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象声詞と方向補語“起来”の…接点

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Academic year: 2021

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(1)

畑中 桂

0.はじめに

中国語のオノマトペは象声詞と呼ばれ,主に音声を描写する。文法的機能としては述語動 詞を修飾する状語となる場合が多い。この述語動詞にはアスペクト助詞 着 , の他,

数として非常に多いというわけではないが補語を伴うこともあり,その補語の中では 起来 が特に多く見られる。鈴木(1995)によると,象声詞が述語となる文では方向補語 来 が比 較的多用されているという。1)「開始」を意味する 起来 がアスペクト助詞のように運用さ れているということなのだろうか。本論文では「開始」を意味する方向補語 , 升 と の比較も絡めつつ, 起来 の持つ意味と,象声詞の特性について考えてみたい。

1.象声詞が状語となる文

象声詞は多く状語となる。日本語においても擬音語・擬態語の後ろに「と」を伴い,状態 を表す副詞として使用されることが最も多い。よって日本語訳も不自然でないかぎり「と」

を伴った。2)以下は象声詞が状語となる文の構造分類であるが,象声詞の後ろに数量詞を結合 した形式はテーマに直接関連しないと思われるため排除した。

i)象声詞+(地)+動詞

(1)所見丁大苓的筋骨一伸賂搏,一瑞腿几就峠噌,峠ロ巴地ロ向。《他》(p.111)

丁の旦那の関節が腕や足を伸ばすたびにボキボキと鳴るのが聞こえた。

(2)蹄子清脆地叩着土路 塔塔 地駒。《小》

蹄が土の道を叩き,ダッダッと歯切れのよい音が響いた。

(3)根耳圷呵当駒。《北》

銀のイヤリングがチリンと鳴った。

ii)象声詞+(地)+動詞+ 着

これは動作の進行を表し,象声詞の表す音声の継続を意味する。

(4)女枚主文者昌超男在屯活里嗜嗜地笑着同。《紅》

女権主義者の呂超男は電話でくすくすと笑いながら尋ねた。

『人文学科論集』34,pp.97−105.      @2000茨城大学人文学部(人文学部紀要)

(2)

(5)冑戸象笈生地震似的嘩峰地ロ向着。《他》(p.123)

地震が起きたかのように窓がガタガタと鳴った。

(6)雨雨手里摸着一養票子,嚇里込在ロ都ロ都曝曝地鷺着,像垢苦似的。《北》

麗麗は手にチケットの束を持ったまま,苦情を訴えるかのように,まだぶつぶつと文

句を言っている。

iii)象声詞+(地)+動詞+

(7)地 卦味 笑了,《劫》(p.183)

彼女はくすっと笑い,

(8)老共几伯一起 嗅嗅 地笑了。《髪》(p.75)

じいさん達は一緒にげらげらと笑った。

また,後ろに数量詞を伴い動作の行われた回数,つまり象声詞の表す音声の鳴った回数を

意味する。

(9)他的手机ロ都ロ都ロ向了丙声之后察干有人接了。《北》

彼の携帯はプーップーッと二度鳴り,それからやっと人が出た。

(10)伸出食指和中指在1コ上 的的 軽敲了丙下,没有回音。《傷》(p.90)

人差し指と中指を伸ぼし扉をトントンと二度軽くノックしたが,返事はない。

はさらに補語も伴う。

(11)我把噛上的姻給地,地抽了一口, 呼 地全吹了出去。《一半》(p234)

私はくわえている煙草を彼女にやった。彼女は一口吸うと,「ふ一っ」と大きく吐き

出した。

(12)一ノト痩高的黒股同学騰地帖了起来。《紅》

痩せて背が高く色黒の学生がガタンと立ち上がった。

(13)我的心悼 i平地跳了起来。《我》(p.211)

私の胸はドキドキと(高鳴った/高鳴りだした)。

(14)地哩哩地実了起来。《小》

彼女はしくしくと(泣いた/泣きだした)。

iv)象声詞+(地)+動詞+補語

(15)李高潮杁杯里摸出一介藍色天鵡蛾盒子,一按机美,膨地跳升,豆出一串黒色的珍珠項 縫。《鉦》

李高潮は懐から青いビロード張りの箱を取り出した。鍵を押すと,ぱっと蓋が開き,

黒い真珠のネックレスが現れた。

(16)民警伯提着警棍, 騰騰騰 地沖這来。

民警達は警棒を持って,ドカドカとすごい勢いでやって来た。 《飯》(p53)

(3)

(17)他 呼 地帖起身,出去了。《髪》(p,36)

彼はぱっと立ち上がると出ていった。

(18)他把陶大的囎巴郷成一一条銭,往左歪一歪,往右担一担,突然地例牙,畦畦地実起来。

《紅》

彼は大きな口を真一文字に結び,左にゆがめたかと思うと,右によじり,そして急に 開けると,わあわあと泣き出した。

2. 起来 は「開始」か?

方向補語は用法的に3つに分類される。それは対月隼によれば 超向意文 拮果意文 状恣意文 であり,それぞれ「方向義」「結果義」「アスペクト義」と訳すことができる。

方向義は動作の仕手や受け手の空間的移動を表す。(11)(12)(15)(16)(17)の方向補語は方向 義である。

方向義と認められないものは,(13)(14)(18)であるが,これらは「開始」を表すアスペク ト義なのだろうか。

(18)畦畦地実起来。は文全体の意味から「泣き出した」と訳したほうが適当であり,泣く という動作の開始をとらえている。(13)我的心倖坪地跳了起来。は「私の胸はドキドキと高 鳴った」とも「高鳴りだした」とも訳せるが,3)(14)地喫哩地実了起来。は「彼女はしくし

くと泣きだした」と訳したほうが自然であろう。やはりこれらもアスペクト義なのだろうか。

では,例文中の 起来 に置き換えることは可能なのであろうか。

起来 の違いについて,《超向》の説明をまとめると,

i) 上 は新しく行われた動作や生じた状況を肯定する価値がないとか,喜ばしくないと 思っているという感情的色彩を帯びており,結合できる動詞や形容詞も少ない。4)

ii) 起来 は状況描写をする文面に多く用いられ,多く「知らず知らず」という意味を含 む場合もあるが,明らかな感情的色彩は帯びていない。音声を発する動詞につくことが

最も多い。5)

iii) と同じく主に口語で用いられ,結合できる動詞や形容詞も限られている。

「思わず〜してしまう」という感情的色彩を帯びている。6)

っまり 起来 が象声詞とともに文中に多く見られるのは,以下3つの理由から説明できる。

①状況描写に用いられることが多い

②音声を発する動詞にっくことが多い

③文面から例文を集めるため,口語で多く用いられる が採取できない

(4)

しかし,これでは に置き換え不可能だとは断言できない。インフォーマント に確認したところ(13)(14)(18)の全てが置き換えできないという。7)更に以下の(19)〜(26)

例についても確認したが,やはり全て置き換えできないということであった。

(19) 丁鈴丁鈴._. 一陣令人生灰的屯活鈴声又ロ向起来了,刺激着李祭世的毎一根神径。《策》

「ジリリリ__」うんざりさせる電話のベル音がまたひとしきり鳴り響き,李経世の全 ての神経を刺激した 。8)

この例(19)は象声詞が状語ではないが,明らかに「生じた状況を喜ばしくないと思ってい る」にも関わらず, は使用できない。9)

(20)他的心禁不住地 突突 跳起来。《策》

彼の心臓は耐えきれずに「ドキドキ」と高鳴り始めた

(21) 畦 , 地大口大口地ロ区吐起来。《策》

ゲー,ゲーと大口開けて吐きはじめた。

(22)突然,他一屍股坐在地上,鳴鳴地実了起来。《阿》

突然かれは床に座り込んで,おいおいと泣き出した。

この例(20)(21)(22)は「思わず〜してしまう」という意味合いがあるように思われるが,

升 は使用できない。lo)

(23)孟瑠格格地笑起来,笑着走到越海英那里包彼子。《夙》

孟謡はくっくっと笑いだし,笑いながら趙海英のところに行って鮫子を作った。

(24)逮広一想,我也眼着吟吟大笑起来。《北》

そう考え,私も一緒になってあははと笑いだした。

(25)同吋也覚出自己的肚子噛噌晴噌叫起来。《生》(p.12)

同時に自分のお腹がグーグーと鳴りだすのが分かった。

(26)女生伯咋咋呼呼地椋叫起来:ロ釣吻ロ釣!吻吻吻!...地伯把要悦地活都藏在吻吻吻里了。

《鉦》

女子達が驚いてぎゃあぎゃあと騒ぎだした。ヨヨヨ!ヨヨヨ!...彼女達は言いたいこ と全てをそのヨヨヨの中に込めているのだ。

起来 だけが使用できるとする理由としては,表現の目的が音声描写にあるか否かだと考 えられる。日本語における擬音語・擬態語に比べ,中国語の象声詞は多用されない。だから こそ意識的にわざわざ象声詞を使用するのは,音声描写を強く意識する場合に限られるので ある。その時,「開始」を意味する方向補語の中で 起来 が最適であるということは,そこ にアスペクト義以外の意味の存在を示唆しているのではないだろうか。

(5)

3. 起来 の結果義

《超向》では, 起来 の結果義として「(一)結合および固定(図)(二)突出,隆起」と 説明している。11)これを更に広げて考えれば,音声に繋がらないだろうか。アスペクト義とし ての 起来 の解釈は,「静態から動態への変化」(図)であるが,(二)突出から「発生」

という結果義も連想できるのではないだろうか。

結果意文12)      状恣意文13)

○)○ 魂正脚)

○ ○  轍向(正向)・中性ノ\

平井(1991)に「開始を表す 起来 は一方の極では のような接尾辞に接 近しており,もう一・方の極では「発展,発散」等を表す結果補語(或いは結果義を表す方向 補語)に接近しているとも考えられるのではないか」という指摘がある。14)それを示す例文の 述語は積極的な動作を表す動詞や形容詞である。音声を発する動作動詞や,更にはそれを修 飾する象声詞も積極的な表現と言えよう。

日本語の擬音語・擬i態語が童話だけでなく,小説や詩や俳旬にも多用されているのは,直接 的に音声を描写する擬i音語以外に,擬態語も豊富であるからだが,中国語は表意文字である ために音声を描写するには限界があり,象声詞の種類や使用数は日本語に比べ圧倒的に少な い。更には中国では小説中に象声詞をほとんど使用しない作家が圧倒的に多い。笑い声や鳴 き声や話し声といった人間の発声に関するものが一般的に用いられる。象声詞を多用し,且 つあまり一般的ではない象声詞を使用する作家の作品は,農村や戦場を舞台にし,素朴で時 には野卑な印象さえ受ける傾向がある。15)象声詞が極めて積極的な表現であるということが,

ここからも言える。16)

また同じく平井(1997)では多くは 〜起 の形で用いられるとしながらも,「(音や光が)

発生する」という結果義としての解釈を提示している。《現代双浩八百洞》では形容詞+

起来 は「状態の開始と発展を表し,その程度は進行していく」と説明し,積極的意味合い をもつ形容詞が多いという♂7)この「程度の進行」は前述の結果義(二)から,容易に連想 できる。

以下に例を挙げる。

(27)界丹和小羊的声音升始清晰起来,地知道剛オ走神了。《北》

喬丹と小羊の声がはっきりしてきて,彼女はさっきまでぼんやりしていたのに気がつ

いた。

(6)

(28)我所到同学伯異杳地傲起来。《紅》

私はクラスのみんなが興奮して騒いでいるのを耳にした。 18)

(29)准知,込没平静一介月,工人伯又蘭起来了。《策》

獅熾ス安は続かず,労働者達がまた騒ぎ出すとは誰が予想できただろうか。

(30)会場上岡咲咲的暖起来,各社都在研究着几天完成任劣。《重養》(p.336)

会場はわいわいと騒ぎだした。各社それぞれ何日で仕事をやり遂げられるか検討して

いるのだ。 19)

(27)の形容詞 清晰 は音声には関係がないが積極的意味合いを持ち,徐々に覚醒の「程度 が進行」していくのが分かる。(28)(29)(30)は騒がしい様子であるが,これも積極的な状況 で,20)普通の状態から騒がしい状態への「程度の進行」が認められよう。これは言い換えれば

「音量の増大」である。

以下の(31)(32)(33)は成語だが,これも訳するときに擬音語・擬態語になる場合もある。

(31)潭嫡坤眉詫色舞起来,《策》

讃嫡坤は得意になってきて,

(32)孔庚凡所到迭里,頓吋感到坐立不安起来,《策》

孔慶凡はここまで聞くと,忽ちそわそわしだし,

(33)コユ奈悦雲掌起面包狼呑虎咽起来。《都》

衛東は話が終わるとパンを取ってがつがつと食べ始めた。

この3つの例もまた積極的状況であり,(31)(32)の平静な状態から「得意」や「そわそわ」

といった状況への変化は,そのまま継続するのではなく「程度の進行」も予想できる。

では,音声に関係する形容詞+ 起来 の持つ「音量の増大」という意味合いが,場合に よっては動詞+ 起来 にも認められるのではないだろうか。

前述の例(13)我的心 1平悼地跳了起来。(20)他的心禁不住地 突突 跳起来。は心臓の鼓動 が高鳴る様子であり,通常の鼓動からの変化には「音量の増大」が認められる。(26)女生僧 咋咋呼呼地僚叫起来:も,通常の話し声からの変化を「音量の増大」と見ることができるだろ

う。

しかし(14)(18)(19)(21)(22)(23)(24)(25)例は突然音声が発生する感が強いが,音声の

「発生」と「増幅」は動作開始以前の状況・音量が異なるだけなのだ。

4.まとめ

象声詞と 起来 の結合は,積極的な状況描写を目的とする文に見られる。その際起来 はアスペクト義として動作の開始と継続を表すだけでなく,同時に音声の発生や音量の増大 をも表し,「突出,隆起」を表す結果義に近くなる。言い換えれば,スイッチをONから

(7)

OFFに切り替えるのではなく,ボリュームのつまみを大のほうに回すような変化の過程が 起来 の意味としてあるのだ。そして,その変化が急激に起こったときに「発生」の意味に

もなる。

1)鈴木(1995:32)では 天上的机声又有規律的鵬鵬起来。 起来 をともなう動詞的用法として挙 げられているのみであるが,瀬戸口(1985)では 大家都卿即起来了。/几只小島朴騰起来。/一到下午 就咳起来了。/我的心不禁突突起来。/安静了一会兀,又卿卿噴噴起来了。 が挙げられ,やはり を伴う例は多いと思われる。また,瀬戸口(1985:177)では象声詞の持つ文法的特長として「象 声詞は 起来 , 着 , 了 と結びつくことができる」とし 丙介女人便又肌肌噴噴起来。 を例

として挙げている。 起来 以外の補語については述べられていない。

2)「と」と が完全に対応しているわけではない。中西(1997)によると,中国語においては音声 をそのまま再現した即物的象声詞には 地 が伴われない傾向にある。

3)平井(1991:157)では 〜了起来 の形をとるものに多く「とくに状況の発生のみに注目し,その 後の継続に無関心な表現」がみられるという。つまり(13)の 起来 は平常の鼓動から,早めの鼓 動に「状況が変化した」ことを強調していると考えられる。

4)《超向》,p.105参照。

5)《趙向》,p.364−365参照。 起来 とよく結合する動詞としては以下:

1.人や動物の叫び,泣き笑いの類の動作動詞(頻度が高い): 城,暖,吼,実,鳴咽,抽泣,笑,

口申吟 等。

2.言語に関連する動作動詞,一般的には音声を発するもの(比較的頻度が高い): 悦,柳天,波詑,

教別,抱怨,唱,鴛 等。

6)《趙向》,p.391参照。

7)インフォーマントは北京出身の40代女性である。

8)(19)は「ひとしきり」という時間が明記され, 起来 の「開始と継続」の両方をとらえたもので あるため,訳は「継続」の意味を考慮し,「鳴り出し」ではなく「鳴り響き」とした。

9)《超向》,p.104ではアスペクト義として 拉着鋪蓋剛一出街口,他所見院里破口蜀上了。 が例とし て挙げられており,一見音声に注意しているようだが,その目的が音声描写ではないため 使用されているのではないだろうか。

10)《趨向》,p.391では,「動作の仕手が自分の動作を制御しない時, は更に表現力を持つ」とし て,以下の2例を挙げている:

那ノト核子一看娼娼不見了,便畦地実升了。

他一遊院就蟻暖升了。

インフォーマントは,この 升 を 起来 に置き換え出来るが,意味合いが異なるという。

上 , 升 起来 の違いについては、更に詳細な研究の必要があると思われる。

11)《超向》,p.346, p.362参照。

12)《趨向》,P.346.

13)《超向》,P.365,

14)平井(1991),p,160参照。

15)畑中(1999)で象声詞の使用頻度にっいて調査した結果である。中でも莫言は象声詞を非常に多く使 う作家である。

16)『感性のことばを研究する』から引用。「擬音語・擬態語が修飾するのは主として動詞であり,そこ

(8)

にも能動的でダイナミックな観察主体の心的あるいは身体的状態が反映された世界が表現される。

つまり擬音語・擬態語は「動きを基盤とした積極的かつ構成的な,感じる人間の側から見た感性語」

なのである。」(p.6)つまり中国語は表意文字としての限界があるため,かえって使用される象声詞 の積極性が強調されるのである。

17)表示一神状志在升始炭展,程度在魅鎮加深。形容洞多力枳扱意文的。(p.442)

18) 全帖了起来,有的述傲傲叫着,鼓了一通掌。 《髪》(p.50)のように 傲傲 は象声詞として使用で きることから, 轍微 も形容詞ではなく象声詞とも考えられる。

19)関西中国語オノマトペ研究会(1994)のように(30)の 蘭咲咲 のような重畳形容詞をオノマトペ の一種とする見方もある。形容詞重ね型は象声詞と同じく状語となり, 起来 が伴われる点でも,

象声詞と共通している。大河内(1969)においても現代中国語の擬i音語・擬i態語が一種の重畳形式で あって,状況描写性,状語機能ともに形容詞重畳形式と等しいと述べている。丁(1994:135−136)で も日本語の擬態語と 生劫形容洞 の相似を指摘している。

20)しかし積極的意味合いを持つとは言えない形容詞もある。

雲斐漢完迭些字眼晴又模糊起来。《都》

ウェンウェンがこれらの文字を読み終えると,彼女の目はまたぼんやりしてきた。

参考文献

鈴木基子(1995),「老舎文集象声洞的悟法功能」,『日本大学人文研究所研究紀要』47,pp.29−43.

瀬戸口律子(1985)「中国語の 象声詞 一日本語の擬音語との比較を中心に一」『大東文化大 学紀要』第23号(p341−357).

(1987),「擬i音語・擬i態語研究のいくつかの問題点」,『大東文化大学紀要』25,pp.171−181.

中西正樹(1997),「日中オノマトペ助詞の比較一「と」と「地」 」,『大河内康憲教授退官記念中 国語学論文集』,東方書店1997,pp,375−395.

平井和之(1991),「 〜〜起来 の表す意味」,『東京外国語大学論集』42,pp.147−164.

(1997),「 〜起(来) の結果義について」,『中国語』1997.2,pp.68−73.

大河内康憲(1969),「重畳形式と比況性連合構造」,『大阪外国語大学学報』21号を『中国語の諸相』

白帝社1997に収録(pp.3−26)

丁大(1994),「中日音象徴語の対照研究について一玉村文郎氏の論文を読んで一」,『中国語研

究』36,PP.133−138.

讃井唯允(1996),「結果補語・方向補語とアクチオンスアルト(2)」,『中国語』1996.8,pp.58−61.

畑中桂(1999),「象声洞使用頻率」《双日梧言研究文集二》,北京外国梧大学国隊交流学院錦,北京:

北京出版社1999,pp.144−156.

関西中国語オノマトペ研究会・箆壽雄監修(1994),『言語』1994.1〜12

苧阪直行編著,『感性のことぼを研究する一擬i音語・擬i態語に読む心のありか一』,東京:新曜社

1999.

刻月隼主編《超向朴梧通経》,北京:北京沼吉文化大学出版社1998(=《趙向》)

昌叔湘主編,《現代双i吾八百洞》,増汀本(第7版),北京:商劣印弗愴1999.

王国璋/昊淑春/王干槙/魯善夫編著,《現代双活重養形容洞用法例経》,北京:商劣印唱棺1996(=《重

養》)

野口宗親編著,『中国語擬音語辞典』,東京:東方書店1995.

(9)

用例出典

王坤紅,《阿格的故事》,黄金書屋,大陪作者・中篇小悦(=《阿》)

莫言,《紅桝林》,黄金書屋,大陪作者・長篇小悦(=《紅》)

隊薇,《北京的独身男人》,黄金書屋,大陪作者・長篇小説(=《北》)

美任山,《風暴潮》,黄金書屋,大陪作者・長篇小悦(ニ《風》)

任紅,《都市紅帆船》,黄金書屋,大陪作者・長篇小悦(=《都》)

曹策前,《策反在子夜》,黄金書屋,大陪作者・長篇小説(=《策》)

王安 に,《小城之恋》,黄金書屋,大陪作者・長篇小悦(=《小》)

(以上ページ数なし:黄金書屋htt:〃www. oldnets.com/)より検索

戸新隼,《彷痕》,《新吋期争鳴作品埜需黒政塊》,長春:吋代文芝出版社1986(=《傷》)

隊国凱,《我庖該急広亦?》,《新吋期争鳴作品巫お黒i攻現》,長春:吋代文芝出版社1986(=《我》)

隊建功,《髪毛》,《新吋期争鳴作品埜需小城之恋》,長春:吋代文芝出版社1988(ニ《髪》)

引q吉,《他有什広病?》,《新吋期争鳴作品巫需小城之恋》,長春:吋代文芝出版社1988(=《他》)

王朔,《一半是火焔,一半是海水》,《新吋期争鳴作品墨需貞女》,長春:肘代文芝出版社1989(=《一

半》)

王朔,《劫物凶猛》,《逼近世多己末小悦逸》巻一,上海:上海文芝出版社1995(ニ《劫》)

尤風儒,《生存》,《逼近世多己末小悦逸》巻四,上海:上海文芝出版社1996(ニ《生》)

参照

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