水害のリスクの提示方法が災害認知に及ぼす影響について 熊本大学
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(2) IV-052. 土木学会西部支部研究発表会 (2011.3). ハザードマップ +リスクのモノサシ (N=59). ハザードマップ (N=43) リスクのモノサシ (N=47). ハザードマップ +30年確率表記 (N=62). 30年確率表記 (N=48). ハザードマップ (N=43). 情報提示前 (N=150). 0%. ハザードマップ 浸水予想 (N=150). 10%. 浸水しない. 0%. 10%. 浸水しない. 20%. 30%. 50cm以下. 40%. 1m以下. 50%. 60%. 2m以下. 70%. 80%. 90%. 20%. 30%. 50cm以下. 40%. 50%. 1m以下. 60%. 2m以下. 70%. 80%. 90%. 100%. 90%. 100%. 5m以下. 図‐4 住民の浸水予想. 100%. それ以上. 5m以下. ハザードマップ +リスクのモノサシ (N=59). 図‐2 ハザードマップの浸水予想と住民の浸水予想 ハザードマップ (N=45). ハザードマップ +30年確率表記 (N=62). リスクのモノサシ (N=46). ハザードマップ (N=43) 0%. 30年確率表示 (N=48). 安全である. 情報提示前 (N=150). 10%. 20%. 比較的安全である. 30%. 40%. 50%. どちらでもない. 60%. 70%. 比較的危険である. 80%. 危険である. 図‐5 町内が水害に対して安全だと思うか 0%. 10%. 20%. 30%. 40%. 50%. 安全である. 比較的安全である. 比較的危険である. 危険である. 60%. 70%. 80%. 90%. 100%. ている.洪水ハザードマップに 30 年確率表記の情報も. どちらでもない. しくはリスクのモノサシを付加した場合,どちらの情. 図‐3 町内が水害に対して安全だと思うか. 報でも住民は町内が水害に対して危険であると評価す. 示したものである.提示した 3 種類の水害リスク情報. る割合が高くなっている.しかし,これらの結果は始. の中で,洪水ハザードマップを提示した住民が最も危. めに洪水ハザードマップ単体を見た住民と,洪水ハザ. 険だと評価した.次いでリスクのモノサシ,30 年確率. ードマップに 30 年確率表記もしくはリスクのモノサ. 表記の順であった.これは洪水ハザードマップを見る. シを付加させた情報を提示した住民全体との比較にな. ことで,住民が自宅の予想浸水深を確認し,住民の理. っている.これから,水害リスク情報を提示した情報. 解が容易に行われたためであると考えられる.30 年確. 群別に分析を進める必要がある.. 率表記は他の情報に比べ,数字に頼る情報であり住民. 4.おわりに. に受け入れられなかったためだと考えられる.. (2)ハザードマップとそれ以外の情報の組み合わせ. 水害の危険性を住民に認知させる情報としては洪水. 洪水ハザードマップ・30 年確率表記・リスクのモノ. ハザードマップが有効であるという結果になった.そ. サシを比較すると,洪水ハザードマップが住民の水害. の上で洪水ハザードマップに水害についての異なる情. 意識に大きく影響を与えることが明らかになった.そ. 報を付加することで住民の水害への意識が,どう変化. こで洪水ハザードマップに 30 年確率表記・リスクのモ. していくのかを検証していかなければならない.さら. ノサシをそれぞれ付加させることで,さらに住民の水. に,住民が水害についての情報の入手による意識の向. 害に対する意識が向上するのかをアンケート調査を行. 上,そして行動を起こすまでの過程を明らかにし,適. い,検証した.対象地域は前回アンケートと同地域と. 切な洪水ハザードマップへの情報の付加方法を検証す. し,対象者は前回のアンケート回答者を対象に行った.. る必要がある.. 回答数は 121 部,有効回答数は 121 部(100%)である. 図‐4 に洪水ハザードマップに 30 年確率・リスクの モノサシを付加した情報提示後の住民の浸水予想割合, 図‐5 に町内が水害に対して安全だと思うかという項 目の情報提示後の回答割合を示す.住民の浸水予想は 洪水ハザードマップ単体よりも,安全であると評価し -610-. 参考文献 1) 片田敏孝,木村秀治,児玉真:災害リスク・コミ ュニケーションのための洪水ハザードマップのあ り方に関する研究,土木学会論文集,D 部門,Vol.63, No.4,pp.498-508,2007. 2) 中谷内一也:リスクのモノサシ,日本放送出版協 会,2006..
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