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智山學報 (4) 011林田 光禪「七箇の莊園に就て」

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Academic year: 2021

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(1)

う 之 を 觀 れ は 、 比 丘 の 二 百 五 十 戒 の 如 き も 身 ロ の 作 業 の 上 の 自 然 の 規 律 な れ

儀 戒 に 攝 し て

べ き 魅 の な り o 况 ん や

に は 顯 密 大 小 諸 戒 を 堅 固 に

べ き を 示 せ り o 湟 槃 經 、 梵 網 經 に は 『 戒 を 毀 っ

は 佛 弟 子 に

す o

麗 な う 』 巴 排

し 玉 へ う 。 特 に 三 簀 を

世 に 住 持 す る は 小 乘 戒 に 任 る 乙 巴 を 示 し

釋 迦 法 中 別 菩

俗 な く 大 小 乘 悉 く 聲 聞 比 丘 の 形 に

し て 剃 髪 染 衣 を 信 形 巴 せ り O 高 祕 大 師 は 有 部 律 を 以 て

乘 所

巴 定 め ら れ 控 う o

弟 孑 だ る も の

敖 の 根 本 精 帥 を 深 く

し 、 以 つ て

心 戒 の 重 ん す べ き を

6

、 佛 詛 の

誠 を 護 持 し て 三

の 功 は 特

k

小 乘 戒 に 存 ず る こ 巴 を 佳 受

行 し 、 菩 提 心 の 寶 頴 を 開 顯 し て 二 利 の 大 願 を 蒲 足 す る に

力 せ

れ ん こ 巴 を o 聊 か 愚 見 を 述 ぺ て 戒 を 無 覗 す る 謬 見 を 質 す の み o

 

 

 

               

1

 

 

  し

 

が   き   七

の 莊 園 巴 は 、 鳥 朋 法

が 高 野 山

法 大 會 供

巴 し て 寄 せ 給 ひ し 巴 乙 う な う し が 、 瑜 公 の

野 退 去 巴

                                                                    シ   プ   タ               ア フ ガ に 、 自 然 に 根 來 の 所

巴 な り し 嫉 人 の

る 巴 乙 ろ の 如 し 、

し 七 箇 の 中 に て 、 志 冨 田 の 全 部 巴 相 賀 の 宇 ば は ノ 紀 川 以

に 在 り し が

に 、 瑜 公 以

も 、 金 剛 峰

ε 所 領 の 爭 ひ を 爲 し 、 こ の 事 よ り し て 幾 度 か 戰 を 交                                                                           四 九

(2)

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に 至 う 、

k

高 野 領 巴 な る に 至 れ

60

  然 る に 莊 園 寄 附 に 關 す る 院

. 或 は 下 知 賦 等 の 如 き

重 な る も の が 、 兵

の 爲 め に 燒

若 し く ば 散 逸 せ し 咄 の に ゃ

日 根

k

は 、 史 料 巴 す ぺ き

文 書 類 だ に 藏 せ す 巴 い ム 、

よ う 約 六 百 三 十

、 即 ち 正 應 五

k

、 根

滿

す る 人 、 高 野 山 大 慱 法 院 本 願 靈 瑞

縁 起 上 下 二 卷 を 著 せ ゐ 、 興 敷 大 師 傳 巴 し て 最 古 の 菟 の な う 、

書 に 七

莊 園 の こ

記 す る

『     七 箇 座 中 以 岡 田     之 爲 北 郷 歟 』

・ せ う 、 正 應 五 年 は 開 山 入 滅 の 年 よ う 百 四 十 九 年 に 丁 る 、 僅 か に 百 五 十 年 以 外 な る に 、 根

の 人 に し て そ の

園 の 麗 域 を 審 か に せ 澄 り し も の 巴 せ ば 、

川 以

に 於 て

さ れ し 、 結 綱 集 、 大 師 行

k

、 其 名 を 冽 ぬ る の み に て 、 其

置 、 四 至 等 を 記 せ ぎ る は 寧 ろ

然 の こ ε 丶 い ム ペ し 、 事 情 斯 く の 如 く な る が

に 、

目 に 於 て

、 比

的 考 證 確

巴 諍 せ ら れ つ 、 あ る 紀

續 風 土 記 に 尋 ね 或 ば

に 照 ら し 、 傳 記 に 鑑 み 、 ロ 碑

k

酌 み

穣 が ら 八 百 年 前 の 往 時 を

知 ず る を 得 る の み 0                 2  

歡 大 師 巴 莊

                                                            イ ワ デ   七

の 莊 園 ば 、

し て

時 に 施 與 さ れ し も の に は 非 す し て 、

め に 石 手 の 莊

荘 な う し が 、 漸 次 壻 加 し て 途

k

七 莊 暹 な む し が

し 、 而 し て 石 手 の 莊 は 、 も と 李 爲 里 の 私 領 な り し を 大 治 元

七 月 爲 里 が

附 せ し も の な る は 諸 慱 に 掲 ぐ る

に よ り て 知 ら る 、 此 莊 を 以 て 傅 法

供 料 巴 す ぺ き 永 宣 旨 を 賜 ば ら ん こ 巴 を 請 ひ し は 、 同 四 年 二 月 な う 、 此

諸 傳

k

逸 す れ 麿 迅

そ の

は 、

寶 簡 集 百 十

( 國

k

め あ る が

(3)

故 に 、 疑

の 餘 地 を 存 せ す 〇   七

す る 正 確 な る 史 料 巴 し て は 、

ロ に

て は 、 控 “ 右 に 逋 ぺ た る 爲 里 の

巴 、 開 山 の 解 牀 の 二 品 め る の み 、 を の

園 施 入 の 年 次

k

至 う て は 諸 記

致 せ す 、 今 左 に 其 異 設 を 列 記 す れ ば o            

O

風 土 記 、

起 , 轄

集 の

  大

五 年 輔 畑 驫 石

を 賜 ム , 磚 法 含 供 料 な う 。             ○ 靈

縁 起 の 説                 サ ン ド ウ   長

元 年 欄 舳 配 山

、 山 鹹 、

田 、 岡 田 の 四 莊 を 賜 ム

燈 油 料 客 う 。            

O

年 譜 の 設 ( 又

集 百 十

卷 )                                                 ア ブ  

十 月 九 日 、

五 ヶ 所

月 日 、 相

特            

o

中 卷 の

  石 手 、 弘 田 、 山 崎 、

田 の 四

以 外 に

東 、 相

、 澁 田 の 三 莊 を 賜 ム o

く の 如 く 異 設 あ る 故 、

箇 の

時 に 施 入 さ れ し も の に あ

ぎ る の 左 證 な る も 何 れ を 正 し 巴 す ぺ き や に 就 て は 、

少 し く 確 か な る 文 献 を 得 尤 る 上 な ら で は 、

定 を 得

し 、

し て 茲 に 注 意 す べ き は 、 七

盛 園                                                           ト ビ チ

k

て 石 手 、 弘 田 、

崎 、

田 の 四 莊 ば 接

地 に し て

他 の 三 莊 は 飛 地 な る 乙 巴

な う 、 さ れ ば 、 風 土 記 、

瑞 緑 起 、

鑁 略 年 譜 の 設 は 、 や 」

k

だ る が

し 、

等 の 事 情 よ り し て 予 の 所 信 を 云 へ ば 、 大 治 五                                                                           五

(4)

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承 元 年 大 傳 法 院

慶 の 爲 め に 、 石 手 の 接 績 地 π る 弘 田 、 山 崎 、 岡 田 の 三

巴 山

巴 を 賜 ひ 、 翌

承 二

k

、 志

田 、 相 賀 の 二

を 賜 ひ し 唱 の 巴 思 料 せ ら る 0                

3

 

七 箇 莊 園 の 甌 域 に 麓 て                     ノ 卩辱 石 手

 

蔕 爲 里 の 寄 附

に 、 其 四 至 を 示 し て      

限 = 岡 田 村 拜 沼 田 畠

  南 隈 二 大 河

  四 至                         ハ       西 限

市 村

 

 

 

北 限 二 弘 田

南 院

F

  巴 あ

O

、 さ れ ば 現 今 の 宮 、 西 野 、 高

前 、

迫 、

川 、 大 町 、

塚 , 岩 出 、

水 の

圓 に 當 る   が 如 し 、 風 土 記 に よ れ ば 岩

巴 い ふ は

村 よ り

り 、 莊 域 二

四 五 町 許

6

ビ せ

、 石 手 巴

す る   所 以 は 、

地 紀 川 南 北

岸 、

嚴 突 出 せ る に よ り て

た る 魅 の に し て 、

保 十

年 以 來 、

出 巴 改 め   し 由 同 記

k

え だ ら O           り 偶 弘 田 莊

 

の 波 分 、

川 、 西 坂 本

尼 ガ 辻 、

ロ 、

k

る が 如 し 、 即 ち 根 來 寺 は 此 莊 の 中 間 に 在   う て 別 に

囲 を 爲 せ る も の な

、 風 土 記 に よ れ ば 、 此 莊 は 南m 牝 二 里 許

O

宇 里

巴 あ う o             箇 山 崎 莊   現

毛 、 馬 塲 、 中 島

田 、 中 野 黒 木 げ

池 、 臼 草 、 山 、 湯

、 曾 屋 、 金 屋 の

帶 を

せ る   も の 、 如 し 、 葛

は 此 地 に て

に 突 出 す る が 故 に 山 畸 の

あ り 巴 い ム o               岡 田 莊   現

田 巴 蔕 す る は 、 極 め て

小 甌 域 の

な る も 、 開 山

時 の

田 莊 巴 稱 す る は 、 天 保 當 時 の 野

(5)
(6)

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部 、 國 分

、 池 田 莊 、 田 中 莊 の 西 部 等 を 指 せ し も な る が 如 く . 現 今 の 岡 田

野 上 野 以 東 よ う 豊   田 附 近

を 稱 せ る も の な る が 如 し り                     ノ 働 山

  紀

の 南 、

草 郡 、

今 の 海 草 郡 内 に あ り 、 黒

、 黒 岩

頭 陀 寺 、 南 畑 、

須 佐 、 大 河

、                                               ノ   伊

所 曾 、 山 東 中 、 口 須

、 永 山 、

枕 、 矢 田 、 鹽 谷 、 明 王 寺 の 諸 邑 は 、 即 ち 昔 の 山

莊 な

西

里   南 北

里 宇 、 郡 の

に 在 つ て 、 其 甌 域 諸 山 を 以 て 隔 巴 す 、 依 て 山

あ う o                             ノ 働 相

莊 此

は 紀 川 の 南 北

k

跨 れ る 地 に し て 、 現

、 向 副 、

南 丹 生 川 に 到 る

帶 (

覦 ) 市 脇   橋 本 、 古 佐 田 以 北 、 河

の 堺 に 到 る

帶 を 指 せ し も の 、 如 し 、

西

里 餘 、 南 北 三 里 の 大 莊 な う 、 此

も                                 ノ   巴 三

よ う 成 り し が 、 其 中 紀 川 以 南 の 入 箇 村 は

に 至 ウ て 高 野 領 巴 な り 、 河 北 の 大 部 分 蹟 、 河 南 よ   ら も 皐 く 、

の 有

k

し て 、 牡 川

の 領 す る 巴 こ ろ 巴 な う し 巴 い ふ o                       ノ   志

田 莊   紀 川 の 南 、

郡 郡 に

澁 田 西 澁 田 二 邑 あ

O

、 開 山 當 時 の

富 田 莊 に 當 る 、 此 莊 は

西

里 餘 、   南

十 二 町 許 の 小 莊 に し て 、 地

ア ク 強 き 故 に 、

來 澁 田 叉 蹟 澁

巴 稱 し 、 且 つ 貧 村 な ら し が 故 に 、

武   四 年 に 、

音 相

せ し め て 志

田 巴 改 め し が 、 維 新

び 澁 田 巴

す る

k

至 れ う 、 此 荘 は 、 相 賀

巴 共 に   高 野

巴 其 領

ひ し が 、

に 至 う て 高 野 領 電 な れ り 0                                           ノ                               ノ 鬘 瑞 線 起 に は

七 條 莊 園

し て 『 稻

禹 點 數 郷 露 、 田 地 千 程 七 里 雲 登 曾

計 留 』 巴 せ り 、 寳

に 見 る も 、 摂 來

の 周

約 四 里 を を

き 、 七 箇

袤 域 、 合 し て 約

里 餘 あ う し が 如 し o

(7)

               

4

 

箇 莊 園 に 於 け る

敖 大 師 の 御 遺

           

 

 

 

                        宮 村

肚 權 現  

山 が 大 治 元 年 石 手 莊 中 に 、  

千 餘 魅 の 大 小 の 紳 祗 を 勸 請 し て 、

園 泰 李 、 佛 注 擁 護 を 所 ウ

ひ し ぱ

傳 の 記 す る が 如 し 、

村 の 權 現 即 ち

三 憩 執 事 の 言 に よ れ ば . 毎 年 祭

の 際 ぱ 、

も 岩

、 山 崎 の 爾 氏 子 來 り て 、 爾 氏 子 は 紳

巴 共 に 、 御

し 立 て 、

不 動 明 王 の

言 を 唱 へ つ 、 、

方 は 山

の 西 域 に

方 は

出 の

域 迄

御 す る 巴 ぞ 、 本 祗 の

k

玉 塚 巴 稱 す る 塚 あ ウ 、 興 欷 大 師 が 信 貴 山 に て 授 か

珠 の

顆 を 納 む 巴 い ふ o   の                 ノ  

 

の 南 岸 に あ り 、 開

が 法 華

め 給 ひ し 故 に 此 名 わ り 、

ば 殺 坐 禁 斷 の 所 な ら し 巴 い ふ 、             ロ     此

高 瀬

池 巴

ず る 池 あ

O

、 開

の 母 巴 姉 君 が 根 來

訪 ね し も

女 人 紫 制 な れ

寺 中

k

入 る 能 ば す 、

の 結 果 、 此 池 に

身 せ し 電 こ

巴 い ふ 略 、

説 本 傳

k

異 す 、 因 み に い ふ 、 荊 本

に 辻 堂 あ う 、 此 附 近 ぱ                             イ チ

な あ し 時

k

、 毎

市 あ り し 巴 乙 う な り 巴 て 、 今 も 此 附 近 を ば 、

市 巴 い ム 巴 ぞ o 又

井 寺 ε 稱 す る あ る は 、 根

時 代 に 、 此 寺 の 水 を

ん で 法

の 水 巴 せ し 巴 い ふ o             二

 

 

 

                       

中 の 毘 沙 門 寺

 

慈 光 山 龍 華 寺 巴

し , 開 山 の

k

し て 、 本 奪 毘 沙

天 王 は 、 開

が 信

參 籠 の 際 に 示 現 し 給 び し

容 を ば 、

に 至 う て 自 ら 彫

し て

内 の

得 の

顆 を 納 め

ム 、

奪 は 微 笑 の 形 に て 他                                                                           五 五

(8)

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る ε ぞ

天 正 の 兵

堂 盡 く 燒 亡 せ し も 、 此

字 の み ぱ

を 免 れ し も の 巴 い ふ 。                           因 み に 尼 辻 に 善

堂 巴 い ム あ り 、 五

梨 の 開 創 巴 い ム 、 善 哉 堂 の 傍

に 阿 字 を 刻 み し 石 わ り

是 れ 亦 五 智 房 の 書 に し て 熊 野 櫃 現 を 勸

せ し 碑 な り 巴 い ふ 、

敏 授 の 言

k

よ れ ば

此 附 近 を ゴ チ ン ボ 巴 総 す 巴 、 ゴ チ ン ボ は 即 ち 五

な ら 、 近 年 此 の 石 を 根

す 巴 い ふ 、 叉 西 本 の 入 あ 口 に は 、

西 四 五 町 許 う の 堀 池 の

あ ウ 、 根 來 全 盛 時 代 の 外 堀 の

ε い ふ 〇             三 、 山

 

 

莊   風 土 記 に は

に 開 山 の

跡 を 記 せ ぎ る も 、 常 莊 に 五 十 四 苗 逕 稱 す る 舊 家 あ

O

、 鳥 刑 院 根 牽 行

の 時 、                                                         り     駕

輿

丁 を

め し に よ

、 各 名

を 賜 ひ し に 起 因 す ε 、 叉 當

内 に 金 屋 ε

す る 巴 こ ろ あ ウ 、 根 來 全 盛 の 時 に 鑄 冶 を 業 ε せ し が

k

此 名 め り 巴 い ふ Q             四 、 岡

 

 

莊 勅 静 飆 畑 以       コ           水 栖 大 日 寺   開

碑 公

海 尼 の

な う 、

山 は 母 公 の

に 、

民 六 人 を 撰 び て 奉 侍 せ し め 給 ム 巴 い ふ 、 境

に 五 輪 石

あ り 、 母 公 の

な ウ 、

水 塚 巴

す る あ う 、

海 公 水 葬 の 跡 に

き し 塚 ε い ふ 、 さ れ ば

に 記 せ し

海 尼 の 薦 池 入 水 の

説 ε 思 ひ 合

る に 、 偐 公 ば 水 死 せ ら れ し も の 〜 動 し Q            

 

サ               北 大 池 白 山 權 現

二 年

山 の

に し て

毎 年 六 月 中 の 丑 の 日 を 祭 醴 巴 せ し が 、 天 正 の 兵

巴 共 に 燒                                                       亡 せ し 以 來

絶 せ し 唱 、 爾 舊 跡 を 存 せ う 、 同 灰 に 遍 照 寺 あ り 土 佛 山 高 耐 院 ε い ふ 、 開 由 が 加 持 水 を 以 て 高 爼

(9)

の 像 を 作 り て

尊 巴 な

巴 、 此 寺

無 之 唱 舊

を 存 す o                             新 田

芝 三 肚 明 紳 肚   永 治 元 年 十 月 、 開 山 の 創 建 に し て 、 古 の

瓧 は 天 正 の

火 に 燒 亡 せ し も 今 術

を 存

體 凌 自 筆 の 阿

縛 の 三

巴 い ム 、 此 外 . 舊 池 田

中 の 豊 日 の 輻 林 寺 に ぱ 、

山 自 筆 の 雨

種 子 曼 荼 羅 を 藏 し

古 和 田 の 三

寺 に は 、 自 作 の 理 源 大 師 の 小 像 を

せ り ε い ふ 〇             五

 

 

  莊   コ           明 王 寺

 

明 王 寺 村 に あ り 、 矢 田 山 傳 法 院 こ い ム 、

山 の

立 に し て 、 東 西 入 町 . 南 北 六 町 の 地 域 を 有 し

太 所 曾 明 紳 の

院 ε 呼 ぷ 、 根 來

落 の 際 、

寺 竜 兵

に 罹 り し を 、

永 年 間 よ ら

建 に 着 手 せ し 略 の 巴 ぞ 風 土 記

k

よ れ ば 、 此 寺 は

記 に は

嚴 院 巴 記 し 、

年 の 古 琵 に は 明 王

追 す 、 さ れ ば

寺 を 小 傳 法 院 ε

す る に 至 り し は 、 餘 程

世 に 屬 す る 唱 の 巴 せ う o             亠 ハ   相

、 志

田 兩 荘  

兩 莊 に は 、 開 山 の 御

巴 咄

べ き も の 無 き が 如 し 、 靈 瑞 縁 記

k

七 箇 莊 園 を 記 す る 中 に 、 相 賀 莊 の 下 に 『 密

院 御 領 、 院 主 、 十 五 ロ 聖 入 供

料、

在 二 此

』 逕 し 志

田 莊 の 下

k

は 『 三 宮 太 朋

肚 頭 、 百 ロ 陀 羅 尼 衆 供

在 二 此

』 ε せ う 、 こ れ 等 の 文 は 、

日 知 う 得 る

圍 に 於 て 、 最 竜

重 な る 文 献 な り 。                             ノ   前 に 述 ぺ し が 如 く 、 相 賀 荘 は

川 の 南 北 に 跨 る 莊

k

し て 、 其 北 部 ば 、 早 く よ り 牡

氏 等 の 奪 ぶ 巴 乙 ろ 巴 な ら 、 南 部 も 亦 、 高 野 山 四 至 境

な う 温 の 理 由 の 下 に 、 天 正 以

ぱ 志 富 田 の 莊 巴 丶 も に 、 高 野 領 巴 な れ ら 、 蓋                                                                           五 七

(10)

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す る 唱 の に 、 大 約 二 種 あ ウ 、

は 北

紀 川 に て 堺 し 、 他 は 伊 都 郡 廾 生 川 附 近 の 宇 由 山 を 以 て

巴 す る も の 是 な

、 前 者 は 御

に 見 え 、

者 は 御 朱

縁 起

に 見 ゆ 、 此 兩 種 の 中 に て 高 野 山 に て は 前 読 を 主 張 し 、 大

法 院

k

て は

設 を 取 る 故 に 、 其 境

に 對 す る 解 釋 を

k

す る に 至 る 、 な は 高 野 , 根 來 莊

の 紛

に 就 て は 、 元 弘 三 年 に

よ り 出 せ し 訴 無 或 は 、 高 野 山 僖 領 沙 汰 書

の 古 文 書 あ る も

他 日 題 を 改 め て

ぺ し O (

 

 

               

O

 

钁 上 人 の 史 的

置 を 老

察 す る に は 次 の 二 途 を 田 な い o

歴 輿 的 に 上 人 の

生 を 概 觀 す る も の に し て 、

は 即 ち 澂 理 史

見 解 に 依 る 上 人 の 位 置 で あ る o

論 此 の 二 者 を 各 別

k

す る 事 は 上 人 の

生 を 見 る 上 に

て 全 く 峻 別 す る

は ぎ る を 以 て 、

ぱ 主 逕 し て 上 人 の 轂 理 史 的 見

に よ る

生 を 概 設 し 合 せ て 純 歴 史 的 に 其 の

置 を 决 定 し や う 巴 思 ム o 然 し 困 難 な 事 は 上 人 が 現 在 新

涙 の 涙 旭 巴 せ

れ て ゐ る に 拘

時 の

况 の 明 か な

ぎ る 巴 、

は 上 人 の 所 謂 新 義 分 涙 の 所 説 を 明 か に す る

ば ぎ る

黯 恥 あ る o

論 上 人 の 遺 著

時 代 の 歴 史 巴

k

依 つ て 稍 彷 彿 把 る を

る 巴 雖 略 、   分 涙 が 上 人 の 意 志

k

り し 事 は 吾 人 の 見 強

参照

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