特別支援教育に関する情報提供セミナー : 特別支 援教育コーディネーターのためのセミナーを主催し て
著者 近喰 ふじ子
雑誌名 東京家政大学附属臨床相談センター紀要
巻 7
ページ 79‑80
発行年 2007
出版者 東京家政大学附属臨床相談センター
URL http://id.nii.ac.jp/1653/00010043/
東京家政大学附属 臨床相談センター紀要 第7集
特別支援教育に関する情報提供セミナー
一特別支援教育コーディネーターのためのセミナーを主催して一 近 喰 ふじ子
東京家政大学文学部心理教育学科 教授
平成18年11月25『土』〜26日『日』の2日 間の日程で「特別支援教育に関する情報提供セミ ナー〜特別支援教育コーディネーターのためのセ ミナー〜」を東京家政大学板橋校舎で開催した。
このセミナーは、「第8回子どもの心・体と環 境を考える会」の分科会としておこなったもので あり、あくまでも母体は「子どもの心・体と環境 を考える会」であったことを理解していただきた い。そのため、主催者は上記の学会の理事である 横田雅史(愛知みずほ大学)と近喰ふじ子の両名 でおこなったことも付け加えておきたい。
今回、このセミナーを開催した趣旨は、すでに 2003年度から各都道府県などで特別支援に関す
る研修会がおこなわれているが、医療などでの連
携や教育に対する知識は充分ではないと考え、そ れらを中心課題として企画したものである。横田 雅史は愛知みずほ大学の専任教授として赴任す る前には文部科学省お役人であり、今日ここまで 展開されている特別支援教育の実践に際しての 教育プログラムを手がけてきた先生でもある。特 別支援が何故、必要だったのか?何故、おこなわ なくてはならなかったのか?などに関する情報 やその趣旨を充分に理解していることはいうま
でもない。
スケジュールは以下の日程と内容でおこなっ
た。
第1日目(11月25日)
9:00〜9:50 受付
9:50〜10:00 開講式:会長挨拶
@ あいち小児保健医療総合センター センター長 長嶋正實 10:00〜12:00 演習1:コーディネーターの仕事に活かせるカウンセリング
@ 愛知みずほ大学 教授 横田雅史
12:00〜13:00 ランチョンセミナー1:子どもの睡眠〜日本の子どもはいったいつ寝るのか?〜
@ 東京北社会保険病院小児科 部長・副院長 神山 潤
13:00〜13:10 休憩
13:10〜14:40 演習H:グループワーク
@ 東京家政大学 教授 近喰ふじ子
14:40〜14:50 休憩
14:50〜16:20 講義1:児童相談所の役割と学校との連携
@ 東京家政大学 准教授 平戸ルリ子
16:20〜16:30 休憩
16:30〜18:00 講義H:医療と教育の連携
@ 独立行政法人 国立病院機構 千葉東病院 副院長 倉山英昭 18:00〜18:30 移動
18:30〜21:00 懇親会 臨床相談センター 研修室
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特別支援教育に関する情報提供セミナー
一特別支援教育コーディネーターのためのセミナーを主催して一
第2日目
9:00〜10:30 講義皿:医療ソーシャルワーカー(MSW)の役割と学校との連携
@ 聖路加国際病院 MSW 西田知佳子
10:30〜10:40 休憩
10:40〜12:10 講義IV:特別支援教育とコーディネーターの役割
@ 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課 特殊教育調査官 丹羽 登 12:10〜12:20 休憩
12:20〜13:10 ランチョンセミナーII:何故、特別支援教育が必要なのか?
@ 東京都教育庁指導部 副参事 半澤嘉博
13:10〜13:20 休憩
13:20〜16:00 演習皿【:インシデントプロセス法による実態把握・個別の指導計画の立て方
@ 愛知みずほ大学 教授 横田雅史
16:00〜16:15 閉校式:修了証書授与
@ あいち小児医療総合センター センター長 長嶋正實
なお、講師の先生の都合で、講演が当初の内容 どおりにはいかなかったことをお詫びしたい。し かし、第1日目は緊張で始まったセミナーであっ たが、参加者の気持ちもほぐれ、笑顔と発声が聞 かれ、第2日目の演習皿に至っては行動も活発さ もみられ、楽しく終了することができた。明日へ の生きるカになったのではないかと思っている。
2日間の参加をもって終了証書が渡され、自信が 与えられたのではないかとも考えている。わたし の独り言ではあるが、2年後にも開催できるよう にしたいと願いっっ… 。
******アンケートより******