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炎症性腸疾患におけるHLA-DP抗原陽性T細胞の検討

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Academic year: 2021

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76 座長 佐藤 和人(膠原病リウマチ痛風センター) 13.スーパー抗原活性をもつブドウ球菌外毒素エソテロトキシンE反応性マウスT細胞ハイブリドーマの作製 李 暁宇*・厳 小傑・内山 竹彦(第4内科*,微生物) 14.Bispeci且。抗体を用いた末梢血キラーT細胞の検出 金子多香子・押味 和夫・溝口 秀昭(血液内科) 座長 今西 健一(微生物) 15.慢性関節リウマチ滑膜細胞におけるサイトカイソネットワークーIL−1, IL−1Rを中心として一 針谷 正祥・鈴木 貴博・柏崎 禎夫(膠原病リウマチ痛風センター) 16.B型肝炎活動性とB型肝炎ウイルスのpre S領域,および肝特異的HBV プロモーター(SPD領域の関連性について 中村 哲夫・磯野 悦子・吉田 泉・関谷 仁美・ 加藤純子・山内 克巳・小幡 裕(消化器病センター 内科) 1.胃癌に対する術前レンチナン腫瘍内投与の検討 (第二病院外科) 渡辺 俊明・小川 健治・勝部 隆男・ 平井 七二・矢川 裕一・梶原 哲郎 早期胃癌患者に術前レンチナンを腫瘍内投与し,所 属リンパ節の免疫応答に与える影響について検討し た. リンパ節リンパ球のCD4+・CD45+比すなわちsup− pressor inducer T cellは投与群で11.2±4.3,非投与 群で17.0±2。9と投与群で有意に低下していた(p< 0.05).CD8+・CD11一比すなわちcytotoxic T cellは 投与群で8.3±2.4,非投与群で6.3±1.5と投与群で上 昇傾向であった(p〈0.1).IL2産生能は投与群で 36.9±11.6,非投与群で27.9±6.0と投与群で上昇傾向 であった(P<0,1). 以上より,本投与は早期胃癌所属リンパ節の抗腫瘍 的な免疫応答を増強させ,リンパ節転移防止の一助と なる可能性が示唆された. 2.大腸癌粘膜間質の免疫組織化学的検討 (第2病理,消化器病センター内科) 武雄 康悦*・安藤 明子・西川 俊郎・ 笠島 武。小幡 裕* 大腸癌の周囲粘膜の間質に浸潤する主にリンパ球の 動態を検索するために,当院並びに二道病院で新鮮材 料として得られた,大腸癌手術症例20例について検索 を行った.各種の血球マーカーを免疫ペルオキシダー ゼ間接法により光顕標本を作り陽性細胞を算定し検討 をした. 大腸癌の粘膜では癌・非癌・境界部でリンパ球を主 体とした細胞の浸潤が目立った.これらのリンパ球は CD3+, CD4+, CD8+を表出するT細胞とCD38+CD20+ のB細胞よりなっていて,これらは癌病巣問質では減

少一消失していた.細胞接着因子としてのLFA−

1(CDlla, CD18), ICAM−1(CD54)も癌先進境界部 にかけて血管内皮ぽかりではなくリンパ球,癌細胞に も表出されリンパ球の間質への浸出,周囲細胞との免 疫応答に関与するものと考えられた. 局所における防衛機構にリンパ球とかかる因子が重 要な要素の一つであることを免疫組織化学的に確かめ ることがでぎた.

3.炎症性腸疾患におけるHLA−1)P抗原陽性丁

リンパ球の検討 (消化器病センター内科) 馬場理加・山内 克巳・ 長廻 紘・小幡 裕 目的:潰瘍性大腸炎(UC)・クローン病(CD)発症 の免疫学的背景を解析するため,活性化Tリンパ球の

表面抗原の1つであるHLA−DP抗原を表出するTリ

ンパ球について検討した. 方法:UC 9例, CD 15例,健常人対照9例の末梢一血 中リンパ球と生検,切除標本より採取したUC 8例13 病変,CD 6例8病変,および対照(大腸癌切除標本の 正常部粘膜)7例より分離した腸管粘膜内リンパ球を

FACScanでtwo color解析しTリンパ球に対する

HLA−DP+Tリンパ球の割合を結果とした. 結果:1.末梢血中HLA−DP+Tリンパ球:対照の 7.02±9.69%に比しUCでは18.51±6.99%と(p< 0.01),CDで20.02±:15.85%(p〈0.01)と上昇を認め た.活動性とはUC・CDともに関連がみられなかった. 2.腸管粘膜内HLA−DP+Tリンパ球:対照の13.85± 925%に比しUCでは27.15±14.26%と増加し(p〈 0,05),CDでは増加はみられなかった. UCで活動度に よる差を認めなかった. 考察:UC(末梢血,腸管粘膜)とCD(末梢血)で 一1092一

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HLA・DP+Tリンパ球が増加しておりIBDの病態へ

のTリンパ球の関与が示唆された.

4.E董iciting mechanism of endogenous uveit量s

due to Sfreρオococcαs s∂ηgu’s

(第二病院眼科)出海 陽子・高野 真綾・

宮永嘉隆・氏家弘

ヒトのぶどう膜炎の発症メカニズムを解明するた め,実験動物においてぶどう膜炎のモデルの確立が試 みられている,実験動物にぶどう膜炎をひきおこす方 法として,1)抗原を局所(三内)に注入する方法,2) 抗原をアジュバントとともに,foot padに接種する方 法,3)両老を併用する方法などがある.我々は,抗原 としてベーチェット病患者の歯垢により分離された S惚ρ’060c侃ssαηg嬬を用い,眼に直接触れずに眼炎 症をおこしうるか検討を行った.まず,Dutch rabbit の静脈あるいはfoot padにSsαηg嬬抗原を注射し 感作を行った.その後,感作したウサギに抗原を含む カプセルを経口投与し,経時的に房水蛋白濃度をレー ザーフレア・セルメごターで測定した.抗原投与後, 8時間頃より一部のウサギの房水蛋白濃度の上昇が認 められ,肉眼でも眼炎症が観察された.これより,ぶ どう膜炎をひぎおこす原因として持続的な細菌感染の 関与が示唆された. 5.ミエリン塩基性タンパク特異的Tce11につい て (神経内科) 太田 宏平・清水 優子・ 江島 光彦・丸山 勝一 多発性硬化症(MS)患者,および,正常コントロー ルから多数のTce11のラインを作製し,ミエリン塩基 性タンパク(MBP)に対するTcellの特異性を検索し た.MBPのアミノ酸配列84∼102(MBP 84∼102Nこ

対するTcellがDR2陽性のMSでコントロールに比

べ有意に増加し,一方,MBPのアミノ酸配列143∼168

に対するTcellはDRw11を有するMS,コントロー

ル群でともに高頻度であり,これらの抗原エピトープ とDR2, DRw11の強い相関を認めた.また, MS患者 から確立したMBP 84∼102反応性TcellのTcell受 容体の遺伝子再構成は非常に限定され,多くのTce11 ラインはVβ17,Vβ12を有していた. 以上の結果より,このMBPの抗原エピトープは,

DR2を有するMS患者では脳炎惹起部位である可能

性が示唆され,また,自己抗原の提示がMHCの制限 を受け,特定の「Tce11受容体を有する抗原特異Tce11 が介在する病態がMSでも認めうることが推察され た. 6.インスリン自己免疫症候群の特異的HあAハブ ロタイプについて (糖尿病センター,東大病院 輸血部*) 内潟 安子・桑田 昇治*・ 大森 安恵・平田 幸正 インスリン自己免疫症候群(IAS)は1970年平田らに よって発見され,今日,日本人の突発性低血糖症の原 因疾患の第三位に位置する.IASの二二は,インスリ ン注射歴がないにもかかわらず,突然に低血糖発作を おこすことであり,血中には大量のヒトインスリンと 高力価のインスリン抗体が検出される.さらにIASの 発症頻度には人種差があり,この20年間に日本で164例 報告されているが,欧米では数例の報告しかない.我々

は以前に,このIASの67%がCw4−Bw62−DR4のHLA

ハプロタイプをもつことを発表した.今回,21例の

IAS患者からのgenomic DNAを抽出し, PCRSSO

法によりHLAクラスII遺伝子の塩基配列の解析をお こなった.患者全例ともDRB1*0406, DQA1*0302を 有した(RR二225, p<10−10).ちなみに正常対照者は 16%のみこのクラスIIハプロタイプをもっていた. 以上の結果より,IASの発症はDRB1*0406/DQA1 *0301/DQB1*0302のHLA・・プロタイプと強く関 連することがわかった. 7.ガンダリオシド(GM3)の免疫抑制能に関する 基礎的研究 (循環器外科) 八田 光弘・竹内 照美・ 星 浩伸・小柳 仁 ガンダリオシドGM3は, in vitroにおいてIL2抑制 能を有し,臓器移植への有用性が考慮されている.今 回,我々は,’ラットを用いた異所性心肺移植を行い, GM3の免疫抑制効果について検討した.バッファロー ラットをドナーに用い,ルイスラットをレシピエント として,24組移植ラットを作製した.A群では無処置 とし,B群GM3(300μg)3回投与, C群GM 36回投 与として,グラフト上着期間,組織学的検討を行った、 生着期間はA群6.9日,B群14日, C群21日とGM3投 与により,有意な延長が認められた.組織学的にもC 群で拒絶反応の有為な遅延を認め,GM3の免疫抑制効 果によるものと考えられた. 8.B型慢性肝炎に対するインターフェロンの作用

機序の解析一HBV特異的キラーT細胞に対するイン

ターフェロンの効果一 (消化器内科) 一1093一

参照

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