鋼・コンクリート合成床版の片持ち部の輪荷重走行試験
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(2) CS7-035. った。また、走行試験の載荷工程を図―2に示す。載 荷荷重が98kNから157kN、総走行回数が26.5万回の階 段載荷を行った。 3.試験結果と考察. ここでは、基本タイプの試験結. 載荷荷重(kN). 版タイプの1体を直列に配置し、同時に走行試験を行. 157 137 118 98 70000回. 140000回 7E4. 果について示す。図―3に試験体中央の橋軸直角方向. 図−2. に換算したものである。また、同図にはFEM解析の 結果もあわせて示す。FEM解析モデルは床版と主げ たとを薄板要素で、主げたの上フランジ上のスタッド. 0.0. 500.0. 載荷工程. 橋軸直角方向の距離(mm) 1000.0 1500.0. 2000.0. 0.0. ている。解析における床版の剛性はヤング係数比をn. 0.5 たわみ(mm). を行った。なお、いずれの場合も鋼板を有効として床. 26.5E4. ‑0.5. をはり要素でモデル化して、主げたと床版とを結合し. 合と、コンクリートの引張領域を無視した場合の解析. 21E4 21.5E4 走行回数(回). の弾性たわみの分布を示す。測定値は載荷荷重を98kN. =10と仮定して、コンクリートを全断面有効とした場. 5000回 50000回. 版の剛性を算出した。. 1.0. G1. G2. 1.5 解析値 解析値 測定値 〃 〃 〃 〃. 2.0 2.5. 弾性たわみの分布は、載荷初期において全断面有効. 3.0. 時のFEM解析値におおむね一致している。走行回数. 3.5. が増加するにつれてたわみ量が次第に増加するものの、. n=10 全断面有効時(鋼板有効) n=10 引張領域無視時(鋼板有効) 10,000回(98kN) 70,000回(98kN) 211,000回(118kN) 216,000回(137kN) 266,000回(157kN). 図−3. 弾性たわみの分布図. 走行回数26.5万回における弾性たわみはコンクリート の引張領域無視時のFEM解析値の50%程度に留まっ. 4.0. ている。. 3.5. わみの経時変化を示す。測定値は載荷荷重を98kNに換 算したものである。走行試験全体を通して、弾性たわ みには急激な変化がなく、一様に増加する傾向にある。. 3.0 たわみ(mm). 図―4に試験体中央での片持ち部先端付近の弾性た. 解析値 n=10 全断面有効時(鋼板有効) 解析値 n=10 引張領域無視時(鋼板有効) 測定値. 2.5 2.0 1.5 1.0. 図―5に試験体中央の輪荷重載荷位置における下鋼. 0.5. 板の橋軸直角方向の弾性ひずみの経時変化を示す。測. 0.0 0.0. 定値は載荷荷重を98kNに換算したものである。下鋼板. 5.0. 10.0 15.0 走行回数(万回). 20.0. 25.0. の弾性ひずみの測定値は、弾性たわみに比較してばら. 図−4. つきがやや大きいものの、走行試験全体を通して急激 な変化はない。なお、21.5万回以降の載荷荷重157kN. 60.0 解析値 n=10 全断面有効(鋼板有効) 解析値 n=10 引張領域無視(鋼板有効) 測定値. における下鋼板の弾性ひずみの測定値は、コンクリー. 以上の結果から、鋼・コンクリート合成床版の片持 ち部の疲労耐久性と下鋼板の床版剛性およびひずみの. ひずみ(μ). トの引張領域無視時のFEM解析値を平均で4%程度 上回っている。. 弾性たわみの経時変化. 40.0. 20.0. 伝達への寄与を確認することができた。 4.おわりに. 本報告では鋼・コンクリート合成床版. の片持ち部の走行試験の概要と測定結果の一部を紹介. 0.0 0.0. した。今後、片持ち部に作用する曲げモーメントやせ ん断力の特性、ならびに鋼板に配置したスタッドの疲 労耐久性について検討を進める予定である。 <参考文献> <参考文献>. 図−5. 5.0. 10.0 15.0 走行回数(万回). 20.0. 25.0. 下鋼板の弾性ひずみの経時変化. 1)渡辺,街道,水口,村松,松井,堀川:鋼・コンクリート合成床版の開発と実橋への適用につ. いて,鋼橋床版シンポジウム論文集,pp.213‑218,1998‑11.. -451-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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