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新しい血清コレステロール低減化ペンタペプチドの作用発現機構

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Academic year: 2021

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Title

新しい血清コレステロール低減化ペンタペプチドの作用発

現機構( はしがき )

Author(s)

長岡, 利

Report No.

平成14年度-平成15年度年度科学研究費補助金 (基盤研究

(C)(2) 課題番号14560095) 研究成果報告書

Issue Date

2003

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/691

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

【はじめに】 高脂血症、とくに高コレステロール(CHOL)血症は、心臓病、脳卒中などの 心臓血管疾患の重要な危険因子の一つと考えられている。ところが高CHOL血 症、動脈硬化症予防・改善のための多くの医薬品・食品の登場にもかかわらず、 現在でもWHOの統計では、世界の死因の第1位は、依然として心臓血管疾患 であると同時に、日本でも死因の上位を占めている。つまり、決定的な動脈硬 化症の解決策は残念ながら現在もない、というのも厳然とした事実である。し たがって、食品による高CHOL血症の予防・改善も非常に有効な方策と考えら れている。このような背景から、世界的には、これまで食物繊維、大豆タンパ ク質、植物ステロールなどが研究されてきた。しかし満足できる成分は発見さ れていないことは、上記の事実からも明らかである。血清CHOLを低下させる タンパク質に関する研究は50年ぐらい前から行われてきた。世界各国の多く

の研究者により、特に大豆タンパク質では精力的な研究が行われてきたが、現

在でも、invivoで活性を発現するペプチドのアミノ酸配列は未発見である(レ フリー制度のある学術専門誌には報告はない)。一方、乳清タンパク質は、動 物性タンパク質であり、血清CHOLはむしろ上昇すると考えられ、研究が遅れ ていた。しかし、我々は世界で初めて、乳清タンパク質から血清CHOL低減化 ペプチドを発見した。しかも、その作用は、驚くべき事に医薬品のβ-シトステ ロールよりも強力であった。これまでの既存の食品成分では、最大の活性であ る。したがって、本申請研究は世界的・客観的に見て、新規性が高く、独創性 に富んでいると考えられる。

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