• 検索結果がありません。

第2学年 道徳科学習指導案

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "第2学年 道徳科学習指導案"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

1

第2学年 道徳科学習指導案

日 時 平成28年◯月◯日(◯)第◯校時 対 象 第2学年◯組 ◯名

学校名 ◯◯立◯◯中学校 会 場 教室

1 主題名 規範意識 C 遵法精神 公徳心

2 資料名 「闇の中の炎」(出典『中学校道徳読み物資料集』文部科学省)

3 主題設定の理由

(1)ねらいとする価値について

集団で生活するには、様々なきまりが必要であり、法とはこの社会におけるきまりの一つである。法は社会 の秩序を守るために不可欠であり、法を遵守する精神がなければ社会は維持できない。しかし、ただ法を遵守 していればそれでよいというわけではない。

生徒たちは、小学校の段階から、法やきまりの大切さについても学んできている。そして、現在は中学生と して、様々な集団に所属し生活する中で、社会における自分の人間としての生き方について考えを深め、法や きまりに対し、その意義についても一層理解を深めることができるようになってきている。

規範とは、行動や判断をする上で従うべき基準となるもののことである。規範とは、既に定められた法やき まりのことだけを指すのではない。先人たちが積み上げてきた社会全体のルールや、自分がいかに生きるべき か、自分が従うべき倫理のことをも指す。そういった規範をもつことにより、誇りある生き方ができる。ただ 法やきまりに従えばそれでよいという考えではなく、自身の利害を超えて、自分自身の生き方や、社会全体の 秩序といった広い視野に立ち、自身の従うべき規範について、考えを深めさせたい。

(2)資料について ①資料概要

コンクールに出す作品の下絵の提出を控えた主人公は、作品のアイデアが浮かばずに苦しんでいた。しかし、

ある画集に載っていた作品からヒントを得て、自分の作品を構想する。しかし、作品が仕上がっていくにつれ、

画集の作品を真似しているような後ろめたさが大きくなり、筆が進まなくなっていく。ある日、父親にそれと なく相談をした際に言われた「自分がダメだと思ったらダメだって」という言葉が主人公の胸に響く。たとえ コンクールの締め切りに間に合わなくても、あの絵を完成することはできないと思い、新たな絵を描くべきス ケッチブックに鉛筆を走らせた。

②資料活用の視点

本資料は、主人公が画集からヒントを得て、自分の作品を描こうとしたが、その途中から自分の行為が間違 っているのではないかという思いが出てくる。主人公は、自分の行為が著作権法に違反しているかどうかが問 題なのではなく、自分自身が後ろめたさを感じるかどうかが大切なのだということに、父親の言葉から気付く。

「法に触れるかどうか」ではなく「自分が後ろめたさを感じる」ということが、主人公の規範意識なのである。

よりよく生きるために、自分の中に守るべき規準をもつことは大切である。授業では、自分で正しいと信じ ることを行う、という主人公の生き方への共感を引き出すことによって、自らの規範意識を育てることの大切 さを理解させ、自らの規範意識について考えを深めさせたい。

(2)

2 ③資料分析

場面 主人公の心の動き ○基本発問

◎中心発問 発問の意図 コンクールに 出

す作品の下絵 が 描けない。

・昨年以上の作品を出して、入賞したい。

・先生も期待してくれているから応えたいの に、アイデアすら浮かばない自分に焦って いる。

・明日が締め切りなのに手が進まないことに 不安を感じている。

画集を見て、絵の イメージが浮 か んだ。

・画集を見たら、自分のイメージが一気に広 がった。

・これなら入賞するような作品が描けるはず だ。

・ヒントをもらっただけだから大丈夫。これ はあくまでも私の絵だ。

○理沙はどんな気持 ちで、一心不乱に描 い て い た の で し ょ う。

主人公は、あくまで も ヒ ン ト を も ら っ ただけであり、ここ で は 後 ろ め た さ を 感 じ て い な い こ と をおさえる。

絵筆が止まり が ちになり、部活に も足が向かな く なってきた。

・本当にこのまま絵を完成させてしまってい いのだろうか。

・私のやっていることは盗作なのではないだ ろうか。自分は正しくないことをしている のではないだろうか。

・この絵は本当に私の作品と言えるのだろう か。

○理沙の筆が進まな くなったのは、どん な 思 い か ら で し ょ う。

こ の ま ま 絵 を 完 成 さ せ る こ と に 後 ろ め た さ を 感 じ て い ることを押さえる。

父親にそれと な く相談する。

・自分のしたことが間違っていないといっ て、絵を完成させることを後押しして欲し い。

・これくらい大したことではない、よくある ことだと確認したい。

・自分がやっていることが、盗作ではない、

悪いことではないんだと保証してほしい。

ずっと見てい な かった版画を、も う一度開いて 見 た。

・この炎を私は見ていない。だから、私にこ の炎は描けない。

・自分で自分を許せないから、やっぱりこの まま絵を完成させてはいけないんだ。

再びスケッチ ブ ックに鉛筆を 走 らせ始めた。

・自分がダメだと思ったら、その気持ちに従 わなければいけない。

・たとえコンクールの結果につながらなくて も、自分が正しいと思う生き方をしなけれ ばいけない。

・コンクールに間に合わなくても、自分の絵 を描く方がいいんだ。

・たとえこのまま炎の絵を完成させても、後 悔が残るだけだ。

◎「理沙は、なぜコ ンクールには間に合 わないのに新しい作 品を描こうと思った のだろう。

著 作 権 法 と い う 法 ではなく、自分の規 範 意 識 に 従 っ て 行 動した主人公。自分 自 身 の 正 し い 生 き 方 を 追 求 す る こ と で、晴れやかな気持 ち と な っ て い る 姿 を捉える。

(3)

3 4 指導の工夫

(1)板書の工夫

キーワードを整理して板書に書く文言を精選すること、資料の流れを板書で示すことで、生徒が資料の内 容や発問を理解しやすい板書を作る。また、色分けした文字カードを使うことによって、板書する時間を短 縮する。

(2)考える価値のある発問の設定

授業の中心となる発問から、ねらいに迫るための発問を設定し、生徒たちが多様な考えを出し合い、自身 の考えを深めることができるようにする。

(3)事前アンケートの活用

事前のアンケートをとり、それを活用した授業を行うことにより、自分自身についてスムーズに考えられ るようにする。また、事前アンケートを見ながら主題について考えることにより、授業における自己の変容 を捉えやすくする。

5 年間指導計画における位置付け

10月 主題名「誇りある生き方」資料名「ネパールのビール」D よりよく生きる喜び 人間の気高さ強さを信じ、誇りある生き方をしようとする心情を養う。

11月 主題名「主体的な判断」 資料名「裏庭でのできごと」A 自主・自律 正しいことを自分で主体的に判断し、責任ある行動をとろうとする態度を育てる。

1月 主題名「規範意識」 資料名「闇の中の炎」C 遵法精神・公徳心

(本時)法やきまりの意義を考え、自分が生きる上で守るべき規範は何かを追求しようとする心情を育てる。

6 本時

(1)ねらい

法やきまりをただ守るのではなく、自分の規範意識を育てて生きていこうとする心情を育てる。

(2)本時の展開

時間 学習活動(○主な発問・予想される生徒の反応) ◇指導上の留意点 ★評価の観点 導入

5 分

1 ねらいとする価値への方向付けをする。

○事前アンケートの結果を紹介する。

○「規範」という言葉を紹介し、「法」や「きまり」との 違いを確認する。

◇アンケート①②の結果から、同じよう にきまりを守っていても、その動機は 様々であり、人によって異なる規範に従 って生きていることを押さえる。

◇「規範」の中でも、法やきまりとは異 なる、自らの内なる規範について考えて いくことを確認する。

展開 40 分

2 資料「闇の中の炎」を読んで、話し合う。

○「理沙はどんな気持ちで、一心不乱に描いていたのでし ょう。

・アイデアが浮かんでうれしい。

・これなら入賞するような作品が描けるはずだ。

・ヒントをもらっただけだから大丈夫。これはあくまでも 私の絵だ。

◇主人公は、あくまでもヒントをもらっ ただけであり、ここでは後ろめたさを感 じていないことを押さえる。

(4)

4

○「理沙の筆が進まなくなったのは、どんな思いからでし ょう。

・人の作品を真似しているみたいで嫌だ。

・本当にこのまま完成させて良いか、迷っている。

・これで入賞してもいいのか…。

◎「理沙は、なぜコンクールには間に合わないのに新しい 作品を描こうと思ったのだろう。」

・このまま作品を仕上げたら、コンクールに間に合っても 後悔すると思ったから。

・コンクールには関係なく、自分が満足する絵を描きたい と思ったから。

・たとえコンクールの結果につながらなくても、自分が正 しいと思う生き方をしなければいけない。

【補助発問】夢中になって鉛筆を走らせる理沙は、どんな 気持ちだったでしょう。

○《主題に迫る発問》「どうしたら理沙のように『心のも のさし』が働くようになるのだろう。

・自分の気持ちに正直になる。

・これぐらいいいか…という気持ちに負けない。

・自分に誇りをもつ。

◇このまま絵を完成させることに後ろ めたさを感じている、主人公の気持ちを 押さえる。

◇主人公は著作権法という法ではなく、

自分の規範に従って行動したことに留 意する。自らの規範に従って行動するこ とで、晴れやかな気持ちになっている主 人公の姿から、自分自身の正しい生き方 を追求する大切さを学ぶ。

★【評価①③】(ワークシート)

◇板書を使って、理沙の気持ちの推移の 心情曲線を板書する。価値を達成したこ とで理沙の気持ちが上向いたことを確 認し、後の発問につなげる。

◇規範と言う概念は生徒にとってわか りづらいものである。教師の体験を話 し、考えやすくする。

◇自分の意見を付箋紙に列挙させ、4人 班ごとに用紙に分類させる。

★【評価②③④】(ワークシート)

終末 5 分

3 本時のまとめをする。

○教師の説話を聞く。

○授業で考えたこと、感じたこと、これから意識したいこ とをワークシートに記入する。

◇事前アンケートの内容や、班のメンバ ーの意見を振り返りながら、考えをまと めさせる。

★【評価④】

(3)評価

【評価①】規範意識をもつことの大切さを理解することができたか。

【評価②】自分の問題として、規範意識をもつことについて考えることができたか。

【評価③】法やきまりを遵守することや、規範意識をもつことについて、いろいろな見方・考え方ができたか。

【評価④】自らの規範意識をもち、正しく生きようとする気持ちをふくらませることができたか。

(5)

5

(4)板書計画

イメージ図 心のものさし

参照

関連したドキュメント

専攻の枠を越えて自由な教育と研究を行える よう,教官は自然科学研究科棟に居住して学

る、関与していることに伴う、または関与することとなる重大なリスクがある、と合理的に 判断される者を特定したリストを指します 51 。Entity

このように資本主義経済における競争の作用を二つに分けたうえで, 『資本

第四。政治上の民本主義。自己が自己を統治することは、すべての人の権利である

主として、自己の居住の用に供する住宅の建築の用に供する目的で行う開発行為以外の開

などに名を残す数学者であるが、「ガロア理論 (Galois theory)」の教科書を

○本時のねらい これまでの学習を基に、ユニットテーマについて話し合い、自分の考えをまとめる 学習活動 時間 主な発問、予想される生徒の姿

学期 指導計画(学習内容) 小学校との連携 評価の観点 評価基準 主な評価方法 主な判定基準. (おおむね満足できる