1 2019 年 2 月 27 日 奈良国立博物館
特別展
「
国宝の殿堂 藤田美術館展
曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき
」
Special Exhibition: Masterpieces from the Fujita Museum:A Brilliant Universe Reflected in a National Treasure Yōhen-Tenmoku Tea Bowl and Buddhist Art
特展 国宝之殿堂 藤田美术馆展 宋代遗产・曜变天目茶碗与日本佛教美术 특별전 국보의 전당 후지타미술관 전 ―송대의 유산・요변천목다완과 일본의 불교미술―
報道発表資料
[1]会 場 奈良国立博物館 東・西新館 [2]会 期 2019 年 4 月 13 日(土)~ 6 月 9 日(日) 休 館 日 毎週月曜日、5 月 7 日(火) ※ただし 4 月 29 日(月・祝)、5 月 6 日(月・振休)は開館 開館時間 午前9時 30 分~午後 5 時 ※毎週金曜日は午後 7 時まで ※入館は閉館の 30 分前まで (※名品展は毎週金・土曜日は午後 8 時まで) [3]主 催 奈良国立博物館、朝日新聞社、NHK 奈良放送局、NHK プラネット近畿 特別協力 藤田美術館 後 援 文化庁、奈良県教育委員会、奈良市教育委員会、奈良テレビ放送、大阪商工会議所 協 賛 ダイキン工業、大成建設、ライブアートブックス 協 力 日本香堂、藤田観光、仏教美術協会 ※報道発表資料に関する問い合わせ先 奈良国立博物館 学芸部 情報サービス室 Tel 0742-22-4463 Fax 0742-22-72212 [4]観覧料金 一般 高校・大学生 小・中学生 当日(個人) 1,500 円 1,000 円 500 円 前売・団体 1,300 円 800 円 300 円 ※通常の前売券の販売は、3 月 13 日(水)から 4 月 12 日(金)までです。 ※観覧券は、当館観覧券売場のほか、近鉄の主要駅、近畿日本ツーリスト、JR東海ツアーズ、PassMe! d トラベル、日本旅行、ローソンチケット(Lコード 53880)、チケットぴあ(Pコード 769-466)、 イープラスなど主要プレイガイド、セブン-イレブン他コンビニエンスストアで販売いたします。 (チケットの購入時に手数料がかかる場合もあります) ※団体は 20 名以上です。 ※障害者手帳をお持ちの方(介護者 1 名を含む)は無料です。 ※本展の観覧券で、名品展(なら仏像館・青銅器館)も観覧できます。 ※奈良国立博物館キャンパスメンバーズ会員の学生の方は、当日券 400 円、職員の方は団体料金。 特別チケット ※料金はすべて税込み ※券種はいずれも一般のみ 早割ペアセット券 2,000 円 本展の観覧券(一般)2枚がセットになった、販売期間限定のチケットです。展示替えに 合わせてお1人で2枚、またはご家族・ご友人と1枚ずつでもご利用いただけます。一般当 日券2枚分より1,000円お得です。 ■販売期間:2 月 13 日(水)~3 月 12 日(火) ■販売場所:ローソンチケット、チケットぴあ、イープラス 曜変天目茶碗フィギュア根付セット券 2,000 円 本展の観覧券(一般)1 枚に本展オリジナルグッズの根付がついた、数量限定のお得なチ ケットです。藤田美術館が所蔵する国宝「曜変天目茶碗」を口径約 4 センチのミニチュア フィギュアで表現しました。限定 500 セットのみの販売です。 ■販売期間:3 月 13 日(水)~4 月 12 日(金) ■販売場所:ローソンチケット、チケットぴあ、イープラス ※本展観覧券とグッズ引換券が別々に発券されます。両方をお持ちください。 ※グッズは展覧会会期中、会場入口にてお引き換えください。 ※グッズは会場の特設ショップでも販売する予定です。 藤田美術館展の一般観覧券 2 枚 藤田美術館展の一般観覧券 1 枚
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グッズ引換券3 「国宝一遍聖絵と時宗の名宝展」×「国宝の殿堂 藤田美術館展」 本展と、「国宝一遍聖絵と時宗の名宝展」(京都国立博物館)の会期中(4 月 13 日~6 月 9 日)、 会場の観覧券売場でチケットまたは半券を提示すると、一般のみ当日券が 200 円引きになるお 得な相互割引を実施します。 [5]展観趣旨 大阪市の中心部にある藤田美術館は、国宝 9 件、重要文化財 53 件を含む世界屈指の日本・ 東洋美術のコレクションを所蔵する美術館です。同館は、明治期に大阪で活躍した実業家・藤ふじ田た 傳 でん 三 ざぶ 郎 ろう (1841~1912)とその息子平太郎、徳次郎兄弟の親子二代によって収集された美術工 芸品を公開するため、昭和 29 年(1954)に開館しました。 美術愛好家だった傳三郎は、明治維新を機に、旧家や神社仏閣などに伝わった美術品が数多 く流出し、それらが粗雑に扱われていたり、海外へ流出している状況を憂い、その散逸を防ぐ ため収集に乗り出したといいます。約 2 千件におよぶコレクションは、茶道具、墨蹟、水墨画、 能装束、絵巻、仏像、仏画、仏教工芸、経典、考古資料など多岐にわたります。 本展は、藤田美術館が所蔵する曜変天目茶碗をはじめとする国宝・重要文化財の名品を紹介 しつつ、同館所蔵の仏教美術にも焦点をあてたものです。コレクションには奈良にゆかりのあ る仏教美術が数多く含まれており、奈良の地での開催にふさわしい展観となっております。こ の機会に、国宝の殿堂と呼ぶにふさわしい名品の数々をご覧いただき、膨大な私財を投じて文 化財の収集に尽力した藤田傳三郎たちの功績を広く再認識していただければ幸いです。 [6]出陳件数 127 件(うち国宝 9 件、重要文化財 53 件) ★京都国立博物館との相互割引企画 国宝「曜変天目」三碗同時期公開 MIHO MUSEUM、静嘉堂文庫美術館、奈良国立博物館で、世界で三碗しかない国宝「曜変天目」 が同時期に展示されます。 <3 館で相互割引を実施> 下記展覧会の観覧券または半券を当館観覧券売場にてご提示で当日券より 200 円引き。また当館 展覧会「国宝の殿堂 藤田美術館展」の観覧券または半券を各館観覧券売場にてご提示で下記展覧 会も当日券より 200 円引き。※1 枚につき 1 名のみ、他の割引との併用不可 ・MIHO MUSEUM(滋賀)「大徳寺龍光院 国宝曜変天目と破草鞋」(3 月 21 日~5 月 19 日) ・静嘉堂文庫美術館(東京)「日本刀の華 備前刀」(4 月 13 日~6 月 2 日)
4 [7]展覧会の構成 第1章 曜変天目茶碗と茶道具 第2章 墨蹟と古筆 第3章 物語絵と肖像 第4章 仏像 第5章 尊像と羅漢 第6章 荘厳と法具 第7章 仏典 第 8 章 面と装束 第 9 章 多彩な美の殿堂 [8]主な出陳品 ※写真・解説は後掲 前期展示:4/13~5/12 後期展示:5/14~6/9 1. 重要文化財 交こう趾ち大おお亀がめ香こう合ごう 2. 国宝 曜よう変へん天目てんもく茶碗ちゃわん 3. 国宝 柴さい門もん新しん月げつ図ず ※前期展示 4. 国宝 深しん窓そう秘ひしょう抄 ※巻き替えあり 5. 国宝 紫むらさき式しき部ぶ日にっ記き絵えことば詞 ※後期展示 6. 国宝 玄げんじょう奘三さん蔵ぞう絵え ※巻第 1・2:前期展示、巻第 3・4:後期展示 7. 国宝 両りょう部ぶ大だいきょう経感かん得とく図ず 藤原宗弘筆 ※前期展示 8. 重要文化財 地じ蔵ぞう菩ぼ薩さつりゅう立像ぞう 快慶作 9. 仏ぶつ像ぞう彩さい画が円えんちゅう柱 10. 国宝 花かちょう蝶蒔まき絵えきょう挾しょく軾 ※後期展示 11. 国宝 仏ぶつ功く徳どく蒔まき絵えきょう経箱ばこ ※前期展示 12. 国宝 大だい般はん若にゃきょう経(薬師寺経) ※巻き替えあり 13. 重要文化財 伎ぎ楽がく面めん 酔すい胡こじゅう従 ※後期展示 14. 重要文化財 埴製はにせいまくら枕 (※所蔵はすべて藤田美術館)
5 [9]公開講座 ◇ 4 月 20 日(土) 「藤田傳三郎と藤田美術館 伝統と未来」 藤田 清氏(藤田美術館館長) ◇ 5 月 11 日(土) 「国宝 曜変天目茶碗の謎にせまる」 小林 仁氏(大阪市立東洋陶磁美術館学芸課長代理) ◇ 5 月 25 日(土) 「藤田美術館の仏教美術コレクション」 岩井 共二(当館学芸部情報サービス室長) 時間:午後 1 時 30 分~3 時(午後1時開場) 会場:当館講堂 定員:各回 194 名 聴講無料 ※各日 12 時から講堂前にて、入場整理券(お 1 人様につき 1 枚)を配布します。 ※定員に達し次第、配布を終了いたします。 ※配布は講座開始後 30 分で終了します。 ※入場整理券の受取の際には、本展の観覧券もしくはその半券、奈良博プレミアムカード等をご提示ください。 [10]関連イベント ※現時点の情報によるものであり、変更する可能性があります。詳しくは当館ホームページをご覧ください。 ◎ 親子ワークショップ「オリジナル絵巻を作ろう」 キットを使って実際に絵巻作りを体験しながら、「国宝 玄奘三蔵絵」という作品や、絵巻 について学ぶ親子向けワークショップです。出来上がった作品はお持ち帰りいただけます。 日時:5 月 5 日(日・祝)①午前 10 時~12 時 ②午後 1 時 30 分~3 時 30 分 会場:当館地下回廊 講師:当館学芸部情報サービス室長 岩井 共二 対象 小・中学生(保護者同伴) 定員:各回 18 組 参加費:無料(ただし、同伴の保護者については、本展の観覧券もしくはその半券、奈良 博プレミアムカード等のご提示が必要です。) 申込方法:当館ホームページ応募フォームによる事前申込制 お問合せ:ハローダイヤル ※原則、電話でのお申込受付は行っておりません。 ◎ 親子ワークショップ「曜変天目茶碗モチーフのアクセサリー作り」 UVレジン(樹脂)を使って、本展覧会で展示される「国宝 曜変天目茶碗」をイメージ したアクセサリーを作る親子向けワークショップです。出来上がった作品はお持ち帰りい ただけます。 日時:5 月 26 日(日)①午前 11 時~12 時 ②午後 2 時~3 時 会場:当館地下回廊
6 講師:さえぐさなつこ氏(レジン作家) 対象 小・中学生(保護者同伴) 定員:各回 18 組 参加費:無料(ただし、同伴の保護者については、本展の観覧券もしくはその半券、奈良 博プレミアムカード等のご提示が必要です。) 申込方法:当館ホームページ応募フォームによる事前申込制 お問合せ:ハローダイヤル ※原則、電話でのお申込受付は行っておりません。 [11]問い合わせ先 奈良国立博物館 〒630-8213 奈良市登大路町 50(奈良公園内) 電話 ハローダイヤル 050-5542-8600 ホームページ https://www.narahaku.go.jp/ 〈交通案内〉近鉄奈良駅下車徒歩約 15 分 またはJR奈良駅・近鉄奈良駅から 市内循環バス外回り「氷室神社・国立博物館」下車すぐ
7 1. 重要文化財 交こう趾ち大おお亀がめ香こう合ごう 1 合 陶製 高 6.0cm 長 10.0cm 底幅 4.0cm 底長 5.8cm 胴幅 7.9cm 中国・明(17 世紀) [出陳番号 1] 交こう趾ち焼やきは中国南部で生産されたやきもので、その香合は、 古くから茶人の間で珍重されてきました。この大型の香合 は、付属の盆に千利休の花か押おう(サイン)があり、藤田傳三 郎が長きに渡り憧れ続け、亡くなる直前に入手したもので す。平成 30 年(2018)に重要文化財に指定されました。 2. 国宝 曜よう変へん天目てんもく茶碗ちゃわん 1 口 陶製 高 6.8cm 口径 12.3cm 高台径 3.6cm 中国・南宋(12~13 世紀) [出陳番号 11] 現存するものは世界に三碗(東京・静嘉堂文庫美術館蔵、 京都・大徳寺龍光院蔵、大阪・藤田美術館蔵)しかないと 言われる名碗です。瑠璃色の曜変と呼ばれる斑文はんもんは、まる で宇宙に浮かぶ星のように美しい輝きを放ち、優麗な華やかさを誇っています。このような文 様が現れる理由は、未だに完全には解明されておりません。藤田美術館所蔵の本品は、徳川家 康が所蔵し、これを譲り受けた水戸徳川家、藤田家を経て今日に伝えられた国宝中の国宝で、 これまで数度しか館外に出たことのない至極のコレクションの一つです。 3. 国宝 柴さい門もん新しん月げつ図ず 1 幅 紙本墨画 縦 130.2cm 横 31.6cm 室町時代 応永 12 年(1405) [出陳番号 12]※前期展示 下方に描かれた画題にちなんだ漢詩を添える詩し画が軸じくは、禅僧の間で流行しまし たが、本品はその現存最古の作例です。送別を主題とした杜と甫ほの詩に着想を得て 描かれた絵に18人の禅僧が漢詩を寄せ書きしています。 【主な出陳品】
8 4. 国宝 深しん窓そう秘ひしょう抄 1 巻 紙本墨書 縦 26.4cm 長 830.0cm 平安時代(11 世紀) [出陳番号 19]※巻き替えあり 百一首の和歌を書写した巻かん子すです。青や紫の繊 維を漉すきこんだ大飛おおとび雲くもという料紙に、流麗な仮名 で書かれています。平安時代の仮名の書で、完本 として残る点でも貴重です。 5. 国宝 紫むらさき式しき部ぶ日にっ記き絵えことば詞 1 巻 紙本著色 縦 20.8cm 長 448.3cm 鎌倉時代(13 世紀) [出陳番号 30]※後期展示 『紫式部日記』を絵画化した絵巻。平安時代の 藤原道長時代の雰囲気を、引ひき目め鈎かぎ鼻ばなの人物や金銀 箔で装飾された料紙で華麗に表現しています。鎌 倉時代に作られましたが、現在は幾つかに分断さ れ、藤田美術館には 詞ことば書がき5段、絵5段のみ伝わっ ています。 6. 国宝 玄げんじょう奘三さん蔵ぞう絵え 12 巻のうち 4 巻 紙本著色 縦 39.8~40.7cm 長 1203.6~1912.3cm 鎌倉時代(14 世紀) [出陳番号 33]※巻第 1・2:前期展示、巻第 3・4:後期展示 西遊記の三蔵法師のモデルともなった、唐代の 高僧、玄奘三蔵の生涯を描いた全12巻の長大な絵 巻です。その鮮やかな色彩や人物・景観の描写か ら鎌倉時代を代表する宮廷絵師・高階たかしな隆兼たかかねが制作 に関わったと考えられています。かつて興福寺の 大乗院に所蔵されていたものです。 巻第 3
9 7. 国宝 両りょう部ぶ大だいきょう経感かん得とく図ず 藤原宗弘筆 2 幀 絹本著色 善無畏金粟王塔下感得図:縦 179.0cm 横 142.9cm 龍猛南天鉄塔相承図:縦 179.2cm 横 143.0cm 平安時代 保延 2 年(1136) [出陳番号 35]※前期展示 密教の胎蔵たいぞう・金剛こんごう界の両部曼まん荼だ羅らの典拠となる 『大だい日にちきょう経』と『金剛こんごうちょう頂きょう経』の伝来をめぐる説話 を描いたものです。明治時代に廃寺となった内うち山やま 永 えい 久 きゅう 寺じ(奈良県天理市)の真言堂しんごんどうに所在したと考 えられています。雄大な景観描写と柔らかい描線、 調和のとれた彩色さいしきは、平安時代やまと絵の特徴を 示しています。 8. 重要文化財 地じ蔵ぞう菩ぼ薩さつりゅう立像ぞう 快慶作 1 軀 木造 彩色 截金 像高 58.2cm 鎌倉時代(13 世紀) [出陳番号 49] 極彩色に彩られた地蔵菩薩の像です。足枘あしほぞに「巧匠法眼快慶」の銘が あることから、法眼の位を持っていた承元 2 年(1208)~嘉禄 3 年 (1227)の間の制作とわかります。彩色・截きり金かね文様もんようも制作当初のもの で、繊細かつ優美な快慶晩年の作風がよく表れています。 9. 仏ぶつ像ぞう彩さい画が円えんちゅう柱 8 本 木造 彩色 総高 299.3~305.2cm 径 19.7~20.8cm 鎌倉時代(13~14 世紀) [出陳番号 58] 奈良・西大寺伝来と伝えられる全長3メートルの8本の柱です。仏 堂の内陣須しゅ弥み壇だんの柱と思われます。柱には密教の菩ぼ薩さつ像や四天王像な どが描かれています。絵画の様式から鎌倉時代のものと考えられます が、詳細はまだ明らかになっておりません。藤田美術館外で公開され るのは初めてのことです。 善無畏金粟王塔下感得図 龍猛南天鉄塔相承図
10 10. 国宝 花かちょう蝶蒔まき絵えきょう挾しょく軾 1 基 木製 漆塗 蒔絵 長 90.0cm 幅 11.8cm 高 26.7cm 平安時代(9 世紀) [出陳番号 85]※後期展示 挟軾は体の手前に置く肘つきで、正倉院宝物にも近い形のも のがあります。表面の仕上げには金と錫すずを使った蒔絵が施され、 宝 ほう 相 そう 華げや蝶などが表されています。蒔絵の初期の作例として貴 重です。奈良・薬師寺の八幡宮に伝来したといいます。 11. 国宝 仏ぶつ功く徳どく蒔まき絵えきょう経箱ばこ 1 合 木製 漆塗 蒔絵 幅 23.7cm 長 32.7cm 高 16.7cm 平安時代(11 世紀) [出陳番号 86]※前期展示 経巻を入れるための木製の箱ですが、蓋が身にすっぽりかぶ さる作りになっております。表面には金と銀の蒔絵が施されて おり、蓋、身それぞれの側面には、法ほ華けきょう経の説話の場面が蒔絵 で描かれています。保存状態も良好で平安時代後期の蒔絵の典 型的な作例です。 12. 国宝 大だい般はん若にゃきょう経(薬師寺経)巻第五十七・二百五十一・四百四十六・五百・五百四 387 巻のうち 5 巻 紙本墨書 (巻第五百)縦 28.1cm 長 1118.2cm 奈良時代(8 世紀) [出陳番号 96]※巻き替えあり 薬師寺に伝来した、奈良時代の『大般若経』(もとは全600巻)のうち387巻が藤田美術館に は所蔵されています。朝野魚養あさののうおかいが書写したとの伝承があり「魚ぎょ養ようきょう経」と呼ばれています。大部 分が当初もしくはそれに近い姿を伝える点も貴重です。 巻第五百(巻頭)
11 13. 重要文化財 伎ぎ楽がく面めん 酔すい胡こじゅう従 1 面 脱活乾漆造 彩色 縦 27.8cm 奈良時代(8 世紀) [出陳番号 108ー1]※後期展示 天平勝宝4年(752)の東大寺大仏開かい眼げん会えに用いられた伎楽面。脱活だっかつ 乾漆造 かんしつづくり の面で、面裏に 相しょう李りの魚うお成なりの名が記されています。相李魚成は、 正倉院伎楽面の作者としてその名が知られています。 14. 重要文化財 埴製はにせいまくら枕 1 個 埴製 長 31.4cm 幅 28.9cm 高 8.5cm 古墳時代(4 世紀) [出陳番号 126] 天理市の燈とう籠山ろうやま古墳より出土した素焼の枕で、同古墳から出 土した埴輪類と同じ土で作られています。全体を赤色に塗られ ており、表面には緻密な線刻文様もんようが表されています。