1
論 文】 UDC :614.
84 :697.
13 日本 建 築学 会 構造 系 論 文 報 告 集 第 359 号・
昭和 61,
年 1月垂
直面
に
お
け
る
上 方
火
焔
伝播
の
熱 的
モ
デ
ル
・1
現 象
の数 学的表 現
と自
己火
焔伝播
に お ける未燃 領域
の予 熱過 程
に関
する実 験的 諸 関係
正 会 員長 谷 見
雄
二 * 1.
序 垂 直 面 や 天 井 下 面の燃 焼 過 程では火 焔・
熱 気 流 が 熱分 解 領 域か ら その周 囲の未 燃 領 域に向かっ て流れ る ため,
床 面上の燃 焼に比べ て火焔伝 播が著し く促 進さ れ る傾 向 が あ る。 こ の う ち,
夭井 面に要 求さ れ る建 築 的 性 能が,
明る さ や音響特性な ど無機材料で実現で き る性 能に ほ ぼ 限ら れていて不燃化が容易であ るの に比べ る と,
壁 な ど の垂直面で は, 感 触 など微妙な性 格の性 能が要 求され る た め,
有機質の可 燃 材 料が好ま れ る場 合が多い し,
建 築 物の壁 面を不燃材で造っ た と しても,
可 燃 性の家 具,
カー
テンでお お わ れ れ ば,
期 待さ れるよ う な防 火 性 能は果た し得ない 。 居 室 垂直面の 不 燃 化 率が火 災 損 害の規 模に重 大な影 響を与え る要因で あ ること は火 災事例の統 計 分析 によっ て も示さ れて い る が1 ) , 垂 直 面の 火 焔 伝 播の機 構 に は未 知の問 題が多い と考えられて き た ため,
現 在の と ころ,
その評 価・
試 験 法・
対 策はプリミティブな段 階に あ る とい っ てよい。
本 研 究の 目的は, 可 燃 垂 直面の上方 火焔伝 播 現 象を伝 熱 学 的 立 場か ら数 学 的に モ デル化し,
モデル の定 性 的特 徴や そ れ に含まれ る パ ラ メー
タを実 験 的に調べ る ことに よっ て,
壁材,
内装 材,
家 具な どの 防火性 能を合理的に 評 価・
試 験 す る た めの基本的方針 を 導 こ う という もの で あ る。
本 研究は 2編より成り,
本報では,
火 焔 伝 播 現 象 の モデル の基 本 的 構 成を誘 導し て,
こ の モデルか ら 火焔 伝 播 速度な ど を具体 的に計算し よ う と す る際に問題 の核 心 と な る 火焔・
熱 気流か ら熱 分解領域上 方の垂直面へ の 入射 熱 流 束 分 布を,
熱 分 解 領 域か らの高さ・
発 熱速度な ど と実 験 的に関係づける。 次報では,
火 焔・
熱 気 流から 垂直面へ の伝 熱 機 構の解 析に基づいて,
この実 験 的 関係 を説 明す る と と もに,
熱 分 解 速 度・
発 熱 速 度 が 材 料の物 性 値か ら推 定でき る よ う に し て,この モ デルを完 結さ せ, 火焔・
火焔 伝 播に関する既 往の実 験 結果が本モ デルか ら 説明で き る こ とを示す。
2.
垂 直 面の上 方 火 焔伝 播 現 象の モデル化 本 論 文の一
部は昭 和59年 度日本 建 築 学 会 大 会 学 術 講 演 会で発 表し た 〔計 画 系・
環 境 工 学,
講 演 番号4485)。
* 建 設 省 建 築 研 究 所 主 任 研 究 員・
工博 〔昭 和 60 年2月 15日原 稿 受 理 ) 固体 表 面の火 娼 伝 播現象は伝 熱・
化 学 反応・
物 質 移動 などの相 互 作 用に由 来す る複 雑な過 程である2愉 火 焔 伝 播 現 象につ い てはこれまで に少な か らぬ研 究が試み ら れ て いる がenえts’
3}
−
Sl,
そ の多く は層 流 火 焔を扱っ た もの で あ り, 熱分解領 域 先 端 (pyrolysis front)の微 視 的 構 造 7 ) や反 応 過 程8} を重視し た研 究 も 少な く ない。 層 流 火 焔で は熱 伝 導が支配的な伝 熱過程で あっ て,
火 娼 放 射な どは一
般に無 視さ れ る。
こ の場合は火 焔 周 辺の エ ネル ギー ・
物 質の輸 送 方 程 式 とその境 界 条 件に, 本質的に は同等と みなせ る よ うな類 似 性 が 保 証さ れ る た め9〕,
理論 的 扱い は非 常に簡 単に な る。
し か し, 火災で問 題と な るよ うな 火 焔が乱 流 状 態にある ことは明ら か だ し,
建築材料の多 く は化 学 的 組 成の把 握し難い混 合 物であっ て,
化 学 組 成 の分析に基づ く 理論の対象と は な りに くい。 火 焔伝 播 現 象にか か わる微 視 的 過 程 を無 視す る か わ り に,
材料の巨視的性 能だ けで火 焔 伝 播 現 象 を予 測し, し か も 乱流火 焔に も 応用 可 能なモ デル とし て は, 熱分解 領 域周 辺の未燃領 域が火焔 な どに よっ て予 熱され て熱 分 解 温 度に達する と熱分解 領 域 先 端が 進行 して火 焔 伝 播が起 こ る,
とする もの が ある1°)・
]]]。
Fig,
1はこの考え方に従っ て火 焔 伝 播の機 構 を模式的に表現 し たもの で,
x 方 向へ の 1次 元 火焔伝 播と,
壁 面に垂 直な方 向へ の壁体内1
次 元熱 伝導を仮 定 し た由 〕。
熱分解 領 域 先端の位 置 は,
固 体表面の温度が熱 分 解 温 度 Ti。に達し た点Xp に対応し, 熱 分 解 領 域で炭 化 層が形 成 されな け れば,
熱分解領 域表 面で,
次のエ ネルギー
収 支式が成 立つ。
ウる一
解。=
血;・
△Hσ…・
…・
………・
…・
・
・
・
・
・
・
…
(1) 熱 分 解 領 域の表面入射熱 流束を, その や や 上方よ り小さ く画い た の は, 熱 分 解ガス の噴 出に よ る対流熱伝達 のブ ロ ッ ク効 果]z ]を 示 す。
こ の ように考え て,Fig.
1の高さ x にお け る時 刻 tの固 体 表 面 温 度 Tw(x,O
)を , 表 面入 射 熱 流束 々叡コc,
t)と,
表 面入射熱 流束に対す る表 面 温 度のイン パ ル ス応 答il
(t)の畳み込み積 分で表す と,
TUt・
,
・)−
T・−
Xt
a
:(偽 h )・
φ(・)d
・ ・一
(・) と な る か ら, 時 刻t
に お け る熱分 解 領 域 先 端の位 置は,
T・g
−
T・一
ズ
々卸一
・)・
φ(・)d
・・
……・一
(3)一
117
一
〆
’
ノ
Tw(ス.
y「
「
●
,
■
「
, 凾
D 了ig FtameT
・⊥
一
「
中
剛
濫
上
x Well 巴6mpe 了a 量ure Heatttux Mode 圏
Fig
.
1 Schematic diagram Qf upward wall flame spread を x につ い て解け ば求まる。 φ(t)の函 数 形は壁 体の 構 成に よっ て定まるか ら,
(3)式 は,
壁体上の 火 焔 伝播 現 象が,
熱 分 解温度,
表 面入 射 熱 流束分布, な ら びに壁 体の構成に支配 さ れ るこ とを表 して い る。
(3 )式に畳 み込み積分を使うことの利 点は, (3 >式 右 辺の函 数 形 を具体 的に表現す る さい,
壁 体 構 成 条 件が火 焔 伝 播 現 象 に及ぼ す 影 響の評 価 と ウ叡エ,
t)の定 式 化を独 立に行う こ と がで き る点に あ る。
φ(t
)は, 伝 熱 学 的 関 心か ら種々 の構 成の壁 体につ いて定式化さ れ ている か ら,
その成 果 を直 接,
利 用す ること が で き る し, ウ猟,
t−
T)・
iP
(τ) を τ につ いて解析的に積分 する こ とがで き な い場 合は,
数値 積分 に よ ればよい。Fig.
1と同 様の構 想に基づ く既 往の モデル]°LII)でも壁 体 構 成 条 件を考 慮に入 れる こと は で き るが, 表 面入射 熱流束分 布の 函 数 形の と り方に著し い制 約が あっ た。 とこ ろで, (3
)式 は Xp につ い て 陽 な形 式と なっ て い ないが,
Xp と tの 関 係につ いて適 当な条 件 を仮 定 す れば,
火娼伝播性を直接 表 現する形 式に (3)式を変 換 で き る。
火 焔伝 播現 象に関す る既 往の研 究の多くは火 焔 伝播速度が一
定な場 合 を扱っ ているがe〕一
’
6 〕・
1°〕・
11 ) , こ こ で もそ れにな らっ て定常火焔 伝播を仮定し, 例と して単 純 な壁 体 条 件につ い て (3
)式か ら火 焔伝播 速 度 を定 式 化 して み る。
こ こ で取り上げ ない壁体条件につ い て も同様 の考 察 を行 うこ と は原 則と して可 能であ るが, 現 実に現 れ る壁 体条件は千差万別で あ るの で, こ こ で は半 無 限 固 体壁と熱 的に薄い壁 とい う両 極 端の場 合の みを考え るこ とに した。
ま た,一
般の火 災で は熱 分 解 領 域の垂直 方 向 の長さ D が成 長しな が ら火焔 が伝 播し,
火焔伝 播速度 が一
定と な るの は珍 しい こ とで あ る が,D
が大きい ほ ど 上方 未燃領 域は強い予熱 を受け る と考え ら れ るか ら, あ るD
の値に対す る 火焔伝 播速 度を知ろ うとする際に は,
熱分解領域が拡 大し てP
に達し た とい う場 合よ り, D 不 変の ま ま火焔伝 播す る と し た 場合の方が,
未 燃 領 域は強く予熱さ れ るこ とにな る。 熱分解領域が拡 大する 仕 方 も,
加 熱 条 件や壁の厚さによ り さ まざまである が, 上 記の考 察に よ れ ば,
定常火焔 伝 播の仮 定は, 火 焔 伝 播 速 度を D の函 数と して表 示 し よ う と する場合,
火 焔 伝 播 速 度の実 質 的な 上限, すな わち, 危 険 側 推 定 値を与え る と考え ら れ る。
な お,
定 常 火 焔 伝 播 速 度は時 間によら な いは ずであ る か ら,
火焔 伝 播 速 度 式の誘 導にあたっ て は,
(3
)式でt
→ 。。 と する必 要が ある。
a ) 半無 限固体表面の定 常 火 焔 伝 播 速 度半無 限 固 体で
,
そ の表 面と外 界の温度差に由来する熱 交 換 を無 視で きる場 合,
iP
(t)=
1〈陬 と な る。
ま た, 火 焔 伝 播 速 度が一
定な らば τ と Xp の間に Xp t− V
。’
τ なる関 係がある。 t→ 。 。 と して これ らの関係 を (3}式 に代 入 する と,
% +
∫
1
鴇
籌
畿
晦……・
… と なる が,
鯣 が熱 分 解 領 域 下 端か ら の高さの み に依 存 する と仮 定し て,
(4 )式 をVp
につ い て整 理 すると{
∬
難 +D)・融
r
− ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5)v
』= πib
ρc(τ、9一
τ。) z と なる。 ただ し,
ξは熱 分 解 領 域 先端か ら の高さで あ る。
Sibulkin
−Kim
は壁 面の入 射 熱 流 束につ い て 々祐(ξ+D
)=
03
’
・
exp (一
ξ/δ),O
:=
const・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(6) なる分 布 を仮 定し て,
V
』=
1
}鬟ぞ,
δ/丿tpc
(T
‘9− To
)2・
…
一一
・
・
・
…
一・
…
『
・
・
(7) とな る こと を導い て い る が1°},
(5 )式 に (6
)式を代 入 す れば (7 )式が得ら れ る し,
壁 面の入射 熱 流 束 分 布 に つ い て (6 >式が一
般に成 立つ とい う保 証はまっ た く ない の だ か ら, (5 )式はSibulkin
−
Kim の モ デル より も普 偏 的 内容 を もつ とい える。
b
)熱 的に薄い固 体の表 面上の定 常 火焔伝 播 速 度 固体内部の温 度が近 似 的に,
厚 さ方 向に一
様と して扱 え る よ う な場 合 (Fig.
2), 入 射 熱 流 束が 1で与え ら れ た と きの高さごとの エ ネルギー
収 支はP・
d
噐
一1− h
、(T−
・T ・)……・
…・
・
…………
(8 ) 幅→
→ → →1
−
d−
十
hi〔Tw−
To, To Rg.
2 Thermally thin wall modetと な る。 (8 )式 を(
T − T
、)に つ い て解き,
tで微 分す れば, こ の条 件に関す る φ(T)が得られ る。 これ は,
φ(τ)= exp 〔− h
‘τ/ρcd )/ρcd……・
・
………・
(9
) で あっ て, (9
)式を (3
)式 に代入 し,
x。=
一
Vp・
τ に よっ て変 数 τ を Xp に変 換 して t→ CO の極限を と る と,
T・g
−
・イ
… ξ・Dl・
exp (藩窃
蝋 )・・………
(10 } こ れ をVp
につ い て整理 す る と,
v・・= = 、,、(
売
.
端}餌
(ξ ・・)・
exp (− h
、ξ/pcd V.)d
ξ……・
…・
…・
…・
(11 > (11>式には右 辺にもV
ρが含 ま れている か ら,
p,
c,
d
,
h
,な どの パ ラメー
タの値が得 られ た として も反 復 計 算 をし な け れ ば Vρを計 算で き な いが, 壁 裏 面が断 熱さ れ て いる場 合はh
‘・
=
Oだか ら,
阮
。誠
欄∫
m
垢 (ξ・D
)・ξ・
一
(ll’
) と なっ て,
反 復計算をしな くて も火焔伝 播 速 度を計 算で き る。 上に あ げ た2
つの簡単な例で は,
壁 を構 成す る材料の 熱 的 定 数 (h,
p,
c,
T、
g など)や その 仕 様 を 表すパ ラメー
タd
の ほ か に熱分解領域上方の壁表面へ の入射 熱流 束 分布が わ か れば火娼伝播速 度を計算す ること ができ る。 もっ と も,
これ らの 熱 的 定 数は 温度な どに よっ て幾分 か 異な る値を と る し,
建築材料の中には組 成が複 雑かつ不 安 定な た め,
熱的定数を事実上計測でき ない もの も少な く ないか ら,
単純な系にあっ て も火焔伝 播 性 状を計算だ けで評 価す るの は難しいの か も しれない。
しか し, 実 物 を使っ た試 験でこ の よ う な評 価 を行うに し ても,
試 験で 実現で きる加 熱 条 件などは限ら れ た基 準 的な もの で あっ て, そ の結 果を, 種々 に想定される現実の火 災条 件に対 し て敷 衍 するためには,
各 種の条 件の 変化が火焔伝 播 性 状にどの よ う に影 響す る か を予 想す る 理論的枠組 を用 意 してお く 必要が あ る。
さ て,Fig.
1に概 念 を 示 し たモ デ ル にも と ずく火焔伝 播 現象の解析・
評価で は壁 表 面 上の 伝 熱 過 程を定式 化す ること が中心的な課 題と な る。
火 災 が あ る程 度進展し た段 階で は 周 囲 か らの放 射な ど が壁 表 面 入 射 熱 流 束 分 布を支 配す ること も あ るが , こ こ で は最 も基 本 的な場 合と して,
外 部と の熱交換が な く,
壁面上 の火 焔・
熱 気 流か ら の伝 熱だ け が問 題と な る場 合,
す な わち 自 己 火 焔 伝 播につ いて考察す る。 既往の実験による と,
乱 流 火焔の存在が 明 ら か な領 域で は放 射が主 要な伝 熱機構であ るの に対 して13 ), 火焔が まっ た く存 在し ない 上 方の部 位で は ほ ぼ対 流 熱 伝 達の み とな る こと14〕がわ かっ てい る か ら,
熱 分 解 領 域 上 方の壁 表 面入射 熱 流 束の 分布は火焔高さ に強く依 存す る と考え られる。
そこ で以 下,
本 論 文では,
垂 直面に沿っ て火焔が形 成され る時の 火 焔 高さと熱 分 解 条件の関 係, お よび壁 表 面入射 熱 流 束 と火 焔 高さの関 係など を,
実 験に基づい て議 論す る。3.
実 験 方 法 本 実 験で は火 源とし て,
表 面を硅 砂で お おっ て メタン が均一
に噴 出 するよ うに し たバ 7 ナー
を用い,
そ れ を不 燃 材で造っ た垂 直 面に接す る よ うに置いて火焔 高さ と壁 面へ の入 射 熱 流 束 を 測 定 し た。
燃料と して垂 直な 固体可 燃 物を使わ な かっ た の は,
固体の熱分解燃 焼で は燃料ガ ス の生 成 速度を自由に制 御す ること ができ ない か ら であ る。
実 験に使っ た 壁は, 表面 温が一
定と な るよ うに裏 面 を冷 却し た銅板 (以後,
定温壁とい う)と熱 的に薄い壁 面の 2 種類で あ る。 定温 壁 を使っ たの は,
壁 表 面の熱 伝 達 機 構の解 析が容 易であ り,
し か も 良い再 現 性 が得ら れ る か らであ る。 ま た,
熱 的に薄い壁を使っ たのは定温壁 に関す る実験結果が,
より現実的な壁 体 条 件で も成 立つ こと を検証 す る た めであ る。
3−1.
測 定装置 定 温 壁 を 使っ た実 験で は,
厚さ1cm の銅 板 製 壁 表 面 に黒色 耐 熱 塗 料 を塗 布し,
Fig.
1Q よ うな壁 面に垂 直な 方 向に 2次 元の流れが形 成 される よ うに両 側に冷 却 水で 冷 却した側 壁 を 設けた (Fig.
3)。
壁 面へ の入 射 熱 流 束 はGard
。n型 熱 流 計15}で測 定し た。
壁 体,
側 壁および熱 流 計の ヒー
ト・
シ ン ク部の温 度は 60°
C
±4K で ある。
ト
ー
・・
3−
一
2.
00 O.
ア5 O.
225 o o o He 日 o 0.
077響
Lin
『
司
唖一
一
Floor↑
bum He 日電醐凵x 臼ag9Fig
,
3 Wall flame heat transfer apparatus (NBS >一
119
一
バ
ー
ナー
は壁 面に平行な方 向に壁 体と同 寸の長さ を も ち,
壁 面に垂 直な方 向に 0.
037m,
0.
082m の幅をもつ 2種 類の もの を使 用し た。2
と お り の幅のバー
ナー
を 使っ たの は,
火 源寸法 が 火 焔 高 さ,
壁 表 面 入 射 熱 流束分 布に及ぼ す影 響を検査す る た めであ る。
こ の よ う なバー
ナー
で は燃 料ガス の噴 出 する方 向が垂直可 燃 面の熱分解 とは異な る か ら,
火 源に近い部分の壁表 面伝 熱機 構は壁 面の 火焔伝 播な どの場 合とは質的に異な る か もし れ な い が,
火 源か ら十 分離れ れば顕著な差は消 失す ると仮 定 す る。 後述 す る よ うに,
こ の仮定の妥 当性は,
液 体 燃 料 を 浸 潤さ せ た垂 直 面の燃 焼に関す る既往の実験結果16) を本 実 験の結 果 と比べ て検 証し た。 熱 的に薄い壁 面とは,Fig.
4に示す区 画で,
開口に正 対する壁面であっ て, 厚さ約 5mm の セ ラ ミッ ク・
フ ァ イバー
製ボー
ドを表 裏 両 面に貼っ た枠 組 壁で ある (詳し い仕 様は文 献 17)を参 照)。
床上に は当 該壁に接し て O.
075 mXO.
92m の メタン・
バー
ナー
が置か れて い る。
壁 表 面入射 熱 流束は, 定温壁の場 合と同じ熱流 計を使っ て,
5か所で測 定し た。
3−
2.
デー
タ処 理の方 法 表 面 入 射 熱 流 束は,
10秒 間 隔でサンプル し,
5分 間 平 均 値 をとっ てその代 表 値と し た。 火 焔 高さ は,
三管式 ビ デ オ・
カメ ラ で正面か ら撮 影し た映像か ら,
火娼 片 (flame tips)が到 達 する最 高の高さ および火 焔が切 目 な く存 在 する領 域 (solidflame
)の高さを3人 (瞳の 色は茶2名,
コ バ ル ト1名)で 3分 間ぶ ん の ビ デオ画像 を0.
5秒 間 隔で 目視 観 察し, 観 察 者ごとに得た平 均 値 を さ らに平 均して代 表 値と し た。 目視 観 察で は測 定 結 果の 再 現 性に疑いが あるが,flame
tipsの高さの測 定 値が観 察 者 間で 5% 以 内の 誤 差で一
致し たの に対して, solidflame
では映 像に しばしばハ レー
ショ ン が現れ た た め,
観 察 者 間に 20% を 越え る不一
致 を 生 ずる こ と が あっ た。
そ こ で, 以 下の議 論で は主と し て flame tipsの高さ によっ て火 焔 高さ を代 表させ る。火 源 発 熱 量は,
バー
ナー
T
脳Fig
.
4 ExperLmental arrangements for虻hin wa 皇1 tests一
一
へ の ガス供 給速度 をロタメー
タで測り,
完全燃焼を仮 定 して燃料の燃焼熱か ら計算し た。
4.
火焔高さと発 熱 速 度・
火 源寸法の関 係 自由空間申の面火源上の乱 流 拡 散 火 焔の高さ は,
燃料 の種 別とは ほと ん ど無 関 係に,
火 源 寸 法・
発 熱 速 度で定 まる無 次 元 数Q
*≡Q
/ρ。
。
C
ρT
。gl
/ 2D5 /2 に 支 配さ れ るこ と がわ か っ て い る18L]g ]。 こ れは,
燃料ガス の 慣性 力 と 燃 焼 発 熱に由 来 す る 浮 力 の比か ら誘導さ れ る関係であっ て,
線火 源 上の火 焔につ い ても,
高さ ご との温度 (excess temperature 〕最高値 e. が一
定であ る と 仮 定 し,
燃料ガス の慣 性力 を,
その 噴 出 速 度 u。・
=
Q
!/p。
.
C
ρT
。1
)で評 価して,
同じ考察を適 用 すると,
上記の力の比にっ い て,
。 ,
翫
一
,、。煮
、び ・(
Q
、 ρ.
.
c。τ。Vigrf
)
t・
…・
…・
…・
…・
…・
……
(12) が成り立つ か ら,
線 火 源上の火 焔 高さがQ1
≡Q
,fp
.
C。
T。gi
/ZDS /2 に支 配さ れ るこ と が期 待さ れる。 面 火 源上 の火焔高さの表 現か ら の類推で,
火 焔高さにつ い て,
γ を 火焔 高さの 定 義に よっ て定ま る比 例 定 数と して LF= γ駒
Q
『n・
P=
ア・
Q7
/(P.
CpTo9 匚/ 2ア邑
P3π
/ 2−
1…・
…・
……・
…・
t・
……
(13) な る函 数 形 を 仮 定 すると,LF
》D ,
す なわちQ
野が十 分 大き ければ, 火 焔 高さに対する火 源 寸 法の効 果は消 失す る はず だか ら,QI
→ co の極 限では n→ 2/3にな ると考 え ら れ るt「2)。
Fig.
5
は前章に示し た3
種類のバー
ナー
につ い て測 定 し たflame
tipsの高さをL
. とし てLs
/D
とQ
尹の関 係 を整 理し た結 果で,
広い範 囲にわた り n= 2/3であっ て,
寸 法の異な る 3種 類の バー
ナー
に関す る実 験 結 果がほ ぼ一
本の直 線上に並んで い るこ と は,
(13)式に示し た火 焔高さの表 現が妥 当で あ ること を示し てい る。
ち な み に n の値はQ
梦く1ではQ
ノ≧1 よ りい くぶ ん大 き く, 明 ら 100 ↑ 三10}
1 0.
1 1 te 媛{一
)かに層流 火 焔 を 形 成 し た と 思 わ れ る条件の も と で は n の値は
一
層 大き な値 をと る よ うで あ る。D =O.
082
m に 対す るLF
/D
の値が ほ かの バー
ナー
よ り わずかに小 さい の は, この バー
ナー
の幅が本実験中最大であっ て,
火 焔 が壁 面に沿っ て 流れ る よ うにな る まで に バー
ナー
表面上 の反応 境界 層で 消 費 される 燃 料ガス の割 合 が 大 きいた め であろ う。
また,D =O.
075m
に対す るL
。/D
にばらつ きが大 きく,
その値 もい くぶん大き く見えるの は,
こ の バー
ナー
で はガス の噴 出が しばしば 不均一
で あっ て,
ガ ス供 給 速 度 をバー
ナー
の長さで割っ た値に比べ て実 際の 単 位 長さ当た り ガス噴 出 速 度がい く ぷ ん大き く な る傾 向 にあっ た た めであ ろ う。
な お,Fig.
5に示した直線はLFID
= 6.
OQ整t/3・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(14) を表す も ので,LF
をsolidflarne
の高さ と し た場 合はLFID
=2.
8Qr2
/3で あっ た。
以 上の考 察に よ ると, 壁 面上の乱 流 拡 散火焔の高さは 広い範 囲でQ12
/S・
D に比 例 する から, こ の パ ラメー
タ は火焔 高さ を特徴づける代 表 寸 法 とみ な すこ と がで き る。
固体 可燃物につ い てQ
『2/ 3・
D.
e
予 測する に は, そ の材料の 熱 分 解 熱な どの材 料 特 性の ほ か に熱 分 解 表 面の 入射 熱 流 束分布を明ら かにす る 必要が あ る が,
それにつ い て は次 報で考 察す る。
5.
壁 表 面 入 射 熱 流束の分布 5−
1.
実 験 結 果の整 理 壁 表 面入射 熱 流 束の分布が火焔 高さに よっ て特 徴づ け ら れ る と す る予想に従っ て, バー
ナー
表 面か らの高さx を,
Q
ナ:〆3・
D
で割っ た無 次 元 高さ と壁 表 面入射 熱 流 束の 関係を整理し た結 果をRg.
6−
8に示すe、
Fig.
6で黒い ドッ トで示 した の は Liburdy−
Faeth がCO
バー
ナー
に つ い て測 定し た壁 表 面入射 熱 流 束で あ る がM ),
ド ッ ト左 側に矢印を付し た の は,
彼らが壁表面に沿う熱 気 流の温 度・
流 速 分 布を測っ て高さ ご との熱 流 束Q
・
−
f
。 ° ・.・u・dy ・
………・
……・
…・
・
∴……・
・
(・5
> だけ を求めて お り,
彼らの結果をFig.
6に プロ ッ トす るにあたっ て は,
横 軸のQT
を計 算 するの にQ
,のか わ り にQx
を使っ た た め,
本 来の eQr の値を過 少 評 価す る こ とに な る か らで あ る。Liburdy
ら が求め た壁 表 面 上 の境界 層の伝 熱に関 する実 験 式か ら推 定する と, こ の 図 に示し た範 囲では 1>Qx
/Q
,≧0.
74であっ て, 矢 印の長 さは,
この条 件でデー
タが移 動し得る範 囲 を 示す。
こ の 結果に よ る と, 壁 表 面入射熱 流束は, 単に火焔の有無に よっ て異な る値と な るだけ で な く, 実 験 結果 はバー
ナー
ごと に お お むね一
本の曲 線 上に集 中してお り,
火 焔の分 布と関 係づ け て, 次の よ うに領域分 類す る と デー
タ を簡 潔に 整 理 で き る。
以 後, 便宜の た め に x’
≡ …x /Qr2Xs
・
D
で表す。
1
) x・
≦1 (solid flameの下 部 )01
1
(
°
・
舊盞
至 」囂
三 罵 晝 2(
“
Eo \ ミr
)
罵 記 」帽
邸 o =一
一
閃 ≧一
閃 一0.
001
0
」1
10
100
1000
罵/〔
ll
’2’3DFig
,
6 Total wall heat fl皿x vs.
normalized helght (iSQしhermal wall,
D=
0,
082 m }10
.
0
1
.
0
0
.
1
0
」1
』10
.
0
翼/〔
堪
2/30Fig
.
7 Toヒal wall beat flux vs.
normalized height’
(isotherrnal wall,
D=
α037 m )01
( 耐 EoN3)
図 三 」1
駕 呈 = 帽3
罵 一 βo
』1
.
0
10
.
0
100
.
0
翼/〔
堪
2/3DRg
.
8 Total wall heat flux vs,
normalized height (thermally thm wall,
D=
e.
075m )丶
D
=0,
037m
で は 碗 が高さ の増 加函数 となっ て い る の に対し てP =
0,
082m で は 々るが高さに対して わずか に減 少す る傾 向にあるの は,D
が大きい ほどバー
ナー
表 面 上に厚い反 応 境 界 層を形 成す る た め,
火 焔 下 方で壁 面か ら測っ た火焔厚さ が 大 き く な り, 壁 表 面に入射す る 放 射エ ネルギー
が増 加す るか らであろ う。
壁 面で熱 分 解 が起こ る場 合,
燃料表 面 上の反応 境 界 層の厚さ が熱分解 領 域 下 端か らの高 さに ほぼ比 例し て成長す るこ とを 考 慮 すれ ばts),
上 記の傾 向は , 壁 面の燃 焼で はこの領域で一
般 に 脇 が高さの増 加 函 数になる こと を示 唆 して いる。 ち なみ に,
D=
O.
082 m で はQ
≦ 18.
5kW /m で火 焔 全 体に乱れ が観 察さ れ なか っ たが,
Fig.
6で x’
= 1で ウる が不 連 続 的に変 化 して いるよ うに見え るの は,
火焔 の 乱 れ の有無に由来する と考え ら れ る。iD
1≦ x’
≦2.
8 (solid flameの上部 ) 々祐は高さにか かわ ら ずほ ぼ一
定で,
ほ ぼ ご急=2〜3
W
/cm2 で あ る。
等温壁に関する実 験 結 果は,
弱 がQ7
に対して は わずか に増 加す る傾 向が あるこ と を示 し てい る。lii
) 2.
8≦ x’
≦10 (遷移域 )茜 は 高 さに対 して強い減 少 傾向を 示 す
。Fig.
6−
8の 直線はす缶
=
45(x/QY
/s・
D )−
5/2………・
・
……・
・
……
(16 ) で あっ て,
筋の測 定 値は こ の 直 線上に集 中 的に分布し てい る。D =
=
O.
082m で ウ栃の測 定 値がこ の 直 線よ り わ ずか に下 回っ ている のは,
前 記の よ うに,
こ の バー
ナー
の火 焔の高さ がほ か の場 合 よりや や小さ かっ た た め と考 え ら れ る。
iv
)10
≦X’ (ブルー
ム域 〉今回の実 験ではこ の領 域につ い て十 分な数の デ
ー
タが 得られ なか っ た が, Fig.
6に よ ると,
高さに対す る 々る の減少傾 向は遷 移 域ほど強く ない こ と は明ら かであ る。
Fig.
6でLiburdy
らの デー
タ がい く ぶ ん左 側に移 動 し 得る こと を考 慮す る と,
こ の領域の壁 表 面入射 熱 流 束の 分 布は, ほ ぼ, 次 式で表 現す る こと ができ る。
な魯=
2.
5
(x/Q
炉t/3・
D)−
1’
3…
噛
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(
17
)5−
2,
壁 面 燃 焼に関する既 往の実 験との比較 前 節に示し た の は 壁面に接 し て 水 平 な 噴出面 を持つ バー
ナー
に関 する実 験 結 果であ るの で, 壁 面その もの に 熱分解が起こ る場 合と はい く ら か条 件 が異な る。
燃 焼 垂 直面に関する表 面入射 熱 流束の測定 例と して は,Orloff
ら に よ るPMMA
の熱 分 解 領 域 中の放射熱 流束の測 定13〕 や,
垂 直な銅 板の一
部に液 体 燃料を浸 潤さ せ た多孔 質板 を組み 込 ん で燃 焼させ , そ の上方の銅 板 表 面へ の入射 熱 流束分布 を測 定し たAhmad −Faeth
の実 験16〕が あ る 。 x’
の値で み る と,Ahmad
ら の測定は本 実験に近い 範 囲 を カバー
し て い る の で,
本 実験の結果 が ど れ だ け垂 直 面の 燃 焼に伴 う上方壁 面入 射熱 流 束の分布 を説 明で きる か を(
刺 ∈ oN3)
翼 三 」 駕 o =一
罵 3}
甸 一10
.
0
1
.
0
0
.
1
0
.
1
譖
D〔mm , MethanolEthanolPr 叩anoI 51O Φ ●ε
汽
.
曳
1望
’Z2
聖
: :
N
X/〔珍
2/301,
0
10
.
O
Fig
.
9 Total waU heat nux vs.
normalized height (ve 血 cal wicks,
Ahmad et a1)明ら か に す る た めに, 彼 らの結 果をFig
.
6−
8と同じ方 法で整 理して み る。
多 孔 質板か ら蒸 発し た 燃料が完全 燃 焼する と仮 定 し て発 熱速度を 推 定 して整 理 し た 結 果が Fig.
9で あっ て,
図 中の実線は (16 )式 を示す。
こ れをFig.
6 〜8
と比べ れば 明 らか な よ うに,
x’
≧1 で はAhmad
らの結果は本 実 験の結 果と良く一
致する か ら,
本 実 験の結 果はこの範囲で垂 直 面 に燃 焼 を生 じ た 場 合の 表 面 入 射 熱 流 束 分 布を良く説 明す る といえ る。
し か も,Ahmad
ら の実験では 1≦醒≦2
と なっ て お り, x’
≧1は 熱 分 解 領域 上 方の未燃域の大 部 分を占め るこ とに な るか ら,
前 節で示し た領 域ii
)−
iv
)の伝 熱 性状は,
現実の 垂 直 面の燃焼にお け る未 燃 上 方 部 分の大 部 分の そ れを表 現し て いる といっ て よい。
6
.
本 報のまと め本 報で は垂 直可燃面の 自 己 火焔 伝 播 現 象を伝 熱 学的に モ デル化し
,
こ の 現 象を支配 する主 要な要 素であ る熱分 解 領 域上方の壁 表 面入射 熱 流 束 分 布が,
火焔高さ を表す 代 表寸法Qt2
/3・
D
で 無 次 元 化し た熱分 解領域 下 端か ら の 高 さx/Qr2
/:・
D=
(p.
C
ρT
。giXt/Q
,) 2 / 3・
x の 函 数と し て表 現で き ることを実 験的に明らか に し た。
な お, こ こ で の べ た実験は , 著 者が米 国 国 立 標 準 局 滞 在 中に実 施 し たもの で ある
。
実 験 計 画を援助して頂いたJ
.
G .
Ωuintiere 博士,
K .
D .
Steckler
氏,
実験に参加 し て頂い たW ,
J
.
Rinkinen
氏 , M.
Harkleroad女史,D.
Wagger 氏,
測 定を援 助 して頂い たPennsylvania 大 学 のA .
Kulkarni博士 に 深甚の謝 意を表しま す。Terminology
[unitsin
SI
]
Cp
:specificheat
of airD :characteristic
fuel
size (burner
widthor pyrolysis length)
LF
:flame
height
Q
串:normalized
heat
release rate(
QIP
.
C
。T
。、/互
1
ア
)
Q
ど:heat
release rate per unitlength
Qr
:normalizedheat
release rate per unitlength
(Q
ノρ口
C
ρ恥研
)
Qx
:local
heat
flux
Tt9
.
:pyrolysis tempeτature
To
:ambient temperatureTw(x
,
y):tempelatuτe within wallV』:flame sp厂ead ve 且ocity
・
(dxρ/d
茜)c :specific
heat
of wall material
d
:wall thickness9 :gTaVitatiOnal aCCeLeratiOn
.
んi :heat
transfer coefficient
h
:thermal conductivity仇ζ:mass
fuel
vaporization rate.
ご字r :
.
surface reradiation々缶;incident wa 且
l
heat
flux
t:t皿 eue :characteristic velocity
X :vertiCal COOrdinate
コじ
’
:n・rmahzedheight
〔x/Q
声2/3・
P
) xρ:locat
三〇n of pyro正ysisfront
y :
horizontal
coordinate normal tQ wallsurface △Hc:gasification heat
φ(τ):impulse response of
T
. to々祐 ρ:density
ρ.
;density’
of ambient air命 :maxlmum air excess temperature at
l
eachheight
ξ:
height
frompyrolys
童sfront
τ :tlmeノ
γ9 γs7L :constants 注 1) 現 実の壁 体 内ではFig,
1の y方 向 だけ で な く x 方 向にも 熱伝 導 が あ る が,
壁表面 付 近 で は 火 焔 か ら の加 熱な どの た め,
x 方 向の壁 体 内 温 度こう配は,
y方 向のそれ に比 ぺ て一
般に非常に小さ くな るか ら,
こ こ で は一
次 元熱伝 導 を仮 定 し た。
熱 伝 導 率が非 常に大きい材料に対し て は こ の仮 定は成 立た ない かもしれ ないが,
そのような材 料 で は 壁 表 面 温 が 著 し く 上 昇 し に く く な る か ら,
火 爐 伝 播 速 度も著しく小さ く なっ て,
実 用 上,
本 論 文で扱って い る ような問題を考慮 する必 要が な く なると考え.
ら れ る。
2) 自由 空 間の面火 源では,
乱 流 拡 散火焔の高さをLF=
=
r’
・
Q
* M・
D で表す時,Q
* ≧1で m =2/5と なっ て LFは D と無 関 係と な る1O )。
本 段 落の考 察は,
こ の事 実か らの類 推で あ る。
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121,
1980/81,
20) Hasemi
,
Y.
,
Tokunaga,
T.
:Combustion Science a皿dSYNOPSIS
UDC:614.B4:697.13
THERMAL
MODELING
OF
UPWARD
FLAME
SPREAD
ALONG
A
VERTICAL
COMBUSTIBLE
SOLID
Part
I-Mathematical
formulation
of aflame
spreadprocess
and experimentalheat
transfer
correlationsfor
the spontaneousflame
spreadingprocess
byDT.YUJI HASEMI, BuildingResearchInstitute, Member of A.I.J.
An
engineering model of the upwardflame
spread along a vertical combustible surface and experimental relationships of wall flameheattransfer, theprincipalprocessleading
totheflame
spread, aredescribed.
This modelis