原 著 〔二女駄蓮,、多57議和騨榊
男児の神経性食欲不振症に関する一考察
東京女子医科大学 小児科学教室(主任:福山幸夫教授) ハラ ヒトシ ウツミ ヒロミ イシザキ アサヨ 裕美・石崎 当世**原 仁*・内海
イシワタ シヨウコ フクヤマ ユキオ 石渡 昌子・福山 幸夫 東京女子医科大学 母子総合医療センター ヤマダ タ カ コ 山田多佳子 (受付 昭和62年3月2日)Astudy of Anorexia Nervosa in Boys
Hitoshi HARA*, Hiromi UTSUMI, Asayo ISHIZAKI**
Syouko ISHIWATA and Yukio Fukuyama
Department of Pediatrics(Director:Prof. Yukio FUKUYAMA), Tokyo Women’s Medical College
Takako YAMADA
Maternal and Perinatal Center, Tokyo Women’s Medical College
We present here three boys, aged 10,14 and 15, who showed a signi丘cant weight loss attributed to psychological problems and were diagnosed atypical anorexia nervosa according to Suematsu’s criteria which were formulated by a study group sponsored by the Ministry of Public Welfare in Japan in 1979. By using DSM−III criteria, these three cases were able to be re− diagnosed as having conversion disorder, anorexia nervosa and conversion disorder, respectively. In the development of their anorectic states, we found the same psychodynamics in each case, namely,“breakdown of over−adaptation”.
This dynamism, the authors believed, possibly has something in common with the situation where the male or younger cases with a signi丘cant weight loss as results of psychological probiems revealed an anorexia−nervosa−like state.
はじめに 男性の神経性食欲不振症(以下A−N)は,1960 年代よりその存在に気付かれ,1970年以降報告が あいついだ1)∼5).我々の教室においても過去10年 間に,著明な体重減少を認め,A−Nを疑われた男 児を3例経験している.言うまでもなく,A−Nは 大多数が女性に発症し,男性例に遭遇した場合, その診断には慎重にならざるを得ない6).男性の A−Nは女性のそれと同質の疾患なのか? 心因 *現所属 国立精神・神経センター精神保健研究所 ** サ所属 府中療育センター による体重減少は必ずしもA−Nと同類の病態を 示さないと言われるが7>,自験例はいかに診断可 能か? 1980年に発表された米国精神医学会の診断基 準8)(以下DSM−III)を用いて,自験例3例の再診 断を試みた.以下3症例を示し,若干の考察を加 える. 症 例 症例1:10歳6ヵ月,男子. 主訴:嘔吐,やせ. 家族歴:母親は本人が1歳6ヵ月時に離婚して
おり,それからは患児の養育の責任を総て負って きた.義父は本人が8歳時より同居するように なった. 既往歴:特記すべき事なし. 現病歴:発症は9歳4ヵ月時で,誘因とおもわ れるエピソードもなく,急性胃腸炎様症状ではじ まった.当時の体重は33kgであった.某2病院に それぞれ1回の入院歴があり,2回目の入院時に 過換気発作と言われた状態が2回あった.無医で 「心理的なもの」と診断されたことに母親は納得せ ず,東京女子医科大学小児科での精査を希望して 来院した. 入院治療に関しては,本人もむしろ積極的で「な んとか病気(嘔吐)を治して,学校に行きたい」 と訴えた.第1回入院(昭和58年10月22日∼11月 19日)の結果判明したことは,睡眠脳波上右後頭 部に棘々が散発すること,視野検査で両耳側性視 野狭窄が認められたことであった.前者に関して は,けいれんの既往もなく,嘔吐時の脳波記録で は発作波はなかった.後者に関しては,頭部CTス キャン,眼底検査,髄液所見に異常なく,視交叉, 下垂体周辺の腫瘍およびクモ膜炎は否定された. 第1回入院は「心理的な病気ならば,家庭で治 す」という母親の申し出により退院となったが, 外来にての経過観察中にも体重減少は続いた.第 2回入院(昭和59年3月2日∼6月20日)時は, 10歳3ヵ月で22kgであった.嘔吐はほぼ毎食後に あり,牛乳,清涼飲料水な:どは収まることがあっ たが,固形物は必ず嘔吐する状態であった. 入院後は,一時失立失歩,慢性便秘状態も合わ せて認められた.母親にはカウンセリング,本人 には箱庭療法をおこなった.栄養面では,経鼻栄 養チューブを併用しつつ,本人の希望を入れるか たちで,哺乳びんによる粉ミルクの摂取,次に離 乳食に進む,という方法をとった.退院時32kg. 第2回入院中に義父の失踪,母親就労のため祖 母に付き添いが代わるなどの出来事があった. 診断:転換性障害(300.11). 症例2 14歳7ヵ月,男子. 主訴:失神発作,体重減少. 家族歴:父親は職人で,こどもの教育は母親ま かせ.無口.社交性はない.母親は自分の結婚生 活に不満.こどもの養育は自分のそれ以上でなけ れぽな:らない,と考えている.姉は15歳で健康. 既往歴:乳児期嘔吐しやすく,幽門けいれんと 診断をうけたことがある.「おとなしい子」であっ たが,母親から離れて行動できず,また病弱を理 由に,母親は患児に幼稚園生活を経験させていな い.就学後は同級生となじまず,教室内でじっと していることが多かった.本人と母親の訴えによ ると,高学年になるとよくいじめられた,という. 中学進学後も同様であった. 現病歴:中学2年の夏(13歳6ヵ月)林間学校 で同級生にからかわれる(読んでいた学習書をと りあげられる)ことをきっかけとして,過換気発 作をおこした.2学期から,同級生の誘いをこと わりきれず,テニス部に入部したが,ローラーに 足をひかれ,治療のため約1ヵ月学校を休んだ. 医師より登校可能といわれた後も,、自ら登校しよ うとせず,担任教師の誘いを受けると過換気発作 が頻発した.その後全く登校していない.自宅に おいても家人と言い争うことなどをきっかけとし て,過換気発作が1ヵ月に1回程度認められてい た. 自宅に引きこもったままであったが,徐々に食 欲減退.14歳0ヵ月時体重53kgであった。食事に 関しては,乳製品を始めとして「蛋白質の食事」 を拒否.ご飯を少量摂取するのみだったが,食事 そのものには強い関心をしめした.これらの理由 として『自分の体が「男らしくなる」ことを嫌い, 特に身長が高くなること,指の骨が太くなること, 毛深くなることを嫌悪した.また「大柄でない方 が知的だ」と主張した, 昭和56年3月,精査と治療のため東京女子医科 大学小児科を受診した時点(14歳2ヵ月)では, 体重35kgであった.約3ヵ月(昭和56年3月10日 ∼6月3日)の入院中に一過性全盲状態と盗食を みとめた.しかし,過換気発作は出現しなかった. 患児には受容的精神療法を,母親にはカウンセリ ングを心理治療士がおこなった.退院時37kg. なお頭部CTスキャン,脳波では異常を認めな
かった.内分泌検査で成長ホルモンの基礎値の高 値を認めたが,甲状腺機能は一貫して正常範囲で あった.また毎分48回の洞性徐脈をみとめた. 診断:転換性障害(300.11) 神経性無食欲症(307.10)註 症例3:15歳4ヵ月,男子. 主訴:やせ. 家族歴:父親は自ら会社を興したいわゆるワン マン社長.家族にたいしても指示的態度が著明で ある.母親はすべての決定を父親に依存している. 姉(19歳)は健康. 既往歴:4歳時に熱性けいれんをみとめたが, 初回発作のみ.11歳頃より起立性調節障害と思わ れる症状が認められている. 現病歴:中学入学直後(12歳9ヵ月)腹痛と下 痢の訴えが著明となり,3ヵ月間に5kg体重減少 のエピソードがある.近医に1週間入院して検査 したが異常なく,心理面接を2回受けた後体重は 回復した.中学2年の夏にも食欲低下したが体重 減少にはいたらなかった.この間元来スポーツ好 きの患畜は,野球とテニスに従来以上に熱心に取 り組んだという. 15歳1ヵ月(体重42kg),やはり食欲低下,2週 間で40kgまでに体重が減少したため,精査を希望 して東京女子医科大学小児科を受診した, 本例は受診の目的が「器質的疾患の精査」のみ に限定されたので,心理治療は行な:えなかった. その理由は,患児が食事の件に話題が及ぶと腹痛 がおこると心理面接を拒否したことと,父親が「明 朗な」我子が「心の病」であるはずがないと強く 要求したためであった.入院時39.5kg. 約2週間(昭和54年7月20日∼8月3日)の入 院精査の結果,頭部CTスキャンで,ベルが腔, 透明中隔のう胞を認めたが,脳波正常,内分泌学 的検索においても,異常をみとめなかった. 診断:転換,性障害(300.11) 考 察 診断について 表1に本邦にて繁用されている厚生省視床下部 下垂体研究班が作成した診断基準9)(以下末松の 表1 厚生省特定疾患視床下部下垂体機能障害調査 研究生による神経性食欲不振症の診断基準9> ①標準体重の20%以上のやせ ②ある時期に始まり,3ヵ月以上持続 3.発症年齢:30歳以下 亀 4.女性 5.無月経 6.食行動の異常(不食・多食・かくれ食い) 7.体重に対する歪んだ考え(やせ願望) 8.活動性の充進 9.病識が乏しい ⑩除外規定(以下の疾患を除く) A)やせをぎたす器質的疾患 B)精神分裂病,うつ病,単なる心因反応 ○印を満たすものを広義の本症とする. 表2 DSM−IIIによる神経性無食欲症(307.10)の診 断基準8) A.肥満することに対する極端な恐れ,これは体重が減少 していっても軽減されない. B.身体心像の障害,例えばやせ細っていても「肥ってい ると思う」と主張する. C.元の体重から少なくとも25%の体重減少,18歳未満の 場合は,元の体重からの体重減少と発育表から期待さ れる体重増加が合わせて25%になる. D.年齢と身長に対する正常体重の最低限を越える体重を 維持することの拒否. E.体重減少の原因となりうる身体疾患が判明していない こと. 表3 DSM・IIRこよる転換性障害(300.11)の診断基 準8} A.優勢な障害は身体疾患を示唆するような身体機能の喪 失ないし変化である。 B.心理的要因が病因的に症状と関わると判断され,以下 のうち1項目によって明らかにされる: (!)心理的葛藤ないし欲求と明らかに関連する環境刺激 と,症状の発現ないし増悪との間に時間的関係があ る (2)症状によって患者は自分にとって有害な活動を避け ることが可能になる (3)症状によって患者は他の方法では獲得でぎないよう な支持を周囲から得ることが可能になる C.症状が意図的な操作下にないと判定されている. D.症状は,1適切な検索の後にも,既知の身体疾患ないし 病態生理的機序によって説明することがでぎない. E.症状は二丁または性的機能の障害のみに限局されな い. F.「身体化障害」または「精神分裂病」に起因しない, 一516一
基準)をしめす.除外規定である項目10の「単な る心因反応」に我々の3例が当てはまるかどうか を保留(単なる心因反応とはいかなる病態なのか 不明)すれぽ,いずれも広義のA−Nと診断可能で ある.さらに,必須項目以外に,症例1では,項
目3,9,症例2では,項目3,6,7,9,症
例3では,項目3,8,9が適合しよう. 次に表2にDSM−IIIによるA−Nの診断基準と 3症例の適合状況を示す.症例2のみA−Nとなっ た.ただし,症例2において「失神発作」(過換気 発作と判明)は,転換性障害(以下C・D)と診断 される.表3にDSM−IIIにおける転換性障害の診 断基準をしめす. DSM−IIIのA−Nとしては,自験例は3例とも, 項目C,Dをみたす.症例1,3は項目Dが適合す るかどうか明らかでないが,おそらく有り得ない と思われた.そこで項目A,Bであるが,症例1, 3に認められないのは確実である.一方症例2は, “自分の体が「男らしくなる」ことを嫌い,特に身 長が高くなること,指の骨が太くなること,毛深 くなることを嫌悪した”(項目A,B)および“「大 柄でない方が知的だ」”(項目D)などが適合し, A−Nと診断可能となる. DSM−IIIの転換性障害としては,項目Bの適合 状況が問題になろう.症例1の嘔吐は義父から母 親を取り戻そうとしたためであり〔B(3)〕,症例 2の過換気発作は,登校刺激が引き金となり〔B (1)〕,クラブ活動を避けられる〔B(2)〕ためであっ た.症例3の場合十分な分析がでぎなかったが, おそらく登校自体が本人にとって耐えられないこ とであり,項目Bのすべてが当てはまろう. 以下報告例の心理機制について考察する.症例 1は,元来母子家庭で生育していた患児は成績も よく,いわゆる「よい子」であった.母親の愛情 と期待を一身に受けていたと思われる.発症の きっかけは母親の同棲であろう.義父の失踪をさ かいに,結果的な母子分離,祖母の母性の代行, 時期を同じくした著明な改善が示すのは,患児の 義父に対する潜在的拒否反応であろう.また本例 の治療が遷延したのは,母親がかたくなに心因の 関与を認めなかったためと思われる.症例2はDSM−IIIでA−NとC−Dの両者が適
合する特異な症例である.本例の母親は極めて未 熟で,自分本位の考えを強く家人に押し付けるこ とが多かった.空調機械の整備を職とする父親を 夫として全く尊敬せず,本人と父親を対比して, 能力以上の期待を賭けたことが,二つの病態の発 症の誘因であろう,姉を含む「他人」からのスト レスには,C−Dとしての過換気発作で反応し,親 子のきずなに深くかかわった部分ではA−Nとし て反応した.すなわち,太ることへの恐怖,ボディ イメージの歪み,体重を減少させるための努力も, 本人の言葉を借りれば,「大柄でない方が知的だ. もっと知的になりたい」という,父親のイメージ の逆の投影の結果と解釈可能であろう. 症例3はむしろ父親が「完壁な子」にしようと した結果と思われる.一代で財をなした父親は, 我が子にたいして「男の子のくせに」,「もっと男 らしく」という欲求が強かった.しかし,そのよ うな父親にたいして,営内はいまだかって一度も 反抗できていない.また,患児の学業不振も発症 の一因であろう.本人は治療者と対面すると,何 事にも意欲をみせず,自己表現が間接的かつ拒否 的であった. 以上の3症例に共通するのは,親の期待への過 剰適応の構造である.その構造が破綻すると,精 神的退行現象が出現し,その一部として拒否的か つ反抗的反応,すなわち拒食が生ずる,そして, やせが問題となるのである.次にここで提案した 心理機制が従来の報告例のなかでどのように扱わ れてきたか考察する. 報告例との比較 ①A−Nの男性例に関して 藤本ら10)はA−Nの男性例を2例(14歳,15歳) 詳細に報告している.DSM−IIIのA−Nの診断基 準に適合している症例とおもおれる.このうち第 1例は,過剰適応の破綻という心理機制がその発 症に深くかかわっている.すなわち,毒魚は「利 発でよく気のつくませた子」であり,母親は「弟 を排除して母親を独占しようと甘えてつきまとう 患者をうるさがり,(中略)母親的な抱強力に乏し い人」であった.一方高木11)の報告した3例(25歳,33歳,22歳) においては,第1例以外は経過中に死亡しており, DSM−III基準に適合するかどうかは不明である. 親子関係に関する記載は,「共感性の乏しさ」ある いは「希薄さ」が強調されているに過ぎな:い. 十河ら12)は,A−Nとしてではなく「神経性嘔吐」 の1例として17歳男子を報告している.この症例 の位置づけは「非行少年における心身症」である が,その記載からC−Dと診断可能であろう.体重 減少は2ヵ月半で72kgから50kg(一31%)と著明 であった.しかし,過剰適応の破綻という心理機 告uをまうカ、カミえ,なし・. 欧米での報告例に関しては,すでに引用した初 期のレポートD∼5)を見る限りにおいては,過剰適 応の破綻という観点からの記載はみあたらない. Hoganらの総説13)にGDは鑑別すべき疾患とし てあげられ,hysterical neurosisと診断された少 年が著明な体重減少をきたした経験をのべている が,その詳細は不明である. ②年少例または非典型A−Nについて 1962年の:丸山ら14)の報告によると,比較的年少 例(10歳から13歳までの4女児例)においては, 「成熟に対する嫌悪という態度よりも,母親への反 抗の中核として拒食が存在する傾向が強く,」と述 べている.彼らはこれらの病態をpsychogenic anorexiaととらえた. 同じく根羽ら15)は,psychogenic anorexiaとし て6歳女児例を報告している. 丸山らおよび根東らの報告例は,まさしく我々 の3症例の心理機制,すなわち過剰期待の破綻の 概念に一致する. 生野16)は,自らの経験例23例を,末松の基準を用 いて検討し,中核群(8例),周辺群(8例),小 児群(7例)に分けている.小児群にば2例の男 子が含まれている.小児群の特徴として,生野は 「依存的で,両親の要求に答えようと“よい子”で ある.」とのべている.そして,これらを「小児の 未熟性に基づく,特徴ある群として,“eating refusal”と呼んでいる」 我々の経験した3男児例と比較するならば,こ れらの心理機制はかならずしも,A−Nに限って認
A CONCEPT OF ANOREX1A NERVOSA
Case l Case 3 ●9 r㏄ondarゾ’AN AN of DSM・皿もCriteria \Conversion Disorder AN=Anore㌶ia Ner》05a 図1 神経性食欲不振症の概念と自験例
められる訳ではないことがわかるが,eating
refusalをいかなる疾患概念でとらえるかが次の 問題になろう. A・Nの疾患概念について図1にDSM−IIIのA−NとC−Dおよび末松の
基準との関連を示し,我々の3症例の位置づけを 明らかにした.すなわち,二次的A−Nまたは非典 型A−Nとみなされる群のなかには,C−Dと診断可 能な症例が含まれるであろう.これらの特微は, 1.年少発症例にその典型像がある. 2.心理機制としては,親の期待への過剰適応で あり,一旦破綻すると,精神的退行現象の一部と して,原始的拒否反応がおこる.すなわち拒食で あり,やせである. 3.患溢泌の要因としては,未熟,内向的,依存 的などの性格傾向が考えられる. 4.おそらく適切な対応をするならぽ,体重減少 は比較的すみやかに改善するが,基本的親子関係 の歪みに変化がなけれぽ,また別の不適応反応が 生ずる. とまとめられよう. 結 語 著明な体重減少を認め,神経性食欲不振症を疑 われた3男児例をDSM−IIIを用いて再診断を試 みた.男児例あるいは年少例の「拒食」の心理機 制は典型的神経性食欲不振症のそれと異なり,「過 一518一剰適応の破綻」として了解できることを論じた. 稿を終わるにあたり,本論文を東京女子医科大学小 児科学教室教授在任20周年を記念して,恩師福山幸夫 先生に捧げます.尚本論文の要旨は第2回日本小児心 身医学研究会にて発表した. 註 文献8ではanorexia nervosa(A−N)の日本語訳と して「神経性無食欲症」を採用しているため,DSM−III 診断としては上記を使用した.本文中は「神経性食欲 不振症」に統一した.したがって,A−Nとは両者を示 す. 文 献
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