ISO/TC 4/SC 4/WG 4 第 3 回ベルリン会議報告
(転がり軸受への GPS 適用検討)
㈱ジェイテクト 白木 利彦
1. まえがき 2009 年 6 月に沖縄で行なわれた、TC 4/WG 17(GPS(製品の幾何特性仕様)の転がり軸受への適用作 業グループ)会議の決議を受け、ISO 492(ラジアル軸受-公差)、ISO 199(スラスト軸受-公差) 及び ISO 582(面取寸法-最大値)について GPS を適用した規格改正の検討を行っている。 2011 年 6 月の TC 4/SC 4(以下、SC 4 という。)ブリュッセル会議で、この作業グループを TC 4 直下から、SC 4(公差)の管轄下に移管することが決議され、TC 4/WG 17 に替わって TC 4/SC 4/WG 4 (以下、SC 4/WG 4 という。)が設置された。SC 4/WG 4 としての会議は 2011 年 11 月に第 1 回パリ 会議、2012 年 4 月に第 2 回横浜会議が開催された。 今回第 3 回会議が、2012 年 10 月 22~24 日の三日間、ドイツ・ベルリンで開催され、日本のエキス パートとして会議に出席したので、その概要及び今後の予定について報告する。 2. SC 4/WG 4 第 3 回ベルリン会議の概要 第 2 回横浜会議以降の関連文書を表 1 に、第 3 回ベルリン会議の議事次第他を表 2 に示す。 表 1-SC 4 及び SC 4/WG 4 関連文書 文書番号 提出国 題目又は内容 発行年月 SC 4/WG 4 N 23 幹事国 SC 4/WG 4 第 2 回横浜会議議事録 2012-04 SC 4/WG 4 N 24 ドイツ ISO/CD 492 第 2 版円すいころ軸受組幅修正提案(WG 4 N 17 修正) 2012-05 SC 4 N 344 幹事国 ISO/CD 199 第 2 版 2012-07 SC 4 N 345 幹事国 ISO/CD 492 第 3 版 2012-07 SC 4/WG 4 N 25 幹事国 SC 4/WG 4 第 3 回ベルリン会議議題 2012-08 SC 4 N 346 SC 4/WG 4 N 26 幹事国 ISO/CD 492 第 3 版に対する投票結果及び各国意見 2012-10 SC 4 N 347 SC 4/WG 4 N 27 幹事国 ISO/CD 199 第 2 版に対する投票結果及び各国意見 2012-10 SC 4 N 352 SC 4/WG 4 N 28 幹事国 ISO/TS 17863(DIS 案) 2012-10 SC 4 N 353 SC 4/WG 4 N 29 幹事国 ISO/TC 213 決議 1154 TC 4 規格タイトルと序文 2012-10 SC 4/WG 4 N 30 日本 ISO/CD 492 第 3 版及び CD 199 第 2 版日本意見補足資料 2012-10 SC 4/WG 4 N 31 日本 ISO/CD 492 第 3 版転がり軸受仕様特性指示図例見直し日本案 2012-10 SC 4/WG 4 N 32 幹事国 ISO 14405-1 :2010/DAM 1 2012-10 SC 4/WG 4 N 33 幹事国 ISO/CD 492 第 3 版に対する各国意見及び幹事国見解 2012-11 SC 4/WG 4 N 34 幹事国 ISO/CD 199 第 2 版に対する各国意見及び幹事国見解 2012-11 SC 4/WG 4 N 35 幹事国 SC 4/WG 4 第 3 回ベルリン会議議事録 2012-11 表 2-SC 4/WG 4 第 3 回ベルリン会議の議事次第及び参照文書及び決議番号 議題 議事次第 参照文書 決議番号 1 開会 - - 2 出席者の点呼 SC 4/WG 4 N 35 Annex A - 3 議題の採択 SC 4/WG 4 N 25 - 4 決議案作成委員の任命 - - 5 TC 213 における作業の進捗状況の報告 SC 4/WG 4 N 28 12 (Berlin 1) 13 (Berlin 2) ISO レポート議題 議事次第 参照文書 決議番号 6 横浜会議決議事項のフォローアップ - - 7 ISO/CD 492 第 3 版の審議 SC 4 N 346、 SC 4/WG 4 N 26 14 (Berlin 3) 8 ISO/CD 199 第 2 版の審議 SC 4 N 347、 SC 4/WG 4 N 27 15 (Berlin 4) 9 その他 - 16 (Berlin 5) 10 次回の会議 SC 4/WG 4 N 35 - 11 決議録及びその承認 SC 4/WG 4 N 35 Annex B - 12 閉会 - - 3. 会議の内容 議題 1 開会 SC 4/WG 4 コンビーナの Mr. Östebo(スウェーデン)が、出席者を歓迎し開会を宣言した。 議題 2 出席者の点呼 SC 4/WG 4 第 3 回ベルリン会議には、表 3 に示す 8 か国 14 名が参加した。 表 3-SC 4/WG 4 ベルリン会議参加者 番号 参加者名 国名 所属 1 Ebbe Östebo スウェーデン SKF(SC 4/WG 4 コンビーナ及びプロジェクトリー ダー)
2 Rolf Thesslin スウェーデン SIS(TC 4 及び SC 4 国際幹事) 3 Anders Göthberg スウェーデン SKF
4 Rénald Vincent フランス Cetim(TC 213 の TC 4 リエゾン) 5 Hans Wiesner オーストリア SKF(TC 213 の TC 4 代表リエゾン) 6 Ernst Ammon ドイツ Schaeffler(TC 213 の TC 4 リエゾン) 7 Karl Bywalez ドイツ Schaeffler
8 Mark Taylor アメリカ Timken 9 Michael Kotzalas アメリカ Timken 10 Charles Reed イギリス NSK 11 Evgeny Varlamov ロシア EPK 12 Vadim Korshuk ロシア EPK 13 保坂 亮平 日本 JTEKT-E 14 白木 利彦 日本 JTEKT 議題 3 議題の採決 SC 4/WG 4 N 25 の会議議題の参照文書に次の文書を追加し、承認された。 議題 5 : ISO/TS 17863(DIS 案) SC 4/WG 4 N 28(SC 4 N 352) 議題 6 : ISO/TC 213 決議 1154 TC 4 規格タイトル及び序文 SC 4/WG 4 N 29(SC 4 N 353) 議題 7 : ISO/CD 492 第 3 版に対する投票結果及び各国意見 SC 4/WG 4 N 26(SC 4 N 346) 議題 8 : ISO/CD 199 第 2 版に対する投票結果及び各国意見 SC 4/WG 4 N 27(SC 4 N 347) 議題 4 決議案作成委員の任命 コンビーナは、Mr. Thesslin と一緒に、ベルリン会議の決議案を作成することを委託された。 議題 5 TC 213(製品の寸法、幾何特性仕様及び評価)における作業の進捗状況の報告について Mr. Ammon から TC 4 規格にとって重要な TC 213 規格の作業の進捗状況が報告された。この中で、
を発行することに合意したことが報告された。ISO/TS 17863 の DIS 案は、SC 4/WG 4 N 28(SC 4 N 352)で回付された。さらに細かな修正を行い、最終版は、ISO 中央事務局(以下、ISO/CS とい う 。) に 11 月 に 送 付 さ れ る こ と が 予 定 さ れ た 。 さ ら に ISO 14405-1:2010/DAM 1, Dimensional tolerancing-Part 1 : Linear size AMENDMENT 1(寸法公差-第 1 部:リニアサイズ 追補 1 案)が、 投票期限 2013 年 1 月 9 日で回付された。 議題 6 横浜会議決議事項のフォローアップ SC 4/WG 4 N 23 の横浜会議議事録を再検討した結果を次に示す。 GPS 規格を適用した TC 4 規格の名称(SC 4/WG 4 決議 11) ISO 492 及び ISO 199 改正規格と GPS 規格との相互補完について、規格名称の構成の中に引 用するかどうかを明確にするために TC 213 に問い合わせをしていたが、TC 213 決議 1154 で次 の 2 項目が ISO/TC 4 に提案された。
ISO 492 及び ISO 199 の改正規格の序文に、ISO/GPS チェーンリンク又はそれらの規格が適合 する幾何特性を解説するための GPS マトリックスモデルを加える。
ISO 492 及び ISO 199 の改正規格名称の適当なところに、“Geometrical Product Specifications (GPS)”を加える。
これに基づき GPS 言語を使用して ISO/TC 4 規格が改正される時には、規格名称第 3 番目要素の 最初の部分に“Geometrical Product Specifications (GPS)”を使うことが合意された。
(SC 4/WG 4 決議 12:2012 参照)
さらに、他の GPS 規格との関連を示す GPS マトリックスモデルの使用が討議された。ISO 1101 の附属書の言い回しを使うことになるが、TC 4 規格に合うように若干修正が必要なる可能性がある。 そこでその調査及び準備のため、Mr. Wiesner、Mr. Ammon 及び Mr. Bywalez によって、タスクグル ープが設立された。序文に必要な引用文と同様に附属書の文章は、2012 年 11 月 1 日までに Mr. Östebo
に送付される。 (SC 4/WG 4 決議 13:2012 参照)
議題 7 ISO/CD 492.3, Radial bearings-Dimensional and geometrical tolerances 委員会原案第 3 版の審議
ISO/CD 492.3 は SC 4 N 345 として回付され、投票結果及び各国意見は SC 4/WG 4 N 26(SC 4
N 346)で発行された。CD は DIS 段階に移行することが承認されたが、さらなる修正をするよう要 求があった。日本は、会議の中でいくつかの日本意見を補足資料(SC 4/WG 4 N 30 及び N 31)を使 って説明した。各国意見の審議結果から、次のことが確認された。
横浜会議では、左右非対称形の軌道輪はリニアサイズが適用できないと説明があったが、
ISO 14405-1:2010/DAM 1 の追加モディファイア“ALS(Any Longitudinal Section)任意の縦断面”
と“ (minimum circumscribed association criterion)最小外接当てはめ基準”とを組み合わせて 使うことで、リニアサイズを適用できることになった。 固定用切欠きのある外輪は、切欠きはただの局部的なものであり左右対称形として規定される。 ISO 14405-1:2010/DAM 1(SC 4/WG 4 N 32)において、上記追加モディファイアが紹介された。 この追補案は、投票期限 2013 年 1 月 9 日で回付されている。 寸法仕様の図面指示図例(図 1、6 及び 11)は、上記のように左右非対称でもリニアサイズを 適用できることになったが、対称形軸受及び非対称軸受で仕様モディファイアが異なるので、二 つに分けられることになった。 日本から、GPS を適用した場合の記号説明一覧表(表 1)に幾何特性記号も追加することを提
案し、見出しを“GPS 記号及び仕様モディファイア”にして、仕様モディファイアの欄に幾何 特性記号を追加することになった。 オーストリアから、測定荷重は内部すきまの規格で特に規定していないため、本規格で規定す べきでないと提案があり、測定時の荷重及び方向の指示は削除することになった。ただし、重力 (自重)だけ残すことになった。 日本から、箇条 5.4(テーパ穴)の呼びテーパ穴の図が重複指示しており製図ルールに沿って いないため見直しするよう提案し、この図は削除し、箇条 4(記号)の図 6 に呼びテーパ穴につ いての説明文を追加することになった。 序文の中に次の文章を加えることになった。 “GPS の測定において制約条件下での特性は、測定結果と関連付けた不確かさの量を考慮する。” さらに Mr. Vincent からの意見により、適用範囲に次の注記を追加することになった。 “GPS を適用した測定工程において、制約条件下の仕様は補完的なものとして考え、その制約 条件からの偏差は、測定結果と関連付けた不確かさの量を考慮する。” 追加する図面例は、附属書 C に加えられることになった。 各国意見に対する幹事国見解(SC 4/WG 4 N 33)に記載された他の合意された変更は、実施 していく。 投票結果により、上記にまとめられた会議の審議及び SC 4/WG 4 N 33 を基にした規格案を最新 にする事をプロジェクトリーダー(以下、PL という。)に依頼した。PL は最新規格案提出前に修正 図の内容を WG 4 エキスパートに回付し、チェックされたものを最新規格案として DIS 照会のため に ISO/CS に提出することを、SC 4 幹事に提案することが合意された。 (SC 4/WG 4 決議 14:2012 参照)
議題 8 ISO/CD 199.2, Thrust bearings-tolerances 委員会原案第 2 版の審議
ISO/CD 199.2 は SC 4 N 344 として回付され、投票結果及び各国意見は SC 4/WG 4 N 27(SC 4 N 347)で発行された。CD は DIS 段階に移行することが承認されたが、さらなる修正をするよう要 求があった。日本は、会議の中でいくつかの日本意見を補足資料(SC 4/WG 4 N 30 及び N 31)を使 って説明した。各国意見の審議結果から、次のことが合意された。 機能の説明を記述し、測定方法は記述しない。 軌道盤の厚さ不同については、現行の ISO 199 に規定されている内容に限る。すなわち現行規 格には中央軌道盤の厚さ不同の規定がないので、取り扱わないことになった。
Si(軸軌道盤厚さ不同)及び Se(ハウジング軌道盤の厚さ不同)の図面指示案は、Mr. Vincent からの提案により図だけでなく GPS を適用した場合の記号説明一覧表(表 1)の説明を修正す ることになった。 各国意見に対する幹事国見解(SC 4/WG 4 N 34)に記載された他の合意された変更は、実施 していく。 投票結果により、上記にまとめられた会議の審議及び SC 4/WG 4 N 34 を基にした規格案を最新 にする事を PL に依頼した。最新規格案は DIS 照会のために ISO/CS に提出することを、SC 4 幹事 に提案することが合意された。 (SC 4/WG 4 決議 15:2012 参照)
議題 9 その他の業務 DIS 492 及び DIS 199 の計画日程についても討議された。上海会議の週において結果を再検討で きるように、規格案は計画通りに作業をしていくことが合意された。SC 4 幹事は、ISO/CS が英語 版だけで DIS 照会に進むことを了解してもらえるかどうか、フランス規格協会(AFNOR)も含め て確認する。 (SC 4/WG 4 決議 16:2012 参照) 議題 10 次回の会議 次回の SC 4/WG 4 会議は、2013 年 5 月 27~31 日に中国・上海で開催される TC 4 総会の際に 2 日半の会議を計画することになった。 さらに次々回会議は、2013 年 10 月 21 日~23 日にオーストリアのウィーンで行なう予定である。 議題 11 決議録及びその承認 次の SC 4/WG 4 決議 12~16 が承認された(SC 4/WG 4 N 35 Annex B)。 第 3 回 SC 4/WG 4 ベルリン会議決議 SC 4/WG 4 決議 12(Berlin 1:2012)GPS 規格を適用した TC 4 規格の名称 SC 4/WG 4 決議 11:2012 により TC 213 に求めていた GPS 規格の相互補完について、TC 213 決議 1154 で、TC 4 規格の名称に GPS を引用する提案を得た。これにより、TC 4 規格の名称に“Geometrical Product Specifications (GPS)”を含めることとし、ISO 492 及び ISO 199 の規格名称の第 3 番目要素 の“Tolerances”を“Geometrical Product Specifications (GPS) and tolerance values”に変更することと する。
SC 4/WG 4 決議 13(Berlin 2:2012)GPS マトリックスモデルについて
TC 213 決議 1154 で、ISO/TC 4 規格の序文に GPS マトリックスモデルの使用を検討することに
なった。SC 4/WG 4 は、TC 4 規格の附属書(参考)に GPS マトリックスモデルの関連を加えるこ とに合意した。Mr. Wiesner、Mr. Ammon、Mr. Bywalez 及び Mr. Vincent は、ISO 1101 を参考に TC 4 規格に合った序文及び附属書(参考)を準備し、2012 年 11 月 1 日までに PL に送付する。 SC 4/WG 4 決議 14(Berlin 3:2012)ISO 492 の改正 ISO/CD 492 第 3 版は、SC 4 N 345 で回付され、それに対する投票結果及び各国意見が SC 4 N 346 で示された。SC 4/WG 4 コンビーナは、SC 4/WG 4 決議 13:2012 による GPS マトリックスモデル及 び SC 4/WG 4 決議 12:2012 による規格名称の見直しを含め、意見内容について審議し合意された内 容を反映して、規格案を修正する。最新規格案は CD 投票結果と会議合意内容とともに ISO/CS に DIS 照会として提出することを SC 4 事務局に推奨することが合意された。なお、最新規格案の修正 図の内容は ISO/CS に提出する前に、確認のため WG 4 エキスパートに回付される予定。 SC 4/WG 4 決議 15(Berlin 4:2012)ISO 199 の改正 ISO/CD 199 第 2 版は、SC 4 N 344 で回付され、それに対する投票結果及び各国意見が SC 4 N 347 で示された。SC 4/WG 4 コンビーナは、SC 4/WG 4 決議 13:2012 による GPS マトリックスモデル及 び SC 4/WG 4 決議 12:2012 による規格名称の見直しを含め、意見内容について審議し合意された内 容を反映して、規格案を修正する。最新規格案は CD 投票結果と会議合意内容とともに ISO/CS に DIS 照会として提出することを SC 4 事務局に推奨することが合意された。
SC 4/WG 4 決議 16(Berlin 5:2012)ISO/DIS 199 及び ISO/DIS 492 の手続きについて
次回会議は 2013 年 5 月 27~31 日の TC 4 総会の期間内に開催される。投票結果が SC 4/WG 4 会 議前に得られるよう、DIS 492 及び DIS 199 の投票を優先することを ISO/CS に要求することが合意 された。ルール上では DIS はフランス語も本来必要だが、英語版だけで提出することを了解しても らうように AFNOR に申し入れることになった。 議題 12 閉会 Mr. Östebo から会議ホスト国であるドイツへの会議運営及び施設についての感謝及び会議参加者 に有益な議論ができた謝意が述べられ、規格改正の開発の推進を約束して、会議を閉会した。 4. あとがき 今回のベルリン会議では、対称形及び非対称形の軌道輪の図面指示方法について、かなり議論さ れた。日本としては、非対称形は“リニアサイズ”が適用できないと前回の横浜会議で議論になっ たため、対称形・非対称形のいずれでも同じ図面指示で統一できる“位置度”を提案したが、TC 213 のリエゾンメンバーが、非対称形でも“リニアサイズ”を適用できるような図面指示記号を GPS 規 格に追加提案したものを提示してきた。日本としては、リニアサイズで適用できることは問題ない ため合意したが、対称形と非対称形の図面指示を統一することについては、GPS 原理に適合しない との理由で、統一化はできなかった。 また、円すいころ軸受の総組立幅について、“ ”を使った図面指示についても日本は反対し たが、現行の測定方法と“ ”を考慮した測定方法とで実測データを比較しても大差ないというこ とで、“ ”を使った図面指示になりそうである。日本としては比較した実測データを入手するこ とで、根拠を残しておくことにした。 なお、特筆すべき内容として、オーストリアから、“実際に運用する図面は、ISO 492 などに規 定されている内容について、主要な寸法公差以外は割愛でき、完全な図面指示でなくてもよい。”こ とを附属書(参考)に記載することが提案された。これは、日本がさんざん意見していた内容だが、 日本は規格本文に入れることを提案していたため、規格本文に記載することは GPS 原理に適合しな いと一切受け入れられなかったようだ。結局、附属書(参考)には、全ての指示を入れた図及び一 部割愛した指示を入れた図の二つの図面例を記載することになった。 今後も TC 213 国内委員の方々や日本ベアリング工業会技術部会関係各社の皆様方にご意見やご 協力をいただきながら、日本が不利にならないように提案していきたい。 以上 写真 SC 4/WG 4 会議風景