設的に討議することができる 3.82

対自

11 気分に左右されることなく、冷静に行動することができる 3.73 3.84 12 ストレスに対して適切に対処することができる 3.96 13 自分自身の強み弱みをよく理解している 3.46 14 やればできるという自信を持って業務にあたる 3.69 15 自ら進んで行動することができる 4.37 16 一度はじめたことは結果が出るまでやりきる 3.84

対課題

17 様々な情報ルートを使って情報を集める 3.48 3.76 18 物事の背景を含めて、本質を理解することができる 3.68 19 状況を勘案し、自ら目標を設定することができる 3.87 20 目標達成に必要な計画を立てることができる 3.86 21 困難な状況であっても行動することができる 4.01 22 間違ったとわかったら、すぐに方向転換できる 3.64

人材ニーズ調査から

得点の高いベスト10は

①主体的行動(15)

②情報共有(6)

③気配り(2)

④役割理解(5)

⑤対人興味(4)

⑥親しみやすさ(1)

⑦話し合う(8)

⑧行動を起こす(21)

⑨ストレスコーピング(12)

⑩意見を主張する(9)

ベスト10のうち

7つが

対人基礎力

【調査概要】

調査名

「人材ニーズ調査」

調査対象

全国の大卒を求人している企業

調査期間

2010年12月10日~2011年3月1日

回収数

有効回収数

680サンプル

出所:拙著『就業力と大学改革』より

(18)

(2)企業規模によって求める能力に違いはあるか?

100名 未満 100名 ~ 500名 未満 500名 ~ 1000名 未満 1000名 ~ 3000名 未満 3000名 以上 53 208 135 165 112 1 年齢の違う人とでも、気軽に会話することができる 4.05 3.94 3.96 4.09 4.09 4.17 2 他者に対する気配りができる 4.28 4.34 4.16 4.26 4.40 4.35 3 相手の言いたいことを理解することができる 4.24 4.28 4.19 4.23 4.28 4.24 4 自分と異なる意見であっても受け止められる 3.86 3.92 3.72 3.90 3.94 3.93 5 チームの和を大切にし、他者と連携できる 4.27 4.42 4.17 4.30 4.29 4.32 6 進んで報告・連絡・相談し、情報を他者と共有する 4.29 4.45 4.25 4.27 4.30 4.30 7 周囲に気を配り、困っている人を見ると助ける 3.83 3.75 3.73 3.78 3.93 3.99 8 自分の考えを、筋道立てて伝えることができる 4.04 4.00 3.93 3.99 4.17 4.15 9 自分の意見を自信を持って話すことができる 3.88 3.83 3.83 3.84 3.94 3.95 10 前向きに建設的に討議することができる 3.82 3.75 3.76 3.78 3.91 3.94 11気分に左右されることなく、冷静に行動することが できる 3.73 3.77 3.63 3.69 3.83 3.82 12 ストレスに対して適切に対処することができる 3.96 3.79 3.78 3.99 4.13 4.13 13 自分自身の強み弱みをよく理解している 3.46 3.43 3.37 3.46 3.51 3.59 14 やればできるという自信を持って業務にあたる 3.69 3.83 3.64 3.71 3.66 3.79 15 自ら進んで行動することができる 4.37 4.34 4.22 4.41 4.45 4.54 16 一度はじめたことは結果が出るまでやりきる 3.84 4.00 3.78 3.78 3.76 4.06 17 様々な情報ルートを使って情報を集める 3.48 3.66 3.36 3.40 3.57 3.56 18物事の背景を含めて、本質を理解することができ る 3.68 3.77 3.60 3.62 3.74 3.79 19 状況を勘案し、自ら目標を設定することができる 3.87 3.94 3.77 3.83 3.96 3.96 20 目標達成に必要な計画を立てることができる 3.86 4.02 3.80 3.84 3.87 3.91 21 困難な状況であっても行動することができる 4.01 3.98 3.96 3.97 4.03 4.17 22 間違ったとわかったら、すぐに方向転換できる 3.64 3.81 3.56 3.55 3.66 3.77 3.92 3.96 3.83 3.90 3.97 4.02

基礎力項目 680社全体 平均

企業規模による違い

○ほとんどの項目で大企

業の方が得点が高く、

要望水準が高い傾向

○小規模企業特徴的なの

は、「チームの和を大切

にし・・」や「進んで報

告・連絡・相談し、情報

を他者と共有する」が比

較的高い傾向にある。

出所:拙著『就業力と大学改革』より

(19)

(2)業種によって求める能力に違いはあるか?

製造・建 設業 卸売・小 売業 金融・保 険業 情報通 信業 サービス 業 106 231 66 44 196 1 年齢の違う人とでも、気軽に会話することができる 4.05 3.99 4.15 4.12 3.59 4.05 2 他者に対する気配りができる 4.28 4.22 4.30 4.23 3.89 4.41 3 相手の言いたいことを理解することができる 4.24 4.16 4.28 4.32 4.14 4.22 4 自分と異なる意見であっても受け止められる 3.86 3.84 3.85 3.97 3.80 3.85 5 チームの和を大切にし、他者と連携できる 4.27 4.17 4.29 4.24 4.09 4.32 6 進んで報告・連絡・相談し、情報を他者と共有する 4.29 4.29 4.31 4.17 4.19 4.33 7 周囲に気を配り、困っている人を見ると助ける 3.83 3.69 3.87 3.74 3.50 3.95 8 自分の考えを、筋道立てて伝えることができる 4.04 4.14 4.00 4.05 4.16 4.00 9 自分の意見を自信を持って話すことができる 3.88 3.88 3.88 3.92 3.82 3.88 10 前向きに建設的に討議することができる 3.82 3.92 3.81 3.77 3.89 3.78 11気分に左右されることなく、冷静に行動することが できる 3.73 3.66 3.75 3.79 3.50 3.75 12 ストレスに対して適切に対処することができる 3.96 3.87 3.96 4.06 4.00 3.96 13 自分自身の強み弱みをよく理解している 3.46 3.52 3.47 3.53 3.34 3.40 14 やればできるという自信を持って業務にあたる 3.69 3.68 3.71 3.76 3.75 3.66 15 自ら進んで行動することができる 4.37 4.39 4.38 4.41 4.27 4.37 16 一度はじめたことは結果が出るまでやりきる 3.84 3.82 3.86 3.88 3.68 3.84 17 様々な情報ルートを使って情報を集める 3.48 3.49 3.47 3.58 3.45 3.40 18物事の背景を含めて、本質を理解することができ る 3.68 3.81 3.66 3.76 3.59 3.61 19 状況を勘案し、自ら目標を設定することができる 3.87 3.92 3.86 3.91 3.84 3.87 20 目標達成に必要な計画を立てることができる 3.86 3.91 3.87 3.95 3.75 3.83 21 困難な状況であっても行動することができる 4.01 4.07 3.96 4.00 3.93 4.06 22 間違ったとわかったら、すぐに方向転換できる 3.64 3.58 3.67 3.61 3.48 3.66 3.92 3.91 3.93 3.94 3.80 3.92 全体 680社 基礎力項目

平均

業種による違い

○製造・建設業、卸

売・小売業は、全体

の傾向とかなり似

通っているが、それ

以外は少しずつ業界

の特徴を見せている。

○サービス業は他者

に対する気配りが

トップ

○情報通信業は自分

の考えを、筋道立て

て伝えることができ

るが、相対的に高め

である。

出所:拙著『就業力と大学改革』より

(20)

(3)人材要件は企業属性よりは個別企業の差が大きい

規模、業種、地域の違いよりは個別の企業ごとの差の方が大きい。

→これを学生に例えるなら、大学や専攻学部や地域の違いよりは、

個々の学生の差の方が大きい。

このことからも企業と学生のマッチングは個別性が強く、会社選びで

は十分な時間とスキルが必要。

出所:拙著『就業力と大学改革』より

(21)

(4)中小企業のマッチング効率を高めるために

大学の機能分化(約

大学の機能分化(約

800

800

/60

/60

万人)

万人)

日本企業のランキング化(約

日本企業のランキング化(約

70

70

万社)

万社)

この辺りのマッチングが重要

求人ナビで就活を終了するのは全学生の約2割の上位層

ミドルクラス以下の大学にとっては、

中小企業との出会いを創出する努力が不可欠

出所:我が国の高等教育の将来像(平成17年1月28日 中央教育審議会答申)

(22)

(4)中小企業のマッチング効率を高めるために

ミドルクラスの学生と中小企業のマッチングが鍵

○聞いたことがない企業と、銘柄大学でない学生の

マッチングをいかに効率的に進めるか?

→インターンシップが有力な方法!

(インターシップの実質化を図る)

○このことは、従来の大学・企業の「役割分担」から

若者を共に育てる「共同・連携」の時代へ

○この他にも、大学自らが雇用創出機能を担うことも重要

(エンタプライズ)

→スモールビジネスでの起業、NPOでの就業支援など

■一方、中小企業にとっては、トライアル雇用的なインセンティブが

重要(採用して駄目だった大卒者は解雇できる)。

中小の採用枠の拡大が何よりも大切で、経営者をその気にさせる

仕掛けが不可欠。

(23)

(1)大学(サプライサイド)への提言

①高大一貫の就業力育成教育

キャリアの連続性、高大7年一貫教育、高大連携インターンシップなど

②高校入学時にキャリア教育を徹底する

高校1年生でキャリアのアセスメント義務化、大学選びの基準を変える

③大学独自の求人開拓、

プラス

大学自らが雇用機会を作り出す努力

キャリアセンターは求人開拓やスモールビジネスの開発などを積極的に

④FD/SDの強化はもとより、就職支援はゼミ形式など

集団での活動を基本とし、脱落者を出さない工夫

就活は個人の責任で行うのではなく、グループ化し仲間意識を継続させる

⑤学生の大学生活実態を漏れなく把握

(中退者、諦め層を作らない戦略)

自立した個人の尊重も大切だが、クラス制などを設け全員の動向を把握する

(24)

(2)企業(デマンドサイド)への提言

①採用実態の情報公開を徹底

大学別採用数、男女別、学部別採用数、3年以内の離職率など

②採用手法の多様化

採用基準の見える化、採用手法が変われば大学・学生の対応変化

③中高年から若者採用へのシフト

正規社員の席を若者に譲ろう!!

④インターンシップへの積極的関与と

若者を企業が大学と連携して育てる企業風土の醸成

即戦力の学生を求めるだけでなく、ともに育てる意識改革と政策

⑤早期離職者を出さない対策の強化・工夫

3年以内離職者を出さない組織風土の研究や該当企業の表彰(例イギリスのIIP制度)

(25)

(3)行政への提言

①地域キャリア教育支援協議会の設置(若者雇用戦略)

産・官・学の連携によるキャリア教育の推進体制整備、

就職問題は大学個別の問題ではなく、地域での大学連携を強化

②内定率調査、卒業後の進路状況把握を全数調査に改め、

大学が全数把握することを義務化

大学が全学生の就活プロセスを把握(cf.卒業証書と引き換えに進路調査)

*学籍番号を全国統一し、システム化に対応。個人情報保護と裏腹の関係であるが、

パネル調査や大学間連携事業を推進するためには不可欠。また、発達障害などの

履歴も小中高大と繫げる仕組みが重要。

③卒業後3年間は大学の責任で、学生の就業状況把握と

支援を行うことを義務化

第2新卒の就職支援は空白地帯、大学の責任を明確化

④行政の縦割りの弊害を改め、総合対策の徹底

(文科省・経済産業省・厚生労働省・内閣府)

現状では、文部産業省的な発想で、連携意識が重要

⑤高等教育行政の大半を都道府県に移管(人材育成と

地域活性化の連動)

雇用は地域特有の問題で、高大連携の人材育成策が重要

参照

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