フランス政府の低利資金融通制度と預金供託金庫(三・完)-香川大学学術情報リポジトリ

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︷ 川 幅 太 郎

丸 剤常収入金の設定方法 前沢に述べたる如く、フランス政府の低利資金は朝敵の財濾として割常収入金と預金供託金庫よりの借入金と が用ひられ、而も割蕾収入金には旗慶が存するために、低利資金融通の必黎が増大するに従ひ預金供託金頗より の借入金に依頼することが多くなつたのであるが、割箸収入金は之れを設定する方法ル如何に依って、フランス の裸算作成の方法及び低利資金の融通を受ける轍鮒の利害に差異を銑ぜしめるものである。此の鮎を明かにする ことに依って、低利資金融通の財蘭が掛金供喬金座よりの借入金に求められるに至った事情竺暦よく知るこせ が朝来るので、次に述べることとするり ︵話十︶ 劇覚収入金を設定するに就いては、囲家が低利資金の融通を受ける磯闘に勤して、或は預算信用を鱒へるか或 叔特定の収入を充賞するかが主なる方法であると謂はれてゐる。此の二つの方法は、借入金を低利資金の融通財 フランス政府の低利資金融通制度と摘金供託金揮

フラン、ス政府の底利資金融通制度ミ

預金供託金庫 ︵三・完︶

︵二七≡︶ 七七

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第十二啓 発三㌍

︵〓七四︶ 七八

警することに比べて、何れも樹庫に封して利子の克といふ特別の負警輿へない鮎に於て叫つの長所を持っ

てゐる。然しフランスの準節制度より言へば、藤堺信用を輿へる方法と特定の吸入を充常する方法との問には著 ︵

47︶

しい相違がある。

︵諌十︶役務信用ニ2急d≡鼻翼re︶と㌣改慧依って典へられたる、警金額迄支出する許可を意味する。菟 ロAlliが冒it芸ぎn−aired2S乱2ne2d藍nancese姦−昔註On苧a邑宵eぎロC厨∽2賢一野p・∽∞nO訂 G・JgCOn誌d2SCi2莞ed2ニinance芸d2−曾1賢nぎnをeぎncai蒜⋮芦賢2現象邑d;身et.紆阜 一得N.p−一Nご ︵47︶Qロ声20nin一Q邑quesA莞CIsd⋮api−a︸⋮s莞d∵野蛮∵こ2S写an語師−冒⋮賢i−二崖p﹂拐

割常収入金を設定するに就いて預罫信用度ハへる方法を探る時は、其の金額が換算に計上せられることとな

少、従って又試合の監督を受望ことと空から、今日の預算嬰給の数、芸所に合致することに慧。反之、割

常収入金を設定するに就いて特定の収入を発雷する方法︵訂s嘗m2de−︶a詳ctatiOn︶を搾る時は、フランスに 於て誓其の警の収入が表算︵−2b鼻el諷詠邑︶から取去られて、或は国庫の特別勘定の一つとして或

は猫立の頑として、山つの自治的金庫を形成することになるから、今日の換算理論の教へる朗、少くと豊ハの盈

︹誰十こ

穿原則の妄る散節線轟の原則︵−er置ede㌻ni責Sa−1−か︶に反することとなる。従って叉議倉は斯くの如く

充常せられたる収入及び之れに渕臆する支出成就いて全く監督楯を失ふことになるりそれ故に右の比較に依って

国家財政の運用上より言へぼ、預算信用を興へることに依って割常収入金を試走する方法は、特定の収入を発雷

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︵48︶ することに依って剖常牧入金を改定する方法よりも、確かに勝れてゐると貫ふことが出来る。 ︵藷十こ フランスの財政聾者は、竣務統二の原剖︵12r登2de︸、ヨ諾︶と政務線描の原則とを直別する。アリツクスは 後発組指の原則を以って、凡ゆる収入並びに支出が譲合に依って議決せられる改質の中に隠す研なく載せられること を要求するものとし、執務統一の原則を以ってヾ凡ゆる収入弛び忙支出が常州の改鐸の申に包指して計上せられると とを要求するものとしてゐる。而して血のこつの原則が財政襲の黎葦に於て歴々混同せられることは裸りであると考 へる上越べてゐる。︵声A≡舛−〇p.C㌢p.望・etロOte︶ ジエジチも亦、改質統・劇の原則、洩算線描の疲則、収入罪充嘗の原則 ︵iヂ慕筈de首−10n宣茅et註昌des遠e誉s p各−首es︶、金庫赫二の原則こp誌g訂de︼﹀虻nitかdeeai誓︶が何れも院別せらるべきものであることを述べてゐる。 ︵G・J訂2もゃei㌣p.00NnOte︶ へ嶋︶ 笹E・Gl㌢計−u。p・Cit▼・p・︼拐 前述の如て、割雷収入金を設定す渇に就いて、換算信用を興へる方法は問家財政の運用上勝れてゐるにも拘は らず、此の方法kフランスに於ては極めて稀にしか用ひられてゐない。其の球面は、問家の利害を考慮するより へ覗︶ も、低利資金の融通を受ける機幽の利欝を考慮するがためであると謂はれてゐる。即ち低利資金の融砲を受けて 之れを分配する機拍としては、年々試合に於て新に議癒せられる預欝信用を輿へられるに過ぎないとすれぼ、其 の使用L得る財源は不定のものとなり、成年には多額に輿へられたる換算額も、翌年に於ては簡算討論の結果に 依少或は圃家財政の状態に依って、減融せられ或は腰直せられるが如きことも起り得る。斯くては低利資金の融 フランス政府の低利資金融通制度と預金供託金揮 O﹁七五︶ 七九

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第十こ巻 第三択 ︵二七六︶ 八〇 邁計受ける摂関の栗東、褒遇或は其の存在そのものが、試合の授助に依存することとなり、両も共の授助は裸渕 の出来ぬ不定のものであることとなる。其れ故に低利資金の融通を受ける機細の立場としては、年々の牧人を忍 々後見することが出来且つ規則的なる流入を保誇するに足る叫稜の資産とも晋ふペき、発雷せられたる収入を持 っことを造かに好むことになる。之等の常構の考慮に依って、フランスに於ては割常収入金の設定に就いて、普 通は特定の牧入を発雷する方法が選ぼれてゐる。 然し乍ら、割常収入金を特定の収入の発雷に依って設定する方旗の適用は限られてゐる。その理由は園擁の蚤 要財放となれる玉顔の収入ある租税の如きものを充督することが出来ないためである。従って充常は、換算作成 上の諸原則に反することが甚しくない限りに於て、比較的小なる又特に非租税的悼質の収入を以って行ふの外は ないこととなる。於之、フランス政府は宮額の金額を低利資金の融通に用ひんとするに常って、収入発雷の方法 以外に之れ忙代るべき方法を探すことを飴儀なくせられ、預金供託金庫よりの借入金に其の財漁を求めることに ︵幻︶ なつたものである。 へ49︶ 免∵芦G已Onil︼−Op∵eitこ卓二指r一鵠 ︵50︶ 宗lbidこ︶p◆一蚊㍗Ⅰ一等 十 預金供託金頗よりの借入方法、特に借入利率 預金供託余席よりの借入金に低利資金融通の財源を求める方法が多く用ひられるに至ったのは、主として欧洲

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戦後以降であり、廉偵住宅方面への融通わ如く既に戦前より其の財瀕が借入金に求められた方面に於ても、其の 発展を見るに至つたのは之れ亦欧洲鼓後であることは眈忙述べた。然らばフランス政府は預金供託金塵より如何 なる方法に依って借入をしてゐるか、之れに関して主として借入利率に就いて見ること.とする。 フランス政僻の預金供託傘膵よりの借入金は年取慣遠金望只titr巾d。annuitか︶¢依って表示せられてゐるが、 政府が此の借入金に別して支排ふ利率は小党してゐないのであつて、預金供託金棒が其の仝偶の投棄より得る収 入の平均利廻竺致させる様忙なつてゐるJ斯くの如き借入利率の定め方に就いては、殆んど凡ての関係法文に 於て血様に記載せられてゐる。今其の膚例として廉偵住宅に関する劇九二八年七月十三日のルーシユトルの法律 へ5 1し より富へば借入金である︶。 ﹁本健三琢定セラレクル貸付金三通用セラレべキ利率ハ、預金供託金庫ガ英ノ貸付饗撃一党立ツ三ケ月間二於 テ、共ノ固有ノ勘定並ビュ図立養老年金金庫・困立死亡保険金塵・園立貯意志庫及ビ貯蓄銀行ノ勘定二於テ宥ヘ ル短期ノ運用ヲ陰火投資ノ全鰹ヨリ得ル収入ノ平均歩合一一従ツテ、三ケ月撃一決窟セラル﹂。 其他の法律に於ても同様の規定が存するが、只だ農業信用の中期貸付に踊する完二八年七月十五日の法律に 規定せられてゐる利率の定め方は少しく興り、此の場合に・隻別掲の規定に於ける平均歩合より○去。︿−セント ︵52︶ を減じたものとなつてゐる。 ヽ フランス政府の低利資金融通制度と預金供託金締 ︵二七七︶ 八州

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第十二番 茶三躾 ︵こ七人︶ 八一一 緒、政府が借入を行ふの忙勘して、筋金供託金庫としては其の有する如何なる種類の資金を以て貸付をするか に就いて、以絹には法文に明輝なる規定があつた。例へばこ九二二年の法律に依って願償住宅の詔磯閲へ・の貸付 は貯蓄銀行の積立保鐙金の中より行はれ、不動産信用分社への貸付は園立番老年金金庫の資金を以って行はれる といふことになつてゐたが、最近の諸法文に於ては預金供託金庫の有する何れの資金より貸付を行ふかは、程釆 ︵53︶ 梓明確に怒ってゐない。 葡叉、政楷が預金供託金庫よりの借入金を融通する機構に就いては、二つの場合を分ち得る。其の血つは預金 供託金踵をして受益者に貸付をなさしめる場合であつて、諸法文に於て歴々用ひられてゐる表現に依れば、﹁貸付 は閲庫の計算に於て、且つ資金部常委員合の指示に基いて、預金供託金庫に依って行はれる﹂ものである。其の 二は、貸付が弼立の中央棟開例へば国立農薬信用金庫に封してなされる場合であつて、此の時には預金供託金庫 ︵54︶ は大獄大臣の決裁に依って政府の借入金を固山北盈柴借用金庫に渡すこととなる。 ︵51︶ cト声Gl一i。蔓−もp・eit・pp・這○⊥空 い ¢・J尽γ︹ぎ岳d価乱encedes旨gceeこe−甘s−atiOn旨a邑ぎ ぎn鼠篤こptheCriedee諷d︻tp蔓i♪の2仙d・、一豊中写怠∞1章〇. t ︵52︶ 声GuiOninこbidpp.一合⊥人声 ︵幻︶ Ib芦p.一合. ︵餌︶ e誉︼bid・pP.一山u−一合 × × × × × × ×

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今迄述べ釆つた所に依って、フランス政府の低利資金融通制度に於ける融通の諸方面・融通の精神・組織・財 漁苛む明かにしたが、飼受益者に判する低利貸付そのものの詔傭件を述べなけれぼ、低利資金融通制度の紹介と しては、不充分であることを感ずる。然し本稿は尭釆、序言に述べた如く、﹁フランス政府の低利資金融通制度 を通じて、預金供託金庵の資金運用の一方両を窺ふこと﹂を目的としたものであるから、此の目的は、預金供託 金塵よりの借入金の融通方面及び其の借入方法等の説明に依って、各々達せられたものと思ふ。然し叉既述のも ののみでは、フランス政府の低利資金融通制鹿の特徴と見るべきものを凡て明かにしてゐない。其の特徴の劃つ は、預金供託金塵よりの借入金をば\借入利率よりも低利を以って融通する凱に存すると考へられるので、以下 に於ては低利貸付の諸僚件即ち期限・慣遠方法・限度・供謬・供造本能に封する制裁等に就いては省碁し、只だ貸付 利率のみを明か/にし、次で固庫の負櫓に就いて逓べることとする。 十−低利資金の貸付利率 フランス政府の融通する低利資金の貸付利率に就いては、政府より低利資金を借受ける機袖に依って二つの場 合を分たねばならぬ。兜づ、大抵の歩合に於て、僻受戦闘の借入利率は、受益者への貸付金に封して定められた る利率と同州である。之れに封して政府が図立農業借用金庫の如き貸付金の分配を司る弼立の中央機関に貸付金 を渡す場合には、融通制度は複雑となり、預金供託金庫より政府への貸付、政府より樹立農尊信用金庫への貸 フランス政府の低利埼金融温制度と預金供託金庫 ︵l一七九︶ 入三

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第十二億 発≡蟹 ︵二八〇︶ 八四 付∵図立農業信用金庫より受益者への貸付といふが如く連鎖的に貸付が行はれることとなる。此の場合に堅此農 発信用金庫は諸法文に定められてゐる低き貸付利率を︵受益者より︶受取り、一方に政府に封して次の如く定めら れたる低利を支彿ふ。即ち農村電化の焉の貸付金の利率は、警何の名目利率付の俳固永遠公債の前年中の相場に 基く利廻の四十五パーセントと毎年定められるが、然し二分八厘を越え得ない。次に中期貸付の馬に囲正典発信 用金座に勤して行はれる貸付金の利率は、同じく右の如き條件の彿閥永遠公債の名目利率の年分と定められる ︵55︶ が、然し三分を越え待ない。 次に諸方面の仰受検開︵前述の樹立農発信用金棒は除く︶並びに受益者に封する貸付利率を見るに、無利子の婁 ︵56︶ 合と利付の場合とがあり、利付の場合には更に仙定利率の場合と攣動利率の場合とがある。 無利子の貸付金は相互的漁発信用及び庶民銀行に封して融通せられてゐる。次に利付の場合の中、仙定利率の 場合を先づ蓉げる。 労働者生産組合及び消費糾合に封する貸付金並びに山九二二年の迭律に定められたる解市町村への貸付金に封 する利率は年二分と鵬定してゐる。更に廉低位宅の方面に就いては、一九二二年十二月五日の法律は、靡慣任宅 の諸磯踊及び不動産信用合祀への貸付利率を二分と定め、若し建設せらるべき家屋が革純なる賃貸借を目的とす るものであれば貸付利率を二分瓦厘と定めたが、更にルーシユールの洪律は靡慣住宅の掃難正應じて左の如く貸 付利率を定めることとなつた。

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二 分

普通の廉憤任宅 四 分 中等豪儀住宅 三 分 改良廉慣仕宅 鏑、南西地方の水賓の碇災者に封する貸付利率に就いては、事情に應じて山分より四分迄の差等が付せられて ゐるっ 次に欒勤利率とば、市婁の金利の欒化に随伴するために、貸付利率が毎年攣化するものであるが、之れ些範する 叫つの場合は、農業信用に封する長期貸付利率で、之れは仙九二〇年の法律に依って二分と仙定してゐたが、叫 九二六年十二月十九日の法律は之れ餐攣吏して、海人貸付及び攻囲貸付の利率を、牌来観立農東信用金庫の理事 愈の意見に従って農務大臣及び大祓大臣の敬議に依って出される命令を以って定めることとなり、而もそれは少 くともフランス銀行の割引歩合より二分五度少く且つ三分以下でないことを要するものとなつた。︵聖それより 以下の利率で貸付を受ける特血ハを輿へられてゐる宥には、大戟の結果父母或は焼香考を失ひたる孤兇・多数の家 族を有する戸手官立農発諸螢校の卒業竿戦時遭難の交官・恩給受領者たる軍人等がある︶。更に農業信用の短 期貸付及び中期貸付の利率も完二九年四月拘日の命令に依って、樹立農発信用金掩が出資金に勤して寛挑ふ利 率よけも以下でなく且叉フランス銀行の持参塘保貸付利率に仙分を加へたるものより以上でないこと・を要する。 叉然も其の例外として、農菜園慣忙封する貸付利率は、円資金に封して支彿ふ利率よりも以下であつても芸文な ︵言八こ 八五 フランス政府の低利資金融通制度と預金供託金席

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いが、然し三分を下ることを待ない。 倫、職人信用に就いても、右と殆んど同様なる規定が一九三〇年四月十六日の法律に依って定められ、貸付利 率は毎年命令を以って定められることになつてゐるが、職人協同組合に封する貸付利率はフランス銀行の割引歩 合よりも以下でなく且又共の語弊緒保貸付利率よりも以上であることを得す、個人貸付利率はフランス銀行の割 引歩合よりも少くと軋二分以上で、而も其の誇食指保貸付利率を越え得ないものとなつてゐる。 最後に欒新利率で特殊の定め方となつてゐるものは、曲景村電化の薦の貸付並びに叫九二八年及び一九三〇年の 法律に依る願市町村・への貸付の利率で、之等は政商の名目利率何の彿囲永遠公債の前年申の平均相場に基く利廻 の年分に等しく而も三分を越え得ないものとなつてゐるっ ︵55︶ cP戸ぎどnin:p・註−pp.玉手トモ信 ︵56︶ eへ﹂biユ︼pp.一会1一8. 以上見る所に依って、フランス政府の低利資金の貸付利率は、或る璧昆は無利子であり、利付の場合た於て も鵬党利率のものは、其の扱高のものが幽分であり、欒勤利率の場苓に於ても最高三分を越え得ない禦いが可成 多くあるととに依って、一般的に言つて低利の名に背かざるものであることが知られる。 十こ 国 庫 の 負 塘 第十二巻、第三渋 叶 ︵二八二︶ 八大

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フランス政府が預金供託金庫よpの借入金を以って低利資金の融通をなす場合には、其の僻入利率が既述の如 く原則として偵金供沈金庫の金牌の投資より生する平均利廻か〓致するものとなつて居り、〓クには低利資金の 貸付利率が前述の如く〓阪に低いために、政府は雨利率の差を負賭せねば怠らぬこととなる。而も低利資金の貸 付利率竪剛述の如く苗場の金利に従って欒動するもの庵あるが、叫党利率のものが相常多いから、政府の負塘の 大小は、預金供託金庫が奥の仝鰭の投資より生み出す平均利廻の大小に依って主として定まるものであると言ふ ︵57︺ ことが出来る。次の小例は此の鮎を明かにするに足る甘のであらう。 廉偵杜宅高等評議合の血九三〇年度の報告忙依れば、政府が靡偵住宅融合及び不動産信用倉敷へ貸付けたる金 額正二九二七年末には十三憶千六百八十六鰐一千七円法であつたが、仙丸三〇年末にはルーシエールの法律暦施 の結裁として五十七倍二千八百川十萬七千法に上った。然し政府の負拷は其の割合に増加せなかつた。之れは劇 九二八年鑑の始めより二九三〇年度の経り迄、金利が低下して屠ったために、預金供託金縄の投資の平均利廻が 低かつたこと忙基くものである。預金供託金庫の投資の平均利廻は一九二八年七月には七分牛を越へてゐたの で、政府の負塘は之れと廉偵位宅への貸付利率二分との差の五分牛以上であつたが、劇九三叫年には預金供詑金 庫の投資の平均利廻は約四分にしか上らなかつたので、政府の負檜は二分に過ぎなかつた。 斯くの如くであるから、政府は同仙の負櫓を以てしても、状勢が好都令である時には金利の高い時期に比べて 多くの計露を皆現することが椚釆るが、こク隼は其の負捺する金利の叢は少くても貸付金額が数十億に達する場 フランス政府の低利資金融通制度と預金供託金庫 ︵二八≡︶ 八七

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右の如与ランス政府が預金供託金庫より借入をなして其の借入利率よりも低利に諸方耐へ貸付ける以上は、

国庫の負婚が相苫重くなることは免れ得ざるものであり、此の方法は此魔竺つの快鮎を持つてゐる。侍叉それ

よ歩も経き紋鮎として橡算記帳が非常に複雑となることが挙げられ、ニカに長断としては預金供託金席の有する

︵関︶

資金に勤して重要なる投資の途を輿へることが述べられてゐる。

︵訂︶ 声︵ぎiOninOp・eit.pp.一のゆー一さ ︵58︶ 宗皐pp.一3−一Nご ︵謹十ニ︶−九≡年度の財政法の起草経び蒜次の際に、政府及び遽曾は薯癒靂ん与る歳入の不足を減少せLめんが

ために、非義静的性質の凡ゆる経費を威少せしめる手段を探求したが、特に下院は、尿慣住宅の諸機翰への貸付のた

め蒜金供託金印より政府が借入れ待べき最高限度として前年度竺筒決せられたる金板の三分の二を減少せし冨こ

とを決定した。︵此の金餌の減少は、芝換算の困難のため是認せられたのみならザ、諒には不況冨め還宅 の不足が綬和せられ、且又貸付の要求が減退したととに俵.つモー従来の咋度の如き借入の必要が無くなつ財薦で雲 た︶。然し上院は倫それ以上に、脛償住宅のため忙預金供託金辟より借入れるととを完三二毎度に於いて中止する ととを決定した。此の上院の見解が藩に膵を別して、完ニ=ニ竺要事言の財政法は、住宅建設計遼の完成を目

的とする貸付忙掬して何等の規定をも入れないこととなつた。

︵男︶ c︹芦︹亡iOninとp・eit●pp∵一帖べー一声

合には、蜜際の負塘胡は大となる。叉之れがために試食が、例へば﹁九三三年度の如き孜算の

第十二国 策三渋 ︵こ入相︶ 八八 危 機 に 際 )へ 謹 十 低

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フランス政府の低利資金融通制度の輪廊及び其の預金供託金庫との関係は以上に依って示し得たものと思ふ が、救優に銀婚的にフランス政府の舵利資金融通制度の特徴を考へて見るに、其の一つは大部分の融通方面に 於て相互扶助的・・協同組合的精神を以つて、兜づ受益者の圏偶が作られ其上忙経由圃餞及び中央樺紺が設けられ て、系統的なる融通組織が段階的に組立てられてゐることである。勿論右の精神が親して何れの方面に於ても遺 憾なく教仰せられてゐるや否ゃは、融通の諸方衝の賓状に就いて詳細なる研究をなさねばならぬが、︷其の精神及 び組織そのものに就いては特に非雉すべきものは無いと考へられる。 次把第二の特徴は、預金供託金庫よりの借入金に融通の財政を主として求め、而も政府は預金供託金庫に封し て其の投資の利裾に叫致する利率を文殊って、二万に仕それよりも低利を以で諸方面に融通をなす鮎である。此 の鮎に就いては、何故にフランス政船は官僚の預金供託金庫自らをLて︵恰も我がせ飛省預金部資金局の如く︶﹂ へ60︶ 其の有する莫大なる資金を以て、低利資金の融通を行はしめないのであるかといふ疑問を生するめである。然し 斯くの如く預金供託金塵自らをしで低礼賛金の融通を行はしめない珊由として想像せられるものは、仙つは億疏 的阻理由として.政府が放初割常収入金制度化依って低利資金の融通を行ひ、預金供託金康自らをして之れを行 松しめなかったことが考へられるβ今一つは預令供託金庫を貯蓄の保評機開として其の有すろ資金の安食性を維 ぞワンス政府の低利賓金融過剰應と預金供託金庫 十≡ 緒 ︵こ八五︶ 八九

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︵ニ八六︶ 九〇 雰十二阿 算≡既 持し且つ収益を閲ることに依って、此の金庫をば囲鹿よ㌢猫立せる横綱とすゑ息思の存することが考へられる。 預金供給金庫が法人格を宿し、閉庫より猫鼓せる機関と見られてゐること及び斯く見られ得る組絨を持ってゐ へ引︶ ることば、曾って述べた所であるが、然し注意すべき鮎は、それにも拘らす償金供託金庫が囲塵と密接なる紺傭 を持ってゐることである。其の関係は、此の金庫が多感の閣値段資に依って鞠家財故に貢献せる瓢を別として も、俺其の純益金の大部分が閥席に納入せられ、文字許準備金が閥庫に常座預金として預入られ.る鮎に於﹀て明か ︵62︶ を見地して居っても、他方に於ては償はるべきものを持ってゐると富ふことが出釆る。之れを要するにフランス ︵許十三︶ の低利資金融通馴鹿に於ける財濾獲得の方法及び園塵と預金供託金席との関係は複雑であり、形式上に於ては後 者の開庫よりの猫立性が粧播せられてゐるが、鷺質上に於ては雨着の問に稗接なる関係が存在することを看過す 冴こと■は出来ないのである。︵完︶ へ餌︶ 拙稿、﹁フランスの預金供託金庸と煽動金融市場﹂︵銀行研究第三十〓琴第ふ渋〓四菟−二五貫︶ ㌫︶ 同前、山山九貫。倫、ユい︵汁︵ざl芸n﹀C。喜S︵−.爪きn。m訂p。−Eqきーぎe訝﹂揺のpp・∽N−uU・ ︵飽︶ 同前、二〓ニ貫−こ二四貫。倫、J・︸叫等i旨ヨ訂financem2ntde−ごe。n。−ゴ訂n註。n言︵Reくuede賢eneeetd① lいgi巴a許nへinane〃官β宕me舛舛く︸H●屠○●一︶p?雷−3● ︵誌惹ニ︶ 此の稜雑は仙面忙於てはフラyスの囲家汲算制度の複雑性に基くものと考へられる。

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