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乳癌腋窩リンパ節診断におけるDynamic MR mammographyの有用性の検討

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Academic year: 2021

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Title

乳癌腋窩リンパ節診断におけるDynamic MR mammography

の有用性の検討( 内容の要旨(Summary) )

Author(s)

塩谷, 真由美

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(医学)乙 第1279号

Issue Date

2001-07-18

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/14993

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏名 (本籍) 塩 谷・真由美(岐阜県) 学位の種類 博 士(医学) 学位授与番号 乙第 1279 号 学位授与日付 平成13

7 月18 日 学位授与の要件

学位規則第4条第2項該当

学位論文題目

乳癌腋高リンパ節診断におけるDynamic

MR

mammographyの有用性の検討

審 査 委 員 (主査)教授 星

昭 (副査)教授 恵 良 聖 一 教授 佐 治 重 豊 論 文 内 容 の 要 旨 乳癌の治療法の主流は乳房切除衝から乳房温存療法へと大きく変化をとげてきた。さらに腋高リンパ節廓清に ついてもリンパ節転移がないことを術前,術中に正しく診断できれば省略できるという考え方が広まってきた。 というのもリンパ節転移の範囲,数は術後の補助療法の決定や,予後の推測に大きく影響するが,治療的効果は あまりないとされているからである。また,リンパ節廓清後には上肢のリンパ浮腫が起こりやすく,患者にとっ ては長期間苦痛となることが多い。今回,乳癌の術前精密検査として行っているDynamicMR mammography について,腋高を撮像範囲に含むことにより,リンパ節転移の術前診断において有用かどうかの検討を行った。 対象と方法: 対象は1997年12月から,1999年12月の間に岐阜大学医学部附属病院放射線科にて!Dynamic MR\mammo-grapbyを施行された79例中,その後乳房切除術または乳房温存手術とリンパ節廓清をされた乳癌患者35例。年 齢35∼80歳,平均56.0歳。撮像は乳房専用コイルを用いた。DynamicMRIに用いたシーケンスはenhanced3D

fast gradient echo(efgre3d)で,冠状断にて患側乳房と膜高が撮像範囲に含まれるように設定した。撮像回数

は,造影前1回,Gd-DTPAを急速静江後連続4回と,10分後1回の計6相行った。MRI上描出されたリンパ節につ

いて,長径,短径,長径/短径比,形態,CER(contrast enhancement ratio;造影後の信号値一造影前の信 号値/造影前の信号値),L/P比(リンパ節のCER/原発腫瘍のCER)を計測し,術後の病理学的転移の有無 別に比較検討した。またDynamicMR mammographyにおける腋高リンパ節転移の診断能を算出した。 結果と考察: MRI上計147個のリンパ節が描出された。すべての検討項目について,転移陽性リンパ節と転移陰性リンパ節 間に有意差がみられ,多変量解析では形態,CER(第1相),L/P比(第1相)が有意なパラメーターとして抽出 された。特に形態は群を抜いて有意であった。ROC解析では形態とCER(第1相)がL/P比(第1相)に比べて 有意に優れていた。リンパ門を持たない形態でCER(第1相)≧60%をリンパ節転移陽性の診断基準とした場合, SenSitivity86.0%,SPeCificity78.4%,aCCuraCy81.0%,POSitivepredictivevalue67.2%,negativepredictive vふ1ue91.6%となり,大きさのみを診断基準にとった場合と比べてやや良好な結果であった。1症例に関しての 診断能は,リンパ門を持たない形態でCER(第1相)≧70%を診断基準とした場合sensitivity93.8%,SPeCificity

57.9%,aCCuraCy74.3%,POSitivepredictive value65.2%,negative predictive value91.7%となり,大き

さのみを診断基準にとった場合とほぼ同等の結果であった。微小転移巣に関してはMRI上描出された最小リン

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-91-パ節の長径が3mmであり,リンパ節自体の大きさが小さい場合は診断困難と思われるが,長径6mm以上で微小 転移巣をもっ5個中3個が描出されており,ある程度の大きさのリンパ節への微小転移の場合は診断できる可能性 が示唆された。またDynamicMRIにて1個もリンパ節が見られなかった6症例中,転移リンパ節が撮像範囲外に あった1例以外はすべてリンパ節転移陰性であり,DynamicMR mammography上リンパ節が1個も描出されな い症例はリンパ節転移陰性と考えられた。 結語: 乳癌術前検査のDynamicMR mammographyは,撮像範囲と乳房の位置の適切な設定により,乳房内原発腫 癖と版高リンパ節を同時に描出することが可能であった。 リンパ節の形態,早期造影効果,原発腫癖の造影効果との相関関係から,術前の版高リンパ節転移の評価にお いて有用な情報が得られると考えられた。 論文審査の結果の要旨 申請者 塩谷真由美は,乳癌の腋高リンパ節転移甲画像診断をDynamicMR mammographyにより検討し, その術前検査における有用性を明らかにした。本研究の成果は,今後の乳癌の画像診断に少なからず貢献するも のと思われる。 _-_.__...__二___ 【 [主論文公表誌] 乳癌腋高リンパ節診断事こおけるDynamicMR mammographyの有用性の検討 2000年 日本医学放射線学会雑誌 60:764-770

参照

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