――目次―― 1,口絵,獣帯を施せる兜(第1図),獣帯を施せる鏡(第2図),元明隼人石(第3図),新羅角干墓,12神像其の1(第 4図) 2,希臘宗教における男性神と女性神との関係,松村武雄,Takeo MURAMATSU,pp.1-46. 3,社会問題と宗教(1),二十二鉄鎧,Tetsugai NISOJI,pp.47-66. 4,我国上代の遺物に現はれたる四神及十二支獣の宗教学的考察,津田敬武,Noritake TSUDA,pp.67-86. 5,日本における仏教史家の先駆並に其の著書,大屋徳城,Tokuzyō ŌYA,pp.87-95. 6,学会彙報,pp.96-97. 7,新刊紹介,pp.98-109. 8,海外通信,pp.109-112. Posted in 1923(大正12)年
竺閲鮎謂欄脚謂蛸醇紬園山林内古墳ヨり
東京帝室博物館薪︵模様集成所載︶
︵イ︶天韻 へP︶天韻餓 ︵ハ︶ぢ恍 ︵ニ︶粁せ ︵ホ︶魚形嵩眞
攣一国 尾張圃東春日井郡不二村大字出川発掘
聞 四 第
係躍のと耐性女と神性男るけ於 そに’そし繰希 の特そのめ的漉 二 に の −・た 賄 多 は強宗はる係紳 、く敦、素の敦 希反威諸因複の 腺映情民は雑中 民 す 及 族 略 に・梶 臓 族 る ぴ の ぼ 於 的 tご=ナ 不 に傾思慕■三て存
笥向想数個、在
教 有こが及にオ柁 になれ複び包りる
盲於
るな離紳括ムゼ かむ化話しポク三け
、 ○ し に 得 ス スをる
君 、共ペ諸は く 而通し紳、 ‘■ は し す ○ 申 そ て る 希 の の 腹 這素 懐内 民 般因 一性)と
何希膿民族の宗教は、細々をan−FOpOヨOrph⋮seするカ殊に強烈な右しこと。 族に特に強烈なる素因にして、即ち、の複雑化が、諸民族の多軸致の主宰紳の表
にして、即ち民衆の文化が進展するに従ひ
女性廊との踊係
松 村 武 雄
と職酪との多様に放て、及び他の紳々との
に位す。而してゼウスをしてかくの如くな
,・−J −■■■−■披七十第 年五解 究軒数宗 Sa−isヨ へと進展せしこと。 ㈲ 古典時代に於ける希膿民族の外国紳に封する態度が頗る寛大なむしこと。 これなむ。 その三は、ゼウスに固有なる素因にして、即ち M ゼウスの崇拝が、北方民族によつで、彼等の南方への移住、征服、政治的結合密通じで 持ち運はれたること。 河 北方民族が勢威を得ると共に、ゼクスが次第にそ一三存在を高調せられて、希腹多軸致に 於ける謙抑の首領となりしこと︶ これ等の諸園子は相依らて、ゼウスの内性職能及び紳々との血縁に下の如き多様な古形相を 生せしめたり。 M 生気論的信仰はゼクスを一のaniヨateSkyとし、又は雨そのもの、雷そのものゝうちに 熱意せLこと。 は 希膿民族の宗教は異常なる particu−arisヨ の色調を有し、而してそれが次第に 伺 希膿民族は太しく蕪雑粗野なる形象を厭うて、これを醇雅純一なる姿に昇華することに unlくer− − 2 ■・・−
係閥のと紳性女と耐性男るけ於に政宗膿希
ゼウスを観せしめ、動物崇拝の心理は、鷲としてのゼクスを生む。
伺 生気的信仰よら紳人同格的信仰への進展は、aniヨateS紆y としでのゼクスを人格的なる天峯紳に経せしめ、而して天塞は雷霊風雨の生起するところたら、は化雨は河港と大地
とに降ら行くものなるがために、天基軸としてのゼウスの職能は次第に複雑化して、雷
霊紳、風雨紳、河海神、大地紳をも簸ねるに至る。︵このことにつ・いては、 FO宇−Ore 誌上に於けるクック氏の﹃欧羅巴の天基軸﹄を参照すべし。︶は 北方民族はその移住中に、多くの地方的宗教及び紳話に連署せゎ。而して彼等は征服、
麿迫、結婚懐柔若くは統一政策によつて、おめれ等の主要紳ゼクスをして、これ等の地
方的宗教神話を包接せしめ若くは地方紳と血練を結ばしむ。
抽 被征服民族は、自己の宗致の存腐を要求する陀めに、若くは自己の宗教に封する信念を
挫かれたるために、自ら進んで、おのれ等の細々とゼクスとの問に或る血縁を定結し、
若しくはその内性と職能とをゼクスに推行せしむ。
掴自然紳若くは職能紳一言道徳紳への進展の種々形が殊に著し′、ゼウスの上に顕現す。
拘 紳々の形象を純化せんとする努力の種々相が殊に著しくゼクスに纏続す
ー J _班七十解 年五第 究 軒数宗
例 外囲の宗教に勤して大なる寛容を持ちし希臓民族は、外衣紳を自国の細々と同化せしこ
と多し。而してこの傾向は曹然彼等の多神教の頭目たるゼクスに於て最も強く生起せ
hツ○ゼウスを中心とするこれ等甲多種多棲なる宗教的獲特につきては、吾人は既に冒クスの文化
史的研琴.闇及びヲ古代希聴の文化に現れ托る神々の葛藤の研究旨於て詳かに考察を下した㌔而して吾人が該研究以外新たに曹而の問題とするところの冒クスと希膿女神との組係山も赤
道般の宗教的率輯の一個の現れなるが如し、今その一二につきて考察を下すことゝせん。
第−ゼウスとアテナとの関係
アテナの崇樺は極めて古くよら希臓の各地に摸布せら。この女神の宗儀がいかに普遍的汀了り
しかは、ホメロスの静篇、地方的完備の記録、及び多くの俸詮の算定するところ打丁り。而して
この事賓は、同女紳が殆んど奇異なる栽濃厚なるHelkniccharacterを帯びたる事賓と相呼癒 しで、彼の女がアフェアイ一7の如く東洋よら搭凍せられたる紳にあらすして、希腹囲有の紳な そJとを語る。然らばアテナの本質は果して何ものなるか。 「 ヰ ∴係旛のと紳性女と紳性男るけ於に数京汲希 息ふにオブムボス諸紳のうちにて、最も醇化せられ、最も高華なる宗教的表象を有するもの を求むれば、アポロンを除きては、アテナを以てその第一人者となすべし。固よiこ′テナの宗 教に現れだる倫理的観想は.ゼウスの宗教に含まれたるそれの如く進展し高貴化せるものには あらす、然れども彼の女の宗教的表象に至っては、到底ゼウスのそれの追随を許さざる程度 に粗野と攣気とより解放せられたら。彼の女の祭儀はNeusLykeiOS のそれの如き野攣陰惨な 色調若くはデイオニッスのそれの如き Orgi邑ic な狂嗅動乱よら重く自由に、彼の女の内性は、 頗る高度に垂術的化せられ智力化せられたら。されば彼の其の宗儀と紳話とを通じて、その鵜 原的性格を把捉するほ頗る難事ならすんばあらす。 この故にア一ブナの本質の解繹は、宗教紳話垂従の間にあつて、太だ隆々た丁り。あるものは同女 紳を目して大嵐となし、つ、亙cker、GriechisnheG賢eユehre−︻●p.︼8︶ ぁるものはこれを解し ヽヽヽ てあらしと雷火との人格化Lしなし、︵R。SC訂r−Aus彗r−icherLe軋kOn.S・Ath昌a︶あるものはこれ トワイライト を薄明となし、︵P−○耳LPNaturedesdieuメp・NI巴 更にあるものはこれを水神となす。し かれどもその諭壊とするところ轟く薄霧にして且つ矛盾に満ち、到底吾人の首肯を得ること能 はす。蓋しこの女紳は古く一丁りCiくi−isedせられinte〓ect邑ised せられたるが故に、着座時代 ーー 5 −−一
♯七十幾 年玉算 究軒数宗 の‡際の宗儀若くは文献一ピ介して、彼の女のうちに潜む physica−eleme−1t努劇刺せんとす・か
は、決して容易のことにあらず。
しかれどもアテナの内性と職能−ぎ高度に人文化し智力化し政潜化したる彼の女の内性と職 能との問にあつて、これと著しく譜調を険く如く思惟せらる∼二偶の要素の存するは、拒むべからざる事軍学㌔二つの要素とほ何ぞや。日くアテナが豊作物と密接なろ関係を有すること、
及び戦闘を司ることこれた了ワ。
7一7ナと農業との関係は、兜づ Agぎ竃及び謬ndr。S。S の稀呼が彼の女に附著せるによって伺はる。またバクサニアスがその紀行巻一に記せる雅典の舌祭儀を見れば、頗る神秘なる
方法によつて大地が産みしものをア一Jナに麒げたるか知るべく、更にハルポクラチオンが示せ る一の祭儀上の律別によれば、ア一7ナと大地女紳.:ドラとの問に頗る省接なる関係の柑せる こと明かな㌔︵Phi−Onb・・Frag・こN︶雅典に於ける古き祭典ぎcFar許ria−Oscト0号Jia−及 びP官t。riaも亦、アツナカ地方の原始的袋業生活がアテナの保証管掌の下にあらしことを示す。更にまたア一ブナ崇拝は、さまざまの黙に於て、大地女紳デメチル及び生成紳デイオニッス
の崇拝と深き交渉を有するを見る。見よ、ア一7ナのP−yn−eria祭鐙には、ege−e計 と稀する俵 ・・・・・− β・・−・■■係欄のと紳性女と神性男け於引こ改宗鳳希 式あら、街路を通して︼聯の無花果を持ち運ぶことによつで、デメ一7ルがフィク曹スに輿へた
る地物如も蝕亮其の栽培がアテナと不可分離の関係あることを示すにあらずや。また見よ、フ
ァレニーソの地なる At訂np Skirだ の崇拝に於ては、アテナエクスが、フグエア芸我等に告げていふ、スキラ祭には、雅典に於ける青年柁ちの兢走行はれぬ○青
年たちはその手に異質をつけ陀る葡萄の小枝を携へて走る。而してそのコースはデイオー;スの神殿よ♭アテナ・スキラスの神殿までなむき。﹂
と言へる如く、葡萄の異質を媒箆として、アテナとデイオー;スとが握手せるにあらすや。デ ィォ三ノスが宗儀上常春藤樹と深き関係を有し、まだ多くの詩人によつても屡j=i寺haired=と呼ばれたることは、人のよく知るところなると同時に、アテナもま花王ピグクワスなるアク
芸リスに於て。iくy・Athenaごと解せられたる専管の存するを息へば、アテナが生成紳として のデイオ二〓ノスと殆んど同一の職能を有せしこといよいよ明白とな♭凍るを畳ゆ。︵勺ausania∽. Ⅰ・買ぃりいH。mericHymns・対当Ⅰここぎd5S−Frlg・−いu等参照︶ 就中最も注目すべきは冬の 未穀穂の生ひ立ちそむるとき、雅典なるすべでの役人が、7一7ナに犠牲を厭ぐるといふSuidasの記述にして、こは最もよくア一ブナの農業的性格を示唆するものと言はぎるを得す、レ
・・・− 7 −・・♯七十第 年玉串 究 折政 宗 荘 川 アテナみ目して大地女紳となすは.先人にむ亦︰れあり。詳rp打lid畠の如き、れなり。︵詳r︼∫とl品芽巨て p●怠占 問 よた現代にあつ∵、も、T一国eigどざ、氏の如きけ、 ﹃アテナみ日Lて大地と互†仮定祝わ許容†るとき圧.一骨容易に解明し締らるゝ若干の紳話あり。︼︵声 舛eigぎle3︵︰︼転ic試ヱど︼Ogヨp.︼告︶ と首ヘリ。 次にア一ブナが一面に於て偉大なる戦闘紳たることは、ホメロスの詩篇これを語りて除蓮な し。また H。ヨericre−igi。n を外にLても、希臆諸地の民間宗教が、軍神としてのアテナに関 して、頗る豊富なる琵徴を提供するを見る。IthiOnF−−Athenaは、戦闘に臨める際のセツサタ デ人の watch・WOrdたり、︵Pus・−×・Ⅰ︶﹃勝利紳アテナ﹄の名は虞く諸地方の民衆に胎英し、 ︵Harp。︼∧rati。nandSuidas−S・く・NikeA斧n小1い 許phOkles.字i−Oktetes.一芸︶ プラクエアには
War−ilハe Athe−−a の紳殿あり、︵FraNer、Ⅰ︶aus邑as−H−・p.山巴 雅典及びベルガモスにもまた
War穿e At訂声ありて、他の両の戦闘紳アレスと共に大に袋井せられたか。︵Pau∽.:.法二及
びフレーザー氏引用の Fr許ke︼﹂nscriptiO−1−1・N〇・lu等参照︶
息ふに多くの民族の多軸敦にあつて戦闘のことを管掌するものは女性紳にあらゃして、男性
耐なゎ。印度吠陀宗教に於けるインドラ、希臓醐話に於けるアレス、北欧宗教に於けるオーデ
備付のと帝位女と耐性男るけ於に改宗臆希 ィソ及びチル、.雁馬宗教に於けるマルスの如きみなこれなら。然れどもこはみ㍍父系主義の氏
族に於ける戦闘紳なタ之に封して母系蛮義の氏族に於ける原始的宗教にあつては、戦闘のこ
とを司るものは、多くは大地女神若くほ大地女紳よら進展せる大母女紳なるを見出す、− 蓋し父系主義の民族の素数紳苗に現る∼女紳と、母系主義の民族のそれに現るゝ女神とは、その性情職能等に於て大なる差異あ㌔前者に於ける女性紳が、その威力に放て、またその
地位に於て、殆んど常に男性紳に勤して副次的なるに反し、後者に於ける女性紳就中大地女紳
は、宇笛に於ける根本生命若しくは生成的第一原理として、男性紳以上に威力ある一偏い−CO亭 ヽ叫
r。−−in粥Spir打たること多し。従ってこれ等の女性紳は、父系主義の民族が有す乙女性紳と臭っ て、頗る剛猛なる性情を有するを常とす。パピ三アに見出されたるかのへ■CreatiOn・rab訂訂= を講めるものは、チア;トが一個の大母紳として、夫君アブスよむ造に大なる威力と剛猛の気とを有するに骸心するならん。またクリートの大地女紳も戦闘一ぎ掌る勇猛紳として、南匁の
斧をその象徴とし、他の男性語紳の上に威鷹的勢力を有し、ひたすら破壊の力の自己の掌中に
存するに愉悦せむ。ある舌代詩が、
LOOkingOくer WaS−ed−ands、 一 夕 ーー読七十弟 年五弟 究 軒数 嘉 空gぎa邑訂mi−︼e−p−agueandear−hqua−︵e、rOar−コgdeepsand許qsands、
CIang−ng厨hts、and訝ヨ一品t。WnS︶a−1dsinki−−gSh甘andpray−ng訂nds. ●
︵PA・ぎek昌厨試笠訂0岩r爵pnd吋守謬11enieE喜写p●雷︶、・ 或へる、以て彼の女の剛停にして好戦的なる風貌を窺ふことを得べし。タビアの大地女神
N。ithも亦偉大なる司配的婁格にして、富火を以てそのA−−r詳u−eの︼となし、戦闘紳として 弓箭を手にす。壊及の大母女紳Sekhet・訂th。rも一の大なる破壊者にして、その原始的形象に於ては、右手に鞘を彿へる短剣を捉㌔更に後代に至って、挨及のあらゆる女紳を人格化した
るIsis・HathOrに進展しても、一の 字i訂Te邑はその性情を描いて、ごTer−・ib−e is s訂as Sekhet.こ
︵A・Wiede2呂n・空igiOnO〓FOAnei邑厨蔓i霞も●−岩︶
となせるを見る、而しでこれ等はみな放系主義の所産たむ。更に英国の民間宗教に現るゝ穿ck
Annieは寂真の地を領して四隣の恐怖するところとなゎ、牧羊者は羊の喪失を、相好は鬼女の
亡失を、脅しく彼の女の行鰯となす。ある村詩人の詩はよくその繹猛の気を表す。日く、
、T is said the sO已0へヨOrtalヨan reCOi−ed
係臥ノと耐性女と神性男るけ於lこ数宗鳳希
ざ.く訂w Bl賢k Alln叫s,eye−SO評rce and wild
くasニa−OnS︼訂u−with hun−an訝shこhere grew
Inplace O二Fnds−and訂atures−−iくid b−ue
G−ar−d in訂rくisageいWE−st the Obscene wl⋮st
W買m Skins OrhuヨanくictiヨS ClOSe embraced.
︵C●J●崇l−宍戸−C〇一︼lltq句01打⊥Ore︶つ01●Iu p●−崇︶
また望ack Annieに酷似せる女魔にYe〓OW Mrli訂ar訂誓−1 あゎ、グール族の停詮に著名なる存
在態にして、民間詩の告ぐるところによれば、
Her許ce was blue b−ack Orthe−房tre OrCO巴−
And Fer bOn?tu諦ed tOOth was−ike red rust.
−n訂r訂已was Onedeep pOOTl芹e唱e
Swi許二訂nPstaニnawぎ童Sky.
︵Cpmp訂︼l−弓生絹i富︼pn−T已金●七草lHl、p●−崇︶
と。以てその攣克と凄克との一斑を窺ふに足るべし。而してこれ等の二個の女性は既に怪魔に
♯七十第 年五節 究軒数宗
輯身せらと雄も、その木原的性格にあつては典に母系主義よゎ生れし大地女神ト与らしこと、†
ツケンジー氏の研究によつて明白打了り。
然るに希漉に於てもアテナはその性能に於で顕著なる程度に大地女紳たら、同時に女紳にし
て偉大なる戦闘紳だる面目を備ふること上述の如しり
かくして吾人はアテナがをの本質に於て女系主義の大地女神にあらざるかを疑ふものなむ
而しでこの見解に可捏了りの蓋然性を輿ふる一事あゎ。そは希臓の多くの古文戯がア⊥′ナと
芽ithとを同l紳と認めしことこれな㌔ 芳ithは、先に言へる如く攻及の女系主義が産み出したる一大女紳にして、その本質は大地女神たると同時に戦闘紳花らき。而して、ヘロドトス
が、ブラトンが、またへシキオスが悉くこれをアテナと同一成したる・﹁言考ふれば、アテナの
木原的性格が都連に存したるかは、賂ぼ推知し得るにぁらぎるか。︵HerOdOtOS−IHこ票冨tOn、 TiヨaeuS−p・N−こ鰊sychiOS−S.く.Neith︶ 註 爪川 穿itFがアテナと同一観せられたる一定としてほ、フレ・ず−氏が掃嫡ぜる如く・同女紳がアテナの如く・右 手に泉ね持■∴左手に投槍を握る番が.Saiticdistrietの貨幣に表現ぜられたる=とみ雛ぐるを柑べし。付この ことにつきては、Wiedのmp呂、Di昌e−igi01d巧ぎenAg旦erらヨ空ぎg阜Re−嘗nun︵1吉tどlOgiOd躍とt昌A品蔓乎もp・蓋・望こりi告−Hi署r勺。ご訂厨ヨtipn謬︼i官きっ・富津 等参照っ
ー・・Jβ・_・・・・・一係鰐のと醐噸女と紳牲男るけ於に故兢肋 何 首き希膿に母系主畿の行kれし、=た隼.フソーずー¢︵岩倉チ謬見Fにくほし。
もしア一ブナにしてその本原的性質に於て、女系主義よむ生れ佗る女紳なかとすれば、オブム
ボスの主宰紳ゼウスと何等かの形式に於て交渉を生せざるを得手。
息ふに父系主義と母系主義との交渉は、文化史上大に注目すべき問題の言らぎる可らず。
移住、殖氏、侵入零さまざまの民族的運動によつて、一の父系主義の民族が一の母系主義の民族
と相接触するとき、若くは同一民族にあつても、それが母系主義よゎ父系主義に慶持するとき
邑eは、多くの場合その間に凌維なる文化的旋渦を生み出す。蓋し宇宙と人生とに関して
。rigin を信奉するものと訂邑eOriginを信奉するものとはゝその家族制度、赴骨制度に於で、その嘉敦組織に放て、またその道徳律に於て、さまぎまの題薯なる差異を有するが故に、
かゝる民族が相接廟するか、若くは母系主義の紳の崇拝が父系主義の宗教飼に入わ凍るや、こ
れ等の差異は、■或ほ混探し、或は反語し、或は融合して、頗る錯綜せる敢曾的及び宗教的現象
を追出し凍るものなればなむ。而してこれを希膿の宗教に照すとき、女醐アブpデイブに、這般の現象の〓釦の現れを見出す。
ァフーディテは疑もなく母系主義的なセミチック族が産み出した As宣e︵Jsトーar−At宮 二ごニ∴ J』.一・・・・−♯七十終 年玉串 先群数歳 Athare−Ata1.gatis・Dercet。︶ を原腔とする女紳なら。而しでアスクルテが母系主義の大地女紳 としで、濃厚な戦闘的性格を有せし如く、ア↓/pデイテの身連にも、可捏了,鮮明な war−ike aspectが踵経せしを見る。 希膿の多くの地方に武生せるアゝ二二ティテ存せり。即ちコリンスにあらては フルコ・コタンスⅥ頂にアフェアイブの榊殿あら。その像は武生した女紳に表現せらる。L ︵才u∽・、iI・〇 と言はれ、スバルクに於ては、 ﹃小丘の上に古き嗣設ゐ㌔武装せるアフェアイブの木像を有す。﹄︵Paus●−IiI●H〇 と言はれ、更にキクラに於ても、 ﹃希腺のあらゆえこ′フロデイブ空洞のうちにて、この弼最も肯し。女紳は武装せる木像によ って表はさる。﹄︵評u∽・−ilI・Nじ と言はる。 武装せるアブ二二デイ一7堕冗凍フィユキアより渡蒸せるものなるが、希臓に入むても、その初 期に於ける崇拝は、茅の女紳﹄としてにあらすして、戦闘紳としてならし形跡あ㌔この女紳 ーJヰ ・−・
儒欄のと剛性女と伸也男るけ於lニ改宗膿希
がへラスの世界に渡来して始めて足をつけしところはキブロスならと停へらる。而しで同地に
はApぎOditeEgcheiOsの崇拝あら。而してgchei。S は﹃投槍の﹄の意に外ならす。ま柁ヲ,ソスにも、武装せる同女紳の像の存せしことは、バクサニアスの紀行によつて明白なるが、更に
女紳がこの地に於て猛悼なる戦闘紳アレスと相契らたもといふ紳詰の存するは、ますますアブ
?デイテの戦闘的性情を鮮明にするもの・と言はぎるペからす。希膿民衆のうちにて最も剛健の風を負へるスメルタ人が、いたくこの女紳を景輸し、キテラの地よりこれを迎へて、新たに
Areia及び AriOntia といふ軍事的稀呼をさゝげし事賓も同︼の方向を指示するものならず や。その他ミラサの民衆がStrateia ︵−−Wh。gOeSWiththearヨy︶ の稀呼の下に同女神を崇拝 せし如き、†ンチネアの地が、アクチユームの戦争の記念として AphrOdite SuヨヨaC︼1ipの殿 堂を設けし如き、︵才亡S・−くlll︶訊い≦︻Ⅰ.芝Su〓aがカエてネアに於ける戦勝の後、アレス︵戦闘紳︶ ニケ︵勝利紳︶の名と典に、一′フロデイブの名を戦勝記念標に刻めるが如き、いづれも戟師紳としてのアブ甘デイブの面目を謹示するものならざるはなし。
然れどもアフェアイブの崇拝が希臓の地に行はるゝこと久しきに従って、母系主義の所産た
る彼の女の剛猛の性情は次第に錯磨せられ、造には全く女性化せられて、主として家族生活と
・・一 三5・−戟七十多 年玉串 究 軒数宗
塘姻とを司る紳となゎ・、また進んでは発と愛との陶酔境のみをおのが領域となすに至£。
見よ、ファルサロス地方に崇拝せらる∼アブ■ロデイブはぎhOの稀呼を有し、而して穿bO とは、ヘジオドスに従へば、美女パンドラの創造に際して・ア7ロブイ一言のもの1役を演せ る室格にあらすや、見よ、レスボスに於ける7,ノ甘デイブは冒rsuasぎの女神﹄と祷せらる るにあらすや。見よ、一Jべ昌崇拝せらる1ニJつ′ログイ一プは﹃心を奪ひ誉L女紳の稀呼一芸 するにあらすや。見よ、メガラにはAphrOdiePra誅︵Prais=SuCCeSS︶ゐ㌔メガ芸ブスに はAphrOdite寄chanitis盲chani−isは冨尾喜こと言意誓︶あ与、雇人のために手 段を工夫する紳﹄として崇拝せらるゝにぁらや一や。︵LR・苧邑︶Cu訂○−−1−eGreekS富∽. 宣ⅠⅠも訣い︶更に多くの孟安寧と紳話とが、同女紳を﹃人格化せられ富美と人間的愛 慾﹄として、推讃すること、一のH。ヨericHymさが、言れは人の言美し′、優しき鳳費哲奥へ、その康容に緻笑を湛えて、愛の花をも柁らすキ
ブースのキブレア︵アフロデイテ︶を歌はん。﹄といへるにも着きにあらすや。
ァ,/廿デイ一7の原始的剛猛性が革帯に朗磨せられ行く径路は、同女御のa−︹−ibu−esの挺蓮にも −Jβ _係抽のと紳世女と剛性男るけ於に改宗鳳希 先にいへる如く.ハクサエアスは希膿の誇地方にr武裳せるアフェアイブbの存せしことを指 摘したれど、いかなる武器によつて武装せるかを停へす。然るにブルクー,スは、そのうちの
︼つなるスバルクの﹃武装せるアフロデイテ﹄を奉げて、兜を戴き、鱒槍と楯とを手にしたら
となせ卜。︵芦tarchOS−De診き∈石ROnlanOrum.土之に反してヲタンスの;二/†デイテは兜を戴くことなく、また投槍ぉ手にすることなく、上申身を裸形にして楯を有するのみ。
ヽヽ 然らばこの二つの表現のうち、その何れが1㌻り古きアフエアイテの表象禿るか。吾人はプア −ネル氏に同じて、前者の後者l㌻り古きものなることを主張せんとす。何となれば兜を戴き投槍と楯とを手にする武装型は、フェニキアの起源なゎし形跡あむ、現にアフロデイブの崇拝が
希膿の世界に入むし最初の地と停へらる1キブースの同女紳も、重くこの種の武装密なせbも ︵Hesychi。S︸EgcFei。S参照︶之に反し楯のぶを有する型のアブⅤデイブ像を有するブタyスに ぁっては、多くの貨幣が、傘裸形のア⊥/pデイテの、楯を手にして翼ぁるエースを侍らす姿ぉ顔出せるを見る。即ち⋮タンスに於ては、アブ甘デイ≠は、母系主義の古き大地女紳としてーの
特質の︼たる戦闘的職能を争ば脱して、愛を司る職俄に近づかんとする過涯期にあることを示
可行了∼︰よく鋲現せるを尭ゆ。 ー Jグー・・・・・・−・−読七十鮮 卑五節 究群数素 せばな♭。 証 印 フレーザー氏が引用ぜるIm訂え占−umer及びGardneり爾氏¢著書に、コージスのアフロディナ縛像む欄tて 泉ふべからざる希胤的アフロデイテとなし.而してその楯ほ、アレスの頼みまとして用ふるものなりと眈け り。もし怨りとすれけ戦闘的革萄の愛と美と¢意義へり欒陣が、一画り楯にも詮表ぜられたりと首はぎるべか らナ。 母系主義の大地女神乗戦闘紳たるアブ∇デイブにして、此の如き采数的鍵特に連署したむと すれば、而してまた同女紳の如く大地女紳たむ戦闘紳たる性能を持するア一ブナが同じく母系主 ● 義の一神格たむとの推定を嘗れらとすれば、アテナもま托父系主義の宗教のために何等かの ヨ。di許ati。n を蒙らぎるを得す。而して同女鯛に関する紳話は、賓際に於てその然むしことを 示唆するが如し。 俸へ言ふ、アテナは武装したる隆ゼウスの頭部より生れ出でたらと。これ賓に異常なる誕生 の方法にあらずや。而してかヽる奇異なる誕生説話の底には、何等の意義の潜めるや必せゎ。 吾人はその意義の眞を掴むために、先づこの歌諸に掬する多くのくe邑OnSを検討せざる可ら す。
へジオドヌに従へば、メチヌの子生るれば、ゼクスの玉座を傾くべしとの登呂あ㌔ゼ
■−・−−′β −係粗のと耐性女と紳性男るけ於に改宗札希 クス之を開きて大いに惰れ、メチスを欺きて生きながらこれを囁下す。メチエの子アテ ナの頭より武装して生れ乗ると。︵Ⅰ紆siOdOS−TheOgn訂u∞00md8︶ 伺 HOmeric ざmns の一つによれば、アテナは﹃黄金色眩ゆきさまざまの武器を捜すつ つ﹄ゼクスの聖なる頭より生る。もろもろの紳は、﹃彼の女が鏡き投槍を閃めかしっつ、 不滅の頭より躍わ出せるとき、﹄驚きて疑立し、天地は憧れ惑ひ、潅は壁の如く立ち、太 陽はその歩きを止めたらと。︵HOヨericエymn tO At訂na.×舛くi︻:︶ 用 EtymO−Ogicum買agnuヨの記すところによれば、アテナがゼクスの頭より躍む艶でしと き、菅に武装せるのみならす、また教頭の馬に牽かせたる戦車を携へたかと。︵Et・買ag・− Hippiaの健︶ 軸 ビングロスは言ふ、アテナの生れんとするや、疲冷紳へフィヌース斧を揮ひてゼクスの ∴ 頭を裂き、彼の女は大に叫びて頭の頂よむ躍ら出で、天と地とは彼の女の由に戦ぎぬ と。︵勺ind・︶○−・︶可・協︶ 抽エクリビュズの語るところも、ビング甘スの言ふところと略ば相同じきも、ゼウスの頭 を裂く役はブロメテクスに蹄せられたトこ ︵Eurp己esこOn−よ〇 ー ユタ ー
壌七十第 年五節 究折改宗 何 Ap。︼−邑usR訂diusの一註解者の言によれば、Stesicどr伝もこの詮話を絡へ、サ′テナが 已lp呂旦yにてゼクスの頸よむ現れしことを設けむといふ。︵絆bOLOnApO苫nRhOd㌧ L∵−や一旦 研 フィロスとブースも、アテナがElp6。plyにでゼクスの頭よか砕か出てしことを述べ、 更にその出生の際には、すべての紳がこれに侍り、ゼクスは愉快に囁ぎ、ヘラも妬み嘉 ・ることなか¢しと言へか。︵PgOStratO切−Hヨagines−N●いユ 拘 L。k⋮a。。S の記事によれば、アーアナがゼウスの頭よむ生る1や、彼の女は、散開舞踊曽 爾ら、楯を振ひ投槍を揮って、歌書に充ちたむといふ。︵Lukian。S−TheOnロia−OgOi.00︶
すべ︹の神話を自然現象の記述と解せんとする言語撃的比較神話畢派の学徒たちは、この物
語を目して、或は雷重富光の発動ならとし、或は曙光の出現となし、或は暴風雨となし、或は
大嵐の敦盛となす。之に封しで、這般の天然的解樺を排挺する畢徒は、アテナは智慮の紳なる
が故に、萬法の支持者光るゼウスの頭脳より生れたりと説く。然れども此の如き解樺は到底こ
の紳話が成立する主要分子−何故にアテナの出現がゼウスの王位を危くするか、及び何故に ア一7ナはぜクスの鰭の一部より生れざる可からざるかを牌明し能はや。 − βの −_係踊のと紳性女と紳性男るけ於lこ政宗此希 伺 アテナが生れながらにして武装せること は アテナがゼクスの陛の一部よち生れ出でし・こと の三黙に存すと思惟す。従ってまたこの三熟を満足に説明し得れば、この紳嵩の異義を解明し 得たらと信するものなb。 アテナの出生は、ゼウスの王座を危くすとの撃一日あり、ゼクで1れを憧れてて7ナの母を嗜 む。これ箕にγ一7ナの威力が優にゼクスのそれと対抗するに足ると信せられたることを示すも の打了り。而して吾人はこれに関して一個のすぐれたる類話を有す。クー′スが、おのれの子の ために王座を奪ほるゝ運命を有すL開きて、これを囁下したちといふ紳話即ちこれなち。而し て吾人は既に﹃五代希臓文化に現れたる神々の窺数的葛藤の研究﹄なる鎗考に於て、クロノス に掬するこの紳苗が、ヘレニース族と先住民族との宗教的葛藤竜詳言すれば、アケーヤ族が 信奉せしCekstiaニ。−igi。nと、ベラスギ一族が信奉せし terrestria〓e−igiOn との接鯉単軌とい 然らばこの奇異なる誕生説話の異義は都連に存するか。これを把握するためには、該説話の ルート 語根がいかなる異に存するかを考察せざるぺからす。吾人の考ふるところによれば、そは、 ︶ l ︵ アテナがゼウスと封抗的地位にあること .・・・・・−・gJ−
戟七十;√,年五第 究馴 致 完三 ふ文化史管が、これ等山和典る二条致の頭目ゼクスとクー′スとの等開といふ紳詩的表現を採 ゎしものなることと明に廿㌔然らばクロノス封ゼクスの神話と同一の内容形式を有するゼウ ス封アテナの紳詰もまた堂に相異る二偶の宗敢の葛藤の反映にあらすとせんや。切言すれば父 系主義の宗教の主宰碑としてのゼクスの崇拝と、母系主義の大盤者としてのアテナの崇拝とが 相接触して、前者か後者を包温せしこLの紳詩的表現にあらざるなきか。かく解するとき、ゼ ウスがア一7ナの出現に脅欧を威じで、これを未開に防ぐ手段に出でしことが頗る埋骨し易くな るを党ゆ﹀ 然らば次にア一ブナは何故ゼウスの腔の一部よら生れ出でざるべからざらしか。吾人の考によ れば、この■一事が亦父系主義と母系主義との交〃を示唆するものたら。而してこれをよく理解 するためには、デイオエソスに掬する︼個の紳話を廟給するを要す。 デイオニッスの誕生に関する紳話は、その内容の怪奇によつて、多くの紳話聾者を践かしめ たる︼大頑石打了り。 停へいふ、セノレがデイオエソスを妊めるとき、ゼクスの雷火に握を灼かれて死するや、ゼ ウスは未だ生れざるディオニッスを取むておのが股に澱め、而して股中よ少生れ出でしめき ー・2g・・・・・・−
係繊のと剛性女と紳性男るけ於lこ教宗■希
と。︵Ap01−Od・−ヨー†史○く己・︶Met﹂Il・N山︼巧いHerOd・∴Ⅰ●一息●等参照︶
神話聾者の多くは、この怪誕紳話を以て一の宅atu邑∽yヨbOこ呂となしぬ。しかれどもその
説明は太だarbitaryなる根嬢の上に立ち、各自の解樺が矛盾撞着して、一は他才揆経せゃんば
止まぎるの奇観を呈するを見る。︵守e−1er−Gl・iechische Myth010gie−Ⅰ.芸よ Kuhn−Herabkun声
pp・−訣−1母参照︶恩ふにデイオエソスは、これ等の紳語草者が言へる如く一個の自然紳な か。自然の一顕現化る くegetati。n の震的形鰭な♭。然れども彼が人間的形鰹を備ふるに及び でや、その昔然の蹄趨として﹃自然﹄■−I没交渉なる多くの人事的要素がその宗教及び神話に纏 捜せ㌔さればこの人事的方面を全く無親して、同紳に掬するすべての物語を冒然現象の駿 現﹄.によつでのみ解樺するとき、謬見に陥るは固より常然なか。かくてアンド,ユー●ラング 氏は人柄畢的研究の立場よ少、未開民族の開に見出さる∼多くの怪誕論詰−1一男一女が亘人 の腋駕よか生れ出でたることを詭く北欧の物語や、タンガ∇ア紳が大地女紳バ.ハの腕若くは頸 ビーイング よゎ生れ出でたらと柱す南洋マンガイア島の物語等を奉げて、ある存在が他の存在の鰹の一部 より生れ出づとの信仰及び之を反映し陀る紳話が未開氏族の間に廣く瑛布せるを指摘し、デイ オーージスがゼウスの股よ¢生れしといふ紳詰も亦、希漉民族が這般の低き文化階段にあらしと −−・・gJ−
∴読七十弟 年五解 党軒数宗
きの所産の残存物ならと説きぬ。︵Laコ叩︸ Myth、Ritua−and Re−igiOn−−Ⅰ.pp・ぷざ鼠u︶
吾人の見るところによれば、ラング氏はこの神話︶異義の一半を掴みて他の一年を逸し托 り。もしデイオニソスの隆起紳語が箪に希膿文化の幼稚時代の遺物に過ぎすとせば、鰹脹の一 部よら一の存在を生れ出でしめしものは、いかなる紳たるも妨げなき理なるに、茸際に於ては、 この役努嘱じ圧るものが、アテナの場合といひ、∴アイオニッスの場合といひ、常にゼクスに限 られ陀るは何故ぞ。また未開民族の類語が轟く単に膿の一部よも或る存在を生れしめしのみな るに、希膿紳話L於ては、先づ女性の子を外より自己のうちに取り容れて、然る後之を外部に 缶現せしめたるは何故ぞ?ラング氏は未開民族と希臓民族との紳詰問に存する同一性の∴を私 めて、かゝる重大なる相違を閑却せむ。而してこの相違黙に触れぎる解繹は未だ眞賓性の全部 を把握したらと言ふべからざるなゎ。 ラング氏と同じ′、人類畢的研究法によつて、デイオーーソスの怪誕論詰の解渾を試み、而して ラング氏よらも更に強く異音性に触れたるものは謬cha訂n 氏写ら。氏はこの紳請を解して原
始民族が有する赴骨制度の一なるCOuくade の一反映となせち。︵Bacba訂n.Das Mutterrecぎ
p・N最︶ 賛際地中海沿岸に任せし多く舌代民族はこの風習を有したるが故に、氏の見解はある
係■のと剛性女と幹也男るけ於に欽慕脱希 意味に於ては頗る穏普捏了少と言はぎる可らす。熟れども吾人は更に一歩一ど進めざる可らす。も しデイオニッスの怪誕紳話を以て COuくade の反映た7りとすれば、ゼクスはただ塵棒にある態 を擬すればよし。何を苦しんでか自己の股を裂きでデイオエソスをその中に挿入し、若くは母 と共にアテナを崖春するの要あらんや。はたかゝる難役を活するものが常にゼクスに限らるゝ の要あらんや。而してこの二黙を解き待ざる閥は、問題は未だ開明せられたかと言ふべからぎ る托丁り。 吾人の観るところを以てすれば、デイオニッスの誕埜紳話は一種のAdOptiOn物語なち。母 系主義よら生れたる︼の存在が、父系主義の他の存在によつて敢骨的にーega=ecOgnitiOnを受 くる・ことを骨子となす物語なら。この推定は、ゼウスは父系革義の民族の紳にして、デイオニ ッスが母系主義の氏族の紳行了○し串箕によつて可ならに蓋然性を均す。︵こりことの詳細な考察 は舌代希腺の文化に現れたる神々の宗教的葛藤の研究、第六章節四節及び第二節にあら。︶ トラキアに於ては母系主義の大地女紳にべソデイス又はプリモーと呼ばれしものあむ、後家 、レナイズ 希膿化せられてセメソとなか、而してその子として一死一生する男紳が即ちデイオニッスな ちき。然るに後代に至らデイオエソスの宗致はトラキアの本土を経れ、†ケドニアを通じて北 −・.ブぅ ー
読七十弟 年五集 光軒欽宗 糀及び南部希脱に入ら凍h′、それと共に戯曲書架の守護紳にまで昂揚せむと雄も、しかも彼の本 質たる母系主義的要素即ち一死︼生の信仰に至つては、遂に之を梯拭し去ること能はぎらし,. と、ブルクー三の記述によつて明白なら。︵旨tarch・−DeIsise−Osiris、山肌こぎ笈等参 照︶またチタン族が玩具を以て若きデイオニッスの心を悦ばせ、彼が遊び興せる院を窺ひて、 之を捕へ四肢争裂きたらといふ紳詩も、︵C−eヨ︰乳A訂ヂ㌘Otreptニー.H、巧ふrnObius.AdくerS房 欝ti。n。S、く・邑 ︼死一座するデイオニッスの祭儀より生れたること、オシタス、アブチモ アド一三等にまつはる停説のA邑Ogy にー㌻りで明かなむ。 ォシリス、アツチス、アド三はみな一死l生するくegetati。n−g邑 なるが、アブチエの死 するや、その血より董を生じ、アド三の死するや、その血1Tりア、ネ苧ネを生じぬ。然るにデ ィォ占ソスの亘八旗に穀さるゝや、同じくそ机血より柘楷を生じ尭もと停へらる。︵C−em.〇︻ A−eヂ冒trept・Ⅰご巴 またオシタスがチフォンのためにその身を寸断せらる∼や、日の轡フ 一天界よら財頸紳アヌビスを下し、肉片を集めで再び之を活かしめぬ。︵2t・−DeHsisetOsiris− −00︶触るにデイオニ∴二子に脱しても同様の停承ぁら。即ち一紳諸によれば、ゼクス紳アポワン に命じ、寸断せられたるデイオ二こノスの肉片をつなぎ合せて之を復括せしめたちといふ。︵Di? ・・・−・gβ・・−・一
係朋のと紳性女と耐性男るけ於に政宗腹希
dOrO♪ヨ・厨C−eヨ・OrA−eヂIL H∞⋮COrnuF忘︶DeBturadeOrum∵笥等参照︶
此の如くしてデイオニッ・スの宗教は希膿に入らても滑強く母系主義的香味を有せしが故に、
ゼウスを宗とする父系主義の票数は之に封して瞳日せざるを得ぎむしならん。而しで自家と正
反封の主義を抱懐せる宗教なるだけ、それだけ之を包碩してその異色を梯拭せんとする欲求を
強めしや必せり。而しでこの場合に該宗教の頭目として、他の細々より温かに大なる包毒力を
有するゼウスが速まれて、ディズニソスと血縁を結びしは、最も自然の蹄趨ならざる可らす。
然らばゼウスはデイオニッスの父とh仏るために、何故に向紳一曾股に戒め、ま托股より之を出さざるペからぎりしか。これ一見太だ奇怪なるが如しと雉も、しかも苧八の推定が正しとすれ
ば、その推定の曹然の結果としてこゝに出でぎる可らざるな㌔ゼクスとデイオエソスとの包
橿閥係は、アポロン封カルネイオミ若くはポセイドン封エレクテクス等の包揖関係とは、大に
その意義を異にす。即ち該甜係はV単に一国民紳が一地方紳を包垂する努力に非ゃして、母系 主義の勢力を背後に接ふる一紳を、該主義より披き凍って、これを父系主義の宗教の句ant訂On の一員たらしめんとする努力な・り。ブリ三セメレ︶即ち女性の血より引き粧して、男紳の血哲 デイオー;スに泣入せんとする努力なり。さればゼウスがデイオエツスと血族踊係を結ぶに嘗 _・・一g7■・・−・・−・♯七十霹 年五集 光軒数宗 っては.単に停詭的に親子化らしむるのみにては無意義なら。必ずや文字通りにゼクスがデイ
ォエソスを産み出さざるぺからす。しかしゼクスは男性紳なるが故に、出産法如何といふ難問
題を生じ、遂に窮鎗の一策として、その箆の一部よ生アイオー;スを出現せしめたるならん。 これ決して根接なき想像貌にあらす。文化進展の一結果として、監Fteri−inear descent よむ Ptri−ineardescen︹ にうつらんとする過渡期にある部族の間には、生きたる風習としで這般の 奇異なる出塵法が行はれつ∼ゐ㌔北亜米利加の Haida族の如き、こ竺一個の制度の推移時代にあら、佗めに今よで母を通しての子女たゎしものを、父を通しての子女たらしむる虐め
に、男性が膿の一部を傷けで、そこよむ生れ出で佗らとなす儀式を行ふ。然らば則ちデイオー−ブスがゼウスの股より生れしといふ紳詰も亦豊に這般の解繹を許さずとせんや。
然らば則ちアテナがデイォニッスと殆んど同山の出産法によつて生れ出でしこともま陀父系
主義と母系主義との一葛藤の反映にあらすとせんや。換言すれば、母系主義の産物たるアーブナ
を父系主義の宗教の謬nt訂。nの一員とする食めの止むなき便法の反映にあらすとせんや。かく解することによつて、吾人はアテナがゼウスの捜警部より生れ出でざるべからざらし所以を
湖明し待と思惟すると同時に、該女紳が生れながらにして武装せる所以をも埋骨し待と信ずる
ーーーg∫・−係闘のと耐性女と紳軽罪をけ於に数魂1希 ものなか。何となればア一ブナは母系主義の一女紳として本家戦闘紳佗る風格を強烈に具備しで ゐたるが故に、父系主義の柔軟もこれに相普の顧慮を沸ひて、該職能を彼の女に保留せしむる は餌る解し易きことなればなむ。
筆−ゼウスとテミス、デイオネ、ヘラ等との牌係
ゼクスの配偶と解せらる∼女神は頗る多し。その主なるものを拳ぐれば、メチス、デメタル、 セメレ、ユウタノメ、テミス、デイオネ、ヘレ等な♭。︵HesiOdO♪The品n訂.L・雷魚・諦︶而して これ等の配偶者は、ヘジオドス及び近代の紳苗学者のある者に従へば、単にゼウスに内存する 成る性能の具象他に過ぎざること、たとへばメチスがゼウスの﹁思想﹄の鼻腔化にして、タミ スがゼウスの相法則.厄の人格化たるが如し。 然れども這般の解渾は、鎗らに哲畢的に過ぎ、古代人の素撲なる信仰の異を過せるものなる が如L。テミスは始めほ決して﹃法則﹄若くは﹃正義﹄の具象化せるものにはあらぎらき。ア ブチカの停承によればこの女神ほ大地女紳たか。ボエオチアに於ても亦払かき。︵C・F・㌘ary− 0巨ine Or買ヨitiくe︸匡e︵p・−3︶ アイネキュ騨スも亦アブチカの停承を肯定して、これを ・−β♂・・・・・−♯七十鯵 年五節 究軒数宗 琵Other E警thと同一観せb。︵と肋Cざー0的−守Om、く●N8︶ 註 ファーネル氏与ア、・、スが這義㌢いふ抽象的覿念なるこ阜を排拒して.一個の大地女帝耽る、言ね主東し、冒サス とテミスとの給食は.恐ちくセサスと大地との村椿のl已巧Oq已壱−昌tなり︼と音ヘリ。︵P R●ぎ⊇邑、P各○︻ t訂曾e註望鼠鑓−つ0−・冒lpp●−加−−凸 セメレはその名辞が既にそのr大地﹄そのものなることを示す。内retsc訂r氏は、Se−emmとい ふ語をブタギア語の Neme−よか凍るとなし、而してNeme−は大地を意味すと言へか。 ︵苧e哲her、Semekand DiO薫S伝︶ 且つまたセメレがデイオー︼ジスの母たることも、同女紳が 大地と深き交渉を有することを示す1何となればデイオーージスはブルクーコヌ ︵P−utarchOS−De Is・etO∽・ニュ が語れる如く、植物の生成を管草する紳たむ。さればその母たるセメレは恐ら く大地た了,しなるべく、こは、デイオニッスが後に葡萄の紳に庭輯せしとき、Seme訂がSdeme より出でたる名辞と解せられ、葡萄の驚を成熟せしむる 三野ightSeasOm、−を以てこの女紳を 目するに至¢し拘息のうちにもほのめくを螢ゆ。 またユウタ′メも大地女神たること牢示唆するこ三の材料あら。アルカディア地方に放て、 この女神がデメチル若くはフロセルビネと深き踊係ぁるが如き、ま化成る神話系統に於て、オ ブイオンとユタタ′メとが、鮮明なる天客紳ウラノスと大地醐ガイアとの代表となち居るがか −・−・JO・_・・−
係鵬のと紳性女と辞世男るけ於に駿東漁希
きこれな五㌔
ゼウスの正妻へラがその木原的性格に於て大地女紳たらしことを窺ひ知る材料は、史に多き
を覚ゆ。先づ第一に任意すべきは、同女神と山羊との間に存する密接なる閥係なり。コリンス
の民衆は、詳raOrthe Heightに対して年毎に犠牲として一頭の山羊ぜ供へ、︵NeコObiusこ,いコ DiOg乳anus、H・℃︶ ラケダエモエア人はGOat・eatingといふ名稀をさゝげ、且っこれに教頭の 山羊を供へたら。︵㌘us・二:Ⅰ・Ⅰこ ま花山羊の皮を纏ひ、山羊の頭と角とを頭飾とし、皮の魂部を身遽に垂れたるへラの紳象が、希臓の多くの地方に存せしことも確かなる革質な♭。
︵冒琵・Pausanias−く。=ⅠⅠ・P・篭盲巴ぎWiese−er−Denk邑eこ・p†LlX︶N竃b︶而してフ レーザー氏がその大著G。−del−B。ugh︵く。−﹂・p・℃00︶ に力説せる如く、或る紳が或る動物の 喫食者と解せられ、若くはそい皮を身に緒ふ場合には、該動物は甚だ屡々本原的にそ叫紳S eヨb。diヨent たりき。然らば則ち﹃山羊食ひ﹄の栴呼を有し、且つ山羊の皮を纏ひしへラもま 陀本家山羊をそのembOdiヨentとせし女紳なむしなるべく、而しで山羊は殆んど常に生成の力 の象徴なるが故に、︵その好箇の例謹はデイオニッスと山羊との関係なか。︶ヘラの原始的性格が r大地生成のカ﹄に存せしこと自ら明かなるを畳ゆ。 ・・−・・・・・・・・・・・・・・・Jノ ー♯七十霹 年玉串究軒=快宗 へラが大地女神なちしとの推定の蓋然性を強くlする資料は、この地にも決して鮮しとせす、ア ポ廿∴yに捧げられたる一のH。mericHymn に従へば、ヘラはテクオエクスの母たら。而しで チフォエ中三は最も顕著なるEartFケOrnbeingなるが故に﹂ これを生み㌧ヘラは瞥然大地その
ものならざるべからす。ヘジオドスはチフォエクスがへラよら生れたることを説かゃして、こ
れを他の大地女紳Geの子となしたれど、一方に於てへラを目して、Earth・bOrn の怪たるヒ rラ及びネメアの獅子の撫育者となしたるが故に、この詩人も亦へラを以て大地女紳となす信仰を肯定したらと推断し得べし。更にソフロンの茶番狂言め中には、ヘラを以てへカタの母と
なす。然るにへカブはAgge−OSの栴呼の下に一個の Chこl。n⋮anbei−1g として狂言のうちに視 るゝが故に、その母たるへラはまさしく大地ならざるべからざるなり。︵ScFO−.OnT訂Ol︷ritOS. N●−且若しそれデメチル及びデイオネが大地女紳たらしことに至っては、希脆の古文厳にその昔散
極めて多く、且つ人のよく知るところなれば、今更喋々するの要なかるペし
喜入は如上の考察によつて、ゼウスの妻たる多くの女紳が、本家に於てほ轟く大地女頑な占
しことを知ら得たむ。然らばこの現象はいかに解絆すペきか。最も容易に超ち出さるべき解繹
ー ∫クー係件のと紳性女と辞任男るけ於に政宗鳳希
はゼウスが天峯紳なるが故に、これが封偶として、その輩に大地女紳を拉し泰れむとなすもの
なるべし。然ら天と地とを一のdua−e誅tenceとする観想は、多くの民族山間に見出さる。熟 れども天と地とを一の du旨sヨ とする観想と人格紳としての天零紳及び大地紳の封立との張係につきては、自らそこに二挿の笹別あること一ぞ忘るペからす。帥ち
何 ある一民族又は一部族が、天地の間﹂覆載め関係を観めて/︼の掬係をおのれの民族又は部族内の男′又紳に投入せる場合。
伺 ある一民族叉ほ一部族が、おのれ等が有する天峯醐と、他い民族又は部族が有する大地
女紳とを結合せしめて、そこに天地の覆載紬係の反映を求むる場合︼
これな−り。而して第二の場合に於ては、何故に或る特定の民族又は瓢族の大地女紳が、他の民族又は部族の天客紳の配偶に採葦せられたるかの理由を明にせざるべからす。
今ゼクスとテミス、デイオネその他の大地女紳との配偶閲係は、第一の場合に属するか、若
くは第二の場合に鹿するかといふに、疑もなく後者に屈することを見出す。何となればこれ等
の大地女紳の崇拝∽中心は該地方に分撮し、且つ之を崇拝する部族も区々にして、決してゼウ
ス崇拝の主要部族;ケーア族︶と同一ならざる奉賛山存すれば寧車。然らばゼ㌢スはいかなる − ∫J●−■■■■♯七十第 年五第 究軒数采 ‘.−
理由若くは横線によつて、これ等の他部族の大地女御等ぉおのれの配偶とするに至与しか。吾
人はそこに異らたる部族の宗教的接触の影響を見んとするものなむ。然らば晋際に於て、吾人
の推定を裏書する事賃あるか。吾人はこれに勤して確賃なる謹徴を痙供すること能はぎるを遺
惟とせざるを得す。されどこれを示唆する若干の材料は、希臓古文献の諸所に散見せざるにも
あらす。
テミスを見よ。この大地女紳はブⅤメタクス及ひブタアクス・アユガエオソ等と同じくチタ
ン族に蜃す﹂而してチタン族は、本家アケーア族が南方希臆に移住せざる以前に、同地方に盤
居せし先任部族の紳々にして、同族が南方希膿の古き紳クワ−スに賞して新家のゼクス紳族に 端零せしことを詭く醐話鋸ちgigant。n︼邑iaの紳話の存するも、雨着が共に古き所々として、L 鼻祖の利審を威じたればh仕ら。 尤も神話の俸ふるところによれば、チタン族中に於て、テミス、ブロメタクス及びブタ7クス・アニ二刀エオソの三紳のみは、普然クロノスに薫すべくして、却ってゼウス紳に技助を典へ
たることを説く。然れどもこは、これ等の三紳が、他のクイクン族の宗教的給紙と運命を異に
しで、希脱文他の後代に至るまで質際の祭儀を似て崇挿せられ九るによるし見よテミスはデル
■・・・■−Jヰ・−係組の阜紳蜂須と耐性男るけ於に政宗臓希 フ†′ィに於て崇挿せられて、その託宣ほアポロンのそれに先行し、ブ智メタ’スは雅典に於で、 ブタアクス・アユガエオンはユタポエアに於て、それぞれ員弁せられたるにあらすや。︵SO−in〒 S−〓・−空 かくて他のチタン旗が宗教的葛藤の飴鉄のために、.嘗際的崇拝物の上に見る影もな く倫直せしに反し、これ等の三紳のみは永く点井物の対象となり清けし故に、希臓民族は、こ れを解して、ゼウスとケ:スとの大帝闘の際前者に援助せしためなりと言ひ停へしもの捏丁り と解し得べし。 註 這般の見解み抱くものに、ファーネル氏あり。詳しくほモの蕃C已訂。ご訂Gr悪好St已e∽ぎー・Ⅰ■p・撃︶み見よ。 しかれどもテミス・及びプロメテクスが、決してゼウスに心服せしにあらすして、単に利審の打 算上よbクロゾスキ煮せす⊥てゼウスに蒸せしものなJQこと、従って の尊境に憤qゐ托ることは、ア▲つスキユⅤスの悲劇﹃廃せられだるブロメタク三によつて明 かなり.。合唱隊が、 ﹃薪なる紳 オブムボスの王座に上かて、 薪なる掟 − J∫・・・一・−
♯七十弟 年五集 光軒数未
ゼウスの雅なる旨を行ふ。
チタンの世の跡ははや滅びぬ。L と歌ひ、若くはブpノウスが冒クスは窓なる法律をつくつてゐる。だが早晩運命の銭腕に補って、小鬼のやうに慄え上
る時が凍るのだ。﹄
と叫びける如き、決して悲劇詩人の架量的なる言辞にあらすして、その然屁あ眼によつで古き
宗教階屠と新らしき宗教階層との問に渦巻きし文化的争闘を看破したるものなること、岡持人
の他の作品に於けるさまざまの宗教的見解より推して明かなぇ㌔
しかも他のタイタン族が晋際の宗教的崇拝を失ひkるに反し、タミス等が依然として南部希 腺の地に盟拝せられし以上、ゼウスの宗教は何等かの方法によつて、これを自己S・勢力範園内に包擬せざるを得す。かくの如くしてフロメテクスほ或る俸承にあーては、ゼクスと兄弟瞞係
を結びだるを見る。然らば則ち彼と同じくチタン族の一人たゎ、而してまた彼と同じく耳際の
会葬を享け鋳けたるテミスが、ゼウスと何等かの血縁を結ばざるべからざるは明かなわ。而し
てテミスは女性たむ大地女神たちしが故に、男性にして天基軸たるゼクスに封してほ、その配
,.・−・・・・.・・.∫β _一・−●係鴎のと耐性女と紳性男るけ於に政宗漁希
偶となることより以上に恰普なる鴇係を結び龍はぎるにあらすや。
テミスに此して一層明白に﹃被征服部族の大地女神﹄としてゼウスの宴となるの運命を荷ひし
ことを語るものは、デイオネの宗数的鼻輪なゎ。
ゼウスとデイオネとの関係智明に知らんと欲せば、ドドナに於けるゼクスの職能に眼を注が
†ランルゴツト ざるぺからすっゼウスはドドナの地に限らて、託宣頑として鮮明顕著なる形相を示す。固よ¢
ゼクスの紳宣は他り地方にもこれ無きにはぁらす↓ ニデアの紳宣の如きこれな㌔然れども
レバデアに於けるゼウス切紳宣は、本家同地の地方的崇揮の主饉狩らし蛇紳小口フォ三によ
って俸へられたるものにして、ゼウスは後代に至って之をおのれ王包擁したるに過ぎす。
︵ぎsaniasこぶ∴頁∽trabつこⅠ会SnhO−・On Aris−旦1aneS−Cl邑∽ニ000い1uciaIluS“Dia−・MOr∫ Ⅰ−−︶またオリムビアにもゼウスの和宣ム∵りと考へられしこと・スーラボーの記述︵S−−abO立山︶によつて伺ひ知らる。然れどもこはファーネル氏が論究せる如く、曖昧にして疑ふペき鎗地多
し。而してこれ等の地を除きては、ゼウスの神意の螢現は、OraC訂 によらすして、主として S官若くはOme−−にーでりたること、レスボスユタトクー、パルネスに於けるゼウスの祭儀に 著しく、またホメニがイリアス第八に設けるところによつて明かなhも然らば即ちゼウスか −β7−♯七十終 年五第 究 軒改宗 託宣紳として幣渕たる活動を︰㌧せるはヾ殆んどドドナの地に限られたゎといふことぉ得ペしり これそもそも何を意味するか。 吾人はこの畢ろ奇異なる宗教現象に封するとき、之に耕せる現象が、デルファイのアポ乎ン の宗教に終ることを想起せぎるを得す。 恐らくペロポ、ネサスが未だ充分に希脱化せられざる頃にデルファイに占捷して、藩に同地パ テムブルステーー ルナソス市琴二椰の宗故国家を樹立せるアポⅤンの宗教は、紳宣針以て名あるが、しかも同地 の紳宣ほ決してアポワンによつて創赦せられたるものにあbす、本務大地女神ガイアに始まり しものなること、稀々の音徴によつて明かなむ。その詮徴の二三を馨ぐれば、
M ガイアが一7ミスを通して、同地の託宣権をアポロンに謹具したむといふ停詭が多くの文
献に記されたること。︵才usanias、舛・いーコStrab。、Hメ念♪Euヨenides−N鶏∵Tご E=ripidesこpEgenia in Taur・−〓藁V鶉︶ 伺 デルファ木に於けるアポⅤソの女司祭はメリツサイと稀せらる。然るにメリツサイの栴 呼・¢有す㌃女司祭は、他の地に於ては轟く大地女神︵たとへばヂメ一ブル、ブロセルビネ の如き︶に仕へたも。︵㌘≡mpchO∽、Hyヨ三。Ap。−−。nこIOいHesychiOS−S.く.宕−is邑い −−・・・・・・・ββ 一係斑のと紳性女と紳性男るけ於に教会服希
Sch01●Onヨn︹ぎOS−勺y声︼Hく・:○小 切chO−・On TFeOkritO仏−×く−望〓 ︼Fc什antius−Diくim
H3Stit已・−・NN・等︶ は 力払樹か、アポロンの宗教がデルファイに占接する以前よ♭、ガイアの紳宣に放くべか らざ・?宗教的意義一ぎ有したること。 而してこれ等の事賢と相並んで、デルファイに於けるアポpソの紳宣が、ガイアのそれを奪へる ものなることを占する他山一誰緻ぁら。そは同地に於けるアポロンの託宣が、大地よら密生す る瓦斯の吸入のために生する女司祭の狂乱浪速によつて螢せられだる革質なら。 思ふにアポロンの紳宣は決してデルファイに限れるものにぁらす、.希脇本土及び小亜細亜の 渚地に於て頗る名ありき。然るにこれ等の地に於ける同軸の託宣は、一どして瓦斯い吸入によ ることだかゎき。即ち M テべスの託宣は、犠牲にささげたる動物ぉ焼きて、その肉片の徴仮によつて伺はれたむ。 伺 クラロスに於ては、司祭が聖水を飲みで託宣を慶したみ。 は ブラクエア附近なるヒシアイにても、司祭がアポロンに紳聖なる泉の水を飲みて紳宣を 停へたゎ。 一一−Jクー
披七十第 年五第 究 軒数 窮 抽 ゴア−べに於ては、アポロンの紳官訂伺はんとするものは、之の疑問を札にしるして司
祭に渡す。司祭は之を一個の籠に密封し、翌朝封を破れば、籠の中にアポワンの答見出
されたりと云ふ。
柳一′ベスのアポロンの御宝は鳥の鳴琴によりて伺はれ氾。
伺 キア、ネアイに於ては、アポロンの司祭が同紳に紳翌なる他の水を凝親し、そこに見出で
たる物影によつて、未殊に関する啓示を知る。
倒 そフに於ては潜水他に蹄泳する魚の一連動を見守らて、紳宣を知る。
これによつて執れば、アポロンの託宣には、ブラトーソが 字aeキOS に述べし如き ︵宇i−−e ヨaddnessの面目を帯ぶるもの一もこれあらざらしことを知る。これ大地紳にあらすしてcdesti已 deiギ なる同紳の託宣として頗る自然なか。見よ、同じく天紳の一I、与るゼウスの紳畳も殆んどすべてアポロンのそれと同一の手段によつで行はれしこと、がのビングサメの讃詩の琴不する
ところなるにあらすや。︵吋ind・、○−・−ぎ忠︶ 然るにデルファイに於てのみアポロンの託宣が、 濃厚に diくineヨadness の色調を帯び、而してその狂乱状態は大地より発生する瓦斯の吸牧にょるは何故ぞ。蓋しこれ同地の紳宣梯が本家大地女御の手に存せしを、後代に於てアポロノが
− 4〃一−・−備付のと剛性女と辞性男るけ於に敦京膿希 これを自己り掌中に奪ひしもの、しかもよら古き民衆の宗教的保守主義一﹂多少の厩慮一ぜ彿ひ て。自己のsaneなる託宣法の錐鑑を威め、香水めdiくinemadnessをその佳採用したるが故 にあらすや。 然らば則ちゼウスが他の藷地方に於てはいづれもS灯コ若くは○ヨenによつでおのれの意志 を詮表するに反し、ドドナの地に限って OraC−e によつて之を凝表するといふことは、デルフ ァイに於けるアポロンの託宣の場合と同じく、古ノ∼1㌻,この地に行はれLデイオネの○−aC訂を 穣収したるため打アりと解するを得るが如し。 思ふにゼウスは明かに北方起原の紳にして、極めて古き時代に デイオネが大地女御たるを経として、天容紳ゼウスの配偶と捏アり、宗教的には、女耐の託宣橙 が男紳の掌に移わしものなるべし。 がこの地に入ら凍るや。男性紳の宗教か女性紳の票数を光政し、その結果として一間話的には、 拝あら、同女紳はドドナに磐属して女司祭を通しで託宣牢停へゐ陀りき㌧かくてゼウスの崇拝 エビ℡スに勝家せられたる形跡あり。然るにエビロスにはベラスギ放い大地女紳デイオネの崇 もしそれセノレに至っては、明白にゼウスを信奉せし主要部族と異ち佗る部族の大地女甜元 jJ
読七十終 年五節 究 新教 景 らその中にてへラが特に礪妻に選まれしは、何故ぞといふことなら。 即ち同女紳はトラキアの母系貴重の部族の大地女糾にして、デイオー︼ ソスの母たか。而し て、デイオニッスが若き男紳たちしために、ゼウスの子とならざるべからざゎし如く、セメレ は女性紳にして且つ大地紳ならしが故に、天盛男紳たるゼクスの恰雷の配偶として採澤せられ たるnTり。 かくの如く考察し凍るときは、ゼクスの配偶と解せらるる大地女紳の多くは、 河 本凍ゼウスとは何等の血妹を有せざりしこと。 け 鞋に血路なからしのみならす、その崇拝の部族をも異にしたること。 伽 血縁の設定は、ゼウスを信奉する部族とこれ等の女醐を信奉する部族との史賓的接触よ り産れしこと。 等が略々明かになるを畳ゆ。 然七ばゼウスの他の配偶たるメチス、デメチル、ユタタメノもまた同一の宗教的襲樽の産異 なるか。吾人が有する現在の知識を似てすれば、この間に封しては、何等の確答営も兵ふるこ と能・にす。ただ彼等が本家大地女紳たかしことを推定し得るのみ。 一 心ク ー
係闊のと紳性女と紳牲男るけ於に政宗鳳希
最後に残る疑問は、ゼウスが此の如く多くの配偶を有し、而してそは轟く大地女神なるに、
この疑問は、ヘラを崇拝せし本原的部族が何者な㍍しかに注目するとき容易に解明せらるべし。
ヘクの崇拝は、外国よら輸入せられたる何等の痕跡をも有せす、而して一方に於てはぜ土オ
チア、エサボエア、アツチカ、シキオン、コリンス等に於て特にその崇拝が古く、且つ凄んなり
し事賓を見出す。これ等の事貸は、ヘラがゼウスと同じくアナーア族の grimitiくeheritage花るこ・・しを諾示す。然らば則ち大地女神として天垂紳ゼウスの配偶と行了りしものものは、ヘラを
以て最も早しとなさざるべからす。何となれば先に言へる如く、同一の部族内に於ては、天基
軸と大地女神とは、天地の覆載観念よらして早くよb配偶関係を結び易きに反し.他の部族の 大地女神を拉L凍って、同一の関係を結ばしむることは、該部族この接加若くは該部族J㌻りの宗教輸入を扱憩すれば往か。
ゼウスとへラとの夫妻関係が早くより生じゐ花りと∽推定は、希膿の文献及び銘刻等により
て遡究し得†。=堅も早き時代に於て、ヘラが既にゼウスの妻として崇拝せらるるを見出す事貨にょって確めらる。アルゴス、ブラクエア、サモスに於ける両袖に関する古き神話と稟儀とり如
き、はた希脱い多、S親方に於けるHi3Sg2ヨSが極めて古き時代に発生せる如きーその確 一 人ダ ー求七十鮮 卑五節 究 軒数宗 宵なる琵徴たり二Pausaコias・Ⅰ〆山こⅠ:ごH:∞こ紆rOdO−OS−Ⅰ・山Ⅰい→トeOkri−OS︼l、こ笠 苫ta已岩S−C。阜Pr喜・Ⅰ乞いHesi。d。S︶The。g・︶やNN︶その他カリアに於けるへラとNeus冒l㌣ ヨ。r。S及びZ。uSぎulai。Sとの結線の如き、レバデアに於けるKingNeuOとHera.theh01der 。rth。r。insとの合祭の如き、アルクナイオン山上に於ける祭壇がこの二紳に典通にささげら