金 沢大 学 十全 医 学 会雑 誌 第
9 2
巻 第3
号4 2 3
‑4 3 3
(1 98 3
)42 3
マ ウ ス 牌 細 胞 で のイ ン タ ー フ ェ ロ ン誘 起 に対 する
A 群 溶 連 菌 の 影 響
金
沢
大 学 医学 部整形
外 科学 教 室(
主 任:野
村 進 教授)池 田 周 紹
( 昭
和5 8年3月
2 5日
受 付)本 研 究
は
溶 連 菌に おけ る
スト
レプ ト リ ジ
ンS
(S
tr e
p to lys i n S, S L S
) 産 生能と イ
ンタ
ー フ ェロ
ン
S L S
) 産 生能と イ
ンタ
ー フ ェロ
ン(1
I F N
) 誘起 能と
の関連 性を
調べる た め
に行っ た. 用
いた
菌 株は
抗 腫瘍 性で S L S
塵 生 能を
有す る C 2 0 3 S
株,
B l a c k m o r e 株と S u 株, な ら び
に抗 腫 瘍 能と S L S
産 生 能を
欠く C 20 3 U
株で
あっ た
. これ ら の
溶 連 薗
な ら び
に抗 腫 瘍 能と S L S
産 生 能を
欠く C 20 3 U
株で
あっ た
の
凍 結 乾 燥 標品 は O K
‑4 3 2 の
作 製 過程によ っ て
得ら れ た
. 即ち
ペニ
シリ
ンG
含 有B e r n h e i m e r,s b a s a l
m e di u m
に各 菌を
浮 遊さ せ て 3 7
0C 2 0
分 間, つ いで 4 5
0C 30
分 間静 置し た
後 凍 結 乾 燥し た
. これ ら
標 品の B A L B
/c マ ウス脾 細 胞に おけ る I F N
誘 起 活性 測 定は L 9 29
細 胞と v e s i c u l a r s
to m a
ti
ti s v i r u s を
用いて
行っ
た
.そ の
結 果,C 2 03 S
,C 2 0 3 U
,B l a c k m o r e 薗の
各棟 晶は
何れ も I F N を S u 菌標 晶で
ある O K
‑4 3 2 と
同様に誘 起し た
. ま た
各 誘 起I F N の
活 性 間には
善が み ら れ な か っ た
. 加 熱 死 薗を
用いる と
,S u 菌以 外の
加
熱 死 菌には I F N
誘起 作用 は な
かっ た
. 最も
活 性の強いI F N は 1
×1 0
7個/ m l の
牌 細 胞 浮遊 液1 m l と
, 0
.5 ま た は 0
・1 K E
/m l
濃度で
ある O K
‑4 3 2 と
同様に誘 起し た
.ま た
各 誘 起I F N の
活 性 間には
善が み ら れ な か っ た
. 加 熱 死 薗を
用いる と
,S u 菌以 外の
加
熱 死 菌には I F N
誘起 作用 は な
かっ た
. 最も
活 性の強いI F N は 1
×1 0
7個/m l の
の
薗標 品浮 遊 液0
・1 m l の
混 合 液を 5
%C O
2培 養 器に3 7
0C で 2 4
時 間か ら 48
時 間培 養す る
こと
で得ら れ た
.な お 1 K E は
乾 燥 菌0
・1 m g に相 当す る
. 誘起I F N を
pH 2
下に3
時間 置く と I F N
活性は
完 全に失 活し た が
, O E
‑4 3 2
誘 起I F N の み は
低 活 性(1 0 U
/m l
) を
保 持し て
いた
.しか し
, 誘 起I F N
活性は
抗I F N
‑α・β血
清によ る
中和 試 験によ り
部 分 的に中和さ れ
,6 0
% 以上 の
活 性が
残 存し て
いた
. この
こと よ り
菌標品
によ る
誘 起I F N は I F N
‑α, βおよ び
γよ り
成る と
考え ら れ た
.Ke
y
w or
ds H e m oly t
ic st
r ep t
o c o c ci, O K‑43 2,Int
e rfe r o n, A nt
i int
e r‑fe r o n
α
・βs e r u m .酵母
リ ボ
核 酸によ る
溶 連 薗溶 血 毒 素の増 産 効 果 ( 核 酸効果)り
2 )の研 究に端を
発し て
行わ れ た
溶 連 菌の制が ん
に関す る
実 験 的 研 究3)
から
, 岡 本ら は
溶 連 菌S u 株
(以
下S u 菌と
略記
) に ペ ニ シリ
ンG を
加え て
温 度処
理 す る
こと
でP C
‑B
‑4 5
4)
5)
(O K
‑4 3 1
) を
開発し
, そ
の
凍結乾 燥 標 晶O K
‑4 3 2
8) は
制が ん
剤と し て
臨床に, 研 究
と
略記
) に ペ ニ シリ
ンG を
加え て
温 度処理 す る
こと
でP C
‑B
‑4 5
4)
5)
(O K
‑4 3 1
)を
開発し
,そ
の 凍結乾 燥 標 晶O K
‑4 3 2
8) は
に
用
いら れ て
いる
.O K
‑43 2
の制が ん
作用
機 序に関し て は
直 接作用 と し て
の腫
瘍 細 胞 傷 害 作用
7)
のほ
か, 宿主
介 在作用 と し て イ
ンタ
ー フェロ
ン8)
‑1 0)
(I nte r f e r
pn
,
以
下I F N と
略 記) 誘 嵐マ ク ロ
ファ
ージ
1 1)
1 2)
,N atu r a l k ill e r
細 胞の活 性 化1 3〉 な ど が
報 告さ れ て
いる
.一方こ
れ ま で
の実 験から
溶連 菌によ る
制が ん
効 果は
, スト レ プ ト リ ジ
ンS
(S
tr e
p to lys i n S, 以
下S L S と
略記) 慮 生 能を
有す る
清 適薗のみ
に認め ら れ
, スト
以
下S L S と
略記) 慮 生 能を
有す る
清 適薗のみ
に認め ら れ
, スト
レ プ ト リ ジン0
(S
tr e
p to lys i n O, 以
下S L O と
略 記)
s i n O, 以
下S L O と
略 記)
を
産 生し て も S L S を産
生し な
い溶 連 菌には
認め ら れ な
い こと が
実証1 4) さ れて いる
. これ ら の
こと よ り
本 論
文で は
各種 溶 連 菌を 用
いて I F N
誘 起に対す る
影 響に
つ い
て
検 討を
行う と
共に,誘 起I F N の
性 状につ
いて も
検 討を
行っ た.
材 料お
よ び
方法 1
. 溶連 菌株金 沢 大 学 医学 部 薬
理
学 教 室 保存の薗株を 用
いた
.1
) 溶 連 菌C 2 0 3 S
株(T
y pe 3,S L S と S L O を
産 生,
以
下C 2 0 3 S
薗と
略記)2
) 溶 連 菌C 2 0 3 U
株(C 2 0 3 S
菌の変 異株,S L O
の みを
産 生,以
下C 2 0 3 U
薗と
略 記)3
) 溶連 菌B l a c k m o r e株 (T
y pe l l
, S L S の
みを
産 生,以 下 Bl a c k m o r e 菌と
略 記)
E ffe c
t
of he m oly t
ic st
r ep t
o c o c ci o n ind u ct
io n of int
e rfe r o n in m o u s e sp
le e n c ells. S hu・ Sho I keda, Dep
a rt
m e nt
of Ort
h op
edic S u rg
e ry
,(D ir e ct
o r : Pr of. S. N o m u r a), S ch o ol of M edicin e, K a n a z a w a U niv e r sit y
.4 24
4) 溶 遵 薗
S u 株(T
y pe 3
, A T C C 2 10 6 0
,S L S
およ び S L O を
産 生,以
下S u 菌と
略 記)
上 記 各 菌
の
継 代 培 養には
普 通ブ イ
ヨ ン培 地 (pE 7
.4
)を
用いた
.2
. 溶 連 菌標 晶の
作製S u 菌の O K
‑43 2 は O k a m oto ら
4)
〜6) の
方 法にo ら
よ
って
作 製し た
..
す な わ ち
,S u 菌の2 0
時 間 普通ブ イ
ヨ ン培
養 液1 m l を 1 0 0 m l
普 通ブ イ
ヨ ン に接 種し
,3 7
0C 2 0
時
間 培 養し た
後 低温 下で
遠 心し
, 沈 殿し た
生 菌体を
冷 生
理
食 塩 水 (以
下P S S と
略 記) 40 m l
で2
回 洗 浄し た
・
つ い
で
洗 浄 菌 体を 5 m l B e r n h e i m e r's b a s a l m e
‑
d i u r n1 5)
〔M a l
to s e 6 7 5 m
g, 2 0
% K H
2P O
4(N a O H で
pH 7
に調 製) 6 m l
, 2
%M
gS O
4・7 H
20 1 2 m l
, 蒸 留 水
6 6 m l
〕に浮 遊し た
. 次い で菌浮 遊 液に1
・6
×1 0
5U
/m l の
ペ ニシリ
ンG
( 明 治製 菓) 生理
食 塩 水1 m l を
加え
,3 7
。C 2 0
分 間に続いて 4 5
0C 30
分 間静 置し
, 同処理
液にさ ら
に1
%D L
‑メ チ オ ニ ン ー ペニ
シリ
ンG
(1
・08
×
1 0
5U
/m l
) 液6 m l を
添 加し て
凍 結乾 燥を
行っ て S u
薗 標 品O K
‑4 3 2 を
作 製し た
.C 2 0 3 S
嵐C 20 3 U
薗お よ び B l a c k m o r e 菌に つ い
て も
同 様な
処理 を
行い, 得ら れ た
標 品を そ れ ぞ れ C 2 0 3 S
横 臥 C 2 0 3 U
標 品お よ
びBl a c k m o r e 標 品と し た
. これ ら
各 標 品は
使 用 直 前に ph o sph ate
‑b u f f e r e d
と し た
. これ ら
各 標 品は
使 用 直 前に ph o sph ate
‑b u f f e r e d
e
‑b u f f e r e d
s a li n e
(N a C1 8
.O
g,K Cl O
.2
g,C a C 1
20
・1
g,N a2
H f
〉0
41
.1 5
g,K H
2P O
。0
.2
gを
蒸 留 水に溶 解し 1 1 と す る
. pH 7
.3
, 以下P B S と
略記)に溶 解し て 用
いた
. 各 菌標 品の濃度は K E
( 菌 量の
単位で
,1 K E は
乾 燥 菌0
・1m
gに
相 当)で
表示 し た
. 因み
に1 0 0 m l の ブ イ
ヨ ン培 養 液よ り
得ら れ る S u 菌 量は 1 0 0 E E で あ っ た
.
3
. 加 熱 死 菌の
作 製各 菌 液
0
.5 m l を
普 通ブ イ
ヨ ン5 0 m l
に接 種し て 3 7
0C で 20
時間 培養し た
後, 低 温 下で
遠 心(5
,0 0 0 rpm
,
15
分間)し
, 生じ た
沈殿 生 菌 体を P S S
で2
回 洗浄し た
後, 洗 浄 菌体に3 m l
のP S S を
加え て 1 0 0
0C 6 0
分 間加
熱 処理 を
行っ た
. この
加 熱 処理
浮 遊 液の
菌 体 量は 5 0 K E
/3 m l で
あり
, 実験に は
使用
直 前にP B S で
希 釈し
て
用いた
.4 . 実験 動 物
B A L B
/c お よ び B A L B/c
(n u
/n u
) マ ウス( 雄, 6
週 齢) を
使 用し た
.
6
週 齢)を
使 用し た
.5
.マ ウス脾 細胞の作 製
脾 細 胞 浮 遊 液
の
作 製は S hi r a h ata ら
1 6) の方 法に準
じ て
行っ た. す な わ ち
, マ ウス5
匹を
一群と し て
屠 殺
し た
後 無 菌 的に
摘 出し た
肺 臓を プ ラ
スチ
ック
シャ
ー レ
す な わ ち
,マ ウス5
匹を
一群と し て
屠 殺
し た
後 無 菌 的に
摘 出し た
肺 臓を プ ラ
スチ
ック
シャ
ー レ
中
の ミ ニ マム ・ エ
ッ セ ン シ ャ ル ・ メ デ
ィウ
ム (日
水製
薬, 以下M E M と
略記) 液3 m l
に置き
,1 m l
ツ ベ ルク リ
ン注 射 筒 先 端を
用い て
破 砕 し た
後, 新た
に7
m l M E M 液を
加え て
牌細 胞 浮 遊 液を
作 製し た
. こ の細
胞 浮 遊 液を
金 属メッ
シ ュで濾過し
結 合 織を
除 去し た
後,遠心 (9 0 0 r
pm
,5
分間)し
,沈殿 物を
10 m l
のM E M
液を 用
いて 2 回
洗 浄し た
. 洗浄 沈殿
物を 2 m l
のM E M
液と R e d c e l1 1
ys i n
gb u ff e r(N H
.C l O
・8 2 9
g, K H C O
3
0
.1
g,E D T A O
.3 6 7
g,1N N a O H 2
‑5 m l
,蒸 留 水1 00
m l, pH 7
.4
) 4 m l
の混 合 液に浮 遊さ
せ て充分
捜拝し
,
約
3
分間 静 置す る
こと
によ り
赤血 球を
溶血 さ
せた
乱さ ら
にM E M
液8 m l を
添 加し
, 遠心
(9 0 0 rpm
, 5
分
間) 後上
浦 液を
吸 引 除 去し た
. 生 じ た
沈 漆を 8 m l
の
M E M
液で3 回
洗浄・遠心 し た
後,適量
の5 %
牛 胎児
血
清 (G I B C O
, 以
下F C S と
略 記) 加R P M I 1 6 4 0 ( 日
水
製 薬) に浮遊さ
せ, 生 存 牌細 胞の数を 0
.4
% ト リ
バ ンプ
ルー (M e r k
) によ る d
ye
‑e X C l u s i o n
te s
t によ り
判 定し た
後, さ ら
に5
% F C S
加R P M I 1 6 4 0
液を
加え
て 1 ×
1 0
7個/m l の牌 細 胞 浮 遊 液を
作 製し た
. 実 験には 5
%
F C S
加R P M I 1 6
40
液で
希 釈し た
脾 細 胞 浮遊 液を 用 い
た
.6
. 酢 酸ハイ ド ロ コルチ ゾ
ン前 処理 B A L B
/c マ ウ
ス肺 細 胞の作 製
酢 酸ハ
イ ド ロ コルチ ゾ
ン(日
本メ
ル ク寓 有) 6
.2 5
,
1 2
.5
,2 5 mg/匹 を
各B A L B
/c マ ウ
ス に皮 下 接種し
,4日
目に屠殺 後 無 菌 的に牌 臓を
摘 出し て
, 前 述し た
方法に従っ
て
牌 細 胞を
調 整し た
.7
. 担が ん B A L B
/c マ ウス肺 細胞の作 製
エ
ーリ
ッ ヒ腹 水が ん
細胞 浮 遊 液 (1
×1 0
7個/m l)0
.2
m l を マ ウス腹 腔 内に接 種し
, 1 0 日
目に屠 殺し
て無菌
的に摘 出し た
脾臓を
, P B S で
洗 浄し て が ん
細 胞を
除去 し た
後, 前 述し た
方法に従って
脾 細 胞 浮遊 液を
作製し た
.
8
. 培 養マ ウス牌 細 胞か ら
のI F N
誘 起 実 験
各 濃度の牌 細胞 浮遊 液に各種 濃 度の各 薗 浮遊 液を
加
え て
, 3 7
0C
下 炭 酸ガ
ス培 養 液 ( 炭 酸ガ
ス濃 度5
% ) で
培 養し
, 経 時 的に培 養上
溝液を
採 取し
,I F N
測定 暗ま で
‑2 0
0C
に冷 凍 保 存し た
.
9
.I F N
の測 定 法東 北 大 学 医学 部 細 菌 学 教室
よ り
供与さ れ た L 9 2 9
細 胞お よ び v e s i c u l a r sto m a
ti
ti s v i r u s(イ
ンデ
ィア ナ
株,
以
下V S V と
略 記)を 用
い, B r o d e u r1 7) お よ び K o i ら
1 8 )
の方法に従い前記 培 養上
清 中のI F N
活 性を
測 定し た
.
す な わ ち
, 7
.5
% 仔 牛血
清 (G I B C O
) 加M E M
液を用
いて
倍々
稀 釈し た
培 養上
清 液の
各 稀 釈 液5 0
〟1 を マ イ
イ
ンデ
ィア ナ
株,以
下V S V と
略 記)を 用
い,B r o d e u r1 7) お よ び K o i ら
1 8 )
の方法に従い前記 培 養上
清 中のI F N
活 性を
測 定し た
.す な わ ち
,7
.5
% 仔 牛血
清 (G I B C O
) 加M E M
液を用
いて
倍々
稀 釈し た
培 養上
清 液の
各 稀 釈 液5 0
〟1 を マ イ
ク ロ プ レ ー ト
(9 6
穴, C o r n i ng) の各ウ
ェ ル に注入 し
,
ウ
ェ ル に注入 し
,こ
れ
にL 9 2 9
細 胞 浮遊 液 (1
.5
×10
6個/m l) 5 0
〃l を
加
え て 3 7
0C の
炭 酸ガ
ス培 養 器 ( 炭酸ガ
ス濃 度5
%) で 2
4
時 間培 養
し た
. 培 養 後上
清 液を
パ ス ツ ー ルピ
ペッ ト で
吸
引 除去し た
後,各ウ
ェルの L 9 2 9
朝]
胞を P B S O
.3 m l
イ
ンタ
ー フェロ
ン誘 起に対す る A
群 溶 連 菌の影 響で
洗 浄し
, これ
にV S V
溶 液 (M E M
液 で稀 釈, 40
pl aqu e f o r m i n
g u n i
ts
/50
pl
)を
添 加し
, これ を
炭 酸ガ
ス培 養署
削こ静 置し た
.1
時 間 後V S V
培 養 液を
吸 引 除去し た
衡 1.5
% メチ
ル セ ルロ
ー ス ( 半井 化 学) 加1.
5
%F C S
加M E M
液5 0
JLl を
重 層し
, 炭 酸ガ
ス培 養 器で2 4
時 間培 養し た
.培 養後重
層培 地を 吸
引 除 去し た
マ イ ク ロ プ レ
ート を
,1
%ク
ー」
スタ
ルバ イ オ レ ッ ト
(
M e r c k )
加エ チルア
ルコ
ー ル に浸し
, 1 5
分 間 染色 固
定
し た
.つ
い で水洗を
行い プ ラー ク数を
求め た
. 対 照
と し て
菌標品
無添 加L 9 2 9
細胞のプ ラ
ーク
数を 用
い,5 0 % プ ラ
ーク 阻 止
法によ り I F N
活 性 値を
算 出し た
.な
お測 定に際し
,N I H
標 準マ ウスI F N
(N o
.0 22
‑9 0 4
‑5 11 ) も
同時に測定し
,本 実験 系によ り
求め た I F N
活 性値
を
国 際単 位と 比
較し た
.そ
の結果 本 実 験 系に おけ る 1
単位は
約1
単位の国 際単 位に相 当し た
.1 0
. 誘 起I F N
の pH 2
に おけ る
安 定 性 試験W e l s h
1 9)
の手 技に準じ て
行 った
. 誘 起I F N
溶 液(
pH 7
.1)1m l に0
・1 N H Cl を
加え て
pH 2
,0
に調 整
し
, 37
0C
で3
時 間 静 置し た
. 静 置 後 誘 起I F N
溶 液の
p
H を 0
.1N N a O H
によ り
pH 7
.0
に修正 し た
後, メ ンブ ラ
ン フ ィ ルタ
ー ( 孔 径0
.45
〟m
,M illi
po r e
) によ
4
2 5
り
除 菌し
, 炉 液につ
い てI F N
測 定を
行っ た.
1 1
∴誘起王F N の
中和 試験被 験 誘 起
I F N
溶 液5 0
〟1
に抗I F N
‑α
・β 血 清 (N I H N o. G O 24
‑5 0 ト 5 68
, 中和 力 価25 0 U
/m l
に稀
釈, 東北 大 学 医 学部 細 菌 学教 室よ り
供 与)5
叫1 を
添加し
,40C
下で 6 0 分
間 静置 後,残存I F N
活性を
測 定し た
.な
お pH 2
に おけ る
安 定性 試験およ び
中 和試 験には
対 照I F N と し
てコ
ンカ ナ
バリ
ン(C o n A
,S i
gm a
)を
脾 細 胞 培 養 液に添 加す る
事によ り
得ら れ た I F N
溶 液(
I F N
‑γ)を 用
いた
.成 績
Ⅰ
.I F N
誘 起 実験1
・ 各 種 菌標 品によ る B A L B
/c マ ウス牌 細 胞で
の
I F N
誘 起 実 験
4
×1 0
5,2
×1 0
8,5
×1 0
6お よ び
1 ×1 0
7個/m l の各 肺細
胞 浮 遊 液1 m l
にそ れ ぞ れ 0
.1
, 0
.5
, 2
.5
およ び 12
.5 K E
/m l の各 種 薗標 品を 0
.1 m l
添 加し
, 4
, 8
,1 2
,2 4
,
を 0
.1 m l
添 加し
,4
,8
,1 2
,2 4
,4 8
時 間培 養後上
清 液 中の I F N
活性を
測 定し た
.そ の
結 果, 肺 細 胞 数が
4 ×1 0
5個/m lの浮遊 液に菌標 品を
加
え て も
各 菌標 品の
いずれ の
濃度およ び
培 養 時 間にお
い
T a bl e l
・E 汗 e cto f
pr e
pa r a
ti o n s* o f di f f e r e n
th e m o l
y ti c str e
p to c o c c u s s
tr a i n s o n
th e i n d u cti o n o f I F N i n 2 ×10 6 B A L B
/c m o u s e s
pl e e n c e ll s pe r m l
r e
p to c o c c u s s
tr a i n s o n
th e i n d u cti o n o f I F N i n 2 ×10 6 B A L B
/c m o u s e s
pl e e n c e ll s pe r m l
0 6 B A L B
/c m o u s e s
pl e e n c e ll s pe r m l
C o c c a l
pr e
pa r a
ti o n
C o n c e ntr a
ti o n o f c o c c a l
pr e
pa r a
ti o n i n t h e m i xtu r e
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K E
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(U
/m l)i n d u c e d d u r i n
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4
8
12 2
4 48 h r
C 2 0 3 S
C 2 0 3 U
B l a c k m o r e
S u(O K
‑43 2
)
P B S
(C o ntr o l
)
1 5 5 5
15 5
5 15 5 5 1 1 5 5 0 0 2 2 0 0 2 2 0 0
2 20 0 2 2 0 0 0
10 0 0 1 0 0
01
00 0
10
**♯
一
一
一
一
一
1 9
一
一
2 2 2
1▲ 一
1 8 26
鵬 一 一
4 2 3 9 2 〇
一
2 9 3 7
2〇
一
8 0
72
45
一
4
0
48 1 8
山
5
2
42 2
4一
3 0 3
426
一
70 7
44〇
一
36 39 2
4一
A m i xtu r e o f l m l o f s
pl e e n c e ll s u spe n s i o n
(2 × 1 0
6c e ll s
/ m l
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(2 × 1 0
6c e ll s
/m l
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ti o n w a s i n c u b a
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P r epa r a
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p to c o c c i : C O C C a l s u s
pe n s i o n o f C 2 0 3 S
, C 2 0 3 U a n d B l a c k m o r e i n
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p to c o c c i : C O C C a l s u s
pe n s i o n o f C 2 0 3 S
B e r n h e i m e r's b a s a l m e di u m c o n
ta i n i n g
pe n i c illi n G(2
.7 ×
10
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ti o n at 45 ℃ f o r 3 0 m l n ute S a n d
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th a n 1 6 U
/m l.
4 2 6
て
もI F N
活性は
認め ら れ な か っ た
.し か し
, 脾 細 胞が 2
×1 0
8個/m l の浮 遊 液に菌 標 品を
作用 さ せ る と I F N が
認め ら れ
, そ の
成 績は
表1
に示 し た
如く で
ある
. す な わ ち
, 8
時 間以 内の
培 養で は
全て の
薗 標 晶にお
いて I F N
活 性は
認め ら れ な か っ た が
,培養2 4
,4 8
時 間で は
全て の
菌標 晶に お いて I F N
活 性は
認め ら れ
, か つそ の
作 用 濃 度が 0
.0 1 お よ び 0
.0 5 K E
/m l の低 濃 度ほ ど I F N
の活 性は
強く
,1
.2 5 K E
/ m l の高濃 度で は I F N
活
性は
認め ら れ な か っ た
.各 菌 標 晶によ る I F N
活 性の
最
高値は C 2 0 3 S
標 晶で 5 2 U
/m l,C 2 0 3 U
標 品で 3 7 U
/
ほ ど I F N
の活 性は
強く
,1
.2 5 K E
/m l の高濃 度で は I F N
活
性は
認め ら れ な か っ た
.各 菌 標 晶によ る I F N
活 性の
最
高値は C 2 0 3 S
標 晶で 5 2 U
/m l,C 2 0 3 U
標 品で 3 7 U
/
C 2 0 3 U
標 品で 3 7 U
/m l,B l a c k m o r e
標 品で 8 0 U
/m l,お よ び O K
‑4 32
で4 8 U
/m l と 一般に低か っ た
.
か っ た
.脾 細 胞 数
5
×1 0
6個/m l の浮 遊 液に
薗 標 晶を
作 用さ せ た
実験 成 績は
表2
に示 し た
.菌 標 品 濃度が 1
.2 5 E E
/
m l で I F N 誘 起が
認め ら れ
ぬの は
先の
実 験と
同じ で あ
っ た が, 低 濃 度で は
全て の
菌標 晶に お いて 8
時 間 以上
の培 養で I F N
誘起が
認め ら れ
,殊に2 4
およ び 4 8
時 間
培 養で I F N
活性は
強か っ た
. ま た
各 標 品の最 高値は C 2 0 3 S
樺 品で 1 0 7 U
/m l, C 2 0 3 U
標 晶で 1 07 U
/m l,
C 2 0 3 U
標 晶で 1 07 U
/m l,
B l a c k m o r e 標 品で1 1 1 U
/m l
,O K
‑4 32 で は 1 3 7 U
/m l
であり
, 何れ も 2
×1 0
6個/ m l脾 細 胞 浮 遊液に
対す る よ り も I F N
誘 起は
高ま っ て
いた
. し か し
, 各 菌標 品 間に
お
いて は
著し
い差異は
認め ら れ な か っ た
.
に
対す る よ り も I F N
誘 起は
高ま っ て
いた
.し か し
, 各 菌標 品 間にお
いて は
著し
い差異は
認め ら れ な か っ た
.脾 細 胞 数
1
Xl O
7個/m l の浮 遊 液を
用いた
場 合の実
験 成績は
表3 に 示 し た
如く
である
.1 F N
誘 起は
薗標晶
作
用
濃 度が 1
.2 5 K E
/m l で は認め ら れ
ず, 低 濃度で
強
く
認め ら れ る
こと は
先の
実 験と
同様で
あっ た. ま た
,
ま た
,I F N
括 性は
培養 時間が 2 4
,4 8
時 間で
最も
韓く
,各 菌棲 品の
活 性 最高 値は C 2 0 3 S
標 品で 1 4 0 U
/m l, C 20 3 U
標 品で 1 5 8 U
/m l, B l a c k m o r e
標晶
で2 3 0 U
/ m l, お よ
B l a c k m o r e
お よ
び O K
‑4 3 2 で 2 03 U
/m l であり
, B l a c k m o r e
標品 お よ
びO K
‑4 3 2
に強く み ら れ た
.ま た
,.先の
実験と 比
較し
て
,肺 細 胞の
数が
多いほ ど I F N
活 性が
強い こと も
認め ら れ た
.以
上 の
成 績か ら
誘 起I F N
活 性を
菌標 晶ご と
に示 し た の が
図1
,2
,3 お よ び 4 で あ る
. これ よ り み ら れ る
如く
, 活 性 値が
最も
高いの は
脾 細 胞 数が 1
×1 0
7個/m l であり
, 標 晶 作 用濃 度が 0
.0 5 K E
/m l である
こと か ら
(Bl a c k m o r e
標 晶の み 0
.0 1 K E
/ m l), 以下 の
実験は
この
条 件によ
っ て
行っ た.
る
こと か ら
(Bl a c k m o r e
下 の
実験は
この
条 件によ
って
行っ た.
2
. 加 熱 死 菌によ る B A L B
/c マ ウス脾 細 胞で の I F N
誘 起 実 験
B A L B
/c マ ウス脾 細 胞 浮 遊 液(1
×1 0
7個/m l)1 m l
に
C 2 0 3 S
, C 2 0 3 U
, B l a c k m o r e
, S u
菌1 m l
にC 2 0 3 S
,C 2 0 3 U
,B l a c k m o r e
の
加 熱 処理
死菌 浮 遊 液を
作 用 濃 度0
.0 5 K E
/m lにな る
様に添 加し て 3 7
0C
下に培 養し
,1 2
,2 4
,4 8
時 間後にI F N
活 性を
測 定
し た
. そ の
成 績は
表4 に 示 し た
.I F N
活 性は S u
薗の加
熱死 菌を
添 加し た
場 合にの み
認め ら れ
,I F N
活性も
先の実験
と
同様に2 4
時 間培 養で
最 高値を 示 し た が
,そ の
活 性は 5 2 U
/m l と O K ‑4 3 2 よ り
かな り
低か
った
.
T a bl e 2
.E fE e ct o f c o c c a l
pr e
pa
ti o n s* o n
th e i n d u cti o n o f I F N i n 5 × 1 0 6 B A L B
/c m o u s e s
pl e e n c e ll s
pe r m l
i o n o f I F N i n 5 × 1 0 6 B A L B
/c m o u s e s
pl e e n c e ll s
pe r m l
C o c c a l
pr e
pa r a
ti o n
C o n c e ntr a
ti o n o f c o c c a l
pr e
pa r a
ti o n i n th e m i xtu r e
h e m i xtu r e
(
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(U
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hd u c e d d u r i n
g
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4 8
12 2
4 48 h r
C 2 03 S
C 2 0 3 U
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S u(O E
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