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国語辞典の見出し語の仮名の表記・仮名遣い・配列 順について

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(1)

国語辞典の見出し語の仮名の表記・仮名遣い・配列 順について

著者名(日) 天沼 寧

雑誌名 大妻国文

20

ページ 1‑23

発行年 1989‑03

URL http://id.nii.ac.jp/1114/00001540/

Creative Commons : 表示 ‑ 非営利 ‑ 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by‑nc‑nd/3.0/deed.ja

(2)

国語辞典 の見出 し語 の仮 名の表 己・仮 名遣 い・ 酉己夕llll頁 につい て

nJl治22年 に,大槻文彦が『 言海 第一冊』 (あ 〜 お)を 出版 してか ら今 日 に至るまで,数多 くの大小様 々な国語辞典が刊行 され てい る。

これ らの国語辞典におけ る語の配列順は,いわゆ る五十音順であ るが,一

に五十音順 とい って も,明治時代か ら昭和 の初期 ごろ まで の辞典で は,今日の 五十音順 とは細部 において異 なってい るところがあ る ことは,よ く知 られてい

ることであ る。 しか も,その異な り方に もい ろいろの種類 があ る。

最 も 日につ くのは,はね る音「 ん」 と,つまる音「 っ」 の配列順であ る。

 ここではくはねる音「 ん」,つまる音「 つ」>としたが,ほんとうはくは ね る音

「 ン」を表す「 ん」,つまる音「 ッ」を表す「つ」,又は「 つ」>などとしたほ うがよ いかもしれない。しかし,こ れは少々煩わしい感じがするので,便宜上,簡略にし, 以下,さらに簡略にして,単,「ん」,「っ」とする場合もある。辞典によっては, つまる音を小書きしていないものと,4ヽ書きにしているものとがある。したがって,

「 っ」は,実際に「 っ」である場合と「つ」である場合とがあり,ま,つまる音に だけ片仮名を使ってあるものもある。「 っ」は,こ れらすべてを含む ものとする。た だし,以下に実例を引用する場合は,原文のままとした。

す なわち,今日の辞典では,「ん」 は,まず例外 な く最 終 の位置 (「わ̲1又 は

「 を」 の次)に配列 してあ るが,明治30年 代 ごろ まで の辞 典では,「む」 と同 列に位置 させ てあ るものが多い。 しか し,「を」 の次 としてい るもの,ま,

「 っ」 を「 を」 の 次に 位置 させ,その 次 に「 ん」を 位置 させてあ るもの もあ る。

つ まる音 の配列順 も同様 にいろい ろの種類があ る。直音 の「 つ」 と同列 の取 り扱いを してい るもの,つま り,直音 の「 つ」 も,つまる音 の「 っ」 も特 に区 別 しないで,五十 音順 に,ただ し,両語形 のあ る ものは,その どち らかを前 に

夕」

(3)

配列 してあるものもある。また,直音の「つ」 とはねる音の「 っ」 とを完全に 区別 し,後者を,直音 と別の位置に配列 しているものもある。

拗音の取 り扱いは,それぞれの直音の前に位置 させてあるもの と,次に位置 させてあるもの と,更,同列に位置 させてあるもの とがあ り,ま,拗音を 表す仮名を小書きにしているものと,していないもの とがある。もっとも,拗 音の配列順の異 同は,戦後の発行にかかわる国語辞典においても必ず しも統一 されているわけではない。

また,清音・濁音・半濁音の配列順についても二 とお りある。

次に見出し語に用 いる仮名遣いは,明治時代は歴史的仮名遣いであった。こ れは,当然の ことといえるのか もしれない。しか し,大正時代になると,字 を表すのにはいわゆる表音的仮名遣いにより,国語は従前 どお り歴史的仮名遣 いに よるものが現れ,昭和に入ってからは,①字音語 。国語 ともに表音仮名遣 いによるもの,②ウ列の長音・拗長音,オ列の長音 ・拗長音を表すのに長音符 号「 ―」を用いた もの,③各列の長音 ・拗長音にあ・い・う 。え・おを用いた

「 徹底的に表音式である。」 ものなどもあった。

昭和21年11月 16日,「現代かなづかいが」内閣告示 とな り,一般社会で実 行 されるようになった。 これ以降の辞典では,「現代かなづかい」によるもの が圧倒的に多 くなったが,現在で もすべての辞典が全面的に これによっている わけではない。おおむね「 現代かなづかい」に準拠 しつつ も,部分的に手直 し を加えた表音的仮名遣いに よっているものもある。

この稿は,明治22年 5月15日,その第1分冊が発行された『 言海』から, 昭和63年11月 3日 に発行の『 大辞林』に至る国語辞典の中から,見出し語の仮 名の種類・配列順,仮名遣い,つまる音 ・拗音の配列 ・表記,清音・濁音 。半 濁音の配列順,オ列長音等の表記,及,外来語の表記の一部,配列順などに ついて,それぞれ どの ようになっているかをみたものである。

辞典の数は極めて多 く,紙数は限 られているので,害J愛した辞典はかな りの 数に上 る。 この ようなわけで,決して十分な考察ではないが,一往の移 り変わ

りをた どることはで きた ように思われる。

なお,国語辞典には,いろは順配列のもの,見出し語に ローマ字を使用 した

(4)

ものもあ るが,これ らはすべ て対象外 とした。

 以下,各辞典からの引用に際して,特に断らない限 り,漢字・仮名の字体は現在通 用のものを用いる。また,各種の記号・こめものなどは,必ず しも原文どお りとはし ない。かつ,必要部分だけを引用するにとどめてある。ただし,凸版にして掲げたも のは,原文のままである。

なお,各辞典の編著等の氏名.発行 日等は,すべて奥付によった。

1〕  言海 著作兼発行者:大槻 文彦 。第一冊 :明 治22.5.15, 第二冊 :明 治22,10.25,第二冊 :明 治23.5.25, 第四冊 :明 治24.4.10。

ただし,昭和54.11.15,大 修館書店発行の覆刻版による。

(1)和語 ・字音語…平仮名…歴史的仮名遣 い

仮名が表 している音と,語としての音とが異なるものは,該当する仮名の右側 に小さい片仮名で語としての音を表示。

0)外来語:片仮名…長音をおおむね,ア・イ・ウ・工・オで表す。 〔例 : サアベル・ビイル・コウヒイ・メエ トル・ウニコオル)。 はねる音に つ い て「 ン」 と「 ム」 とを使い分けている。 〔例:ポン ド 〔pOund〕,ポ ム プ

pOmp〕 変 体仮名…使用

はね る音 …「 ん」を用 い,「 む」 の次 ,「 め」 の前。

つ まる音…小書 きせず,「つ 。ツ」 と同列。

拗音…小書 きせず,直音 と同列。

清音・濁音・半濁音の順

オ列長音・拗長音…外来語を除き,歴史的仮名遣い。

「 くゑち[閾], くゑんぞ く[春]」 な どとともに,「けち,けんぞ くJ

も別項 として掲げてある。

0*1:く洋語 ノ「 ウニコオル」(一)「メエ トル」(仏)「フウ ト」(英尺)ノ 女ロキ ハ、「 ウニコール」 メー トル」フー ト」 卜記ス方、可 カルベケ ン ド、五十音外 ノ音 符 ア リテハ、仮名ノ索号‖贋序 ヲ定 ムルニ困ム、因テ、今ハ、仮名二記セリ。>とある。

*2,*3:実 例を挙げれば,次のとお りである。例において,語と語 との間に扶 ん

(5)

だ「 ←」印は,掲げてある見 出 しを適宜中略 した ことを示す。なお,例はそれぞれ原 文 どお り縦組み とし,右行か ら左行へ と進む ものとす る。また 内は,筆者が適宜添 えた ものである。

*4:  拗音である場合の「や 。ゆ・よ」と前の仮名の字間右側に短い線を付けて表し

たって施してある。なお,こ の処置は,現在の辞典でも施 しているものもある。

2〕 日本大辞書   編 纂兼発行者 :山田武太郎。明治26.10.15, 日本大辞書発行所発行。

(1)和語 ・字音語 …平仮名…歴史的仮名遣い。

ただ し,「 あ らためル 〔改〕,おク 〔起〕,すひ こム 〔吹込〕,う つ く し イ

〔美〕,かろ シ 〔軽〕,ごとシ 〔如〕 な どの よ うに,活用語尾 を片仮名で表 してある。

仮名が表している音と,語としての音が異なる場合は,《 )内に説明。0の

なお書き参照。

(2)外来語…平仮名…長音をおおむね,「あ 。い 。う・え 。お」で表す。

:さあべ る 。びいる 。そ うだ 。てえぶ る 。こおひい〕。

*2 *3

(6)

(3)変体仮名…「志」を 1字 目に限って使用。

)はねる音…「 ん」を用い,最後に配列。

(5)つまる音…小書きせず,「を」の次,「ん」 の 前,〔 た だ し,直 音 の

「 つ」は,本来の位置〕

(0 拗音…小書きせず,直音の次。

(つ 清音・濁音・半濁音の順。

(8)オ列長音・拗長音…外来語を除き,歴史的仮名遣い。

(9)「くゑち 〔閾〕くゑんぞく 〔春属〕などと ともに「けち,けんぞ く」

も別項 として掲げてある。

 語の発音がガ行鼻音であるものは,見出し語の下に,「ガ」のように,

片仮名の右肩に「 ヽ」を付けたものを用 いて表示。

llD  この辞典には,下に示すようにアクセン トの表示がある。「 上J こに,高い音節から低い音節に変わる境 目があることを,「全平」

式を示す。

oさ

・し

︵→

.宍

・だ

︶名

.穴

oが

・が

︶x

︶角

なお,「くわい しや 《第一、二、及、第四、五合》,「ざ うしよ 《…、第 一 ゾ》,

(7)

のようにして,「くわ」は「 ク・フ」ではなく「 クヮ」であることを,「しや」は

「 シ・ヤ」でな く,「シャ」,「ざ」は「 ゾ」と発音することを示してある。

3〕 帝 国大辞典 編者 :藤井乙 男,他1名 。明治29.10。 7,三省堂書店発行。

(1)和語 ・字音語 …平仮名 (た だ し,つまる音を除 く。)… 歴史的仮名遣い。

仮名が表 している音と語 としての音が大きく異なるものについては,仮名の右 側に小さい片仮名で,語としての音を表示。

(2)外来語 …平仮 名 …長 音をおおむね,「あ ・い 。う・え 。お」で表す。

例 :さ あべ る・び い る 。そ うだ 。てえぶ る・ こおひい (「こ うひい」 を 空見出 しとしてあ る。)〕

(3)変体仮 名…使用 。

)はねる音…「ん」を用い,最後に配列。

(5)つまる音…片仮名,小書きの「 ッ」を用い,「を」の次,「ん」

(6)拗音…小書 きせず,直音の次。

(7)清音・濁音・半濁音の順。

(8)オ列長音・拗長音…外来語を除き,歴史的仮名遣い。

(9)「 くゑち 〔開〕,くゑんぞ く 〔春属〕」などとともに,「けち,けんぞ く」

も別項 して掲げてある。

4〕  臭辞糞ことばの泉 (訂正増補 著者 :落 合直文。明治33.10.1, 大倉書店発行。

(1)和語・字音語…平仮名…歴史的仮名遣い。

語としての発音は示していない。

l

の前。

1

(8)

(2)外来語…平仮名…長音をおおむね,「あ・い 。う 。え・お」で表す。

:さあべ る 。びいる・そ うだ・てえぶ る 。こおひい〕。

)変体仮名…使用。

(4)はね る音…「 ん」を用い,「む」の次,「め」の前。

(5)つまる音…小書きの「 っ」を用い,「つ」の次。

(6)拗音…小書きせず,直音の前。

(7)清音 ・濁音・半濁音の順。

(8)オ列長音 ・拗長音…外来語を除き,歴史的仮名遣い。

(9)「くゑち 〔閾〕くゑんぞ く 〔春属〕」 とともに,「けち・けんぞ く」 も 別項 として立ててある。

5〕 辞林 (増補再版 編者 :金 沢庄三郎。明治42.10.1, 三省堂書店発行。

(1)和語・字音語…平仮名…歴史的仮名遣い。

仮名が表している音と,語としての音とが異なるものは,見出しの下に,小 い片仮名で,語としての音を表示。これに用いた表音的仮名遣いを,「漂音仮名 遣」といい,「大体に於て文部省仮名遣改正案 (筆者注:正しくは「改定案」》

に従」ったものである。

(2)外来語…片仮名…長音を長音符号「 ―」で表す。〔例 :サ ーベル・ ビ ー ル・スープ・テーブル・ コーヒー〕。

配列は,下に示 した ような独得の配列法に よっている。

(3)変体仮名…使用。

(4)はね る音…「 ん」を用い,最後に配列。

ワー

(9)

(5)つまる音 …小書 き とし,「 つ・ ツ」 と同列 。

(0 拗音 …小書 きせず,直音 と同列 。

(7)清音 。濁音 ・半濁 音 の順 。

0)オ列長音 ・拗長音 …外来語 を除 き,歴史的仮 名遣 い。

(9)「くゑ ち 〔開〕くゑ ま り 〔蹴鞠〕」な どとともに,「けち ・け まり」 も 項 目として立 ててあ る。

6〕 広辞 林   編 纂者 :金沢庄三郎。大正14.9.25,三省堂発行。

(1)和語 ・字音語 …平仮 名…和語は歴史的仮名遣いを本見 出 しとし,表音的 仮 名遣 いを空見 出 しとして立 ててい る。字音語 は,表音的仮名遣 い。

見出しの下に,和語は語 としての音を表音的仮名遣いで,字音語は歴史的仮名 遣いで,4ヽさい 片仮名を用いて表示。「 言ふ(言)」 ,「いう。ゆう」両様の 空見出しを掲げてある。

この辞典は,もと同じ編者によって明治40年に発行した『辞林』, その増補再版で ある明治42年発行の『辞林』(本稿で〔53に採 り上げたもの。),さらに,それを改訂し た『辞林(改訂版)』,(明44年発行)を全面的に改めたものである。

見出しの仮名遣いを,こ のようにしたことについて,編者は,「緒言」において,

「 本書に於て試みたる改善の点は 多々ありと 雖

t、 就竿)特筆すべきは漢字音の 仮名遣を 点

マ写音的に改めたることこれなり。 

`今 日の社会に行はるゝは漢字 そのものにして字音仮字にあらず、さるを ど ちに因襲に 菌)はれて歴史的字音仮字 の順序を以て漢語を辞書中に録するは、字をigるための辞書を 談

らに捜り難から しむるものな り。これ吾人が多大の労苦も 巌)はず、全篇語辞の順序を一新するの英 断を

)てしたる所以 にして、我等は 引 くことに 困難する辞書を退けて、認さ,き 辞書を作 り出したるな り」と述べ,ま,その「凡例」において,「本書の語彙中に

:::[::「:1::flttI]]‖llittlli鈍』曇lit[[[│:

没却すべ き弊あればな り、 ・・・」と述べている。

ここにい う「 写音的仮名遣いは,大体に於て 文部省 仮名遣改正案 《筆者注 :正 しく は「 改定案」》に従」っているものであ り,〔5〕でい う「 標音的仮名遣」と同じものと 思われ る。

(2)外来 語 … 片 仮 名 …長 音 を 長 音 符 号「 ―」 で表 す 。 そ の 配 列 は 図の よ う ,長音 を無 視 した 方 式 で,今日の百科 事 典 と同様 な配 列 で あ る。

(10)

︱ェ

フー

(3)変体仮名…仮用。

0)はね る音…「 ん」を用い,最後に配列。

(5)つまる音…小書きとし,「つ・ ツ」の次。

(0 拗音…小書きとし,直音の前。

(つ 清音・濁音・半濁音の順。

(8)オ列長音・拗長音…字音語はオ列の仮名に「 う」を添え,和語は歴史的 仮名遣いを本見出 しとし,表音的仮名遣いを空見 出しとす る。 (ただ し,

外来語には長音符号を使用。)

(9)「 くわ 。ぐわ」を「 か 。が」 とし,「くわ う 。ぐわ う」を「 こう 。ご う」 とす る。

7〕 辞苑   編纂者 :新 村出。  昭和10.2.5,博文館発行。

)和語・字音語…平仮名…表音的仮名遣い。

(2)外来語…片仮名…長音を長音符号「 ―」で表す。

,〔仮名が表している音と,語としての音とが異 なるものは,見出しの下に,小 い平仮名で,語としての音を表示。

(3)変体仮名…不使用。

0)はねる音…「 ん」を用い,最後に配列。

(5)つまる音…小書 きとし,「つ・ ツ」の次。

(0 拗音…小書きとし,直音の次。

(7)清音・濁音・半濁音の順。

(8)オ列長音 。拗長音…歴史的仮名遣いの「 おほ・ とを」 等 を「 お お ・ と お」 とし,他は「 う」で表す。「 言ふ (言 )」 を「 ゆ う」 とする,(た

(11)

,外来語を除 く。)

(9)「くわ 。ぐわ」を「か とする。

8〕 大辞典 上巻・下巻

。が」 とし,「くゎ う 。ぐわ う」 を「 こう・ ごう」

編集兼発 行者:下中邦彦。

上巻 :昭10.8.10,下 :昭和11.11.30, 平几 社発行。

ただし,昭和49.6.10,平 几社発行の覆刻版によった。

(1)和語 ・字音 語 …片仮 名。長音 にすべて,長音符号「 一」を用 いた表音的 仮 名遣 い。

見出し語の仮名遣いと歴史的仮名遣いとが異なるものは,見出しの下に掲げる 漢字 のすべてについて(すなわち,合致するものを含めて),平仮名による振 り 仮名で歴史的仮名遣いによる表記を 表示。仮名書きの語(送り仮名を含める。)

,平仮名で表示。下図を参照。

(2)外来語 …片仮 名…長音 を長音符号「 ―」 で表す。

すなわち,この辞典では,和字・字音語・外来語のすべてにわたって見出しに は片仮名を用い,長音を符号で表している。

(3)変体 (異 体)仮名 …不使用 。

)はね る音 …「 ン」 を用 い,最後 に配列 。

(5)つまる音…小書 き とし,「 ツ」 と同列。

(6)拗音 …小書 き とし,直音 と同列 。

(7)清音 。濁音 ・半濁音 の順 。

(8)オ列 長音 ・拗長音 …その他,ウ列長音・拗長音 とともに,長音符号を用 い る。ただ し,「 食 ふ・狂ふ ・吸 う 。据 う」 な どは,それぞれ「 クウ ・ ク

﹇石

﹇伊

﹇医

﹇貸

﹇菓

くわしや﹇化﹇き

テ ッ キ

﹇籠品興

き い う

き い う

(12)

ル ウ・ス ウ・ス ウ」な どとし,「言 ふ」 は「 ユ ウ」 とす る。

(9)図の「石屋 ・医者 ・貸家・菓子屋 。手付」 な どの文字 の,下,又,

右側 に傍線,又,短線 を添 えて ア クセ ン トを表示 。傍線 は傍線部 の音が 高い ことを,下部 の短線は,平 板式 であ ることを示す。傍線 のない ものは, ア クセン トを表示 していない語 。

「現代語中の標準語約五万に対 してアクセン トを付した。 」とある。

9〕 箸大 日本国語辞典 (全五巻 著 作者 :松井簡治,他1名 第 一巻 :昭14.10.15,  第二巻 : 昭和15.1.25 第二巻 :昭和15.5.8 第 四巻 :昭15。 10.10,  第 五巻 : 昭和16.2.28,富山房発行。

(1)和語 ・字音語…平仮名…歴史的仮名遣 い。

仮名が表している音と,語としての音とが異なるものは,該当する仮名の右側 ,小さい片仮名で,語としての音を表示。

(2)外来語 …平仮 名…長音を長音符号「 ―」で表す。配列 は図の よ うに独特 な配列法であ る。

(3)変体仮名…不使用 。

(13)

)はね る音…「 ん」を用い,最後に配列。

(5)つまる音…小書きとし,「つ」 と同列。

(0 拗音…小書きとし,直音 と同列。

(7)清音 。半濁音,濁音の順。 (この順の辞典セま少ない。)

(8)オ列長音 。拗長音…外来語を除き,歴史的仮名遣いによる五十音順。

(の 「 くゑち 〔開〕くゑ ま り 〔蹴鞠〕」,などとともに,「けち・けまり」な どを別項 として立てている。

l10 その他…「 ぼきぃり」(ぼき りの延)」 の項があ り,「い」を小書きして い る。

10〕 明解 国語 辞典   著者 :金田一京助。  昭和18.5.10,  三省堂発行。

(1)和語 。字音語 …平仮 名…表音的仮名遣い。③

歴史的仮名遣いが異なるものは,漢字書きの下に片仮名で表示。

(2)外来語 …片仮 名…表 音発仮 名遣 い。③

 この辞典の見出し語に用いた仮名遣いは,その凡例によれば,「徹底的に表音式で ある。」のであ り,図にその例を示 した。ただし,「絵入 り・手入れ 。会 う。追 う」な どは,「えい り。ていれ 。あう・お う」などとしてある。また,「んま(馬),ん まる (埋),んまれる(生),などを空見出しとして掲げている。

「←」印を省略。

(3)変体仮名…不使用。

(4)はねる音…「 ん」を用 い,最後に配列。

(5)つまる音…小書きとし,「つ・ ツ」の前。

﹇収

﹇成

﹇西

﹇奏

﹇縫

﹇姉

﹇平

﹇姪

︵助

︵助

︵感

¨﹄¨る﹇ま ﹇¨

. 一﹈﹇一 ﹈ 一¨

(14)

(6)拗音…小書 き とし,直音の前。

(7)清音 ・濁音 ・半濁音 の順。

(8)オ列 長音 ・拗長音 …(1),(2)の注 で述べ た よ うに,オ列 を含 めて各列 の仮 名を用 い る。

(9)図に示 した ように,すべての 語 に アクセン トの 表示があ る。 表示 は,

「③,① ,② ,③・・・」等の記号を用いている。◎は平板式を,① 1音 (第1拍)だけが高い ことを,③,第1音節は低 く,第 2,第

3音節が高い ことを示す。

11〕 例解国語辞典   編著者 :時 枝誠記。  昭和31.2.10, 中教出版株式会社発行。

(1)和語・字音語…平仮名…表音的仮名遣い。

凡例に,「その語の発音によって配列した。」とある。現代かなづかい・歴史的 仮名遣いと異なるものは,見 出しの下に,現代かなづかいを小さい平仮名で,歴 史的仮名遣いを小さい片仮名で表示。

(2)外来語…片仮名…長音を長音を長音符号「 一」で表す。

(3)変体仮名…不使用。

)はねる音…「 ん」を用い,最後に配列。

0)つまる音…小書きとし,「つ」の前。

(6)lJJ音…小書きとし,直音の前。

(7)清音・濁音・半濁音の1贋

││

﹇愛﹇営﹇往﹇活﹇経﹇強

﹇収

﹇成﹇西 ﹇縫﹇姉

lO

「←」を省略。

│││

(15)

(8)オ列長音・拗長音…外来語を除き,オ列を含めて各列め仮名を用い,五

十音順。ただ し,前ページに示 した図で分かるように「 工→イ」を工列長 音 と見 るか どうかが,〔10〕とは多少異なる。

図には〔10Dと同じ見出し語を掲げたが,〔11〕 に採録していないものは一一で示 した。

12〕  三省堂国語辞典   編集者 :金 田一京助,他3名 昭和35.12.10,三省堂発行。

(1)和語 ・字音語…「 現代かなづかい」

歴史的仮名遣いと異なる部分について,和語にだけ,表記欄の下に,小 さい片 仮名で表示。

(2)外来語…片仮名…長音を長音符号「 ―」で表示。

(3)変体仮名…不使用。

0)はねる音…「 ん」を用い,最後に配ダ1。

(5)つまる音…小書きとし,「つ・ツ」の前。

(6)拗音…小書 きとし,直音の前。

(7)清音・濁音・半濁音の順。

(8)オ列長音・拗長音…外来語を除き,「現代かなづかい」に よる。

(9)表記欄の漢字書 きについて,当用漢字表外の漢字,音訓表以外の音訓,あ て字・難訓を符号で表示。 また,いわゆる教育漢字には教科書体活字を, その他には明朝体活字を用いてある。送 り仮名は,昭34年内閣告示「送

りがなのつけ方」の本則に よっている。

13〕   角川国語辞典 (改訂版)   編者 :武 田祐吉,他 1名 。

昭和36.3.1,角川書店発行。

(1)和語 。字音語…平仮名…現代語は「 現代かなづかい」,古語は「 現代かな づかい」に よるもの と,歴史的仮名遣いによるもの とがある。

漢字書きの下に,「現代かなづかい」によるものは,歴史的仮名遣いを,歴 的仮名遣いによるものは,「現代かなづかい」を小さい片仮名で表示。

14 (2)外

来語…片仮名…長音は長音符号「 ―」で表す。

(3)変体仮名…不使用。

(4)はね る音 :「 ん」を用い,最後に配列。

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