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心理文の分析

著者 友次 克子

雑誌名 主流

号 51

ページ 127‑138

発行年 1990‑03‑20

権利 同志社大学英文学会

URL http://doi.org/10.14988/pa.2017.0000015079

(2)

心理文の分析

友 次 克 子

動詞は項(argument)という決まった数の位置をもち,そこに名詞が入 ることで行為や過程や状態を表す.各項がどのような名詞を選択するのかを 捨象したものが,動作主(Agent)や主題(Theme)などの主題役割(Thematic Roles)で、あるといえる.物理的な現象や外面的な記述に対して,人間の内 面を表現するときに経験者(Experiencer)という主題役割が現れる.心理 文(psychologicalpredicates)は古くはflipまたはpsychmovement (心 理主語移動変形)で説明されるなど,特異な統語現象をもっている.心理丈 の項構造は,一般的に[経験者,主題]で表されるが,この「経験者

J

と「主 題」とはどのような性格をもち,またこの両者がどのような関係にあるのか

を,英語と日本語の心理動調,形容調を分析して明らかにしていきたい.

I I  

(1)  a.  amuse  b.  admire  c.  know  disgust  en JOY  recollect  interest  fear  regard  please  hate  see  surpnse  like  understand  worry  respect 

(3)

(2)  a あきれる b.恐れる c 回,

いらだっ 悲しむ 日生 る

驚 く 楽しむ 原買 つ

おびえる {曽 む 望 む

苦しむ 恥じる わかる

悩 む 喜 ぶ

(la)  (1 b)は英語の感情(emotive)動詞,(le)は認識(percept)動詞 である. (la)の動詞では経験者,つまり感情の主体者が目的語の位置に現 れ,このグループの動調カ丸心理文特有の現象をみせる. (lb)の動詞では経 験者が主語となる. (2a)  (2b)は日本語の感情動詞,(2c)は認識動詞であ る. (2a)では感情の対象を助詞「に」で,(2b)では助調「をjで表すが,

両者を分ける明確な統語,意味の基準を設けることはできなかった.

まず,(la)の動詞から「真の」形容詞を作ることができる. (3)  a.  His story was very amusing. 

b. I found his behavior very pleasing. 

veryを伴うのが形容詞のひとつの指標となり,(3a)ではさらに avery  amusing storyと前置することもできる. (lb)から admiring,eηjoyingなどの 形容調は生じない. (la)の動詞は,

(4)  a.  His story amused me. 

V J 

VA o e

m E  

Cd 1k

ob6t 

9u  

n i i  

c d

︐ ︑ umL

a m   s a  

9 u h f  

w

V J e  

r i n v  

m

w   H I  

b c  

と,経験者と主題との関係を 3通りに表現できる. (4c)のamusedが形容 詞か動詞の過去分詞であるかは,受動文Iwas amused

yhis storyとの比較 で議論のあるところだが, ve.fが挿入できることからすれば形容詞となる,

(4)

つまり,(la)の動詞は主題と経験者をそれぞれ主語とする2種類の形容詞 をもつことになる.

日本語の形容調は,感情形容詞と属性形容詞に大別される.感情形容調 には「うれしい」「悲しい

J

「いやな」「恥ずかしい

J

などがあり,これに接 尾語「ーがるjをつけて,内的な感情を外的な態度に表す動詞を作ることが できる.上の(2b)に「いやがる」「こわがる

J F

羨ましがるjなど多くの 動詞が加わる.日本語には話者情報と他者情報との対立があり,例えば「う れしい.」と平叙文の言い切りで言えるのは,話者がこの感情を抱いた時点 においてのみである.小説などの場合を除くと,他人の感情を直接表現する ことはできず,「彼女はうれしそうだ

J

「彼はあきれていた」と,「〜そうな(だ)」

「〜のだ

J

「ーらしい」「ーしている(た)」などの間接形を用いる必要がある.

感情動調は「*驚け」「*驚こう」円いやがれ

J

円いやがろう」と命令形,

意志形にできず,感情が意のままにならないことを示すが,他者の行動を制 す「驚くな」「いやがるな」と禁止の形では使える.

感情形容詞と属性形容詞とは, Brekkeが言う emotivereading with in‑ ternal  subjective  denotation,,と physicalprocess reading with external  objective denotation との2つの読みを形容詞の中で具現したものであ るが,両者は厳密に分けられるのではなく,両方の用法をもっ形容詞もある.

(5)  a.友達がいなくてさびしい b.夜道はさびしい

また「犬はこわい

J

は属性,「犬がこわい」は感情を示すように,助詞で使 い分けできる.すなわち感情形容詞とは,ある対象によって生じた心の状態 を表すが,同時に,その感情を対象がもっ性質として帰すこともできるので ある.「楽しい」も本来は感情を表す語であるが,特定の主体とは関係なく,

「祭は楽しい」など広くみんなを楽しませる性質が祭にあると考えれば,属 性を示したことになる.この経験者と主題との間にある感情と属性との互換

(5)

性が,感情表現の重要な特質である.

英語では話者・他者表現の対立は小さく,第三者の感情もHe1asamused  at the story/ The story was amusing to  himと表現でき,語尾の

ed,一ing

よって経験者の描写か主題の描写かの判断もつく.しかし Thestory was  amusingと経験者を省略すれば,話者他者を含めた誰かの感情を示すのか,

不特定の人にある一定の感情を呼び起こす性質を示すのか,あいまいである.

ここまで形容詞の分類から経験者と主題との関係をみてきたが,(4a) His  story amused meの動詞丈にもどって,さらに両者の関係をみていきたい.

N. McCawleyは感情述語は感情使役(巴motivecausative)であり,感情の 対象が感情を引き起こす原因であることを統語的に説明している.s

(6)  a.  That Alice passed the exam pleased Bill.  b.  That Alice passed the exam made Bill happy.  c.  *That Alice passed the exam made Billware. (7)  a.  Bill was pleased that Alice passed the exam. 

b . Bill was happy that Alice passed the exam. 

c . Bill was aware that Alice passed the exam.  (8)  a . Because Alice passed t.he exam, Bill was pleased. 

b.  Because Alice passed the exam, Bill was happy.  c  *Because Alice passed the exam, Bill was aware. 

(7)の対象that節は(Sa) (Sb)では理由を示すbecause節におきかえられるが,

認識を表すbeawareの対象は使役文の主語にも理由の節にもならない.心 理文は[経験者,原因]の項構造をもっ感情文と,[経験者,対象]の項構 造をもっ認識文とに分けられる.

日本語では無生物主語はやや不自然となるが,「ピルはアリスが試験に合

(6)

格したことーを喜んだ/がうれしかった/を知っていた」に対して,「アリ スが試験に合格したことがピルを 喜ばせた/うれしがらせた/*知らせ た」のように使役の「〜させ」が現れる.そして,理由を表す「〜のでj節

「アリスが試験に合格したので」に,「ビルは喜んだ」「ビルはうれしかった

J

と続くが,認識のけピルは知っていたjは続かない.英語と同じ現象であ る.使役文は通常「洋が駅に行った」→「母親が洋を駅に行かせたjと,行 為者の他に使役者が付け加わる構文であるが,感情使役文では,主題が主語 となるだけで要素の数はふえない.また,「洋を行かせた

J

の「を

J

使役は 使役者から行為者への強制を暗示するが,感情使役の場合,使役者は他人の 感情を完全に制御することはできない.一方,

f

に」使役は行為者の自発性 と使役者の許可を暗示するが,「*アリスが試験に合格したことがピルに喜 ばせた」が不自然なことから,経験者自身も感情を制御できないことがあら われている.

感情の原因と対象とが合致していることは次の例からもわかる.6

ス ー

一スー勺

ユ 一

J

ニ ュ

f

た ニ

︿ し た ジ り つ 吠 か ど 九

c

が と 諸

JV

九 九 れ

そ そ 巧

1

カ カ 三 羊 羊 泊

? ︑ 1 3

33

白 日

感情述語がどの範囲の述語を指すのかは一定しておらず, Kiparsky and  Kiparskyは emotive を all predicates  which  express  the  subjective  value of a proposition rather than knowledge about it  or its truth valu君 で あるとして, important,relevant, instructive (叙実的) , improbable, unlikely (非 叙実的)をも emotive に含めている.important はamazing同様, that補 文にshouldが現れ,感嘆の副詞atallとも共起できる.

Itsimportant that you should have said so.  Its amazing that you should have said so 

(7)

(11)  Its important that he came at all.  Its amazing that he came at all. 

しかしElliottはKiparskyand Kiparskyの emotive からさらに感嘆述語 (exclamatory predicates)をぬきだして,その補丈の叙実性を主張してい る08

(12)  a . Its important how attractive she is  b. Its amazing how attractive she is

(12a)では彼女にどれほどの魅力があるのか不明だが,(12b)では彼女が 魅力的であることが前提である.主観的な表現の中でも,感嘆文のようによ

り感情的なものから,対象に対する個人的判断に至るものが,ひとつの連続 体を成している.

心理文の主題となる感情の原因と認識の対象とは全く異質のものではな

同 a.彼が結婚したことをさっきまで知らなかった b  *彼が結婚したことにさつきまで、驚かなかった

(13b)が非文であるのは,彼の結婚を知っていて,新たな刺激もなく後に なって驚くのが不自然だからである.つまり,感情の原因とは,ある対象の 認識が刺激となったものである.興味深いことに, PesetskyはThosestories  pleased meのような心理文は表現の上では不完全(expressivelyincomplete)  であるとして, ToughMovement (目的語繰り上げ)を介した不定詞節を 据えて,その不定詞の主語を主文内の経験者が制御する構造を想定してい

Y

(14)  Those stories; pleased mei [PROi to listnto e;]. 

(8)

心理文の分析

感情丈の解釈は,経験者が主題を認識したうえに成り立つことを示している.

前節では経験者と主題との意味的かかわりあいを横の関係でみてきたが,

ここでは統語現象に反映される両者の縦の関係に焦点をあてたい.心理丈が 一般規則に反する現象をみせるのが再帰代名調化と名詞化である.

(15)  a . John fears himself.  John knows himself.  b . *John worries himself. 

*John pleases himself. 

(16)  a . Each othr;'shealth worried the students

b . *Each others parents invited the students; to dinner

(15)はBellettiand Rizziがイタリア語の心理文を分析する中でとらえた 問題である.10  (15a)のJohnはD構造で主語の位置を占めるのに対し,

(15b)のJohnはVP内にあった主題が主語の位置に移動したものと考え られている. (16a)は後方照応の例で,(16b)の行為文にはみられない現 象である戸(15) (16)とも経験者が主題の再帰化を誘発したとき文法的な 文となる.

心理文の名詞化の場合,名詞匂の属格の位置に現れるのは経験者であ る.12 

a. Children fear the devil  b.  childrens fear of the devil  (18)  a.  The book delights the public 

b.  *the books delight of the public  c  the publics delight in the book 

(9)

134 

これは, The 開。町 destmヲ~dthe cityがぬee.mずs必struc乱開ofthe city

the dりきゐ百truction旬theenemyとの2つの名詞化を許すのとは対照的である.

日本語にも後方再帰化がある.

同 a.  *自分の美しさが洋子を有名にしていた b.自分の美しさが洋子を有頂点にしていた さらに心理文では節をこえても再帰化が許される.

側 a. *自分が美しいので洋子は有名だ、った b.自分が美しいので洋子は有頂点だった

日本語には話者表現と他者表現との区別があるだけに,(20b)のように経 験者を話者として感情移入できれば,再帰化も容易となる. (20a)では「有 名な

J

という外からの,つまり属性的な表現と「自分」という内からの表現

とがかみ合わない.

名調化については,「

i

羊の喜ぴ

J

「洋の苦しみ」「洋の驚きjとやはり経験 者が属格の位置にくる.しかし同時に,「成功の喜び」「受験の苦しみ」と主 題が属格の位置を占める名調と,げニュースの驚き

J

など占めない名詞と がある.また,方向性を示す「〜への」を伴う名詞化「敗北へのいらだち

J

「事件への驚き」「恋人への憎しみjがある.本来,原因とはある事象の起 点となるものであるが,感情の原因が「目標(Goal)

J

を表す「ーへの

J

と 共起している.「敗北からくるいらだち」と「敗北に対するいらだち

J

と, 名詞化においても経験者と主題聞にある相互方向が反映されている.

以上,統語現象を誘発する経験者と主題との縦の関係をみてきたが, 」− '‑

で注目したいのは心理文での「主題

J

の特性である.主題役割の定義では,

主題とは theNP understood as undergoing the motion or whose location  is  being asserted13  となっているが,心理文での主題は,経験者が選択す るか作り上げたもので,経験者の態度によって主題が変化するわけではない.

(10)

感情文では主題にかわっで原因という役割を設けたが,この原因には,行為 文での使役者のように他に力を及ほ寸エネルギーはない.心理文の主題と経 験者とを結びつけるのは経験者の感覚であり,しかも経験者が自分でこの感 覚を制御することはできない.

Rozwadowska は心理文の対象にNeutral(中立)という役割をあてて,

述語から影響を受けることも,述語に影響を与えることもない個体に付与さ れる役割であると定義している.物理的な動きを描写するには,変化した要 素とその原因となった要素とをとりだせばよいが,心理的な動きを描写する には,人間の感覚が必要となる.Rozwadowskaは主題役割を[±Sentient] 

[士Cause] [土 Change]の3つの素性で解釈している.彼女の解釈を用 いて主題役割の性質をまとめると図のようになる.

例 中 立 主 題 経 験 者 動 作 主 道 具 [+change] 

[+sentient] 

[+cause]  経験者は自らの感覚力によって自らが変化するのである.

感情を表す形容調の中には, amazingなど感嘆に近いものから, important などやや属性よりのものまであって,経験者の存在がどの程度意識されるの かが解釈を決定していた.現在,玉題役割はいくつ存在するのかまだ定説が ないが,そのひとつの理由は,主題役割が文法と認知との2つのレベルで混 用されているためである.文法レベルでは,主題役割は動調の項構造を介し て現れる.すなわち,動詞の項と付加詞(adjunct)との区別を前提として いるわけだ、が,両者の区別と主題役割とは必ずじも対応しない.

(11)

倒 a. John bought Mary a present.  b . John bought a present for Mary. 

同じ受益者となるMaryが (22a)では項,(22b)では付加詞の位置にある.

文法レベルとは別に,認知のレベルで私たちはさまざまな現象をさまざま な主題役割に還元して表現できる.従って, Johnbought a presentときいた だけで,その贈り物の受手の存在が想定される.丈の中に現れなくても,潜 在的な主題役割を補って解釈できるのである.14 心理動調の項に付与され る「経験者jと「中立」との役割が,どのレベルで,対応する形容詞や名詞 に引き継がれるのかはいまだ未解決の問題である.

(23)  a.  Those stories are amusing.  b . Those stories are important.  c  Those storiesredifficult. 

しかし,(23a)のように経験者の心情を表出したものだけではなく,(23b) (23c)の対象に対する判断を示すものにも潜在的な経験者がいて,その特 定化が解釈過程に加わる.日本語では,「あの話は重要だ、」「あの話は彼らに とって重要だ」は話者の意見や判断を,「あの話は(彼らにとって)重要ら しい」は他者の立場での判断を表L,話者表現と他者表現との区別が経験者 の特定を助ける.

V I  

以上,心理文に現れる「経験者」と「主題

J

に焦点をあてて心理文の性格 を分析してきた.形容調を分類すると感情から属性までひと続きになること から出発して,心理動詞をはさむ経験者と主題聞の互換性をみてきた.感情 丈での主題は,感情を引き起こす原因であったが,自ら事を起こす内在的な 力をもっていない.また,再帰化も名調化も経験者が誘発するものであった

(12)

が,これらは,心理文の主題が力関係の出入りのない「中立jであり,自ら を制することのできない経験者の感覚が,対象との関係を決定することによ る.つまり,心理文の解釈は経験者を解釈することであるといえる.今後の 課題として,「経験者

J

「主題」「中立j「原因jの主題役割が,どのレベルで,

他の主題役割とどのような関係をもつのか研究していきたい.

助詞「に」をとる態度動詞は,古くは生理的な状態を示していたものが多く,名 詞との問に原因的な結ぴつきをもっている.「ほれるJ「親しむ」「頼る」など,心 理的状態から心理的態度を示すものに移行した動詞と結びっく名詞には,原図的な ニュアンスは少ない.言語研究会『日本語文法・連語論(資料編)j(東京:むぎ書 房, 1983) 302‑305参照.

2 Magnar Brekke,寸heExperiencer ConstraintLintistic Inquiry 19, 2 (1988):  169  180. 

3 日本語の形容詞については,国立国語研究所『形容詞の意味・用法の記述的研究』

(東京:秀英出版, 1972)を参考にしている.感情形容詞は主観的な感情・感覚を 表し,属性形容詞は客観的な性質・状態を表す.

4 ar・est,move, revoltなどは物理,心理の両用法をもっ.そのうち心理的な読みを 許すものだけカミ真の形容詞となる.例えばavery arr.ιsting thought/ *police officer  (Brekke 172). 

5 Noriko AkatsukMcCawley,Reflexivization:A Transformational Approach," 

Sitaxand Se1antics5,  ed.  Masayoshi Shibatani (New York:  Academic Press,  1976)ー例(6)(8)は73‑74頁からの引用である.

6井上和子『変形文法と日本語』上(東京:大修館, 1976) 173参照.

7 Paul Kiparsky and Carol Kiparsky,Fact,Progress in Lguistics,ed.  M. Bier  wisch and K. Heidolph (The Hague: Mouton, 1970).引用部は169頁.

8 Dale Elliott,The Grammar of  Emotive and Exclamatory Sentence in  Eng‑

lish Working Papers in  Linguistics  8 (Columbus:  The Ohio State  University,  1971): 24‑28 

9 David Pesetsky,Binding Problems with Experiencer Vrbs,LinguisticInquiηy  18, 1 (1987:)126  140.難易文の構造は次の通りである.

This picture; is  difficult (for Johni) [PROi to‑look ate;].  また,難易文は心理文と同じく,後で述べる後方照応、を許す.

Pictures of himself; are difficult for John,. 

(13)

10  Adriana Belletti and Luigi Rizzi,Psych‑Verbs and 8 Theory,Natural Lan‑ guage and Li旬uisticTheory 6 (1988): 291  352. 

11  Pesetsky 127. 

12 主題役割と名詞化との関係については, BozenaRozwadowska, "Thematic Re‑ strictions  on Derived NominalsSyntax and Semantics 21 (New York: Academic  Press, 1988)参照.

13  Ray J ackendoff,  Semantic  Interpr ti in Generative Gmmar(Cambridge,  Mass.: The MIT Press, 1972) 29‑30. 

14  CarlsonとTanenhausは,文解析の研究から,動詞の意味の選択(senseambi  guities  setが「置く jか「調整するjか)を誤ったときに比べて,主題役割の選 択(thematicambiguities ‑ load ルtruckのトラックが「主題Jか「場所」か)の 誤りを正す方が容易であることを示している.ある動詞のひとつの主題役割構造だ けではなく,その動詞に可能な主題役割が解析終了まで活性化されると説明してい る.Greg N. Carlson and Michael K. Tanenhaus,Thematic Roles and Language  Comprehension,SynZand Semantics 21 (New York: Academic Press, 1988). 

参照

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