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リンパ浮腫患者に関する看護研究の実態と今後の展望 (研究ノート)

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Academic year: 2021

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(1)人 間 看 護 学 研 究   10:133-139(2012). 133. 研究 ノー ト. リ ンパ浮 腫 患 者 に関 す る看 護 研 究 の 実 態 と今 後 の展 望. 大 久 保 恵 子1)、 横 井   和 美2)、 奥 津   文 子2). 1)滋賀県 立大 学 大学 院  人 間看 護研 究 科 ・人 間看 護学 専攻 修 士課 程 2)滋賀県 立 大学 人 間看 護学 部 背 景   リ ンパ 浮 腫 は、 適 切 な ケ アを 継 続 しな け れ ば、 四 肢 の 腫 大 に よ り可 動 制 限 が 生 ず るだ け で な く、 ボ デ ィ ー イ メ ー ジ も損 な い、 身 体 面 に も精 神 的 に も大 きな 問 題 を引 き起 こす疾 患 で あ る。 リ ンパ 浮 腫 ケ アを 担 う看 護 師 は、 リ ンパ 浮 腫 ケ ア技 術 、 セ ル フ ケ ア 指 導 、 リ ンパ 浮 腫 専 門外 来 設 立 ・運 営 に力 を 注 ぐ よ う に な っ て き た。 しか し、 リンパ 浮 腫 に関 す る看 護 研 究 は緒 にっ い た ば か りで あ る。 目的   リ ンパ 浮 腫 患 者 へ の 看護 に関 す る先 行 研 究 の検 討 を 行 い、 実 態 を把 握 し、 今 後 の研 究 の在 り方 を 検 討 した。 方 法   検 索 可 能 な1982年 か ら現 時 点 ま で の 「リ ンパ 浮 腫 」and「 (web版version  5)デ て 分 析 した。 結 果   1)検. 看 護 」 に関 す る文 献 を 医 学 中 央 雑 誌. ー タベ ー ス に て検 索 した 。 抽 出 で きた 文 献 を検 討 し、 リ ンパ 浮 腫 看 護 ケ ア に っ い. 索 で き た文 献 は628件 で あ った 。 文 献 数 は、 リ ンパ 浮 腫 指 導 管 理 料 の制 定 時 期 で あ る2008. 年 前 後 か ら急 激 に増 加 して い た。2)基. 礎 疾 患 別 の リ ンパ 浮 腫 看 護 研 究 件 数 は、 婦 人 科 が ん:38.2%・. 乳 が ん:59.3%と 文 献 数 の 割 合 が 圧 倒 的 に多 く、 前 立 腺 が ん は2.5%と 非 常 に少 な か っ た。   3)テ ー マ ・ シ ソ ー ラス に よ り研 究 内容 を10に 分 類 す る こ とが で きた 。 そ の 中 で 、 「身 体 症 状 ケ ア」 に 関 す る 内容 が 最 も多 く、 「指 導 管 理 料 ・入 院 シ ス テ ム ・ク リニ カ ル パ ス」 や 「入 院 ・外 来 で の 複 合 的理 学 療 法 」、 「発 症 時 期 ・患 者 の実 態 調 査 」、 「患 者 の想 い ・QOL」 、 「看 護 職 者 へ の教 育 関 連 」 に 関 す る 内 容 の 研 究 は 量 的 に少 な く、 統 一 した見 解 が な か っ た。 結 論   1)リ. ンパ 浮 腫 看 護 研 究 は、2008年 前 後 よ り、 関 心 が 急 激 に高 ま り始 め た分 野 で あ り、 リ ンパ 浮. 腫 治 療 施 策 に大 きな影 響 を 受 けて い る。2)特 今 後 も増 加 す る こ とが 予 測 され る。3)未. に リンパ 浮 腫 に対 す る 「身 体 症 状 ケ ア」 研 究 は盛 ん で 、. 開拓 分 野 の 中 で 重 要 な位 置 付 けに あ る もの と して は、 リンパ. 浮 腫 患 者 の 心 理 ・社 会 面 の 問 題 に対 す る支 援 やQOLに. 関 す る研 究 が 挙 げ られ る。4)よ. 浮 腫 看 護 実 践 の た め に、 リ ンパ 浮 腫 患 者 の身 体 面 に加 え 、 心 理 ・社 会 面 に 着 目 し、QOL向. り良 い リ ンパ 上 に向け た. 看 護 研 究 を充 実 さ せ て い く必 要 が あ る。 キ ー ワ ー ド  リ ンパ 浮 腫 、 看 護. 1.緒 Trends. in. the. nursing. research. on. the. care. for. patients. lymphedema. Keiko.   リ ンパ 浮 腫 と は、 リンパ 管 の機 能 不 全 に よ って生 ず る 浮 腫 の総 称 で 、 我 が 国 に お い て は、 悪 性 腫 瘍 摘 出 に伴 う. Okubo. "Graduate. ",. Yokoi. School. "School. with.  言. of Nursing. of. Kazumi Nursing. ",. Ayako. Okutsu. リ ンパ 郭 清 が 原 因 で あ る ケ ー ス が 大 半 を 占 め る。 ま た 、. ". 適 切 な ケ アを 継 続 しな けれ ば、 四肢 の 腫 大 に よ り可 動 制 ,. , University. University of Shiga. of. Shiga. Prefecture. Prefecture. 限 が 生 ず るだ けで な く、 ボ デ ィー イ メ ー ジ も損 な い、 身 体 的 に も精 神 的 に も大 き な問 題 を 引 き起 こす 疾 患 で もあ る1)。. 2011年9月30日 連 絡 先:大    . 受 付 、2012年1月9日. 久保恵子. 滋賀県立大学人間看護学部. 住   所:彦. 根 市 八 坂 町2500. e-mail : okubo. [email protected]. 受理.   2008年 度 の 診 療 報 酬 の 改 定 に よ り リ ンパ 浮 腫 指 導 管 理 料 算 定 が 採 択 さ れ、 全 国 の病 院 で の リ ンパ 浮 腫 標 準 治 療 化 に 向 け た整 備 が 開 始 され た2)。 そ れ に 伴 い、 リ ンパ 浮 腫 指 導 の 中 心 的 役 割 を 担 う看 護 師 は、 リ ンパ 浮 腫 ケ ア の.

(2) 大久保恵子. 134. 技 術 の 取 得 ・セ ル フ ケ ア指 導 ・リ ンパ 浮 腫 外 来 設 立 と運 営 に関 す る活 動 に力 を 注 ぐ よ うに な って き た 。 しか し、.  び リ ンパ 性 浮 腫 」 を最 初 に発 信 した3)。 廣 田氏 に引 き 続 く看 護 師 に よ る リ ンパ 浮 腫 の研 究 論 文 は、1980年 代. リ ンパ 浮 腫 ケ アの 看 護 の視 点 で の検 討 は まだ 始 ま った ば か りで あ る。.  に は 発 表 され て お らず 、 看 護 師 の リンパ 浮 腫 に関 す る.   リ ンパ 浮 腫 患 者 へ の看 護 の 質 の 向上 に向 け て ど の よ う な 研 究 が 必 要 で あ る か を検 討 す る た め に は、 ま ず リ ンパ.   リ ンパ 浮 腫 ケ ア につ い て の看 護 文 献 が 出現 し始 あ た。. 浮 腫 患 者 へ の 看 護 に関 す る先 行 研 究 を概 観 す る こ とが 必.   ンパ 浮 腫 患 者 の ケ アの 事 例 報 告 な ど、 看 護 師 に よ る論. 要 で あ る。 そ こで 本 研 究 で は、 医 学 中 央 雑 誌 で検 索 可 能 な 時 期 で あ る、1982年 か ら現 時 点 ま で の リ ンパ 浮 腫 看 護.    2000年 代 に入 る と、 症 例 報 告 だ けで な く、 が ん に伴. 研 究 を調 査 ・検 討 した。.   う0っ の症 状 と して リ ンパ 浮 腫 を と らえ 、 リ ンパ 浮 腫. 関心 が低 か った ことが 想 像 で き る。1990年 代 半 ば よ り、   リンパ 浮 腫 に対 す る マ ネ ジメ ン トや タ ー ミナ ル期 の リ 文 発 表 が 数 件 み とめ られ た。.  ケ ア につ い て考 え て い る文 献 ・解 説 が 現 れ た。 リンパ. H.研 1)医. 浮 腫 に 関 す る看 護 研 究 は2008年 以 降 で377件 ヒ ッ トし. 究方 法.  て お り、 文 献 総 数 の60%を 占 め て い る(図1)。. 学 中 央 雑 誌(web版version . ら 「リ ンパ 浮 腫 」 と.     ま た、 総 文 献 数 に 占 め る原 著 論 文 の割 合 は、 総 文 献 628件 に対 して75件(12%)と 非 常 に少 な い。 ま た、. 「看 護 」or「 婦 人 科 が ん 」or「 乳 が ん 」or「 前 立 腺 が.  総 文 献 数 が こ こ数 年 で 急 上 昇 して い る の に対 し、 原 著. ん 」 の組 み 合 せ で文 献 検 索 を行 った 。 な お、 上 記 に挙. 論 文 数 の著 しい増 加 は見 られ な い。 2)基 礎 疾 患 別 リ ンパ 浮 腫 文 献 件 数. 可 能 な 範 囲(1982-2011年)か. 5)を. 使 用 し、 検 索. げ た3っ の 疾 患 は、 リ ンパ 浮 腫 基 礎 疾 患 と して 上 位 を 占 め る こ とか ら検 索Keywordsと した。 2)検 索 し た文 献 を、 発 行 年 ・論 文 の種 類(原 著 論 文 ・ そ の他 に分 類)と 基 礎 疾 患 に よ り分 類 し、 検 討 した 。 3)1)の. 検 索 結 果 を 文 献 の テ ー マ ・シ ソー ラ ス か ら内. 容 ご と に帰 納 的 に 分 類 ・検 討 し、 リ ンパ 浮 腫 看 護 研 究 内容 か らみ え る今 後 の 研 究 課 題 を 展 望 した 。.    基 礎 疾 患 別(婦 人 科 が ん ・乳 が ん ・前 立 腺 が ん)リ   ンパ 浮 腫 看 護 研 究 の 件 数 結 果 と して は、 婦 人 科 が ん   (38.2%)・ 乳 が ん(59.3%)の   た(図2)。 3)リ (1)リ. 皿.結 1)検. 文 献件数 の割 合が圧 倒.  的 に多 く、 前 立 腺 が ん の 研 究 は2.5%と 非 常 に少 なか っ ンパ 浮 腫 看 護 研 究 内 容 の 分 類 と研 究 の 現 状 ンパ 浮 腫 看 護 研 究 内容 の 分 類.     リ ンパ 浮 腫 の研 究 内容 は、 研 究 テ ー マ ・シ ソ ー ラ ス.  果.  か ら帰 納 的 に10に 分 類 で き た。. 索 を行 った 「リ ンパ 浮 腫 」の 年 代 別 総 論 文 数 と原 著. 論 文 数 の推 移 に つ いて.    文 献 件 数 内 訳 で は 、 ① 身 体 症 状 ケ アの 研 究 が41.1%   (258件)と 圧 倒 的 に多 く、 リ ンパ ド レナ ー ジの有 効 性.    1980年 代 は、 看 護 師 に よ る論 文 は み とめ られ な か っ た が 、 医 師 に よ る文 献 が看 護 系 雑 誌 で検 索 で き た。 医.   に 関 す る研 究 が 盛 ん に 行 わ れ て い た4)・5)。 そ して 次 に. 師 で あ る廣 田 氏 は、1985年 、 看 護 師 に 向 け て リ ンパ.  件 数 の 多 い ② セ ル フ ケ ア 指 導16.1%(101件)を 合わ  せ る と全 体 の半 数 以 上 を 占 め て い た。 そ の 他 の 内 容 は. 浮 腫 に関 す る文 献 「患 者 管 理 の ポ イ ン ト。 静 脈 性 お よ.  す べ て10%以 下 で あ り、 特 に ③ 入 院 ・外 来 に お け る複. 図1  「リンパ 浮 腫 」and「 看 護 」 の 文 献 件 数 の推 移.

(3) 135. リ ンパ 浮 腫 患 者 に関 す る看 護 研 究 の実 態 と今 後 の 展 望. 想 い ・QOL:5.7%(36件)、 4.3%(27件)と. ⑩ 看護 職 者 へ の教 育 関連:. 少 な く、 統 一 し た 見 解 が な か っ た.   (図3,表1)。    研 究 内 容 ご との 年 次 推 移 で は、 ① 身 体 症 状 ケ ア以 外   の 研 究 は こ こ最 近 研 究 が始 ま った ば か り で あ る こ と、   そ して ど の 内容 も2004以 降 に 研 究 が 集 中 して い る こ と   が 分 か った。 (2)内. 容 別 研究 の現 状.   ① 身 体 症 状 ケ ア;2003年. 、 中 請6)は 「リ ンパ 浮 腫 の.     あ る患 者 へ の 浮 腫 軽 減 の 関 わ り。 内 発 的 動 機 づ けの     心 理 ア プ ロ0チ よ る展 開 を 図 って 」 を 発表 して い る。 図2 . リンパ 浮 腫 研 究 数 ∼ 基 礎 疾 患 別 ∼.     婦 人 科 が ん 術 後 に放 射 線 療 法 を受 け た重 症 リンパ 浮     腫 患 者1例. に対 す る質 的 研 究 で あ り、 患 者 と ケ ア計.     画 を立 て 内 的 動 機 づ けを 行 う こ とで 、 リ ンパ 浮 腫 を 合 的 理 学 療 法:5.7%(36件)、. 期 ・患 者 の 行 動 の 実 態 調 査:2.2%(14件)、. 表1 .     受 け 入 れ 、 自 己管 理 に対 す る考 え 方 が 好 転 し、 治 療. ⑦ 管 理 指 加 算 ・入 院 シ. ス テ ム ・ ク リ ニ カ ル パ ス:1.1%(7件)、. ⑧ 発症 の時.     効 果 が 上 が った こ とを 報 告 して い る。 リンパ 浮 腫 患. ⑨患者 の.     者 の 内 な る変 化 を も た らす た め に は、 患 者 の 受 容 段. リンパ 浮 腫 ・看 護 の年 代 別 文 献 件 数 の 割 合(n=628) 1990年 以 前 1991∼2000年 1. ①身体症状 ケア. 4. 2001∼2003年. 29. 2004∼2006年. 53. 2007∼2009年. 2010年. 以降. 合計文献数. 122. 49. 258 101. ② セ ル フケ ア指 導. 0. 1. 5. 14. 57. 24. ③ 入 院 ・外 来 に お け る複 合 的  理学療法 ④ 病 態 生 理 ・合 併 症. 0. 0. 1. 22. 9. 0. 36. 0. 0. 0. 20. 16. 17. 53. ⑤ 診 断治 療 ・ リンパ 浮 腫 評 価. 1. 1. 8. 15. 18. 9. 52. ⑥ 外来 、 ソー シ ャル サ ポ ー ト. 0. 0. 1. 0. 16. 18. 11. ⑦ 管 理 指 加 算 ・入 院 シス テ ム ・   ク リニ カ ル パ ス. 0. 0. 0. 1. 3. 3. 7. ⑧ 発 症 の 時 、 患 者 の行 動 の 実  態調査. 1. 0. 0. 3. 7. 3. 14. ⑨ 患 者 の 想 い ・QOL. 0. 0. 0. 5. 25. 6. 36. ⑩看護職者へ の教育関連. 0. 1. 1. 3. 0. 13. 27. 図3 . 「リンパ 浮 腫 」and「 看 護 」 研 究 内容 の分 類 と件 数 内訳.

(4) 大久保恵子. 136.   階 を理 解 す る こ と、 個 々 の背 景 を 十 分 理 解 した 上 で.   た 。 現 在 で は、 リ ンパ 浮 腫 指 導 の普 及 が 始 ま り5年.   方 法 を と も に考 え る こ と、 個 々 の ペ ー ス に合 わ せ 、.   を 過 ぎ よ う と して い る こ とよ り、 指 導 後 の評 価 とい.   絶 え ず 支 え 続 け る姿 勢 で 対 応 す る こ とが 必 要 で あ る.   う段 階 の研 究 も増 え 始 め て い る9)1°)。.   と述 べ て お り、 リンパ 浮 腫 に対 す る継 続 的援 助 の 必. ③ 入 院 ・外 来 で の 複 合 的 理 学 療 法;複.   要 性 を この 時 期 よ り示 唆 して い る。 リ ンパ 浮 腫 患 者.   つ いて は、 症 例 報 告 が2000年 代 よ り理 学 療 法 士 よ り.   の支 援 を 行 う に あ た り、 中 請 が 示 唆 して い る よ う に.   な され て い る。 ま た、2000年 代 初 期 まで は看 護 ケ ア.   "内 な る変 化"を も た らす た め の 援 助 は、 慢 性 的 な 経.   の 探 究 的 研 究 が 多 か った が、 診 療 報 酬 改 正 後 の2008.   過 を辿 る一 疾 患 で もあ る リ ンパ 浮 腫 ケ ア の キ ー ポ イ.   年 前 後 か らは 、 リ ンパ 浮 腫 に対 す る複 合 的 理 学 療 法.   ン トで あ る。.   を 学 ん だ看 護 師 に よ る複 合 的理 学 療 法 の効 果 を テ ー.     ま た 、 同 じ年 、 安 倍 ら7)に よ り、 「ペ プ ロ ウ の 発.   マ と した文 献 もみ られ る よ う にな っ た11)12)。.   達 モ デ ル を 活 用 した ス リー ブが着 脱 で きな い 患 者 へ. ④ 解 剖 ・病 態 生 理 ・成 因 、 合 併 症;2008年.   の取 り組 み  上 肢 リ ンパ 浮 腫 の軽 減 に 向 け て 」 が 発.   腫 指 導 管 理 料 の 制 定 前 の2004年 よ り、 リ ンパ 浮 腫 に.   表 さ れ た 。 こ の研 究 も質 的 研 究 で あ り、 術 後 リ ンパ.   関 す る病 態 生 理 に 関 す る 文 献 が 出 現 し始 め て い る。.   浮 腫 が 発 症 して い る患 者 に ス リー ブ着 用 の 指 導 を行.   投 稿 さ れ て い る文 献 は、 医 師 や リ ンパ ドレナ ー ジセ.   う中 で 、 ペ プ ロ ウの 発 達 モ デ ル を 活 用 し、 患 者 の言.   ラ ピス ト ・が ん 看 護 認 定 看 護 師 ・が ん 看 護 専 門看 護.   動 を分 析 した事 例 に っ いて 報 告 して い る。 この 報 告.   師 に よ る リンパ 浮 腫 指 導 や ケ アを 行 うた め の基 礎 的.   に よ る と 、 「同 一 化 の段 階 」・ で は、 患 者 の 考 え や 悩.   な知 識 ・技 術 に関 す る解 説 が 中 心 で あ った13)。. 合的理学療法 に. の リンパ 浮.   み、 努 力 して い る こ と な ど を傾 聴 し、 共 感 的 態 度 で. ⑤ 診 断 ・治 療;1990年.   接 し、 患 者 と の 信 頼 関 係 が 作 れ る よ う に努 め 、 「開.   献 もみ られ た が 、2000年 に入 り、 看 護 師 ・理 学 療 法. 代 は、 外 科 的 治 療 に つ い て の 文.   拓 利 用 の 段 階 」 で 、 そ れ ま で築 い た信 頼 関係 を もと.   士 中 心 に行 う保 存 的 治 療 に っ いて の解 説 文 献 が 多 く.   に具 体 的 な指 導 を す る こ と で、 患 者 の セ ル フ ケ ア の.   の 看 護 系 雑 誌 に掲 載 さ れ て い る。 セ ラ ピス ト ・が ん.   自立 へ っ な げ られ た 。 そ して、 「問題 解 決 の段 階」に.   看 護 専 門看 護 師 に よ る もの は、 診 断 や治 療 に つ い て.   至 り、 セ ル フ ケ アの 自立 か ら身 体 面 苦 痛 が 軽 減 され 、.   の 解 説 だ け で な く、 看 護 師 独 自 の重 症 度 評 価(血.   患 者 のQOL向. 流. 上 へ と っ な が っ た と して い る 。 患 者.   や エ コー所 見)を 行 うた め の 診 断 技 術 の 開 発 に 関 す.   の思 い に寄 り添 った ケ ア探 求 の 報 告 と して 、 中 請 同.   る実 験 研 究 も2004年 以 降 に み られ る よ うに な って き.   様 重 要 な研 究 内容 で あ る。.   た4)。.     ま た、 リ ンパ 浮 腫 ケ ア プ ロ グ ラ ム 開 発 と して は 、. ⑥ 外 来 、 ソー シ ャル サ ポ ー ト;外 来 で の リンパ 浮 腫 看.   井 沢8)が2006年 に質 的 研 究 を 行 っ て い る。 乳 が ん 術.   護 に つ い て の 関 心 は、2000年 初 期 よ り リンパ 浮腫 外.   後 に 起 き る上 肢 の リ ンパ 浮 腫 に対 し、 複 合 的 理 学 療.   来 設 立 の た め の 研 究 と して 現 れ た。 ま た 、2006年 以.   法 の 内 容 を も と に、IASMモ.   降 、 リンパ 浮 腫 外 来 設 立 後 の 看 護 師 の役 割 ・運 営 ・. デルを概念枠組 み と し.   た ナ ー シ ング リンパ ドレナ ー ジ プ ロ グ ラ ムを 開 発 し.   外 来 設 立 後 の 現 状 に 関 す る 文 献 が 出 現 し始 め て.   た 。 患 者5名.   い る14)。. に この プ ロ グ ラム を 使 用 し、 「知 識 ・.   技 術 ・看 護 サ ポ ー ト」 を提 供 した結 果 、 開 発 さ れ た.     ソ ー シ ャル サ ポ ー トと して は、 看 護 師 だ けで な く、.   プ ロ グ ラ ム は、 複 合 的 理 学 療 法 に加 え看 護 の 要 素 を.   医 師 ・理 学 療 法 士 と地 域 を 結 ん で の看 護 の提 供 に関.   組 み 込 ん だ こ とに よ って患 者 の 症 状 マ ネ ジ メ ン ト能.   す る文 献 が リ ンパ 浮 腫 指 導 の 普 及 に続 き出現 し始 め.   力 を 高 め た と報 告 して い る。 しか し、 対 象 の 人 数 が.   て い る。.   少 数 で あ り、 十 分 に普 遍 性 が 得 られ て い な い点 、 プ. ⑦ 管 理 加 算 ・入 院 シス テ ム ・リ ンパ 浮 腫 ク リニ カル パ.   ロ グ ラ ム 開 発 に あ た ってQOLやADLと の関連 性 が   明 確 に示 さ れ て い な い点 、 ま た、 そ の 後 の プ ロ グ ラ.   ス;こ れ らの 領 域 に っ い て は、2004年 以 降 に 出 現 し.   ム活 用 に あ た って の 有 効 性 の 検 討 は十 分 に な さ れ て   い な い点 に課 題 が 残 る。 井 沢 は、 セ ル フ ケ ア能 力 を.   す る教 育 入 院 ・治 療 入 院 は 自費 診 療 とな るた め 、 全   体 か らみて も文 献 数 が非 常 に少 な い のが 現 状 で あ る。.   高 め て い く上 で 、 リ ンパ ド レナ ー ジの 技 術 提 供 ・セ.   近 年 の 状 況 と して は、 リ ンパ 浮 腫 治 療 に非 常 に力 を.   ル フ ケ ア指 導 は、 看 護 師 で な くて も可 能 で あ る が 、   術 前 か ら関 わ りの あ る看 護 師 が リ ンパ 浮 腫 に伴 う身.   入 れ取 り組 ん で い る一 部 の 地 域 で は、 地 域 内 多 施 設.   体 ・心 理 面 の 問題 に対 しサ ポ ー トす る こ とが 重 要 で.   ニ カ ルパ ス 開 発 ・活 用 に 関 す る研 究 も発 表 さ れ て い.   あ る と主 張 して い る。.   る15)。. ② セ ル フ ケ ア ・指 導;2005年.   て い る。 合 併 症 に罹 患 しな い限 り、 リンパ 浮 腫 に関.   問 で の リ ンパ 浮 腫 保 存 的 治 療 標 準 化 に む け て、 ク リ. ごろ よ り、 リ ンパ 浮 腫 指. ⑧ 発 症 時 期 、 実 態 調 査;発 症 時 期 に関 す る実 態 に っ い.   導 管 理料 算 定 に基 づ く指 導 内容 に関 す る研 究 が始 ま っ.   て は、1996年 に 加 藤 氏 が 乳 が ん 術 後 の リ ンパ 浮 腫 発.

(5) 137. リンパ浮腫患者 に関す る看護研究 の実態 と今後の展望.   症 時 期 に っ いて 研 究 を行 い 、 乳 癌 術 後 患 者 の41%が. ⑩ 看 護 職 者 へ の 教 育;看 護 職 者 へ の教 育 の 現 状 に っ い.   術 後6か 月 以 内 に、32%が.   て は、2000年 以 降 で 研 究 が 開 始 さ れ て い た。2009年.   に 、9%は. 術 後6か 月 か ら3年 以 内.   る と発 表 した。 ま た、2006年 、 日本 乳 が ん 学 会 の研. 術 後10年 以 上 経 過 した の ち に 発 症 して い.   に は 、 山 城 ら19)が、 『乳 が ん ・婦 人 科 が ん 術 後 に お   け る リ ンパ 浮 腫 予 防 指 導 介 入 を躊 躇 す る要 因 。 看 護.   究 班16)が51施設 ・1379例 を 解 析 して リ ンパ 浮 腫 の発.   師 の イ ン タ ビュ ー を通 した質 的 分 析 か ら』 の 中 で 、.   症 時 期 を 明 らか に して い る。 患 者 の 平 均 年 齢 は 、.   躊 躇 す る要 因 と して 、A.知.   57.9歳(26∼88歳)、BMIが23.4(8.4∼39.8)で.   対 す る 自信 の 無 さ、 根 拠 に基 づ い た 指 導 が で きな い.   利 き腕 が 患 側 だ っ た患 者 は1.7%、   存 術 の 施 行 が50.3%、. 、. 術 式 で は乳 房 温. 腋 窩 郭 清 を行 った 患 者 は84.9. 識 不 足 か ら くる指 導 に.   不 安 、B.指 導 媒 体 が 複 数 あ り個 人 の指 導 力 に 任 さ   れ て い る こ とに よ る統 一 さ れ て い な い指 導 体 制 、C..   %を 占 め た 。 術 後 の期 間 は平 均 で4.2年(0∼53.3.   予 防 指 導 が 患 者 に与 え る ス トレス や 患 者 の理 解 度 を.   年)と 報 告 して お り、 現 状 で は、 術 後 半 数 以 上 の人.   把 握 で きて い な い こ と に よ る患 者 の 反 応 に対 す る不.   が リ ンパ 浮 腫 を発 症 して い る こ と を 明 らか に して い   る。 婦 人 科 が ん ・前 立 腺 が ん にっ い て は、 多 施 設 問.   安 、 の3っ を明 らか に して い る。2010年 に は 、 白石   ら2°)が『リ ンパ 浮 腫 ケ アへ の取 り組 み と課 題 』 の 中.   の 実 態 調 査 は現 時 点 で は行 わ れ て い な い 。.   で 、 指 導 だ けで な く、 今 後 保 険診 療 外 で あ る リ ンパ. ⑨ 患 者 の 想 い ・QOL;2004年. 、 リ ンパ 浮 腫 発 症 後 の.   浮 腫 ケ アの 実 技 に っ い て も院 内 で 学 べ る セ ミナ ー の.   患 者 の 声 ・日常 生 活 の 困 難 さ にっ い て の 特 集 が 看 護.   開 催 や リ ンパ 浮 腫 ケ ア に精 通 した 看 護 師 を 育 成 す る.   系 雑 誌 に組 まれ た。 そ れ 以 降 リ ンパ 浮 腫 患 者 の身 体.   認 定 制 度 も必 要 で あ る こ と を示 唆 して い た。.   面 の 治 療 だ けで な く、 心 理 ・社 会 面 か ら リ ンパ 浮 腫   患 者 の 看 護 を 提 供 す る必 要 性 にっ い て示 唆 して い る   文 献 が 多 くな り始 め た。2007年 、 作 田 ら17)が『乳 が   ん 術 後 リ ンパ 浮 腫 を 発 症 し た 患 者 のQOL評. 価』 に. IV.考 1)検.  察 索 を 行 っ た「リ ンパ 浮 腫 」の年 代 別 総 論 文 数 と原 著.   っ いて 量 的 研 究 を発 表 して い る。 リンパ 浮 腫 進 行 度.  .   II期 の 患 者 にQOL評 価 と してSF-36QOL評 価表 を用   いて 記 述 式 ア ンケ ー ト調 査 を行 った結 果 、 国 民 標 準.   2008年 度 の 診 療 報 酬 改 定 に よ って 、 が ん治 療 の リ ン パ 節 郭 清 に伴 う続 発 性 リ ンパ 浮 腫 に対 して、 弾 性 着 衣.   値 と比 較 す る と著 し く低 か った こ とが 報 告 さ れ て い. や弾 性 包 帯 を用 い た 圧 迫 療 法 が 保 険 適 用 とな っ た こ と.   る。 作 田 らは、 患 者 個 々 が もっ 身 体 面 か っ 心 理 ・社. に加 え 、 リ ンパ 浮 腫 の 発 症 抑 止 を 目的 と した 「リ ンパ.   会 面 に お け る苦 痛 を 把 握 し、QOL向. 上 に向 けた援. 浮 腫 指 導 管 理 料 」 が 新 た に設 定 され た。 よ うや く リン パ 浮 腫 に標 準 治 療 を 提 供 す るた あ の整 備 が 始 ま った 時.     ま た 、 同 年 に 、 増 島18)は、 『乳 が ん治 療 後 の リ ン. 期 で あ り、 この 頃 よ り、 看 護 師 の 関 心 が 高 ま っ た。 そ れ に 伴 い、 各 地 で 開 催 さ れ る よ う に な った リ ンパ 浮 腫 セ ミナ ー の受 講 や リ ンパ ド レナ ー ジセ ラ ピス ト資 格 取.   助 が 必 要 で あ る と述 べ て い る。   パ 浮 腫 が 患 者 に も た らす 苦 悩 』 にっ い て発 表 して い   る。 研 究 結 果 と して 、 研 究 対 象 者11名 の結 果 よ り患   者 の リンパ 浮 腫 と と もに生 き る上 で の苦 悩 に つ いて   の身 体 ・心 理 ・社 会 面 を質 的 に明 らか に した 。 リ ン   パ 浮 腫 患 者 の 苦 悩 の現 状 と して は、 患 側 上 肢 へ の 負. 論文数 の推移. 得 等 が 盛 ん に な っ た。 さ ら に、 が ん患 者 の リ ンパ 浮 腫 に 対 す る声 の 高 ま り2)が き っか け と な り、 看 護 師 の リ   ンパ 浮 腫 へ の 関 心 が 急 増 し、 毎 年50∼100件. の論文 が.   荷 とだ る さの 増 強 、健 側 上 肢 へ の負 担 、 家 事 の 制 限 、. 発 表 さ れ るよ う に な った 。2010年 度 診 療 報 酬 が再 び改.   仕 事 継 続 へ の 困 難 ・断 念 、 趣 味 の制 限 、 諦 め なが ら. 正 され 、 リ ンパ 浮 腫 の重 症 化 予 防 の た め 、 リンパ 浮 腫.   も浮 腫 と と も に生 き る こ とを苦 痛 に感 じて い る こ と、. 指 導 管 理 料 算 定 回 数 が2回 に増 え た 。 短 い期 間 で リ ン パ浮腫 指導 管理料 の算定 回数 が増 や された背景 には、.   浮 腫 増 強 へ の恐 怖 、 外 観 の 受 け入 れ が た さ ・女 性 ら   によ る リ ンパ 浮 腫 治 療 の 経 済 的 負 担 、 リ ンパ 浮 腫 に. 患 者 会 の活 動 に加 え、 看 護 師 ・医 師 に よ る リンパ 浮 腫 ケ ア や予 防 の 必 要 性 を 訴 え る活 動 が あ った。2008年 前.   対 す る周 囲 へ の理 解 不 足 、 専 門 的支 援 者 の 欠 乏 な ど. 後 よ り著 し く研 究 が増 加 して い るの は、 この リ ンパ 浮.   しさの 喪 失 感 、 浮 腫 発 症 に対 す る 自責 、 保 険 適 応 外.   が 抽 出 され た。 増 島 氏 は、 リ ンパ 浮 腫 患 者 が 患 側 上. 腫 治 療 施 策 に大 きな 影 響 を受 け 、 関 心 が 集 ま っ た こ と.   肢 をか ば い な が ら生 活 す る上 で苦 痛 や 困 難 さ を生 じ.   に よ る と考 え られ る。 ま た、 リ ンパ 浮 腫 指 導 の 浸 透 に.   うる状 況 を、 家 族 や 周 囲 の人 に理 解 が 得 られ るよ う.   よ り、 これ ま で顕 在 化 しに くか っ た リ ンパ 浮 腫 患 者 が.   に、患 者 自身 が苦 悩 を表 出 しや す い環 境 作 りを サ ポ ー. 表 面 化 して く る可 能 性 が 考 え られ る。 今 後 、 リ ンパ 浮.   トす る こ とで リ ンパ 浮 腫 患 者 の 苦 悩 が 緩 和 さ れ るの.  腫 患 者 の 増 加 に伴 い セ ル フケ ア指 導 に 関 す る研 究 は さ.   で は な い か と述 べ て い る が、 苦 痛 の 緩 和 に つ い て は.   らに 増 加 して い くこ と が推 測 され る。.   予 測 の段 階 で あ っ た。.     総 文献 数 が こ こ数 年 で急 激 に増 加 して い る の に対 し、.

(6) 138. 大久保恵子. 活 動 報 告 や 資 料 以 外 の原 著 論 文 の数 は緩 や か な増 加 に 留 ま っ て い る。 リ ンパ 浮 腫 ケ ア研 究 は近 年 始 ま った ば か りで あ り、 今 後 、 エ ビデ ンス の高 い研 究 に 向 け て ま す ます 増 え て い くこ と が予 測 され る。 2)基 礎 疾 患 別 リ ンパ 浮 腫 文 献 数 よ り  . 基 礎 疾 患 別 リンパ 浮 腫 文 献 は、 婦 人 科 が ん(38.2%).  と乳 が ん(59.3%)に. 関 す る もの が 圧 倒 的 に 多 く、 前. 立 腺 が ん は2.5%と 非 常 に 少 な い結 果 で あ った 。 これ  は、 後 藤 学 園 付 属 リ ンパ 浮 腫 治 療 室 に て2004年 実 施 さ れ た リ ンパ 浮 腫 患 者 来 院 者 数 の 実 態 調 査 にお け る受 診 率 と 同様 の 結 果 を 示 して い る2)。前 立 腺 患 者 の 数 は、  日本 に お け る男 性 の 悪 性 腫 瘍 の 中 で も上 位 に位 置 して い る2°)。 そ れ に も関 わ らず、 男 性 リ ンパ 浮 腫 患 者 の受. V.結 1)リ.  語 ンパ 浮 腫 看 護 研 究 は、2008年 前 後 よ り、 関 心 が 急. 激 に高 ま り始 め た分 野 で あ り、 リ ンパ 浮 腫 治 療 施 策 に 大 き な影 響 を 受 け て い る。 2)特. に リ ンパ 浮 腫 に対 す る 「身 体 症 状 ケ ア」 研 究 は盛. ん で、 今 後 も増 加 す る こ とが 予 測 さ れ る。 3)未. 開拓 分 野 の 中 で重 要 な 位 置 付 け に あ る もの と して. は、 リンパ 浮 腫 患 者 の心 理 ・社 会 面 の 問題 に対 す る支 援 やQOLに 4)よ. 関 す る研 究 が挙 げ られ る。. り良 い リ ンパ 浮 腫 看 護 実 践 の た め に、 リ ンパ 浮 腫. 患 者 の身 体 面 に加 え 、 心 理 ・社 会 面 に着 目 し、QOL 向上 に 向 け た看 護 研 究 を 充 実 させ て い く必 要 が あ る。. 診 率 は 低 く、 研 究 自体 も少 な い。 この 要 因 と して は、 第1に 前 立 腺 が ん の 好 発 年 齢 が65歳 以 上 で あ る こ と、 第2に. 高 齢 者 男 性 は、 美 に 関 す る意 識 ・衣 類 の選 択 意. 文 献. 思 が 女 性 に比 べ 低 く、 女 性 の よ うに衣 類 面 肌 を露 出 す る よ う な衣 装 を 着 る こ と も少 な い た め発 見 が 遅 れ や す.     Consensus.リ. い こ と、 な どが 想 像 さ れ る21)。しか しなが ら、 受 診 率.     Medical  Ducation . の 低 下 を招 き、 男 性 リ ンパ 浮 腫 患 者 の顕 在 化 を抑 制 す. 2)佐. る明 確 な理 由 は 、 現 在 の と こ ろ明 らか で は な い。.     2005..   乳 が ん ・婦 人 科 が ん 術 後 リ ンパ 浮 腫 看 護 研 究 件 数 を 比 較 して み る と、 乳 が ん 術 後 リ ンパ 浮 腫 に関 す る文 献. 1)真. 3)廣. 田 弘 美,松. 井 典 子,北. 村 薫(監. 訳):lnternational. ンパ 浮 腫 管 理 の ベ ス トプ ラ ク テ ィ ス, Partnership . Ltd.2009.. 藤 佳 代 子:リ ン パ 浮 腫 の 治 療 と ケ ア,医. 田 彰 男,武 安 宜 明 他:患.     性 及 び リ ン パ 性 浮 腫.臨. 学 書 院,. 者 管 理 の ポ イ ン ト  静 脈 床 看 護11(11),1648-. が圧 倒 的 に多 い。 これ は単 純 に罹 患 率 の差 だ け で な く、.     1652,1985.. 乳 が ん 術 後 リンパ 浮 腫 が 日常 目 にす る機 会 の 多 い上 肢 に 発 症 す る た め 、 早 期 発 見 ・早 期 治 療 に つ なが り、 患. 4)作.     ジ」 の 効 果 の 検 証.  施 術 前 後 に お け る 指 尖 血 流 左. 者 が 顕 在 化 しや す い こ と か ら看 護 師 の 関心 も高 ま り研.     右 差 の 比 較 か ら,滋. 究 へ と繋 が って い るの で は な い か と考 え られ る。.     (1),  19-23,  2008.. 3)リ. ンパ 浮 腫 看 護 研 究 内容 か らみ え る今 後 の 研 究 課 題.     リ ンパ 浮 腫 患 者 支 援 の軸 とな る身 体 症 状 ケ ア の研 究 は 著 し く増 加 して い る。 この 背 景 に は、 患 者 の そ ば に. 5)木. 田 裕 美 他:リ. 村 恵 美 子:下. ンパ 浮 腫 ケ ア 「用 手 リ ンパ ド レ ナ ー. 賀 医 科 大 学 看 護 ジ ャ ー ナ ル6. 肢 挙 上 の 高 さ と リ ンパ ド レ ナ ー ジ の.   排液 効果一 健 常 者 に よ る基 礎 的 研 究.が ん 看 護 学 会 誌     22(2), . 52-58,  2008.. 寄 り添 い、 リンパ 浮 腫 の苦 痛 に 対 し共 に 闘 って き た看. 6)中. 護 師 だ か ら こそ 、 リ ンパ 浮 腫 に よ る身 体 面 苦 痛 軽 減 の.     減 へ の 関 わ り内 発 的動 機 づ け の心 理 ア プ ロー チ に よ. た あ の ケ ア に 関 心 を 示 して い る と い う状 況 が あ る と考.     る 展 開 を 図 っ て,大. え られ る。.     112,  2003..    しか し、 リンパ 浮 腫 を発 症 して い る患 者 の 多 くが 、 乳 房 や 女 性 生 殖 器 を 失 って い る こ と を忘 れ て は な らな い1)・2)・18)。 リ ンパ浮 腫 発 症 後 の看護 に お い て、 セ ク シ ャ   リテ ィの 障 害 も含 め た心 理 面 へ の 援 助 が重 要 で あ る に も関 わ らず 、 患 者 の 想 い ・QOLに 関 す る研 究 が 全 体 の 約5%と 非 常 に少 な い の は問 題 で あ る。 患 者 の リ ン パ 浮 腫 に よ る心 理 ・社 会 面 へ の 影 響 を患 者 の 立 場 か ら. 7)安. 請 千 恵 子:下. 肢 リンパ 浮 腫 の あ る患 者 へ の 浮 腫 軽. 分 県 立 病 院 医 学 雑 誌,32,109-. 部 雅 枝,中 請 千 恵 子:ペ. プ ロ ウの 発 達 モ デ ル を 活.     用 した ス リー ブ の着 用 が 継 続 で き な い患 者 へ の 取 り     組 み.上. 肢 リ ンパ 浮 腫 の 軽 減 に 向 け て.日. 本看護 学.     会 論 文 集,34,219-221,2003. 8)井. 沢 知 子:乳. が ん 術 後 の リ ンパ 浮 腫 に 対 す る ナ ー シ.     ン グ リ ン パ ド レ ナ ー ジ プ ロ グ ラ ム の 開 発   日本 看 護     科 学 会 誌26(3),22-31,2006.. 理 解 す る こ と は リ ンパ 浮 腫 看 護 に 必 要 不 可 欠 で あ る。. 9)二. よ り良 い リ ンパ 浮 腫 看 護 実 践 の た め に、 リンパ 浮 腫 患.     浮 腫 ケ ア の 現 状 に 関 す る全 国 調 査.The . 者 の 身 体 面 に加 え 、 心 理 ・社 会 面 に 着 目 したQOL向 上 に 向 け た看 護 研 究 を 充 実 さ せ て い く必 要 が あ る。.     Medical  Journal  59(1),33-42,2009. 10)白. 渡 玉 江,樋. 石 裕 実:リ. 口友 紀. 他:が. ん 手 術 後 に 伴 う リ ンパ Kitakanto. ンパ 浮 腫 ケ ア へ の 取 り組 み と課 題.自.     治 病 院 協 議 会 誌49(4),611-614,2010. 11)中. 尾 富 士 子,山. 本滋. 他:癌. 術 後 の リ ンパ 浮 腫 患 者.

(7) リンパ浮腫患者に関す る看護研究 の実態 と今後 の展望. 139.     に 行 っ た 複 合 学 的 理 学 療 法 の 効 果.山 口 医 学56(1),. 19)山.     11-14,  2007..     お け る リ ンパ 浮 腫 予 防 指 導 介 入 を 躊 躇 す る要 因.看. 12)仲. 山 綾 子:当. 院 に お け る 複 合 学 的 理 学 療 法 実 践 報 告.. 城 英 子,菊 田 美 鈴. 他:乳. が ん ・婦 人 科 が ん 術 後 に.     護 師 の イ ン タ ビ ュ ー を 通 し た 質 的 分 析 か ら.新. 潟県.     県 西 部 浜 松 医 療 セ ン タ ー 学 術 誌3(1),127-129,.     立 が ん セ ン タ ー 新 潟 病 院 看 護 部 看 護 研 究(平 成20年.     2009..     度),36-43,2009.. 13)作. 田 裕 美,宮 腰 由 紀 子. 他:上. 肢 の 細 胞 内/細 胞 外 液. 20)http://www. . ncc. go. jp/jp/statistics/2003/dataO.    比 に着 目 した、 乳 が ん 術 後 の リンパ 浮 腫 患 者 の体 液.     7.pdf  (accessed  on  July  27, 2004).     に 見 ら れ る 生 理 的 特 徴.日. 21)西. 本 看 護 科 学 雑 誌7(1),.     108-118,  2010. 14)藤. 本 麗 子,平 林 剛. 之 園 君 子,長 友 由 紀 子:高.     究.介 他:が. ん相 談 窓 口を 利 用 した対 象.     鹿 児 島 純 心 女 子 短 期 大 学 研 究 紀 要36,107-120,.     の 傾 向 と ク ラ イ ア ン トの サ ー ビ ス 向 上 を 目 的 と し た.     2006..     シ ス テ ム の 再 考.東. 22)仲. 京 慈 恵 医 科 大 学 雑 誌125(5),.     192,  2010. 15)河. 村 進,杉 本 は る み 他:ク. リテ ィ カ ル パ ス を 用 い た 療 マ ネ ジ メ ン ト学 会. が ん 術 後 の リ ンパ 浮 腫 患 者 に.     関 す る 多 施 設 実 態 調 査.臨. 床 看 護36(7),889-893,.     2010. 17)作.     発 症 し た 患 者 のQOLの. 18)増. が ん 術 後 リンパ 浮 腫 を. 評 価.日. 本が ん看 護学 会誌.     沖 縄 県 立 大 学 紀 要,11,1-13,2010. 23)増. 島麻里. 他:乳. が ん 術 後 に リ ンパ 浮 腫 を 発 現 し た.     患 者 に も た らす 苦 悩.千. が ん 治 療 後 の リ ンパ 浮 腫 葉 看 護 学 会 会 誌13(1),85-. 葉.     看 護 学 会 会 誌14(1),17-24,2008. 24)高. 山 深 雪,新. 井 敏 子:リ. ン パ 浮 腫 が 患 者 のQOLに 価 表 を 用 い て.東. 京 都福.     祉 保 健 医 療 学 会 誌 ・平 成20年 度 受 賞 演 題 論 文 集,68    70, 2009. 25)作. 66-70,  2007.. 島 麻 里 子,佐 藤 禮 子:乳.     93,  2007.. ンパ 浮 腫 を 伴 っ た乳 が ん 患 者 の 日.     及 ぼ す 影 響.  SF36QOL評. 田 裕 美,宮 腰 由 紀 子 他:乳.     21(1), . 他:リ.     患 者 の リ ン パ 浮 腫 に 対 す る 捉 え 方 と対 処 行 動.千.     雑 誌6(1),141,2005. 村 薫,赤 澤 宏 平:乳. 村 周子.     常 生 活 困 難 感 と そ の 対 処 法 お よ び 自 己 と の 折 り合 い..     リ ンパ 浮 腫 治 療 の 在 宅 連 携.医. 16)北. 齢者 の快適 な衣類 の研. 護 認 定 者 と健 常 な 高 齢 者 衣 類 の 実 態 調 査(1).. 田 裕 美,宮 腰 由 紀 子,西 亀 正 之:乳.     浮 腫 患 者 の 看 護 を 知 る.文     学 雑 誌67(9),906-911,2003.. が ん 術 後 リ ンパ. 献 に 表 さ れ た 現 状.看. 護.

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参照

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