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学 研究を るに て 研究 理の と 年の動向

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札幌医科大学学術機関リポジトリ  ikor

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Title 公正な医学系研究を進めるにあたって : 研究倫理の基本と近年の動

Author(s) 旗手, 俊彦

Citation 札幌保健科学雑誌,第7号:1-10

Issue Date 20183

DOI 10.15114/sjhs.7.1

Doc URL

Type Departmental Bulletin Paper

Additional Information

File Information n2186621X71.pdf

 

(2)

 

0)

学 研究を るに て 研究 理の と 年の動向

大学 療人 ンター 研究部 法学

 今日,医学 研究をめぐ ては,研究 正や利益相反 いの問題が報道で大きく り上 られるように な てきた. とたび,研究 正や利益相反 いを投 かけられた研究者や研究機関の被るダメージは 大である.他方,近年,研究公正という が 目を集めている.研究公正とは,単に研究 正がない けでなく,今日において研究に要 される倫理的要 を たした研究を意 する.そこで本稿では,研究 に要 される倫理的要 として有名なFINER CRITERIAやALCOA-CCEA原則,また,Emanuelの臨床 倫理7原則について紹介する.また,公正な研究を進める上で必要な研修や倫理審査とい たプ セスに ついても,今日の新しい状 について ーする.そして最後に,公正な医学 研究を進めるにあた ては,研究倫理に関する研修等研究者サイドの のみではなく,研究支援部門の 等研究機関 全体として 的に り む必要 を論ずる.

キーワード:研究公正,研究倫理,倫理審査委員会,医学 研究に関する倫理指 ,臨床研究法

Advancing the integrity of medical research

Toshihiko HATATE

D

A AL A A

71 10(2018) D :10 15114 7 1

先   手 : 060-8556 札幌 中 1条西17 目 札幌医科大学医療人 成センター 札幌保健科学雑誌 第7号 1 10(2018)

(3)

 医学 研究の発 は, の原 究明に始まり,治療法 の開発や ,またより安全で 者のQOLを める医療 技術の開発につながるという大きな 会的意 を有してい る.それ けに医学 研究に関する 会的関 は く,今 日医学 研究に関して報道されない日はないといえる.他 方,それに反 例して,研究の公正 に いをさしはさむ 報道がなされた場合の,当該研究 ループの被るダメージ は 大である.ましてや,本当に研究 正が行われそれが 明るみに出た場合には,当該研究 ループの研究者生 は

たれか ない状 にある1)

 他方,「医学 研究」の範囲は めて広い.まず学問分 野的な範囲でいうと,「医学 研究」には,医科学,臨床 医学,公 生学, 医学, 学, 学,看護学,リハ リテーシ ン学,検査学,医 学のほか,介護・ 分野,

生・ 分野, 生分野,労働安全 生分野等 で,個人の健 に関する情報を用いた 学的手法による研 究及び 的研究が含まれる2).また,研究者の範囲やキ リアも広く, ー ル の研究から大学院生等の初学者 による研究までも含まれる.ここに,医学 研究を進める 上でのピットフォールが存する.医学 研究に関してはそ の方法論も含めてプ セス全般および発表に るまでほ 確立したメ ッドとマナーが存する.もしそのメ ッドと マナーをわきまえずに研究発表してしま た場合には,今 日研究者としての大きなダメージを被りか ない状 にあ る. に研究に 加している者の数が 大に登る分研究を めぐる も しく,メ ッドやマナーをわきまえなか た研究発表には容 ない 判も 分に 定しうる.

 このため, に い研究者にと て,研究の 行および 発表のメ ッドとマナーについては時間を いてト ー ン する い必要 を指摘しなければならない.医学 研 究をはじめとして科学研究の発 した今日,それは単なる えにはとどまらずに,法 ・ イドラインといういわ ば立法 にまとめられている.本稿は,このような問題 意識の下に,研究倫理に関する基本的な え方や各種 イ ドラインを紹介するとともに,公正な医学 研究を進める 上で必要な研究機関等の 的な の必要 を論ずるこ とを目的とする.

研究 理 論

) 研究を る4要

 近年研究 正の問題事例が立て続けに発 するに及 で,「研究公正」(Research Integrity)という が 目 を びている. 国NIHは,「な 研究公正が問題となる のか 」という問いを立て,この問いに,科学研究は,信

頼という基 に 固に 差していなければならないとす る.すなわ ,この信頼は,科学コ ティが自らをこ に うように倫理的に研究活動を行おうとすること に専 することによ てのみ 持されるとする.そして,

研究公正の具体的な内容として, 研究を提 ,実行,

するにあた て正 で証 に 付けられた方法をとるこ と, 規則,規 , イドラインに に配慮して研究結果 を報告すること, プ フェッシ ナルとしての準則や規 範を に受け入れること,を る.さらに,公正な科学 研究であるために共有するべき として, の4つを

る.第一は正 さ(honesty)であり,真実の情報を え,

正 であることに りを持たなければならない.第二は正 確さ(accuracy)であり,間 いを けるために 意を て自らの発 を報告しなければならない.第 は

(efficiency)であり, を く い, けなければならない.そして第 は (objectivity)

であり,事実それ自体に語らせ, 適切な イアスを しなければならない3)

)研究 理に関する 原則

 日本では,2014年にいわゆるSTAP をめぐる研究 正が大きな 会問題となり,科学研究一般に関する国 的

信を いた.これを承けて文部科学大 は,「研究活動 における 正行 への対応等に関する イドライン」 成26年8月26日)4)を発表したことは記 に新しい.この イドラインでは,「 」,「改 」,「 用」を「 定 正行 」と定 し,それが われた場合の調査方法や 正 行 と認定された場合の研究機関等の対応について定めて いる.また,研究におけるコンプライアンスに関する研修 コンテンツも ないながら利用 とな ている.も と も,研究 正がないことが倫理にかな た研究を実施して いることを保証するものでないことは,アカデ アでは 識とな ているといえよう.そうすると,倫理にかな た 研究とは具体的にはどのような研究のことなのであ う か.

  れた研究の条件としてしばしば引き合いに出されるの が,北 の医学 で広く 及しているFINER Criteriaであ る(表1).これは,Feasible, Interesting, Novel, Ethical, Relevantの頭文字を べたものである.

 Feasibleとは, 行 な研究であるという基準である.

あるテーマでの研究が発 するためには, くの研究者に よる み が必要である.したが て,その研究に関す る研究者の くにと て 行 な研究でなければならな い.また,もしその発表された研究に らかの 問が さ れた場合には, やかに 試がなされなければならない.

このため,倫理的な研究であるためには, くの研究者に と て 行 でなければならないのである.

 Interestingとは,当該研究分野の研究者にと て学問的

(4)

公正な医学 研究を進めるにあた て 研究倫理の基本と近年の動向

関 を ものでなければならないことを意 する.近 年,業 の数が研究者の にと て めて 要な指 と されている.このため,研究者にと ては,研究者として の身分を確保する上では論文を中 とした業 の数を く したいというインセンティ が働いている.しかし,業 の数を くするため けに,当該研究分野の関 を ばな い業 を 的に発表しても,当該研究分野の発 に することは基本的にありえない.それどこ か,関 を ばない論文等を発表することは,研究 遣いにも つながりか ないのである.も とも,新しい知 は,し ばしば同分野の研究者の関 を持たない分野や手法によ てもたらされることが なくない.したが て,この Interestingという原則は,まさに研究者の自 に委 られ

た倫理 の い原則といえよう.

 Novelとは,当該研究が発表する けの れた内容でな ければならないとする原則である.繰り返しになるが,研 究発表するにあた ては,研究 遣いにな ては ならず,発表する けの ある内容であることが要 さ れる.も とも,この もNovelであるという を当該 研究分野において得るまでには発表から相当の時間がかか ることも なくなく,やはり研究者の自律的な倫理意識に 委 られているといえよう.

 Ethicalとは,具体的には被験者 集方法が倫理原則に かな ていることや,被験者保護の が じられている ことを意 している.さらに,本稿で後述するEmanuelの 提 する臨床研究に関する7つの倫理原則を すること

 

Feasible

1. 研究 下で回答を得ることが 2. 必要な被験者数は得られるか

3. 研究 行に 分な時間が確保されているか 4. 研究目的は 成

5. 研究内容は 的か

6. 研究 行に必要な とト ー ン を えているか

7. 研究 行 につき生物/臨床 家のコンサルトを受けているか 8. 有意 な 的検定を得るための イ ットスタディを行 たか

Interesting

1. 研究,本人が される内容か 2. 専門家として される内容か 3. 同 も関 を示しているか

4. 公的 配分機関は近年この分野の研究に出 しているか 5. その研究は 者の ー に 接 するものであるか

6. その研究に他の研究者は確実な方法で進めることに時間と ル ーを費やすか 7. その研究に他分野からの協 を得られるか

Novel

1. その分野の文献に関してあなたは指 を得ているか

2. あなた以外の方法によ てもその研究に関して答えられたことがあるか 3. 他の研究者による文献や 論をよく調べたか

4. の文献で示されたevidenceをさらに発 させる研究であるか 5. の文献で示された変数よりも 度の いものを用いているか 6. 学会の 論状 に一 有意 な 献をなしうると えているか

Ethical

1. 被験者の 集方法

2. 被験者からどのように同意を得ているか 3. 研究 加者の安全のために ている

4. 研究 加者を やすために らかの を用いていないか 5. その研究における 加者の利益は

6. その研究における 加者のリスクは

7. 研究 加者の や 名 はどのように保障されるか 8. その研究試 に がアクセスでき,どのように保存されるか

Relevant

1. 者の結果に改 をもたらすか 2. 者の安全を 進させるか 3. 者集団の ー を するか 4. の発 的な研究に を開くか

5. 研究結果はすぐに臨床上の問題状 に き換えうるか 6. 研究結果はすぐに関 する 者集団一般に適用しうるか 7. 研究結果は 者の アを改 させうるか

8. 現在の 準治療に意 のある を及 しうるか

Statistical Consultation Line(865)742-7731(https://www.scalelive.com/ ner.html)を筆者が 自に 訳,表

(5)

が今日要 される.

 最後のRelevantとは,研究者が研究を進めようとする専 門分野において,その研究が当該専門分野における 要な 研究テーマと らかの関 を有していることを意 して いる.論ずる けの に しく,研究発表したとしても 他の研究者から ら関 を引かないのであれば,やはりそ のような研究に研究機関の 施 を利用したり研究 体に 発表したりすることは,研究 遣いになると さ れても 方がないであ う.また,当該研究分野での 要 テーマとの関 を意識的に示すことは,当該研究を実施 あるいは発表しようとしている研究者にと ても, る研究を進める上で有益である5)

)AL A A原則

 いわゆるSTAP に関する問題では, がES のものであることが後に判明し,研究の正確 やオリ ジナリティを確認する上では,研究発表の にな たデー タ, を検証に え得る,あるいは研究の信頼 を保証 する で保存していることの 要 が認識された.この に関して,新 の臨床試験,いわゆる治験において原 データの保存・記 に関する日本 業協会のALCOA- CCEA原則が大きな となる.それは,以下の倫理的要

の頭文字を べたものである6)

 その頭文字を順番に説明すると,Attributableとは,

が記載したものであるか分かることを意 し,研究一般に き換えると,当該研究記 を作成・記 した者が であ るかが明確にされていることを要 する. が作成したの かがあいまいな も研究に 用できることが許容される と, 作・ や,実際には存在しない を研究に用い への となりか ない.

 Legibleとは,第 者が判読できることを意 し,研究 一般に き換え得ると, に い略語や い分野でしか 共有されていない 語は 用せずに,当該研究分野の研究 者であれば れでも読 で理 することのできる内容であ ることを要 する.

 Contemporaneousとは,診 後すぐに記載されたこと が分かることを意 し,研究一般に き換えると,研究後 すぐに記 が されることを要 する.研究から記 まで に時間を経てしまうと,記 があいまいとなるなどして,

記 の正確 が保証されなくな てしまうために研究一般 においても要 される原則であることは診療と共 してい る.

 Originalとは,診療においてはFirst Recordであること を意 し,研究一般においては,当該記 が ではなく 研究者本人が研究した結果であることを要 する原則であ る.これは, する上で必要 でありかつ当 たり前の倫理原則であるとえいよう.

 Accurateとは,当該記 が正確であることを要求する.

正確でなければ有意 な研究にはならず,やはり研究 の 費にな てしまう.

 Completeとは,記載が完結していることを意 し,研 究一般においても記 の対象となる研究の全体が記 され ていることを要 する.記 時 で完結しておらず後に書 き出すことがなされれば,やはり記 の正確 等の問題が 発生し,当該研究が発表に するものであるかどうかにつ いて 問が されることとなる.

 Consistentとは,内容に がないことを意 し,研究 一般においても,研究 の内容が 尾一 していること が要 される.内容が していればいずれの内容が正確 かについて 問が されることとなり,当該研究は 本か しあるいは研究 の修正が求められ,当該研究の

行は著しく れてしまう.

 Enduringとは診療記 が しない けの 固な 体によ て記 が されることを要 する.研究一般に おいても, したり保存状態があいまい たり すると の い研究を 行することは であり,あい まいな も研究に 用することができるとすれば,やは への とし へ間 か ない.

 そして最後のAvailable when neededとは,規 当局や IRB(Institutional Review Board)等が しようとした 際にはいつでもそれに応ずることができることを意 して いる.今日の日本においても,「医学 研究に関する倫理 指 」第8 「研究の信頼 確保」では,第20「研究に係 る試 及び情報等の保管」として,一定期間の試 ・情報 の保管を研究者に 務付けているとともに,第21「モ タ リン 及び監査」の規定では, を う介入研究に関し てモ タリン と監査を 務付けており,やはりそのため には研究に用いた試 ・情報がいつでも第 者に提示でき る状態に かれていなければならない5)

 以上にみたとおり,よい研究を生むとするFAINER Criteria,治験における原データ保存に関するALCOA- CCEA原則は,医学 研究一般の倫理原則として する

が 分にあるといえよう.

研究に関する 理原則

 以上は医学 研究一般に関する倫理原則である.他方,

医学 研究は,動物実験等に代表される基 研究と,被験 者としての人を対象とするいわゆる臨床研究との二つが代 表的な類型である.このう ,臨床研究に関しては,

医師会による ルシンキ 言が有名であるが, ルシン キ 言に関してはすでに くの 説が発表されているの で,本稿では,近年臨床研究に関する倫理原則として 目 されているNIHの研究者Emanuelの提 した臨床試験に関 する7倫理原則に 目したい.それは,1. 会的/科学的

(social or scienti c value),2. 科学的 当 (scienti c validity),3. 公正な被験者 択(fair subject selection),

4. 適切なリスク・ フィット ランス(favorable risk- benefit ratio),5. 第 者審査(independent review),6.

インフォームドコンセント(informed consent),7. 補

(6)

公正な医学 研究を進めるにあた て 研究倫理の基本と近年の動向

者を含む被験者の (respect for potential and enrolled subjects)である.

 「1. 会的/科学的 」とは,この 方が必要とされる という意 である.科学的 とは,最も 型的には,

の診断と治療に 立つ研究であることを要 する.その ような が必要とされる理 は,研究 の有限 に存 する. 的大規 な研究ファンドでさえも,応 のあ たすべての研究に を提 することはできない.このた め,研究 を利 的に 用することは倫理的に容認され ないのである.したが て,一般 されない結果を 出す る臨床研究, 論するに しない 説を証明しようとする 臨床研究,先行研究とほと ど な てしまう臨床研究は 倫理的とはいえないとする.

 「2. 科学的 当 」とは,当該研究が確立した研究方法 論によ て実施 であることを意 する.臨床研究のプ トコールが証明された,実現 な方法でなければなら ない.すなわ ,その研究は,定 した 原理と,方法,

そして信頼できる方法により実現 であり,目的を 成 するに 分な があり,データを する信頼できる がある場合に倫理的といえるのである.この倫理的要 も,研究 の有限 と 遣いの回 という原理に する.

 「3. 公正な被験者 択」は,その研究に み入れられる ループや人 が,その研究の目 に らして合理的であ ることを要求し, 会的 者であることや に 会的に

的地位にあることなど研究の目的に らして関 しない 要 により被験者が 択されることを する.ここで 意するべきは,被験者の 択において は公正さに 先しないということである.また,その研究の被験者 択 はその研究のリスクと フィットに することも認識 する必要がある.さらに,リスクに される ループや 人 はその研究結果の フィットを受けるという意 に おいて,リスクと フィットの ランスが れているこ とを要求する.た し,この倫理的要 は,全ての 研究の対象者になることを意 してはいないが, とし ての が研究から自動的に されることも意 してい ないとする.

 「4. 適切なリスク・ フィット ランス」は,臨床研 究に 加する上で被験者が負担する(であ う)リスクと その臨床研究から得られる利益とが り合 ていることを 要求する.臨床研究には,限られた知識,情報しかない医

,医療機 が 用される場合がある.そのような臨床 研究に関しては, の3条件が した場合にのみ,倫理 的に許容される.すなわ ,被験者個人へのリスクが最小

されること,被験者個人への 在的な フィットが 進されること,そして被験者個人および 会への 在的な

フィットがリスクを上回 ていることである.も

,「 ランス」や 在的な フィットが「上回る」と いう は定量 できない.しかし,この倫理的要 を

いてしま ては,その研究は被験者を に してしまう を い ることができないとする.

 「5. 第 者審査」は,研究者から 立した研究審査機関 により,当該試験/研究の科学的・倫理的 当 が審査さ れることを要求する.研究者は,キ リアを み上 て行 くことや,研究 を得ることのほか,適正な方法論によ て研究を進めなければならないことなどしばしば 立し ない くの課題を えている.このため,適正に研究がな されているかどうかに関しては,その臨床研究者とは 立 した第 者がその研究の適正 に関して審査することが,

利益相反の 在的な を最小 する上で有 なのであ る.また, 立した第 者による研究審査は, 会的説明 責任を果たす上でも 要なのである.というのも,臨床研 究は くの場合 会の 成員を に すため,リスク

フィットの ランスが保たれることを 会に対して説明 する必要があるとする.

 「6. インフォームドコンセント」は,当該研究が自分の 関 に ているか かに関して合理的で自 な被験者の 意 決定を実現するために必要 な原理であり方法で ある.インフォームドコンセントを しないことは,被 験者が支持しない臨床研究に 加する を開くこととな り,被験者を単なる研究の手 をして うことなる.小 や判断 の 下した成人に対しては,代諾者による同意 が必要とされる.代諾者は自分が当該研究の被験者の立場 に かれたならどのような判断を下すかという から同 意するか かを決定しなければならないとする.

 「7. 補者を含む被験者の 」とは,臨床研究におけ る倫理的要 は,被験者の同意書へのサインで終わるもの ではなく,研究終 までの全 程,そして研究終 後も被 験者に対して アすることを要 する倫理原則である.こ の倫理原則は,研究者やIRBメン ーに,被験者による研 加の 択も し,もし研究に 加した場合には 続的にモ ターすることを要 する.また,当該研究から 得られた成果を被験者に知らせるメカ ムを けること も要 するのである.この に立つと,被験者をよく われる表現である「研究対象者」と ことは 分な を示しておらず,「人間としての研究 加者あるいは ー トナー」と ことが適切な表現であるとする7)

学 研究における 理性の への日 の取 み    

理性 の経

 日本の医学 研究に対する具体的な倫理的 り みは,

治験におけるGCP(臨床試験の「実施の基準に関する省

」,2007年厚生省 当時 )に始まる.このGCPにおい て,治験に関しては,治験審査委員会の審査を経ること が 務付けられた8).この治験審査委員会が,日本にお ける研究倫理審査機関の原型を成すこととな た.それ

(7)

を最も象 的に現わす用語・ 用が,治験審査委員会を IRB(Institutional Review Board)と でいることであ る. 国では,IRBとは,タスキ ー事件等の医学研究に おける人権 害の反省の上に立 ,1974年の国家研究法

(National Research Act)により,被験者保護の目的の下 に研究の科学 と倫理 とについて審査する各研究機関に を 務付けた倫理審査委員会のことである9).当初は 算を用いた人を対象とする臨床研究全般につき審査 する任務を負 た委員会のことを意 した.その後,この IRBによる研究審査は,de facto standard(事実上の 準

)としてあらゆる臨床研究の審査を手がける委員会とし に全 に 及したのである.このように, 国では,

IRBとは,臨床研究全般に関する倫理審査機関を意 する のに対して,それよりははるかに審査対象が い治験審査 委員会を日本においてはIRBと でいることが日本の倫 理審査 委員会の 成の であると指摘されている10)  他方,1968年の札幌医科大学和田 の後 症とし て,日本ではその後, および に関する 論が 完全にタ ー された.このため, ,肝 を中 とし て日本では生体 が実施されることとなり,1989年に

医科大学で日本における生体肝 術が実施された.

この を中 として生 補助医療等の先 医療の倫理審 査を手がける委員会として,大学を中 として1980年代後 半から倫理委員会が法 上の を えられる以前から自

的に発 してきた11).この倫理委員会は,当初は,先 医療から医学 研究まで広く審査対象としたが,その後,

審査対象に応じて,臨床倫理委員会あるいは 院倫理委員 会,そして研究倫理委員会,治験審査委員会と 数の倫理 審査委員会に専門分 し,現在でも 数の倫理(審査)委 員会を有しているのが,大学や基 院の現状である.

 大学・研究機関の り みと 行して,行 も研究倫理 に関する り みを進めてきた.その り みが,いわゆ る イドラインの 定である.行 定の イドライ ンとしては, 成13年公 の「 ト 究に関する倫理指 」, 成14年公 の「 学研究に関す る倫理指 」, 成15年公 の「臨床研究に関する倫理指

」そして,この二つを 合し, 成26年に公 された

「人を対象とする医学 研究に関する倫理指 」が現在最 も 要な指 とされている.これに加え,日本ではいわゆ る利益相反に関して に大きな 会問題に発 する 向が あり,利益相反管理を適切に実施しておくことが,研究者 および研究機関にと て今や必 事項とな ている.利益 相反管理に関しては,「厚生労働科学研究における利益相 反(con ict of Interest: COI)の管理に関する指 」がや はりde facto standardとして,事実上法 みの 要な位 づけを えられている12).研究者各位においては,この 全文を プリントア トして手 に されたい.

) 人を とする 研究に関する

 上述のとおり,現在,看護学研究,リハ リテーシ ン 研究も含めて広く医学 研究に関する最も 要な指 と位 付けられているのが,「人を対象とする医学 研究に関 する倫理指 」(以下,「医学 指 」と略記)である.こ の医学 指 は,研究者の ,研究機関の長の ,倫 理審査の方法など医学 研究を適切に 行する上で必要な 研究サイドの り みを総合的にまとめたもので,全文を 読 でも必ずしも理 しやすいものではない.同指 の全 体 を図1にまとめたので,指 の理 の としていた

きたい.

 この医学 指 を,本稿前述のEmanuelの7倫理原則と

 人を とする 学 研究に関する 理 の 体

調

重篤有害事象報告 簿

年1回以上開催状況

申請 許可/不許可

研究概要・結果登録

結果公表 適宜更新

個人情報保護

IC/IA 開示

厚生労働大臣

研究機関の長

研究責任者

研究対象者

倫理審査委 員会

公開データベ-

UMIN等)

報告システム

(厚労省HP で登録・閲覧)

第三者評価機関

AMED)

モニタリング 監査

侵襲を伴う介入 研究に関して

(8)

公正な医学 研究を進めるにあた て 研究倫理の基本と近年の動向

すると,表2のとおりとなる.このようにみると,日 本の医学 指 も国際 準を基本的に したものである ことがよく分かり, する意 にも一 の理 が及 で あ う.医学 指 の としては,Emanuel 7 倫理原 則には記載されてはいないが,医学 指 に規定が かれ ている事項として,第6 の個人情報及び 名加 情報に 関する規定と,第8 の研究の信頼 確保の規程が れる.

 以上の結論として,日本国内で実施する医学 研究に 関しては,医学 指 を中 とした日本国内の倫理指

・関 イドドラインを する一方,Emanuel 7 倫 理原則やNIHの倫理ステートメントも,日本国内での臨 床研究にも 分 になることも まえた上でその実施 を進めるべきであ う.また,国際共同臨床研究に関し ては,CIOMS(Counsil for International Organi ation of Medical Science)が発表・発刊しているInternational Ethical Guideline for Health-related Research involving Humans が になるであ う13)

学 研究 理に関する日 の 年の動向

)研究 と研究 の取

 日本における研究公正確保の り みは,STAP 題に代表される研究 正が大きな 会問題にな た際の研 究 正対応を中 として り まれてきた.その対応 と して最も 要な位 を めているのが,「研究活動におけ る 正行 への対応等に関する イドライン」( 成26年8 月26日文部科学大 決定)である.この イドラインは,

定 正行 ( ,改 , 用)が われた場合の調 査方法や 裁内容を中 としている.他方で,同 イドラ インは,研究者,科学者コ ティ,大学等の研究機関 の自律や 正行 の事前 のための り みにも言及し ているが,やはり中 を成しているのは研究 正への対応 である. に, イドラインの定める調査による研究 正 が確認された場合には,当該研究 正に関わ た研究者に は, 的研究 の返 や一定期間の 等への 及び 加 の 限という 裁 を科することとし ている.また,同 イドラインによる 裁とは別に,当該

研究 正を認定された研究者に関しては,所属する大学等 の規定に基づく 分もほと どの場合 せて科せられ ることが い.このように,今日の日本では,いわば

により研究 正を しようとしているのが現状であ るといえよう14)

 このような研究 正に対する対 には,二つの問題 を 指摘することができる.その第一は,同 イドラインの規 定する 正調査の方法・手続きが著しく 雑で, 定機

院を有していたり ー ル ルでの研究を 開して いたりする大規 な大学や研究機関でなければ,この方法 による研究 正調査を行うことが めて なことであ る.地方に所在する小規 大学や単科大学にこのような研 究 正調査の適正な実施を要求することは めて であ る.もしそのような大学が イドラインに則 た研究 正 調査をした場合,他の教 研究あるいは大学 業務に著 しい支障をきたすことが 分に される.この に関し ては,医療安全に関する全国的な り みが となる.

成26年6月18日に成立した医療法改正により,診療に関 した 期せ に関して,院内医療事 調査 度 が 入された.この 度は,基本的には院内で 者 の調査にあたることを 務付けた 度であるが,適 , 日本医療安全調査機 や事 に関 する分野の学会等が調 査に協 することができるように 度 がなされてい 15).これに習い,地方に存在していて近 からの外部調 査委員の確保に 労したり,小規 ゆえに自前で研究 正 に関する調査を 行したりすることが な大学・研究機 関に関しては,その地域を含む広域に存在する基 大学や 関 学会が調査に協 する みの は真 に検 する に しよう.

 第二の問題 は, による研究 正の 果を う という研究公正確保の方法は,いわゆるスマートな方法と はいえないことである. 国の研究倫理 は, 裁では なく教 研修により研究公正を確保しようとする基本

に立 ている.この基本 の下,上述のNIHやNIH 下の研究公正確保機関ORI(O ce of Research Integrity)

を中 として,研究倫理に関する教 研修コンテンツが開 発・発 されており,その さは日本とは いという よりほかはない16).日本でも現在,国立研究開発法人日本

7 理原則と日 人を とする 研究に関する

Emanuel 7 倫理原則 人を対象とする医学 研究に関する倫理指

1. 会的/科学的 第1 第1

2. 科学的 当 第1 第1 ,第2 第5-1 2 3. 適正な被験者 択 第1 第1 ,

4. 適正なリスク・ フィット ランス 第1 第1 ,第2 第5-1 2

5. 第 者審査 第1 第1 ,第4

6. インフォ ムドコンセント 第1 第1 ,第2 第4-1 2 ,第5 7. 補者を含む被験者の 該当箇所なし

(9)

医療研究開発機 が中 となり,さま まな 体による研 究倫理教 研修コンテンツの開発に 意 り でいると こ であり17) な限り く全国の全ての研究機関が な教 や研究倫理教 プ ラムが提 ・発 され ることが期 される.研究 正の を 期に摘み てし まううえでは, 正が発 した後の よりは,初 ルからの研究倫理教 を実施する方がはるかに有 であ り,スマートであるといえよう.

 

研究法

  成29年4月に,日本で「臨床研究法」が成立し, 成 30年4月より施行されることとな た.この「臨床研究法」

の 旨は, 企業等から 提 される臨床研究が適正 に実施されることの を図るとともに,臨床研究審査 委員会を集 することにより臨床研究審査の を保障 し,さらに厚生労働大 の関 の 規定を ける に存 する.具体的には,医 ・医療機 法における未承認・

適応外の医 等の臨床研究と 企業等から 提 を 受けて実施される当該 企業等の医 の臨床研究を

「 定臨床研究」と定 し,この 定臨床研究に関しては,

厚生労働大 の認定した認定臨床研究審査委員会の承認を 経なければ実施できないとする.また同法は,厚生労働大 に提出する 定臨床研究の実施 を提出しなか たり

の記載をしたりした者には50 以下の ,保健 生上の 害の発生又は 大を するために必要な厚生労 働大 の に 反した者に3年以下の もしくは 300 以下の を科する等の 則規定も き, 定臨 床研究を実施する上で めて な内容とな ている.

 また,上述のとおり, 定臨床研究に関しては,厚生労 働大 の認定による認定臨床研究審査委員会の承認を得る ことが必要となり,臨床研究審査がナシ ナル ルで集 されることになる.これまでは,医学 指 に基づ き,医学 研究の倫理審査に関しては,研究機関の長の責 任として倫理審査委員会を しなければならないとされ ており,研究機関 に めて 数の倫理審査委員会が日本 で 立・ されてきた.しかし,そのため, 施 共同 研究においては, 加するほ すべての施 の倫理審査を 経る必要があるため,実際に研究の実施までには相当の時 間を要してしまう けでなく,倫理審査委員会の意 ・指 摘も反 され,研究 の 一 が必ずしも保たれなくな り,結果として研究の を 下させているのではないかと されてきた.現行の医学 指 第4 「倫理審査委員 会」第11-4では,他施 の倫理審査委員会に審査を依頼で きる規定が かれているが,その対象とする研究の種類や 手続きが明確でなく,実際にはこの規程はほと ど利用さ れてこなか た.他方,倫理審査の集 は, 国でも

に進 でおり,コモンルールが改正され, 施 共同研 究であ ても,一つの研究 については一つのIRBの承 認によ て進めることを く している18).このように,

研究倫理審査の集 的な であり,日本でも研 究倫理審査を集 することは臨床研究の ー ル に も対応しているものといえよう.

 日本でも,医学 研究の倫理審査を集 しようとする はこれまでも当局が進めようとしてきたとこ であ る.その一つが,医療法第4条の3に規定された「臨床研究 院」である.これは必ずしも臨床研究の倫理審査の みの集 を意図したものではないが,臨床研究・治験に 加したい被験者が集まり症例や れた研究者が集まるこ とにより,臨床研究・治験の集 を進めようとした 院 類型である19).二つ目が, 生医療等安全確保法第26条第 4項に基づく 定認定 生医療等委員会である.この委員 会は, 生医療等の安全 の確保等に関する法律により,

第1種 生医療という,ES やiPS など トに未実 施な リスクの 生医療の科学 ,安全 ,倫理 を審 する委員会で,一定の手続きにより厚生労働大 の認定を 受けた, に 度な審査 と第 者 を有する委員会の ことである.この委員会は,自施 のみならず,当該地域 を中 として リスクの 生医療の審査を集 すること を目的として されている20).認定臨床研究審査 委員会は,この委員会の前例に基づき,さらに臨床研究法 実施基準で しい認定要件を定めることにより,集 みならず研究審査の の保証も みであるといえ よう.

 その認定臨床研究審査委員会の承認要件は,臨床研究法 の施行規則として 成30年2月28日に公 された.認定臨 床研究審査委員会の をキーワードで表すなら,集

度 , える (第 者 )ということになるであ う.

正 学 研究を る に

 公正な医学 研究を進めることは,必ずしも容 ではな い.そもそも「公正な」医学研究の具体的内容について研 究機関内に理 が 及していなければならない.そのため には,研修が必要である.しかも,研究 には に人の 出入りがあり,いつも新人研究者が所属することになるた め,研修は 続的に実施される必要がある.また,研究 正を未 に ,公正な研究を進めるためには,発表前に 研究機関内での 読会,研究会,学術集会等で事前に報告 することが最も有 である.そのためには,やはり 続反 的に研究会等が開 される必要がある.さらに,一定規 以上の研究を進めるためには,利益相反管理に代表され る適切な研究費管理と執行や,倫理審査委員会への付 も 必要となる.これらの必要事項は,決して研究者個 人で 準 できるものではなく,研究機関全体として り まな ければならない.その研究機関全体としての 的 り みは,大きく の二つに分かれるであ う.

 その第一は,研究科,研究者サイドの り みである.

続反 的な研究会や研修の実施は,研究者サイドでなけ

(10)

公正な医学 研究を進めるにあた て 研究倫理の基本と近年の動向

ればなし得ない. に,新人研究者に研究デ イン, 情報の検索方法, や 文献の適切な付し方に代表され る先行研究および著作権 に関して研究者集団内で 識 とされている発表スタイルを習得させることは,意識して その機会を けなければ しいであ う.さらに,中

ル以上の研究者も, に機関内でのピア ーに さ れているという を 持していなければ, 等の事 情によりつい や 文献を付し れて研究発表してしま は に えている. 文献の付し れという ア ス スが, 開によ ては「 」,「 作」という研 究 正に認定されか ず,その場合には研究者生 を左右 する 大事態にもつながりか ない.このため,キ リア ルを問わず,機関内のすべての研究者にと て研究会 や 読会とい たピア ーの機会が用意されているこ とが,公正な医学 研究を進める上で めて有 といえよ う.

 その第二は,研究支援部門の り みである.適切な利 益相反管理や研究指 の改正等研究 に関する新しい情 報を に機関内に 知することは,公正な医学 研究を進 める上で必要 であるが,研究者本人がその任にあた ていては,本業である研究そのものに投じうる時間等の しか ない.さらに,利益相反管理は各種法 ・ 指 等に基づいた研究(倫理)審査を研究者本人が手がけ ていたのでは, 的になしうるのかという 問は に指 摘されるであ う.研究者は研究を 進しようとするいわ ばアクセル をそもそも担 ているのに対して,利益相反 管理や法 指 のチェックは,一 立 ま て研究 を 査しようとするいわば ーキ を担う.すなわ ,

者はそれこそ利益相反の関係に立 ているのであり,自 行と同 に,アクセルと ーキを上手く いこな せてこそ安全な 行が となるのである.したが て,

アクセル の研究者と, ーキ の利益相反管理・法 チェック部門とは,それ れ別の からそれ れの を 行することが,公正な医学 研究を進める上 で必要 であるといえよう.このため,一つの研究機 関内には,研究科・研究者 とは 立して,利益相反管 理・コンプライアンス等を う研究支援部門が されることが必要なのである.

 以上本稿をまとめると,研究者,研究科,研究支援部門 の 者がそれ れの を果たすことが,公正な医学 研 究を進める上で必要 ということになる.研究者本人 の自 と り みはもとより,研究機関の適切な ナン スも求められているといえよう21)

 本稿は,札幌医科大学教 研究費を用いて作成されてお り,利益相反関係に立つ団体・企業等は存在しない.

) Oxford Advanced Lerner s dictionary NEW 9th Ed.

によれば,integrityとは,1 the quality of being honest and having strong moral principles 2 the state of being whole and not dividedとされており,

research integrityのintegrityはこのう 1の意 であ ると することができる.したが て,integrityそ れ自体に倫理的に れているとの意 合いが含まれて いる. 訳として定 している「公正さ」というと,

その意 合いが わりにくいが,この 訳が定 して いるため,本稿もそれによ た.

1) その1例として,東京大学分子 生物学研究所・

加藤研究 における論文 正に関する調査報告書(最 終)東京大学科学研究行動規範委員会

URL:u-tokyo.ac.jp/content/400007786.pdf, Accessed Jan. 30, 2018

2) 「人を対象とする医学 研究に関する倫理指 イダ ンス」( 成27年2月9日, 成29年5月29日一部改訂)

URL: http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou- 10600000-Daijinkanboukouseikagakuka/0000166072.

pdf, Accesssed Jan. 30, 2018

3) URL: grants.nih.gov/grants/research integrity/

whatis.htm, Accessed Jan. 30, 2018

4) URL: www.mext.go.jp/b menu/houdou/26/08/

1351568.htm, Accessed Jan. 30, 2018

5) Patricia Farrugia, et al. : Research questions, hypotheses and objectives, Can J Surg. 2010 Aug:

53(4) : 278-281

6) 厚生労働科学研究補助 医 ・医療機 等 トリーサイ ンス総合研究事業 治験活 に する GCPの 用等に関する研究 及び大学 院臨床試験 アライアンス,「臨床試験のモ タリン と監査に関 する イドライン」,Jpn J Clin Pharmacol Ther 2015

46(3) 133-178, にp.138

7) E wkiel J. Emanuel et al. What Makes Clinical Research Ethical JAMA, May 24/31.2000, vol.283, No.20 2701-2711

8) GCPとは,Good Clinical Practiceの略語で,新 の臨 床試験,すなわ 治験を実施する上での法 基準のこ とである.具体的には,日本では,「医 の臨床試 験の実施の基準に関する省 」( 成9年厚生省 第28 号)という法 基準にまとめられている.その第4 第1 (第27条 第34条)に「治験審査委員会」の規 定が かれている.

9) PUBLIC LAW 93 348 JUL 12, 1974 この法律中 Sec.474.(a)にinstitutional review boardの規定が かれ ている.URL: history.nih.gov/research/downloades/

PL93-348.pdf, Accessed Jan. 30, 2018

10) 田代志門 研究倫理とは か 臨床医学研究と生 倫

(11)

理 ( 書房,2011年)45頁

11) 現在も,いわゆる倫理委員会に関しては明確な法的 は存在しないが, を目的とした からの 摘出に関しては,倫理委員会の承認を必要と規定する イドラインが存在する.「 に関する 法律の 用に関する指 ( イドライン)の 定につ いて」 成9年10月8日健医発1329( 成24年健発0426 第一 改正現在)中の「第4  提 施 に関する 事項」では,「1  摘出の場を提 するために必要 な体 が確保されており, その際,施 内の倫理 委員会等の委員会で 提 に関して承認が行われて いること」とされている.

12) 「厚生労働科学研究における利益相反(Conflict of Interest: COI)の管理に関する指 」( 成20年3月31 日科発第0331001号厚生科学課長決定, 成29 2月23 日 近一部改正)は,事実上法 みの を有し ており,各研究機関でもこの指 を ースに機関 自 の利益相反規定を作成している.また,医学研究科/

医学部において機関 に 定される利益相反管理規定 は,一般 団法人全国医学部長 院長会 「医 大学・

研究機関・ 院のCOI(利益相反)マ ージメント イドライン」( 成25年11月15日 定, 成26年2月24 日改訂)にも 合的であることが必要である.

13) International Ethical Guidelines for Health-related Research Involving Humans Prepared by the Council for International Organi ations of Medical Science(CIOMS) in collaboration with the World Health Organi ation(WHO),Geneva 2016

同 イドラインは, の25の原則にまとめられている.

1:科学的そして 会的 と権利の ,2:限られた 下で実施される研究,3:研究に 加する個人そし て ループの 択における利益と負担の 衡,4:研究 に 加する個人への 在的な利益と ,5:臨床試験 における対 の 定,6:研究 加者の健 ー へ の配慮,7:コ ティーの関 ,8:研究と研究審査 の協働関係の ,9:インフォームドコンセントを研 究者に えることのできる個人に関して,10:インフ ォームドコンセントの改変と ,11:生体試 とそ の関 データの 集,保存,利用,12:健 関 研究 における の 集,保存,利用,13:研究 加者へ の費用 と補 ,14:研究に関 した健 被害への 治療と補 ,15: い立場に かれた個人と ループ を含む研究,16:インフォームドコンセントを える ことのできない成人を含む研究,17:小 と未成年を 含む研究,18:研究 加者としての ,19: 中の そして 中の ,20:災害と 集団 におけ る研究,21: 作 付試験の集団,22:健 関 研 究におけるオンライン とデジタルツールから得 られたデータを用いる研究,23:研究倫理審査委員会

とそのプ トコール審査を 入する上での必要事項,

24.健 関 研究に関する公的説明責任,25.利益相反 14) 例えば,「大 業大学 学部所属教員による研究活

動上の 正行 ( 用)について」

URL: mext.go.jp/a menu/jin ai/fusei/1365353.htm, Accessed Jan. 30, 2018

15) 一般 団法人日本医療安全調査機 (医療事 調査・

支援センター)のHP中「医療事 調査 度の 要 医療事 調査等支援団体」

URL: medsafe.or.jp/modules/medical/index.

php content id 15, Accessed Jan. 30, 2018

16) O ce of Research integrityのHP上で公開されている コンテンツとして,ori.hhs.gov/conteet/handbooks- and-guidelines,NIHによる研究公正の り みとして,

URL:grants.nih.gov/grants/research integrity/

promoting-research-integrity.htm, Accessed Jan. 30, 2018

17) 国立研究開発法人日本医療研究開発機 による研究公 正の り みとして,

URL:amed.go.jp/kenkyu kousei/index.html, Accessed Jan. 30, 2018

18) THE NIH DIRECTOR: Single IRB Policy to Streamline Reviews of Multi-Site Research, URL: nih.

gov/about-nih/who-we-are/nih-director/statements/

single-irb-policy-streamline-reviews-multi-site- research, Accessed Jan. 30, 2018

19) 厚生労働省によれば,臨床研究中 院が臨床研究の により 度 もなしうる理 として, 臨床研 究・治験に 加したい被験者が集まり,症例が集 さ れる, 臨床研究・治験を実施するための れた研 究者等の人 が集ま てくる, 他の施 からの相 や研究の依頼が集ま てくることを る.URL:

mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku- iryouka/D-3-1.pdf, Accessed Jan. 30, 2018 

20) 成29年11月30日時 で,全国に50の 定認定 生医 療等委員会が認定されている.

URL: www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou- 10800000-Iseikyoku/0000150613.pdf, Accessed Jan. 30, 2018

21) 国NIHも,研究公正を進める上では,研究者,指 的研究者,初 研究者,研究管理者,公的機関それ れの果たすべき を明示している.

URL: https://grants.nih.gov/grants/research integrity/done.htm, Accessed Jan. 30, 2018

参照

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