論 説
ス ウ ェ ー デ ン に お け る 司 法 実 務 修 習 お よ び
判 事 補 の 養 成 教 育
目次
はじめに
第一章司法実務修習
一序
二司法実務修習運営委員会
三修習生の採用等
四修習の内容
五修習生の労働負担過重問題
六修習の終了とその後の進路
七結語
第二章判事補の養成教育
一序‑ー1裁判官歴の概観
二判・事補候補生の採用
萩 原 金 美
19 Cry)
六 五 四 三
候補生の執務とその成績評価
候補生の執務の内容
判事補への任命とその職務
結語
おわりに
C20) 20
は じ め に
本稿は・スウェーデソにおけ喬法霧修翼よび判蒲の蔑塾目に関する紹介的記述で︑拙稿﹁スウ︑iデソ
における法学警と法学教師﹂(本誌天巻毒︹冗八三年]所収)の続稿というべきものであ⇔︒前稿とともに箸
の・スウェーデソ司法とくにその栽判官の任傘護制度をめぐる研究の蔀を成す.﹂とになるが︑前稿と異な皇
つの中核部分奮めるといってよい︒なお︑箸(の護的︑︑心図)としては︑本稿がわが国における司法研修所の関係
者その他法曹護教育に関心を有する方々によって読まれ︑いささかなりともわが国の法曹護警に有用姦見を
つ ゆ 提供できることを願っている︒
(前 注 ) P鱗 曇 惹 詳 翻 縣 一 縫 法彰 鮮 ︑‑ ﹄鷹 鰭 鰭 獺 蠣 驚 韓 で の羅
ルソド大学等において︒
S・メリーソ(ooけ霞Φ竃①一ヨ)1ールソド地方裁判所判事一九八二年一二月二八日︑同地裁において︒
E.三ペリ←(閏ユ四巳﹀巷Φぎ)斐マネおよびブ¥キソゲ高等裁判所判事一九八一年三月三日︑同山︑同整おいて︒
M・スミ・クラス(ζ帥喜ωヨ三匿亘昆ンド地裁司法霧修習生右の期間随時︑同地裁において︒
M・R.ボーリェソソ(葦b・ヵき・謡9⁝§)蘭法行政庁長官およびL.フォン・クノリング(H鋤﹃・︒<.ロ内昌︒噌﹃一瓢・q)"同庁広
報担当官一九八一一年一刀一四日︑同庁において︒(順不同︑肩書はいずれも当時のもの)
第 一 章 司 法 実 務 修 習
ス ウx̀デ ンに おけ る 司法実 務修 習 お よび判 事 補 の養 成 教 育
一序
へ 司法実務修習(生)の制度は︑一人の裁判官しか配置されていない小裁判管轄区の地方裁判所において・裁判官が
疲 霧 お 継 限 ら れ た 範 囲 内 の 裁 判 霧 に つ い て 補 佐 撃 必 要 と し た こ と に 始 竃 徐 々 に 整 備 さ れ ︑ 震 し て き
たといわれる︒現在では地方裁判所のみが修習庁ではないが︑依然として地裁は司法実務修習の中核であり・司法実
務修習をいみするユコαq︒日こ帥昌︒︒件αqα﹁一︒αqその終了をいみする樽言mωヨ巽騨①ユ昌αqなどの語は︑鉱昌伽q︒︒議洋すなわち地裁ヘヨリと司法実務修轡との密接な歴史的関係を示してい惹σ
法 学 士 試 験 に A ・ 格 し た 者 の ほ と ん 雀 司 肇 葎 習 生 に 採 用 さ れ 蚤 ﹂ と を 希 望 す 郁 裁 判 寧 検 察 官 に な る た め に
ズらしは修習を経たことが要件とされているのはもちろんとして︑その他の公私の法律専門職および法律知識を必要とする
上級の馨(護士︑論.羅公務員︑警察長︑執暮︑民間の企業・団体の幹部法律職など)に就くためにも︑伝統的に司法実
務修習はほとんど不可欠の前提条件と認められてきているからであ郁したがぞ法笙の大部分は・修習を蒙教
育における必要的かつ義務的な最終段階と考えているのであ華
修習生の採用その他修習制度の運営は︑かつては各高等裁判所が行なってい奈︑充七二年に司法実務修習運営
委員会(切O樽餌﹁帥①b■似門ロコ{μ①コ)が設けられ︑ここで統一的に所管することになった︒新しい修習制度の運営に関する葉
的法規整は︑まず﹁司法実務修習生に関する勅令﹂(口§幕罫藷︒﹁・璽︹§韓屡)でなされ・元七九年にいたり・
.﹂れに代って司法霧修習等に関する政令﹂(8﹃︒a彗顕﹁§︒"畏︺︒∋切︒奪互ぎ︒・什αqσ彗σqヨ.ヨ.)が制定され・
同年七月一日から発効した︒
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二 司 法 実 務 修 習 運 営 委 員 会
前述のとおり・司法実務修習制度の運営機関として司法霧修習運営委員会が設けられている︒委員会は委員長︑
副委員長および最高四人の委員をもって構成する(前掲政令八奎項前段︒以下たんに条文のみで引用する)︒委員長以外
の構成員には補充員がいる(同項中段)︒構成員および補充員は政府が任命し︑任期は最高三年である(同項後段)︒
元八葬現在の構盛貝をみると︑委員長が司法行政庁(衛O目Po降梓O一のくΦH〆O縫)昏︑裂員長穐裁嚢判事︑委員の
うち二人が裁判官(一人は地裁所長判事︑一人は地裁判事)︑一人が検察官その他一人となっている︒
委員会の議事は厩としてイェソシ託ピソグ(奪9顔において行なう︒ここに所在する司法行政庁のなか
に︑委員会の事務局が置かれているのである︒
定足数は四人であるが︑委員長または副委員長の出席が必要である(一〇条一項前段)︒もっとも︑とくに重要な事
項の処理についてはできる限り全員の出席が要求される(同覆段)︒可否同数のときは委員長の立︑寛による(同条二
項)︒
委員会の主な職務権限としては︑修習生の採用︑修習の一般基準の決定︑修習終了証明書の発行などが挙げられる
(山ハ条︑一工ハ条)︒ 22
(22)
三修習生の採用等
修習は地方裁判所または行政地方裁判所(感鴇﹁蝉梓戸原語では︑後記の県裁判所と同名であることに注意)を主体庁とし
てなされる(二四条)︒後者は従前︑県中央行政庁(一曾︒︒.什団噌.一︒︒.)の一部とされていた県裁判所(冨昌的.帥叶叶)県租税裁判
所(一ぎω畏碧9感εおよび不動産課税裁判所(h帥︒︒二ゆq﹃Φけω叶餌図¢﹃一ロ伊q︒︒﹃蝉暮)の三つを前者から分離独立させ︑これらを統
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(11)合した第一審の一般行政裁判所であり︑各県に一つ設置されている︒その創設は一九七九年七月一日である︒
(12)修習生のポストは︑地裁が約六四〇︑行政地裁が約二〇〇︑合計約八四〇である︒前者の修習生は﹁地裁修習生﹂︑
お 後者のそれは﹁行政地裁修習生﹂とよばれる︒修習期間は二年六月と定められている(一条)︒それゆえ︑毎年採用さ
ハ りれる修習生の数は右の合計数の二分の一以下になる︒出願者の約五〇%が採用される︒一見競争率は低いように思わ
れるが︑それまでに通常五年以上法学の勉強に専念してきており︑修習生になれなければ︑法律専門職としての輝し
い将来はほとんど絶望に近いので︑修習生への採否は新しい法学士にとってまさに死活にかかわる重大問題といえる
のである︒
委員会は︑修習生の空席をJUSEK発行の﹁司法実務修習生速報﹂(り剣O梓O擁一〇﹀吋¢酢億①一犀)を通じて告知している︒
(15)JUSEKのメンバーである学生は無料でその配付を受けることができる︒なお︑各法学部でも入手できる︒さらに
委員会の自動電話サービスで空席に関する情報を与えている︒
出願用紙は委員会はもちろん︑各法学部およびJUSEKのオフィスで入手できる︒
空席の告知は修習開始日(毎月一日と定められている)の約二月前に行なわれる︒出願期間は約二週間である︒通常︑
期間満了後の月の第一火曜日に採用決定のための委員会の会議が開催される︒これは採用日の約三週間前になる︒採
用の通知は︑採用決定後約一週問内に郵便でなされるが︑加えて決定の翌日には委員会の自動電話サービスで知るこ
とがでぎる︒
採用にあたっての評価基準はかなり複雑であるが︑大要は次のとおりである︒
法学士試験の成績を基準とし︑これを試験科目(但し︑旧履修基準による入門課程の科目︑新履修基準による﹁法学入門﹂・﹁法技術﹂および﹁法と社会﹂は除かれる)ごとに委員会の定める基準に従い点数に換算してその総点数を出す︒その換
(23)
23
算方式は旧履修基準による試験と新履修基準による試験とでは異なる︒
旧基準によるものについては︑可一点︑良一・五点︑優二点︑但し︑応用研究は可一.五点︑良一.七五点︑優二.
二五点である(応用研究との交換科日については可と良の二段階の成績しかなく︑可は一.五点︑良は二点とされる)︒
新基準によるものについては︑成績の点数を各科目の点数(一点は一週間の学習をいみする︒例えば︑訴訟法は一〇点で
ある)で乗ずる︒
新旧異なる試験の合格者の比較については︑旧基準では成績評価が不可︑可(B)︑良(B︑)︑優(AB)と四段階
方式になっていたのに︑新基準では不可︑良(G)︑優(VG)と三段階方式になっていることなどから困難な問題が
へお 生ずる︒学生の側からの批判も強い︒
右の基本的算定方式には若干の修正要素が加味されており︑また︑試験科目以外の科目の履修︑外国における研究︑
法律実務の経験(法学士試験合格の前後を問わない)も︑一定の条件のもとに評価の対象となる︒これらについても詳
細な算定数値が定められている︒さらに申請人が以上の結果全く同点の最終的評価を得たとぎは︑各種の附随的要因
が検討される︒例えば︑右の条件を充足しない法律実務の経験や︑学生組合における活動などがこれに含まれる︒
試みに一九七八年八月一日に採用された者(旧履修基準による)についてみると︑出願者総数二一二人︑採用者数五
焔バ・採用者の合計最低得点全国二一・七五︑ストックホルム地区(o∩け◎6屏げO=自OHP﹁蝕島㊦け)二三・二五点︑イヨーテボ
(18)リィ((甲αけ①一)O﹃舳賜)地区二二・七五点である︒
次に︑修習生の給与︑勤務条件について一言する︒
修習生は二年六月の期間内に休暇以外に三〇日を超えて欠勤してはならない︒つまり一月に一日の割合である︒病
気等の事由によりこれを超えて休んだ場合は︑原則として修習を延長しなければならない︒
(24) 24
給与については他の公務員のそれと同⁝様に︑労使の団体協約により規制される︒年齢や前歴により差異はあるが︑
最高F10で︑通常はまずF6にラソクされる︒F6の最低基本給は一九八一年一月現在月額五︑九五八クローネであ
︹19)る︒古参の裁判官の給与が月額一万四‑五︑○○○クローネであり︑公務員の最高給が月額二万一︑六三〇クローネ
であるから︑所得格差の低さには驚くべきものがある︒
(わが国は国際的にみて所得格差の低い国といわれているが︑一九八二年八月現在︑修習生の給与月額は 二万八︑六〇〇日
︹ー1法修習生の給与に関する規則一条︺︑判事補の最低号のそれは一五万五︑六〇〇円︑最高裁長官のそれは一五五万円︹裁判
官の報酬等に関する法律別表︺であって︑スウェーデンの場合と比較すれば逆に吾しく給与格差が高いことが明白である︒)
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四修習の内容
修習は︑各主体庁で最低一年することが要求されるが(二四条)︑それ以外に検察庁︑警察長︑執行官局︑県中央行
政庁または弁護士の許でも行なうことができる(三条一項)︒検察庁または県中央行政庁では最高一年まで︑その他の
機関等においては最高六月までできる(同条二項)︒なお︑委員会がとくに認める場合は︑上記以外の機関または私人
の使用者の許で一定期間修習することも認められ︑現在︑国税庁︑特許・登録庁および労働裁判所がそれぞれ委員会
(⑳・との協定により修習を引き受けている(四条参照)︒期間は前二者が六月︑陵者が最高一年(二二条参照)である︒
修習は上記のうち最高三つに分けてすることができる(二条二項)︒
ρ214行政地裁修留生は︑修習終了後検察官職に就くための要件を欠くが︑通常裁判所の裁判官職への道は開かれており︑
右の 点を除いては主体庁の別による差別はない︒しかし︑伝統的に修習といえば地裁のそれと考えられてきたため︑
現在のところ労働市場でも地裁修習終了者への需要が圧倒的に多い︒行政地裁修習生は一九八一年に漸く終了者が出
﹁22︑たばかりで︑法学生や修凋志望者の間にこれに対する若fの不安がみられるようである︒
(25)
25
以下では︑主として地裁の修習について説明するα
地裁の修習期間には二年半︑二年︑一年半および一年と︑四つのタイプがある︒全体の約半数すなわち三〇〇人強
が二年半の全期間地裁で修習する︒約三五人が毎年一年半の修習を開始する︒若干の者が一年の修習を選ぶ︒その他
(23)の者は二年間修習する︒
修習はほぼ完全なオソ・ザ・ジョブ・トレーニソグであり︑修習生は修習の初期を除き︑事件の処理に実際に関与
することを通じて修習する︒そこで︑地方裁判所規則(略酵︒乙巴紹︹お誤"鰹一︺ヨΦ血喜伽qω鼠霧すω窪鼻酢δ口)は修習生
の職務権限について規定し︑とくに地裁は一定の修習期間を経た修習生に一定の裁判事務を独立して担当する権限を
与えることができることとし︑これに関する詳細な定めを置いている(一八条ないし二〇条)︒
それによれば︑
①最低六月の修習を経た者は︑登記部における一定範囲の登記事件︑遺産目録調麟に関する事件︑専門裁判官が
判断すべき後見に関する事件︑遺言書の成立についての証人尋問に関する事件︑争いのない夫婦財産の分割に関する
事件等
②最低一年修習した者は︑証書訴訟︑督促手続︑破産裁判官としての職務︑罰金以下の法定刑にあたる刑事事件
(但し︑交通における過失事件その他の例外がある)等
③最低一年六月修習した者は︑共同申請による離婚事件(但し︑監護または面接交渉権が関わるものを除く)︑非訟事
件手続法(訂ゆqロΦ&"︒︒oご︒ヨ冨匿一聲αq三薦磐飢︒ヨω8す帥﹁①口二g)による専門裁判官が判断すべき事件等
について︑これを処理する権限が与えられうる︒
委員会制定の修習基準における︑修習生約一〇人を有する中規模の地裁のための修習プラソによると︑二年六月の
Cgs) 26
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全期間を地裁で執務する場合の修習は・次のように行なわれ菊
最初のニー三月は︑先輩修習生の指導下に地裁の職務活動の全領域に関する概観を得ることに努める︒この時期に︑
遣産目録等の検討や登記事務︑先輩修習生の処理する事件における書記官としての仕事が割り当てられる︒
続いて登記部に約六月所属し︑かつ︑遺産目録調書等に関する事務を処理する︒ここでは二人の修習生が同時に執
務する︒
その後︑登記部から一般裁判部の係(﹁O酢色)に配属される︒係は一人の裁判官が一つを担当している︒ここでは事
件を調査・準備し︑書記官として調書を作成し︑相当な範囲内で判決・決定への提案を起草する︒この期間は合計一
六‑一八月で︑ほぼ三‑四の係を廻り︑異なる裁判官の指導を受ける︒係の一つは多様な薯件が配点されるものであ
るべきである︒なお︑その有する権限に応じて直接事件の判断をすることが委ねられる︒
さらに次のニー三月は︑破産裁判官として執務し︑かつ証書訴訟︑督促手続事件を処理する︒
また︑修習生は通例︑所長判事の担当する少年刑事事件の係において書記官として執務する︒ここで同時に︑司法
行政事務の処理に関する知識も与えられる︒
右のような過程を経♂︑︑︑最終的には独立して若干の事件を担当することになるが︑これを実務では﹁修習生事件係
(昌◎什βD﹁圃①﹁O博①一)の担当者﹂になると称する︒この期聞は約三月である︒
以上を要約すると︑
ガイダンス期ニー三月
啓凸記部配 属期約ふハ月
一般裁判部配属期一六‑一八月
C2r)
27
雌 輔 蟹 縣 訟 } 干 三 月
修習生事件係担当期約三月
といえよう︒へ25)
以上の期間は︑他の修習生との関係や休暇その他の事情によって多少の変更を来たすことがある︒
中規模の地裁に属するルソド地裁について一言すると︑八つの修習生のポストがあり︑その職務権限︑事務分配は
﹁修習生執務細則(舘σ・3︒a急謁h曾口9⇔﹁一臼≦o冒¢口血︑江昌9q..警叶ごにより定められている︒例えば︑修習生1のポ
ストの者は︑修習経験一年半の職務権限を有し︑第四係の書記官事務と破塵事件を処理するものとされている︒
(ルソド地裁の裁判官の定員は︑所長判事一︑地裁判事四︑地裁判事補二︹但し︑一九八一年現在判事補一は空席︺であり︑
全裁判官が各自の係をもつ︒)
なお︑ストックホルム︑イヨーテボリイ︑マルメ(竃9R6)の三大地裁においては︑裁判所の規模や職務の専門化
等を考慮して上記とは異なる修習が行なわれている︒
(2S) 28
次に︑その他の修習庁における修習のうち︑行政地裁︑検察庁︑執行官局および警察機関のそれについてのみ簡単
に述べておこう︒これらの修習についても委員会が修習の一般基準を定めている︒
行政地裁
修習は通常︑最低三︑最高五の係で行なわれる︒最初の段階ではガイダソスと簡単な事件の準備.報告を担当す
る︒ついで各種の事件の準備・報告︑口頭弁論における調書の作成︑判決・決定への提案および行政地方裁判所規則
ス ウ ェーデ ンに お け る司法 実 務 修習 お よび 判事 補 の養 成教 育
(楠α§号貯︒q︹導oひお
(26)︺ヨΦ︒}帥昌・自﹃帥酔けω一切・りけ﹃¢犀.9三条による事件の処理を行なう・
検 察 庁
修 習 期 間 は 華 あ る ︒ 約 耳 の 解 ダ ン ス 期 に 続 き ︑ 約 四 月 軽 微 な 事 件 に つ い て 講 報 告 し ・ か つ 決 定 へ の 提
案を提出する︒また︑検察官処罰命令を作成し︑制裁(刑罰)への提案をする・その後の約六月は︑軽微な葎について自己の責任で検讐としての霧を行なう・最終段階にいたると・﹁少年非行芝関する特則に関する法律=鋤‑q︹けり︒三︒刈︺ヨ︒Ωの帥誘吋二α餌9・・けぎ量 惹譲︒<・§ )による訴追の可否について準備・報告をする︒
なお︑六月の修習も可能である︒
執 行 官 髄
修習期間は六月である︒ガイダンスの後に︑約三月本局で執務し︑公的および私的執行津における賃養権の差押および墓債籔行命令に関する決定への提案の作成︑さらに競売等による動産の売却の準備・破産事件における監守命令への提案の作成等を行なう︒
その後の期間は︑穰規定のわく内における公的・私的事件における執行上の処分等を担当する(強製行法︹口什ω︒屏謬一昌脆印・qΦ均9.︒﹃刈"ω量諮条︑執行窺思︒§鳥忌︹琴①・・言①鼻・コ・h餐曇暮菖=条参照)・
警 察 機 関
修習は警餐の指導霧のもとに行なわれる︒修習の部門は霧局︑刑事部門・制服部門の三つである・約三月は霧局で錫車運転免許証のための適格証明︑旅券︑畜くじ︑公共用地の利用規禦に関する葎について藩し・決定への提案を作成する︒なお︑相当な範囲内で警察長の黛として独立量件を処理する一芝を命ぜられる・
29 (29)
甲
刑事部門では七人週問修習し︑各種の讐係に配属される︒尋問の場に同席し︑かつ想・織囲内で︑軽微な事
件の捜査を指揮することを命ぜられる︒
制服部門では・四‑五週間修習する︒ここでは交通規制︑受付霧(旅券︑遺失物︑公衆に対する情報供与)等の霧
を処理する︒なお︑刑事部門と同様に︑一定の範囲内で軽微な事件の捜査の指揮を命ぜられる︒
(3の
右にみたように・スウェ歩ソにおける修習は︑徹底して実務的であり︑わが国の修習などと比べて格段に密度が
濃いといってよい・轟琵較はできないが︑裁判所のみでの修習の場合には︑おそらくわが国における判事補経験
一年程度までにほぼ相当するのではないかと思われる︒
五 修 習 生 の 労 働 負 担 過 重 問 題
最近︑修習生活の憲と乏労働時間の問題について︑興味ある調査の董と.︺れ礪ぐる論議が発表されている︒
ここでは・それらを紹介することによって︑修習の実態の一面を見てみることにしたい︒
一九八︒年に実施されたJUSEKのアソケー調査の結蓼よると︑修習生の労讐担の過薯が深刻な問題と
して表面化している︒右調査結果およびこれに関する調査担当者の説明は︑以下のとおりである︒
地裁修習生の実に九〇%以上が超過勤務をしており︑その時間は平均して週六時間を超︑兄る︒しかも半数以上が︑
超過勤務手当の支給を全く受けていないか︑受けていたとしてもほんの一部分に当る額のみである︒
これに反して・行政地裁修習生の労働環境はよりベターである︒約半数が超過勤務をしているが︑週六時間を超.κ
る者は僅か二%にすぎず︑かつ超過勤務手当は大部分の時間について支払われている︒
ス ウ ユー デ ンに おけ る司法実 務 修 習 お よび判 事 補 の養 成 教 育
地裁についてより詳しくみると次のようになる︒
修習生は平均週六.五時間強(年間︹四六週︺では三8時間以上)の超過霧をす禦うち約繹間緩場で三時間半皆宅で仕事をする︒そのほかに︑平均して月に二凝休是働︒以上の超過勤務のなかには自分の勉強のための時間は含まれていない︒
超過霧は比較的小規模の幾(修習生数一κ人まで)におい三般化している・超過霧なと満足のゆく仕事ができる︑と答︑兄ている者は︑回答者の四一%のみである︒
もっとも︑労働過重にもかかわらず大部分の修習生は仕妻芒‑やっ三る・そうでない者は三%にすぎない・このような超過霧を必響する原因は何か︑また︑なぜ修習生はほとんど全く代償のない超過霧という不合理な労働負担に甘んじてきたのであろうか?
実は.﹂の問題はすでに一九四〇年代から長いあいだ智れていた選なのである・それなのに醤生は不満を訴える,﹂となく︑藩を知っている地誹長判寄簿生にとっての長もf耳JUSEKのメン・→でありながらi︑JUSEK(およびその山嗣身団体)も︑これまでと差んの事嚢善の対策を講じない套藩してきたのであ
る︒
超過霧を必要とする原因の;は︑修習生に雰な縁を受ける糞が与えられていないため・仕芝不必饗時間を要する.﹂とにある︑と指摘されている︒回讐の三%のみが+分な指導窯又けていると壷ている・三分の二がより多くの指導毒られたならば︑もっと迅速に仕禦処理できただろうと考えてい∀勾(+分な趨を受けていな
いと答︑兄た者については実に九三%がそうである)︒
も う ; の 原 因 ‑ 藻 指 誉 で あ る 所 長 判 事 菟 裁 判 崇 ら 瀦 い わ れ て い る こ と だ が ー 修 習 生 経 謹
31 (31)
欄 ㎜醐 欄 輪̲舳̲̲̲
興朱をもち・より屠勉強したいと欲するがゆを超過霧をする︑というのである︒しかしこれは︑部分的にのみ
支持しうる説明にすぎない・+人のうち四人までが正規の勤務時間内には仕事が処理できない︑と述べているのであ
るむ
超過勤務および修習生がそれを申告しない理由はさまざまである︒
超過勤務を申告しないことと︑良い修習成響得ることができないという心配との間には明らかな関係がある︒多
くの修璽は・超過霧をしないで仕事を処理できる者は︑超過勤務をせねばできぬ者よりも優秀に違いないと考.κ
ている・この誤った悶定馨と修翠﹁間の連帯の欠如が︑多かれ少なかれ︑超過勤務をしながらその補讐請求しな
いように強いるのである・六四%は悪い成績を得ることへの懸念から正確な超過霧時間をあ︑又て語らないと述べて
おり・また・八四家同僚の超過霧時間に閏する報告晟績への配慮によって影響されていると信}︑いる︒
超過勤務は必ずしも命令されるわけではないが︑そうすることが暗に期待されている︒その北目後には伝統がひそん
でいる・所長判事が修習生だったころには︑超過勤務という制度は存在しなかった︒かれ統の上がきれいに片づく
まで働いたのである・修習生の時期は︑法律家の卵が経験せね繧らぬきびしい試練の時だと考・舌れていたのだ︒
最健調嘉当者は・修習生の労働箔の現状にかんがみ︑δ○人の新しい修習生のポストが必窪なるとし︑
また・修習生に対する指導の強化や︑修習生相互間︑修習生と糞官との問の連帯と協力の必覆等を提一冨︒する︒
ところで・右の調査結果が掲警れている諫瞼面に︑子供をもつ女性修習告︑以上の労働負担過重に加︑そ︑特有 ぶノ
の大きな困難に直面していることが報じられている︒
地裁所長判事のなかには︑優秀で知的な女性が子供を産むの繕構なことだが︑修習生となると薩別だ︑自分の
(32) 32
ス ゥ ェ嚇 デ ソにお け る覗 実 務 修 習 お よび 判 事補 の養 成糖
裁 判 所 で は 小 さ い 子 供 の い る 女 性 修 璽 継 対 に 採 ら な い ︑ と い う 驚 箋 藻 守 的 な 意 見 を 吐 く 者 も い る ・ こ の 所 長 判 事 の 許 で 霧 し た 女 性 簿 生 は ︑ J U s E K の 調 蓋 薯 と の イ ン タ ビ エ お い て ・ 所 長 判 事 饒 ま れ ・ 器 の
評価が悪くなるのを怖れて匿名を希望したが︑次のように語っている︒婆は毎日早朝に出勤したが︑子供を託児所から家に連れ帰るため夕方五時に退庁しなければならなかった・その輩︑所長判謬婆は他の男性修習生ほど饗でないと判定され︑より簡髪葎しか与えられず・かつ・他の男性修望のような新しい職務に纏せんできない︑とされた︒こうして驚婆は修習を中絶せざるを兄なくなった.もちろん︑これ緩端な事例だが︑右の調護母親の役割と修習生の霧とを璽さ芸のが著しく困讐あることを明らかにしている︒連日の超過霧では託児所の閉所時簡にく・わないし︑また・幼児期に必要とされるスキンシップを子供に与えることができないのである︒右 の ア ン ケ ー ト 調 査 の 結 果 お よ び 姦 修 習 生 に 學 る イ ソ タ ビ ュ 詑 事 に 関 連 し て さ 翼 誌 走 あ ら わ れ 藷
議としては次のようなものがある︒e7ルグレ←(↓︒薦ミ︾肛αq器ご)地裁所長判鞠)
繍 霧 に は 多 か れ 少 な か れ 超 過 勤 務 が 必 要 と な る の は 自 明 の こ と だ ︒ 私 自 身 も 超 過 霧 芒 て い る ・ 修 習 生 当 時
力らずっとしている︒そしていまだかつて︑超過霧手当を一ク〒ネたりとも貰ったことはない・
鞠 縫 入 る 以 上 ︑ 少 々 余 分 に 仕 事 を せ ね ば な ら ぬ こ と は 当 然 覚 悟 し 毒 べ き だ . そ れ は 奨 の た 萎 利 諮
修習生が︑勤務時間内に仕崇できないこと斎長判事に申し出ると︑自分の能力に否藷な評点を与えられるの給
ではないかと心配していることは知っている︒34
働諦 羅 鶴 饗 雛 儲難 鰐 讐 幾 躯 晶讐 薪 耀 点嘱 で ㈲
私は・必覆場合にはもちろん鶉勤務手当の籍を認めるつもりだが︑超過勤務の実態をあまり誇張すべきでは
ない︒
⇔SYJFの委員長ホ麦タト(鵠9①轟口留βO)
修習生の嵩組合意撃疑わしいことを指摘し︑かつ︑修習は笙三騰の鱗Lであり︑第二籔享あるこ
と・したがぞ・教育の名のもとに無償の超過勤務を隠璽差いこと姦調する︒また︑所長判事が同じくJUS
長のメン・→であることは事態の改並・のために有利であり︑かれら穆習生の問題の理解馨易にさせると思う︑
と述べている︒
⇔ J U S E K の 裁 判 官 部 門 の 委 嚢 デ ィ ー レ (O ¢ 弓 舘 O 旨 希 )
地 裁 の 修 習 生 が 週 平 均 六 五 時 間 も の 鶉 霧 を し て い る と 舗 す る 調 査 輩 鐘 解 し が た い ︒ 超 過 霧 の な か に
は 客 種 の 他 の 機 閃 例 え ば ・ 努 自 治 体 の 委 員 会 の 委 軽 基 づ く 仕 妻 ど 讐 ま れ な い か ら ︑ 厳 密 に 計 算 す る と 右
の数字にはならないと思われる︒
超過勤務は・一時的なものと継続的なものとに分けて考︑乏べきである︒
碍的な彊勤務は裁判所においてはほとんど不可避的である︒姦の勾留中の盤.人がいる大刑事事件の場A.は︑
+分な配慮をもって舞計画を辛ても超過勤務が生じうる︒修璽が自己の責任で姦の登記︑襲臼訴訟︑督撃
続事件を担当せねばならぬ初期段階にも超過勤務を避けることは困難である︒
ス ウ ェー デ ンに おけ る司 法実 務 修 習 お よび判 事 補
の養 成 教 育
を 難 羅 鵜 讐 幕 響 長 期 に わ た り そ の 仕 事 を 処 理 す る の に 超 過 勤 務 を 強 い ら れ る 場 合 は ︑ そ の 原 因 る蒲 難 縫 霧 籠 摺蛾 鍵 醗 難 醤 賊胤 謹 絵
え醸︑労働時間の長さないし華の迅蓬はその婁窪すぎないし・評価の決定は所長判譲独で行なうのではなく原則として修璽の霧状況姦る全指響との相談の上でなされるのである・右記事によると︑若干の所長判事はほとんど専制塁であるかのような印象を与えられる・私には修習生が自庁の所長判蓼そのようにみているとはとうてい信じられない︒もし︑所長判事と話すことがそれほど困難なら・どうして他の地裁判事に話さないのだろうか?
継 続 的 な 超 過 勤 務 の 解 決 の た め に は ︑ 裁 判 官 と 修 璽 が ︑ 場 合 に よ っ て 竺 般 讐 も 加 え て 羅 す る 一ミ あ る .
その結果︑修璽の数が少なすぎる脚﹂とが明らかになったり︑また︑仕募よりべfな配分や・ルーティま仕繹 雛 馨 蕎 諜 い け斬 鍍 鱗 転 簸 が 労 働 時 聞 の短 縮 に つな が る
JUSEKはすべての地域に霧代甕︒貯・ざヨσ.口)奮いている.私は霧袋が慧霧懇を監視し・必要な場ム.には嚢のためのイニシァ一アィヴをとるべきだと考える︒各地裁レベルで懇が饗しえないときは・
羅 鍵 逮 薄 髪 轍 鵬 轄 蝦 騨 縣 鯵 郵 殴 問 題グ ︑‑ プ ㈲
㈲ロードストレーム(︾瓢血..・︒幻渉q・︒樽﹁α導¥←ン字ト調査担当者の天b)お
て謡 購 譲 礪 籔 技 肋継 癖 罐 .つ藩 縫 講 鷹難 驚 久 遅刻 し
事件審理の必要上二時的に超過勤蒙生ずる場合があることはデー‑レのいうとおりである︒しかし︑登記︑証
書訴訟・督撃聾件について・修習生の事務処罷力の不足を超過霧の原因としてそのまま認める.﹂とはできな
い・霧処罷力の不足は・超過霧ではなく︑適切な難によって矯正されるべき問題なのである︒
修習生がきわめ薩秀で・将来性に富むと認められるためには︑仕事を処理するの旨分の畠時間まで必要とし
ていると告白しないほうが有利に違いない︒超過勤務の大部盆︑修習における警的要素に対する修習生の態度に
おそらく基因しているのである︒
ディーレが・超過霧の問題は各地裁ヒヘルで論議されるべきだというのは正しい︒この不合饗関係を是正する
ことは・JUS長の裁判制度部門に辱るすべてのメソ・→1所長判事︑地裁判事そして修習生1の関心事で
なければならない︒
成績評価に対する修璽の髪がこの問題の放選つながってはならぬ︒現在︑修習生問題グルー.フ穆習生の成
績評価制度の再欝を進めている・また︑指勢式の問題叢り上げている︒これらの対策の実現により修習生の労
働条件が八・年代のスウ︑歩ソにふさわしいものに整︑されるこ稼望まれる︒
㈲スパーク(∩P幅一噛kP口仲O口ω唱国吋)地裁所長判事(ストヅクホルム地裁)
所長判事としての私の経験によれば︑修習生は地整おける最も素晴しい存在である︒かれらは気持のよい若者で
あり・おそらくいささか匿化してしまっている裁判官に︑新鮮な者え方を提示し︑かつ︑裁判官と姦瞥との間
の架橋的役割を果してくれる︒
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ス ウ ゴ デ ンに おけ る司 法実 務 修 習 お よび判 事 補 の養 成 教育
ξ﹂ろで︑修習は馨と労働の両面を同時に有している︒修習生はもちろんしばしば警面の増大を求める・,あ
囎の調整は黎性の観占州から修習生の労働面遽行されるように饗されなければならない・修習生の労働はたし
カに多くの占描で︑もっと容易にすることができ︑かつ︑おそら各理化できるであろう・葎家を必要としない仕事は一般職員に移すことができる(人員配置上の困難はあるが)︒
馨面からみて︑修習生があまりに沢山の判決への提案を作成すること量して必要だろうか?修習生はできるだけ多く判決への提案窒簡くのがよい︑という意見も存在する︒しかし︑それは修習走ではなく・判決を自ら書く手間が省ける裁判官にと.て﹁よいこと﹂なのではあるまいか︒修璽歪規の霧時間内に多くの判決への提案を書く.︑とは響困難であるのみならず︑警的観占{からはその必要もない︒適切と認められる事件ξいて・裁判官の指導のもとにそれを行なわせ︑作成後に建設的な批判を与えることで+分であろう・撰のことは・修習生の書記官としての調書の作成についてもある程度いえることである︒
修習生が判決の起案︑調書の作成および調査.報告の技術について裁判官から規則的な指導を与えられることが望まれる︒︑﹂れはそれほど多くの時間奏しない︒そして︑長期的にみて裁判所全体にとって大きな労緯間の節減をいみすることは であるむ
修習生の超過霧の問題は︑多くの場ム︑まず地裁内部においてとくに裁判宴修習生との協議によって鑓されるべきだと私は考える︒しかし︑JUSEKのメンバ商における暑るグ†・フの利益に関す喬嬰ので・JUSEK自身もいまやこの問題に取り組むべき時期であろう︒㈱
呈 の 調 査 葦 お よ び こ れ を め ぐ る 論 議 を 轡 て ︑ 問 題 の 核 心 は 修 濯 お け る 労 働 的 纂 と 警 的 要 素 と を ど の よ 訂
一 闇 一{凹 一 鵠脚脚臨
うに理解し・そして調和さ芸かにあることが分るといえよう︒司法実務修習とは︑まさに霧Lを行なうことで
あり・同瞳また﹁修習﹂をすることなのである︒しかし︑そもそも両者は霧不可分夢蕪と区別しがたいもの
であり1同じ楯の両面といってよいー︑問題の根本的蟹は決して容易でないであろう︒ここではただ︑この問
題 は 法 募 成 制 度 に つ い て 考 え る と き ︑ 比 較 法 的 共 通 性 を 有 す る 纂 な 問 題 で あ る こ と 垂 .譲 起 し て お き た い と
思 菊
六修習の終了とその後の進路
前述のように・修震績の評価は各修習庁においてなされる.司法霧修習醤委員会がするのではない.灘︑
最終的ないわゆる二回試験のようなものもない.修習が終了すると︑委員会により︑修習終了証緊日(σ..一..ヨ
§ 葺 き 邑 が 発 行 さ れ る 三 四 三 六 条 )・ こ の 証 明 書 に は 修 習 庁 ︑ そ こ に お け る 修 習 の 内 容 お よ び 期 票 記 載
される︒
修翼了後の進鷺多様であ華最も多いのは一筒等裁判所庭は行政高等裁判所の判事補候補生(ゆ.屏.一".,︒σ...け)
となる者であるが(かれらのなかには・篇生の課程を終るζ他の公・私の職に転ずる者︑さらにはその後裁判官歴の中途で
高級公賛などに転ず薯もかな畠数に達す華これを含めて国家機関に議する者の数が圧倒的である︒法学士.社
会学士組合(JUS長の前身)が行なった調籍果によると︑一九七七年の修習終了者三︒七人のうち︑国家檎部
門に一九︒人(六八二%)・地召治体部門に二・人(七三%)︑私的部門に六九人三四.七%)莚んでいる︒右
の調査結果をより詳しくみると︑次のとおりである︒
(3&) 38
ス ウ ェー デ ンに おけ る司 法実 務 修 習 お よび判 事 補 の養 成 教 育
職域(種)
中央行政庁
(44︑
県 中 央 行 政 庁
そ の 他 の 地 方 国 家 行 政 機 関
警 察 機 関
検 察 庁
高 等 裁 判 所
地 方 裁 判 所
執 行 官 局
行 政 高 等 裁 判 所
(45)第一次地方自治体
(44×45)
県 参 事 会
弁 護 士 事 務 所
経 営 者 団 体
労 働 者 団 体
私 企 業 (銀 行 ・ 保 険 関 係 を 臨 縛
銀 行 関 係
公 共 弁 護 士 霧 所 ・ 法 律 扶 助 機 職
九 二 五 三 二 甕 二 九 聖 五 三 異 δ 四 三 酋 輸
二 三 一 一 〇 一 三 二 三 一 一 九 三 一 一 七 〇
五 夫 夫(う 夫 西 夫 充 三 夫66三 三(う λ 二%
39 C39)
榊
保険関係一〇.三
教職関係二〇.七
自 齢 三 四 . ○
無職・無回答二八九.一
合計三〇七一〇〇.○
この調査には次のようなコメソトが付されている︒
①高整よび行政高裁に播される候補生の数が減少しているこ茎九七五年は払剛者二九.三%︑後者盃.易︑
七六年は前者二一・二%︑後者一九.六%)︒
②第茨地方自治体に就職する者の数が増加していること(冗七五年は一.・%︑七六年は一.九%︑ちなみに県参
事会は七五︑六年ともゼロだった)︒
③無職・無回答者の半数は︑職を求めたが︑得られなかった者であること︒
修習を終了しながら撃得られない者霜当警達するという事実は︑法曹の労働市場のきびしさを物語っている
と い わ な け れ ば な る ま 魎
七 結 語
前述のように修翼葎職の獲得のために決定的董要隻もっているところから︑法学生の側では修習生のポス
トの拡大姦く要求してい菊しかし︑法律職に対する労働霧の霧を考慮すると現状でもすでに供給過剰とい.κ
る票あるのであって・この要求が満たされることはおそらく望み薄というべきであろう︒かりに修璽の播人数
CQa> 40
ス ウ 瓢一デ ンに おけ る司 法実 務 修 習 お よび 判 事 補 の養 成 教 育
を増加させたとしても︑労働市場の需要が拡大しなければ修習修了者にとってシリアスな状況が生ずることにな翻㏄
スゥェーデンにおける若ぎ法曹の前途は必ずしも︑バラ色ではないようである︒
最後に︑スウェーデンの司法実務修習のもつメリットについて二つの点を指摘しておきたい︒
そ の 芝 し て ︑ 行 政 . 漿 の 震 に お 読 藩 終 了 者 が 上 級 幹 議 を 占 め て い る こ と が ︑ ス ウ ︑ 歩 ン に お け る 行
政 機 構 の 組 織 ∵ 運 営 の
"裁判所.裁判手続錐と相まって︑.あ国の行政における法の支配の徹底化にきわめて大きな意義を有していると考えられることである︒その二として︑私企業とくに銀行︑保険会社や公私の組織・団体の全般にわたって修習終了者が活躍していることは︑私的取引その他における法的問題の処理を的確にさせ︑無用な紛争の予防ないし発生した紛争の訴訟前・外における適切な解決を可能ならしめると推測されることである︒
(修習内容が徹底して実務的であり︑わが国の修翼どと比べて格段に密度が濃いことが想起されるべきである・)
(‑)わが国の司法簿糞なり︑後述のよう縁習告身が霧を担当することを通じて薯するのでき甕①を司肇務讐生〜︒§Φご似昌︒︒帥αqo3﹁ぎゆqを司法実務修轡と訳する︒
(2)u︒ヨ・︒梓︒一・巾くΦ﹃犀①仲穿①﹃・︒団鵠・︒<昌︒梓酔触ぎΦ﹃搾①﹃蕎〒①:§屠垂・・錘店畳・馨落量冨唇蒼σ・璋㊥竪馨(一〇圃oo)"ω,轟Qo骨
(藍 襲 選 篠 酵 耀 ゼ 祉 趨 漿 灘 齪 籍 鷺 い の翫 難 麟 斬 (・⁝ 鳥・. ・ε と 都 市 裁 判 所
(4)法学士試験ム.格者の約八彦が修璽になる.﹂と姦するといわれる︒さω畏§乱こq翼は紹︒︒蕗中央組織(大学蘂者︹但し学生も含む︺の勇働組A口連ム・体)傘下の法学士・社会学士・経蒙士組合(葺鼠︒こ︒二巨.・房﹁﹄婁藝︒︒︿①奮§.岸︒昌︒ヨΦ戸略称JUSEK)の機関華ある︒本稿で績A.名を示すときはJUSEKと馨芒・薯を衰すとき琶qω環と馨きすることにする︒
C41)
41
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