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中国農村部における義務教育段階の師資質向上に関する研究― 代課教師の問題を中心に― 代課教師の問題を中心に― [ PDF

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中国農村部における義務教育段階の教師資質向上に関する研究

―代課教師の問題を中心に―

キーワード:農村教育、教育格差、代課教師、民転公、特崗教師 教育システム専攻 鄭 方平 目次 序章 第 1 節 問題背景と研究目的 第 2 節 研究方法 第 3 節 先行研究の検討 第一章 農村部義務教育段階の教師 第 1 節 農村教師の基本状況 第 2 節 農村部教師の資質と研修及び教育研究活動 第 3 節 中国の教育資金投入と農村部教師の給与待遇 第二章 農村部の代課教師問題 第 1 節 代課教師基本情報 第 2 節 代課教師問題の歴史的変遷 第 3 節 代課教師問題に至るまでの背景や制度的な原因分 析 第三章 代課教師問題に関する中国政府の取り組み 第 1 節 民転公政策 第 2 節 特崗教師プロジェクト 終章 本研究の成果と今後の研究課題 第 1 節 本研究の成果 第 2 節 今後の研究課題 序章 俗にいう「沿海都市はヨーロッパ、内陸部はアフリカ」 の例えどおり、都市と農村の二重構造による地域格差の大 きい中国は教育上においても巨大な格差がある。中国中央 政府は格差の拡大を防ぐために、多くの試みを行ったが、 農村部教育はどれくらい改善できたか、農村部教師の現状 と資質はどうなっているのか。本研究は教育条件が立ち遅 れ、教師の素質が相対的に低いなどの問題が存在している 農村地区における義務教育段階の教師に視点を当てて、農 村部教師の典型例として代課教師問題を中心に考察するも のである。 先行研究について、日本においても、中国の教育に関す る論考は多数発表されている。しかし、農村教育について のものは、ごく限られているのが現状である。本研究で用 いた文献資料は①2000 年から 2009 年現在までの中国教育 年鑑編集部が出版された『中国教育年鑑』、②北京師範大学 教育学院の 2003 年中国中小学教師教育現状調研報告、③華 中師範大学の「農村教師隊伍建設」課題研究チームが 2003 年 3 月 18 日から 2006 年 3 月 31 日まで 3 年かけて、陜西省、 河南省、広西省、湖北省、安徽省、貴州省の 6 か省に行っ た実地調査の報告、④代課教師の生活現状などを考察する ため、筆者が 2010 年 5 月から 12 月までの間に、中国の鳳 凰サイトの代課教師特集 を通じて登録した代課教師の中 から 6 名(山東省、青海省、雲南省それぞれ 2 名)の元代 課教師に E メールでのインタビュー調査資料、⑤中国教育 部、共産党中央が下した通知・意見などの政府文書、⑥中 国の文献、日本の文献及び紀要/論文等である。 ④のインタビュー調査は本研究の第三章の第 1 節に述べ たが、方法論的には「個人というキーワードに力点を置き、 様々な人の語りから」現実の代課教師を見るという接近法 を採用して代課教師の今日における現状を分析し、実証的 研究を深化させるように努めた。これまで日本において中 国農村教育の教師に関する先行研究は殆んど見られなかっ ただけに研究の意義は認められよう。 第一章 農村部義務教育段階の教師 「義務教育法」を実施してからすでに二十数年以来、地 域・都市と農村間の教育条件・教育水準の不均衡が続いて おり、農村・辺境地域での教員不足、膨大な数である代課 教師の存在、農村教員の収入等の処遇の不安定などの問題 は中国農村部の教師の大きな課題である。 2002 年の教育部データによると、農村部の小中学校専任 教員数は全国小中学校専任教員数それぞれの 64.3%と 37.6%を占める。2009 年になって、農村部の小学校教職員 数は全国小学校教職員数の 57.4%、農村部の中学校教職員 数も全国中学校教職員数の 27.6%まで減り続けてきたが、 依然として、農村部教員は中国教育全体にとって、重要な

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2 一部となっていることが明らかである。また、代課教師に 目を向けると、2001 年、農村部小学校の代課教師数は 51.5 万人であり、全国の小学校代課教師数の 88.7%を占める; 農村部中学校の代課教師数は 6.5 万人、全国の中学校代課 教師数の 52.5%を占める。それが 2009 年になって、小学校 代課教師の 74.3%、中学校代課教師の 28%が農村部にいる ことが明白である。2001 年から 2010 年現在まで減り続けて いる代課教師はこれからさらに減少していく傾向にあるが、 教員のなり手が少ない農村部では、従来からも看過できな い役割を果たすことが考えられる。 小中学校専任教員の学歴合格率に関して、2000 年から 2009 年までの間、中国における小学校専任教員の学歴合格 率と中学校専任教員の学歴合格率が年々と伸び続ける。そ の中、2001 年に都市部と農村部がそれぞれ小学校 2.2%、 中学校 7.6%と激しい差が存在する。農村部は都市部より教 員の学歴合格率が低く、資質が相対的に低いのである。農 村部教員は都市部教員より相対的に資質が低いため、十分 な研修がなければ、教員の質による都市と農村との教育格 差がさらに顕在化する恐れがある。しかし、実際のところ、 研修のタイプは主に都市、県郷鎮、農村の三つに分かれて いる。研修内容から分析すると、都市部の教員研修は新採 教員研修、教材教法研修、その他の研修が中心になってい る。農村部の教員研修は職階昇進研修を受けるのが多い。 また、中堅教員研修、外国語研修が郷鎮のレベルまで止ま り、農村部教員がそれらの研修を受けるのが少ない。また、 教育研究活動への参加も都市から県郷鎮と農村まで漸次減 少する。郷鎮と農村部学校の教員は教師の行動分析、学術 講座、授業実験への研究参加は都市部より極端に少なく、 特にカリキュラム開発に関して、農村部教師はまったく関 与していない。 教職員と生徒の比率についても、2002 年の場合、農村部 小学校教師が都市部の小学校教師より 2.9 人の生徒を多め に担当している。農村普通中学校教師が 3.2 人の生徒を多 めに担当している。全体的から見れば、中国の教師資源の 都市・農村分布が不均衡で、一般的には、農村教師の仕事 負担は都市部教師よりさらに重い。特に中西部の省にある 僻地貧困地区農村小中学校の生徒と教職員の比率がわりに 高い。これはそれらの地区で教員不足の状況が厳しく、教 師の仕事負担がさらに重いことを反映している。 教師給与待遇に関して、1987 年に国家発展改革委員会は、 「各地教育業界従事者の平均給与水準は当地公務員の平均 給与水準よりも低く、公務員の平均給与水準に基づき確定 されること」と明確に求めている。しかし、全体から言え ば、この数年以来中国の教師給与が安定的に上がっている が、小中学校教師給与の全体レベルがまだ低く、かつ各省 には差が大きい。都市・農村の教師給与待遇の差がかけ離 れている。さらに、農村地域では生活が成り立たないよう な代課教師も存在している。 第二章 農村部の代課教師問題 代課教師は、正規教員の欠員を補う為の臨時的雇用とな る代用教員のことを指す。中国での正式名称は代課教師、 またの名を民弁教師とも言う。農村部の代課教師は、「教師 法」の定める規定学歴に達しておらず、教員資格や専門技 術などがないため、教学水準が低いとみなされている。1985 年以来中国政府は基礎教育の教師水準の向上を目指し、全 国で代課教師を出現させないよう、政府はしばしば禁令を 出している。しかし、2009 年末まで、農村部教育発展を制 約する深い意味での問題がまだ解決されず、農村部に普遍 的に存在している「代課教師」は依然として中国農村部教 育発展のネックである。 2001 年、農村部小学校の代課教師数は 51.5 万人であり、 全国の小学校代課教師数の 88.7%を占める;農村部中学校 の代課教師数は 6.5 万人であり、全国の中学校代課教師数 の 52.5%を占める。その後、教育行政部門は臨時職員とな る代課教師の正規雇用、あるいは辞職などの方式を通じ、 代課教師問題の解決に努力を尽くしてきたため、2009 年ま で年々と減り続けてきた。教育部が発表した最新統計によ ると、2009 年全国の農村部で働く代課教師の数は 33.5 万人 に達している。小学校代課教師の 74.3%、中学校代課教師 の 28%が農村部にいることが明らかである。少数の西部地 区貧困農村地域の小中高等学校では、代課教師は依然とし て教育・教学の中心的存在となっている。 代課教師の学歴について、最初学歴が高校卒(またはそ れに相当する学歴)の代課教師は半分以上の 64.4%を占め る;短大卒とそれ以上の学歴を持つ者は 20.1%である。ま た、最終学歴は短大卒とそれ以上の学歴を持つ者は 39.4% である。同年、教育部『中国教育統計年鑑 2007』の小中学 校専任教員学歴統計資料では、高校またはそれに相当する 学歴を持つ教員が 21%であり、短大卒とそれ以上の学歴を 持つ者は全教員の 78.45%であることが分かる。言うまでも なく、代課教師は全体的な学歴水準がまだ低い。 中国従来の教育管理体制は、初等・中等学校において、 主に地方政府(都市)と人民公社(農村)によって設立された。 都市部では小中高校の必要教育経費は全部政府財政から支 出され、教員も全部「公弁教師」であったのに対して、農 村の小中高校は「人民公社が主体となって運営し、政府が それを助成する」意味での「民弁公助」学校に位置づけら れ、その教育経費は県レベルの政府が一部助成するのみで、 残りは人民公社が負担していた。特に純農村の小中学校に

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3 おいて、政府財政から給与を支給する「公弁教師」は少数 であり、多くの教員は人民公社から給与を貰う「民弁教師」 (代課教師)であった。しかし、人民公社が 1984 年に解散 することになり、農村小中高校を運営し、教育経費を負担 するものはいなくなった。こういう背景の中、1985 年 5 月 に中国共産党中央が『教育体制改革に関する決定』を下し、 基礎教育の管理責任は県レベルの地方政府に委譲すること になった。また、基礎教育の教師水準の向上のため、同『決 定』で、それまで実質的に農村の教育を行っていた代課教 師制度は廃止されることになった。すなわち、1985 年から 代課教師は非合法的存在となった。 しかし、現行の財政態勢の下、義務教育段階の教師給与 の大部分は県レベル財政が負担している。農村部の教育支 出に関して、国務院発展研究センターが 2001 年に行った質 問紙調査によれば、郷鎮財政が全国義務教育の総投入のう ちの 78%を負担している。なお、他の政府の負担について は、県財政が9%、省と市(地)財政が 11%、そして中央 財政が2%となっている。 ところが、地域により、地方政府間に大きな財政格差が ある。特に中西部の多くの地域の県レベル財政は脆弱で、 財政収入で県内全教員の給与を賄うことができない県も少 なくない。県レベル財政の教育方面での支出を削減するた め、あるいは教育経費の埋め合わせをするため、できるだ け新教員を採用しなかったり、あるいは最小限の教員補充 をすることがひとつの現実的な選択となっており、教員補 充の方法として代課教師の採用がある。正式教員 1 人の給 与で、3 人から 4 人の代課教師の給与を賄うことができる。 または貧困ゆえに公認の教師を呼べず、また公認の教師が 来たがらないため、欠員を臨時の代課教師で埋めている。 以上のように、中国の貧しい農村部では従来、正規教師の 数が足りない場合、代課教師が雇われるケースが多い。 また、教員の入職制度について、中国国家教委などの機 関が 1992 年 8 月に発表した「民弁教師問題の解決に関する 意見」と、1998 年 8 月に発表された教育部の「教師管理の 強化に関する通知」では代課教師の合法性を実質的に認め た。しかし、同時期に出された『教師法』と『教師資格条 例』ではその合法性を否認した。 中央政府の代課教師に関する政策自体が曖昧で矛盾して いるため、「上には政策あり、下には対策あり」のように、 地方政府は代課教師の雇用を黙認のままし続けている。 第三章 代課教師問題に関する中国政府の取り組み 中国共産党中央が『教育体制改革に関する決定』を下し た 1985 年 5 月以後、全国的に代課教師を出現させないよう、 「一刀切」に解雇することになった。しかし、中央政府の 禁令にもかかわらず、貧しい農村部の教員不足や地方政府 の財力での教師給料の負担ができないなどを原因として、 地方政府は正式教員 1 人の給与で 3、4 人の給与を賄うこと ができる代課教師を雇用する。こういう厳しい状況の下、 政府が出した解決策は民転公政策と特崗教師プロジェクト である。 1991 年に始めた民転公政策は代課教師全員を対象に試験 を行い、合格者には正規教員への置き換えと公務員給与の 全面的な引き上げをすることである。対象者は代課教師全 員であると言い、「中華人民共和国教師法」の定めた学歴基 準に達していなければ、試験を受ける資格はない。 「国家教委関於当前加強“民転公”工作的幾点意見」(1996 年)の中では、「民弁教師」(代課教師)の解雇について「民 弁教師(代課教師)の解雇は、政策を把握したうえで、順 序に従ってできるかぎり円滑に各方面の仕事を完成させる。 認定を経て教師の資格が備わらない民弁教師(代課教師) は、県級以上の教育行政部門の承認を得て解雇する。郷鎮 と学校は無断で民弁教師(代課教師)を解雇してはならな い。解雇する人員に対しては、一次的な生活補助を適切に 与えるべきである」と規定されている。実施の主体となっ ているのは県レベル政府である。 民転公政策で試験に合格できない代課教師は現在も解雇 されつつあるが、農村部の生活環境の悪さや教師の待遇の 低さは正規教師に魅力が少なく、また、政府の農村部への 教育資金投入がまだまだ不足しているため、正規教師の採 用は政府の財政にとって大きな負担である。そのため、政 府の規定に従い、代課教師を全員解雇しても、農村部教師 が足りない限り、新たな代課教師が現れてくる。 民転公政策は代課教師の人数を減少させ、学歴基準に達 していない教員の解雇はある程度農村部教師の資質向上に 繋げている。しかし、民転公を通して正規教師になった者 は少なく、なれなかった代課教師は昔のままを続き、低い 給料で農村部教育を支える。2006 年に中国の教育部は教員 の最適化を掲げ、代課教師を 2010 年中に全員解雇するとし ているが、筆者のインタビュー調査により、2010 年の年末 まで代課教師問題の完全解決はまだ中途半端なところであ ることが分かる。 代課教師を解雇するか否かにもかかわらず、中西部辺境 地域の貧困地区にある農村学校では教師が依然不足してい る。そして、現在大卒者の就業情勢は極めて深刻で、就業 圧力が高まっている。新卒者の赴任希望が少ないため、い い教員がなかなか補充できないという問題を抱えている。 こうした状況を是正すべく、政府は 2006 年にもう一つの改 善策として打ち出したのは代課教師を廃止し、優秀な者は 正規採用にし、足りない分を特崗教師で補うプロジェクト

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4 である。 特崗教師プロジェクトは西部地区の各省の教育行政部門 が省ごとに大学生を公募し、「両基」(義務教育 9 年間の基 本的普及・読み書きのできない青壮年の基本的撲滅)プロ ジェクトの実施が困難な県にある農村学校まで派遣し、農 村部の教育を支援するのである。また、特崗教師プロジェ クトを通じて、農村教師の補充制度を改革し、少しずつ農 村教師の不足及び配属不合理等の問題を解決し、農村教師 の全体素質を向上し、都市・農村教育の均衡発展を促進し ようとしている。 政府はこのプロジェクトを 5 年間連続での実施を予定し ている。また、中央財政が特崗教師プロジェクトにおいて、 教師の給与に使う専用資金を設立し、毎年一人当たり 15000 元(2006 年)の標準にて地方政府に補助を支給する。2007 年以降、中央財政が毎年一人あたり 18960 元の標準にて支 給している。さらに、3 年間の雇用期間が満期になった特崗 教師は、勤務を継続すると、勤務学校の合格評価を得て、 正式教員として採用される道がある。教育大学院に入試免 除での推薦も可能である。 これらの特崗教師を通じて、特崗教師プロジェクトは農 村教育に浸透している。 また、このプロジェクトにはいろ いろな優遇策あるということで、大卒が農村に行って先生 をすることが励行されるため、農村部教育水準と教師資質 の向上に大きな役割を果たすことが考えられる。 終章 本研究の成果と今後の研究課題 中国農村部における義務教育段階の教師資質向上を、「代 課教師問題」を一例として、中国都市部と農村部との教師 の「質格差」に着目し検討した。その結果、中国農村部教 師は特に学歴研修や政府の優秀教師派遣プロジェクトの実 施を通して、学歴合格歴の上昇などで確かに大きな成果を 挙げているが、全体的に見れば、農村教師その構造、学歴 現状がまだ都市部との激しい格差があることが否定できな い。 農村部の代課教師問題は,中国義務教育制度の閉鎖性と 地方主義の問題点を具体化させた実例であり,中国近代化 の社会転換期に特有の制度課題でもある。また、代課教師 の存在は,教員採用が臨時の雇用ではなく実質的に農村部 教育を支えている事実に対応して教師としての合法利益を 保障すべきであるという教師制度の改革にとって重要な制 度原理を示唆している。さらに,地域分割的な義務教育行 政のあり方の打破と,全国的な義務教育の公平性を実現す るという制度課題を顕在化している。 現行の基礎教育地方責任制が変わらなければ、中国農村 部義務教育就学率や進学率の上昇はいわば量的なものであ り、質を伴っていなければその成果は大きく減殺される、 そのため、地域間の教育格差を生じるのが避けられないこ とであると考えられる。 本研究の検討を通し、今後の課題として、次の 3 点を示 したい。第 1 は、代課教師による農村教育水準と正規教師 による都市部教育水準との比較である。質の計測は非常に 難しいが、それは代課教師問題の研究には重要な意義を持 つと思われる。第 2 に、代課教師問題解決ための特崗教師 プロジェクトに関する課題である。5 年間特崗教師プロジェ クトの実施終了以後の農村部義務教育はどうなるか、そし て、このプロジェクトはどれくらいの改善が期待できるか。 第 3 は、「僻地・農村教育」における日本と中国との比較研 究である。同じく教育普及・整備の段階における教育現象 の比較研究は、かつて日本で僻地教育が成功した経験を活 かして中国農村教育に示唆を与える意味で有意義なことと 考え、今後の研究課題としたい。 主要引用文献 1.顧明遠、檀伝宝『2004:中国教育発展報告――変革中の 教師と教師教育』北京師範大学出版社、2004 年。 2.沈金虎「1985 年以来の教育改革政策を問う」京都大学経 済学研究科上海センター、第 71 号、2005 年 8 月 21 日。 3.雷万鵬『中国農村教育焦点問題実証研究』華中科技大学 出版社、2007 年。 4.展偉静「中国農村義務教育の現状と課題に関する基礎的 研究――東北部農村地区での中学生高退学率現象の調査結 果に基づいて」、『比較教育学研究』日本比較教育学会編集 委員会、2009 年、pp.16-39。 主要参考文献 1.中国教育年鑑編集部『中国教育年鑑』人民教育出版社、 2002-2010 年版。 2.八尾坂修「アメリカにおける教職資格特別プログラムの 特質と効果に関する一考察――州事例に視点をあてて」『比 較教育学研究』20 号、1994 年。 3.八尾坂修『アメリカ合衆国教員免許制度の研究』風間書 房、1998 年。 4.蒋中一・戴洪生「降低農村初中輟学率和義務教育体制的 改革」、農業部農村経済研究中心編『中国農村研究報告 2005』 中国財政経済出版社、2006 年。 5.畢春玲、柯勁松「中国の農村・へき地における教育―― 先行研究を中心として」『新潟大学国際センター紀要』第 3 号,2007 年、pp.119 一 130。 6.謝維和、李楽夫、孫鳳、文雯『中国の教育公平と教育発 展(1990-2005)』教育科学出版社、2008 年。

参照

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