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一般廃棄物処理基本計画(ごみ編)改訂版PDF

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(1)

一般廃棄物処理基本計画( ごみ編)

改訂版

(2)

第1章計画見直しにおける基本的な考え方

. . . .

1

第1節 計画見直しの趣旨··· 1

第2節 計画見直しの基本方針··· 1

第3節 計画の位置づけと内容··· 2

1 計画の位置づけ... 2

2 計画の内容... 2

第4節 計画の期間··· 2

第5節 計画の区域··· 3

第6節 計画の対象廃棄物··· 3

第2章三島市のごみ処理の現状と課題

. . . .

4

第1節 ごみ処理の現状··· 4

1 ごみ処理の流れ... 4

2 ごみ処理の状況... 5

第2節 ごみ処理の主な課題··· 13

1 ごみの減量・資源化... 13

2 ごみの適正処理... 13

3 環境衛生の向上... 14

第3章ごみ処理基本計画

∼ 計画の目標と取り組みの内容 ∼

. . . .

15

第1節 将来人口の推計··· 16

第2節 ごみの排出量の将来予測··· 16

第3節 計画目標 ∼ごみの減量化・資源化の目標∼··· 17

第4節 ごみ処理の基本方針··· 18

1 ごみ処理の基本方針... 18

2 ごみ処理の基本原則... 19

第5節 ごみ処理に関する取り組み··· 20

1 施策の体系図... 20

2 取り組みの内容... 22

3 市民、事業者、行政の役割... 31

第6節 重点施策の実施計画··· 35

1 生ごみ減量化の推進(Ⅰ−1③)... 35

2 ごみ処理有料化の導入検討(Ⅰ−1④)... 35

3 分別回収・品目の拡大(Ⅰ−2①)... 36

4 分別・収集・処理の適正化(Ⅱ−1①)... 36

5 施設の延命化(Ⅱ−2②)... 37

(3)

1

第1章

計画見直しにおける基本的な考え方

第1節 計画見直しの趣旨

一般廃棄物処理計画は廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下『廃棄物処理法』という。)第6条 の規定に基づき、市町村に策定が義務づけられた計画ですが、三島市においても、長期的・総合的視野 に立って、計画的に一般廃棄物処理を推進していくため、平成16年3月に平成16年度から平成30 年度までの15年間を計画期間とする『三島市一般廃棄物処理基本計画(ごみ編)』を策定しました。

本計画策定後、計画に定められた取り組みを着実に推進するとともに、ミックス古紙の分別収集や剪 定枝、木質系家具類等の資源化など、新たな施策の拡充を図るなど、ごみの減量化・資源化に努めてきた ところです。

しかしながら、この間、少子高齢化の進展や市民のライフスタイルの変化をはじめ、焼却施設や粗大 ごみ処理施設など、施設の老朽化や最終処分場の残容量の逼迫、さらには、ごみの広域処理計画の廃止 など、本市のごみ処理をめぐる環境は大きく変化しました。

また、本市の最上位計画である第4次三島市総合計画が平成23年4月からスタートするとともに、 この総合計画に示された将来都市像を環境面から実現していくため、平成24年度を初年度とする『第 2次三島市環境基本計画』の改定作業も進められています。

一方、国においては、平成20年3月、『第2次循環型社会形成推進基本計画』を策定するとともに、 静岡県においても、平成23年3月、『第2次静岡県循環型社会形成計画(ふじのくに廃棄物減量化計 画)』を策定するなど、循環型社会と低炭素社会の形成に向けた取り組みを進めています。

このような状況の中、国や県の動向はもとより、本市におけるごみ処理の現状や新たな課題、これま での施策の進捗状況等を踏まえ、中間目標年度にあたる本年度、『三島市一般廃棄物処理基本計画(ご み編)』の見直しを行うものです。

第2節 計画見直しの基本方針

(4)

2

計画の期間: 8年間

(平成23年度から平成30年度) ・計画目標年度: 平成30年度 ・中間目標年度: 平成27年度

第3節 計画の位置づけと内容

1 計画の位置づけ

本計画は、『廃棄物処理法』第6条第1項の規定に基づき、本市における一般廃棄物の発生量、 処理量の見込みや排出抑制のための方策など、所定の事項を盛り込んだ計画です。

また、本市のまちづくりの最上位計画である『第4次三島市総合計画』に掲げられた全51施策 のうち、施策名『循環型社会の形成<ごみ・リサイクル>』並びに『第2次三島市環境基本計画』の 取り組みの方向『廃棄物』の分野を実現するための分野別計画です。

環境基本法 循環型社会形成推進基本法

第2次循環型社会形成推進基本計画 廃棄物処理法

基本方針(環境省告示34号) 第2次静岡県循環型社会形成計画

三島市

一般廃棄物処理基本計画

ごみ編(

改訂版)

環境基本計画(国)

静岡県環境基本計画

第2次三島市環境基本計画

第4次三島市総合計画

・資源有効利用促進法 ・容器包装リサイクル法

・家電リサイクル法 ・食品リサイクル法 等

2 計画の内容

本計画に盛り込むべき内容として、次の項目が『廃棄物処理法』第6条第2項に定められていま す。

① 一般廃棄物の発生量及び処理量の見込み

② 一般廃棄物の排出の抑制のための方策に関する事項

③ 分別して収集するものとした一般廃棄物の種類及び分別の区分 ④ 一般廃棄物の適正な処理及びこれを実施する者に関する基本的事項 ⑤ 一般廃棄物の処理施設の整備に関する事項

⑥ その他一般廃棄物の処理に関する事項

第4節 計画の期間

本計画の計画期間は、平成16年度から平成30年度ま での15年間ですが、中間目標年度の見直しを行い、後期 の中間目標年度を平成27年度とします。

(5)

3

第5節 計画の区域

本計画において対象とする区域は、三島市の行政区域全域です。

第6節 計画の対象廃棄物

本計画において対象とする廃棄物は、家庭から排出される「生活系ごみ」と、事業活動に伴って発生 するごみのうち一般廃棄物である「事業系ごみ」です。

【対象廃棄物】

「あわせ産廃」とは、廃棄物処理法第11条第2項の条文を短縮した言葉です。市町村は一般廃 棄物とあわせて処理することができる産業廃棄物の処理を行うことができるとされており、それ ぞれの市町村が処理することが必要であると認めた産業廃棄物のことをあわせ産廃といいます。

※ あわせ産廃とは…

廃棄物

し尿・生活排水

ごみ

事業系ごみ

生活系ごみ

事業系廃棄物 生活系廃棄物

事業系一般廃棄物 産業廃棄物

(6)

4

第2章

三島市のごみ処理の現状と課題

第1節 ごみ処理の現状

1 ごみ処理の流れ

各戸においてコンポスト等により堆肥化している生ごみ、子ども会やPTA等による集団回収及びス ーパー等の店頭で回収される資源物を除き、本市の行政区域内で発生したごみは、市の収集や自己搬入 により、処理施設に運ばれ、図2−1に示すような流れで処理しています。

各戸処理

集団回収

2,639t

生活系ごみ

32,944t

ご み

42,943t

事業系ごみ

9,999t

資源ごみ

(委託 月2回)

資源古紙

ミックス古紙

(委託 月2回)

ペットボトル・

白色トレイ・

白色発砲スチロール

資源化施設

183t

燃えるごみ

(委託 週2回)

危険不燃物

(直営・委託 月1回)

粗大ごみ

(自己搬入)

乾電池

(直営 随時)

燃えるごみ

(自己搬入・許可業者)

不燃ごみ

(自己搬入・許可業者)

粗大ごみ

(自己搬入・許可業者)

乾電池

(自己搬入・許可業者)

事業所内処理

資 源 化

最 終 処 分 場

びん

782t

129t

その他

燃えないごみ

3,121t

木製家具類

剪定枝等

623t

ご   み

焼却施設

37,708t

不燃ごみ

粗大ごみ

資源化施設

4,839t 蛍光灯・電球

不燃物

有価物 焼却残さ

(磁選物)

焼却灰・飛灰

コンポスト・ぼかし

生ごみ処理機

ペットボトル・

白色トレイ・

白色発泡スチロール

(直営・委託 月2回)

可燃物 店頭回収

7,478t

4,002t

(7)

5

2 ごみ処理の状況

1

) ごみ排出量の推移

ごみ排出量を生活系ごみ、事業系ごみ、集団回収に区分して見ると、生活系ごみは平成18年 度、事業系ごみは平成19年度がピークでしたが、ごみ全体の総量に当たるごみ排出量で見ると、 平成18年度をピークとして、以後、ごみの量は減少傾向にあります。

一方、リサイクル率に算定される集団回収量は平成16年度以降、年々減少傾向にあります。 なお、平成22年度の人口1人1日当たりのごみ排出量は1,116gとなっています。

本市のごみ排出量の推移は表2−1のとおりです。

表2−1 ごみ排出量の推移

年度(平成) H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 人口(人) 111, 992 112, 622 112, 569 112, 655 112, 611 112, 157 111, 893

ごみ排出量 49, 150 50, 042 50, 695 50, 394 48, 304 46, 748 45, 582 生活系ごみ 35, 920 36, 510 36, 800 36, 187 34, 539 33, 836 32, 944 可燃ごみ 32, 725 33, 414 33, 747 33, 170 31, 678 30, 954 29, 996 集積所(ステーション)収集 30, 896 31, 482 31, 744 31, 136 29, 757 29, 115 28, 146 直接搬入 1, 829 1, 932 2, 003 2, 034 1, 921 1, 839 1, 850 不燃ごみ 3, 195 3, 096 3, 053 3, 017 2, 861 2, 882 2, 948 集積所(ステーション)収集 2, 631 2, 524 2, 507 2, 510 2, 339 2, 333 2, 378 直接搬入 564 572 546 507 522 549 570 事業系ごみ 10, 175 10, 622 10, 943 11, 392 10, 896 10, 214 9, 999 可燃ごみ 10, 041 10, 495 10, 821 11, 270 10, 786 10, 119 9, 907 許可業者収集 9, 658 10, 078 10, 416 10, 812 10, 346 9, 834 9, 607 直接搬入 383 417 405 458 440 285 300 不燃ごみ 134 127 122 122 110 95 92 許可業者収集 67 64 69 72 63 54 56 直接搬入 67 63 53 50 47 41 36 集団回収 3, 055 2, 910 2, 952 2, 815 2, 869 2, 698 2, 639 人口 1 人 1 日当たりごみ排出量(g) 1, 202 1, 217 1, 234 1, 222 1, 175 1, 142 1, 116

(8)

6

2

) リサイクル率の推移

ごみ排出量とともに、資源化量も平成18年度をピークに年々減少傾向にあり、資源化量の内 訳となる資源化物で見ると、平成18年度から新たにミックス古紙の回収を開始したにもかかわ らず、紙類が大幅に減少しています。

また、ごみ排出量に占める資源化量と集団回収量を加算した割合を示すリサイクル率は、平成 18年度には17.5%でしたが、平成22年度は16.4%となっています。

本市のリサイクル率の推移は表2−2のとおりです。 表2−2 リサイクル率の推移

年度(平成) H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 ごみ排出量 49, 150 50, 042 50, 695 50, 394 48, 304 46, 748 45, 582 資源化量 5, 133 5, 453 5, 900 5, 520 5, 424 5, 179 4, 839 紙類 2, 858 3, 103 3, 530 3, 249 2, 756 2, 477 2, 194 (内ミックス古紙) 372 544 567 458 355 金属類 1, 155 1, 190 1, 203 1, 178 1, 286 1, 124 1, 014 カレット(ガラスびん) 866 909 919 837 847 802 782 ペットボトル 191 190 187 178 177 168 166 トレイ・発泡スチロール 9 12 16 17 17 16 17 木質家具・剪定枝等 297 551 623 乾電池 36 32 28 40 27 28 29 蛍光管 18 17 17 21 17 13 14 集団回収量 3, 055 2, 910 2, 952 2, 815 2, 869 2, 698 2, 639 紙類 2, 976 2, 838 2, 879 2, 750 2, 804 2, 635 2, 583 その他 79 72 73 65 65 63 56 リサイクル率(%) 16. 7 16. 7 17. 5 16. 5 17. 2 16. 8 16. 4

0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000

H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22

(%) (t)

13.0 14.0 15.0 16.0 17.0 18.0 19.0

(年)

ごみ排出量 リサイクル率

図2−2 リサイクル率の推移

(9)

7

3

) 収集運搬

本市のごみの収集形態は、集積所に出されたごみのほとんどを委託により実施していますが、 危険不燃物やペットボトルの一部および乾電池については市が直営により収集を行っています。

なお、事業系ごみについては、自己搬入あるいは一般廃棄物収集運搬業の許可業者による事業 所別の収集方式となっています。

平成22年度のごみの分別区分と収集方法は表2−3のとおりです。

表2−3 ごみの分別区分と収集方法

資 源 化 物 排出場所 回収頻度 排出方法 収集方法

燃えるごみ ①燃えるごみ −

集積所

(ステーション)

週2回 市指定のごみ袋 委託

1 無色透明のびん

2 茶色のびん

3 その他のびん

4 スチール缶

5 アルミ缶

6 鉄製品

7 アルミ製品

8 新聞

9 雑誌

10 ダンボール

11 牛乳等紙パック

12 ミックス古紙

ペットボトル ⑥ペットボトル 13 ペットボトル

市指定の

回収容器

(青いネット)

14 白色トレイ

15 白色発泡スチ

ロール

⑧ライター、ス

プレー缶、

包丁類の危険物

鉄製品

アルミ製品

⑨蛍光灯、電球 16 蛍光灯

乾電池

⑩乾電池

(ボタン電池・

ニカド電池除

く。)

17 乾電池

集積所

(ステーション) 随時

市指定の

回収容器

直営

18 木製家具等

鉄製品、

アルミ製品

剪定枝 19 剪定枝 市清掃センター −

市清掃センターへ

直接搬入

自己搬入

小型家電

20 携帯電話、デジ

タルカメラ等

拠点回収 −

市指定の

回収容器

自己搬入

廃食油 21 廃食油 拠点回収 − 計量後回収容器 自己搬入

委託

市では処理

できないもの

土砂、石、ブロック、コンクリート、建築廃材(畳、襖、障子など)、バイク、タイヤ、

バッテリー、農機具、ガスボンベ、消火器、ピアノ、耐火金庫、パソコンなど、

家電リサイクル対象商品(テレビ、エアコン、洗濯機、冷蔵庫、冷凍庫、衣類乾燥機)

月1回 半透明の袋 委託・直営

⑦白色トレイ・

白色発砲スチ

ロール 白色トレイ・

白色発泡スチ

ロール

市指定の

回収容器

(コンテナ)

粗大ごみ・

自己搬入ごみ

市清掃センター 木製家具、家電

製品(テレビ、

エアコン、洗濯

機、冷蔵庫、冷

凍庫、衣類乾燥

機を除く。)、

自転車、布団

等の粗大ごみ 資源古紙

集積所

(ステーション)

集積所

(ステーション) ⑤紙類

紙ひもでしばる

委託

危険不燃物

集積所

(ステーション) 月2回 月2回

市指定の

回収容器

(コンテナ)

委託

委託・直営 分 別 区 分

資源ごみ

④その他燃えな

いごみ

集積所

(ステーション) ③缶類

集積所

(ステーション)

市清掃センターへ

直接搬入

自己搬入 市指定の

回収容器

(緑のネット) ②びん類

集積所

(ステーション) 月2回

市指定の

回収容器

(コンテナ)

委託

月2回 月2回

ミックス古紙 は、紙袋等に入 れる。

(10)

8

4

) 中間処理

中間処理施設

ごみ焼却施設は、平成12年度、13年度の2ヵ年でダイオキシン削減対策事業として、大規 模な排ガス高度処理施設整備工事を実施していますが、平成元年の稼動開始から22年が経過し ています。また、粗大ごみ処理施設も稼動開始から21年が経過しています。

本市の中間処理施設の概要は表2−4のとおりです。

表2−4 中間処理施設の概要

施設の名称 処理方法 処理能力 竣工年月 対象廃棄物

1 ごみ焼却施設 焼却 180t / 24h(90t / 24h× 2 基)

平成元年 10 月

可燃ごみ

破砕(回転式破砕) 50t / 5h 2 粗大ごみ処理施設

破砕(せん断式破砕) 5t / 5h

平成 2 年 1 月

不燃 粗大ごみ

3

ペットボトル減容機・ 自動梱包機

圧縮・梱包 200kg/ h

平成 11 年 12 月

ペットボトル

4

発泡スチロール減容 処理機

減容 20kg/ h

平成 17 年 4 月

白色発泡 スチロール 白色トレイ

中間処理量の推移

ごみの焼却処理量は、平成19年度をピークに減少傾向にありますが、粗大ごみ処理量はほぼ 横ばいの状況にあります。

本市の焼却処理量および粗大ごみ処理量の推移は表2−5のとおりです。

表2−5 焼却処理量および粗大ごみ処理量の推移

年度(平成) H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22

焼却処理量 40, 558 41, 215 41, 524 41, 747 39, 594 38, 424 37, 708

焼却固化灰 2, 912 2, 892 2, 737 2, 917 2, 940 2, 834 2, 743 不燃物残さ 735 707 730 759 822 787 769

粗大ごみ処理量 2, 410 2, 265 2, 212 2, 242 2, 124 2, 174 2, 215

不燃物残さ 528 570 489 490 524 554 490

(11)

9

5

) 最終処分

最終処分施設

清掃センター敷地内に整備された第1埋立地、第2埋立地は、すでに埋立が終了し、現在、 第3埋立地に焼却処理後の焼却固化灰と不燃物の残さを埋立てています。

なお、第3埋立地の施設の延命を図るため、平成22年度から焼却固化灰の一部について外 部搬出を開始しました。

また、3つの埋立地を浸透した雨水から発生する浸出水は、浸出水処理施設で処理を行った 後、下水道に放流しています。

本市の最終処分施設の概要は表2−6のとおりです。

表2−6 最終処分施設の概要

施設名 竣工年月 埋立面積 埋立容量 残容量 埋立状況

1 第1埋立地 昭和 59 年 3 月 12, 311 ㎡ 160, 711 0 終了

2 第2埋立地 平成 4 年 10 月 2, 010 ㎡ 10, 948 0 終了

3 第3埋立地 平成 8 年 6 月 9, 800 ㎡ 81, 630 13, 746

埋立中 一部外部

搬出 ※ 残容量は、平成 22 年 12 月測量値から覆土 9, 800 を除く。

施設名 処理方法 処理能力 竣工年月 稼動状況

4 浸出水処理施設 回転円板法 120 / 日 平成 6 年 9 月 稼働中

最終処分量の推移

最終処分量は、平成20年度をピークに減少傾向にあります。

本市の最終処分量の推移は表2−7のとおりです。

表2−7 最終処分量の推移

年度(平成) H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22

最終処分量 4, 175 4, 169 3, 956 4, 166 4, 286 4, 175 4, 002

焼却固化灰 2, 912 2, 892 2, 737 2, 917 2, 940 2, 834 2, 743

不燃物残さ 1, 263 1, 277 1, 219 1, 249 1, 346 1, 341 1, 259

(12)

10

6

) ごみ処理に係る経費と収入額の推移

ごみ処理に係る経費は平成20年度から増加傾向にあります。

一方、資源物の売り払いによる収入額は市況の影響を強く受け、平成21年度の収入額はスク ラップ市況の下落により大きく落ち込みました。

本市のごみ処理に係る経費と収入額の推移は表2−8のとおりです。

表2−8 ごみ処理に係る経費と収入額の推移

年度( 平成) H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22

人口(人) 111, 992 112, 622 112, 569 112, 655 112, 611 112, 157 111, 893

世帯数(世帯) 43, 226 43, 927 44, 338 44, 865 45, 474 45, 750 46, 114

ごみ処理量(集団回収量は除く)(t/ 年) 496, 095 47, 132 47, 743 47, 579 45, 435 44, 050 42, 943

ごみ処理事業経費(千円) 838, 454 804, 924 831, 030 804, 630 845, 174 856, 474 962, 867

1人当たり処理経費(円/ 人) 7, 487 7, 147 7, 382 7, 142 7, 505 7, 636 8, 605

1世帯当たり処理経費 (円/ 世帯) 19, 397 18, 324 18, 743 17, 934 18, 586 18, 721 20, 880

ごみ1t当たり処理経費(円/ t) 18, 190 17, 078 17, 406 16, 911 18, 602 19, 443 22, 422

ごみ処理手数料等の収入額(千円) 97, 715 104, 365 115, 058 132, 467 133, 969 97, 239 113, 302

※ 人口及び世帯数は各年 10 月 1 日現在の住民基本台帳による。

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 50,000

H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22

(年)

(t/ 年)

0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 800,000 900,000 1,000,000

(千円/ 年)

ごみ処理量 ごみ処理事業経費 ごみ処理手数料等の収入額

(13)

11

100,000 102,000 104,000 106,000 108,000 110,000 112,000 114,000 116,000 118,000 120,000

H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 (年)

(人)

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 10,000

(円/ 人)

人口 1人当たりの処理経費

図2−4 人口の推移と 1 人当たりのごみ処理経費

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 50,000

H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22

(年) (t/ 年)

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000

(円/ t)

ごみ処理量 ごみ1t当たりの処理経費

(14)

12

7

) 不法投棄

平成21年度から国の緊急雇用創出事業制度を活用して、不法投棄の監視および回収の業務委 託をしたため、大幅に不法投棄物の回収量が増加しています。

本市の不法投棄物の回収状況は表2−9のとおりです。

表2−9 不法投棄物の回収状況

年度(平成) H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 回収件数(件) 247 202 234 245 356 764 698

回収量(t) 38 35 39 41 49 107 81 内家電製品(台)

テレビ 64 69 18 28 20 60 62 冷蔵庫 19 16 12 10 5 9 26 洗濯機 20 22 9 5 2 13 16 エアコン 9 17 0 1 1 0 6 廃タイヤ処理量(本) 240 317 1, 039

不法投棄監視員による巡回監視

(15)

13

第2節 ごみ処理の主な課題

本市のごみ処理の現状における主な課題は、次のとおりです。

1 ごみの減量・資源化

1

) ごみの排出抑制

本市のごみ排出量は、平成18年度をピークに減少傾向にあります。これは近年の深刻な経済不 況の影響が主な理由と推定されますが、これまで市が進めてきたごみ減量化の取り組みや啓発活動 を通じ、市民の意識が高まり、スーパー等に設置された店頭回収ボックスの利用増進などの効果も 大きいと考えます。

しかし、本市の1人1日当たりのごみ排出量は、平成22年度1,116g で、平成23年度を 中間目標年次とする本計画の目標値943gの達成が困難なため、今後もさらに一層のごみの減量 化に向けた取り組みを進めていく必要があります。

とりわけ、3R活動の推進はもとより、可燃ごみのおよそ30%から40%を占める生ごみ減量 の効果的な取り組みが求められます。

また、ごみ処理に対する費用負担の公平性や財政的な負担の軽減などを図るため、家庭から排出 されるごみの有料化導入に向けた検討を進めていく必要があります。

2

) ごみの資源化

清掃センターでは、搬入されたごみの中から21種類の資源物を選別し資源化を進めていますが、 平成18年度から新たに分別回収を開始したミックス古紙の資源化量は、平成21年度から2年連 続して、その減少が顕著となっています。依然、燃えるごみの中に占めるミックス古紙は相当量が 見込まれるため、さらにミックス古紙の資源化を進めていく必要があります。

また、リサイクル率を向上させるためには、分別の徹底を図るとともに、現状のペットボトルや 白色トレイなどのほか、廃プラスチック類の分別の拡大や焼却灰のリサイクルも検討を進めていく 必要があります。

3

) 広域的な取り組み

駿豆圏域ごみ処理広域化計画は、平成22年3月、その母体となる駿豆地区広域市町村圏協議会 が解散したため、その後、市町のごみ処理は各市町が独自に進めていくことになりました。

このような中、平成23年3月11日に発生した東日本大震災を契機として、緊急時や災害時な どの廃棄物処理について、他市町との連携強化や相互支援体制の整備など、広域的な取り組みを進 めていく必要があります。

2 ごみの適正処理

1

) ごみ処理の効率化

効率的なごみの収集や作業の安全性の確保はもとより、まちの景観や周辺環境の保全に配慮した ごみ処理を円滑に進めるためには、ごみの排出が困難な世帯等に対し、必要なごみ処理サービスの 提供を行うとともに、市民や事業所への啓発を通じたごみ排出マナーの向上、良好で適切な集積所 の管理が必要です。

(16)

14

に十分配慮し、分別ルールが徹底された業務活動が求められます。

2

) ごみ処理施設の延命化

本市のごみ処理施設は、専門業者や技術者による定期的な点検、精密機能検査等を実施し、計画 的な補修に努めていますが、施設の老朽化が進み、近年では一部の部品調達が困難になり、修繕料 も増加傾向にあります。

また、最終処分場については、このまま埋め立てを継続すると平成25年度末には満杯になるこ とが予測されることから、延命措置として焼却固化灰の外部搬出を平成22年度から開始しました が、引き続き継続していく必要があります。

今後も、日常の適正な運転管理と適切な定期点検整備、延命化対策を実施することにより施設の 長寿命化を図るとともに、計画的に整備を進めていく必要があります。

3 環境衛生の向上

1

) 不法投棄の防止

本市では、不法投棄クリーンキャンペーンや不法投棄監視員によるパトロールの実施、不法投棄 が予想される山間部などに、防止看板や防止柵を設置するなど、不法投棄の防止に努めていますが、 不法投棄物の量は一向に減る気配がありません。

このため、さらなるキャンペーン活動の展開、関係機関や協力団体との連携を密にしたパトロー ル活動の強化、不法投棄発見時の通報体制の整備拡充などを図っていく必要があります。

2

) 環境美化・防疫活動

地域の良好な環境を維持し、衛生的で快適な生活環境を保全するためには、行政はもとより、市 民、事業者、自治会や環境団体、環境ボランティアなど、地域を取り巻く各主体がそれぞれ力を合 わせて、協働で環境美化活動や衛生活動を推進していく必要があります。

(17)

15

第3章

ごみ処理基本計画

計画の目標と取り組みの内容

本章では、第2章で明らかにしたごみ処理の現状と課題を踏まえ、今後、本計画の最終目標年次にあ たる平成30年度まで、どのようなごみ処理を進めていくのか、基礎的な指標となる人口、世帯数やご み排出量の推移、国や県の状況等を勘案して、本市における計画の目標を設定し、実効性の高い取り組 みを計画的に進めていきます。

◆ 基本計画で示す内容の説明

第3章

第2章 三島市のごみ処理の現状と課題

第2節 ごみ排出量の将来予測

これまでのごみ排出量から将来予測を行います。

第3節 計画目標∼ごみ減量化・資源化の目標∼

計画人口、ごみ排出量の将来予測を踏まえるとともに、国や県の状況等を 勘案し、計画期間内に達成すべき具体的な数値目標を設定します。

第4節 ごみ処理の基本方針

ごみの減量化・資源化の目標達成を実現するため、スローガン及び計画の 柱となる3つの基本方針とあわせて、具体的な取り組みを進めていく上で、 環境への負荷の低減に配慮するための基本原則を定めます。

第5節 ごみ処理に関する取り組み

ごみ処理の基本方針に沿って施策の体系を明らかにし、個々の施策につい て、具体的な取り組み内容を示すとともに、市民、事業者、行政の役割を確 認します。

第6節 重点施策の実施計画

計画期間内に特に重点的に取り組むべき施策について、年次計画に沿った 具体的な取り組みの内容を明らかにします。

第1節 将来人口の推計

(18)

16

第1節 将来人口の推計

本市の将来人口は、第4次三島市総合計画の将来人口を基にして、本計画での使途に合わせて補正し たものを用います。

平成22年から平成30年までの8年間でおよそ2%減少する見込みです。

本市の将来人口は表3−1のとおりです。

表3−1 将来人口(総人口及び計画人口)

H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H32

第4次総合計画 総人口

113, 200 113, 000 112, 800 112, 600 112, 400 112, 200 111, 780 111, 360 110, 940 110, 100

計画人口 (外国人除く)

111, 842 111, 644 111, 446 111, 249 111, 051 110, 854 110, 439 110, 024 109, 609 −

年(平成)

第2節 ごみの排出量の将来予測

ごみの排出量は、人口の減少に伴い、平成30年度は平成22年度実績よりもおよそ6%減少すると 予想されます。

本市の現状のままのごみ排出量の予測は表3−2のとおりです。

表3−2 現状のままのごみ排出量の予測

実績

H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 45,582 45,555 45,010 44,564 44,173 43,834 43,441 43,097 42,760 32,944 32,763 32,339 31,997 31,697 31,439 31,120 30,842 30,566 9,999 10,141 10,045 9,963 9,891 9,827 9,769 9,717 9,669 2,639 2,651 2,626 2,604 2,585 2,568 2,552 2,538 2,525 1,116 1,115 1,107 1,097 1,090 1,080 1,078 1,073 1,069 生活系ごみ

事業系ごみ 集団回収量

人口1人1日当たりごみ排出量(g)

予測(現状のまま) 項目/年度(平成)

ごみ排出量

(t / 年)

20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 50,000

H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

(年度) ご

み 排 出 量

700 800 900 1,000 1,100 1,200 1,300

一 人 一 日 当 た り ご み 排 出 量

生活系ごみ 事業系ごみ

集団回収量 1人1日当たり排出量(g)

図3−1 現状のままのごみ排出量の予測

(19)

17

第3節 計画目標

∼ごみの減量化・資源化の目標∼

本計画の最終目標年度を平成30年度とし、国・静岡県における減量化・資源化目標を参考に、本 市の減量化・資源化の目標を次のとおり定めることとします。

【ごみの減量化・資源化の目標設定の考え方】

本計画見直し前の現行計画では、減量化・資源化の目標として、中間目標年度(平成23年度) までに、1 人1日当たり排出量を943gとし、リサイクル率を24%まで向上させるとしていまし たが、達成が難しい状況にあります。

また、国は「廃棄物処理法に基づく基本方針」の中で、平成27年度には再生利用率を約25% に増加させるとしており、さらに、静岡県においても「ふじのくに廃棄物減量化計画」の中で、平 成27年度には 1 人 1 日当たりの排出量を944gまで減少させるとの削減目標を設定しているこ とから、本計画で掲げる減量化・資源化の目標値は、上記のとおり設定するものです。

なお、(後期)中間目標年度(平成27年度)以降は、減量化の取り組みに対するリバウンド(ごみ量 の再増加)への対策や市民一人ひとりの減量化・資源化を意識したライフスタイルの定着を図ってい く期間として、計画目標年度(平成30年度)までその値を維持するものとして設定しています。

表3−3 将来値(現状施策のまま)及び目標値

平成16 年度

平成18 年度

平成20 年度

平成22 年度

平成27 年度

平成30 年度

平成27 年度

平成30 年度 t/ 年 49, 150 50, 695 48, 304 45, 582 43, 834 42, 760 38, 155 37, 727 1人1日

当たりの 排出量

g 1, 202 1, 234 1, 175 1, 116 1, 080 1, 069 943 943

3. 8 6. 2 16. 3 17. 2

(対平成22年度比) (対平成22年度比) (対平成22年度比) (対平成22年度比)

t/ 年 8, 188 8, 852 8, 293 7, 478 7, 330 7, 168 9, 539 9, 432

% 16. 7 17. 5 17. 2 16. 4 16. 7 16. 8 25. 0 25. 0 項目 単位

将来値(現状施策のまま) 現況(実績値)

リサイクル率

将来目標値

総資源化量 (集団回収含む)

削減率 % − − − ごみ排出量

◆ (後期)中間目標年度(平成27年度)までに

● 1 人 1 日当たり排出量を943gとする。

● リサイクル率を25%まで向上させる。

◆ 計画目標年度(平成30年度)まで

● 1 人 1 日当たり排出量943gを維持する。

(20)

18

第4節 ごみ処理の基本方針

1 ごみ処理の基本方針

『第4次三島市総合計画』の施策『循環型社会の形成<ごみ・リサイクル>』並びに『第2次三島市環 境基本計画』に示された施策を実現するために『進めようごみ減量 分けよう資源 未来のために』を スローガンとして掲げ、本計画の柱として、3つ基本方針を定めるとともに、その基本方針に沿って7 つの施策を進めていきます。

スローガン

『進めようごみ減量

分けよう資源

未来のために』

1 ごみの排出抑制

2 ごみの資源化

3 広域的な取り組みの推進

上記の3つの施策に沿って「ごみの減量・資源化の推進」を進めていきます。

1 ごみ処理の効率化

2 ごみ処理施設の適正管理

上記の2つの施策に沿って「ごみの適正処理」を進めていきます。

1 不法投棄の防止

2 環境美化・防疫業務の支援

上記の2つの施策に沿って「ごみの環境衛生の向上」に努めていきます。 基本方針Ⅰ ごみの減量・資源化の推進

基本方針Ⅱ ごみの適正処理

(21)

19

2 ごみ処理の基本原則

できるかぎり環境への負荷の少ないごみ処理を進めていくため、3Rの原則に基づき、具体的 な取り組みを進めていきます。

1

) 発生抑制

(

リデュース

)

:発生するごみをできるだけ減らす

2

) 再使用

(

リユース

)

:不要になったものは、できるだけ繰り返し使う

3

) 再利用

(

リサイクル

)

:繰り返し使えないものは、資源としてリサイクルする

4

) 適正処分:どうしても捨てるしかないものは、環境に負荷をかけないように

処分する

不要になったものも工夫次第で何度も繰り返し使用できます。

このため、市民、事業者は、不要になったものの再使用に努め、ごみ排出量の削減 に協力していくことが重要です。

【再生利用 ( マテリアルリサイクル) 】

排出抑制・再使用などを行った後に排出されるごみのうち、リサイクル可能な ものについては資源としてリサイクルを推進します。

【熱回収 ( サーマルリサイクル) 】

資源としてリサイクルできない焼却ごみから得られた熱は湯水として回収し、場 内の給湯、暖房などに利用します。

最終的に処分しなければならないものについては、環境 への負荷の低減に努め、適正な処分を行います。

(22)

20

第5節 ごみ処理に関する取り組み

1 施策の体系図

基本方針

重点 施策

具体的な取り組み

Ⅰ−1①

発生抑制の 推進

(リデュース)

○ 買い物袋持参運動の推進

○ 消費者団体の育成・消費者教育の充実 ○ みしま生活展での啓発

○ レジ袋使用量削減協力店の認定

Ⅰ−1②

再使用の推進 (リユース)

○ フリーマーケットの開催 ○ 不用品活用バンクの利用促進 ○ リサイクル自転車の製作、活用

Ⅰ−1③

生ごみの減量化 の推進

○ 食材の使いきり、食べ残しなしの励行 ○ 水きりの徹底

○ 減量化・堆肥化の推進

 ・コンポスト・ぼかし容器の利用促進  ・家庭用生ごみ処理機購入費補助 ○ 学校給食施設等の生ごみ処理機の活用 ○ 生ごみ減量システムの調査・研究

Ⅰ−1④

ごみ処理有料化 の導入検討

★ ○ ごみ処理有料化の導入検討

Ⅰ−1⑤

環境教育の 推進

○ ごみ処理施設見学の積極的受け入れ ○ 環境教育教材・副読本の配布・活用 ○ 広報誌等による啓発

○ 出前講座等の推進

○ (仮称)3R活動推進員の養成

Ⅰ−2①

分別回収・品目 の拡大

○ ミックス古紙の分別回収

○ 廃プラスチック類の分別品目の拡大

Ⅰ−2②

再資源化の 推進

(リサイクル)

○ 施設内の選別徹底

○ リサイクル関連法の周知・徹底 ○ 木製家具・剪定枝等の再資源化 ○ スーパー等資源物店頭回収の利用促進 ○ 携帯電話等、小型家電の再資源化 ○ 廃食油の再資源化

Ⅰ−2③

集団回収の 促進

○ 資源ごみ回収団体への報奨金交付 ○ 自治会等による自己処理の可能性調査

Ⅰ−3

広域的な取り組 みの推進

Ⅰ−3①

他市町との 連携強化

○ 緊急時における相互援助

○ 災害時等の廃棄物処理の調査・研究 ○ 駿豆地区広域市町ごみ処理問題検討会等   による情報交換

施策 項目

ごみの減量・ 資源化の推進

Ⅰ−1 ごみの排出抑制

(23)

21

基本方針

重点 施策

具体的な取り組み

Ⅱ−1

ごみ処理の 効率化

Ⅱ−1①

分別・収集・ 処理の適正化

○ 適正なごみの排出・分別の徹底 ○ ごみ集積所の適正管理

○ 一般廃棄物処理業によるごみの適正処理  ・収集運搬業

 ・処分業

○ 多量排出事業者への指導 ○ ごみ処理サービスの提供

Ⅱ−2①

施設の維持 管理

○ 施設の維持管理(点検・整備)  ・焼却処理施設

 ・粗大ごみ処理施設  ・最終処分場  ・浸出水処理施設

○ ダイオキシン類ほか環境測定による   法令順守

Ⅱ−2② 施設の延命化 ★

○ 施設の老朽化・延命化対策  ・焼却処理施設

 ・粗大ごみ処理施設  ・最終処分場  ・浸出水処理施設

Ⅲ−1①

キャンペーン 活動の推進

○ 各種キャンペーンを通じた啓発の推進  ・不法投棄クリーンキャンペーン  ・統一美化キャンペーン

 ・不法投棄撲滅キャンペーン

Ⅲ−1②

巡回活動・監視 の強化

○ 不法投棄監視員による監視活動の強化 ○ 協力団体との連携、通報体制の強化 ○ 不法投棄物の適正処理

Ⅲ−2

環境美化・防疫 業務の支援

Ⅲ−2①

環境美化・衛生 活動の推進

○ 環境美化活動の推進

 ・環境美化推進員活動の支援 ○ 環境衛生活動の推進

 ・環境衛生週間ポスター・標語の募集  ・ユスリ蚊・スズメバチ等の駆除対策  ・自治会や市民団体等が行う清掃活動の   支援

○ 三島の川をきれいにする奉仕活動 ○ 環境ボランティア・(仮称)3R 活動推  進員等との連携・活動支援

環境衛生の 向上

Ⅲ−1 不法投棄の防止

施策 項目

Ⅱ ごみの 適正処理

Ⅱ−2

(24)

22

2 取り組みの内容

市民によるフリーマーケットの開催

ごみ処理基本方針

ごみの減量・資源化の推進

施策:Ⅰ−1:ごみの排出抑制

Ⅰ- 1①:発生抑制の推進(リデュース) 〇 買い物袋持参運動の推進

買い物袋を持参する行動の定着を図るため、一層の啓発に努めます。 〇 消費者団体の育成・消費者教育の充実

自立した賢い消費者や環境にやさしい行動ができる消費者を育成する ため、消費者団体の育成、消費者教育の充実に努めます。

〇 みしま生活展での啓発

消費生活に関する最新情報を提供するため、みしま生活展を開催し、啓 発活動を推進します。

〇 レジ袋使用量削減協力店の認定

レジ袋使用量を削減するため、賛同商店の参加を促進します。

Ⅰ- 1②:再使用の推進(リユース) ○ フリーマーケットの開催

市民のリユース活動を推進するため、フリーマーケットを開催します。 ○ 不用品活用バンクの利用促進

不用品活用バンク制度の周知に努め、生活用品の再使用を促進します。 ○ リサイクル自転車の製作、活用

(25)

23

Ⅰ- 1③:生ごみの減量化の推進

〇 食材の使いきり、食べ残しなしの励行

食材の使いきりや食べ残しなしの励行について、広報誌やホーム ページ等による啓発を通じ運動の拡大に努めます。

また、学校における環境学習や食育活動を通じ、児童・生徒から 家庭につながる意識の高揚を図ります。

〇 水きりの徹底

生ごみの水切り徹底について、広報誌やホームページ等による啓 発、環境美化推進員の協力を求め

など、実践の拡大に努めます。 〇 減量化・堆肥化の推進

・コンポスト・ぼかし容器の利用促進

コンポスト・ぼかし容器の無償貸与制度の利用促進を図ります。

・家庭用生ごみ処理機購入費補助

家庭用生ごみ処理機購入に対する補助制度を推進します。 〇 学校給食施設等の生ごみ処理機の活用

小・中学校や市営住宅に設置された大型生ごみ処理機の活用と適 正管理を図ります。

〇 生ごみ減量システムの調査・研究

処理コストの問題や民間活用の可能性など、 多面的な側面から、本市の特性を踏まえた効果 的な生ごみ減量システムについて、調査、研究 を進めます。

Ⅰ- 1④:ごみ処理有料化の導入検討 〇 ごみ処理有料化の導入検討

ごみの発生抑制や減量化、ごみの排出にかかる公平性の確保やごみ処理経 費の負担軽減を図るため、ごみ処理有料化の調査を行うとともに、その導入 について検討を進めます。

(26)

24

Ⅰ- 1⑤:環境教育の推進

〇 ごみ処理施設見学の積極的受け入れ

ごみ問題への理解と関心を高め、ごみ減量に向けた行動を促進す るため、市内小学校児童の社会科見学をはじめ、積極的に、一般市 民の施設見学を受け入れます。

〇 環境教育教材・副読本の配布・活用

手作りの環境教育教材や副読本などを配布し、環境学習に活用し ます。

〇 広報等による啓発

ごみ処理の現状や課題、施策の実施状況などについて、広報誌や インターネット、チラシの作成やイベント等、多様な媒体と機会を 通じて啓発を図ります。

〇 出前講座等の開催

出前講座等の開催を通じ、ごみ処理の現状や問題点について話し 合い、各主体が進める環境美化や環境衛生活動を促進します。 〇 (仮称)3R活動推進員の養成

3R(リユース、リデュース、リサイクル)活動を自ら率先して 実践し、その活動を広める役割を担う(仮称)3R活動推進員を養 成します。

環境読本

(27)

25

施策:Ⅰ−2:ごみの資源化

1- 2①:分別回収・品目の拡大 〇 ミックス古紙の分別回収

燃えるごみの中に多量に含まれるミックス古紙の分別の徹底、回収量の 拡大を推進します。

※ ミックス古紙:新聞、雑誌、ダンボールや牛乳パック以外の紙類

〇 廃プラスチック類の分別品目の拡大

白色トレイや白色発泡スチロール以外の廃プラスチック類について、多 面的な観点から検討を進め、分別品目の拡大に努めます。

1- 2②:再資源化の推進(リサイクル) 〇 施設内の選別徹底

清掃センター施設内においても、さらにごみの選別や細分化を行い、 資源化率の向上に努めます。

〇 リサイクル関連法の周知・徹底

ごみの分け方・出し方の周知はもとより、容器包装リサイクル法や 家電リサイクル法、パソコンリサイクル、その他リサイクル関連法に ついて、周知・徹底を図ります。

〇 木製家具・剪定枝等の再資源化

粗大ごみや燃えるごみとして施設に搬入された木製家具や剪定枝に ついて、さらなる分別と選別の徹底を図り、資源化率の向上に努めま す。また、市の剪定処理機でチップ化したチップの再利用を継続しま す。

〇 スーパー等資源物店頭回収の利用促進

スーパーやコンビニ、自動販売機等で購入したプラスチック製容器 や飲料容器をはじめ、資源古紙類など、店頭に設置された資源物回収 ボックスの利用を促進します。

また、拠点回収を目的として、スーパーやコンビニ等、民間敷地内 への市による回収ボックスの設置可能性等について研究・検討を行い ます。

〇 携帯電話等、小型家電の再資源化

(28)

26

廃食油( BDF) の回収・再資源化の取り組み 1- 2③:集団回収の促進

〇 資源ごみの回収団体への報奨金交付

子ども会やPTA、老人会や婦人会など、届出団体が実施する資源ごみ 回収運動に対し報奨金を交付し、ごみの再資源化を促進します。

〇 自治会等による自己処理の可能性調査

自治会等が自己処理を実施している先進事例等について調査・研究し、 導入の可能性について検討します。

施策:Ⅰ−3:広域的な取り組みの推進

1- 2②:再資源化の推進(リサイクル)(続き) 〇 廃食油の再資源化

BDFとして再資源化が可能な植物性廃食油の拠点回収を継続して推進 します。

※ BDF:バイオディーゼルフューエルの略で、生物由来油から作られるディーゼル

エンジン用燃料。

1- 3①:他市町との連携の強化 〇 緊急時における相互援助

緊急時における一般廃棄物の受入れや処理について、他市町との相互 援助の可能性等について協議を進めます。

〇 災害時等の廃棄物処理の調査・研究

東日本大震災を契機として、災害発生後のごみ処理経過の把握に努め、 災害時における廃棄物の処理や対応方法等について調査、研究を行いま す。

〇 駿豆地区広域市町ごみ処理問題検討会等による情報交換

(29)

27

ごみ処理基本方針

ごみの適正処理

施策:Ⅱ−1:

ごみ処理の効率化

Ⅱ- 1①:分別・収集・処理の適正化 〇 適正なごみの排出・分別の徹底

市民、事業者への啓発活動や環境美化推進員、自治会等の理解と 協力を得て、適正なごみの排出と分別の徹底、強化に努め、安全で 効率的なごみの収集・処理を進めます。

〇 ごみ集積所の適正処理

環境美化推進員、自治会の理解と協力により、適正なごみ集積所 の維持管理に努めます。また、地域の実情に配慮したごみ集積所の 新設と位置の変更に対応します。

〇 一般廃棄物処理業によるごみの適正管理 ・収集運搬業

適正な分別収集と一層の資源化に向けた指導を行うとともに、 ごみの検査を実施し、その内容を確認し分別の徹底を図ります。

なお、ごみ搬入量の推移等を勘案し、新たな収集運搬業の許可 は行わないものとします。ただし、ごみの減量化や資源化に確実 に寄与することが見込まれる収集運搬業については、ごみ種を限 定するなかで許可の検討をしていきます。

・処分業

ご み の 減 量 化 や 資 源 化 を 目 的 と し 、 適 正 に 処 理 が で き る こ と が確実である処分業については、許可を検討していきます。 〇 多量排出事業者への指導

自ら処理することなく、多量に一般廃棄物を排出する事業者に対 して、ごみの減量化計画を作成させる等、適切な指導を行います。 〇 ごみ処理サービスの提供

(30)

28

施策:Ⅱ−2:ごみ処理施設の適正管理

Ⅱ- 2②:施設の延命化

〇 施設の老朽化・延命化対策 ・焼却処理施設

安定的な稼動の確保とライフサイクルコスト削減のため、長寿命 化計画に基づく施設の大規模改修工事を実施します。

※ ライフサイクルコスト:施設の建設から廃止までの全期間に要する費用、

生涯費用。

・粗大ごみ処理施設

定期検査や法令に基づく精密機能検査の結果を踏まえ、計画的 に設備の更新を図ります。

・最終処分場

焼却固化灰の計画的な外部搬出を継続するとともに、焼却灰の資 源化や新処分場の建設も視野に入れ、検討を進めます。

・浸出水処理施設

部品の調達が困難な設備など、優先順位を定め、計画的、効率的 な修繕や装置の更新を図ります。

Ⅱ- 2①:施設の維持管理

〇 施設の維持管理(点検・整備) ・焼却処理施設

日々の保守・点検、専門的な技術者による定期的な点検清掃と適切 な定期修繕を行い、機械設備の延命と安定的な稼動の維持を図ります。 ・粗大ごみ処理施設

日々の保守・点検、専門的な技術者による定期的な点検清掃と適切 な定期修繕を行い、機械設備の延命と廃棄物に含まれる金属類の資源 化を図ります。

・最終処分場

焼却固化灰および不燃物残さを適正に埋立管理します。 ・浸出水処理施設

最終処分場からの浸出水を適正に処理し、下水の汚濁軽減を図りま す。

〇 ダイオキシン類ほか環境測定による法令順守

(31)

29

ごみ処理基本方針

環境衛生の向上

施策:Ⅲ−1:不法投棄の防止

Ⅲ- 1①:キャンペーン活動の推進

〇 各種キャンペーンを通じた啓発の推進 ・不法投棄クリーンキャンペーン

環境月間の取り組みの一環として、不法投棄クリーンキャンペーン を実施します。

・統一美化キャンペーン

関 東 地 方 環 境 美 化 の 日 ( ご み ゼ ロ の 日 5 月 3 0 日 ) に か か る統一美化キャンペーンに合わせ、関係団体の協力のもとに、ポイ捨 てごみ拾いや街頭啓発などを実施します。

・不法投棄撲滅キャンペーン

県が実施する不法投棄撲滅キャンペーン活動に参加・協力します

Ⅲ- 1②:巡回活動・監視の強化

〇 不法投棄監視員による監視活動の強化

不法投棄監視員による巡回監視や不法投棄防止用看板の設置などのほ か、不法投棄監視員と連携し、監視活動の強化を図ります。

〇 協力団体との連携、通報体制の強化

タクシー協会や郵便局、自治会、環境美化推進員など、協力団体との連 携を深め、相互の通報・連絡体制の強化に努めます。

〇 不法投棄物の適正処理

不 法 投 棄 監 視 活 動 や 市 民 か ら の 通 報を 受け、土地所有者(管理者)および、静岡 県、警察等関係機関と連携し、不法投棄物 の適正処理を行います。

(32)

30

(小学生の部) (中学生の部)

市長賞 議長賞 教育長賞 市長賞 議長賞 教育長賞

環境衛生週間ポスターコンクール(平成23年度作品)

施策:Ⅲ−2:環境美化・防疫業務の支援

Ⅲ- 2①:環境美化・衛生活動の推進 〇 環境美化活動の推進

・環境美化推進員活動の支援

自 治会 連合 会役 員お よび自 治会 から 推薦 され た環境 美化 推進 員で 組織される環境美化推進員会に対し、活動費補助金を交付するほか、 地域における環境美化推進員の円滑な活動を支援します。

〇 環境衛生活動の推進

・環境衛生週間ポスター・標語の募集

環境衛生週間の取り組みの一環として、市内の小・中学校からポス ター、標語の募集、展示を通じ、次代を担う若い世代の環境衛生に対 する意識の向上を図ります。

・ユスリ蚊・スズメバチ等の駆除対策

清潔で安全、住み良い市民の生活環境を確保するため、ユスリ蚊や スズメバチ等の駆除を支援します。

・自治会や市民団体等が行う清掃活動の支援

自治会や市民団体等が行う清掃活動に伴い発生するごみや草木、汚 泥等の受入れなど、活動を支援します。

〇 三島の川をきれいにする奉仕活動

美しいまちづくりの一環として推進する、「三島の川をきれいにする 奉仕活動」を市民の協力を得て実施します。

(33)

31

3 市民、事業者、行政の役割

市の行政区域内で発生したごみは、本計画に基づき、市が市民の生活環境に支障が生じないうちに 収集し、これを運搬し、処分しなければなりません。

一方、ごみは日常の市民生活や事業活動に伴い発生するものですが、『廃棄物処理法』では、国民 の責務や事業者の責務として、廃棄物の排出抑制や行政が進める施策への協力のほか、事業者自らの 責任による適正処理を行うよう規定されています。

本計画に掲げられた目標の達成を実現するためには、市民、事業者、行政の各主体がそれぞれの役 割を強く認識するとともに、計画に位置づけられた基本方針や具体的な取り組みを着実に推進してい くことが重要です。

1

) 市民の役割

市民自らが3R活動の実践を通じ、ごみの排出抑制や自己処理に努めるとともに、行政が実施す る施策への協力、決められた分別方法や各種リサイクル法を順守など、ごみの適正排出、適正処理 を実践しなければなりません。

発生抑制(リデュース)の実践

・ マイバックなどを持参し、過剰包装を断る。

・ 割り箸や紙皿など、使い捨て製品の購入を控え、詰め替え商品などを選ぶ。 ・ 生ごみ減量のため、生ごみ処理容器などを積極的に利用する。

など、ごみになるようなものを求めない、発生させないライフスタイルを実践する。

再使用(リユース)の実践

・ 繰り返し使用できるものは、できる限り長く利用する。 ・ 修理できるものは修理をして、長く使用する。

・ フリーマーケットやリサイクルショップなどを利用する。

など、ものをできる限り長く使う、繰り返し使うことを考え実践する。

再利用(リサイクル)の実践

・ 簡易包装、店頭回収など、ごみ減量・リサイクルに熱心な店を利用する。 ・ スーパー、ホームセンター等に設置された回収ボックスなどを利用する。 ・ ごみの集団回収に協力する。

など、市以外に資源として再利用できるごみの排出先を考え実践する。

市の施策への協力

本計画に沿って市が進めるごみの減量化・資源化の取り組みに積極的に協力する。

適正なごみの排出・集積所の適正管理

(34)

32

2

) 事業者の役割

事業者は自らの責任において、事業活動に伴って生じたごみの再生利用、適正処理可能な製品や 容器等の開発および情報提供など、ごみの減量化や資源化の実践を行い、行政が実施する施策への 協力、決められた分別方法や各種リサイクル法の順守など、ごみの適正排出、適正処理を実践しな ければなりません。

ごみ減量化の実践

・ 事業者は、自らごみ量を把握して資源化量を増やすなど、ごみ減量に取り組む。 ・ 販売業者は、レジ袋やトレイ、過剰包装の削減に努める。

・ アパート・マンションなどの家主・管理会社は、入居者による分別が徹底されるよう、集積 所の状況確認や定期的な指導などを行う。

など、事業活動に伴い発生するごみの減量に寄与する取り組みを実践する。

ごみ資源化の実践

・ 資源物の回収ボックスを設置するなど、資源の回収に協力する。

・ 容器包装リサイクル法や家電リサイクル法、食品リサイクル法など、各種リサイクル法の適 切な運用を図り、資源化を促進する。

・ 事業者自ら、資源回収システムを構築し、事業系ごみの資源化を推進する。 など、事業活動に伴い発生するごみの資源化に寄与する取り組みを実践する。

市の施策への協力

本計画に沿って市が進めるごみの減量化・資源化の取り組みに積極的に協力する。

3

) 行政の役割

市は行政区域内のごみの減量に関して、市民、事業者の自主的な活動を促進するとともに、ごみを 適正に処理しなければなりません。

計画的なごみ処理対策

・ 本計画に沿って、目標達成を実現するためのごみの減量化・資源化を進めるとともに、周辺 環境に十分配慮した安全で安定的な施設の稼働を図る。

適正なごみ処理

・ 経済的で環境負荷の少ない効率的なごみ処理システムを構築し、運用する。

市民、事業者の自主的な活動の促進

・ 3R活動に関する情報を共有し、地域をはじめ市民、事業者の自主的な活動を支援し、相互 のパートナーシップにより3R活動を推進する。

(35)

33

4

) 計画の進行体制

本計画を円滑かつ効率的に推進するには、市民、事業者、市がごみ処理の情報を共有し、各主体が お互いの役割を理解し、全員の参加と協働によるごみ処理の体制づくりが必要です。市、市民、事業 者のパートナー組織など、計画の推進体制を次のとおり示します。

廃棄物処理対策審議会

三島市廃棄物の処理及び清掃に関する条例第6条の規定により、市長が委嘱する委員15 名以内(知識経験を有する者、市内の各種団体を代表する者)により組織されています。市 長の諮問に応じ、一般廃棄物の減量及び処理に関する事項、その他市の清掃事業に係る重要 な事項について調査審議します。

環境美化推進員会

各自治会からの推薦を受けて市長が依頼します。 自治会と市と十分な連携をとりながら、ごみの減量 化、資源化の啓発や地区集積所の適正な管理、分別 の指導などの活動を行います。

不法投棄監視員

市長から委嘱を受けた監視員は、担当地区において、ごみの不法投棄の巡回監視と情報提 供をはじめ、監視員全員による定期的な巡回監視や清掃活動など、不法投棄の防止活動を行 います。

(仮称)3R活動推進員

市と連携したごみ減量、資源化のための3R(リユース、リデュース、リサイクル)活動 をはじめ、自らも率先して実践するなど、その活動の輪を広めます。

環境ボランティア、環境保全活動団体

(36)

34

5

) 計画の進行管理

計画を着実に推進していくためには、施策や取り組みの進捗状況を定期的に把握、評価し、計画を 見直していく必要があります。

このため、環境マネジメントシステム(EMS)を活用し、計画する(Plan)、実行する(D o)、点検、評価する(Check)、見直す(Action)という、いわゆるPDCAサイクル により、計画の進行を管理していきます。

Pl an(計画)

・本計画の策定、見直し

Do(実行)

・各主体(市民・事業者・市)の 取り組み

・市と連携したパートナー組織の 活動

Chec k(点検・評価)

・取組状況、実績の報告・公表

・市民・事業者、パートナー組織からの意見

Ac t i on(見直し)

・市民・事業者、パートナー組織の意見 反映

・事業の見直し、新規施策の立案

(37)

35

第6節 重点施策の実施計画

本計画期間内に特に重点的に取り組むべき施策について、重点施策として位置づけるとともに、

年次スケジュールに沿って、計画的に取り組みを進めていきます。

1 生ごみ減量化の推進(Ⅰ−1③)

H24 H26

中間目標

H27

H28 H30

システム試行・導入 施策

項目

番号

項目

計画年度

学校等の生ごみ処理機活用

生ごみ減量

システム調査・研究

ごみの排出抑制 Ⅰ−1③ 生ごみの減量化の推進

食材使い切り等の励行

水切りの徹底

 コンポスト・ぼかし容器等の利用促進 減量化・堆肥化の推進

・ 食材の使いきりや食べ残しなしの励行など、家庭から生ごみを排出しない取り組みを最優

先に進め、生ごみ排出時には水切りが徹底されるよう、啓発や食育、環境教育に力に入れて

いきます。

・ 家庭における生ごみの堆肥化に効果的なコンポストやぼかし容器の無償貸与、家庭用生ご

み処理機購入の補助制度について、引き続き一層の普及啓発を図るとともに、一部の学校給

食施設や市営住宅に設置された生ごみ処理機の活用を推進していきます。

・ 生ごみの堆肥化や減量化に有効なシステムについて、民間活用など実施主体やコスト面、

実施方法等、先進事例等の調査、研究を進め、本市の特性を踏まえた効果的なシステムの

試行・導入に向け検討を進めていきます。

2 ごみ処理有料化の導入検討(Ⅰ−1④)

H24 H26

中間目標

H27

H28 H30

研究 導入準備

検討 施策

項目

番号

項目

計画年度

ごみの排出抑制 Ⅰ−1④

ごみ処理有料化の

導入検討

運用

・ ごみの発生抑制や減量化、ごみの排出にかかる公平性の確保、ごみ処理経費の負担軽減を

図るため、ごみ処理有料化の導入について検討を進めていきます。

ごみ処理費用の有料化に関する研究、調査の結果を踏まえ、廃棄物処理対策審議会をはじ

め、幅広く市民や関係者の意見を聴取するなど、市民の理解と賛同を得て、導入に向けた準

参照

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