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商業イベントでの仮設店舗における大量物品販売業務の効率化方式

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Academic year: 2021

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令和元年度 学士学位論文梗概 高知工科大学 情報学群

商業イベントでの仮設店舗における大量物品販売業務の効率化方式

1200344

中 真 咲 【 コミュニケーション&コラボレーション研究室 】

1

はじめに

ライブ・エンタテイメントの市場規模はプラス成長を 維持しており,チケット収入だけでなく物販売上も大き [1].物販には,働き手不足や短時間大量販売ゆえの 慢性的な混雑,販売機会の損失など課題が多いが,一イ ベント限りという特性上解決されていない.また,レジ 混雑解消を目的とした既存研究は,商業施設が対象で,

レジの混雑度を提示し待ち時間の少ないレジに客を誘 導するものであり,レジ業務自体の負担が軽減されるわ けではない[2].

本項では,商業イベントにおける仮設店舗のレジ業 務分割による,短時間大量販売業務の効率化方式を提 案し,従来方式との比較実験の結果,考察について報告 する.

2

提案方式

事前に注文を受け,従来のレジ業務を商品を揃えるス トック業務,窓口で会計するレジ業務に分割,同時進行 することでレジ時間短縮を図る方式を提案する.

客端末のアプリケーションから注文リストを作成,合 計金額の確認を行う.物販当日の受付時刻以降,客が待 機列に並んだ後,時刻と位置情報を確認の上客端末から 物販の各業務端末に注文リストを送信する.客の窓口到 着前にストック業務スタッフがリストをもとに商品を揃 える.客が窓口に到着次第,商品をレジ業務スタッフが 受け取り,確認,会計を行う.

3

実験

実験1にて従来方式のレジ業務時間を測定し,実験1 で測定した時間を用いて提案方式のレジ業務時間をシュ ミレーション実験する実験2を行った.客からの注文は 同一のシナリオを用いた.

実験1では,物販ブースをレジ1窓口分仮設し,被 験者が物販スタッフとして金銭の授受以外の業務を行っ た.被験者は本学の学生8人で,レジ業務1名,補佐業 1名の21組とした.各組1時間業務を行い,各 動作の時間,客20人あたりの時間を測定した.

実験2では,各動作の時間の平均値を利用し,ストッ ク業務,レジ業務同時進行の場合の客20人あたりの時 間のシミュレーションを行った.注文商品のストックは,

レジ業務開始前に作成する事前ストック数,最大ストッ ク数を統一し,ストック数3個,2個,1個の3種類に ついてシミュレーションした.

1に,各実験の客20人あたりの時間,ストック切 れによる発生待ち時間を示す.

1 実験結果

方式 ストック 時間 従来比較 待ち時間(回数)

従来 52 : 17.83

提案 3 20 : 05.99 38.4%

提案 2 20 : 21.57 38.9% 0 : 15.58(1回) 提案 1 23 : 42.44 45.3% 3 : 36.44(9回)

4

考察

業務時間について,提案方式で50%以下に短縮でき ると言える.また,ストック数3個ならばストック切れ せず業務が行えると考えられるが,開催会場によっては 物販ブースに割ける場所が狭く,ストックを置くスペー スが限られている場合もある.ストック数1個の場合 においても,待ち時間は発生するが業務時間は従来方式

45.3%なので,窓口を半減しても同じ人件費で従来

方式より業務時間を短縮できると考える.

また,業務上起こり得るミスのいくつかを減らせると 推測する.実験1で多く発生したのが,注文の聞き間違 い,レジ打ちミスである.注文の聞き間違いは静かな実 験環境で最も起きたミスで,実際の物販ではさらに頻繁 に発生しうると考える.レジ打ちミスは金銭に関係する 客とのトラブルの原因の一つであり,実際の物販現場で も特に注意される.これらの人為的ミスの起こりやすい 業務を機械化することで,ミスを減らすだけでなくそれ によるタイムロスも減らせると考える.

さらに,従来は客が各自で注文リストを作る工夫をし たり,運営企業が紙のチェックリストを待機列に配布し たりしていたが,その手間を省き,ペーパーレス化が可 能であると言える.

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おわりに

本稿では,レジ業務分割による業務効率化方式を提 案し,従来方式との比較実験を行った.その結果,業務 時間を従来の50%以下にでき,窓口を半減した同一人 件費の状況下でも業務時間短縮が可能であると言える.

また,業務の一部機械化により深刻なトラブルに繋がる 人為的ミスを減らし,客と運営企業双方の負担を軽減で きると推測する.

参考文献

[1] ライブ・エンタテインメント調査委員会, “ライブ・

エンタテインメント白書 サマリー”, 2019.

[2] 外山祥平,平山雅之, “レジ混雑緩和システムの設計 と実装”,情報処理学会研究報告, Vol.2017-SLDM- 181, No.39, pp1-6(2017).

参照

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