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第31回全国身体障害者スポーツ大会出場者のスポー ツ活動に関する研究

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奈良教育大学学術リポジトリNEAR

第31回全国身体障害者スポーツ大会出場者のスポー ツ活動に関する研究

著者 高橋 豪仁, 藤田 紀昭, 黒須 充

雑誌名 奈良教育大学紀要. 人文・社会科学

巻 47

号 1

ページ 89‑104

発行年 1998‑11‑10

その他のタイトル A Research on the Status of Sports for the Entries at the 31th National Sports Festival for the Disabled

URL http://hdl.handle.net/10105/1489

(2)

Bull. Nara Univ. Educ, Vol.47, No. 1 (Cult. & Soc), 1998

第31回全国身体障害者スポーツ大会出場者の スポーツ活動に関する研究

高 橋 豪 仁 (奈良教育大学保健体育教室)

藤 田 紀 昭 ( E]本福祉大学) 黒 須   充

(福島大学) (平成10年4月20日受理)

キーワード:身体障害者、スポーツ、全国身体障害者スポーツ大会

1.は じ め に

今日では、余暇の創造的活用と健康で充実した生活の ためにスポーツが果たす役割が増大し、スポーツがより 良く生きていくためになくてはならない基本的な権利 (社会権としてのスポーツ)として位置づけられつつあ る(1)日本では1970年代以降、 「スポーツ・フォア・

オール(みんなのスポーツ)」というスローガンのもと に、様々なスポーツ振興策がとられてきた(2)。 「スポー ツ・フォア・オ‑ル」という理念は、限られた一部の人 のみのスポ‑ツという考え方を克服しようとするもので ある。一部の人とは、限られた社会階級の人、技能に優 れた競技者、若い人、都市に住む人、男性などを指すこ とが多い。この枠を突き破り、老若男女、あらゆる社会 階級の人々に、上手な人にも下手な人にもスポーツを解 放することが、スポーツ・フォア・オ‑ルの理念であ る(3)。今日のスポーツの大衆化状況にあって、この理念 はある程度実現しつつあるようだ。しかしながら、 「ス ポーツ・フォア・オール」の「オール」の中に必ずしも 身体障害者が想定されていたとは言えなかった。現在、

日本には、 294万8千人の身体障害児・者がいる(4)。そ れは、およそ43人に1人の割合であり、数的にも看過 できないものである。 「スポーツ・フォア・オール」の 理念を実現するためには、身体障害者のスポーツの人生 化(生活化)が実現されなくてはならない。特に「命」

とか「人間らしさ」との関連において、身体障害者がス ポーツをすることは、障害を持たない人よりも、大きな 意味がある(5)例えば、身体的に障害を持たない人は、

たとえ運動不足になりがちだとしても、日常生活の中で 家事をしたり、歩いたり、外出したりすることで、ある 程度の運動量を確保できる。しかし、車椅子を使用して いる人は座位でいる時間が非常に長い上に、外出も少な くなりがちである。つまり、わざわざスポーツをしない と、健康維持に必要な運動量の碓保が難しいのである。

必然的に運動不足が原因となる疾病にかかる確率も高く なってしまう。

米国の大学における体育教員養成コースでは、アダプ ティブ・スポーツ(adaptive sports)の履修が義務付 けられているという(6)。アダプティブ・スポーツとは、

一般のスポーツに用具や工夫を取り入れたスポーツとい う意味で、実施者の身体的状況に応じて、用いる道貝や ルールを変更したものである。アダプティブ・スポーツ は、「リ‑ビリ用」「レクリエーション向け」「競技ス ポーツ」と様々なレベルのものがあり、パラリンピック は、もっとも競技化されたアダプティブ・スポーツとし て位置づけることができる。生涯スポーツを振興するた めにも、身体障害者スポーツという一種のアダプティ ブ・スポーツの普及、充実が望まれる。

身体障害者のスポーツに関する研究は、主にリ‑ビリ チ‑ション医学の発達の中で、スポーツが治療の一環と して、医学的見地からその有用性が検討されたものや、

身体障害者に対する効果的なスポーツ指導方法が検討さ れたものが主流である(7)しかしながら、身体障害者が スポーツ文化を享受するためには、施設、組織、指導者、

プログラム等の全体的なスポーツ環境の整備が前提条件 となる。ノーマライゼーションの理念に因るならば、

(3)

90

高 橋 豪 仁・藤 田 紀 昭・黒 須   充

「身体障害者がスポーツを楽しむこと」が当然のことと して社会的に認知され、障害者を取り巻いている環境を 変えることによって、生活状況を障害のない人のスポー ツ生活と可能な限り同じにして、 「共に生きる社会」が 実現されるべきである。

そこで、社会体育行政の視点から、身体障害者のス ポーツ振興を検討するための情報を得るという実践的な 目標の下に調査研究を計画した(8)本研究では、身体障 害者のためのスポーツ環境を改善するという問題意識に 基づき、 1995年10月28・29Hに福島県で開催された 第31回全国身体障害者スポーツ大会出場者へのアン ケート調査の結果をもとにして、出場者のスポーツ活動 の実態と問題点を検討し、今後の身体障害者のスポーツ 振興のための‑資料としたい(9)。

2.全国身体障害者スポーツ大会について

1964年、東京オリンピックの直後に開かれたパラリ ンピックは、第1部の国際人会、第2部の国内大会から なっており、その国内大会が第1回全国身体障害者ス ポーツ大会に相当するものであった。そしてその翌年 1965年からは、国民体育大会秋期大会の直後にその都 道府県において開催されている(10)

この大会は、広く全国の身体障害者の問に、スポーツ を普及し、身体障害者がスポーツを通じて体力の維持・

増強及び残存能力の向上を図るとともに、明朗、快活か つ積極的な性格と協調精神を養い、明るい社会生活の形 成に寄与することを目的としている(ll)。個人競技とし て、陸上競技、水泳、ア‑チェリー、卓球があり、団体 競技として、車椅子バスケットボール、グランドソフト ボール(盲人野球)、バレーボールがある。個人競技は、

障害急歩、競走、スラローム、跳躍、投てき、水泳、

アーチェリー、卓球のなかから2種目参加できる。そし て、 42の障害の区分に基づいて競技が行われる。また 個人競技は、 「1回しか参加できない」という原則が あったが、第33L司大会より障害区分は簡素化され、個 人競技への参加制限も2回までとなった(12)団体競技 には参加回数の制限はなく、各地域の予選を勝ち抜いて きたチームに出場権が与えられる。

今E]では、障害者スポーツは、目標設定や課題の異な る、以下の3つのレベルに大別できる(13)。まず第1に、

治療の手段として実施されるものがある。第2に、多く の障害者に一般スポーツや余暇スポーツとして提供され ているものがある。第3に、達成志向の強い障害者たち によって、記録をめざす競技スポーツとして行われてい

るものである。この大会は、公的な競技ルールが明確に 定められ、大会記録も明文化されて競技される全国レベ ルの大会であり、形態としては上記の第3のスポーツに

分類されるであろう。しかしながら、大会の目的の内容 や、個人競技は「1回しか参加できない(33回大会か ら2回まで)」という規則からすると、上記の第1およ び第2のスポーツとしての性格も併せ持つ大会であると 考えられる。

3.調査の概要及び調査回答者の属性

(1)調査時期: 1995年10月28日〜11月30日 (2)対象:第31回全国身体障害者スポーツ大会出場者

1,245名

(3)調査方法:大会前臼の代表者会議において、各選 手団の代表者に調査票の配布を依頼し、回答者が 個別に返送する質問紙調査

(4)有効回収率: 63.5% (有効回収数 791票) (5)調査内容:

a.スポーツ実施状況

(彰練習頻度、 ②練習時間、 ③利用するスポーツ 施設と所要時間、 ④スポーツを一緒にする人 b.スポーツのメリットとスポーツ実施阻害要因

①スポーツをして良かったこと、②スポーツを する時に困ること

C.スポーツ価値志向

①勝利志向、 ②大会志向、 ③技術の高度化志向、

④公式ルール志向、 (9ェリート主義志向 d.本大会に関連して

①出場種目、 ②過去の出場経験、 ③参加種目継 続の意志、 ④個人種目出場制限の賛否

e.基本的属性

①性、 ②年齢、 (診生徒・学生であるか否か、

④障害の等級、 ⑤障害の部位、 ⑥障害区分 (6)調査対象者の属性

表1に分析対象者の基本的属性を示した。男性が約7 割、女性が約3割となっている。年齢構成は、 10代と 30代がそれぞれ約2割、 20代が約27%、 40代以上が約 3割となっている。 40代の層も50代以上の層も、それ ぞれ約16%おり、通常の全国大会よりも年齢が高い傾 向にある。障害の部位は、肢体不自由者が約5割、視覚 障害者が約21%、聴覚障害者が約28%となっている。

また、肢体不自由者の内、脳原性麻痔(14)以外の肢体不 自由者が298人(全体の37.9%)、脳原性麻樺による肢 体不自由者が98人(全体の12.5%)であった。障害の 程度は、障害者手帳に記載されている等級によって判断 した。 1級が約28%、 2級が約40%、 3‑6級が約 32%となっている。

性別と年齢をクロスさせ、カイ二乗検定を行ったとこ ろ、有意水準が0.1%で関連性があり、 30代に男性が多 く、 10代と50代に女性が多い傾向にあった。性別と障

(4)

1‑1.性別

表1 調査対象者の属性

‖ ^KH

男 性 5 5 3 ( 6 9 . 9 ) 女 性 2 3 8 ( 3 0 . 1 )

1‑3.障害の部位

10 代 , 20 代 l 30 代 40 代 ‑ 50 代以上

1 2 2 ( 15 .5 ) 123 (15.6)

10代 l 面画

上肢 下肢 上下肢

68 (8.6) 187 (23.7) 104 (13.2)

1‑4.瞳害の程度(等級)

[=垂 (21.2)

n (%) (無回答: 3人) 聴覚 重複

219 (27.8)

1級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級

215 (27.7) 312 (40.2) 97 (12.5) 83 (10.7) 45 (5.8) 25 (3.2)

害の部位をクロスさせ、カイ二乗検定を行ったところ、

有意水準が0.1%で関連性があり、視覚障害と上肢の障 害に男性が多く、聴覚障害に女性が多くなっていた。年 齢と障害の部位をクロスさせ、カイ二乗検定を行ったと

ころ、有意水準が0.1%でばらつきに違いがあり、 10 代・ 20代に聴覚障害の人が多く、脳原性麻疹による肢 体不自由者は若い年齢層に少なく高い年齢層に多い傾向 にあった。年齢と障害の等級をクロスさせ、カイ二乗検 定を行ったところ、有意水準が0.1%で関連性があり、

30代に1級の人が多い傾向にあった。

4.結   果

A.スポーツ実施状況 (1)練習時間、練習頻度

本大会出場が決定してからの練習頻度を図1に、練習 時間を図2に示す。 1週間あたりの平均練習回数は3.0 回であり、最頻値は2回であった。 1回あたりの平均練 習時間は2時間14分であり、 66.8%の人が2時間以内 であった。個人競技出場者において、練習頻度が多く練 習時間が短い。それに対して団体競技出場者においては、

図1 この大会への出場が決まってからの、 l週間の練習凹数

20 (2.5)

n (%) (無弼苔: 3人)

n (%) (無回答: 14人)

練習頻度が少なく、練習時間が長い傾向があった。

(2)利用するスポーツ施設と所用時間

スポーツの実施場所について、表2‑1に「最もよく 利用する場所」、表3に「2番目によく利用する場所」

を示した。表2‑1に示すように、 「身体障害者のための 公共施設」 (26.3%)、 「学校」 (23.4%)、 「公共施設」

(19.8%)、の3つが主な活動場所となっている。また、

図2 1回の練習にかける時間

表2‑1 最もよく利用する場所

順 位 項 目 % (人 数 )

1 身 体 障 害 者 の た め の 公 共施 設 26.3 (199)

2 自分 の通 って い る学 校 23.4 (177)

3 公 共 施 設 (市 営 体 育 館 な ど) 19.8 (150)

4 公 園 5.8 (44)

5 道 路 4.2 (32)

6 勤 務 先 の施 設 3.6 (27)

7 自宅 の庭 な ど 3.0 (23)

8 準 医 療 施 設 ( リハ ビリテーションセンタI 等) 2.1 (16 )

9 商 業 施 設 1.5 (ll)

10 病 院 0.5 (4)

ll そ の 他 9 .7 (73)

合 計 100.0 (756)

(MISSING : 35人)

(5)

92

高 橋 豪 仁・藤 田 紀 昭・黒 須   充 表2‑2 スポーツ施設への所用時間

所 用 時 間 10 分 以 内 10 分 を越 え 30 分 を越 え 1 時 間 以 上 合 計

施 設 30 分 以 内 1 時 間 以 内 (行 )

身体 障害 者 の た め 21 56 67 45 189 人

の公 共 施 設 (ll.1% ) (29 .6 % ) (35.4% (23.8% ) (37.5% )

公共 施 設 37 50 32 25 144 人

(市 営 体 育 館 な ど) (25.7% ) (34 .7% ) (22.2 % ) (17.4% ) (28.6% )

自分 の通 って い る 50 30 6 1 30 171 人

学 校 (29.2% ) (17 .5 % ) (35.7% ) (17.5% ) (33.9% )

合 計 108 人 136 人 160 人 100 人 504 人

(列 ) (24.1% ) (27.0 % (3 1.7% ) (19.8% (100% )

注)カイ二乗値‑33.0 pく.001

セル内の( )は、行内の全ケースに対するセル内ケースの百分率を示す.

表3 2番目によく利用する場所

順 位 項 目 % (人 数 )

1 公 共 施 設 (市 営 体 育 館 な ど) 31.9 (14 5) 2 身 体 障 害者 の た め の公 共 施 設 20 .2 (92)

3 自 宅 の 庭 な ど 7.9 (36)

4 公 園 7.7 (35)

5 自分 の通 って い る学 校 7 .3 (33)

5 道 路 7.3 (33)

7 準 医療 施 設 ( リハ ビリテー ションセ ンター等) 4.4 (20)

8 勤 務 先 の 施 設 3 .3 (15)

9 商 業 施 設 1.8 (8)

10 病 院 0.9 (4)

ll そ の 他 7.5 (34)

合 計 100.0 (455)

(MISSING : 366 A)

最もよく利用する場所と2番目に利用する場所を合計し てみると、 「身障者のための公共施設」と「公共施設」

が同数で回答者756人中、それぞれ282人(37.3%)で あり、次いで「自分の通う学校施設」が209人(27.6%) であった(11項目から2つまで選択)。このことからも、

この3カ所が主な活動場所であることがわかる。

最もよく利用する場所までの自宅からの平均所要時間 は41.0分(SD‑37.1分)であり30分以内の人が 54.5%であった。また、 「身障者のための公共施設」へ の平均所要時間は49.2分(SD‑31.7分)、 「学校」が 46.0分(SD‑45.1分)、 「公共施設」が39.0分(SD‑

31.2分)であった。この3つのスポーツ施設と、所要時 間をクロスさせ、それぞれのスポーツ施設への所用時間 を比較したのが、表212である。カイ二乗検定の結果、

有意水準が0.1%で関連性があり、スポーツ施設によっ て所要時間にばらつきがあることが分かった。 「身体障 害者のためのスポ‑ツ施設」は、 10分以内の割合が小 さく、 1時間以上の割合が大きい傾向にあり、他の二つ の施設に比べて所要時間が多くかかることが分かる。一 般の公共施設は、 30分以内の割合が大きく、 30分を越 える割合が小さいことから、比較的近くにあることが分 かる。

(3)スポーツを一緒にする人

表4 誰とスポーツをするか 複数選択(7項目から2つまで選択)

順位 項 目 % (人数)

1 学校以外 のチームの仲間 と 3 1.5 (274)

2 ひと りで 30.4 (237)

3 身障者団体の指導者 と 27.7 (2 16)

4 学校の仲間 と 27.3 (2 13)

5 家族 と 7.2 (56)

6 地域の人 と 6 .9 (54)

その他 ll.4 (89)

(MISSING: 11人)

表5 体に障害をもたない人と一緒にスポーツをすることがあ りますか

項 目 % (人 数 )

よ くあ る 25 .5 (200)

と き ど きあ る 40 .0 (3 13 )

ほ とん どな い 34 .5 (2 70)

合 計 100 .0 (783)

(MISSING: 8人)

表4は、誰とスポーツをすることが多いかという質問 をし、 7項目から2つまで選んでもらった結果を示して いる。 「学校以外のチームの仲間と」が274人(31.5%)、

「ひとりで」が237人(30.4%)、 「身障者団体の指導者 と」が216人(27.7%)、 「学校の仲間と」が213人 (27.3%)の順であった。

インテグレーションはノーマリゼーションの理念を具 体的に展開していく主要な原則である。インテグレー ションは人間の生涯の歩みのそれぞれの段階において、

医療、教育、生活、居住、文化活動等あらゆる場面で、

障害をもつ人も、もたない人とも共に協力して、ノーマ リゼーションの実現を図っていくという原則や方法であ る(15)。表5は、 「体に障害をもたない人と一緒にスポー ツの練習や試合をすることがありますか」という問いに 対する結果である。 「よくある」が200人(25.5%)、

「時々ある」が313人(40.0%)、 「ほとんどない」が270 人(34.5%)であった。

表6は、障害を持たない人とスポーツをするかどうか は、何によって異なるのかを示している。性別では女性

(6)

表6 障害をもたない人とのスポーツ実施に関連する項E]・カテゴリーとカイ二乗検定結果

項 E] カ テ ゴ リ I 健常 者 と一 緒 に ス ポ I ツす る [n (% ) カ イ二 乗 値 有 意 性

検 定 結果

よ くあ る 時 々 あ る ほ とん ど な い

性 別 男 138 (25.2) 238 (43.4) 172 (3 1.4) 10.62 * *

女 62 (26.4) 75 (3 1.9) (4 1.7)

年 齢 10 代 42 (25.5) 63 (38 .2 ) 60 (36.4) 12.94

20 代 53 (25.0) 95 (44 .8 ) 64 (30.2)

30 代 40 (24.8) 73 (45.3) 48 (29.8)

40 代 27 (22.1) 42 (34.4) 53 (43.2)

50 代 以 上 37 (30.8) 38 (3 1.7) 45 (37▼ 5)

在 学 中 か 生 徒 . 学 生 で あ る 46 (22.8) 83 (4 1.1) 73 (36.1) 1.06

生 徒 . 学 生 で は な い 142 (26.3) 216 (40.1) 18 1 (33.6)

障害 の部 位 上 肢 25 (38.5) 24 (36.9 ) 16 (24.6) 44.7 * * *

下 肢 47 (25.3) 74 (39.8) 65 (34.9)

上 肢 と下 肢 24 (23.1) 32 (30.8) 48 (46.2)

体 幹 3 (13.0) ll (4 7.8 ) 9 (39 .1)

視 覚 26 (15.7) 65 (39 .2) 75 (45.2)

聴覚 73 (33.8) 94 (43 .5) 49 (22.7)

重複 2 (10.0) ll (55 .0 ) 7 (35.0)

障害 の種 類 肢 体 不 自 由 (脳 原 性 以 外 ) 82 (27.9) 117 (39.8) 95 (32.3) 36.33 * * *

肢体 不 自 由 (脳 原 性 ) 19 (19.4) 34 (34 .7) 45 (45 .9)

視覚 26 (15.3) 65 (38 .2) 79 (46 .5 )

聴覚 73 (33.6) 95 (43 .8 ) 49 (22 .6)

障害 の等 級 1 級 35 (16.4) 90 (42 .3 ) 88 (4 1.3) 13.20 *

2 級 84 (27.3) 112 (39 .6 ) 102 (33.1)

3 〜 6 級 74 C29.8) 96 (38 .7) 78 (3 1.5)

陸上 競 技 出 場 しな い 87 (27.0) 140 (43 .5) 95 C29 .5) 5 .60

出場 した 112 (24.5) 173 (37.9) 172 (37 .6 )

水 泳 出場 しな い 160 (24.7) 271 (4 1.8 ) 2 18 (33 .6 ) 4.15

出場 した 39 (30.0) 4 2 (3 2.3 ) 49 (37 .7 )

ア I チ ェ リー 出場 しな い 184 (24.3) 30 7 (40 .6 ) 265 (35.1) 20.30 * * *

出 場 した 15 (65.2) 6 (26.1) 2 (8 .7)

卓 球 . 出 場 しな い 158 (23.2) 269 (39.4) 255 (3 7.4 ) 28.38 * * *

出 場 した 4 1 (42.3) 44 (4 5.4 ) 12 (12 .4 )

車椅 子 出場 しな い 196 (26.7) 293 (40 .0 ) 244 (33 .3 ) 10.59 * *

バ ス ケ ッ トボ ー ル 出場 した 3 (6.5) 20 (43 .5) 23 (50 .0)

グ ラ ン ド ソ フ ト 出 場 しな い 186 (26.3) 283 (40 .0 ) 238 (33 .7) 2 .62

ポ ー ル 出 場 した 134 (18.1) 30 (41.7) 29 (40 .3 )

バ レー ポ I ル 出 場 しな い 170 (24.8) 268 (39.1) 24 7 (36 .1) 8.02 *

出 場 した 29 (30.9 45 (47.9 ) 20 (21.3 )

出場 競 技 個 人競 技 154 (27.2) 218 (38 .4 ) 195 (34 .4 ) 3.69

団 体競 技 45 (2 1.2) 95 (44 .8 ) 7 2 (34 .0 )

注) ( )はクロス集計の行内の全ケースに対するセル内のケースの百分率を示す。

また、有意性検定結果の欄において、「***:p<.001 **:p<.01 *:p<.05」である。

に「ほとんどない」と答えた人の割合が大きなっている。

障害の部位および種類においては、上肢、聴覚に「よく ある」と答えた人の割合が大きいのに対して、脳原性麻 痔による肢体不自由、視覚に「ほとんどない」とする人 が多くいた。障害の程度では、 1級の人に「ほとんどな い」とする人が多くいた。出場種目では、アーチェリー、

卓球、バレーボール出場者に「よくある」と答えた人が 多いのに対して、車椅子バスケットボール出場者に少な かった。このように、障害をもっていない人と共にス ポーツをするかどうかは、性別、障害の部位および種類、

障害の程度、スポーツ種目によって異なっていた。

ちなみに、 「よくある(n‑192)」と答えた人と「ほ とんどない(n‑264)」と答えた人の2群に分け、これ を外的基準変数とし、 「性別」 「障害の部位」 「障害の等

級」 「アーチェリーへの出場」 「卓球への出場」 「車椅子 バスケットボールへの出場」 「バレーボールへの出場」

の7つを説明変数とする数量化2類を実施したところ、

「障害の部位」と「卓球‑の出場」と「アーチェリーへ の出場」の偏相関係数が他の項目に比べて高い値となっ た(16)。このことより、障害の部位によって障害を持た ない人と一緒にスポーツをするかどうか大きく異なり、

また卓球とアーチェリーは障害を持たない人とスポーツ をすることがよくある種目であることが推察される。

B.スポーツのメリットとスポーツ実施阻害要因 (1)スポーツをして良かったこと(17)

表7‑1は、スポーツをして一番良かったことを示し ている。 「友人が増えた」と答えた人が最も多く250人

(7)

94

高 橋 妾 仁・藤 田 紀 昭・黒 須   充 (33.6%)であり、次いで「体を動かすことが楽しい」

93人(12.5%)、 「体力がつき身体の機能が向上した」 85 人(ll.4%)の順であった。

表7‑2は、表7‑1の項目を便宜上、 4項目にまとめ たものである。社会的メリットには、 「友人が増えた」

「生活の行動範囲が広がった」 「相手のことを考える態度 ができた」 「障害者や障害者スポーツについて周囲の理 解が得られた」 「スポーツ以外のことで外出することが 増えた」が含まれている。精神的メリットには、 「日常 生活でのストレスや欲求不満が解消される」 「何事にも 自信が持てるようになった」 「性格が明るくなった」が 含まれている。身体的メリットには、 「体力がつき、身 体の機能が向上した」 「食事がおいしくなり、よく眠れ るようになった」が含まれている。スポーツ国有のメ

表7‑1 スポーツをして1番良かったこと (12項目の中から1つ選択)

順 位 項 目 % (人 数 )

1 友 人 が 増 え た 3 3 .6 (2 5 0 )

2 体 を 動 か す こ とが、 楽 しい 12 .5 (9 3 ) 3 体 力 が つ き、 身 体 の 機 能 が 向上 した l l.4 (8 5 ) 4 ゲ I ムで 勝 った り、 よ い 記 錨 が 出 せ て、

10 .9 (8 1 ) うれ しい

5 日常 生 活 で の 、 ス トレ ス や 欲 求 不 満 が

6 .1 (4 5 ) 解 消 され る

6 何 事 に も自信 が もて るよ うに な った 5 .4 (4 0 ) 7 障 害 者 や 障 害 者 ス ポ ー ツ に つ い て、 周

5 .0 (3 7 ) Bflの理 解 が 得 られ た

8 生活 の行 動 範 囲 が 広 が った 4 .4 (3 3 ) 9 相手 の こ とを 、 考 え る態度 が で きた 4 .0 (3 0 )

1 0 性 格 が 明 る くな った 2 .0 ( 1 5 )

l l 食 事 が お い し く な り、 よ く眠 れ る よ う

1 .9 ( 1 4 ) に な っ た

1 2 ス ポ ー ツ以 外 の こ とで 、 外 出 す る こ と

1 .5 ( l l ) がふ え た

13 その 他 1 .2 ( 9 )

合 計 1 0 0 .0 ( 74 3 )

リットには、 「ゲームで勝ったり、良い記録が出せて、

うれしい」 「体を動かすことが楽しい」が含まれている。

約5割の人が、スポーツをして1番良かったこととして、

社会的メリットを上げていることがわかる。なお、ス ポーツをして一番良かったこととして、社会的メリット をあげているかどうかということは、性別、年齢、障害 の部位、障害の程度とは、関連性がなかった(カイ二乗 検定による)。このことから、スポーツの社会的なメ

リットは、性、年齢、障害の部位・程度に関係なく、最 も多くの人に認められるメリットであることが分かる。

(2)スポーツをする時に阿ること a.全体的傾向

表9‑1は、それぞれの項目について「困る」 「少し困 る」 「困らない」の3つから1つを選択してもらい、 「困 る」と答えた人の割合の大きい順に示したものである。

「困る」とする人の割合が一番小さかった「なんとなく、

周囲の視線が気になる」という項目においてさえ、 「困 る」と「少し困る」を合わせると36%となる。これら の数字は身体障害者のスポーツ環境の悪さを示している

と思われる。

これらの項目の中で一番困ることを選択してもらった 結果を表8に示す。 「利用できる施設が少ない」と答え た人が最も多く187人(26.8%)であり、次いで「お金 がかかる」 97人(13.9%)、 「忙しくて時間がない」 68 人(9.7%)、「スポーツの指導者がいない」64人

表7‑2 スポーツをして1番良かったこと

項 目 % (人 数 )

社 会 的 メ リ ッ ト 4 8 .6 ( 3 6 1 ) ス ポ ー ツ固 有 の メ リ ッ ト 2 3 .4 ( 1 74 ) 精 神 的 メ リ ッ ト 1 3 .5 ( 1 00 )

身 体 的 メ リ ッ ト 1 3 .3 ( 99 )

そ の他 の メ リ ッ ト 1 .2 (9 )

合 計 10 0 .0 (7 4 3 )

(MISSING: 48人)

表8 スポ‑ツをするとき一番困ること(11項目の中から選択)

(MISSING : 48人)

順位 項 目 % (人 数 )

1 利 用 で き る施 設 が少 な い 2 6 .8 ( 1 8 7 )

2 お 金 が か か る 1 3 .9 ( 9 7 )

3 忙 しくて 時 間 が な い 9 .7 ( 6 8 )

4 ス ポI ツの 指導 者 が い な い 9 .2 ( 6 4 )

5 ス ポー ツ施 設 に行 くのが 困 難 で あ る 7 .9 (5 5 )

6 で き るス ポ I ツが 少 な い 7 .2 (5 0 )

7 ス ポー ツ施 設 や サ ー ク ル につ いて の情 報 が少 な い 5 .9 (4 1)

8 仲 間 が い な い 5 .4 (3 8 )

9 介 護 .補 助 して くれ る人 ( ボ ラ ン テ ィ アな ど) が い な い 4 .6 (3 2 )

1 0 疲 れ や す い 4 .4 (3 1)

l l そ の他 2 .9 (2 0 )

1 2 な ん とな く、 周 囲 の 視線 が気 に な る 2 .3 ( 16 )

合 計 10 0 .0 (6 9 9 )

(MISSINC二92人)

(8)

表9‑1 スポーツをする時、困ること(「困る」と答えた人の割合の大きい順)

項 目 困 る 少 し困 る 困 ら な い 合 計

利 用 で き る 施 設 が 少 な い 4 7 .7

(3 5 5 )

2 9 .1 (2 1 7 )

2 3 .2 ( 1 7 3 )

10 0 .0 ( 74 5 ス ポ ー ツ 施 設 や サ ー ク ル に つ い て の 情 報 が 少 な い 3 9 .3

(2 8 7 )

3 1 .6 (2 3 1 )

2 9 .1 ( 2 1 3 )

10 0 .0 ( 73 1

で き る ス ポ ー ツ が 少 な い 3 3 .5

(2 4 8 )

2 5 .5 (1 8 9 )

4 1 .0 ( 3 0 4 )

10 0 .0 ( 74 1 )

ス ポ ー ツ の 指 導 者 が い な い 3 2 .5

(2 4 1)

2 7 .5 (2 0 4 )

4 0 .0 ( 2 7 4

1 00 .0 ( 7 4 2 )

忙 し く て 時 間 が な い 3 1.8

(2 3 4 )

3 5 .1 (2 5 9 )

3 3 .1 ( 2 4 4

1 00 .0 ( 7 3 7 )

お 金 が か か る 3 1 .1

(2 9 9 )

3 6 .6 ( 2 4 8

3 5 .5 ( 2 6 2 )

10 0 .0 ( 73 9 ) 介 護 . 補 助 して くれ る 人 ( ボ ラ ン テ ィ ア な ど ) が い な い 2 6 .8

( 19 6

2 3 .8 ( 1 7 4

4 9 .5 ( 3 6 2 )

10 0 .0 ( 73 2 )

ス ポ I ツ 施 設 に 行 く の が 困 難 で あ る 2 4 .6

(1 8 2

2 5 .8 ( 1 9 1

4 9 .7 ( 3 6 8 )

10 0 .0 ( 74 1 )

仲 間 が い な い 2 4 .1

(1 7 7

2 3 .5 ( 1 7 3

5 4 .2 ( 3 8 5 )

10 0 .0 ( 73 5 )

疲 れ や す い 2 1 .2

(1 5 6

3 1 .3 ( 2 3 1

4 7 .5 ( 3 5 0 )

1 00 .0 ( 7 3 7 )

な ん と な く、 周 囲 の 視 線 が 気 に な る 1 6 .9

(1 2 5

1 9 .2 ( 1 4 2

6 3 .8 ( 4 7 1 )

10 0 .0 ( 73 8 )

(9.2%)、 「スポーツ施設に行くのが困難である」 55人 (7.9%)、 「できるスポーツが少ない」 50人(7.2%)の 順であった。表8と先程の表9‑1を比べてみると、 「ス ポーツ施設やサークルについての情報が少ない」 「でき るスポーツが少ない」という項目は、多くの人が困ると 答えているが、それを「最も困る」項目として上げてい る人の割合はそれ程大きくないことがわかる。それに対 して、 「施設が少ない」という項目は、多くの人が困る と答えており、またこの項目を「最も困ること」として 上げている人の割合も一番大きくなっていた。これらの

ことから、スポーツ施設の不足がスポーツ実施の大きな 阻害要因となっていることがわかる。

b.スポーツ施設の不足について

スポーツ施設の不足にはどのような事柄が関連してい るかを検討したものが、表9‑2である。スポーツ施設 の不足に関連する項目として、性別では男性に困るとす る人の割合が大きくなっている。年齢では30‑40代の 人に困るとする人の割合が大きくなっている。障害の部 位および種類では体幹あるいは視覚の人に、施設が少な くて困るとする人の割合が大きくなっていた。障害の等 級においては、 1級で「困る」と答えた人が62.9%、 2 級で「困る」とした人は43.9%、以下、障害の程度が軽 くなるつれて、 「困る」と答える人の割合が小さくなっ ている。逆に、 1級で「困らない」と答えた人が11.7%、

2級で「困らない」とした人が23.5%と、障害の程度 が軽くなるに従って、 「困らない」と答える人の割合が 大きくなっている。 「障害の等級(全体)」の項目の下に 示した4つの欄は、障害の種類毎に、障害の等級とス

ボーッ施設の不足をクロスさせたものである。これから わかるように、聴覚障害を除いて、障害の程度が重い人 程、利用施設に困る人の割合が大きくなっている。

その下の欄は、表2で示したように、よく利用されて いる「身体障害者のスポーツ施設」 「公共のスポーツ施 設」 「学校施設」の使用の有無によってスポーツ施設の 不足感が異なるかを示している。 「身障者の施設」 「公共 施設」を利用する人は、利用しない人よりも「困る」と 答える人の割合が大きいことが分かる。そして、その下 の欄は出場種目とクロスさせた結果を示している。 「身 障者の施設」や「公共施設」を使う人は多いのだが、そ の使用者は、スポーツ施設が十分でないと感じているこ とがわかる。団体競技出場者に、施設が少なくて困ると 答えた人が多くおり、個々の競技では、陸上競技出場者 に困らないと答えた人の割合が小さく、グランドソフト ボール出場者に困ると答えた人の割合が大きくなってい m

次に、関連性が認められた項目間の影響を検討してみ たところ、グランドソフトボールの出場の有無を制御変 数として、グランドソフトボール出場者を除いてクロス 集計をした場合、表9‑211に示すように、 「在学中か 否か」 「障害の部位」 「障害の種類」 「陸上競技への参加」

において関連性が認められなくなった。これらと「ス ポーツ施設の不足」との関連性には、グランドソフト ボールの出場の有無が影響を与えていた。したがって、

これらの項目が施設の不足に直接関連しているというよ り、これらの項目がグランドソフトボールの出場の有無 に関連していたので、見かけ上、スポーツ施設の不足と

(9)

96

高 橋 豪 仁・藤 田 紀 昭・黒 須   充

表912 スポーツ施設の不足に関連する項目・カテゴリーとカイ二乗検定結果

項 目 カ テ ゴ リ I ス ポ ー ツ 施 設 が 少 な く て [n (% ) ] カ イ 二 乗 値 有 意 性

検 定 結 果

射 る 少 し困 る 困 ら な い

性 別 男 2 6 9 (5 0 .9 ) 1 5 3 ( 2 9 .0 ) 1 06 ( 20 .1 ) l l.8 7 * *

女 8 6 (3 9 .6 ) 6 4 ( 2 9 .5 ) 6 7 (3 0 .9 )

年 齢 1 0 代 5 8 ( 3 5 .2 ) 5 5 ( 33 .3 ) 5 2 (3 1 .5 ) 2 9 .3 5 * * *

2 0 代 1 0 2 ( 4 9 .8 ) 5 4 ( 2 6 .3 ) 4 9 (2 3 .9 )

3 0 代 8 7 ( 5 5 .4 ) 4 6 ( 2 9 .3 ) 24 ( 15 .3 )

4 0 代 6 8 ( 5 9 .1 ) 3 1 ( 2 7 .0 ) 16 ( 13 .9 )

5 0 代 以 上 4 0 ( 3 9 .6 ) 3 1 ( 3 0 .7 ) 3 0 (2 9 .7 )

在 学 中 か 生 徒 . 学 生 で あ る 8 1 ( 4 0 .9 ) 6 2 ( 3 1 .3 ) 5 5 (2 7 .8 ) 6 .5 4 *

生 徒 . 学 生 で は な い 2 6 1 ( 5 0 .9 ) 1 4 6 ( 28 .5 ) 10 6 (2 0 .7 )

障 害 の 部 位 上 肢 1 9 ( 33 .3 ) 1 9 (3 3 .3 ) 19 (3 3 .3 ) 2 7 .5 6 * *

下 肢 8 9 ( 5 0 .6 ) 5 0 ( 28 .4 ) 3 7 (2 1 .0 )

上 肢 と下 肢 4 1 ( 4 3 .6 ) 3 0 ( 3 1 .9 ) 2 3 (2 4 .5 )

体 幹 1 4 ( 6 6 .7 ) 1 (4 .8 ) 6 (2 8 .6 )

視 覚 9 6 ( 5 9 .3 ) 3 9 ( 24 .1 ) 2 7 ( 16 .7 )

聴 覚 8 5 ( 4 0 .1 ) 7 0 ( 33 .0 ) 5 7 (2 6 .9 )

重 複 l l ( 5 5 .0 ) 5 ( 2 5 .0 ) 4 (2 0 .0 )

障 害 の 種 類 肢 体 不 自 由 (脳 原 性 以 外 ) 1 3 1 ( 4 8 .2 ) 7 6 ( 2 7 .9 ) 6 5 (2 3 .9 ) 15 .0 4 * * 肢 体 不 自 由 の (脳 原 性 ) 3 9 ( 4 3 .3 ) 2 8 (3 1 .1 ) 2 3 (2 5 .6 )

視 覚 9 9 ( 5 9 .6 ) 3 9 ( 23 .5 ) 2 8 ( 16 .9 )

聴 覚 8 6 ( 4 0 .4 ) 7 0 ( 3 2 .9 ) 5 7 (2 6 .8 )

障 害 の 等 級 1 級 1 3 4 ( 6 2 .9 ) 5 4 ( 2 5 .4 ) 25 ( l l .7 ) 4 2 .3 1 * * *

(全 体 ) 2 級 1 2 9 ( 4 3 .9 ) 9 6 ( 3 2 .7 ) 6 9 (2 3 .5 )

3 級 3 5 (4 1 .2 ) 2 5 ( 2 9 .4 ) 25 (2 9 .4 )

4 級 3 1 (4 0 .8 ) 2 1 ( 2 7 .6 ) 24 (3 1 .6 )

5 級 1 5 ( 3 7 .5 ) 1 0 ( 2 5 .0 ) 15 (3 7 .5 )

6 級 7 (2 8 .0 ) 7 ( 2 8 .0 ) l l (4 4 .0 )

障 害 の 等 級 1 級 5 0 (5 8 .5 ) 2 5 ( 2 9 .4 ) 10 ( l l .8 ) 2 4 .6 0 * * *

(脳 原 性 以 外 に よ 2 級 3 4 (6 3 .0 ) 1 3 (2 4 .1 ) 7 ( 13 .0 )

る 肢 体 不 自 由 ) 3 〜 6 級 4 6 (3 5 .7 ) 3 7 (2 8 .4 ) 4 0 (3 5 .7 )

障 害 の 等 級 1 級 14 (7 0 .0 ) 5 (2 5 .0 ) 1 ( 5 .0 ) 12 .3 2 *

(脳 原 性 に よ る 肢 2 級 1 2 (3 1 .6 ) 1 6 (4 2 .1 ) 1 0 ( 2 6 .3 )

体 不 自 由 ) 3 〜 6 級 12 (4 1 .4 ) 6 (2 0 .7 ) l l (3 7 .9 )

障 害 の 等 級 1 級 5 6 (7 3 .7 ) 1 4 (1 8 .4 ) 6 ( 7 .9 ) 1 7 .7 1 * *

(視 覚 障 害 ) 2 級 2 4 (5 2 .2 ) 1 4 (3 0 .4 ) 8 ( 1 7 .4 )

3 〜 6 級 17 (4 1 .5 ) 1 0 (2 4 .4 ) 1 4 (3 4 .1 )

障 害 の 等 級 1 級 1 4 (4 5 .2 ) 9 (2 9 .0 ) 8 ( 2 5 .8 ) 2 .5 5

(聴 覚 障 害 ) 2 級 5 9 (3 8 .3 ) 5 1 (3 3 .1 ) 4 4 ( 28 .6 )

3 〜 6 級 13 (5 0 .0 ) 9 (3 4 .6 ) 4 ( 1 5 .4 )

身 体 障 害 者 の ス 利 用 す る 1 4 0 (5 1 .7 ) 8 5 ( 3 1 .4 ) 4 6 ( 1 7 .0 ) 8 .3 2 *

ポ I ツ施 設 利 用 し な い 2 0 5 (4 6 .1 ) 1 2 3 ( 2 7 .6 ) 1 1 7 ( 26 .3 )

公 共 の 利 用 す る 1 4 1 (5 1 .8 ) 8 4 ( 3 0 .9 ) 4 7 ( 1 7 .3 ) 7 .5 2 辛

ス ポ ー ツ施 設 利 用 し な い 2 0 4 (4 5 .9 ) 1 2 4 (2 7 .9 ) 1 1 6 ( 2 6 .1 )

通 学 し て い る 学 校 利 用 す る 8 5 (4 1 .9 ) 6 7 ( 3 3 .0 ) 5 1 ( 2 5 .1 ) 4 .5 6

体 育 施 設 利 用 し な い 2 6 0 (5 0 .7 ) 1 4 1 (2 7 .5 ) 1 1 2 ( 2 1 .8 )

出 場 競 技 個 人 競 技 2 3 7 (4 4 .5 ) 1 5 5 (2 9 .1 ) 1 4 1 ( 2 6 .5 ) 13 .2 3 * *

団 体 競 技 1 1 8 (5 6 .2 ) 6 1 (2 9 .0 ) 3 1 ( 1 4 .8 )

陸 上 競 技 出 場 し な い 1 6 5 (5 1 .9 ) 9 3 ( 2 9 .2 ) 6 0 ( 18 .9 ) 6 .3 7 *

* * 出 場 し た 1 9 0 (4 4 .7 ) 1 2 3 ( 2 8 .9 ) 1 1 2 ( 26 .4 )

水 泳 出 場 し な い 2 9 9 (4 8 .5 ) 1 8 1 (2 9 .3 ) 1 3 7 ( 2 2 .2 ) 1 .8 4

出 場 し た 5 6 (4 4 .4 ) 3 5 ( 2 7 .8 ) 3 5 ( 2 7 .8 )

7 ‑ f x 'J ‑ 卓 球

出 場 し な い 3 4 4 (4 7 .7 ) 2 0 9 (2 9 .0 ) 1 68 ( 23 .3 ) 0 .3 2

1 .6 7

出 場 し た l l (5 0 .0 ) 7 (3 1 .8 ) 4 ( 18 .2 )

出 場 し な い 3 1 5 ( 4 8 .4 ) 1 8 4 ( 2 8 .3 ) 1 5 2 ( 23 .3 )

出 場 し た 4 0 ( 4 3 .5 ) 3 2 ( 3 4 .8 ) 20 ( 2 1 .7 )

車 椅 子 バ ス ケ ッ ト 出 場 し な い 3 2 9 ( 4 7 .2 ) 2 0 1 ( 2 8 .8 ) 16 7 ( 24 .0 ) 4 .19 13 .2 7 0 .17

求 ‑ ル 出 場 し た 2 6 ( 5 6 .5 ) 1 5 ( 3 2 .6 ) 5 ( 10 .9 )

グ ラ ン ド ソ フ ト 出 場 し な い 3 0 8 ( 4 5 .8 ) 1 9 8 ( 2 9 .5 ) 16 6 ( 24 .7 )

ポ I ル 出 場 し た 4 7 ( 6 6 .2 ) 1 8 ( 2 5 .4 ) 6 (8 .5 )

バ レ ー ボ ー ル 全

出 場 し な い 3 1 0 ( 4 7 .7 ) 1 8 8 ( 2 8 .9 ) 1 5 2 ( 23 .4 )

出 場 し た 4 5 ( 4 8 .4 ) 2 8 ( 3 0 .1 ) 20 ( 2 1 .5 )

体 3 5 5 ( 4 7 .7 ) 2 1 7 ( 2 9 .1 ) 1 73 ( 23 .2 ) 注) ( )はクロス集計の行内の全ケースに対するセル内のケースの百分率を示す。

また、有意性検定結果の欄において、 「***p<.001 **: p<.01 *: p<.05」である。

(10)

表9‑2‑1 グランドソフトボール出場者を除いたスポーツ施設の不足と「在学中か」 「障害の部位」 「障害の種類」 「陸上競技尼の出 場」

項 目 カ テ ゴ リ ー ス ポ ー ツ 施 設 が 少 な く て n ( % ) カ イ 二 乗 値 危 険 率

困 る 少 し 困 る 困 ら な い

在 学 中 か 生 徒 . 学 生 で あ る 8 1 (4 1.1) 6 2 (3 1.5 ) 5 4 (2 7 .4 ) 3 .4 2 0 .1 8 生 徒 . 学 生 で は な い 2 18 (4 8 .8 ) 12 8 (2 8 .6 ) 10 1 (2 2 .6 )

障 害 の 部 位 上 肢 19 (3 3 .9 ) 18 (3 2 .1) 19 (3 3 .9 ) 17 .8 9 0 .1 2

下 肢 8 9 (5 0 .9 ) 4 9 (2 8 .0 ) 3 7 (2 1.1)

上 肢 と 下 肢 4 1 (4 4 .1 ) 3 0 (3 2 .3 ) 2 2 (2 3 .7 )

体 幹 1 2 (6 3 .2 ) 1 (5 .3 ) 6 (3 1 .6 )

視 覚 5 2 (5 4 .7 ) 2 2 (2 3 .2 ) 2 1 (2 2 .1 ) 聴 覚 8 5 (4 0 .1 ) 7 0 (3 3 .0 ) 5 7 (2 6 .9 )

重 複 1 0 ( 5 2 .6 ) 5 (2 6 .3 ) 4 ( 2 1 .1 )

障 害 の 種 類 肢 体 不 自 由 (脳 原 原 性 以 外 ) 1 2 9 ( 4 8 .3 ) 7 4 (2 7 .7 ) 6 4 ( 2 4 .0 ) 7 .1 4 0 .3 1 肢 体 不 自 由 (脳 原 性 ) 3 9 ( 4 3 .3 ) 2 8 (3 1 .1 ) 2 3 ( 2 5 .6 )

視 覚 54 ( 5 1 .1 ) 2 2 (2 2 .4 ) 2 2 ( 2 2 .4 ) 聴 覚 8 6 (4 0 .4 ) 7 0 ( 3 2 .9 ) 5 7 ( 2 6 .8 )

陸 上 競 技 出 場 し な い 1 18 (4 7 .8 ) 7 5 ( 3 0 .4 ) 54 ( 2 1 .9 ) 1 .70 0 .4 3 出 場 し た 1 90 (4 4 .7 ) 1 2 3 ( 2 8 .9 ) 1 1 2 ( 2 6 .4 )

注) ( )はクロス集計の行内の全ケースに対するセル内のケ‑スの百分率を示す。

表9‑3 「スポーツをする時、困ること」に関する項目と[性別、年齢、在学、障害の部位、障害の種類、障害の等級、使用スポー ツ施設、出場種目]とのクロス集計(カイ二乗検定結果)

性 別 年 齢 在 学 障 書

障 害

障 害

使 用 ス ポ ー ツ 施 設

身 障 公 共 学 校 陸 上 水 泳 7 ‑ f i i ‑ ス ケ グ ラ ン ド/ S ¥y ‑

が 少 * *

ス ポ が 少 * * * * *

ポ ー ツ の 指

し く て * * * * *

* * * * * * 詛 * * * * * * * *

介 護 . 補 助 し て く れ る 人 の 不 足 * * * * * * * * * *

ポ ー ツ 施 に 行 く の * * * * * * * * * * * * * * * *

* 詛 * * * * * * * 詛 詛 詛 * *

* * 詛 * * * * * * * * *

と な く 、 周 囲 の 視 線 が 気 に な る * * * * * * * * * * * *

注) ***:p<.0001 :p<.001 *:pく.01空自:有意差なし

の関連が認められたと患われる。なお、 「性別」 「年齢」

「障害の等級」 「身体障害者スポーツ施設の使用」 「公共 スポーツ施設の使用」の項目は、グランドソフトボール 出場者を除いてクロス集計を行っても、表9‑2と同様 の傾向で関連性が見られた。

次に、残された6つの項目の中でどれが「スポーツ施 設の不足」と、より軽い関連性があるか検討するために、

関連の測度であるCremer's Vの値を比較する。性別が 0.126、年齢が0.141、障害の等級が0.170、身体障害者 スポーツ施設利用の有無が0.108、公共スポーツ施設使 用の有無が0.102であった。このように、障害の等級の Cremer's Vの値が最も高い値となった。このことは、

スポーツ施設の不足は障害の重さと強い関連があること を示しており、障害が重いほど、スポーツ施設の不足に 困っていることが分かる(18)

C.その他のスポーツ阻害要因について

表9‑3は、 「利用できる施設が少ない」を除く「ス ポーツをする時、困ること」に関する10項目が、それ

ぞれ性別、年齢、在学、障害の部位、障害の種類、障害 の等級、使用スポーツ施設、出場種目と関連性があるか を検討するために、カイ二乗検定をした結果を示してい る。表9‑2に示した要領で、クロス集計したが、紙面 の都合で、有意性検定結果のみ記載した。

「スポーツ施設やサークルについての情報が少ない」

という項目に関しては、 10代に「困る」とする人が多 く、 50代以上に「困らない」とする人が多くいた。在 学中の人に「困る」とする人が多く、在学中でない人に

「困らない」と答えた人が多くいた。また、陸上競技出 場者に「拘る」とする人が多く、逆に、バスケットボー ル出場者には、 「困る」と答えたの割合は小さくなって いた。

「できるスポーツが少ない」という項目に関して、在 学中の人、上下肢に障害のある人、視覚障害者、陸上競 技に出場に出場した人に、 「困る」とする人が多くいた。

逆に、脳原性麻捧以外の肢体不自由者やバスケットボー ルに出場した人に、 「困る」とする人の割合が少なく

(11)

98

高 橋 豪 仁・藤 田 紀 昭・黒 須   充 なっていた。

「指導者がいない」という項目に関して、陸上競技出 場者に「困る」と答えた人が多くなっていた。

「忙しくて時間がない」という項目に関して、 10代に

「拘る」とする人が多く、逆に40代・ 50代以上に「困 らない」とする人が多くいた。障害の等級が1級の人に

「困る」と答えた人が少なく、 3級の人に多くなってい た。公共スポーツ施設を使う人に「困らない」とする人 が多くなっていた。陸上競技出場者に「困る」とする人 が多くなっていた。

「お金がかかる」という項目に関して、男性に「困る」

とする人が多く、女性に「困らない」とする人が多くい た。 30代・ 50代以上の人、視覚障害者公共スポーツ施 設使用者、陸上競技出場者において、 「困らない」とい う人が多く、逆に聴覚障害者、車椅子バスケットやバ レーボール出場者において「困らない」という人が少な くなっていた。

「介護・補助してくれる人がいない」という項目に関 して、 50代以上の人や上肢に障害がある人や脳原性麻 痔以外の肢体不口由者において「困らない」という人が 多くいたのに対して、学校スポーツ使用者や陸上競技出 場者や視覚障害者において、 「困る」と答えた人が多く いた。また、障害の程度が重い人ほど「困る」と答える 人が多くなる傾向にあった。

「スポーツ施設に行くのが困難である」という項目に 関して、視覚障害の人に「困る」とする人が多いのに対 して、下肢・上肢に障害のある人に「困らない」とする 人が多くいた。また、障害の程度が重い人はど「困る」

と答える人が多くなる傾向にあった。在学中の人、学校 施設使用者、陸上競技出場者において「困る」と答えた 人が多いのに対して、脳原性麻痔以外の肢体不自由者、

アーチェリー出場者、車椅子バスケット出場者において

「困らない」と答えた人が多くいた。

「仲間がいない」という項目に関して、 10代の人に

「困る」と答えた人が多く、 50代以上の人に「困らな い」と答えた人が多くなっており、若い年齢層程、 「困 る」と答える人の割合が大きくなる傾向にあった。また、

在学中の人、聴覚障害者、障害の程度が2級の人、学校 施設使用者において、 「関る」と答えた人が多くいた。

逆に、脳原性麻樺以外の肢体不自由者に「困る」とする 人が少なくなっていた。

「疲れやすい」という項目に関して、 10代の人に「困 る」と答えた人が多く、 50代以上の人に「困らない」

と答えた人が多くなっており、若い年齢層程、 「困る」

と答える人の割合が大きくなる傾向にあった。在学中の 人、聴覚障害者、バレーボール出場者において「困る」

と答えた人が多いのに対して、視覚障害者、脳原性麻痔 以外の肢体不自由者、グランドソフトボール出場者にお

いて「困らない」と答えた人が多くいた。

「何となく、周囲の視線が気になる」という項目に関 して10代の人に「困る」と答えた人が多く、 50代以上 の人に「困らない」と答えた人が多くなっており、若い 年齢層程、 「困る」と答える人の割合が大きくなる傾向 にあった。聴覚障害者、障害の程度が2級と3級の人、

学校施設利用者において、 「困る」と答えた人が多く、

脳原性麻痔以外の肢体不自由者やアーチェリー出場者に

「困る」と答えた人が少なくなっていた。

以上、全体的な傾向として、若い世代、在学中の人、

学校スポーツ施設を使用する人、障害の重い人、聴覚障 害者、陸上競技に出場した人が「困る」と答える割合の 大きい項目が多いことが分かった。このことは、特に彼

らにとって、それらの項目が、スポーツを実践する上で 問題となっており、スポーツ環境が十分ではないという ことを示すとともに、彼らのスポーツ欲求の高さ示して いる場合もあると思われる。一方、高い年齢層、脳原性 麻痔以外の肢体不自由者、バスケットボール出場者、障 害の軽い人などが「困らない」と答える割合の大きい項 目が多かった。このことは、彼らにとって、それらの項 目が比較的良く整えられているということを示している。

或いは、その項目に関する欲求の水準がそれ程高くない ということを表していると解釈できる場合があるかもし れない。

C.スポーツ価値志向

藤田(19)の研究を参考にして5つの質問項目を設定し た(表10‑1‑表10‑5を参照)。それらは、目標の観 点から、 「勝利志向」 「大会志向」 「技術の高度化志向」

の3つと、そしてスポーツを行う条件の観点から、 「公 式ルール志向」 「エリート主義志向」の2つである。

勝利志向については426人(54.7%)が「試合をする からにはどうしても勝っことを目指したい」を選択し、

297人(38.1%)が「勝ち負けに拘らないで気軽に試合 をしたい」を選択した。大会志向については463人 (59.4%)が「競技会や大会を目指して頑張りたい」を 選択し、 275人(35.3%)が「競技会や大会に関係なく スポーツを楽しみたい」を選択した。技術の高度化志向 については437人(56.0%)が「スポ‑ツをやるからに はどこまでも技術の向上を目指したい」を選択し、 284 人(36.4%)が「うまい、へたにとらわれず、気軽にス ポーツを行いたい」を選択した。公式ルール志向につい ては535人(68.6%)が「試合やゲ‑ムをするからには、

必ず公式のルールでやりたい」を選択し、 181人 (23.2%)が「ルールに拘らないで試合をしたい」を選 択した。エリート主義志向については53人(6.8%)が

「下手な人とは一緒にゲームをしたくない」を選択し、

653人(84.0%)が「技術のうまい、 ‑たに拘らず、い

参照

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