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重篤な循環器呼吸器合併症のある場合は ICUがないため術後管理を考えて埼玉医大や防衛医大 県立がんセンターなどへ 大量肝切除肝門部癌の手術などのように大量出血を生じる可能性が大きい場合も上記施設へ紹介しています 血気胸は保存療法のみ行っており 血管外科や呼吸器外科疾患は県立循環器呼吸器病センターへ紹

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Academic year: 2021

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(1)

第 1 部 中 長 期 計 画

(平 成 21年 度 ~平 成 30年 度 )

1.目 的

こ の 計 画 は 、 秩 父 に 住 む 人 た ち が 安 心 し て 充 実 し た 医 療 を 受 け ら れ る た め に 、 秩 父 市 立 病 院 の あ る べ き 姿 を 考 え 、 計 画 的 に そ の 実 現 を 図 る こ と を 目 的 と す る も の で す 。

2.現 状 と課 題

(1)医 療 を取 り巻 く現 状

① 少 子 高 齢 化 ( 特 に 後 期 高 齢 者 が 増 加 ) ② が ん や 慢 性 疾 患 の 増 加 等 に よ る 疾 病 構 造 の 変 化 ③ 健 康 意 識 の 高 ま り に よ る 保 健 ・ 医 療 ニ ー ズ の 多 様 化 ④ 人 口 構 造 の 急 激 な 変 化 と 社 会 保 障 制 度 の 疲 弊 ( 医 療 保 険 財 政 の 悪 化 ) ⑤ 医 師 を は じ め と す る 医 療 ス タ ッ フ の 地 域 ・ 診 療 科 目 の 偏 在 化 ⑥ 医 療 制 度 改 革 ⑦ 自 治 体 病 院 の 経 営 悪 化

(2)秩 父 地 域 の医 療 を取 り巻 く現 状

① 少 子 高 齢 化 ( 他 地 域 に 比 べ 高 い 高 齢 者 比 率 ) ② 医 師 ・ 看 護 師 を 始 め と す る 医 療 ス タ ッ フ の 不 足 ③ 民 間 医 療 機 関 の 不 採 算 部 門 か ら の 撤 退 ( ス タ ッ フ 不 足 、 経 営 悪 化 ) ④ 劣 悪 な 通 院 環 境 ( 地 形 的 問 題 、 公 共 交 通 機 関 の 不 足 )

(3)秩 父 市 立 病 院 の現 状 と課 題

① 各 科 ( 部 ・ 課 ) の 現 状 と 課 題 < 内 科 > 外 来 と 入 院 に よ る 一 般 内 科 疾 患 の 治 療 を は じ め 、 専 門 外 来 に よ る 神 経 内 科 と 心 臓 血 管 外 科 を 月 1 回 、 循 環 器 内 科 を 週 1 回 行 っ て い ま す 。 急 性 期 の 心 筋 梗 塞 、 不 安 定 狭 心 症 な ど の 虚 血 性 心 疾 患 は 、 精 査 治 療 の た め 県 立 循 環 器 呼 吸 器 病 セ ン タ ー へ 、 弁 膜 症 や 大 動 脈 疾 患 に 関 し て は 精 査 ・ 治 療 ・ 手 術 を 含 め て 県 立 循 環 器 呼 吸 器 病 セ ン タ ー や 埼 玉 医 大 、 自 治 医 大 さ い た ま 医 療 セ ン タ ー な ど へ 、 肺 癌 や 原 因 の は っ き り し な い 呼 吸 器 系 疾 患 は 県 立 循 環 器 呼 吸 器 病 セ ン タ ー へ 、 急 性 白 血 病 な ど の 専 門 性 を 必 要 と す る 疾 患 は 大 学 病 院 へ と そ れ ぞ れ 紹 介 し て い ま す 。 < 外 科 > 消 化 器 乳 腺 外 科 、 急 性 腹 症 、 腹 部 ・ 胸 部 外 傷 、 胃 癌 ・ 大 腸 癌 ・ 乳 癌 ・ 膵 臓 癌 ・ 胆 道 癌 ・ 肝 癌 ・ 食 道 癌 な ど の 悪 性 腫 瘍 の 手 術 ・ 化 学 療 法 、 ソ ケ イ ヘ ル ニ ア 、 急 性 虫 垂 炎 、 腸 閉 塞 、 消 化 管 穿 孔 性 腹 膜 炎 、 胆 道 結 石 症 、 腹 部 外 傷 に よ る 肝 脾 破 裂 や 腸 管 腸 間 膜 損 傷 な ど の 手 術 を 行 っ て い ま す 。

(2)

重 篤 な 循 環 器 呼 吸 器 合 併 症 の あ る 場 合 は 、 I C U が な い た め 術 後 管 理 を 考 え て 埼 玉 医 大 や 防 衛 医 大 、 県 立 が ん セ ン タ ー な ど へ 、 大 量 肝 切 除 肝 門 部 癌 の 手 術 な ど の よ う に 大 量 出 血 を 生 じ る 可 能 性 が 大 き い 場 合 も 上 記 施 設 へ 紹 介 し て い ま す 。 血 気 胸 は 保 存 療 法 の み 行 っ て お り 、 血 管 外 科 や 呼 吸 器 外 科 疾 患 は 県 立 循 環 器 呼 吸 器 病 セ ン タ ー へ 紹 介 し て い ま す 。 甲 状 腺 の 手 術 に つ い て は 、 埼 玉 医 大 な ど へ 紹 介 し て い ま す 。 < 整 形 外 科 > 外 来 に つ い て は 、 1 日 2 5 ~ 4 5 名 程 度 の 患 者 を 担 当 医 1 名 で 診 察 し て い る こ と か ら 、 診 察 ま で 1 ~ 3 時 間 も 待 た せ て し ま う 場 合 が あ り ま す 。 ま た 、 午 後 の 手 術 へ の 影 響 を 考 え る と 外 来 を 2 診 制 に す る 必 要 が あ り ま す が 、 医 師 が 2 名 し か い な い た め 病 棟 業 務 に 影 響 が 出 て し ま う ほ か 、 診 察 室 や 医 師 以 外 の ス タ ッ フ の 確 保 も 必 要 と な っ て き ま す 。 病 棟 に つ い て は 、2 0 ~ 2 5 名 前 後 の 入 院 患 者 を 受 け 入 れ て お り 、そ の う ち 手 術 の 必 要 な 患 者 は 常 時 1 5 名 以 上 い ま す 。 医 師 の 数 か ら 入 院 患 者 を 増 や せ る の は あ と 数 名 が 限 度 で す 。 秩 父 地 域 の 救 急 患 者 を よ り 積 極 的 に 受 け 入 れ る 場 合 、 手 術 ま で の 待 機 期 間 を よ り 短 く す る た め の 手 術 室 の 環 境 整 備 や 手 術 中 で も 救 急 患 者 の 対 応 を 可 能 に す る た め に 医 師 を 1 名 増 員 す る 必 要 が あ り ま す 。 社 会 的 入 院 に つ い て も あ る 程 度 は 対 応 し て い く 必 要 が あ り ま す が 、 入 院 期 間 が 長 期 に な る 可 能 性 が 高 く 、 そ の 結 果 、 救 急 患 者 の 受 入 れ に 支 障 が 生 じ る 可 能 性 が あ り ま す 。 手 術 に つ い て は 月 1 5 件 程 度 で 、そ の 1 / 2 か ら 2 / 3 が 変 性 疾 患 、残 り が 外 傷 と な っ て い ま す 。 変 性 疾 患 の う ち 当 院 で 可 能 な 手 術 は 変 形 性 股 ・ 膝 関 節 症 、 腰 椎 変 性 疾 患 、 肩 関 節 障 害 で 、 不 可 能 な も の は 膝 関 節 鏡 や 頚 椎 変 性 疾 患 で す 。 外 傷 に お け る 緊 急 手 術 は 今 の と こ ろ 一 部 し か 対 応 で き ま せ ん が 、 対 応 不 可 能 な も の を 可 能 に す る た め に は 、 専 門 医 の 採 用 や 必 要 な 機 械 を 取 り 揃 え る こ と が 必 要 で す 。 外 来・手 術・病 棟 い ず れ も 現 在 抱 え て い る 問 題 を 解 消 し 、今 ま で 以 上 に 充 実 し て い く た め に は 医 師 増 員 は 不 可 避 で す 。 < 泌 尿 器 科 > E S W L( 体 外 衝 撃 波 破 石 術 )、放 射 線 治 療 、腹 腔 鏡 手 術 等 の 特 殊 機 器 を 用 い る 治 療 以 外 の 一 般 的 な 泌 尿 器 科 全 般 に わ た る 疾 患 に 対 す る 診 療 お よ び 慢 性 腎 不 全 に 対 す る 透 析 療 法 を 行 っ て い ま す 。 上 記 の よ う な 当 院 で で き な い 治 療 に 関 し て は 高 次 医 療 機 関 を 含 む 他 施 設 へ の 紹 介 も し て い ま す 。 < 脳 神 経 外 科 > 頭 部 外 傷 は 、 全 身 合 併 症 が 比 較 的 軽 度 な 場 合 は 診 療 し て い ま す が 、 内 臓 損 傷 が 重 症 な 場 合 は 大 学 病 院 等 へ 転 送 し て い ま す 。 脳 血 管 障 害 は 、 血 管 内 治 療 や ガ ン マ ー メ ス 、 サ イ バ ー ナ イ フ の 治 療 は 不 可 能 で す が 、 一 般 的 な 手 術 は 対 応 可 能 で す 。 脳 腫 瘍 は 、良 性 で 手 術 の み で 治 癒 可 能 な も の は 対 応 し て い ま す が 、悪 性 の 場 合 、 当 院 に は 放 射 線 治 療 や サ イ バ ー ナ イ フ 、 P E T が な い た め 、 大 学 病 院 や 県 立 が ん セ ン タ ー へ 紹 介 し て い ま す 。

(3)

機 能 的 脳 外 科 疾 患 は 、 ス テ レ オ タ キ シ ッ ク な 手 術 、 特 に パ ー キ ン ソ ン 病 や 頑 性 疼 痛 に 対 し て の 治 療 ( 電 極 を ス テ レ オ 的 に 針 を 刺 し て 刺 激 す る ) は 不 可 能 で す 。 < 小 児 科 > 外 来 診 療 で 一 般 小 児 疾 患 を 診 察 し 、 外 来 終 了 後 に 予 防 接 種 や 乳 幼 児 健 診 、 慢 性 疾 患 診 療 を 行 っ て い ま す 。 ま た 、 専 門 外 来 で 内 分 泌 疾 患 外 来 を 月 1 回 、 心 臓 疾 患 外 来 は 月 2 回 行 っ て い ま す 。 秩 父 市 内 で 唯 一 小 児 科 の 入 院 施 設 を 備 え て い ま す 。 < 麻 酔 科 > 現 在 、 常 勤 医 1 名 と 防 衛 医 科 大 学 校 病 院 か ら の 非 常 勤 医 2 名 ( 2 日 / 週 ) で 主 に 手 術 室 で の 麻 酔 を 中 心 に 、 術 前 ・ 術 後 の 回 診 な ど も 行 っ て い ま す 。 ま た 、 硬 膜 外 ブ ロ ッ ク な ど も 各 科 か ら の 依 頼 で 可 能 な 限 り 対 応 し て い ま す 。 手 術 室 で の 麻 酔 管 理 は 、 各 科 で 行 っ て い る 局 所 麻 酔 下 で の 手 術 以 外 全 て の 管 理 を 行 っ て お り 、 件 数 は 年 々 増 加 し て い ま す ( 平 成 1 8 年 度 : 3 8 8 件 ・ 平 成 1 9 年 度:4 0 1 件 )。ま た 、休 日・夜 間 の 緊 急 手 術 に も 対 応 し て い ま す が 、常 勤 医 が 1 名 の た め 、 他 の 外 科 系 医 師 の 協 力 を 得 な が ら な ん と か 対 応 し て い る の が 現 状 で す 。 今 後 は 、 増 加 が 予 測 さ れ る 手 術 に 対 応 し 、 リ ス ク の 高 い 患 者 に 対 し て も 安 全 な 医 療 を 提 供 で き る よ う 、 手 術 室 内 の 医 療 機 器 の 充 実 及 び 複 数 の 麻 酔 科 医 の 確 保 が 必 要 で す 。 ま た 、 手 術 室 の 看 護 ス タ ッ フ が よ り 専 門 性 を 高 め て い く た め に は 、 外 来 や 他 部 門 と の 兼 務 で は な く 専 任 で 従 事 で き る よ う ス タ ッ フ の 充 実 が 必 要 で す 。 < 放 射 線 科 > 画 像 診 断 に 係 わ る 検 査 と し て 、X 線 撮 影( C R )、X 線 透 視 検 査( 消 化 管 、泌 尿 器 )、血 管 造 影 検 査( D S A )、C T( 1 6 列 マ ル チ ス ラ イ ス )検 査 、M R I( 1 . 5 テ ス ラ ) 検 査 な ど を 行 っ て お り 、 秩 父 地 域 の 中 に あ っ て は 高 度 医 療 機 器 が 数 多 く 備 わ っ て い ま す 。 M R I 検 査 や C T 検 査 に つ い て は 、 地 域 連 携 に よ る 他 医 療 機 関 か ら の 依 頼 検 査 を 受 託 し て 機 器 の 有 効 活 用 に 努 め て い ま す が 、 院 内 の 外 来 お よ び 病 棟 か ら の 検 査 ・ 撮 影 依 頼 が 主 体 で あ る た め 、 各 診 療 科 の 状 況 に 影 響 さ れ や す く 、 近 年 の 患 者 数 減 少 に 伴 い 機 器 の 稼 働 率 が 低 下 し て き て い ま す 。 画 像 診 断 に つ い て は 、 当 院 に は 放 射 線 科 医 師 が 配 置 さ れ て い な い た め に 、 委 託 業 者 に よ る 遠 隔 画 像 診 断 を 利 用 し 画 像 診 断 医 に よ る 読 影 を 行 っ て い ま す 。 平 成 1 9 年 度 に オ ー ダ リ ン グ シ ス テ ム が 導 入 さ れ た こ と に よ り 、 検 査 予 約 業 務 の 負 担 が 軽 減 し 、 検 査 依 頼 状 況 が 把 握 し や す く な っ た こ と で 作 業 環 境 も 簡 素 化 さ れ 、 業 務 効 率 が 向 上 し て い ま す 。 今 後 は 、 高 度 医 療 機 器 が 地 域 連 携 に よ り 共 同 利 用 で き る よ う に 、 現 在 行 っ て い る 院 外 依 頼 検 査 予 約 シ ス テ ム を さ ら に 充 実 さ せ て い く 必 要 が あ る と と も に 、 秩 父 地 域 の 中 に お い て 比 較 的 多 く の 高 度 医 療 機 器 が 導 入 さ れ て い る 当 院 と し て は 、 医 療 技 術 の 進 歩 に 伴 っ た 高 度 先 進 的 な 医 療 の 恒 常 的 な 提 供 を 可 能 に す る た め に も 、 老 朽 化 に 伴 う 機 器 の 計 画 的 な 更 新 や 、 長 期 的 な 展 望 の 下 で 各 医 療 機 関 と の 連 携 や

(4)

採 算 面 も 重 視 し た 放 射 線 装 置 の 導 入 を 検 討 す る 必 要 が あ り ま す 。 ま た 、 保 健 ・ 医 療 分 野 の I T 化 に 伴 い 画 像 情 報 の 電 子 化 が 一 般 的 と な り 、 画 像 の 電 子 保 存 お よ び フ ィ ル ム レ ス 化 が 診 療 報 酬 上 で も 優 遇 さ れ て い る 状 況 に お い て 、 フ ィ ル ム に よ る 画 像 診 断 の 形 態 が モ ニ タ ー 診 断 へ と 移 行 し て い く こ と は 明 確 で あ り 、 早 い 時 期 に モ ニ タ ー 診 断 が 可 能 な 環 境 の 整 備 が 必 要 で す 。 さ ら に 将 来 的 に は 、 安 全 で 円 滑 に 地 域 医 療 機 関 と の 画 像 情 報 の 交 換 が 可 能 な シ ス テ ム を 構 築 し て い く 必 要 が あ り ま す 。 < 臨 床 検 査 科 > 外 来 お よ び 入 院 患 者 の 特 殊 検 査 ・ 微 生 物 検 査 ・ 病 理 検 査 を 除 い た 臨 床 検 査 を 院 内 に て 実 施 し て い ま す 。 夜 間 や 休 日 等 は オ ン コ ー ル で 対 応 し て い ま す が 、 救 急 日 に つ い て は 、 当 直 制 の 導 入 に よ る 素 早 い 対 応 が 求 め ら れ て い ま す 。 ま た 、 現 在 も 一 部 臨 床 検 査 技 師 が 対 応 し て い ま す が 、 医 師 ・ 看 護 師 不 足 を 補 う た め 、 超 音 波 検 査 ( エ コ ー ) や 外 来 の 採 血 業 務 を 臨 床 検 査 技 師 が 担 っ て い く 必 要 が あ り ま す 。 < 臨 床 工 学 科 > 血 液 浄 化 療 法 と 医 療 機 器 の 保 守 管 理 を 行 っ て い ま す 。 血 液 浄 化 業 務 と し て は 透 析 療 法 を 中 心 と し 、HDF、吸 着 療 法 、血 漿 交 換 な ど も 行 っ て い ま す が 、重 症 入 院 専 用 の 透 析 室 の 新 設 が 必 要 と な っ て い ま す 。 ま た 、 医 療 機 器 の 保 守 管 理 と し て は 、 現 在 輸 液 ポ ン プ 、 シ リ ン ジ ポ ン プ 、 人 工 呼 吸 器 を 対 象 と し て い ま す が 、 保 守 管 理 の 徹 底 と 対 象 医 療 機 器 の 拡 大 が 今 後 の 課 題 で す 。 < リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 科 > 業 務 内 容 は 、 入 院 ・ 外 来 患 者 の 機 能 練 習 が 中 心 で 、 す べ て 院 内 で の 業 務 と な っ て お り 、 訪 問 指 導 等 の 在 宅 サ ー ビ ス に は 対 応 し て い ま せ ん 。 対 象 疾 患 は 、 骨 折 、 変 形 性 関 節 症 の 人 工 関 節 術 後 、 脊 椎 疾 患 、 切 断 等 の 整 形 外 科 疾 患 、 脳 血 管 疾 患 、 高 齢 者 の 廃 用 症 候 群 、 脳 性 麻 痺 等 の 小 児 疾 患 が 主 と な っ て い ま す 。 現 在 、 ス タ ッ フ 不 足 に よ り 、 需 要 に 対 し 供 給 が 間 に 合 っ て い な い 状 況 で 、 重 要 な 急 性 期 リ ハ ビ リ も 必 要 最 低 限 の 対 応 し か で き て い ま せ ん 。 今 後 は 地 域 の 中 核 病 院 と し て 、 総 合 的 な 計 画 に 基 づ く リ ハ ビ リ の 実 施 や 退 院 前 訪 問 指 導 等 の 在 宅 サ ー ビ ス な ど 、 手 厚 い 内 容 の リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン を 供 給 し て い く た め に 、 作 業 療 法 士 等 の ス タ ッ フ 増 員 が 課 題 で す 。 < 薬 剤 科 > 調 剤 、 製 剤 、 医 薬 品 管 理 、 医 薬 品 情 報 管 理 、 病 棟 業 務 、 地 域 へ の 医 薬 品 の 情 報 提 供 な ど の 業 務 を 通 じ て 、 安 全 で 適 正 な 薬 物 療 法 の 支 援 に 努 め て い ま す 。 今 後 は 全 病 棟 で の 病 棟 業 務 の 確 立 、他 の 医 療 ス タ ッ フ と の チ ー ム ワ ー ク の 確 立 、 医 師 を は じ め と す る 他 の ス タ ッ フ と は 異 な っ た 視 点 か ら 医 薬 品 の 有 効 性 や 安 全 性 、 注 射 薬 剤 の 個 別 調 剤 お よ び 抗 癌 剤 を 中 心 と し た 注 射 薬 剤 の 混 合 調 整 、 救 急 医 療 に

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お け る 休 日 夜 間 体 制 の 整 備 な ど 、 患 者 さ ん や 社 会 の ニ - ズ を 正 確 に 捉 え 、 対 応 し て い く こ と が 課 題 と な っ て い ま す 。 < 栄 養 科 > 病 院 職 員 1 名 と 委 託 業 者 で 分 担 し 給 食 業 務 と 栄 養 管 理 業 務 全 般 を 行 っ て い ま す 。 そ れ ぞ れ の 疾 患 の 病 状 に 応 じ て 、 一 般 食 の ほ か 、 糖 尿 病 、 高 血 圧 、 心 臓 病 、 腎 臓 病 、 透 析 、 肝 臓 病 、 す い 臓 病 、 潰 瘍 、 貧 血 な ど の 治 療 食 を 作 っ て い ま す 。 今 後 は 管 理 栄 養 士 ・ 栄 養 士 を 増 員 し 、 患 者 さ ん へ の 個 別 的 な 栄 養 ケ ア マ ネ ジ メ ン ト の 充 実 や 選 択 メ ニ ュ ー 回 数 の 増 加 、 生 活 習 慣 病 予 防 教 室 で の 栄 養 指 導 や 健 診 後 の フ ォ ロ ー な ど の 実 現 に 向 け て 取 り 組 む 必 要 が あ り ま す 。 ま た 、 給 食 施 設 の 改 修 ・ 整 備 や 大 規 模 災 害 に 備 え た 非 常 用 食 品 の 備 蓄 量 の 増 加 な ど も 今 後 の 課 題 と な っ て い ま す 。 < 看 護 部 > 看 護 部 は 、 看 護 助 手 を 含 め て 1 0 7 名 で 患 者 さ ま の ケ ア に あ た っ て い る と と も に 、 現 在 、 7 つ の 自 主 研 究 グ ル ー プ が 看 護 の 質 向 上 の た め に 活 動 を 展 開 し て い ま す 。 看 護 の 質 向 上 や 収 入 ア ッ プ の た め に 数 年 前 か ら 7 : 1 看 護 基 準 の 採 用 を 目 指 し て い ま す が 、 近 年 の 全 国 的 な 看 護 師 不 足 の 影 響 を 受 け て 退 職 者 の 補 充 が や っ と の 状 況 で す 。 そ こ で 、 新 規 採 用 の た め の 魅 力 ア ッ プ と 常 時 1 0 名 以 上 い る 産 休 ・ 育 休 取 得 者 の 早 期 復 帰 を 目 的 と し て 平 成 2 1 年 度 か ら 開 設 予 定 の 院 内 保 育 室 の 効 果 に 期 待 を 寄 せ て い ま す 。 近 年 、 在 院 日 数 短 縮 を 進 め る 大 学 病 院 等 か ら 転 院 し て く る 患 者 さ ん が 増 加 傾 向 に あ る こ と か ら 、 閉 鎖 中 の 本 館 3 階 病 棟 は 、 看 護 師 の 増 員 と 緩 和 ケ ア の 認 定 看 護 師 の 増 員 を 図 り つ つ 、 緩 和 ケ ア 病 棟 と し て の 活 用 を 検 討 す る 必 要 が あ り ま す 。 ま た 、 救 急 業 務 に お け る 当 院 へ の 期 待 が ま す ま す 高 く な っ て い る 中 、 す べ て の ス タ ッ フ を 当 院 で 賄 っ て い く の で は な く 、 看 護 師 の 派 遣 に つ い て も 医 師 会 へ 協 力 要 請 し て い く 必 要 が あ り ま す 。 そ の ほ か 、 糖 尿 病 認 定 看 護 師 の 育 成 を 進 め 糖 尿 病 教 室 の 開 講 や 認 定 看 護 師 増 員 に よ る ス ト ー マ 外 来 の 充 実 な ど も 検 討 し て い く 必 要 が あ り ま す 。 < 管 理 課 > 庶 務 、 人 事 管 理 、 予 算 管 理 、 物 品 ・ 診 療 材 料 管 理 、 施 設 ・ 設 備 管 理 、 危 機 管 理 な ど の 業 務 を 行 っ て い ま す 。 医 師 ・ 看 護 師 不 足 へ の 対 応 、 経 営 の 健 全 化 、 物 品 ・ 診 療 材 料 等 の 効 率 的 購 入 、 施 設 ・ 設 備 の 計 画 的 整 備 ・ 改 修 な ど 、 課 題 が 山 積 し て お り ま す 。 < 医 事 課 > 医 療 事 務 全 般 、 医 事 統 計 ・ 報 告 、 医 療 相 談 な ど の 業 務 を 職 員 4 名 と 委 託 業 者 で 行 っ て お り ま す 。 医 療 事 務 に つ い て は 、 受 付 か ら 会 計 ・ レ セ プ ト 作 成 ま で の ほ と ん ど を 上 記 業 者 に 委 託 し て い ま す 。 当 院 は 高 齢 の 方 も 多 く 、「 わ か り や す く・や さ し く・お 待 た せ し な い 」シ ス テ ム づ く り が 必 要 と さ れ て い ま す 。

(6)

今 後 は よ り ス ム ー ズ な 診 療 体 制 づ く り の た め 、 電 子 カ ル テ の 導 入 や 放 射 線 画 像 の 電 子 化 、 診 療 情 報 管 理 の 充 実 な ど が 課 題 で す 。 ② 開 院 日 ・ 診 察 時 間 外 来 受 付 時 間 は 次 の と お り と な っ て い ま す 。 < 月 曜 日 ~ 金 曜 日 > 8 時 3 0 分 ~ 1 2 時 0 0 分 ( た だ し 、 整 形 外 科 と 泌 尿 器 科 は 1 1 時 3 0 分 ま で ) < 第 2 ・ 4 土 曜 日 > 8 時 3 0 分 ~ 1 1 時 3 0 分 た だ し 、 平 日 午 後 や 土 日 の 外 来 診 療 を 望 む 声 も 少 な く あ り ま せ ん 。 ③ 救 急 業 務 現 在 秩 父 地 域 で は 、 市 立 病 院 を 含 む 4 つ の 医 療 機 関 が 輪 番 制 で 二 次 救 急 業 務 を 担 っ て い ま す 。 ま た 、 休 日 の 一 次 救 急 と し て 、 医 師 会 会 員 が 当 番 で 医 師 会 休 日 診 療 所 を 運 営 し て い る ほ か 、 医 師 会 会 員 が 在 宅 当 番 制 に よ り 開 院 し て い ま す 。 小 児 救 急 に つ い て は 、 平 日 夜 間 小 児 初 期 救 急 と し て 、 月 曜 日 か ら 金 曜 日 ま で の 平 日 に 4 つ の 医 療 機 関 が 輪 番 制 で 担 っ て い ま す 。 当 院 は 、 救 急 告 示 病 院 と し て 二 次 救 急 業 務 を 担 当 し て お り 、 平 日 は 毎 週 火 ・ 金 曜 日 を 担 当 し 、 土 日 も 月 に 約 2 回 担 当 し て い ま す 。 平 日 夜 間 小 児 初 期 救 急 に つ い て も 二 次 救 急 と 同 様 、 毎 週 火 ・ 金 曜 日 を 担 当 し て い ま す 。 病 院 経 営 や ス タ ッ フ に 重 い 負 担 の か か る 救 急 業 務 に つ い て は 、 秩 父 地 域 で は 比 較 的 充 実 し た ス タ ッ フ と 施 設 ・ 設 備 を 兼 ね 備 え 、 か つ 公 立 病 院 で あ る 当 院 へ の 期 待 が ま す ま す 高 ま っ て お り 、 現 在 施 設 の 一 部 を 改 修 し て 救 急 専 用 施 設 の 整 備 を 進 め て い ま す 。 ④ 医 療 機 器 整 備 状 況 1 6 c h マ ル チ ス ラ イ ス C T( 全 身 用 コ ン ピ ュ ー タ 断 層 撮 影 装 置 )、1 .5 テ ス ラ M R I ( 磁 気 共 鳴 断 層 撮 影 装 置 )、 D S A ( 血 管 造 影 装 置 )、 多 項 目 自 動 生 化 学 分 析 装 置 、 全 自 動 免 疫 測 定 装 置 、 多 項 目 自 動 血 球 分 析 装 置 、 全 自 動 尿 中 有 形 成 分 分 析 装 置 な ど 、 秩 父 地 域 で は 比 較 的 先 進 的 で 高 度 な 医 療 機 器 が 導 入 さ れ て い ま す 。 し か し な が ら 、 こ れ ら 高 額 医 療 機 器 の 中 に は 、 医 師 に よ り 使 用 頻 度 が 大 き く 左 右 さ れ る こ と や 医 師 不 足 に よ る 検 査 件 数 の 減 少 な ど 、 費 用 対 効 果 に 課 題 が あ り ま す 。 今 後 は 、 医 師 の 確 保 と と も に 地 域 連 携 の さ ら な る 推 進 、 健 診 の 積 極 的 な 受 け 入 れ な ど 、 高 額 医 療 機 器 の 有 効 活 用 を 図 っ て い く 必 要 が あ り ま す 。 ⑤ ス タ ッ フ の 状 況 平 成 2 0 年 1 2 月 1 日 現 在 、 条 例 定 数 1 8 0 名 の う ち 、 1 5 1 名 の ス タ ッ フ で 運 営 し て い ま す 。

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内 訳 は 、 常 勤 医 師 1 4 名 、 看 護 師 1 0 0 名 、 准 看 護 師 3 名 、 看 護 助 手 4 名 、 診 療 放 射 線 技 師 6 名 、 臨 床 検 査 技 師 5 名 、 臨 床 工 学 技 士 2 名 、 理 学 療 法 士 2 名 、 マ ッ サ ー ジ 師 1 名 、 管 理 栄 養 士 1 名 、 薬 剤 師 4 名 、 診 療 情 報 管 理 士 1 名 、 事 務 職 員 8 名 と な っ て い ま す 。 平 成 1 9 年 度 に 1 8 名 体 制 だ っ た 常 勤 医 師 は 、 外 科 で 2 名 、 小 児 科 で 1 名 、 脳 神 経 外 科 で 1 名 減 と な り 、 1 4 名 と な っ て し ま い ま し た 。 ま た 、 麻 酔 科 を 設 置 し た こ と で 内 科 も 1 名 減 の 状 態 と な り 、医 師 不 足 が 顕 著 と な っ て い ま す 。外 来 に つ い て は 、 大 学 医 局 の 協 力 に よ る 非 常 勤 医 師 の 派 遣 で ほ ぼ 現 状 を 維 持 で き て い ま す が 、 入 院 治 療 に つ い て は 一 部 制 限 せ ざ る を 得 な い 状 況 と な っ て い ま す 。 看 護 師 に つ い て も 、 7 : 1 看 護 基 準 の 影 響 で 全 国 的 に 不 足 し て い る 中 、 退 職 者 の 補 充 を す る の が 精 一 杯 で あ る こ と 、 産 休 ・ 育 休 職 員 が 常 に 1 0 名 以 上 い る こ と 、 育 休 か ら 復 帰 し て も 乳 幼 児 を 養 育 中 の 職 員 に と っ て 夜 勤 の 伴 う 病 棟 勤 務 は 負 担 が 大 き い こ と な ど か ら 、 閉 鎖 中 の 本 館 3 階 病 棟 の 再 開 に 目 途 が 立 た な い 状 況 が 続 い て い ま す 。 こ の よ う な 中 、 育 休 期 間 短 縮 や 乳 幼 児 を 養 育 中 で も 安 心 し て 病 棟 勤 務 が で き る よ う 、 平 成 2 0 年 度 中 に 院 内 保 育 室 の 整 備 を 予 定 し て お り 、 看 護 師 の 実 勤 務 人 数 の 増 加 に つ な が る こ と を 期 待 し て い ま す 。 ま た 、 救 急 業 務 に 対 す る 負 担 が 年 々 大 き く な っ て い る 中 、 非 常 勤 医 師 の 協 力 を 得 て 当 直 業 務 を こ な し て い ま す が 、 医 師 だ け で な く 看 護 師 や 他 の 医 療 ス タ ッ フ に つ い て も 現 状 の 人 員 で は 対 応 し き れ な く な る 可 能 性 が 考 え ら れ 、 地 域 連 携 に よ る ス タ ッ フ 確 保 に つ い て も 検 討 し て い く 必 要 が あ り ま す 。 ⑥ 患 者 数 動 向 < 外 来 患 者 数 > 平 成 1 7 年 度 が 7 4 , 7 4 6 名 、 平 成 1 8 年 度 が 7 2 , 7 7 8 名 、 平 成 1 9 年 度 が 6 9 , 0 8 6 名 と な っ て お り 、 減 少 傾 向 が は っ き り し て い ま す 。 こ の う ち 、 リ ハ ビ リ 患 者 以 外 は 全 科 で 減 少 し て い ま す 。 薬 の 長 期 投 与 が 可 能 に な っ た こ と が 影 響 し て い る と 考 え ら れ ま す 。 < 入 院 患 者 数 > 平 成 1 7 年 度 が 3 8 , 9 8 4 名 、 平 成 1 8 年 度 が 4 0 , 7 7 7 名 、 平 成 1 9 年 度 が 3 7 , 0 9 7 名 と な っ て お り 、 外 来 患 者 と と も に 減 少 傾 向 が は っ き り し て い ま す 。 特 に 小 児 科 の 減 少 が 著 し く 、 平 成 1 3 年 度 ま で は 3 , 0 0 0 名 を 超 え て い ま し た が 平 成 1 6 年 度 か ら 急 激 に 減 り 始 め 、 平 成 1 9 年 度 は 1 月 ~ 3 月 ま で 常 勤 医 が い な く な り 入 院 の 対 応 が で き な く な り ま し た 。 現 在 も 常 勤 医 が 1 名 の た め 原 則 と し て 入 院 受 入 れ が で き な く な っ て い ま す 。 そ の 他 の 診 療 科 に つ い て も 入 院 患 者 数 が 減 っ て い ま す 。

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< 地 域 別 患 者 数 > 平 成 1 9 年 度 の 実 績 で み る と 、 外 来 患 者 の う ち 9 7 . 6 % を 秩 父 郡 市 内 の 方 で 占 め て い ま す 。 ま た 入 院 患 者 の 場 合 も 、 秩 父 郡 市 内 の 方 が 8 7 . 5 % を 占 め て お り 、 外 来 ・ 入 院 と も に ほ と ん ど が 秩 父 郡 市 内 の 方 で あ る と い う 傾 向 は 明 ら か と な っ て お り ま す 。 さ ら に こ れ を 市 町 村 別 で み た 場 合 、 全 体 に 占 め る 各 々 の 比 率 は 、 外 来 の 場 合 、 秩 父 市 が 7 0 .9 % 、横 瀬 町 が 9 .3 % 、皆 野 町 が 6 .9 % 、長 瀞 町 が 3 .3 % 、 小 鹿 野 町 が 7 . 2 % と な っ て お り 、 秩 父 市 内 の 方 が 多 く を 占 め 、 そ の 秩 父 市 に 国 道 や 鉄 道 な ど で 結 ば れ て い る 隣 接 町 が そ れ に 続 い て い ま す 。 入 院 患 者 の 場 合 も 外 来 と ほ ぼ 同 じ 傾 向 に あ り ま す 。 ⑦ 地 域 連 携 の 状 況 平 成 1 9 年 度 に お け る 地 域 連 携 の 状 況 に つ い て 、 医 事 課 経 由 の 実 績 数 値 で 次 の と お り と な っ て い ま す 。 秩 父 市 内 の 医 療 機 関 か ら 当 院 に 紹 介 を 受 け た 件 数 は 1 , 0 0 8 件 で 、 市 外 か ら の 紹 介 受 託 は 4 5 0 件 で す 。 秩 父 管 内 の 医 療 機 関 か ら の 紹 介 は 、 入 院 治 療 の 必 要 な 場 合 や 検 査 依 頼 な ど が 主 な 内 容 と な っ て い ま す 。 一 方 、 当 院 か ら 他 の 医 療 機 関 へ の 紹 介 実 績 は 、 秩 父 市 内 5 0 9 件 、 市 外 5 5 0 件 と な っ て お り 、 市 内 へ の 紹 介 内 容 は 、 入 院 治 療 の 必 要 が な く な り 在 宅 療 養 の た め 開 業 医 の 先 生 方 へ 対 応 を お 願 い す る 場 合 や 療 養 型 な ど へ の 転 院 が 主 な も の と な っ て お り 、 市 外 へ の 紹 介 内 容 は 、 さ ら に 専 門 的 で 高 度 な 治 療 ・ 検 査 の 必 要 な 場 合 が そ の ほ と ん ど で す 。 こ れ ら の ほ か 、 地 域 連 携 に よ る 高 度 医 療 機 器 の 有 効 活 用 を 図 る た め 、 M R I や C T 検 査 の 院 外 か ら の 受 託 検 査 を 実 施 し て お り 、 平 成 1 9 年 度 の M R I 受 託 検 査 数 は 3 9 9 件 と な っ て お り 、 当 院 の 全 検 査 数 の 2 6 % を 占 め て い ま す 。 平 成 1 7 年 7 月 に 設 置 し た 地 域 連 携 室 は 、 看 護 師 長 1 名 と 医 事 課 職 員 1 名 が 担 当 し て お り 、 主 に 入 院 患 者 の 相 談 や 転 院 ・ 退 院 の 支 援 に 関 わ っ て い ま す 。 平 成 1 9 年 度 は 約 2 5 0 件 の 相 談 を 受 け 、 本 人 や 家 族 の 希 望 に 沿 っ て 他 施 設 へ の 入 所 や 回 復 期 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 病 院 へ の 転 院 支 援 を 行 い ま し た 。 ま た 、 平 成 1 8 年 4 月 か ら 地 域 内 の 介 護 ・ 福 祉 事 業 者 や 市 役 所 の 介 護 ・ 福 祉 担 当 者 と と も に 「 介 護 と 医 療 を 結 ぶ 会 」 を 3 か 月 お き に 開 催 し て お り 、 介 護 ・ 福 祉 関 係 者 と の 情 報 交 換 や 協 力 体 制 を 築 い て い ま す 。し か し 、兼 務 で の 対 応 に 限 界 が あ る ほ か 組 織 的 な 権 限 が な い こ と か ら 、 本 来 の 機 能 で あ る 病 診 連 携 に あ ま り 関 わ れ て い な い の が 実 情 で す 。 今 後 は 、 専 門 的 知 識 を 持 っ た 専 任 職 員 の 配 置 と 病 院 長 直 轄 の 強 い 権 限 を 持 っ た 組 織 に し て い く こ と が 課 題 と な っ て い ま す 。 ⑧ 収 支 状 況 こ こ 数 年 間 の 推 移 を 見 る と 、 収 益 は 減 少 の 一 途 を た ど っ て い ま す 。 診 療 報 酬 マ イ ナ ス 改 定 や 薬 剤 の 長 期 投 与 な ど の 影 響 も 少 な か ら ず あ る と 言 え ま す が 、 外 来 ・ 入 院

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と も に 患 者 数 が 減 少 し て い る こ と が 収 益 に 如 実 に 反 映 し て い ま す 。 5 年 前 の 平 成 1 5 年 度 と 比 較 す る と 、 外 来 患 者 は 約 4 分 の 3 に 、 入 院 患 者 は 5 分 の 4 に な っ て い ま す 。病 床 利 用 率 は こ こ 数 年 間 7 0 % 以 下 と な っ て お り 、特 に 平 成 1 9 年 度 は 6 1 % と 低 い 状 況 と な っ て い ま す 。 一 方 、 費 用 に つ い て は こ こ 数 年 横 ば い 傾 向 で し た が 、 平 成 1 9 年 度 は 増 加 に 転 じ ま し た 。 特 に 給 与 費 の 伸 び は 著 し く 1 8 年 度 と 比 較 し て 5 0 , 0 0 0 千 円 以 上 増 加 し て い ま す 。 こ の 伸 び は 、 育 休 看 護 師 の 復 帰 に よ る 増 加 と 共 済 負 担 率 の 改 定 が 原 因 と な っ て い ま す 。 こ の ほ か で は 、 診 療 材 料 費 や 燃 料 費 、 使 用 料 及 び 賃 借 料 の 増 加 が 著 し く な っ て お り 、 診 療 材 料 費 に つ い て は 、 医 療 安 全 対 策 ・ 感 染 対 策 の 観 点 か ら 材 料 の デ ィ ス ポ ー ザ ル 化 が 進 ん で い る こ と が 原 因 と 考 え ら れ ま す 。燃 料 費 に つ い て は 、 原 油 価 格 高 騰 の 影 響 が 大 き く 、 使 用 料 及 び 賃 借 料 に つ い て は 、 オ ー ダ リ ン グ シ ス テ ム の 導 入 に よ る 増 加 と 考 え ら れ ま す 。 こ の よ う な 状 況 の 中 で 、 平 成 1 7 年 度 は 約 7 0 , 0 0 0 千 円 の 純 損 失 、 1 8 年 度 は 若 干 持 ち 直 し て 約 6 , 0 0 0 千 円 の 純 利 益 、 1 9 年 度 は 約 1 0 0 , 0 0 0 千 円 の 純 損 失 を 計 上 す る 結 果 と な っ て い ま す 。 収 支 の バ ラ ン ス は 確 実 に 崩 れ 始 め て お り 、 早 急 に 経 営 健 全 化 対 策 を 講 じ な け れ ば な り ま せ ん 。

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3.病 院 の目 指 す方 向

(1)理 念

安 心 ・ 安 全 ・ 満 足 を 地 域 住 民 の 皆 さ ん に

(2)基 本 方 針

① 私 達 は 、 心 温 か な 快 適 で 安 ら ぎ の あ る 療 養 環 境 を 患 者 さ ん 方 に 提 供 す る よ う に 努 め ま す 。 ② 私 達 は 、 患 者 さ ん 方 に わ か り 易 い 説 明 を 心 が け 、 患 者 さ ん 方 か ら 信 頼 さ れ る よ う に 努 め ま す 。 ③ 私 達 は 、 地 域 の 中 核 病 院 で あ る こ と を 十 分 自 覚 し 、 地 域 医 療 に 携 わ る 多 く の 方 々 と 密 接 に 連 携 す る よ う に 努 め ま す 。 ④ 私 達 は 、 地 域 に 開 か れ た 病 院 作 り を 目 指 し 、 健 全 経 営 の 維 持 に 努 め ま す 。

(3)目 標

理 念 ・ 基 本 方 針 を 踏 ま え 、 次 の と お り 当 院 の 中 長 期 的 な 目 標 を 定 め 、 計 画 的 に そ の 実 現 を 図 っ て い き ま す 。 ① 地 域 の 中 核 病 院 に ふ さ わ し い 高 度 で 先 進 的 な 病 院 を 目 指 し ま す 。 ② 積 極 的 に 地 域 の 保 健 ・ 福 祉 ・ 医 療 機 関 と 連 携 を 図 り な が ら 、 地 域 医 療 の 充 実 に 中 核 的 な 役 割 を 担 い ま す 。 ③ 予 防 医 療 に 貢 献 し ま す 。 ④ 常 に 経 営 努 力 を 怠 ら ず 健 全 経 営 に 細 心 の 注 意 を 払 い ま す 。 ⑤ 救 急 医 療 を は じ め 、 単 に 効 率 性 だ け で な く 、 地 域 に 必 要 な 医 療 が 提 供 で き る よ う 公 立 病 院 と し て の 責 務 を 果 た し ま す 。 ⑥ 患 者 さ ん に 親 切 で 地 域 に 開 か れ た 病 院 を 目 指 し ま す 。

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4.主 要 な施 策 (長 期 計 画 H21~30年 度 )

(1)高 度 医 療 の追 求

・ ICU( 集 中 治 療 室 ) の 整 備 ・ 高 度 医 療 機 器 ( CT・ MRI な ど ) の 更 新 、 新 し い 医 療 機 器 の 導 入 ・ 薬 剤 業 務 の 充 実 全 病 棟 へ薬 剤 師 配 置 、輸 液 の無 菌 調 剤 実 施 ・ 循 環 器 検 査 の 充 実

(2)地 域 連 携 の推 進

・ 高 度 医 療 機 器 ( CT・ MRI・ DSA な ど ) の 有 効 活 用 ( 地 域 連 携 に よ る 利 用 拡 大 ) ・ 病 診 ・ 病 病 連 携 の 推 進 ・ 保 健 ・ 福 祉 ・ 介 護 と の 連 携 強 化

(3)予 防 医 療 の推 進

・ 健 診 事 業 ( 人 間 ド ッ グ ・ 脳 ド ッ グ ・ 肺 が ん 健 診 ) の 実 施 ・ マ ン モ グ ラ フ ィ ー 装 置 の 導 入 に よ る 乳 が ん 検 診 等 の 実 施

(4)経 営 健 全 化 ・業 務 の効 率 化

・ 健 診 事 業 の 実 施 に よ る 収 益 確 保 ・ 大 滝 診 療 所 と の 経 営 統 合 に つ い て 検 討

(5)救 急 医 療 の充 実

・ 薬 剤 師 や 臨 床 検 査 技 師 の 救 急 当 直 実 施 ・ 地 域 連 携 に よ る 救 急 体 制 の 維 持 ( ス タ ッ フ の 共 有 化 )

(6)患 者 サービスの向 上

・ 在 宅 ケ ア ( 訪 問 看 護 ・ 訪 問 リ ハ ) の 実 施 ・ 終 末 期 医 療 の 充 実 ・ 女 性 医 師 の 積 極 的 採 用 ・ 駐 車 場 の 立 体 化

(7)その他

・ ス タ ッ フ の 育 成 ・ 確 保 専 門 医 の確 保 、看 護 師 の増 員 、認 定 看 護 師 の養 成 、多 様 な勤 務 形 態 の導 入 (2交 代 制 の 導 入 ・育 休 職 員 の短 時 間 勤 務 )、パート職 員 の長 期 雇 用 、薬 剤 師 の増 員 ・ 施 設 改 修 老 朽 化 し た 施 設 の 改 修 、 バ リ ア フ リ ー 化 、 厨 房 改 修 、 配 膳 車 専 用 エ レ ベ ー タ 設 置 ・ 非 常 用 備 蓄 食 品 の 適 正 量 確 保 と 保 管 ス ペ ー ス 整 備

参照

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