障害児の家族関係についての研究 [ PDF
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(2) Table1 家 族 ステータス. ってきょうだいを分類した。全ての親はきょうだいに対. 家 族 NO.. 事例. 学年. 間柄. 同 胞 の診 断 名. 1. a児. 中2. 兄. 自閉症. 父 ・母 ・a児 ・同 胞 (♂ ). 2. b児. 小4. 姉. 自閉症. 父 ・母 ・b児 ・同 胞 (♂ ). る事が確認されたため,“親はきょうだいに同胞につい. c児. 小6. 兄. 自閉症. 父 ・母 ・m児 ・c児 ・同 胞 (♀ ). m児. 中2. 兄. ての話をしていている”という前提にたち,きょうだい. d児. 高1. 姉. 自閉症. 父 ・母 ・d児 ・同 胞 (♂ )・n児. n児. 小6. 弟. e児. 中2. 姉. 自閉症. 父 ・母 ・e児 ・同 胞 (♀ ). 6. f児. 中1. 姉. 自閉症. 父 ・母 ・f児 ・同 胞 (♀ )・妹. 7. g児. 中2. 姉. 自閉症. 父 ・母 ・g児 ・同 胞 (♀ ). 8. h児. 中3. 兄. 自閉症. 父 ・母 ・h児 ・同 胞 (♀ ). i 児. 中1. 妹. j児. 小5. 妹. k児. 小6. 弟. 知的障害. 父 ・母 ・姉 ・姉 ・同 胞 (♀ )・k児. 11. l児. 小2. 兄. 知的障害. 父 ・母 ・l児 ・同 胞 (♂ ). 12. o児. 小4. 姉. 知的障害. 父 ・母 ・o児 ・同 胞 (♂ ). 3. 4 5. 9 10. 家族形態. して障害の事もしくは同胞の日常についての話をしてい. が同胞に関する話をする事に関してどのような姿勢でい るかという点に注目し, A 群,B 群,C 群の3群に分類. 自閉症. 父 ・母 ・同 胞 (♀ )・i 児 ・j 児. した。各群の分類基準は以下の通りである Table4 A,B,C3群の分類基準 A群. 親からの話だけでなく,きょうだいからも積極的に同胞の話をする. B群. きょうだいから積極的に聞くことはないが,同胞の話はする. C群. 同胞の話はしない. この基準から,15 名のきょうだいを筆者及び,臨床心 理学を専攻する大学院生 2 名の計 3 名により 3 群に分類 した。分類の結果,A 群に 3 名,B 群に 7 名,C 群に 5 名. 2)手続き. が分類された。一致率は 93%であり,一致しなかった場. ①調査Ⅰ. 合は話し合いにより決定した。. きょうだいに対して, 動的家族画を実施した。 描画後, 絵の内容に関しての質問を行った。. 尚,事例的な検討に際し,きょうだいの語る内容に関 して,Table3 に示した基準に加え“同胞の障害の見方” という項目を加えて整理した方が適切であると判断され たため,以下では,Table3 にこの項目を加えた4つ及び. ②調査Ⅱ,Ⅲ きょうだいに対して,調査Ⅰの終了後,引き続き同胞. 描画の形式をから検討を行った。. との関係についての半構造化面接(調査Ⅲ)を行った。 この半構造化面接時に,調査Ⅱできょうだいに対して設. KFD の特徴. 定された質問項目に関して併せて回答を求めた。. 補足的情報として,形式分析から得られた各群の KFD の. Table2 調査Ⅱ:家族の中で同胞の話をする程度や内容及びそれに取り組む姿勢 A) きょうだいに対して. B) 親に対して. ①同胞のことについて家族の中で話をするかどうか ①きょうだいが同胞の障害を意識した時の様子と,その時の 親の対応。 ②同胞の障害のことをきょうだいに説明したことがあるかど うか,どのような説明をしたか。 ③同胞のことについてきょうだいと話すことがあるか,どんな 話をするか。. 特徴を Table5 として以下に示した。 Table5 KFDの各群別の特徴 同胞との距離 順番 位置 大きさ 表情無し 自分>同胞 自分>同胞 自分>同胞 一番近い 一番遠い 全体 7/ 15 2/ 15 8/ 15 7/ 15 2/ 15 12/ 15 A群 3/ 3 0/ 3 2/ 3 3/ 3 0/ 3 2/ 3 B群 2/ 7 0/ 7 2/ 7 2/ 7 0/ 7 7/ 7 C群 3/ 5 2/ 5 4/ 5 2/ 5 2/ 5 3/ 5. Table3 調査Ⅲ:きょうだいの同胞や同胞との関係の捉え方に関する質問項目 1)同胞の捉え方. ・同胞はどういう人? ・同胞とのかかわりで楽しいことや嫌なこと,不満など. きょうだいげんかについて 2)同胞との日常的なかかわりから見た ・ 関係性 ・他の家のきょうだいと比べて,仲が良いと思うか. 事例のまとめと考察(以下,同胞は S と示す) A 群(a 児,b 児,c 児)代表事例 a 児 A群:a児(中2:兄). ・同胞とかかわるときに何か気をつけていることはあるか 3) これからのことについて. ・これから同胞とどんなふうにかかわるか,これからについて 心配なこと ・特に同胞に対して伝えたいこと. ③調査Ⅳ 親からの補足的な情報とし,①きょうだいの仲につい て②親ときょうだいの関係③きょうだいを育てる時に気 をつけてきた事④きょうだいに関して気になるエピソー ドの 4 項目からなる自由記述式質問紙を作成し,調査Ⅱ で親に対して設定した質問を加え, 併せて回答を求めた。 3.結果と考察 きょうだいの分類 事例的検討に際し,調査Ⅱ(Table2)から得られた, 家族の中での同胞の障害に対する説明の頻度と内容によ. ①同胞の捉え方. とにかく明るくて、気付くところもよくあって…。言葉でちょっと感づいた りする。そういうところは耳がちょっと敏感。 ②同胞との日常的なかかわりから見た関係性 楽しいことは、からかえること。嫌なこといったり、くすぐったり。くすぐり遊 びはよくやる。<ケンカはする?>ケンカということはない。言い合いは あった。わざとSがきにくわなかった言葉を言ったりして…。からかおうと思 ったのもあったけど、慣れて欲しい気持ちもあって…。「あ、○○って言っ た」って言われて、自分からやったから「ゴメンゴメン」って言った。 <きょうだいげんかはする?> あまりケンカはしない。小さい時はあ ったかも。TVのチャンネルとか、PCとか、見たいものがバラバラとい うのはあった。 仲は多分いいほうだと思う。よその家を見てると、ウチのきょうだいは仲が いいのかなと思う。 ③同胞の障害の見方 興味示すところは、障害者だからちょっと変わっててもしょうがないけど。 興味を示す所が意外。ヒーローものや昔のアニメが好き。普通なら今 放送してるアニメとか、漫画とかに興味を示すと思う。でも、Sが示 すのは違うねぇ…。.
(3) ④これからのことについて あとは…できればTVに慣れさしてほしい。TVの音が気に食わないらし い。なんでやろう。ホラー映画のCMが最初嫌になって,次に、いろん なところのチャンネルが嫌になってNHKとか教育テレビしか見なくな った。その後音を消して見るようになった。今は、交渉して,CMのと きに音を消せば見れる。CMが嫌なのは変わらない。交渉しないで見れ るようになればいいねぇ…。. 家庭としては、このまま楽しく暮らしたい。それに合わせて、Sの克服する点 がついてくればなおいい。. a 児は同胞を「とにかく明るくて,気付くところもよ くあって」と説明し,音や言葉へのこだわりは気にして いるようだが,否定的な印象を持っているとは感じられ ない。日常的には, 「くすぐったり,からかったり」と,. ってくる。<話す事は?>Sとは話さない。話してもあまり意味がない。かかわ ることはない。話しかけてくることはない。仲良くしたいとはあまり思わない。 <きょうだいげんかはする?>ケンカは日常的にはない。親がいないと きにした事があるけど。<かかわりで楽しい事は?>療育活動に行くの は楽しい。いろんな人に愚痴る事もある。 ③同胞の障害の見方 違い”をなくして欲しい。だってひいきやし。だってSがやったら許されることで も、自分がすると許されない。そういうのを親に聞いたこともあるけど,怒られ る。「あんた、障害児じゃないやろ」などと言われたこともある。そんな理由では なかなか納得できない。 障害児と健常児では違うけど、違うにもほどがある。いい部分だけ同じにす る。Sがなんかやって,私が怒ると、逆にこっちが怒られる。私が何かし ても怒られる。それはいいけど…。Sは言われたらさっとやるけど、私 はしない。そういう部分では同じにする。都合のいい所だけ、健常児と 障害児を別々にして、別の所では一緒にする。弟、姉とか。. はいい」と語るように関係性も良好であるようだ。b 児,. ④これからのことについて Sが健常児だったら…。あと、できんと思うけど、妹ともう少し歳が近か ったら、きょうだいでしゃべれたのに…とは思う。. c 児においても,仲がよい,仲良くしたいという気持ち. f 児は同胞を「害児」と説明したのみで,g 児,j 児に. は A 群の 3 名において共通して語られ,全般的に A 群の. おいても「うるさい」と否定的な印象が語られ,肯定的. きょうだいと同胞の関係性は良好であると考えられた。. な印象を語ったきょうだいも, 「う∼ん」 と首をひねった. a 児は同胞の言葉のこだわりについて,「わざと嫌い. り(d 児,e 児) ,言葉少なになる様子(I 児)が見られ,. きょうだいからも積極的に楽しむ様子がうかがえ, 「仲. な言葉を言うこともあった」 と語り, 「からかおうと思っ. 同胞を肯定的に見ているとは感じられなかった。. たのもあったけど,慣れてほしいという気持ちもあって. 同胞との関係性では,「仲がいい」と答えたきょうだ. …」と述べている。b 児は学校の授業の中で自分から同. い(7 名中 3 名)と, 「分からない」もしくは「仲が悪い」. 胞の障害の事を調べており,また c 児は同胞の気持ちを. と答えたきょうだい(7 名中 4 名)が共に含まれていた。. 推測しながらの発言が多く見られ,同胞の障害について. f 児の話からは,積極的な関わりへの言及はなく,f 児か. きょうだいなりに理解を示している事がうかがわれた。. らの働きかけは少ないようだ。 また, 「話してもあまり意. KFD の中では自分を同胞よりも順番を先に,位置を下. 味がない」と,同胞と関わる事を諦めたような発言もあ. に描いていた。 (Table5)描画の順番は,家族内の日常的. った。同胞の行動については,笑顔を交えながら話す事. 序列,描かれる位置は家族内の役割の大きさを表すとさ. もあったが, 「自分の部屋に人が入ると怒るくせに, 人の. れている(日比,1986)が, “自分の方が序列は先”と感. 部屋には入ってくる」 等, 怒りを交えて話す事もあった。. じながら“家族の中での役割は同胞が大きい”と,家族. 「同胞に障害があるからといって,同胞はする事が許. の中の同胞と自分の捉え方は同胞の側に偏る事も無くバ. され, 自分がすると怒られてしまうのは納得がいかない」. ランスが取れており,同胞を最も近くに描いた事から同. と,同胞と自分の扱いが違うと感じ,不満や割り切れな. 胞との心理的距離も近いと感じている事がうかがわれた。. さを感じていると思わせる発言が見られた。こうした言. こうした特徴は A 群の 3 名の描画で共通して見られた。. 及は山本(2000)においても報告され,日常の中で不満. 一方,b 児・c 児の母親からはそれぞれの情緒的な不. や割り切れなさを感じる事も多いのかもしれない。. 安定さを心配する声が聞かれた。しかし,こうした不安. また,「いろんな人に愚痴る事もある。話せる人がい. 定な面を見せながらも,同胞を肯定的に捉え,関係性も. るだけまだいい…」とも話している。f 児自身は家族の. 良好であると考えている事から,A 群のきょうだいはあ. 中で自分から積極的に同胞の話はしないようだが,家族. る程度揺らぎながらも安定を保てていると考えられ,そ. 以外の場で,心の負担を軽くしていると考えられる。. のことに A 群の特徴でもある,家族の中で同胞のことを 取り上げて共有する姿勢が関連している事が考えられた。. 同胞の事は完全に拒否はしておらず,肯定的に捉えて いる部分もあるが,どこか割り切れなさを抱いているの が B 群の特徴で,家族の中で自分から積極的に同胞のこ. B 群(d 児,e 児,f 児,g 児,h 児,i 児,j 児)代表事例 f 児 B群:f児(中1:姉) ①同胞の捉え方 害児。障害児。害児って障害児の略かと思って言ったらお母さんに怒ら れた。 ②同胞との日常的なかかわりから見た関係性 部屋にSが勝手に入ってくる。Sは自分の部屋に誰か入ると嫌がる。特に 妹が入ると嫌がる。Sの部屋にはTVまである。そのくせに私の部屋に入. とを話さないでいる事から,こうした割り切れなさを感 じている可能性も考えられる。 KFD の中では,7名中 4 名で自身が描かれず,それ以 外の 3 名の描画においても,きょうだいの表情は描かれ ず,家族の中での自身の位置づけの困難さや,気持ちの 表現しづらさを感じている可能性も考えられる。.
(4) C 群(k 児,l 児,m 児,n 児)代表事例 n 児 C群:n児(小6:弟) ①同胞の捉え方. 話の中に入ってくる面白い人。話題の中に飛び込んで、変なことを言う。 みんなで喋ってるときに急に入ってきて、面白いことを言う。 ②同胞との日常的なかかわりから見た関係性 Sちゃんとは64でポケモンをやる。ミニゲームがあるから。ゲームを しているときとかにキャラクターに関することを言ったりする。そう いうのは面白い。ゲームをしてる時に,自分で持った印象を言う。「か わいい∼」とか。 <嫌だったとか、やめてほしいとかいうことは?>あるかもしれない…。 <きょうだいの仲は?>いいと思います。ほかのきょうだいはもっと ケンカとかしてそう。 ③同胞の障害の見方 <ケンカは?>リモコンの取り合いでします。音を消したり消さなか ったり。音は消しておこうとする。嫌いな音が入りそうなときとか。 人の声とか…。歌声は大好き。アニメの台詞とかはだめ。結構多い。 <他には?>自分のものとかは分かってるので、僕のものをとったり とかはほとんどない。 ④これからのことについて <これからこんなふうに関わっていければとか,こんな事が心配だと かはある?>今までどおりでいいと思う。<伝えたいことがあったら>と くにありません。今のままでいいと思う。. るかに注目し,きょうだい同胞との関係について事例的 な文脈から半構造化面接と補足的な資料としての動的家 族画(KFD)を用いて検討する事であった。 A 群のきょうだいは,同胞を肯定的に捉え,障害を自 分なりに理解する姿勢が見られた。心理的な“揺れ”を 感じさせるエピソードも母親から得られているが,同胞 についての言及は肯定的で,関係性も良好であった。 こう した事に,家族の中で同胞の障害や日常の行動などにつ いて積極的に話をしながら共有していくなかでの,同胞 や障害の理解の深まりが関連していると考えられた。 B 群のきょうだいは,同胞との関係の中で割り切れな い気持ちを抱いている事が考えられた,A 群でも見られ た揺れが,B 群にはより顕著に現れていたと考えられる。 親に対する不満を訴えるきょうだいも見られ,家族関係 の中での不全感がこうした割り切れなさにつながってい る可能性もあると思われる。. 同胞の捉え方については「話に入ってくる面白い人(n. C 群のきょうだいは,同胞の事を自然に受け入れてい. 児) 」 「とぼけた性格(l 児) 」のように,簡潔に同胞の様. る様子が感じられた。C 群のきょうだいは,家族の中で. 子を言い表した表現が見られた(5 名中 3 名)一方, “上. 同胞の事を話題にしていると感じてなかったが,親から. の姉とケンカしたとき慰めてもらった”というような具. の情報では,家族の中で同胞の話をする事が示されてい. 体的なかかわりエピソードで同胞を説明しようとする例. る。それをきょうだいがあまり認識していないのは,取. (5 名中 2 名)も見られ,同胞の事を一言では言い表せ. り上げる親の姿勢や,きょうだいの伝わらなさとの関連. ないながらも,きょうだいなりには同胞の姿を捉えてい. が考えられる。しかし,こうした観点からの検討は本研. る可能性が感じられた。. 究の中では行えなかったので, 今後の検討課題としたい。. 同胞との日常的な関係性では,「(遊ぶのは)楽しい。. 3 群の特徴から,きょうだいは同胞との関係を築く中. 喋るのも多い(o 児)」等の肯定的なもの,「あまり遊びま. で,心理的な“揺れ”を経験する事も多いと考えられる。. せんね(m 児)」等の否定的なもの双方が含まれていた。. こうした心理的な揺れを支えていく受け皿的な存在とし. 同胞の障害については,「時々僕のおやつを取る(l. て,家族が果たす役割は大きい事が示唆された。. 児) 」といった,自分に直接的な影響がある事に関しては. 本研究の問題点として,家族の中で同胞の障害や日常. 気をつけている様子であった。 しかし, “どちらかという. 生活の事に関する話をする事に,きょうだいが取り組む. と発達とか遅れてる”といった曖昧な回答もあり,同胞. 姿勢に注目したが,きょうだいと同胞の関係を中心とし. と他の子どもの違いを,障害であるというかたちでは意. た家族関係は,その他の家族の関係に影響されることも. 識していない事が考えられた。この点に関しては,富安・. 考えられ, 家族全体の関係からの検討が望まれる。 また,. 松尾(2001)の言うように,敢えて同胞の行動や障害の. きょうだいが感じる心理的な“揺れ”は同胞と共に成長. ことについての話をしなくても,自然に同胞のことを受. していくきょうだいの心理特性を捉える上で重要な要素. け入れている可能性があることが考えられた。. と考えられるが,時期による変動も大きいと考えられ,. C 群の描画においては,同胞との距離が最も近い描画. 事例的,継続的な検討が望まれる。. と最も遠い描画が同数で,全体としては同胞との距離感 をうまくとれていないようであるが,きょうだいを強調. 5.引用・参考文献. する,あるいは同胞を強調する特徴もなく,描画では C. 1)原 幸一,西村辨作(1996) 障害児のきょうだい. 群の共通した特徴は現れなかった。. 達(1) ,発達障害研究,18(1) ,56-67. 2)McHale,S.M.&,Gamble,W.C(1989):Sibling relati-. 4.総合考察 本研究の目的は,家族の中で同胞のことを話題にする ことに関して,きょうだいがどのような姿勢を取ってい. onships of children with disabled and nondisabled brothers and sisters. Journal of Autism and. Developmental Disorders,16,399-413.
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