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肝壊死ー再生の病態連繋機構に関する研究

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Academic year: 2021

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Title

肝壊死ー再生の病態連繋機構に関する研究( はしがき )

Author(s)

武藤, 泰敏

Report No.

平成4年度-平成6年度年度科学研究費補助金 (総合研究(A) 

課題番号04304038) 研究成果報告書

Issue Date

1994

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/124

(2)

劇症肝炎は,古くから急性黄色肝萎縮と呼ばれているように,死亡例においては 肝再生障害の存在が指摘されており,肝再生は劇症肝炎の予後を左右する最も重要な 因子のひとっと考えられている。肝部分切除モデルあるいは分離肝細胞を用いた i花Uか0での研究から,正常肝における肝再生の機序は,次第に明らかになりつつあ る。しかし劇症肝炎における広範性(亜広範性)肝壊死後の肝再生に関しては,正常 肝での肝再生の機序と異なっていることが推定され,広範性(亜広範性)肝壊死を 引き起こす種々の要因が肝再生にも複雑に関与しているものと考えられる。従って 劇症肝炎における肝再生不全の機序の解明は,肝炎劇症化の機序と積極的に連繋さ せ,検討することが必要である。また近年,細胞死には,neCrOSis(壊死)とともに apoptosis(programmed celldeath)が存在することが明らかとなり,肝炎劇症化 ならびに肝再生(特に細胞増殖の停止機構)とapoptosisとの関連も注目されつつあ る。従って本研究班は,肝疾患におけるapoptosisを含む肝細胞死ならびにそれに 引き続く肝再生の機序をhepatocyte groふth factor(HGF)を含む肝細胞増殖促進 因子,増殖抑制因子,サイトカイン,免疫機構,微小循環,神経系,細胞外マトリッ クスなどmultifactorialに検討することを目的に組織された。劇症肝炎における肝再 生を促す治療法の開発は,わが国に肝移植療法が導入された場合に予測されるドナー 肝の不足を考えると,最も重要な課題のひとっである。本研究班の成果は,劇症肝炎 における肝再生不全に対する新たな治療法の開発につながるものと期待される。

参照

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