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2
5
(
2
8
)
ケイ エン
氏名(生年月日〉
本 籍
学 位 の 種 類
学 位 授 与 の 番 号
学 位 授 与 の 日 付
学 位 授 与 の 要 件
学 位 論 文 題 目
論 文 審 査 委 員
キン
金
恵
媛
医 学 博 士
乙第673 号
昭和
5
9
年
7
月
3 日1
学 位 規 則 第
5
条 第
2
項該当(博士の学位論文提出者〉
ウ サ ギ 眼 組 織 か ら のslow reacting substance (SRS) の 遊 離 に つ い て
( 主 査 〉 教 授 内 田 幸 男
〔 副 査 〉 教 授 柴 田 収 ー , 教 授 野 本 照 子
論 文 内 容 の 要 旨
目的
眼 科 領 域 に お い て , ア ラ キ ド ン 酸 のy-xoloccy
g
e
n
a
s
e 系代謝物であるsnidnalgatsorp (PG s) につし、
ては,すでに多くの研究がなされているにもかかわら
ず,easenygoxipl 系代謝物であるseenirtokuel (L Ts)
についての研究はほとんどなく,その役割についても
明らかではない.そこで,著者はウサギ限組織に非特
異 的SRS 遊離促進剤であるCa rephonoio A23187
(
A
2
3
1
8
7
) を作用させることにより, slow gintcaer
s
u
b
s
t
a
n
c
e (SRS) が産生遊離されるか否かについて検
討した.また,ウサギにぶどう膜炎を惹起させ,前房
水および硝子体中にSRS が遊離されるか否かについ
て検討するとともに, LT sの種類についても高速液体
クロマトグラフィー用カラム(HPLC) を用いて検討し
T
こ.
方法
実験には,体重2.3~2.6kg の雄性, Rex ウサギを用
し
、
k.
1.正常ウサギ眼組織切片からの非免疫学的方法に
よるSRS の遊離
虹彩,毛様体,脈絡膜,網膜および結膜組織切片に
i
n
d
o
m
e
t
h
a
c
i
n 存在下でA23187 を作用させ,SRS 活性
を測定した.
2
. 免疫学的方法によるSRS の遊離および精製
B
o
v
i
n
e serum albumin CBSA) により能動的感作
されたウサギの1眼に, 1
%
BSA O. 2ml/ yee を硝子体
内に注入しぶどう膜炎を惹起させ,他限には生理食塩
水0.2m /leey を注入し,対照とした.反応惹起01 およ
-745
び42 時間後の前房水および硝子体液を採取し,エタ
ノール処理後C-81逆相クロマトグラフィーに添加し
て部分精製を行なった.得られた部分精製 SRS の一部
を用いてSRS の活性を測定するとともに,他の一部の
部分精製SRS を3H-LTC. および3H-LTD. とともに,
HPLC により展開した.その溶出液の一部を液体シン
チレーションカウンターで放射活性を測定し,残りの
溶出液はSRS 活性の測定を行なった.
SRS 活性の測定
Watanabe-Kohno and Parker の方法を用いて, 50
ng/ml atropine および~100ng/mlmepyramine 共 存 下
に,モノレモット回腸を用いたMagnus (容量 !)1m 法 に
より測定した.
なお, SRS 活性の単位にはtinu (U) を用い, 5ng
h
i
s
t
a
m
i
n
e による収縮と等収縮を惹起する量を1U(ミ
1
. 6ng LTD.) とした.
結 果
1.非免疫学的方法による SRS の遊離
A23187 の作用により,毛様体,脈絡膜および結膜か
らは,いずれも明らかに強いSRS の遊離量がみられ,
また,虹彩においてもかなりの遊離量が認められたが,
網膜からは僅かであった.これらの限組織から遊離さ
れたSRS によるモルモット回腸の持続的収縮は,SRS
の特異的拾抗剤である FPL55712 の 5~100ng/ml の処
置により用量依存的に抑制された.
2
. 免疫学的方法によるSRS の遊離
抗原注入01お よ び42 時間後の前房水中にはSRS は
認められなかったが,硝子体液中には部分精製後,明
1
2
6
らかなSRS の遊離が認められた.さらに,硝子体液よ
り得られた部分精製SRS をHPLC により分離精製し
た結果,LTC 4およびLTD 4が遊離されることが確認さ
れた.なお,生理食塩水を注入した対照限の前房水お
よび硝子体液中にSRS の遊離は認められなかった.
考 察
SRS 産生の主要細胞は肥満細胞であることが報告
されている.眼組織中の肥満細胞の分布と,本実験に
おいて,
1
8
7
A
2
3
刺激により眼組織から遊離するSRS
量の聞には比較的相関関係が存在することから,ウサ
ギ眼組織からSRS の遊離においても,肥満細胞が主役
を演じていることが示唆された.また,免疫学的方法
による実験では, ウサギのアレルギー性ぶどう膜炎惹
起眼の硝子体中には,明らかなSRS の遊離が認めら
れ, HPLC による分離精製の結果,LT C.および LTD 4
が確認された.LTC 4およびLTD 4の血管系に対する作
用は,種属および標的部位により大きく異なるが,血
管収縮,拡張および血管透過性允進作用が報告されて
いる.ウサギ眼組織血管系に対する SRS の作用は全く
明らかではないが, SRS が炎症の発現に何らかの役割
を演じていることが強く示唆された.
結論
以 上 の 成 績 に よ り , ア レ ル ギ ー 性 お よ び 非 ア レ ル
ギー性限炎症時には, SRS が産生遊離され,炎症に何
らかの役割を演じていることが示唆された.
論 文 審 査 の 要 旨
本 論 文 は ア レ ノ レ ギ ー 性 お よ び 非 ア レ ル ギ ー 性 の 炎 症 に 際 し , 眼 組 織 か らslow gtineacr substance
が 産 生 遊 離 さ れ る こ と を 証 明 し , こ の 物 質 が 炎 症 の 発 現 に 関 与 し て い る こ と を 示 唆 し た も の で , 学 術
上 価 値 あ る も の と 認 め る .
主論文公表誌
ウ サ ギ 眼 組 織 か ら のowsl gnictaer encastbsu
(SRS) の遊離について
日 本 眼 科 学 会 雑 誌 第
7
8
巻 第
2
1
号
8
0
4
1
-1414
頁(昭和
8
5
年
2
1
月
0
1
日発行〉
副論文公表誌
1 ) 春 季 カ タ ル に 対 す る 2%Disodium
Cromog-l
y
c
a
t
e (インタール〉点眼剤の効果
眼科臨床医報
4
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)
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(
6
2
1
1
3
1
-
1
1
)
0
8
9
1
(
7
4
6
2
)
硝子体出血治療の基礎的検討と線溶療法
臨床眼科
5
3
)
4
(
3
3
5
-
7
2
5
)
1
8
9
1
(
3
) 限炎症におけるロイコトリエンの役割
第1報 実 験 的 ぶ ど う 膜 炎 に 対 す る 抗
SRS-A 剤の効果
臨床眼科
7
3
)
2
(
9
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-
3
2
1
)
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(
4
) モルモット眼組織からのslow gnitcaer -bus
s
t
a
n
c
e (SRS) の遊離
炎 症
4 (
)
1
31-36
)
4
8
9
1
(