1 〔学
会〕
東京女手医科大学学会
第21回総会演読抄銀
眞召 禾0 30 年 10 月 22,23 H東京女子医「科大学 臨床講堂
1,カブトガニ(Tachypleus tridentatus)の 血清の分析 (生理)菊 地 鐘 二 現在当教室でカブトガニの祝細胞の活動様式を超微小 電極を使用して研究して居るが,血清を使用すると,甲 殻類血液に見られる第二次凝固の為に,電極挿入及び光 照射が妨げられるので入工血液作成の必要に迫られた。 従来米国産カブトガニ(Limulus polyphemus)の血 清中塩類の分析はColeにより報告されているが,・日本 産カブトガニ(Tachypleus tridentatus)の血清の分析 は報告されていない。著者は,後者の血清中Na,1(, Ca, Mg総蛋白,残余窒素,無機燐の分析を試みたのでこれ を報告し,更にこれら成分に関し,比較生理化学的考察 を加える。 2,光受容器に於ける反復活動時の放電間興奮性 について (生理) 田 中 一 郎 さきに,カブトガニ光受容細胞内に直流通電を行い, その際に於ける衝撃頻度の変化及び各衝撃間の脱分極過 程についての知見を得たが,今回はやはり細胞内電法に より反復活動時に於ける各衝撃後の閾値がどの様に回復 するかをしらべてみた。その結果は,閾値が相対不応期 に相当して双曲線状に低下し,、次の衝撃の初まりには0. となる様な関係にあった。 3,去勢及び甲状腺別出動物の代謝とP32 (薬理)牽田E日明子, (演)亀井照子, 藤…井二三子 去勢及び甲状腺捌出動物の発育は対照に比し,夫々著 朋な変動を示す事は既に発表した。 この変動を代謝面より追求するためにP32をトレーサ ーどして各群の臓器活動性を見た。 一,去勢群は生後第二週に去勢し,三週及び六週後の P32展取量を見た。雌雄共に対照より低値を示し,即, 去勢因子が全身の代謝低下を来すと云える。 =:,甲状腺捌出群は生後第四週に晶出術施行し,六週 及び四週後P32摂取を見ると,雄では各臓器共対照より, はるかに高値を示した。.雌は肝臓を除いて凡て低値であ った。之は甲状腺機能欠除が雌の代謝に障碍を与え,発 育減退と一致して見られた。 三,去勢後証に甲状腺上呂群では,以上のどの群より も摂取量が著明に低下しているのを認めた。 4,経皮アナフィラキシーとプラスマ美顔料「 (皮膚科) 松盛まゆみ 最近本邦に於て流行している塗布美顔料のプラスマパ ックは1950年頃フランスのHelna Rublnsteinの処で Skinserumとして発売され,またMonte一一Carloの Lancester研究所Filator教授の胎盤抽出物を加えて のSerum tissulaireの製品等に範をとったものである。 我国で最初売出された製品の中には主成分は入血漿で あるがその他にエチFルエストラヂオール,馬血清,等 を含有し就中馬血清を25%も含有しているものがあっ た。我教室に於てはこの点に関心を寄せ市販プラスマパ ックの皮膚塗布により経皮的にアナフィラキシ・・一を起し 得るや否やを実験した。 予備実験として生馬血清O,5ccをモルモット腹部皮膚 に塗布しaれを14日間続けて行い28日間の潜伏期間を置 き生馬血清0.3∼0.8ccを静肱注射しアナフィラキシー の起る事を確認した。本実験に於ては,市販プラスマパ ックを同様rv O.3 ccつつ20日間モルモット腹部皮膚に塗 布し潜伏期間21日を置き生馬血清0.7∼1ccを二二注射 し同様アナフィラキシー現象の起ることを認めた。 5,皮膚疵状結核の治験例 (第二病院皮膚科)青木良枝,(演)田辺和子 55才の男予,6年前に左足関節前面中央より病臨漸次 拡大し,殆んど全足背全足顕嚢に及ぶ。本年1月10日初診 ,。化学療法が著効を奏した症例に就いて述べる。 .6,油脂二二の差異に関するモデル実験第3報 (皮膚FD 吉田美喜子 第1報に引き’つづき第2報に於てはサリチノレ酸,申性 赤を用いて寒天モデ7レ及1.0%10%Ratte皮膚抽出液混 入の寒天モデルに油脂膏剤を重層し,其の絡果を報告し た。 今回は皮膚疾患の治療に暖々使用されるグリテーノレ, ピチn一ノレ,チオノFノレを,夫々2%の割合に,綾油, ラノリン,ワゼリン,親水軟膏に混じ寒天上に重:層ぜる に,グリテールの場合には椿油が最もよく滲透し,ワゼ リン之に次ぎ,ラノi)ン,親水軟膏の順であった。但しP. H.7.0の場合には椿油のみ滲透がみられ,他の3種膏 剤には滲透がみられなかった。ピチロールに1於てはP.H. 酸性なる門構油,ワk“・・Jンがよく,ラノリン,親水軟膏 の順である。チオノールは権油で強い滲透を認めたが他 の3巴町でほ寒天モデルのP.H.如何に不抱滲透をみと めなかった。 更に動物皮膚を用いて油脂膏剤を塗布し,その滲透性 を実験した。 7,精神分裂病に於けるクロルプロマジン療法 精神科 (演)赤田豊治,末田田鶴子,礒田愛子