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卵黄Vitellinに関する研究(第1報) : Vitellinのアミノ酸組成について

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(1)

卵 黄Vitellinに

関 す る 研 究(第1報)

Vitellinの ア ミ ノ酸 組 成 に つ い て

子*

Studies

on the Vitellin

of Yolk (Part

1)

On the Amino Acid Camposition of Vitellin

Hideko Yasufuku Syoko Kido

L 緒 言 卵 黄 の リンた ん ば く質 と して は,リ ボ た ん ば く質 よ り脂 質 を 除 い て 得 られ るVitellin, Vitelleninと10% の 高 含 量 に リンを 含 む Phosvitinが5:3:2"の 割 合 で 存 在 して い る。 しか し,こ れ らの 個 個 の た ん ぱ く質, あ るい は 相 互 関 係 に つ い て は ま だ 明 確 で な い 点 が 多 い 。 卵 黄 の 主 た ん ば く質 で あ るVitellinに 関 す る研 究 は の 1867年Hoppe-Soylerに よ り リボ た ん ば く質 で あ る こ とが 明 らか に され,こ の リポ た ん ば く質 か らア ル コー ル で 脂 質 を 除 く と,中 性 塩 が あ って も溶 解 しな くな る とい う性 質 を も っ て い る。 Vitellinは 中 性 で は 溶 け な い た め か,そ の理 化 学 的 性 質 の研 究 は あ ま りされ て い な い 。 ア ミ ノ酸 組 成 に つ 2) い て は1950年Lewisら が,18時 間,加 水 分 解 した も の に つ い て 微 生 物 法 に よ り定 量 し て い る。 リン の結 合 3) 4) 位 置 お よび 構 造 に 関 し ては,Levene, Rapoportら に よ りVitellinの 分 解 生 成 物 よ りセ リン と リ ンの 結 合 が 報 告 され て い る。 そ こで わ れ わ れ は,近 年 ク ロマ トグ ラ フ ィー の著 し い 発 展 に と も ない,ア ミノ酸 の微 量 分 析 が 可 能 とな っ た の で,Vitellinの ア ミノ酸 組 成 を ア ミノ酸 自動 分 析 器 を 用 い て 定 量 し,ま た,酸 分 解 に よ る時 間 的 変 化 の 検 討 を 行 な った 結 果,セ リ ンの リン酸 エ ス テ ル で あ る ホ ス ホ セ リ ンを定 量 す る こ とが で き,他 の ア ミノ酸 に つ い て もか な りの 差 を認 め た の で 報 告 す る。 II.実 験 の 部 II-1.実 験 の方 法 II-1-1.試 料 の 調 整 5) Osborne, CamPbellら の 方 法 に よ り,鶏 卵 シ ェ ー パ ー ス タ ー ク ロ ス288号 の 卵 黄 を,卵 黄 膜 を 破 らな い よ うに し て 蒸 留 水 で 卵 白 を よ く洗 い 去 り,卵 黄 に 等 量 の 10%-NaClを 加 え て よ く 混 合 し た 後,エ ー テ ル を 重 層 し,か くは ん し て 一 夜 放 置 す る 。 エ ー テ ル に 可 溶 な 遊 離 の 脂 質 を,エ ー テ ル 層 が 無 色 に な る ま で エ ー テ ル を 取 替 え て か くは ん す る 。 次 に 卵 黄 膜 や カ ラ ザ な ど の 不 溶 物 を 除 き,3倍 量 の 水 で 希 釈 し,水 で 透 析 を 行 な う と 白 色 の 沈 殿 を 生 じ た 。 こ れ を1N-NaClに 溶 解 し 再 び 透 析 す る こ と を 数 回 繰 り返 す こ と に よ りLipovi-tellinを 得 た 。 こ のLigovitellin Y'-80°oア ル コ ー ル を

加 え50。Cに 加 温 し,解 溶 し て く る 脂 質 を,ア ル コ ー ル を 取 替 え て 完 全 に 除 去 し,さ らに 蒸 留 水,エ ー テ ル で よ く洗 浄 し た 後,真 空 乾 燥 を 行 な い 白 色 粉 末 のVite・ llinを 得 た 。 こ のVitellinを 定 量 測 定 に 使 用 す る 場 *本 学 食 品化学 研究室 合 は,ア プ デ ル ハ ル デ ン に て 乾 燥 し た も の を 試 料 と し た 。 II‐1‐II Vitellinの 純 度 検 定 上 記 の 方 法 で 得 たVitellin の 純 度 検 定 を 次 に 示 す よ う に 電 気 泳 動,カ ラ ム ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー に よ り行 な っ た 。 1)Disc電 気 泳 動 エ ス エ ム 機 器 製Disc電 気 泳 動 装 置8型 を 使 用 し,永 井 の 氏 の 方 法 に よ り,pH 10.0の グ リ シ ン緩 衝 液 に100∼300μ molに 溶 解 し たVitellinを 図1 試 料の調整

(2)

- 28-pH 9. 4ゲルを用い,濃縮用ゲルに達するまでは1本当 り2mA,それ以後は5mAで80分泳動を行なった。同 時に卵黄を 1N-NaClに溶かしたものを比較対照とし て行なった。その泳動は図 2のようなパターンを示し, Vitellinは1つのバンドを認めた。 2)セファデ‘ックスカラムクロマトグラフィー 4-250ユニパーサルスベクトロアナライザーを使用 して, Vitel1inを pH11. 0の炭酸ナトリウム・重炭酸 ナトリウム緩衝液で溶かし,さらに等量の8 Mの尿素 を加えて完全に-溶解し,同緩衝液で透析し,尿素を除 去した後, Sephadex G-100を用いて, 260mμ の吸 収より図3のクロマトグラムを得た。 3) Tiseliusの電気泳動 HTB-2型日立 Tiselius装置を用L,、 Vitellinを pH 10. 0のグリシン緩衝液に1%濃度に溶解し,同緩衝

E E E -a ・

n

・ a - - E , ρ ﹂ + L U V

Y

o

l

k

泳動条件:ポリアクリルアミド, 9.4ゲJ,レ 1本当り5mA, 80min,試料たんぱく濃度300!lmol 図2 Discの電気泳動 0.3 0.2 n d H 町 d 羽 哨 崇 30 60 90 120 150 時向(帆仇.) Sephadex : G-100, カ ラ ム :2.2 x 20佃 流速:18ml/hr. 緩衝液:

o

.

1M-Na2C03-NaHC03(pH11.0) 試料:Vitellin1.5mg(0. 2ml) 図3 セファデックスカラムクロマトグラフィー

-

緩衝液:pH10.0グリシン緩衝液(イオン強度

.

o

1) 透 析 :5'C, 24hr. 泳動:50C, 65V, 60min. 試 料 :1%たんぱく濃度 図4 Tiseliusの電気泳動 食物学会誌・第26号 液で1.5A, 60分泳動を行ない,図 4に示すような泳 動図を得た。 以上のごとく,電気泳動,カラムクロマトグラフィ ーにより,われわれの得た Vitellinは,ほぼ均一で あると考えられたので,これを試料としてアミノ酸組 成を検討した。なお,窒素とリンの定量を, ミクロビ ューレット法と Fiske-Subbarow法で行なった結果, その組成は窒素15.8%, リン1.2%,窒素とリンの比 は13.2となっ

T

こ。 11 -1 -111 Vitellinのアミノ酸組成 1) Vitellinの加水分解 Vitel1in 10mgを 500倍量の6N-HClに溶解し,減 圧脱気後封管し,分解炉で1100C に加熱し, 8・24・48 ・72時間分解したものを,減圧アルカリデシケーター 中で HClを除去し, pH 2. 2の希釈用クエン酸緩衝液 で 10mlに定容して冷凍保存し,試料とした。 表1 Vitellinの酸分解時間によるアミノ酸の変化 (μmolfg Vitellin) アミノ酸 I 8 hr. I 山

山 I 72 hr Lys. 546 661 申 536 591 His. 172 211 申 174 192 NH3 659 牢 861 874 1003 Arg. 457 567

*

456 482 P-Ser. 67 48 40 36 Cys-Cys 95 62 34 15 Asp. 740

*

668 701 753 Thr. 437

*

379 397 412 Ser. 865 732 727 700 Glu. 781

*

716 777 826 Pro. 429 326 379 365 Gly. 407 申 341 377 396 Ala. 612

*

554 602 637 Val. 435 448 525

*

456 恥1et. 224 159 190 142 I1eu. 440 393 513

*

484 Leu. 749

*

632 743 723 Tyr. 269

*

228 238 232 Phe. 296

*

237 262 284 この表の数値は窒素に対する各の加水分解時間の アミノ酸の回収率で換算したものをVitellin19に 対する μmol数で表わしたもので, 3回の平均値 を示した。 本個個のアミノ酸の分解時間による変化を検討し, この値をVitel1in中のアミノ酸含量とした。*の ついていないものは外そう法により 0時間の値を とっ7こ。

(3)

す。各のデーターは窒素に対するアミノ酸の回収率で 換算したものを Vitellin19に対する μmolで表わし たもので, 3回の平均値をとったものである。 4) Vitellinのアミノ酸組成 各アミノ酸の分解より適当と考えられる最高値の分 解時間の値(表

1

*)をとり,また,ホスホセリシ, シスチン酸,セリン,プロリン,メチオニンについて は分解時間が長くなるにしたがって減少しているので 図5 -④に示すように外そう法により 0時間の値をと り,たんぱく質100g中のアミノ酸の g数に表わした ものを表 2に示し, Lewisらの測定値と比較検討を行 なった。 IIーII 実験結果および考察 1) Vitel1in のアミノ酸組成 Lewisらとわれわれの分析法とは異なっており,ア ミノ酸組成を比較検討を行なうことにはいろいろの問 題があり,また,単一たんぱく質としての Vitellinそ 2) アミノ酸の定量 目立 KLA-3B形アミノ酸自動分析器にて,アミネ ックス A-4を用いて定量を行なった。塩基性アミノ酸 は0.9x 10佃カラムを使用し,中酸性アミノ酸は0.9x 50佃カラムを使用して Vitellin0.5叫に相当する 0.5ml をチャージしカラム温度550

C

,流速は緩衝液60m

1

/

hr. ニンヒドリン30ml/hr.,10佃カラムは pH5.50クエン酸 緩衝液で 1時間分析, 50佃カラムは pH3. 25クエン酸 緩衝液 (HCl 4mljl

アルコール50mljlを加えて使 用), pH4.25クエン酸緩衝液で 3時間分析を行ない定 量した。なお,シスチンは過ギ酸酸化法によりシスチ ン酸として定量した。また, トリプトファンは, デヒド法により比色定量を行なった。 3) Vitel1inの各アミノ酸の酸分解による時間的変 アル Vitellinのアミノ酸組成 (gj100g Vitel1in) 表 2 一 AV--円 t マ h v ・ 川 一

M

M

B 一 1 6 2 数 す 山 山 一 7 2 一 一 g

L 一 日 2 一 │ 一 1 1 1 1 1 1 1 1 -の に C 一 一 一 1 9 0 3 4 1 一酸基 1 一N P 一 A 一 l a -& Q 二 ノ 残 一 一 一 9 一ミ酸 ↑ 一 一 一 ア ノ ﹂ l i l -一1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 l 一るミ 一 一 一 2 5 9 9 7 6 1 8 2 2 4 4 3 3 2 9 6 4 4 一 0 一すア 者 十 % ゲ 月 一 B 一 L & z a L & 4 0 仏 肌 4 1 4 L 1 1 5 & 4 4 一晩一対の 一 8 2 一 一 一

5

一に中 一 5 1 1

111111lil-111111111111lili--111

L g g 一 -一 一 一 -A U A U 一 一 一 3 7 3 1 8 9 9 9 5 5 0 1 4 5 2 5 7 8 9 9 一 9 一

ρo

著 一 N P 一 A 一L 弘 a L Q 山 L 弘 4 m 孔 丘 1 1 L a a a Q 山 4 4 一 比 一 目 覚 一 噌 i 一 J t 、 ノ ︿ 、 一 i l l -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 l i l i -i l i l i -一 i l -王 。 主 一 ん ん 数 一 弘

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2

2

2

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r

z

m

B アミノ酸 化 Vitellin中のアミノ酸組成を定量するのに,各アミ ノ酸の定量に適した分解時間を見つけるのは非常に困 難で不可能に近い。通常,たんぱく質分解時間は

2

4

時 間といわれているが,カゼインやグルテンなどのたん ぱく質は

4

8

時間といわれているので,

8' 2

4

4

8

7

2

時間分解したものを定量した。 Vite11in 中の各アミノ 酸の酸分解による時間的変化を表1および図 5に示

7

.

5

O V A v q d 円 d 司 d t A ヮ “ q d q d F U 氏 υ 凋 品 E A 官 氏 υ

.•.••.•..•.••.

司 4 4 せ n u n y q o q L q O 唱 i F h d q L a -n d q o q a ② -s a e 岬 J M Y L A

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4

計 t -口 ①は

8

時間,①は

2

4

時間,@は

4

8

時間,①は外そう法に より 0時間の値を Vitellin中のアミノ酸含量とした。 図5 マz Vitellinの酸分解による各アミノ酸の変化 o 8 2.匂 4' 介解時間(hr.)

(4)

- 30

のものにも問題があるが, たんぱく質100g中のアミ ノ酸残基に対するg数で表わした値(表2(B)算出法〉は, 分析法および全窒素含量の数値が正しければちょうど 100になるはずである。そこで Lewisらの値と比較す る場合, Vitellin中のアミノ酸の相互の比率は変らな いから,表 2以外のアミノ酸は含まれてないものとす れば, Lewisらの分析した回収率は84.4%,われわれ の場合は99.0%となったので,この回収率より各アミ ノ酸の分析値を補正して,両者を100とすると,各ア ミノ酸含量は表3に示すように, Lewisらの分析値に 対しリジン 19.0%,セリン 19.3%,アラニン17.2% と大きな差を示し,次いで10%以上のものが,スレオ ニン,ク、、ルタミン酸,シスチン,バリン,チロシンと なった。 次に,各アミノ酸の分析値(以下に示すアミノ酸含 量は表 2(司算出法による〉を比較してみると, トリプ トファンについては, Lewisらはアルデ、ヒド法で12時 間の値をとり1.O,gと報告しているが,われわれは3 時聞から24時間の実験値より12時間では同じく1.0g となったが, 6時間で最高値を示し1.1gとなった。 リジンは 2.4gの最も大きな差を生じたが,これは 図5一⑧のごとく24時間で急に分解値が大きくなって いるので分解時間の違いによることが大きく原因して いるのではなし、かと考える。 表3 Vitellin中の全アミノ酸量を 100gとした各アミノ酸の比率 く%) アミノ酸1著 者 1

1

.

c

.

Lewis 1両者の差

a

にC対leすwるisの%{直/ Try. 1.21 1.18 0.03 (2.5) Lys. 8.59 7.22 1.37 (19.0) His. 2.93 3. 19 0.26 (8.2) Ary. 8.99 8.88 0.11 (1.2) 'P-Ser. 1.

7

2

Asp. 8.69 8.29 0.40 (4.8) The. 4. 14 4. 73 0.59 (12.5) Ser. 8.89 11.01 2. 12 (19.3) Glu. 10.30 11.49 1.19 (10. 4) Pro. 4.24 4.38

o

.

14 (3.2) Gly. 2.42 2.48 0.06 (2.4) Ala. 4.44 3. 79 0.65 (17.2) Cys. 1.31 1.54 0.23 (14.9) Va1. 5.35 6.27 0.92 (14.7) 加'let. 3.23 2.96 0.27 (9. 1) Ileu. 5.96 5.45 0.51 (9. 4) Leu. 8. 69 8.76 0.07 (0.8) Tyr. 4.44 4.02 0.24 (10. 4) Phe. 4.44 4.26 O.18 (4.2) 食物学会誌・第26号 アルギニンについても同様のことが考えられ,ヒス チジンの差も, リジン,アルギニンほどの差はないが 同じ傾向が見られる。 セリンについては,酸と加熱するだけで徐徐に分解 でナこの分解は約10%とされ,種種のたんぱく質のセ リン含量にはこの補正が施されている。 Lewisらも 10%の補正を加えているが,われわれはセリンについ ては前述のごとく外そう法による値をとったが, 8時 間の測定値をとり10%増の補正を加えた値を算出する と8.4gとなりその差はさらに大きくなる。また,カ ゼイン中のセリンのようにリン酸エステル結合をして いるものではさらに分解が進むといわれているので, 実際にはもう少し多く含まれているものと考えられる。 なお,セリンについては全アミノ酸を通じて低い値を 得たが,これはセリンとは別にセリンとリン酸エステ ル結合したホスホセリンを別に定量することがで、きた からであろうと考える。 スレオニンについては,セリンと同様5 %分解する といわれているが,一般にはセリンのように補正値は とられていない。 アスパラギン酸,スレオニン,グ、ルタミン酸,グリ シン,アラニγ,ロイシン,チロシン,フェニールア ラニンは表2のごとくO.1 g ""'1. 6 g多い値を示したが, これは図5一①のごとく, 24時間にかけて減少の傾向 が見られ,フェニールアラニンも酸加水分解中に約5

M

分解するといわれ,チロシンも分解が認められてい ることから, Lewisらの測定値は18時間酸分解によ る分析値であるので,分解時間に一因があると考えら れる。 プロリン,メチオニンについても同様のことが考え られる。以上の結果より,たんぱく質のアミノ酸組成 を定量する場合は,各アミノ酸の定量に適した分解時 間を見つけることは非常に困難ではあるが,各アミノ 酸について検討し,表1のごとく適当と考えられる分 解時間の値をとることにより, 99.0%の高い回収率を 得ることがで、きた。 III. 要 約 Vitellinのアミノ酸組成をアミノ酸自動分析器を用 い,各アミノ酸の酸分解時間による変化を定量し,次 の結果を得た。 (1)セリンとリン酸エステル結合したホスホセリンと して定量することがで、きた。(ホスホセリンの分離, 同定ならびに定量値については第 2報に述べる〉 (2)各アミノ酸の酸分解時間による変化を検討し,ア スパラギン酸,スレオニン,ク、、ルタミン酸,クマルシン,

(5)

アラニン,ロイシン,チロシン,フェニールアラニン については8時間, リジン,ヒスチジン,アルギニン は24時間,パリン,イソロイシンは48時間,ホスホセ リン,シスチン,セリン,プロリン,メチオニンは外 そう法により 0時間の分解値をとり, 99.0%の高い回 収率を得ることがで、きた。さらに,ホスホセリンなど の測定方法を検討することにより,ほぼ100%の回収 率が得られると考えられる。 以上のアミノ酸組成より, Vitellinのプロテンスコ アは,第一制限アミノ酸はトリプトファンで90.1とな り,食品として栄養学上良質のたんぱく質である。 また,卵黄中のリンたんぱく質である Vitellin中の ホスホセリンの存在は,ふ化に際して何らかの重要な 役割りを果していると考えられ,その生化学的意義に ついて検討する必要がある。 本研究結果の大要は第22回,日本栄養食糧学会総会 において発表した。 参 考 文 献 1) G. F.K. Hoppe-Seyler, Med. Chem. Untersuch., 2, 215(1867) 2) J. C. Lewis, N. S. Snell, D. J. Hirshmann, H. Fraenkel-Cornat, J. Biol.Chem., 186, 23 (1950) 3) P. A. Levene, A. SchormuIIer, J.Biol.Chem.,

103, 537(1933)

4) S. Rapoport, Biochem. Z., 289, 420(1936~1937)

5) T. B. Osborne, G. E. CampeeII, J. Am. Chem. Soc., 22, 413, 422(1900) 6)永井裕,蛋白質・核酸・酸素.,

1

,1744, 818(1965) 7) M. Damodaran, B. V. Ramachandran, Biochem. ] . , 35, 122(1941)

8) M. J. Boyd, M. A.Logan, J. Biol.Chem., 146, 276 (1942)

9) E. Abderhalden, F. Broich, Biochem. Z., 262, 321 (1933)

10)A. H. Gordon, A. J. P. Martin, R. L. M. Synge, Biochem. J., 35, 1369 (1941)

11) M. W. Rees, Biochem. J., 40, 632(1946)

12) S. Posternack, T. Posternak, Compt.rend., 187, 313(1928)

13) G. L.Foster, J. Biol.Chem., 159, 431(1945) 14) S. Akabori, K.Ohno, Proc, Japan Acad., 26,

39 (1950)

参照

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