年 報
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1956
八六頁の図表は印刷所の手違いにて誤り.に付
本挿込みに訂正します
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企業経螢研究
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紳戸大酒経濟経螢研究所
企業経螢研究
目 次
基礎在高法研究
経営の地域的分化とその理論 1わが国の実態を事例として一
社会会計と勘定設計の理論
︵研究︶銘℃dZ動く︾O聞=oOOヨb暮①﹃について
︵資料︶ ジョン︒ピァポンド︒モルガン︑
一八三七〜一九二二
︵資料︶ 国民所得の再分配
−日本経済におけるその測定一
︵資料︶ ディヅィスの﹁生産性会計﹂について
︵資料︶ 事務の合理化と事務の機械化
米渡 VI
花邊 井木能
上谷勢 忠秀信 勝雄子 稔進
九七五 一七五
能勢信子三七
上 村 久 雄壺
難波恒治郎毫一
基礎在高法研究
渡
邊
進
一
基礎在高法︵げ90009ω臼OO犀目OけずO畠︶は棚卸資産原価配分方法の一つ
である︒これは一定期間末の棚卸資産価額を確定することによっ
て当該期間の払出原価を決定するところの棚御資産原価配分方法
に属ナる︒基礎在高法はまた正常在高法︵昌O同§9一・の臼OO吋巨O臼げO笛︶最
低在高法︵ヨ一昌一登口目lqD臼OOげ旨口O酔げO畠︶︑固定在高法︵穿巴・︒︒8爵§①見廻︶
とも呼ばれる︒ ︵我国企業会計原則ではこの方法は基準棚卸法と
呼ばれている︒︶ 論者によってこのように種々の名称が用いられ
ているけれどもその示そうとする内容は同一であるので本稿では ︵註−︶基礎在高愚なる名称を選ぶこととする︒
製造企業がその生産活動を継続しようとする限り常に︼定量の
棚卸資産を必要とする︒製造工程に要する期間︑原料輸送に要す
る三目等を考慮して︑ 一定の生産設備を円滑に稼動せしめるため には︑一定量の原材料を常時保有することが必要である︒もとより個々の原材料は製造のために消費・補充せられて回転するものであるが︑生産の続行のために総体として一定量の原材料の保有が要求される︒正常なる生産状況の下においてかかる要求を充足するに要する原材料の量が︑当該原材料にとっての﹁基礎在高﹂である︒基礎工書法とは直接的にはこの基礎在高に一定の固定価額を附して︑毎期その評価額を変更せしめない方法であることを意味する︒このことは︑基礎量に対する評価額が価格変動によって相違することから来る︵例えば先入先出法の場合を謳えれば明らかである︒︶ 期間損益計算への影響を阻止し︑損益計算的には収益.費用の同一価格水準における対応を可能ならしめるものである︒ ルイ・ペルベは基礎在高め概念を次の如く説明している︒
正常在高を構成している箇々の分子については問わず︑その結
pt l
N
基礎在高法研究
合せる総体が全体として常に変化なく手元に存在しているという
ことが基礎在高法の根拠であるb最初に基礎在高が設定された際
原価で評価せられ︑その内容は年々本質的に均しいものであるか
ら︑その当初の原価が継続して用いられる︒かかる理論は当然︑
製品叉は原材料がその量において等しくその構成分子が互に置換
し得るということを前提としている︒この関係は川の流れに癒え
られる︒川の流れを構成している水の分子は不断に交替して止ま
らないが︑流れは常に存在する︒基礎在高の流れは販売を目的と
せず︑これを構成している分子は絶えず頭隠代謝しているけれど
も︑流れ自体は変化なく存続する︒不変の原始原価で評価される ︵註2︶のは︑実にこの流れであって︑それを構成している分子ではない︒
このように基礎在高法では既に後入先出法の出現に先立って︑
期末棚卸資産評価従ってまた当期払出価額計算において︑棚卸資
産の箇々の分子とその個別原価との関連が放棄されていることに
注目しなければならない︒基礎在高を固定価額で評価することに
よって現在の生産品の原価は︑︵当該棚卸資産の関する限り︶現在
の購入原価又は製造原価で計算されることとなる︒この関連につ
いてニッカァソンは大要次の如く説明している︒
二地点から二地点に至る石油輸送管を考えてみる︒送油管によ
って絶えず石油を乙地点に供給するには︑管の中に常に石油が充 たされていなければならない︒即ち送油管には絶えず棚卸資産があるのであって︑これは正に基礎在高に当る︒この場合送油管の中の石油を年々同一の金額で評価することによって︑その月に送油管から流出する石油には︑石油輸送のために要する時間のズレを無視して︑その月に注入された石油の原価が与えられることとなる︒而して彼はかかる原価は売価算定の基礎となる見積原価と
一致するものである︵石油・銅・繊維・皮革∴鉛等の産業にあり
ては︑売価決定のための見積原価は原材料の時価を基礎とし︑製
造家が保有する原材料の実際原価によるものではないから︶とい
︵註3︶つている︒
︵註1︶ 多くの論者によって.︑冨ω①・︒・8︒犀︒同目二目苧ω叶︒︒犀目①爵&.︑として用
いられ︑同一方法に対する別称として取扱われているのであるが︑稀には正常
在高法なる名称を︑趣旨を均しくする各種の・万法を総括する上位の概念として
用い︑これに基礎在高法︑濫備金法︑後入先出法を属さしめる分類法をとる者
もある︒ ︵例えば≦b℃讐︒ロ噸臣ooo口口訂三︒・.口螢昌血げOorg⇔乱09や笛ひひΨ
O暫二目ぎヨ器∪︒≦冨ρ6︒の酔︸︒8口三重㎝薗昌亀二二な︒・貫ちUρで●g︒Q︒メ︶
開︒器O幽尋9貯霧は上位の概念を現わす名称として..げ器叩曾︒穿盆日ξ亀
く巴口9︒鼠︒ロ日︒子&︒︒.︑なる語を用い︑これに基礎在高法︵叉は正常在高法︶準・
備金法及び後入先出法を属さしめている︒︵目竃b冒・︒︒︒︒︐G︒8爵甲貯9覧①貯同腎
8旨︒b︒8琶江晶国麟︒同く餌巳田島ぎ①︒︒︒・閑︒≦Φき諺暮唱日ロ宕口巳び霞甥HOQ︒ひ●︶
︵註2︶ P︒巳︒・O.国♂島①♂守︒︒・−︒・8爵H導88騒︒・し・︒h鋭﹂三図しOG︒PΨ
ωc︒●〃イ︒ペルベは後入先出法発展史上欠くことのできない言m鼠8国.聞争
一一 z一
o口げ︒けの父君であり︑団︒αqωoPb巴︒ロぴ9知09の創立者である︒
︵註3︶ Ω霞g8切・蜜︒冨窃8一塁睾8曙切①︒・霞く︒︒・器§国♂ヨ︒暮亀甘−
︿︒三〇曙聞︒守ざ諺8島㎝●切①く●∪①2岩Q︒﹂電6Q︒ミーco●
墓礎在高法の適用に当っては先ず﹁基礎在高﹂として取扱われ
る数量と︑これに附せらるべき価額とが決定されなければならぬ︒
基礎在高たるべき数量︵以下基礎数量という︒︶ は︑︵一︶通例輸
送の途中にある原材料の数量︵二︶輸送の遅延その他不慮の事故
による生産の停止を免れるために保有することを必要とする原材
料の数量︵三︶製造過程にある︵仕掛中の︶原材料の数量︵製造
工程に長時日を要する工業においてはこの数量は莫大である︒︶
︵四︶遅滞なく製品の引渡が可能となるために工場及び倉庫にお
いて保有する必要のある製品の数量を老癒して︑各事業の実情に
応じて定められる︒ ︵基礎数量は特定の事情の下において決定せ
られるものであり︑製造規模の拡大等事情の変化により変動する
ことは勿論である︒︶
ニッカァソンは異なった︵寧ろ回顧的な︶見地から基礎在高の
数量を次の如く規定している︒
︵一︶ 基礎数量は平均数量︵平均数量を求める場合に季節的・
周期的変動を除外したとしても︶以下でなければならない︒
︵二︶ 不況時において︑棚卸資産量が減少して到達した最低量
基礎在高法研究
をもつて基礎数量とした会社もあるが︑生産活動が異常に低下した時期においては︑棚卸資産の数量は︑普通時には基礎数量として承認される手持量以下に下ることがあるものと老えるのが合理的である︒ ︵三︶ かくて︑周期的変化の顕著な年度を除外して︑代表的と老えられる年度の手持量を相当長期間に亘って観察し︑各年度の手持量の面詰︵季節的変化の谷︶の平均を求め︑これを基礎数量の上限と考えるべきである︒生産活動が異常に低い時期を除いては︑この季節の谷の平均をもつて基礎数量と考えてよい︒生産活 ︵註4︶動が異常に低い年度には︑基礎数量はこれ以下に下り得る︒ 基礎数量の画定は抽象的には可能であるけれども︑特定の企業について具体的にこれを決定することは︑情勢の如何︑産業の種類によっては困難な場合がある︒それは情勢の変化によって変化し︑また一定時点においても︑決定者の判断によって影響されるところが多いからである︒ 基礎数量には基礎︵固定︶価額が附せられる︒単位基礎価格としては︑当該棚卸資産の実際取得価格がとられる場合もあり︑将来下落することが予想される最低の価格又は過去において経験した最低の価格がとられる場合もある︒基礎在高法を採用するに当って︑帳簿価額を基礎価額に切下げる場合に生ずる損失は︑利益一3一
基礎在高法研究
剰余金に賦課すべきものとされる︒一且基礎在高法を採用しての
ち基礎価額を更に切下げる必要を生じた場合に生ずる損失につい
ても同様である︒
棚卸資産が消費され︑期末数量が基礎在高に満たざるに至った
ときは︑当該棚卸資産は不足量︵匙①自︒霊︶を期末の時価で計算した
金額を︑基礎価額から控除した金額で評価される︒ウォーショー
はこの関係を﹁基礎在高はなお完全に存在しその一部が一時的に
借入れられ︑のち時価で購入して補充し基礎在高を回復すべきも
の﹂と讃えるのであ鱒.
基礎価額から︑不足量を時価で計算した金額を控除した金額で
評価するということは︑当該部分は当期の棚卸資産費用に︑その
取替に必要な原価で算入されたということを意味する︒この点後
入先出法による棚卸資産費用計算と異なっている︒次期において
不足分が補充された時︑基礎価額は回復する︒併し期末時価と実
際に補充が行われたときの時価が異なる場合には︑その差額は補
充の行われたときの費用︵叉は費用からの控除︶となる︒
基礎在高が蚕食された場合の評価を右の方式の如くせず︑準備
金を設けて処理する方法がある︒この場合二つの方法が老えられ
る︒ ︵一︶ 基礎在高がそのまま保有されているものの如く当該棚卸 資産を基礎価額で評価し︑別に不足分を時価で計算した金額の準 ︵註6︶備金を設ける︒この方法はウォーショーによって説明されている︒ ︵二︶ 基礎在高︵︒︒8爵6ロ已︶が蚕食された部分については基礎価格で計算.した金額を︑基礎価額から控除し︑別に不足量︵嘘碧・葺Φヨ碧泊轟三Φ︶に︑取替に要する価格と墓礎価格との差額を乗じて得たる金額の取替準備金︵胃︒丘︒︒8昌唱︒弾器8霧§β江︒昌9ωぎ︒パ︶ ︵註7︶を設ける︒この方法はプゥルクワンによって説明されている︒ 準備金を設定する方法による場合にも︑準備金の金額が正しくこの方式に従って計算されるときは︑棚卸資産費用計算に与える ︵註8︶影響は準備金を設定しない直接控除法と同一となる︒ 期末数量が期首数量に満たない場合であっても︑期首数量が基礎数量を超えており︑当期の減少は基礎数量を超える部分からの減少であって︑期末においてもなお基礎数量が保たれているときには︑その減少分は帳簿価額で棚卸資産費用に算入される︒ 反対に期末棚卸資産の数量が基礎在高を超える場合には︑その超過量︵O×OOωQo︶は原価で︑又は低価法を適用して得た金額で評価される︒しかしその原価︵叉は低価法を適用する場合の原価︶とは︑先入先出法・平均法等何れの原価配分方法を適用して得た原価であるかについては定説はない︒例えばアンダァソンは先入先 ︵註9︶ ウォーショーは平均原価法出法による原価で評価されるといい︑
一4一
︵註−o︶で評価されるといい︑モントゴメリィは先入先出法叉は平均原価 ︵註11︶法が用いられているといっている︒またペルベは先入先出法・平 ︹註12︶均のほか後入先出法その他による評価を認めている︒即ち超過分
に対する原価配分は先入先出法・平均法・後入先出法泉の何れか
の方法によってなされ得る︒基礎在高法自体は基礎数量に附せら
れた基礎価額を毎期変動なく維持することに主眼があるのであっ
て︑超過分について如何なる方法で原価配分がなされるべ責であ
るかを限定するものではないからである︒換言すれば︑一定量の
棚卸資産が価格変動の結果評価替される︵ここに評価替とは例え
ば先入先出法によれば︑価格変動によって︑同一量の棚卸資産に
異なる評価額が与えられるという意味に用いている︒︶ことによっ
て︑当期棚卸資産費用が歪曲されることを阻止しようとすること
が基礎在高法の趣旨であって︑当期受入分が如何なる原価配分方
式によって当期払出品と期末残存分︵基礎在高法にありては︑当
期に生じた超過量は当期受入量のうちの一部であるとみなされ
る︒︶とに原価分配されるかは問題とならない︒従って超過分につ
いて先入先出法・平均法・後入先出法何れかの適用が認められる︒
超過分について︑先入先出法・平均法・後入先出法の何れかが
適用されたならば︑次期以降においてもその選定された方法が一
貫して用いられなければならない︒その結果例えば超過分を後入
基礎在高法研究
先出法によって処理することとした場合には︑当期増加分が次期末においても保有されている︵勿論その構成分子には新陳代謝があるけれども︑次期末の数量が当期末の数量以上である︶ときには当該当期増加分に対する評価額はそのまま継続される︒ ︵当期増加分が次期において減少したときは︑棚卸資産費用に算入すべき減少分の原価は後入先出法的に処理され︑当該超過分に附せられていた後天先出原価が棚卸資産費用に算入される︒︶ 併し超過分が先入先出法皇は平均法によって処理されている場合には︑当期増加分が次期末において保有されているときであっても︑当該増加分に対する評価額は当期末と次期末では異なったものとなる︒︵超過分が先入先出法によって評価されている場合には︑次期末
において基礎数量を超えている超過分は︑次期受入分のうち最後
に受入れたものから順次成るものとして評価される︒平均法が適
用されている場合の評価額については次掲計算例において明らか
にされる︒︶ 換言すれば当期末と次期末における棚卸資産の数量
に変化がなくとも︑当期増加分が次期において評価替されること
となり︑次期の棚卸資産費用はこの分量に対する評価替の影響を
受けることとなる︒従って基礎在高法が基礎在高について評価替
を排除しようとする趣旨を超過分についても拡張しようとするな
らば︑超過分は︵次期以降においてその数量が保有されている場
一5一
基礎在高注研究
合を考え︶後入先出法的に処理することが適当となる︒
当期超過分が次期以降において失われた場合には︑超過分に対
する評価方法が何であるかによって減少分に対する棚卸資産費用
は相違することとなる︒併し超過分がどの方法で評価されている
場合でも︑それからの減少があった場合には︑この減少分につい
ては︑収益・費肘の同7価絡水準における対応は︑基礎在高法に
よっては達成されない︒
詮4︶o﹄・蜜︒ぎ同︒・8ε︒罫唱︒鐸ひ●
︵註5︶ 国曾目≦胃路︒き目冨20同目9一qQ80犀竃︒爵&亀ぎく︒昌8鳳引く巴岳自8
=幽幽8巴bの︒・oo三江︒昌ohOo︒︒紳跨88昌碧餌団︒田切oo犀HO誌℃唱6ひco・
︵註6︶目日・屯9︒尋睾L毫︒昌8蔓く・・ぎ銘8自巳爵︒弱琶霧︒・O篭9出串
く9︒乙切目︒・ぎ︒︒・⑳閑︒≦oきOo酔こHO卜●♪署・鱒ゆ・GgO・
︵註7︶竃聾門凶8bコ︒日貞三F日同帥ま笛︒O︒首℃富蓬ま謬山口︒︒鼠亀pHOミや
H卜9ひ●
︵註8︶ しかしウォーショγは直接控除法の方が弾力的であり︑自動的に所期の
目的を達するとして︑直接控除法を支持している︒︵口・日・≦賃昏︒ぎ臣く窪・
8蔓く巴8誠目碧告爵︒切ロ︒・ぎ︒︒・︒・O圃9ρ唱℃・ωPω鱒.︶
︿註9︶U印く箆界︸巳Φ蓉P団同ρ︒夢巴O自ぎ豪冨三℃層やωひど︒︒ひ劇.超過分
は彼においては限界在高︵目胃σqぎ巴貯く︒巨︒肖一︒ω︶と呼ばれている︒なお先入
先出法によって評価されるとみるものに次の諸著がある︒
諺包巳900詳①♪司︒亀.の津︒葺q︒ピ8電.劇♪劇笛・
臣噌日日≦.国巳日︒︒・9︒冨貸国︒げ︒昌︸冨︒甘さぎ8同ヨ亀ξ帥︒︾08ロ9ぎαq闇
Hゆq♪話く・&ご雫.︒︒廊・では最近の購入︵叉は製造︶単価によるものとされ︑ 切・肉Φ三回磯︒卜書噂国・切・qDヨ旨げ円癒しn.犀切き下戸b臼舌ロ︒aぎ8盲特写ぎ一●も︒.爬巳①画3Hゆ凱Pや鼻O.では︑通常︑最近購入分の平均原価によって評価されると書かれているが.ともに先入先出法評価を意味するものと理解すべ
きである︒
︵註10︶ 犀弓・≦胃ωぎきぎく︒ロ8同矯く巴岳諜8陶民爵①守ωぼ︒︒・︒︒9︒5娼・︒︒9
︵註11︶ 蜜8茜︒舅︒曙.︒︒周a㊦円﹄目霞①㎝讐6蟄占O踏ψぎド飼緊H詣9冒p日凶8
国.肥90島︒計Oぎ8①oh目臨く魯8曙客Φ爵&︒・∪︒℃︒巳ゆ8匂nもΦ︒窪︒署8酔oh
国舘げじd島営①ωωΨド亀臣ご岡臼昌﹂H凛同曽唱.刈ひ●
︵註12︶ 冨窪二8国.用鑑8び︒計冒︿窪8曙く巴器のき亀b3津冒︒Ω︒︒・侶器旨8計
︵零網ヨ帥属閃国︒・冨碧畠匂9口﹀・切罫9計臣晋9艮巴b80ロロ訂三︑︒・閏§象8r
6㎝倉や障伊︶
冒器嘗︸竃帥目当ぎは後入先出法︒先入先出法・叉はその他の原価法によ
つて評価されるとしている︒︵冥︒巷Φ爵8ぎ8§こ旨㎝藁80ら噛︒︒ひ鼻.︶
次に計算例を掲げて基礎在高法の適用方法を示す︒但し価格が
漸次上昇している場合を老え︑超加分は平均法によって計算する
ものとする︒
︵豊一︶ 上等・下話准言霜曇勘ぴ義聖光順調昇零墨賢陣汁O
ウ舜ぴ伴鰍Q
避爵三七
弓懸餅劃HρOOO臣9 ⑤弔含O 咽♪8ρOOO
酷薗ゆ N80屋ω.◎ 自O co卜oρ08
﹂HNOOO臣ω 咽食◎o卜⊃POOO
臨港二面ゆ⁝HρOOO子︒︒﹂ 心bOρOOO
一一 6 一一J
計………22,000星bs・ ¥9, 020,000 期末在高
基礎在高10, OOO lbs・@¥400 ¥4, OOO, OOO 超過分 1,0001bs. @ 418.333 * 418,333
11, OOO lbs. 4, 418, 333 払出原価…11,000 lbs. ¥4,601,667 払出単価 ¥418・33
* 期首超過分と当期受入分との平均単価である。期末数量が四割数 量より大なる場合であっても,計算の方法は同様である。この例は超過 分についての単価が変動することを示している。
(例二)例一に引続く年度であって,期末に不足分を生じたると き。期末時価は@¥430とする。
期首在高
基礎在高10,0001bs・@¥400 ¥4,000,000
超過分1,0001bs.@418・3聞
418,33311, OOO lbs. ¥ 4, 418, 333
当期受入分…10,0001bs. 4,250,000
計....・・… 21,0001bs. ¥ 8,668,333
期末在高
基礎i在高10,0001bs・@¥400 ¥4,000,000 不足分1,000】bs.@430 430,000
9, OOO lbs. 3, 570, OOO 払出原価…12,000 lbs。 ¥5,098,333 払出単価 ¥424。86
欄響{11.擁鱒距熈
*
が,実際の補充が@¥440でなされたものであるときは,期末における 超過分の原価は次の如く計算さるドきものであろう。
(当期受入分¥4,400,000一補充分¥430,000)÷9,000×1,000 =¥
441, 111
(例内)例二に引続く年度であって,期末もまた期首と同量の不
半分があるとき 。但し期末時価は@¥440とする。
期首在高(例三に同じ)9・OOO lbs・ ¥3・570・000 当期受入分………10,0001bs● 4,350,000
計・・・… 鱒・・・・・… 。… 、・・.… 19,0001bs. ¥ 7,920,000
期末在高
(単三)例二に引続く年度であって,期末に超過分を生じたると き。
期首在高
基礎在高10,0001bs・@¥400¥4・000・000 不足分1,000 lbs, 430 430,000
9, OOO lbs. ¥3, 570, OOO
当期受入分…10,000 lbs・ 4,300,000
計………19,000 lbs. ¥7,8 70,000
期末在高
基礎在高10,0001bs・@¥400¥4,000,000
超過分1,0001bs.@430* 430,000
11, OOO lbs. 4, 430, OOO
払出原価……8,000・lbs・ ¥3,440,000 払出単価 ¥430
この例では不足分の補充が@¥430でなされたこととなっている
1﹄ー
基礎在高法研究
弓懸併副HρOOO臣胆.③嘱らOO 膿心り08.OOO
到初ゆ H︾OOO屋︒︒・③ 心劇O 曲お︾OOO
POOO一げ︒︒・ ωりψひρOOO
操圧弼宙マ・HρOOO臣︒・● 嘱劇︾G︒◎ρOOO
操圧糠自矧 畷群ωひ
右の計算例は基礎在高法を朝影に適用した場合の例である︒併
し同様な計算方法を期中の各月に適用して︑月別の払出原価を算 ︵註13︶養することもできる︒
以上述べたのが通常基礎在高法と順えられているものの一般的
特質である︒基礎在高法に関する誤解の例として次の如き見解も
ある︒ 基礎在高法とは生産を継続するために必要な最低在高を定め︑
これを長期にわたって︑恒常価額で評価する方法である︒通常採
用される価格は市価が下落すると考えられる最低の価格である︒
新たに購入された一切の棚卸資産は︑速かにこの価格に切下げら
れ差額は損益勘定に借記される︒ ︵基礎価格は原価以下であるか
ら通常の場合評価減が発生する︒︶ 生産に用いられ販売されるに
従って前記の差額は損益勘定に復帰する︒従って棚卸資産の消費
・販売があるまで評価減額に対する課税の延期を招来するもので
︵註14︶ある︒
併し新たに購入される棚卸資産を基礎価格にまで引下げること には何等の理論的根拠をも見出し得ないのであって︑かかる慣行が事実存在するものとすれば︑それは明らかに基礎在高法の誤用であるといわなければならない︒
︵註13︶ 但←超過量が平均法で計算せられることとなっており︑期末に超過量が
ある揚合に︑年度別に基礎在高法を適用するのと︑月別に基礎在高法を適用す
るのとでは原価配分の関係を異にすることとなる︒なお基礎在高法の月別適用
︵超過分が平均法のみならず︑先入先出法・後入先出法で評価される場合を含
む︶については一期別後入先出法の月別適用を述べた拙稿﹁累計差額法による
棚卸資産原価配分﹂ ︵企業会計昭和三十年九月号︶から類推することができる︒
︵註14︶ 司︒山︒冨銘自oh口⇔曇凶ωずH昌山器H二〇︒︒き臼卜︒︒8︒三江②昌oh中日︒・討O重目訂同 一〇hOoヨ日霞8曽∪臨巳二〇昌oh日輿騨=①︼W島厳︒器胃ooヨρや図O●卜空︒匿巳︒︒ 8 団9鼠ρ目訓①目貴⇔銘︒昌亀Oo壱︒冨仲①臣8目︒ぎO昌呂2 OいN℃・鱒鱒卜9・ 二
=
基礎在高法はのちにアメリカにおける後入先出法の発生の母胎
となったものであるが︑その基礎在高法はイギリス︵イギリスで
は十九世紀の末葉において用いられていた︒︶ から伝来したもの
︵註15︶と考えられる︒アメリカ産業界において基礎在高法が実際に用い
られたのは二十世紀初頭のことであり︑ ︾巨①島・︒昌q︒早撃ぎαq卿 ︵註16︶
切︒諭三轟09をもつて嗜矢とする︒次いで一九=二年Z註8巴
︵註17︶日$山∩o・がこれを採用し︑一九一七年には諺目霞ざ碧O碧60・﹄昌9円−
︵註18︶轟訟8巴国母く︒魯90︒・等が相次いで採用している︒併し基礎在高
法が一般の注目を浴びるようになったのは︑アメリカにおいては
︹註19︶一九二〇年代初期のことである︒
︵註15︶ 基礎在高法又は類似の方法は︐一八八○年代の後葉叉は一八九〇年代の
前葉においてイギリスの若干の業種において用いられていた︒後年アメリカ議
会の委員会において︑後入先出法が課税所得決定のための正当な方法であると
認められるに至ったのは︑或程度かかる既成の事実があったことによるもの
であるとべ〃べは述べている︒︵竃碧昌8国・聖油︒口響け口器ド罵︒岡些︒ロ噌90h
P導b灯ぎH翼cQw宰︒︒OHし ヨーロッ八に診いて基礎在高法が最初に使用され
た形跡を示すものは︐十九世紀後葉におけるイングランドである︑とマックア
ンリィは述べている︒︵自●目・竃︒︸包¥目げ⑦09器h自H鞘ρ匂・oh>3臼昌旨︒・
HO㎝辞℃・ひ潔.︶併しコッタァは次の如くいっている︒︵諺円ロ巳巴098夢団︒巳︑︒︒
中︒聴けpHO劇P宰H9︶この制度は最初スコットランド及びナランダで足揚
を得︑のちイングランドに伝波したものである︒
︵註16︶ 匪ヨ①H甘m昌.qD目亀昌昌Gq知開︒助巳昌qqO9が基礎在高法を採用した年次は
九〇三年︵﹀●698♪oや9酔こ唱曾H9駐.︶とされbまた﹇九〇六年
︵ 九三八年歳入法に関する上院財政委員会の公聴会において冒●国.国巴︒自9
が陳述に際して提出した附属書類国①霞ぎ噌げ亀自︒チoOo目糞葺ooo耳疾ぎ卑
目︒d巳臼巴◎o鼠酔︒ωqD臼go二型08σq周︒鉾Q︒≧Q自︒器一霞呂口.切︒80Q卜9噂
や目ひ幽︶とされている︒
︵註17︶密こ8巴訂巴09が基礎在高法を採用した年次は﹁九一三年とされ
︵註16の℃︒一2ぴ9の提出した附属書類︑﹀・Oo詳050や︒罫℃唄Hσ塗
客﹀・ρb・団①霞切︒︒ぎHゆト︒鱒ワひ評QD●守三〇帥目︒5悉く︒禦ぎロ︒hOoωけ
跨︒8導鼠冨αQざHO団9HOい少やQ︒卜︒ド︶また一九一四年爲︒︒︒のO︒零巴冨♪
基礎在高法研究
目び︒頃器①−qog犀旭ユ暮乾︒ぎ剛昌8ヨ︒諺80巨議品矯出田話乱切昌︒︒冒Φの︒開︒畿㊦ぎ ︾g口目嵩匿ロ目ぎが同Oら︒9雫刈O.閏︒昌受剴・︸訴ご5h毫窪8蔓津︒津のぽ爵︒穿︒・言︒器O葦①ト暮円冨ロ国88慧︒開象︒き寓胃︒﹃HOωc︒りや↑9︶
とされている︒他方国臼話円山卜pミ国︒くざ〜臼ロロ9同OωQo唱や冨Q︒鱒・ではb
﹁最初に使用した年度は少くとも一九〇五年である︒﹂ としている︒併しその
使用が営業報告書で明らかにされたのは一九二〇年の報告書であることは一般
に認められている︒
︵註18︶同三︒ヨ註8巴臨履く︒︒・一〇塚09は︑時価が下落して基礎価格を下回るこ
ととなったために﹇九二一年には基礎在高法を放棄して低価法で評価している︒
併しのちに至って準備金法を採用した︒
︵註19︶ QD.即O三塁︒さ名●9こやQ︒卜︒卜︒・
我々は基礎在高法がアメリカにおいて如何なる根拠を有するも
のであったかを知るために先ず2註8巴零巴∩pの例についてみ
︵註20︶よう︒
ナショナル製鉛会社は鉛地金に加崩して各種の製品︵特に白
鉛︶を製造する会社であり︑白鉛の製造には五︑六箇月を要する︒
営業を円滑に運営するのに必要な原料・仕掛品・製品を考量し︑
この会社は鉛八万トン及び錫・銅・アンチモンの若干量を﹁正常
在高﹂とし︑これを基礎価格︵一九=ニー四年の最低価格︒鉛に
ついては一ポンド当り三・四〇セント︒︶ で評価した︒.﹁正常在
高﹂は全棚卸資産の約八十パーセントに達している︒基礎量を超
える量はその原価で評価された︒ ︵一九二〇年末には時価の下落
一一 9 一一
基礎在高法研究
によって評価減している︒︶ かくて売上原価は当該事業年度の原
料購入高に期首の超過量の価額を加えこれから期末の畑鼠分の価
額を控除した金額となる︒而して基礎量は固定価額で評価されて
いるから︑鉛の価格変動は超過量についてのみ損益計算.に影響を
及ぼすこととなる︒
墓礎在高法採用の理由について一九二〇年の営業報告書は次の
如く述べている︒ メタル﹁月々の原料購入量は月々製品の形で販売される金属の販売量と メタほぼ均しいのであるから︑我々は宵月に製品の形で販売された金
ル えタル属はその月に購入された金属によって生産されたものであり︑正
常在高には手を触れなかったものと擬制して︑棚卸資産を原価で
評価したのである︒
実際問題として︑正常在高は︑会社が事業を継続するために常
に保有しなければならない機械類と同様の性質を有するもの.であ
る︒例えば鉛地金の価格が騰貴してポンド当り十一セントになっ
たとしても︑正常在高を売払ってしまうのでなければ︑会社は現
実の利益を得ることができない︒併し正常在高を売払ったとすれ
ば︑会社はその当時の価格で再びこれを買戻すか又は事業を中止
しなければならないこととなる︒後者の場合には︑グッドウィル
の価値及び宜伝広告費を喪失することとなり︑その損失は販売に よって得られる利益よりも蓬かに大なるものとなろう︒ 事情かくの如くであるから︑我々は︑棚卸資産の価値を引上げ︑実現することのできない帳簿利益︵それは後年同額の帳簿損失によって追随される︒︶ を計上して誤解に陥ってはならない︒簿記は往々にして経営政策に影響を及ぼすものである︒原料価格の騰貴によって帳簿利益を計上すれば会社は濫費・浪費に陥り易い︒他方︑価格下落期の帳簿損失は意気を沮喪せしめ︑財政困難に陥らしめるおそれがある︒かかる帳簿損益が公表財務諸表に計上されるならば︑株主もまた外見上の高利潤及び莫大な損失によって欺かれることとなるであろう︒ この安全にして保守的な方法が会社に与える利益は過去数箇年の間に顕著なものとなった︒例えば︑鉛地金の市価は百ポンド当り︑三・四〇弗の低価格︵この価格で我々の鉛地金の正常在高が評価されているのであるが︶から戦時には十一弗に騰貴し︑一九二〇年末には四・七五弗に下落した︒我々は少しも帳簿利益を計上しなかったのであるから︑︵下落に際しても︶帳簿損失を計上する必要がない︒価格変動に伴なって正常在高の評価額を変更することが正しいものとすれば︑我々は同様に︑戦時中︑土地・建物・機械を取替価値にまで引上げ︵このことは帳簿利益を結果する︒︶そ
の後現在の取替価値にまで引下げる︵このことは帳簿損失を計上
一10一
基礎在高法による評価額と低価法による評価額との比較
第一表
基礎価額
@ (A)年平均市 ソ(セン
g)
平均イ面格による
賰b在高@ (B)
基礎価額を超え
@ (C)
驫z
公表棚卸資産イ面
z (D)
修正された棚卸 綜Y価額
@ (E)
1913… $5,440,000 4.4 $7,040,000 $1,600,000 $ケ,300,000 $8,900,000
1914… 5,440,000 3.9 6,240,000 800,000 7,200,000 8,000,000
1915… 5,440,000 4.6 7,360,000 1,920,000 6,300,000 8,200,000
1916… 5,440,000 6.8 10,880,000 5,440,000 ツ,300,000 12,700,000
1917… 5,440,000 9.1 14,560,000 9,120,000 8,200,000 17,300,000
1918… 5,440,000 ツ.4 i1,840,000 6,400,000 15,000,000 21,400,000
1919… 5,440,000 5.8 9,280,000 3,840,000 16,000,000 19,800,000
1920… 5,440,000 8.1 12,990,000 7,520,000 19,600,000 27,100,000
1921… 5,440,000 4.6 7,360,000 1,920,000 20,600,000 22,500,000
1922… 5,440,000 5.8 9,280,000 3,840,000 19,600,000 23,400,000
甘蚕
@淋概 嶋仕 宵同 法 証叫 鷹九
(註)年平均市価はBureau・f Iab・r statisticsによる。基礎在高80,000トン,
1トン 孟2,000ポンド,単価3・4セント,C=B−A, E臨C十D但しE 欄は万弗以下切捨ててある。
することになる︒︶
こともまた正しい
ものといわなけれ
ばならない︒L
ナショナル製鉛
会社が基礎在高法
によって損益計算
した結果と︑これ
を通常の低価法に
よって損益計算.し
利益額修正
第二表
公表利益
@ (A)基礎イ面額を超え
@ (B)
驫z
平均イ面格による
ラv@ (C)
$2,500,000 $ 800,000 $ 一
2,700,000 1,920,000 3,820,000
3,000,000 5,440,000 6,520,000
4,900,000 9,120,000 8,580,000
4,700,000 6,400,000 1,980,000
4,600,000 3,840,000 2,040,000
4,700,000 ワ,520,000 8,380,000
3,500,000 1,920,000 2,100,000*
4,900,000 3,840,000 6,820,000
1914…
1915…
1916…
1917…
1918…
1919…
1920…
1921…
1922・一・
*は損失。意表(B)は第一表の(C)に同じ。但 し1922の数字は筆者にて修正。C=(A+B)一前年 度のB
たものと仮
定した場合
の結果とを
比較すれば
次の如くで
︵註21︶ある︒
右の表を
見れば明ら
かなように
鉛地金の価
格の大なる
変動に拘ら
ず︑ナショナル三四会社は基礎在高法を採用していた結果︑右の
期間二百七十万ドルから四百九十万ド︑ルの利益を出していた︒若
し低価法によっていたとすれば︑その損益は八百五十万ドルの利
益の年から二百十万ドルの損失の年に及ぶ高低を生ずるものであ
︵註22︶つた︒この点から論者によって基礎在高法の損益安定的効果がし
ばしば強調される︒
基礎在高とぜられる量は常時一定であるわけではない︒ナショ
ナル製鉛会社では︑一九二四年には基礎在高を仁万トンから九万
U 一一
基礎在高法研究
六千トンに引上げている︒この水準は一九三二年まで続けられ︑
のち五万トン未満に引下げられている︒基礎在高の引上量︵一万
六千トン︶について帳簿価額と基礎価額との差額は剰余金に賦課
されている︒即ち損益計算には算入していない︒
︵註20︶ 国.目.≦臼︒︒評︒ぎ目豪宕oH目ρ一ω酔8画図︒爵&ohH昌く〇三8同く巴舞菖︒炉
客b・ρ諺●鴫︒胃⇔コ8r目Oトっトa︒国●日●≦︒︒円︒︒ぎ〜剛塁窪8同工く匙岳賦8餌巳
芽︒田︒・ぎ︒︒・︒︒9亀Φ.国肩くma穿・・言︒圏男︒鼠︒きO︒け・噸HO潔・目・国・qD碧畠︒β
QDo目①く葭ド賦8のぎH昌く︒目8敷く三思昌︒鵠.匂o場bこ∪8こH旨α.
︵証21︶ 目.出︒Qα薗巳︒円90や9;宅や&卜9ゐ●
︵註羽︶ 税の支払は税務計算に基づいて行われるものであるから︑会社は支払税
額を見積ウ︑納税引当金を設定していた︒即ち課税年度末に会社は税法規則に
従って税目的のための評価額を算出したのである︒ ﹁この余分の仕事は基礎在
高法の価値からみて︑充分行う僑打のあるものであった︒﹂︵国.目・翅胃のまぎ
目訂2自ヨ︒︒一ωけ8叶呂①爵巳oh目毫窪8避く巴岳二〇p弓・刈↑︶
︵註23︶ 次いでウォーショウの二つの論文について︑この時代に墓礎在
高法の根拠とせられたところのものを探ってみよう︒彼の一九二
二年の論説はアメリカにおいて基礎在高法を公に論じた最初のも ︵註24︶のであるとされている︒そのうち基礎在高法採用の根拠に関連す
ると語えられるものを要約すれば次の如くである︒
或種の産業の棚卸資産の一定部分は製造作業を継続しようとす
る限り必ず手許に保有しなければならないものであって︑若しこ
れを失えば︑それが補充されるまで︑事業を休止しなけれぽなら ないものである︒従って一定量の棚卸資産は会計目的上︑会社が製造作業の必要上必ず保有しなければならない工場設備︵建物・機械等︶と同様なものとみなされる︒棚卸資産のこの部分が基礎在高である︒基礎在高が固定価額で評価されるのは︑固定資産が取得原価で記録せられ︑その後の価格変動とは無関係とせられるのと同様である︒この見地からみれぼ︑基礎在高法は真に原価主義による評価法である︒普通一般に原価主義評価法と認められているものと︑ここにいう原価主義評価法との差異は︑﹁原価しなる語に与えられる定義及び解釈の如何によるものである︒ メタル 月々の原料購入量は月々の販売量︵製晶の形態における金属︶ メタルにほぼ均しいのであるから︑我々は或月に販売された金属︵製品 メタルの形態で︶はその月に購入された金属から製造されたものであり︑従って基礎在高は傷なわれなかったものと仮定して処理する︒基礎在高は常時保有されているものとみなされるのであるが︑必要に応じて墓礎在高の中から販売が行われることがある︒︑この場合には︑基礎在高は依然として手許にあり︑そのうちの一部が一時的に借用せられ︑のちに至ってその時価で返還されるものと擬制するのである︒基礎在高の一部が消費された場合に︑これを時価で補充するという会計上の備え︵このことは基礎在高法の不可欠
の要素なのであるが︶がなければ︑異常の︵需要が大であって供
一一@12 一
給が制限されているような︶時期には︑異常な利益が出てくる︒
この備えがなければ︑基礎在高法は不完全であり︑目的を達成す
ることができない︒或時期には大なる紙上利益が現われ︑後年大
なる紙上損失が追随するという結果になるからである︒
紙上利益は︵企業が清算するときでなければ︶実現することの
ないものである︒どのような評価方法がとられていようとも︑長
期聞をとって考えれば︑損益計算の結果は同一である︒最終の計
算において損益の起伏は相殺されてしまうからである︒併し実際
上一事業年度は短期であるので︑何等かの手段で︵安全・保守的
な棚卸資産評価方法の如き︶実現することのできない・また価格
下落時の紙上損失によって追随されるところの・紙上利益の計上
を回避して︑究極の発展を期待しなければならない︒基礎在高法
は一九回六年一一九二二年の異常な価格変動期において︑損益平
⁝準化に大いに役立つた︒
このようにウォーショーにおいては︑基礎在高は原価で据置か
れ︑従って月々販売される製品はその月に購入された原料から製
造されたものとして損益計算が行われることになるという関係は
明らかにされているが︑その場合測定されるところの損益の性質
を充分に把握し得ていない︒紙上利益・紙上損失なる語も用いら
れているが︑それらが如何なる性質のものであるかについても説
基礎在高法研究
明されていない︒彼の場合にあってはいわゆる紙上利益とは企業会計の立場からみて全く架空のものであることを指摘したものというよりは︑寧ろ後年紙上損失︵価格下落による︶によって相殺される利益であるが故に︑その部分は留保しておかねばならない性質のものであることを意味しているもののようである︒一九一七年︑租税諮問委員会︵とくぎ勤評︒×国8a︶は基礎在高法を否認する理由の一つとして︑基礎在高法は特定年度の利益を最も明瞭に反映するものではなく︑利益を安定し将来の損失に対して準 ︹註25︶備金を設定しようとする意図のものであるとしている︒ウォーショーはこれに対して次の如く反論している︒
基礎在高法が﹁安全性を保ち利益を安定化し将来の損失に対し
て準備金を設定しようとする意図から発生している﹂ものである
とすることは︑この方法に対する非難として役立つよりは︑寧ろ
本法が一般に採用せられること癒奨励すべき理由となるものであ
︵註26︶る︒
このことからも彼の時代においては︑﹁利益に非ざるもの﹂と
﹁利益の留保﹂とが明確に区別されていなかったということがで
きるQ
︵註器︶ 前掲註20に掲げたウオーショーの二つの論交︒彼はナショナル製鉛会社
の場合について説明している︒彼はナショナル製鉛会社のコントローラーであ
一 13 一一
基礎在高法研究
つた︒︵註%︶ O訂ユΦ︒・切①ぎ目p巳02一畠い・国胃騒・O︒曾b︒︒8昌白ぎ︒口層H潔cQ層唱.
Hゆco.
︵註25︶ 拙稿﹁後入先出貯め根拠﹂一−神戸大学経済経営研究所企業経営年報V
四頁︒︵註26︶口・日・遍鶏︒︒ぎぎ国く⑦三︒q<巴ロ註8暫巳爵︒野ω置︒︒・︒・9︒5やG︒︒︒●
三
基礎在高法にあっては一定量の棚卸資産には固定価額が附せら
▲れる︒このことの妥当性は︑基礎在高法論者によって︑基礎在高
を固定資産︵建物・機械の如ぎ︶乃至資本的資産と同一視する
︵又はそれらに類似するものとみる︶ことによって説明される︒
基礎価額を固定せしめることによって︑棚卸資産費用の計算は先
入先出法とは大いに異なるものとなる︒即ち資本的資産たる基礎
在高を想定することによって︑︵棚卸資産を構成する箇々の物財の
実際の動きを無視して︶当期の購入原価が当期の払出原価として
収益に︑賦課されることとなる︒基礎在高法にあっては︑ 一定量の
棚卸資産に固定価額を附することが本質的なものであって︑当期
の購入原価が当期の収益に︵同一価格水準的に︶チャージせられ
るという特長は︑そのことの当然の結果として発生するものであ
る︒従って一定量の棚卸資産の評価額を固定的に据置くこと︵し ばしばそれを固定資産と同一又は類似するものとみることによって︶が妥当なものと認められるかどうかが︑棚卸資産費用計算.方法としての基礎在高法の理論的価値を決定するものとなる︒この点に関する批判を検討してみよう︒ つとに一九二六年にサンダアズは次のように批判している︒ 最低在高叉は正常在高を固定資産と同様な性質を有する固定的投資であるとみる考え方は︑巧妙ではあるが︑完全に人を納得せしめ得る議論ではない︒内国歳入局の裁定が既に指摘しているように︑両者の間には根本的な差異がある︒即ち箇々の同一の固定盗産が継続的に使用されるに反し︑棚卸資産は一会計年度の間に ︵註27︶販売され補填されるという点である︒ 併し乍ら物的にみて棚卸資産が一会適期間内にしばしば回転し固定資産は長期間固定するという事実を指摘するのみでは︑基礎在高法に対する真の批判とはならない︒両者の形態又は企業内における滞留期間の差異に関する論議は問題の本質を理解せしめる所以ではない︒棚卸資産の箇々の構成分子が消費され補充される事実は基礎在高法論者も当然認めているところであるからである9問題は機能的な観点から︑棚卸資産をいわゆる固定資産と同様に ︵註28︶資本的資産と考えることが可能であるかどうかということであるQ
基礎在高法が棚卸資産を資本的資産とみることの根拠を糺ねて
一」4一
みよう︒ 我々は基礎在高法はイギリスの複会計制度の会計思考と共通の
足場に立ち︑その資本的資産の概念を拡大せしめたものと考える︒
複会計制度は一八六八年忌鉄道規制法︵切①αq巳巴︒昌︒h男港島昌
>9︶の附属明細書︵qOO7①山口︼O 一︶の定めるところによって発生し
た︒この制度の損益計算上の特質は固定資産の取得原価を資本勘
定切①8ゼ房餌巳国嵩窪響け自①︒昼6巷一邑卜︒8︒導︵複会計制度にあり
ては貸借対照表は資本勘定と一般貸借対照表の二つの部分に別た
れる︒︶ に掲げ︑その取替が行われた場合には取替の費用を収益
に負担せしめて︑固定資産の価額を変更せしめないということに
ある︒従って増設・改善のない限り当初の固定資産の原価が維持
される︒資本的資産は事業資本の沈下したものであり︑資本的資
産が総体として﹁良好なる状態で維持されている﹂ ︵日既ロけ帥ぎ巴
一富αq︒亀ぎ蒔冒︒q8巳三§き山冨無量ことを条件として損益が計算.
される︒維持修繕及び回復︵取替︶は資本的資産を﹁良好なる状
態﹂に置くための必要条件であって︑その費用は収益勘定︵開雲雫
喜①b80口三︶の負担とされる︒ここにおいては資本的資産は収益
を産み出すための継続的な・物的な・元本であると考えられる︒
従ってそれは固定資産の価格変動によって評価増減されることは
ないし︑また取替が行われた場合にも︵改善・増設を含まない単
基礎在高法研究
純娠取替である限り︶その貸借対照表価額を変更することはない︒物的に等しい資本的資産である限りその価額を引上げる理由はないからである︒ ︵通常の固定資産会計にありては固定資産の取替によって評価額が異なるものとなる︒︶ かくて資本的資産に関する価格変動部分は収益勘定に賦課されることとなる︒ 基礎在高法は複会計制度における資本的資産の概念を棚卸資産に拡大し︑棚卸資産の価格変動の影響を棚卸資産の貸借対照表価額に及ぼさしめず︑損益計算の中に吸収しようとするものである︒そして右の概念の拡大は決して意味のないものではない︒一定量の棚卸資産は︵その形態及び企業内部における滞溜の期間は勿論異なるけれども︶常に企業内において保持せられていることが必要.であり︑それは機械等の固定資産と共に資本の沈下した物であり︑収益産出の元本たるものであるからである︒併し乍ら基礎在高に不足分を生じた場合においてその不足分を時価で評価することは複会計制度の理論からみて肯定され得るであろうか︒私見によればこのことは当然肯定されると思う︒蓋し複会計制度におい サては損益の計算.以前において資本設備が良好なる状態において維 ︵註29︶持されていることを予想しており︑若し何等かの事情で資本設備を良好なる状態に維持することができなかった場合には︑それに要する費用を準備することは認められていたものと解することが一15一
基礎在高法研究
︵註30︶できるからである︒
このように基礎在高法は一定量の棚卸資産を事業運営のために
必要な資本的資産とみることによって︑当期の購入原価を収益に
チャージすることを目的としたのである︒所有者たる個人とは別
箇の永続的な企業体を想定する限り︑かかる損益計算方法は決し
て不合理なものではない︒
︵証27︶ 目噂國.qD帥巳①目g・QD︒ヨ①<胃㌶甘§冨嘗︼塁窪8乏く巴ロ卑二8噌︸.︒hP帰
U①8ら図9唱・ホcO
︵註28︶ 臨調犀Φ房︒昌はQqき畠臼ωの批判に関等して次のようにいっている︒︵O♂辱
窪8頃︒客陣鱒︒冨︒戸目毫︒昌ε曙男︒器宅︒︒︒器§邑①罎①上戸右軸芝葺8蔓頃巳8¥
掛︒︒粛・開①︿・曽Uo︒二H8メ℃娼・G︒齢争N︶
﹁このような非難は︑他の貸借対等讐衣頂目と関連せしめない粕野比によって軸避け
ることができるであろう︒例えば棚卸資産を川︵その幅及び深さは季節的︒周
期的に変動する︶に壁呂えられる︒最低量乃至基礎量の棚卸資産を維持すること
は企葉の生存にとって絶対に必要である︒それは水の最低量の流れが︑その川
の近傍に佐む・または各種の方法でその川に俵存する・人々にとって絶対に必
要であるのと同様である︒﹂
︵註29︶ 鉄道規制法は第三条において︑諸種の明細書と共に証明書の﹁作成及び
印刷しを要求しており︑その証明書は︑責任ある技術職員が︑車輔・鉄道等
6建物・運河・機械・器旦ハ等を含む︶が﹁良好なる状態﹂に維持されている旨
.を証明すべきものであった︒この占川に関しては左記の著書参照︒
罫蓄︒琴︒菊・望︒訂・ρ︾ロ亀三晶ψ伽窪巴こH8トっ署・a〒ま笛・
蜜︒ぎ訂ω﹀.頃.qゆ富8ざ国巡房げ諺︒8舅至言ざHO頓倉やHQ︒一鼻. 調︒欝冠も自.国山≦9巳ρ謡u①Z勘ε話彫昌蝕竃雷ωp霞⑦ヨ窪序亀岸8日①︵ぞ.日ゆ㌣ 湾臼巴︒象8がQ∩臼包♂の一昌レ8︒茸二三ピ910■︶唱・酌8・ メイは複会計制度と減価償却との関連を述べた箇所で次の如くいっている︒ 減価償却準備金の設定を強制的なものとすべきであるとの議論もあったが︑
国会は︑財産が適正に維持せられていることの証明書︑及び予定された配当が
︵収益に対して監査入がチャージすべきものと認める一切の費用をチャージし
て後︶監査入の立揚からみて適正に支払い得るものであることの証明書を要求
するに止めたのである︒︵OΦ自oqoO穿臼竃⇔︶・w目ミ︒曇ど累︿︒嘱$房亀﹀︒8︒
琶鉱晶房①名︒冨筐田図HOωρぎ︸・NやQゆωc︒も・︶
︵註30︶ 複会計制度では減価償却は強制していない︒併し他方︑資本的資産の能
率をその当初の状態に維持するために将来必要とされる支出について演備金を
設けることは間接的に︵明文をもつて強制してはいないが︶認めていた︒ ︵い
謁・Uけ厨・p名.葺;やト⊃藤QO・︶
.基礎在高法論者は当初から︑定量の棚卸資産に固定価額を附す
ることが損益計算に及ぼす影響を理解していたといえる︒併しそ
の損益計算的側面が強調せられ叉は基礎在高法の直接的な根拠と
して主張されるに至ったのはウォーショーよりは後年のことであ
るQ 一九三六年モゥリス・ペルベは基礎在高法は現在の収益に現在
の費用をチャージする方法であり︑これによって︑実現し・また
は実現し得べき・而して行われた営業活動と直接比例関係にある ︵註31︶・実際の利益が算定できるものとしている︒また基礎在高の評価
一16一
引上げによる表見上の利益は実在せず︑幻想的なものに過ぎず︑
これが課税叉は配当支払の基礎とされる場合には︑価絡上昇期に ︵註32︶おいて企業を破滅せしめる原因となるといっている︒併し彼もま
たこの時代の多くの論者と同じように基礎在高法は製造が長期継
続的であり︑同質的均一的な製品が生産される︵従って常時固定
的な最低量の棚卸資産を保有することを必要とする︶事業に適用
せらるべきものとし︑すべての種類の産業に適用されるべきもの
とはしていないQ
ニッカァソン﹂も基礎在古同法によって飢寒上原価が取挿替原隔楓に甚噛つ
いて計算せられ︑墓礎在高に関する棚卸資産損益の計上が排除さ
れることを認め乍らも︑基礎在高法が有効に適用し得べぎ産業を
限定し次の要件をあげている︒
︵一︶ 先ず原材料価格と製品価格との開きが物価上昇期及び下
降期を通じて比較的に恒常的なることを要する︒尤も両価格の開
きが物価下降期におけよりも物価上昇期において大であること︑
及び一時的混乱要素のために二つの価格の間の開きの均等性が乱
されることのあるのは認めなければならない︒この理由から基礎
在高法は原料生産者には適用され難い︒原料生産者にあっては︑
物価上昇期において︑その原価は比較的に固定的であるか︑叉は
少くとも原料売上収入と比例的には増加せず︑物価下降期におい
甘獺 琳礎 究伍 官同 蹄依 瓜瑚 施九 て原価は比例的には減少しないからである︒また原材料価格が大いに変動的であるにも拘らず︑売価が比較的に固定的である製品の生産業にも基礎在高法は適当しない︒ ︵二︶棚卸資産に対する投資額が他の資産に比して大であること︒ ︵三︶棚卸資産の内容が概ね少数の基本的な原材料から成立っていること︒ ︵四︶製造の各段階における原材料が︑原素材の単位に換算し得るものであること︒かくて彼は︑基礎在高法が最も適切に適用し得るのは︑石浩・ゴム・繊維・皮革・化学薬品・鉛∵銅・その他の金属に関 ︵註酪︶する製造・加工業であるとしている︒ モゥリス・ペルベ︑ニッカァソンに限らず墓礎在高法が適用さるべき産業を限定して老えることはこの時代における一般的な考え方で・あった︒ルイ・ペルベも大要次の如くいっている︒ 基礎在高法に対するきびしい非難は︑この方法の適用を可とせざる場合における本法の使用を攻撃しているのであって︑その本質に触れたものではない︒かかる非難は︑本法が真に所得を反映し︑事実を表示する唯一の方法であり︑最善の会計慣行であり︑その基本原理は健全であってその唯一の目的が所得を正確に測定することにあるが如き場合が存在することを見薄しているのであ
︵註34︶る︒
この時代においては︑基礎在高法が当期の購入原価を当期の収