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第41回 東京医科大学内分泌代謝研究会

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Academic year: 2021

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一 554 一

東医大誌 56(4):554〜556,1998

研究会報告

第41回

東京医科大学内分泌代謝研究会

日  時 平成10年6月9日(火)

      午後5:30〜6:50

場 所東京医科大学病院

      本館6階 第二会議室 当番教室 産科婦人科二二座

主  催.東京医科大学内分泌代謝研究会

2.  月経周期における子宮内膜腺細胞関連蛋白の免疫 組織学的検討

(産科婦人科学) 伊東宏絵、鈴木良知、井坂恵一、高山雅臣 子宮内膜は卵巣ホルモンの影響下に子宮腺および間質の増殖 発育、分泌を行い着床に備えるが、これが起こらぬ場合は剥 離し子宮外に排出され月経にいたる一連の周期的変化を繰り 返している。このうち子宮内膜腺細胞は、受精卵の着床に関 し種々の物質を産生分泌し着床に必要な至適環境を作り、

trophoblastとの接着に際しても重要な役割を行うと考えら れているがその詳細なメカニズムは明らかではない。一方、

我々はBohnにより胎盤より精製された未知の胎盤組織蛋白26

(PP26)が、子宮内膜腺細胞に局在することを早い出した。

そこで本研究では、PP26に加えすでに内膜腺細胞との関連性 が報告されている胎盤組織蛋白14(PP14)、 LIF、 CA125、

Integrinsに関し、月経各周期の子宮内膜における局在を免 疫組織学的に検索することにより、これら蛋白の月経周期、

着床における役割について検討を行った。

1.  新生児期ラット膵ガストリン分泌細胞の増殖、消 退、機能変化について

(内科学第四) 古川雅也、穀野真一郎、中山大寿、月岡佳久、

真神易、篠原 靖、堀部俊哉、新戸禎哲、関 知之、斉藤利彦 ガストリン分泌細胞は、成人の正常膵には存在しないが、胎 生期、新生児期の膵には存在しており、膵組織の成長に関与 していると考えられている。我々はラヅト新生児期の膵ガス トリン分泌細胞の増殖、消退、機能変化について、免疫組織 化学的手法、in vivo[3H]thymidine autoradiographyを用 いて検討した。膵のガストリン分泌細胞は生直後にピークを 示し、その後斬減し、生後約2週間で消失したが、その期間 一定の増殖能を保持しつづけた。

このことはかストリン分泌細胞が、死滅して消失するのでは なく、別のホルモン分泌細胞に変化したことを示唆する。

そこでRe−staining法を行ったところ、同一細胞内に同時に ガストリンとインスリンが存在することがわかった。一部の ガストリン分泌細胞はインスリン分泌細胞に機能を変化させ ている可能性がある。

3.  卵巣内で産生される穎粒球・マクロファージコロ ニー刺激因子(GM−CSF)の生理作用について

(東京薬科大学・第二薬理学) 田村和広、本多秀雄、向後博司 我々はラット卵巣においてGM−CSF及びその受容体mRNAが黄体 組織及び髄質内肥満細胞で発現していることを確認している

(第39回本研究会)。そこで今回、黄体組織と肥満細胞の分 泌機能に対するGM−CSFの作用について検討を行なった。排卵 前日の卵巣組織又は黄体化卵巣細胞をCompo㎜[d48/80, GM−

CSF及びinterleukin−1(IL−1)存在下で24時間まで培養し た。一定時間後、培養液中に含まれる卵巣ステロイドとヒス タミンを各々、RIAと蛍光法にて定量した。1)GM−CSFは、黄 体化卵巣細胞からのプロゲステロン分泌並びに穎粒膜細胞の ステロイドとインヒビン産生に影響を及ぼさなかった。2)

Compound48/80又はIL−1は卵巣組織からのヒスタミン分泌を 増加させたが、GM−CSFは単独では効果がなかった。3)IL−1 存在下、GM−CSFは培養3〜12時間の間においてヒスタミン分 泌を対照群の約50%増加させた。以上の結果から、卵巣組織 においてIL−1のヒスタミン分泌充進作用はGM−CSFにより増強 され、卵巣内GM−CSFはヒスタミン分泌調節を介して卵巣機能 に関与する可能性が推察された。

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参照

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