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第6章ヒト型酵素を添加したマルチ酵素標品の特性

その2.GGT(γ‑グルタミルトランスペプチダーゼ)の施 設間差是正のための常用酵素標準候補としての評価

は じ め に

γ一グルタミルトランスフェラーゼ[EC2.3.2.2.(γ一 glutamyltransferase;GGT]は、γ一カルボキシル基で結合しているグル タミン酸を切り離す酵素で、ヒト血清中のGGTは肝臓由来の酵素であ る。セラクリアHEに添加されているGGTは、ヒトマクロファージ細 胞(M①細胞)由来の酵素であるが、GGTは臓器特異性に乏しいこと が知られており、酵素化学的な性状は血清酵素と近似しているものと考 えられた。しかし、GGT活性の測定には種々の人工基質を用いた日常 法があって、動物酵素ではヒト酵素と反応性に違いが生じやすいことが 知られている。本章では、測定法としてIFCC勧告法および日本の代 表的な7種類の日常法を選んだ。これらの日常法には構造の異なる5種 類のγ‑グルタミール基を含む基質が用いられている。これらの人工基質 に対するヒト型酵素標品の酵素特性とICES法による方法間差是正効 果を検討した。

[材料と方法]

1.測定機器

ヒト血清検体や酵素標品の酵素活性は、日立−7050自動分析機を 131

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用いて測定した。酵素標品の勧告法による表示値決定には、島津UV−

260ダブルビーム分光光度計を用いた。分光光度計の波長の検定には SRM935を用いた。ペルチェ式恒温温度計の較正にはガリウムセル およびSRM1968を使用した。

2.試料および酵素標準候補

酵素標準候補にIFCC勧告法の30℃と37℃での表示値を付ける ために用いた試薬は全てIFCC勧告法の試薬規格を満たすものを選択 した')。ERM候補として、以下の酵素標品を用いた。セラクリアHE

(正常域および異常域コントロール)、酵素リファレンス、ブタ腎由来 GGTを含むCRM319(BCR)2 4)ヒト血清にウシ腎由来GGT を添加したBMY社製のPrecipath‑EとBMYCalibrtatorおよびDade社 のMoniごrroll。これらは総て凍結乾燥製品である。この他に液状製品 としてウシ腎由来GGTヒト血清に添加したOrthoLiquid ReferenceSerumll(Ortho社)を使用した。比較のために患者血清を 候補品として各測定のたびに使用した。

3.試薬

セラクリアHEなどのERM候補品にIFCC勧告法で値付けするた めに使用した試薬は第4章に使用したものと同じである。IFCC勧告 法は自動分析装置に合わせるため、容量を変更したが、試薬の終濃度は 勧告法に一致させた。市販の7種測定キットはmablelに示したものを 使用した。4−nitoroandline溶液は、和光純薬から購入した。

(3)

4.分析方法

1)酵素動力学的特性

セラクリアHEの30℃、37℃でのIFCC法による見かけのミカ エリス定数(Km)およびpH特性についてトランスアミナーゼの場合 と同様にして測定した。みかけのKmの決定には、供与体(I1able2)の濃 度を0.1,Mから勧告法が指定した濃度まで変化させ、受容体は、

Glycylglysineの濃度は3,Mから変化させた。

2)勧告法測定値の決定

患者検体およびERM候補品の勧告法による測定は、測定温度を勧告 法指定の30℃でなく37℃に変えた以外は勧告法に従って行った。

3)8種の日常法による検体の測定とERM候補品による測定結果のキャ リブレーション

日常法による患者検体とERM候補品の測定は2回に分けて行った。

一回目の測定では、患者血清25検体について30℃と37℃の両温度 でERM候補品と同時に8種の日常法で二重測定した。自動分析機を用 いた日常法の測定に当たっては、試薬メーカーが指定した換算係数を用 いた。但し、試薬1〜5は実測K値を用いた。(実測K値の測定には、

試薬3〜5は4mitoroanilineを用い、試薬1,2は5−aminObenzoate l33

(4)

を反応指示物質として用いた。)試薬8のキヤリブレーションは2判、

N‑di‑n‑propylaminobenzoicacid溶液を用いて行った。二回目の測定 では、患者血清21検体を用いて同様に測定したが、測定後に2検体を 異常検体として分析対象から外した。2検体中の1検体は測定限界を超 える高活性で直線性が得られないため異常検体とした。他の1検体は、

30℃と37℃の活性比(活性化エネルギー)の異常により除外した。

したがって、最終的に患者血清44検体(IFCCの37℃測定で 100U/Lまで)と8種類のERM候補品を検体として測定した。それ ぞれのERM候補について試薬毎の平均とCVを勧告法の値に換算して 算出した。試薬間の生のパリデーションデータも出した。

4)ERM候補のCommutabilityの評価

前章のトランスアミナーゼの場合と同様、30℃と37℃で各々二回 ずつ測定し、患者血清44検体について各ERM候補の日常法問の Commutabilityについて評価した。

「結果」

1.自動分析用IFCC準拠試薬

自動分析装置にIFCC勧告法を適合させたIFCC準拠試薬で患者 血清14検体を測定して得られた値を(Y)とし、これと同様に IFCC勧告法(37℃)で測定して得た値(X)から、y=0.065+

0.999X,r=0.9996,Sy/x=1.96U/Lの直線式を得た。

134

(5)

2.ERM候補品の動力学的パラメーター

ERM候補品と患者4検体の平均の見かけのKm値を'mable3に示し た。得られたKm値は、Shawら2)がヒト血清GGTのPing‑pongbi‑bi 機構に基づいて基質のEr‑glutamylanilideが0.65Glycilglyl8mMで

出した値とよく符号している。IFCC勧告法(30℃)でCRMにつ いてSchileら')は、見かけのKm値として基質が1.12,M,受容体が 31,Mと報告している。これらの結果から、動物由来のGGTの基質に 対するKm値は、ヒト血清のその値より一般に大きい値をとることが分 かる。37℃におけるpHと活性値の関係をまとめたのがFig.1である。

37℃測定でpH7.7の時の活性を100%とした時の相対活性で示し てある。30℃測定の場合も同様のパターンを示した。37℃のpH値 は、30℃のpH値よりも0.1も.2(、0.14)程度低かった。至適pH値は、

動物由来GGTを含む管理物質の方がヒト血清のGGTより明らかに高 かった。これに対してセラクリアHEのGGTはヒト血清GGTより幾 分低い傾向を示した。Schileらは2)、30℃測定でヒトプール血清 GGTの至適pHを7.9、CRM319のそれを8.3と報告している。

ヒト型酵素の酵素反応学的特性は動物由来のものより、ヒト血清のその 値に近似していた。

日常法の評価

検討したすべての日常法で患者血清44検体を2重測定し、IFCC 自動化法の値と比較した。'Eable4に示すように検討した日常法のすべ

135

(6)

てが30℃および37℃測定でIFCC自動化法との相関係数が0.999以 上とよい相関を示した。そこで、これら総ての日常法を勧告法と相関性 の高い測定法とみなし、ERM候補品の評価分析に使用したが、6〜8 の測定法は測定条件が1〜5の方法とはかなり異なっていた。

4.酵素活性に及ぼす測定温度の影響

30℃測定値に対する37℃測定値の平均活性比を患者血清44検体 について求めたところ、測定法6,7では、平均値よりも低値で、測定 法8では高値傾向を示した(Fig.2)。セラクリアHEのGGTの活性比 は 、 ヒ ト 血 清 の 値 と 近 似 し て い た 。 一 方 、 動 物 由 来 の G G T を 含 む ERM候補品は測定法5〜8で明らかにヒト血清と異なっていた。特に 測定法6では、ブタ腎由来GGTを含むCRM319およびPrecipathE では、活性比が異常に低く外れていた。したがって、動物由来GGTを 添加したERM候補品では、測定装置によっては測定温度の違いによる 影響を補正することが出来ないと考えられる。

5.ERM候補品のICESキヤリブレーダーとしての評価

患者血清44検体の生データの方法間変動の平均はすべての測定法で 20%まで達したぐmable5、n=8)。セラクリアHEを共通のキヤリブ レーダーとして用いたときの収束効果は4%で、患者血清の一つをキャ リブレーダーとして用いた場合の2.5%よりも高かった。試作段階での 結果と異なりBSAベースの酵素リファレンスの収束効果は、不満足な 結果に止まった。CRM319を含む動物GGTを添加したERM候補

(7)

品による収束効果は30%で、キヤリブレーションの効果はなかった

、をlble5)。ヒト由来GGTを含む酵素標品、特に酵素リファレンスで は5種類の測定方法間のキャリプレーダーとして収束効果を示すことが 分かった。mable5にはERM候補品でキヤリブレートした後の全平均 が示されており、その中でヒト由来の候補品では315U/L,CV3%

でほぼ一致していることが分かった。このことから、ヒト由来GGTを 添加したERM候補品をキャリブレーダーとして用いれば、GGTの方 法間差を解消できることが考えられる。また、Fig.3に示した Commutabilityの評価結果は、患者血清44検体について日常法測定値 をERM候補を用いて勧告法の値に換算した値と同じ検体を実際に勧告 法で測定した値との間の偏差から出したものである。この図から、各

ERM候補品は、キャリブレーダーとして有用で使えることが分かる。

3 0 ℃ お よ び 3 7 ℃ の い ず れ の 測 定 方 法 に お い て も 、 動 物 由 来 の GGTを添加したERM候補は、CRM319を含め、ヒト由来GGT を添加したものに比べてどの測定方法についてもCcmmutabilityが低かっ た。動物由来酵素を添加した標品は、測定法6の場合に温度依存性の Commutabilityが顕著に認められた。特に、ブタ腎GGTは、温度の影

響が活性にさまざまの不規則な影響を及ぼすため、測定法6でそうなる

ことは予想されていたことである(Fig.2)。ヒト由来GGTを含有する 4種類の酵素標品では、測定法8で−8%まで両測定温度で偏差があった ものの、セラクリアHEが最もよい結果であった。他の測定試薬では、

すべて偏差は±4%以下であった。これは、ヒト血清GGTの値に匹敵 するものである。3%BSAベースに100%細胞培養由来GGTを加 えた酵素リファレンスは測定法7に対して反応性がヒト血清と異なって

(8)

いた。これに対してヒト細胞培養のGGT以外にベースのヒト血清由来 酵素を含むセラクリアHEは反応性に問題がなかった。セラクリアHE に関連する試料は、どれもヒト血清に近似した測定法間変化能力を示し た。測定法7に関して酵素リファレンスだけが反応測定時間内に非直線 性の吸光度変化を示した。これが測定法7に対して酵素リファレンスが Commutabilityを欠く主な原因であると思われる。さらに、この測定法 では、ブタ由来GGTをBSAベースのマトリックスに添加した CRM319やPrecipathEなどは、ヒト血清ベースにそれを添加した Calibratorなどよりもさらに大きな偏差を生じた。その差は、酵素リファ レンスとセラクリアHEの問にみられるような反応性の差ではなかった

(FYg3)が、動物酵素を添加した標品でもGGTについてマトリックス 効果がCommutabilityに影響を与えることが示唆された。

「考察」

欧州で開発されたCRM(認証リファレンス物質)の多くは、動物由 来の酵素を添加して調製されたものである。BCR標準酵素の中で最初 に市販されたGGT用のCRM319は、ブタ腎由来のGGTを含んで いるが、IFCC、SSCCおよびFSBC勧告法の3勧告法問のバラ ツキは、30℃、37℃いずれの温度でも4.8%以下であるとされてい た。これらの勧告法は、いずれも4‑nitroanilideを基質としているが、同

じ基質の市販の分析試薬を用いて2つの検査室間で調べた結果では、

CRM319で補正しても施設間差はBCRが報告したようには収束し なかった5)。CRM319のCommutabilityを各種日常法と勧告法の間 でそれぞれ比較したところ、基質が4‑nitoroanilideまたは3−carboKy‑

(9)

4nitroanilideの測定法2〜5では、37℃では他の基質を用いた測定法 6〜8よりも良かった。日常法の37℃の値をCRM319でキヤリブ レートして勧告法に換算したときの方法間差はCV値で4.7%で、同じ ブタ腎由来のGGTを含むPrecipath‑EやCalibratorのCommutability の結果も似かよっていた。このようにCRM319はIFCC勧告法の

1次標準として、あるいはIFCCに近似した測定方法との間をつなぐ キャリブレーダーとしては問題ないが、勧告法と種々の日常法を橋渡し する常用ERMとしては適していないことが分かった。

MoniざnFolとOrtholjquidReferenceは共にウシ腎由来のGGTを含む 酵 素 標 品 で 、 こ れ ら は 、 3 0 ℃ で も 3 7 ℃ で も 共 に よ く 似 た Commutabilityのパターンを示した。しかし、ブタやヒト由来のGGT を含んだERM候補品とは違うパターンであった。このことから、

GGTのCommutabilityについては、管理物質のマトリックスや由来臓 器の違いよりも、ヒトと動物種の違いが、より強く現れることが示され た。塚田ら6)は、基質を変えたときのGGTの反応性の違いは同一種で は 臓 器 の 違 い に よ る 差 違 は 明 ら か で な い が 、 由 来 動 物 の 差 違 は 明 ら か で あることを報告している。GGTでは、ERMの添加酵素としてはヒト 由来の酵素が好ましく、今回の結果でも、ヒト・マクロファージ由来の GGTは、ヒト血清酵素ほどではないとしても、他動物由来のGGTよ りも広範囲に測定法の違いを越えてCommutabilityを示した。こうした オリジンの違いによる差は、酵素特性、例えばKm値、至適pH,温度 特性などIFCC勧告法測定条件で活性に影響を与える種々のファクター の違いを反映していると考えられる。GGTの場合は、ヒト由来酵素で あることがERM候補の酵素として最も大切である。海外でも、PLC/

PRF/5やHepG2細胞などのヒト細胞GGT7)や、遺伝子組換えヒト型

139

(10)

GGT酵素8,9)がERM用酵素の酵素起源として検討され、有望である と考えられている。さらに、常用ERMには、単に添加酵素がヒト由来 であるということではなく、測定結果に影響するマトリックス効果など を 考 慮 し て 、 実 際 に 標 品 と し て 勧 告 法 と 各 日 常 法 と の 間 に Commutabilityがとれることが確かめられなければならない。

「まとめ」

患者血清44検体とヒト型酵素標品を含む各種の常用ERM候補品を 日本で市販されている数種の日常法を用いて30℃と37℃で測定し、

各酵素標品の測定方法間のコミュータビリティーを検討した。常用 ERM候補品としては、動物由来GGTを含むBCRのCRM319や 市販管理血清とヒト細胞由来GGTを含むセラクリアHEおよび酵素リ

ファレンスを使用した。その結果、ヒト・マクロファージ由来のGGT を含むセラクリアHEは、ヒト血清ほどではないものの、他動物由来の GGTを添加した酵素標品よりも広範囲に試薬の違いを越えてコミュー タビリティーを示すことが確認された。したがって、セラクリアHEは、

他の市販の動物由来のGGTを加えた管理血清と比較して方法間の GGT活性値の統一化をより広範囲に得ることができることが示唆され た。一方、同じヒト型酵素を添加して調製された酵素リファレンスは、

一部の日常検査試薬で反応測定時間内に非直線性の吸光度変化を示し、

反応性がヒト血清と異なっていた。これは、酵素リファレンスのマトリッ クスに由来するマトリックス効果と思われる。

140

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7361‑7365,1991

142

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B R a t e B R a t e A R a t ⑧

BasedonIFCCR⑧ferenceN⑧thod Assay

Rea9⑧ntDon◎rAprocedumDet⑧ctlOn(nm)且 Characterlsticsh TradeName SupP11erE

D1r⑥ct(415/660)

D1rect(415/660)

Direct(415/505)

123

Table1.ROutlnem⑧thods(r⑧a9ents)andthelrcharacterlstlcs.

γ 一 G T − B H Y B M Y S◎1ubllizedbyaβ一cyclodextrボ、γ一GTP−HATestWakoWK

derivatlve

Bas⑧donSSCC且ReferenceHethOdN⑧scautoγ一GTP−V5NS BasedonSSCC且Ref⑧renceNethodxatroγ一GTPRateDA S R ( P ⑧ n t a c y a n o a m l n e f e r r o a t e ) N ‑ A s s a y γ 一 G T P N B SR(CondensatjonWithTOOS且underBODL)γ一GTPReagentKokusalm S R ( p ‑ X y l e n ◎ 1 + N a X O ) A u t o s e r a − G G T D X D1mct(415/480)

Dfrect(415/570)

SR(700ノ600)

SR(700/600)

SR(660/700)

45678

A R a t e

A R a t e C R a t e D R a t e E O n ⑧ p o i n t

師寺﹇

as⑧eTable2forthestructures・

且SR:Secondaryr⑧actl◎n.

負BHY:B◎⑧hrlngerHannhelmYamanouchl(T◎kyo,Japan);WK:WakoPureChemfcals(Osaka,Japan);NS:N1ppOnShojl

(Osaka Japan);DA:D1a‑Iatron(Tokyo,Japan);NB:N1ttOb◎・Chemlcals(TOkyo,Japan);

ZR:InternatlonalRea9⑧nts(Kob⑧,Japan);andDエ:DallchlPureChemlcalB(Tokyo,Japan).

且SSCC:ScandlnavlanSocl⑧tyf◎rC11nlcalChemlstry・

aTOOS:N‑Ethyl‑N(2‑Hydroxy‑3‑Sulf◎propyl)一m‑Toluldlne.

』LBOO:B111rublnox1dase・

(14)

ABCDE

Table2.Structuresf◎rd◎n.rsubstrates.

Substrate Substituent

R1 R2 R3

寺﹇

一一一ロ︾一

制HmHO00

−︽U︑︾rO便︾︹しロ︾侭︾

一一一−

︐J

曲同2盆︽cOOHHfLNNo.ON

一一一一一

L−γ一glutamyl R1

(15)

︒︒画の︒︒﹃の︒︒︑﹃

︒︒﹃↑︒︒画︑..一︒一つ 一m0カm﹁

の○詞﹃エ︒IF詞

︑︒宛室0画一m 唾エmOF 一の0エ︑︵二︶

m室○二門﹃

﹃○アFH画 αマコmOm 函の0エ︑︵エ︶

﹃ロローの .アロロ色﹃の.命示ヨ︵ヨヨ︒︼へF︶ロ竜鈴ゴのヨ︒︒︽﹃一の○局﹁◎つヨの鈴ゴ︒Q・蝉

g且三目の︑妻goo亀・○冒・○へgoogo○雪︒○雪占へざ︒○

やロ金一ロコ鈴伽﹄いの﹁臼へ

.②命︒︒︒ヨヨ○二へ戸竜︒﹃命ゴのpooのロサ︒﹃︒

﹃ゴの六一コの詐一nつp﹃pヨの命の﹃電也の⑥口一⑥宮一回命の○や﹃◎ヨ戸一コの竃の②くの﹁1画こ﹃六つ一.缶切

命︒﹃けゴの⑥︒.◎の.銑﹃p命一︒.﹃pコロのの︒︷︒︒一一.画・・ヨヨ◎一へ﹇説︒﹃命ゴ⑩ユ︒.︒﹃ロコ︒

勺ロ命一の.けい﹄のの﹃︑

︵.Ⅱ↑︶ヨのロコ

のロ汁つ.一劃汁つ・急汁P誌叶い. 什画・面汁つ・↑の

︒︒︒⑳↑︒︒@画︒︒﹃

○・m②・つ︒︑酒一o・一

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一︒ゴロ一︒つ︒○・mや 一︒・の一︒一︑一︒一m

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︒↑−︐.画一・画一

○・の一つoの一︒m﹃

ヱ⑥nのロ鈴︒﹃

(16)

RelativeActMty9%

二︒︒

一○伽

割伽 の︒

②伽

①︒

①伽

146

Hg、1 、升

割.△ 剖・⑦ ②︑今

で工

割.⑩ ②00 ②o他

(17)

Table4..Correlationparametersforvariousroutinemethods evalUateda9alnSt44patients,sera.

R e a 9 e n t t o ・ C A S E o f A B S E o f 8 Sy/

30−0.26 3 7 − 30.−1.76 37−1.10 30−2.51 37−1.71 30−4.15 37−2.90 30−2.98 37−1.43 30−1.69 37−2.46 30‑2.52 37−1.82 30−1.37 3 7 0 . 9 8

3.17

4.92 3.17 2.53 5.54 3.01 3.32 5.66 2.96 3.02

0.7429

0.6274 0.8082 0.4447 0.5885 0.5978 0.7752 0.4677 0.6143 0.4805 0.6076 3.56066210 4.290.7631

0.0017

0.0026 0.0033 0.0017 0.0013 0.0029 0.001.6 0.0018 0.0030 0.0016 0.0016 0.0019 0.0023 4.260.48280.0023

0.9999

0.9996 0.9997 0.9997 0.9999 0.9995 0.9999 0.9997 0.9995 0.9998 0.9999 0.9998 0.9998 0.9995

3.17

4.92 6.15 3.17 2.53 5.54 3.01 3.32 5.66 2.96 3.02 3.56 4.29 4.26 7.060.66120.00370.99937.06

y=A+Bx,X=themodlfiedIFCCmethodvalueat37℃.

147

(18)

0.8

111 432

( 三 三 三 1 1 t 三 三 雲 三 三 三 三 墨 三 三 三 三 i i l i リ ミ 三 ミ f i

|●

○垣︑圧どう一ぢく

●●●●●●■●●●●●●●●。●●●

●●

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

1.1

1.0 *○

0.9 1.5

N・切銅四

0.7

Reagen

(19)

53590323606864151428●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●2273435576.26614658352312.3222222

Table5.Effectofcalうbrationwithcand1dateERMsonthe、

unificationofdatafromroutinemethods.

=

CV

RMv

37℃

Candfdate ERN None

、=5b

,o

トイEAN

トイEAN 172 225

20.0 19.9

Rawdata 177

235

23.0 22.8

315 315 348 383 310 308 307 314 314 344 368 333 354 286 305 286 :E−REF1

143.3 143.3 117.4 117.4 152.7 152.7 47.0 47.0 66.5 66.5 167.3 167.3 230.9 230.9 122.3 119.9 119.9 177.8 177.8 Patientso

Sera

・CRN319

318 317 305 305 318 314 314 312 328 319 314 310 308 303 308 304 254 260 255 262

0707070707070707070733333333333333333333

76670092735968356844●O●●●●●●●●●●●●●●●●●●1184222.4342284746958

1111

S‑HE(A)

S‑HE(N)

CalibratedHE‑L

values

ORTHO−LR PRE−E

CALIB

MONIT

aRNV=ReferenceNethodvalue.

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(21)

第7章ヒト型酵素標品を添加したマルチ酵素標品の特性

その3.CK(クレアチンフオスフオキナーゼ)およびLD

(乳酸脱水素酵素)の施設間差是正のための常用酵素標準候補 としての評価

は じ め に

CKおよびLDは、AST,ALTやGGTなどの酵素と異なり、正 常なヒト血清においても複数のアイソザイムおよびアイソフォームが存 在し、その多様な構成比が臨床的な意味を持っている。各アイソザイム 間には、酵素化学的、物理化学的性状の違いがあるため、アイソザイム 構成が複雑なCKおよびLDについては、常用ERMを用いて方法間差 を是正するのが難しいのではないかと想像された。本章では、セラクリ アHEを中心にヒト型酵素標品を、数種の市販管理血清およびLDとCK のBCR標準と、ERM候補として比較した結果をまとめた。なお、LD についてはIFCC勧告法')を、CKについてはJSCC常用基準法2)

を基準として、いずれも37℃で表示値を付けた。方法間差の検討に用 いた日常法は、勧告法と相関性の高い勧告法準拠試薬など8法を選択し

1.クレアチンキナーゼ(EC2.7.32,creatinekinase;CK)活性測 定における方法間差およびCKアイソザイムについて

CKは、クレアチンとクレアチンリン酸との間に作用し、ATPから のリン酸を転移する転移酵素の一種で、アイソザイムの多様性が知られ

(22)

ている3,4)。CKの標準的測定法として、JSCC勧告法が公表されて いるが、94年度日本医師会精度管理調査結果報告書5)によると、CK の日常法としては、GSCC(ドイツ臨床化学会)勧告法、SSCC

(スカンジナビア臨床化学会)勧告法の準拠試薬が全体の80%を占め ており、測定法の統一はなされていない。ヒト型酵素標品の評価は、多 数の患者血清とヒト型酵素標品を含む常用ERM候補を同時に測定し、

常用ERM候補の方法毎の測定値とIFCC勧告法37℃測定で付けら れた基準値をもとに、各検体の生データを基準法の値に換算して方法間 の変動を算出して判断した。さらに、換算値の変動を細かく見るために、

基準法との差を各検体毎に算出し、その平均値が±5%に収まるかどう かで常用ERM候補を評価した。

Ⅱ、乳酸脱水素酵素(EC1.1.1.27,ELactatedehydrogenase;LD)

活性測定における方法間差およびLDアイソザイムについて

LDは、解糖系の酵素で、乳酸とピルビン酸の可逆反応(乳酸:Lご P:ピルビン酸)を触媒する酸化還元酵素の一種である。5種類のアイ ソ ザ イ ム が 存 在 し 、 電 気 泳 動 で 陽 極 へ の 移 動 度 の 早 い 順 に L D 1 、 LD2、LD3、LD4、LD5と命名されている6)。正常ヒト血清中 では、LD2が最も多く、次がLD1、LD3で、LD4とLD5は各々 全体の5%以下である。測定法を原理別に分類すると乳酸を基質とする 方法とピルビン酸を基質にする方法に分けられる。国内では、約9割の 検査施設がピルビン酸を基質とする方法を日常検査法として採用してい るが、JSCCは乳酸を基質とする方法を勧告した7)。乳酸を基質とす る方法(L→P)には、LDアイソザイムを均等に測定するJSCC法

(23)

と、LD1アイソザイムを主に測定する目的で開発されたIFCC法が ある。両法の相違点は緩衝液の種類とその濃度、至適pHにあり、乳酸、

NAD+濃度は同じである。一方、ピルビン酸を基質とする方法(P→L)

には、SFBC(フランス臨床化学会),GSCCSSCC勧告法が あり、ピルビン酸濃度に差がみられる。ヒト型酵素標品の評価方法はCK と同様にして行った。

[材料]

1.機器

日立−7050形自動分析装置を用いて30℃と37℃で酵素活性を 測定した。常用ERM候補品の表示値付けは、島津UV−260ダブルビー ム分光光度計を使用した。

2.試薬および酵素標品

乳酸リチウム、ジエタノールアミン(DEA)は和光純薬から購入した。

NADはBMY製を、N一メチルD一グルカミン(NMG)はナカライ・テ スク製を用いた。その他の勧告法試薬は第四章に示したものを使用した。

ERMは、BCRのCK標準品CRM2998)およびLD標準品 CRM4049)を用いた。ERM候補品として、セラクリアHEの正常 域および異常域、酵素リファレンス、動物酵素を添加したBMY社製 BSAベースのプレチパスEとDade社のヒト血清ベースのモニトロール ーⅡ、ヒトプール血清にヒト臓器由来酵素を添加したAaltoControlllを

153

(24)

使用した。以上の酵素標品はすべて凍結乾燥品である。この他に液状品 でヒト心筋由来酵素を含有するOrthoIR(Ortho社製)とDade社のモ ニトロールーLも検討した。mablelにこれらの酵素標品の酵素オリジン とアイソザイム構成を示した。なお、ヒトLDアイソザイムの対照品と して、国際試薬の分画LD1−LD3およびLD5を使用した。また、測 定毎にヒトプール血清を対照として用いた。

3.測定試薬

LDの活性測定には、(L→P)の反応試薬としてIFCC及び JSCC勧告法に合わせて調製した自製試薬と市販のJSCC準拠試薬 ネスコートLD−V7(アズウェル)、国際試薬LD。Eの2種類を使用

した。(P→L)反応試薬としては、SFBC勧告法'0)に従って自製し た試薬、BMYのLDH−SFBC,GSCC勧告法に準拠した三光純薬 のサンテストLDHおよびSSCC勧告法に準拠したアズウェルのネス コートLD−V2の5種類の試薬を用いた。

CKの測定試薬については、JSCC準拠試薬として勧告法自製試薬、

市 販 試 薬 と し て ア ズ ウ ェ ル の ネ ス コ ー ト ー C K V 7 、 国 際 試 薬 一 CPK。Eの3種類、GSCC勧告法試薬として、和光一CPKⅡ−

HA、メルクオートCK,BMYのCK−NAC,第一化学クリニメイ トCPKの4種、さらに勧告法以外の日常法としてダイヤヤトロンのイ ヤトロファインCKレートを加えた合計8種類の測定試薬を用いた。こ れらの試薬は、すべて基質としてクレアチンリン酸を用いる方法である が、和光一CPKⅡ一HAはEDTA抜きで、第一化学クリニメイト

154

(25)

CPKはイミダゾール緩衝液でなくてピペラジン緩衝液を用いており、

緩衝液に関しては違いがある。測定は、グルコキナーゼ・G6PD法に よるKファクターを実施した上で自動分析法で行った。

4.分析方法

1)見掛けのKm値

見掛けのKm値は、日立7050自動分析機に合わせて勧告法の試薬 終濃度に合わせて自製したIFCC準拠試薬およびJSCC準拠試薬で、

それぞれLDとCKを30℃と37℃の両温度で測定して算出した。

2)表示値付け

CKについては、ヒト型酵素標品などのERM候補品とヒト血清検体 は、温度管理装置を付けた島津UV−260ダブルビーム分光光度計を用 いて勧告法による表示値を付けた。しかし、数種のERM候補品は、自 動分析機とJSCC準拠試薬を用いて測定して得られた値を表示値とし た。LDに関しても基本的にはIFCC勧告法で表示値を付けたが、サ ンプル量が少ないCRM404や分離アイソザイム標品などは自動分析 で得た活性値を表示値として使用した。

3)日常法による分析

患者血清とERM候補品を同時に日常検査試薬を用いて日立7050 155

(26)

自動分析機で測定した。検量係数は、日常法それぞれについて30℃と 37℃で市販のDグルコース測定試薬セットを実測して用いたが、その 他は試薬指定のファクターを用いて測定した。BCRのCRM404お よびCRM299は、それぞれ1回ずつしか測定しなかったが、その他 のERM候補品とヒト血清は、同一検体を30℃と37℃で数回ずつ測 定した。日常法の勧告法に対する相関係数を算出するため、LDについ てはヒト血清98検体、CKについては108検体を用いた。

4)ERM候補品を用いたキヤリブレーシヨン

前章までと同様のキャリブレーション法で、ヒト血清検体の8種類の 日常法で測定した値を勧告法の測定値に換算した。各ヒト血清検体毎に 8種類の日常法で得られた値を勧告法に換算して、方法間の平均とCV 値を算出した。LDに関しては、ヒト血清98検体について方法別に換 算後の平均とCVを求めた。CKについては、全数で108検体のヒト 血清を37℃で測定した。108検体中80検体は30℃でも測定して キャリブレーションを行った。

5)各ERM候補品のCommutabilityの評価

LDとCKについて、それぞれヒト血清98検体および80検体と常 用ERM候補を同時に4回測定し、常用ERM候補の方法毎の測定値と

IFCC法37℃測定で得られた基準値をもとに、各検体の生データを 基準法の値に換算して方法間の変動を算出した。さらに、換算値の変動 を細かく見るために、基準法との差を各検体毎に算出し、その平均値が

156

(27)

±5%に収まるかどうかで常用ERM候補を評価した。各ERM候補品 のコミュータビリティーの評価を行った。

6)アイソザイム分析

LD,CK酵素活性高値の患者血清およびERM候補品についてアガ ロースゲル電気泳動を行ってアイソザイムを分析した。

[結果]

1.各ERM候補品のアイソザイム構成

分析結果は、添加酵素のオリジンと共にtablelに示した。まずLDに 関しては、CRM404は、ヒト赤血球由来の酵素を含有し、主要アイ ソザイムはLD1であることが分かった。セラクリアHEは、ヒト血清 と同様のアイソザイム構成を示した。キャリブレータ、モニトロール、

オーソリキッドリファレンスは、ヒト血清をベースに動物由来LDを添 加しており、添加酵素の特徴が現れているが、全体としてはヒト血清の パターンに近似していた。プレチパスEは、BSAベースにブタ心筋由 来の酵素が添加されており、LD1よりさらに陽極側にバンドが認めら れた。

次にCKについては、患者血清のアイソザイムは、CK−MM型がほ とんどで、これに若干のMB型とマクロCKが認められた。市販管理血 清については、オーソLRはヒトCK−MMが主で、ヒト臓器酵素を添加 したAaltoControllIは、90%のCK−MMに10%のCK−BBを含ん

157

(28)

でいた。セラクリアHEや酵素リファレンスはCK−MMとCK−BBの 構成比が半々かCK−BBが若干低い程度であった。BCRの標準品 CRM299は、ヒト胎盤由来酵素を含むため、CK−BBが主であった。

プレチパスEとCALIBのような動物酵素を添加した試料は、動物の C K − M M 型 が 多 い が 、 モ ニ ト ロ ー ル は C K − M B が 主 で あ っ た 。 CRM299は、CK−BB型であった。

2.各ERM候補品の見掛けのKm値

LDおよびCKについて、各ERM候補品とヒト血清の30℃と37

℃の見掛けのKm値をmable2に示した。まず、LDに関しては、乳酸 に対するKm値は、ヒト血清(n=7)が30℃で1.9±0.1,M,37℃で 2.8±0.2,Mであったのに対して、セラクリアHEのノーマルは両温度 で若干低値であったが、セラクリアHEのアブノーマル、酵素リファレ ンスおよびオーソLRについては、ほぼヒト血清と近似した値を示した。

これに対してキャリブレータ、プレチパスE,モニトロールは、いずれ の温度でもヒト血清よりも若干低値を示した。NAD+に対するKm値は、

ヒト血清が30℃で0.19±0.04,M,37℃で0.29士0.06,Mという結 果になりセラクリアHEのノーマルが低値である他は、いずれのERM 候補品とも、ほとんどヒト血清と近似した値を示した。

CKのクレアチンリン酸に対するKm値は、ヒト血清(n=5)が30

℃で2.5±0.2,M,37℃で2.3±0.1,Mであったのに対して、ヒト臓 器由来酵素を添加したAaltoContrOlIIだけは近似した値であったが、そ の他のERM候補品はヒト血清の値とやや禿離していた。すなわち、上

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