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鋼・コンクリート合成床版の片持ち部の輪荷重走行試験

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Academic year: 2022

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(1)CS7-035. 鋼・コンクリート合成床版の片持ち部の輪荷重走行試験. 正会員 ○街道. 浩 川田工業. フェロー 渡辺. 大阪大学大学院 フェロー 松井繁之 大阪工業大学 正会員 X 上側鉄筋. 各種の輪荷重走行試験により高い耐荷力および疲労耐. Y. 久性が確認されるとともに、種々の機関において長支. 橋、開断面箱げた橋などに鋼・コンクリート合成床版. 2250. が主要な構造要素となる鋼2主げた橋、鋼少数主げた. 輪荷重走行位置 橋軸直角方向. 間床版への適用が検討された。この成果として、床版. 下鋼板 500. 近年、鋼・コンクリート合成床版は、. 堀川都志雄. 80. 800. 1.はじめに. 滉. 300 G2. 川田工業. 300 G1. が積極的に採用されるに至っている。しかしながら、 鋼・コンクリート合成床版に関する研究は、おもに支 橋軸方向. 配力鉄筋 主鉄筋 D16 D19. 間部を対象としたものであり、片持ち部を対象とした. 3100. 研究はほとんどなされていないのが現状である。. 図−1. そこで本研究は、著者らが開発したロビンソン型合 成床版 1) を対象として、その片持ち部の挙動を明らか. 表−1. 試験体の構造図(基本タイプ) 試験体の構造諸元(基本タイプ). にすることを目的として実施したものである。具体的 橋 軸 方 向 長 さ 3.1m には、2本の主げたで支持した片持ち部の実物大の試 片 持 版 支 間 1.3m 験体を製作し、片持ち部に輪荷重を載荷する走行繰返. 単. 純. 版. 支. 間 0.8m. ハ. 走行試験の概要と床版のたわみおよび下鋼板のひずみ 下 の経時変化について測定値とFEM解析による値との. ン. チ. 鋼. 高 板. リ. ブ. 寸. 法 100mm×16mm. 横. リ. ブ. 間. 隔 750mm. ス タ ッ ド 寸 法 φ16×140mm. コ ン ク リ ー ト 版 厚 200mm. し試験(以下、走行試験と略す)を行った。ここでは、. 横. ス タ ッ ド 間 隔 250mm. さ 80mm. 主 鉄 筋 径 ・ 間 隔 径D19・間隔125mm. 厚 9mm. 配 力 鉄 筋 径 ・ 間 隔 径D16・間隔200mm. 比較を通して考察する。 2.走行試験の概要. 走行試験を行った試験体の基本. タイプの構造図を図―1に、構造諸元を表―1に示す。 基本タイプは支間長が1.5m程度の片持ち部を想定した 実物大の試験体である。試験体は2本の主げたを有し ており、主げたは高さ8cmのハンチと主げた上フラン ジ上のスタッドを介して合成床版と結合している。ま た、橋軸方向の端辺には横桁を設け床版を支持してい る。すなわち、片持ち部は橋軸方向の相対2辺が単純 支持、橋軸直角方向の2辺の一方が自由端、もう一方 が主げたで支持された連続版の境界条件をもつ構造系. 写真−1. である。試験装置および試験体を写真―1に示す。 走行試験を行った試験体の種類を. 表−2. 表―2に示す。基本タイプのほかに、. したタイプ、比較対照用としてRC 床版タイプを製作した。試験体の配. 試験体の種類. コンクリート版. 下鋼板. 板厚 (mm). 主鉄筋(mm). 配力筋(mm). 呼び. 間隔. 呼び. 合 基 本 タ イ プ 成 鋼板連続タイプ 床 版 床版厚低減タイプ. 200. D19. 125. 200. D19. 125. 150. D19. R C 床 版 タ イ プ. 200. D19. 合成床版として主げた上で鋼板を連 続させたタイプおよび床版厚を低減. 試験装置および試験体. 横リブ(mm). 間隔. 鋼板厚 (mm). 断面. 間隔. D16. 200. 9. 100×16. 750. D16. 200. 9. 100×16. 750. 125. D16. 200. 9. 75×9. 750. 125. D16. 200. 備. 考. 主げた上で鋼板が連続 比較対照用. 列は合成床版タイプの3体とRC床 キーワード:鋼・コンクリート合成床版,片持ち部,輪荷重走行試験 〒550-0014 大阪市西区北堀江 1-22-19 TEL 06-6532-4897 FAX 06-6532-4890. -450-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).

(2) CS7-035. った。また、走行試験の載荷工程を図―2に示す。載 荷荷重が98kNから157kN、総走行回数が26.5万回の階 段載荷を行った。 3.試験結果と考察. ここでは、基本タイプの試験結. 載荷荷重(kN). 版タイプの1体を直列に配置し、同時に走行試験を行. 157 137 118 98 70000回. 140000回 7E4. 果について示す。図―3に試験体中央の橋軸直角方向. 図−2. に換算したものである。また、同図にはFEM解析の 結果もあわせて示す。FEM解析モデルは床版と主げ たとを薄板要素で、主げたの上フランジ上のスタッド. 0.0. 500.0. 載荷工程. 橋軸直角方向の距離(mm) 1000.0 1500.0. 2000.0. 0.0. ている。解析における床版の剛性はヤング係数比をn. 0.5 たわみ(mm). を行った。なお、いずれの場合も鋼板を有効として床. 26.5E4. ‑0.5. をはり要素でモデル化して、主げたと床版とを結合し. 合と、コンクリートの引張領域を無視した場合の解析. 21E4 21.5E4 走行回数(回). の弾性たわみの分布を示す。測定値は載荷荷重を98kN. =10と仮定して、コンクリートを全断面有効とした場. 5000回 50000回. 版の剛性を算出した。. 1.0. G1. G2. 1.5 解析値 解析値 測定値 〃 〃 〃 〃. 2.0 2.5. 弾性たわみの分布は、載荷初期において全断面有効. 3.0. 時のFEM解析値におおむね一致している。走行回数. 3.5. が増加するにつれてたわみ量が次第に増加するものの、. n=10 全断面有効時(鋼板有効) n=10 引張領域無視時(鋼板有効) 10,000回(98kN) 70,000回(98kN) 211,000回(118kN) 216,000回(137kN) 266,000回(157kN). 図−3. 弾性たわみの分布図. 走行回数26.5万回における弾性たわみはコンクリート の引張領域無視時のFEM解析値の50%程度に留まっ. 4.0. ている。. 3.5. わみの経時変化を示す。測定値は載荷荷重を98kNに換 算したものである。走行試験全体を通して、弾性たわ みには急激な変化がなく、一様に増加する傾向にある。. 3.0 たわみ(mm). 図―4に試験体中央での片持ち部先端付近の弾性た. 解析値 n=10 全断面有効時(鋼板有効) 解析値 n=10 引張領域無視時(鋼板有効) 測定値. 2.5 2.0 1.5 1.0. 図―5に試験体中央の輪荷重載荷位置における下鋼. 0.5. 板の橋軸直角方向の弾性ひずみの経時変化を示す。測. 0.0 0.0. 定値は載荷荷重を98kNに換算したものである。下鋼板. 5.0. 10.0 15.0 走行回数(万回). 20.0. 25.0. の弾性ひずみの測定値は、弾性たわみに比較してばら. 図−4. つきがやや大きいものの、走行試験全体を通して急激 な変化はない。なお、21.5万回以降の載荷荷重157kN. 60.0 解析値 n=10 全断面有効(鋼板有効) 解析値 n=10 引張領域無視(鋼板有効) 測定値. における下鋼板の弾性ひずみの測定値は、コンクリー. 以上の結果から、鋼・コンクリート合成床版の片持 ち部の疲労耐久性と下鋼板の床版剛性およびひずみの. ひずみ(μ). トの引張領域無視時のFEM解析値を平均で4%程度 上回っている。. 弾性たわみの経時変化. 40.0. 20.0. 伝達への寄与を確認することができた。 4.おわりに. 本報告では鋼・コンクリート合成床版. の片持ち部の走行試験の概要と測定結果の一部を紹介. 0.0 0.0. した。今後、片持ち部に作用する曲げモーメントやせ ん断力の特性、ならびに鋼板に配置したスタッドの疲 労耐久性について検討を進める予定である。 <参考文献> <参考文献>. 図−5. 5.0. 10.0 15.0 走行回数(万回). 20.0. 25.0. 下鋼板の弾性ひずみの経時変化. 1)渡辺,街道,水口,村松,松井,堀川:鋼・コンクリート合成床版の開発と実橋への適用につ. いて,鋼橋床版シンポジウム論文集,pp.213‑218,1998‑11.. -451-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).

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