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JUCEJournal 2019年度 No.4日本マイクロソフト株式会社
賛助会員だより
Microsoft Teams
~大阪工業大学への導入~
「教育工学」が専門の大阪工業大学ロボティク ス&デザイン工学部システムデザイン工学科学科 長教授の井上明氏は、大学に教員として勤め始め た20年前から、様々なICTツールを駆使した学生 参加型の授業を開発してきました。
そんな井上氏が「最高の文房具」として、大学 での授業や研究に活用しているのが「Microsoft
Teams(以下Teams)」です。Teamsによってコミ
ュニケーションの質を向上させ、コラボレーショ ンを進化させることにより、次々と新たな学修が 創発されているのです。■スマートフォンからでも万全に使えるLMS 従来の
LMS
は「今一つしっくりしなかった」と、井上氏は言います。
「一番の問題は、スマートフォンにうまく対応 していなかったことでした。今の学生にとって、
連絡事項はスマートフォンにプッシュ通知がくる ことが『当たり前』なんです。ところが、既存の
LMSはスマートフォン上で画面が見にくかった
り、学外からはVPN接続が必要だったりと、利便 性に欠けていました」(井上氏)。■EdTech時代に最適なICTツールを模索し て
井上氏は、学びをデザインする教育工学を長年 研究してきました。2000年代から、大教室授業 での
ICT
活用にも取組んでおり、2017年からは、大阪工業大学に新設されたロボティクス&デザイ ン工学部システムデザイン工学科の教員として、
学びの手法をさらに模索していくことになりま す。
新 た な
LMS
と し て 井 上 氏 が 見 出 し た の は 、Microsoftが提供するコラボレーションツール Teamsでした。
井上氏の授業。学生はBYODによりMicrosoft Teams を活用
PCと同様にスマートフォンも活用
大阪工業大学は学生・教職員向けの「
Office
365ProPlus
」を包括契約しています。学修管理 に悩む井上氏は、ある時、Office 365のメニュー にTeamsという新たなツールを発見しました。「説明を見た限り、
Teams
は単なるチャットツ ールではなく、グループワークができるツールと いう印象を受けました。インターネットで調べる と、オーストラリアの大学の教員が授業で活用し ているという事例が出てきました。そこで自分も 使ってみようと思い、Microsoft
の担当者にお越し いただき操作法をレクチャーしてもらったので す」(井上氏)。Teams
上の「ファイル」に授業に必要な資料をアップロードすると、学生たちは自分のスマート フォンやPCから閲覧できます。「会話」タブでは 予習・復習の連絡や授業の補足を行ったり、質問 を受け付けることができます。また、教育版の
■未来の教室を創造していく
井上氏は、
Teams
を「最高の文房具」だと総括 します。「やってはならないことは、学びの活動すべて をデジタルツールで代替してしまうことです。使 い分けしてこその文房具であり、
Teams
もまた学 生達の学びの活動を支援する文房具の一つだと考 えています。対面コミュニケーションとチャット には、それぞれ違う役割があるというわけです。こうした視点において
Teams
は、教師・学生の両 方にとって今までやりたくてもできなかったこと を簡単に実現してくれる、最高の文房具です」「小学校から大学まで、教室と呼ばれる場所の デジタル化はまだ多くありません。もっと様々な デバイスを用いた、未来の教室を作っていきたい と考えています。」(井上氏)。
学生たちは同時代を生きる師や友人、あるいは 歴史上の先人たちから情緒と情報を受け取ること によって、知識を積み、知恵を育てることができ るのです。井上氏はTeamsの導入によって、学修 環境に新たなコミュニケーション基盤を整備しま した。大阪工業大学の教え子たちは、卒業後、複 雑な社会課題に解答をもたらしていくことでしょ う。
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Teamsには「課題」機能があり、課題の作成、回
収、採点管理と返却から、締め切りの自動通知ま で、すべてをTeams
上で行うことが可能です。井 上氏は自身が担当するすべての授業と研究室運営 でTeamsを利用しています。「『課 題 』 機 能 が 実 装 さ れ た こ と に よ っ て 、
LMS
としての使い勝手が格段に上がりました。Teamsの良さを知って、自分の授業に使い始める
教員も増えてきています」(井上氏)。■Teamsで教育への工夫を取り戻す
「基礎情報処理」は、300人の学生がBYOD端 末を利用し大教室(ホール)で受講します。紙で 資料を配ろうとすれば、かなりの時間を浪費しま すが、Teamsの利用によって、「『紙では大変』だ ったことを容易に実現し、講義により多くの時間 を割くことができた点が、
Teams
の最大の教育効 果です。」と、井上氏は語ります。「例えば、理解 度向上のために小テストをやろうと思っても、紙 を配付し、回収して、採点したら、学生に返すと いう手間を考えると、教員が諦めて今まで通りの やり方をなぞることしかできなくなるのです。し かし、Teamsによって余力が生まれれば、より良 くするための工夫ができるようになります。私は 最近、Teams
のテレビ会議機能を使って、シリコ ンバレーと繋いだ遠隔授業を行いましたが、以前 は遠隔授業を実施するには準備が大変でしたが,Teamsでこんなに簡単に遠隔授業ができるなんて
想像もしていませんでした」(井上氏)。Teamsの機能概要と資料のダウンロード先、課
題の提出方法などを10分ほど伝えるだけで、学 生たちはすぐに使いこなしています。井上氏のゼ ミでは、週次の研究報告書をTeams
のWiki
に記入 するルールがあります。研究への気づきや調べて いること、参考になったWebサイトのURLなどを 共有することで、ある学生の研究が、他の学生に とっての学びへのきっかけになっているのです。「従来のLMSは、教員と学生とでやり取りがで きても、学生同士のやり取りはほとんどできませ んでした。しかし、
Teams
は学びを横にも拡げて くれます」(井上氏)。大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部 システムデザイン工学科学科長教授 井上 明 氏
問い合わせ先
日本マイクロソフト株式会社 文教営業統括本部
TEL
:0120-41-6755(マイクロソフト カスタマーインフォメーションセ ンター)