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第 1 回災害時動物救護に係るガイドライン改定委員会の会議概要 ( 動物福祉 愛護部会常設委員会 ) Ⅰ 日時平成 28 年 3 月 22 日 ( 火 )15:00~17:30 Ⅱ 場所日本獣医師会 会議室 Ⅲ 出席者 委 員 小此木正樹 群馬県獣医師会 ( 小此木動物病院院長 ) 木村 芳之 日本

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第1回 災害時動物救護に係るガイドライン改定委員会の会議概要

(動物福祉・愛護部会常設委員会)

Ⅰ 日 時 平成 28 年 3 月 22 日(火)15:00~17:30 Ⅱ 場 所 日本獣医師会・会議室 Ⅲ 出 席 者 【委 員】 小此木正樹 群馬県獣医師会(小此木動物病院院長) 木村 芳之 日本獣医師会理事(動物福祉・愛護部会長) 佐伯 潤 大阪府獣医師会会長(くずのは動物病院) 田中 亜紀 カリフォルニア大学デイビス校 羽山 伸一 日本獣医生命科学大学教授 藤本 順介 東京都獣医師会(ふじもと動物病院院長) 船津 敏弘 福岡県獣医師会理事(ハーレー動物病院) 【環 境 省】 田口 本光 環境省自然環境局総務課動物愛護管理室室長補佐 【本 会】 境 政人(専務理事) Ⅳ 議 事 1 職域別部会の運営等(説明) 2 委員長・副委員長の選任(協議) 3 今期の検討テーマについて 4 その他 Ⅴ 会議概要 開会にあたり境専務理事から、以下のとおり挨拶があった。 昨年6月に専務理事を拝命した。本来であれば、藏内会長か村中担当副会長がご挨拶 を差しあげるところではあるが、所用のため、代わって挨拶申しあげる。東日本大震災 から5年が経過したが、まだ避難生活を続けられている方もいる。日獣では、発災直後 から、義援金の募集や地方会への支援等を行っていたが、平成 25 年には現地本部での 活動は終了したと聞く。福島の現地救援本部も今年で解散となった。 当時、全国から義援金を集めて活動していた旧緊急災害時動物救援本部は、ペット災 害対策推進協会と名称を変更し、義援金は現地救援本部に代わって集め全額をそのまま 渡すこと、平常時にいざというときに備えるための活動を行うなど、活動内容も整理さ れた。今期、日獣では、ガイドラインの改定を事業計画に入れているが、後方支援以外 にも、日獣としてどのようなことができるか検討していきたい。環境省発行のガイドラ

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インには同行避難について盛り込まれたが、日獣が平成 19 年に発行した「災害時動物 救護の地域活動マニュアル策定のガイドライン」は、見直しが必要な部分が多々ある。 日獣として必要な活動も検討いただき、ガイドラインの中にも記載いただければと考え ている。有意義なご検討をよろしくお願いしたい。 続いて、事務局から、委員、オブザーバーが紹介された。 1 職域別部会の運営等(説明) 事務局から、資料に基づき本委員会の組織上の位置付け、委員構成、職域別部会運営 規程等の説明が行われた。 2 委員長・副委員長の選任(協議) 委員の互選により、木村部会長が委員長に、佐伯委員が副委員長に選任された。 3 今期の検討テーマについて 委員長から、資料に基づき今期の検討テーマについて説明された。続いて、事務局か ら、別冊資料に基づき「災害時動物救護の地域活動マニュアル策定のガイドライン」(平 成 19 年発行)及び、一般社団法人ペット災害対策推進協会(旧緊急災害時動物救援本 部)について説明され、以下のとおり協議された。 (1)旧ガイドラインについて ア 当時としてはよくまとまっていたものであるが、全体的に内容が古いので、見直し が必要である。 イ 旧ガイドラインの中には、日獣としての方針、役割が明記されていない。 ウ 旧ガイドラインの見直しを行うだけであれば、法令関係を新しくして、同行避難や VMATなど必要事項を追加し、添付資料を差し替えるだけであり、検討を行う要素 があまりない。 エ 多くの地方会はマニュアルをすでに策定しているので、地方会でマニュアルを策定 するだけのためのガイドラインではあまり意味がないのではないか。 オ 前回の発行から9年、大震災から5年も経っているので、前回のものを改定するよ り、新しいものを示した方が、受け入れられ、活用されやすいのではないか。 (2)新たなガイドラインについて ア 日獣の戦略をきちんと謳って、将来の方向性を示すものとしたい。 イ 地方会の役割を明確にして、地方会や会員の活動の一助となるものにしたい。

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ウ 活動の主体は地方会であり、日獣はそこを支援する立場であるため、現地が主体と なるガイドラインを策定した方が活用できるのではないか。 エ 東日本大震災では、自立的な活動ができたとは言いがたい部分があるので、その反 省を活かした内容にしたい。 オ 平成 25 年に委員会が報告書として提言した内容があまり活かされていないので、そ れを具体化するガイドラインとしてはどうか。 カ チェックリストやフローチャートなどで分かりやすく、地方会が自己の状況に応じ てすぐに活用できるものにしたい。 キ 全国的に先進的な事例がたくさん出てきているので資料として添付したい。 ク ガイドラインは冊子にして広く地方会や会員に配布したい。 (3)ガイドライン内容の各論について ア 日獣に求められること (ア)全国的に情報を共有するため、情報の収集、発信を行ってほしい。 (イ)VMATに係る資金補助を行ってほしい。 (ウ)政策提言活動を主体的に行ってほしい。 ※国民の利益となり国が予算をかけられる事項かどうかよく検討の上、事前に関係 官庁との相談が必要である。 (エ)危機管理室のような専門の組織を常設してほしい。 ※日獣の組織体制では、常設の組織を維持することは難しく、何か起きてから比重 を割くというのが現実的である。 (オ)東京直下の災害が起こった場合を想定して、日獣の危機管理もすべきである。 イ VMATについて (ア)VMATは社会的な意識も向上してきた。獣医師会がリーダーシップを取らない と、いくつもの団体や個人がバラバラに現地に入り込んでまとまらなくなってしま うので、獣医師会が束ねていく必要がある。 (イ)VMATが全国各地に広がっていくよう、ガイドラインで示していきたい。 (ウ)地方獣医師会長にも、いざという時のコマンダーとしての訓練のため、ぜひVM AT講習会を受けていただきたい。 ウ 協定の締結について (ア)地方会が、県と協定を締結し、知事から指定されて指定地方公共機関となり、防 災会議に出席するようになることがベストであるが、段階を踏んでいく必要がある。 (イ)県ごとの協定のほかに、支部で結んでいくことも大切である。 (ウ)県と県獣で協定の文書を交わして県内では活動ができても、県をまたいで活動す

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ることは難しい。 (エ)災害協定は、普段から獣医師会として付き合いのある衛生課や農林部ではなく、 災害専門の部署とやり取りすることとなり、動物に対する理解が薄いことが多い。 (オ)マニュアルを作っても協定がないと活動の担保にはならないが、協定に向けた前 段階として、マニュアルを準備しておくと締結がスムーズである。 エ 派遣の保障について (ア)日獣で、派遣する人材の保障ができないか。 (イ)災害時や口蹄疫発生の時等に日獣が獣医師を派遣したことがあるが、保障につい ては、現地や派遣元と個別具体的に相談してきた。 (ウ)公益法人が、担保のない状態で人を派遣することはできず、担保がなければ個人 のボランティアと同じレベルになってしまう。 (エ)個人の獣医師が被災地に飛び込んで行ってしまうと混乱するので、訓練され、教 育された獣医師が、組織的に現地に入るべきである。 (オ)どこの地方会が自治体と協定していて活動が保障されているのか把握していない と派遣を依頼することができないので、平時から情報をストックする仕組みが必要 である。 (カ)身分保障を行うのはやはり行政が主となるべきである。 オ 活動の予算について (ア)ペット災対(旧救援本部)の資金又は募金を活動に活用できないか。 (イ)資金がないのであれば、日獣がVMATを立ち上げるために募金をすればいいの ではないか。 (ウ)福岡ではVMATに係る県獣の予算は会議費の 50 万円のみで、訓練や制服の費用 は募金で賄っている。 (エ)会員が拠出したお金は自由に使えるが、募金は使途を明確にして集めないと、使 うときに募金者との思い違いによる誹謗中傷を受けやすい。獣医師会は募金ではな く自己の資金で運営する仕組みを作るべきである。 4 その他(防衛省における獣医官の配置について) 委員長から、新議題として標記の提案と説明が行われ、以下のとおり協議された。 (1)防衛省における獣医官の配置について ア 現在、防衛省の中に獣医官が組織されていない。 イ 自衛隊の災害時における動物救護に係る活躍がよくメディアに取り上げられるが、 災害時だけでなく、平時から公衆衛生等の分野において、省内で獣医学技術を活かし ていただきたい。 ウ 米軍では獣医官が活躍しており、そのパイプラインもあるため、防衛省が導入を検

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討しやすい状況となっている。 エ 12 月に、藏内会長、酒井副会長、境専務理事が中谷防衛大臣を訪問し、防衛省(自 衛隊)における獣医官の配置について、要請を行ったところである。 オ 防衛省だけでなく、警察、環境省など、獣医職が必要とされると思われる機関につ いても要請が必要ではないか。 カ 獣医師の絶対数が足りないという意図ではないので、対外的にそのように誤解され ないような表現にて提言を行うような配慮が必要である。 (2)ワーキンググループの設置について ア 本件については、この委員会で取りまとめを行い、執行部で検討いただき、日獣と して防衛省に提言を行いたい。 イ 取りまとめについては、佐伯副委員長と田中委員を中心にワーキンググループを設 置して進めていきたい。 Ⅵ まとめ 第1回 災害時動物救護に係るガイドライン改定委員会は、木村委員長によって、以下 のとおりまとめられ、委員に承認された。 (1)以降の検討については、メールを中心に協議を行いたく、藤本委員にメーリングリ ストの立ち上げをお願いしたい。 (2)現状を把握するため、事務事業推進会議に合わせた5月を目途に、地方会に対して アンケート調査を実施したい。アンケート調査の項目については、1週間以内にメー リングリストにご意見いただきたい。 (3)ガイドラインは、平成 19 年のマニュアル策定のためのガイドラインの焼き直しでは なく、全面的に見直しを行う。地方会が次の災害に備えるために、直接参考になるよ うな、活動のガイドラインを策定する。 (4)ガイドラインの項目については、アンケート調査の結果を参考にしながら、検討し ていくこととする。 (5)並行して、防衛省への獣医官の導入についても検討を進めていきたい。

参照

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