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球状黒鉛鋳鉄の三次元黒鉛粒度分布 683 UDC 球状黒鉛鋳鉄の三次元黒鉛粒度分布? 野口徹本宮城一裕 ** 成田利勝 *** 長岡金吾 * The Three- Di mensional Di stribution of Graphit

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(1)

UDC 319.66 .17 6119.6 .122 8.86.1206

球状黒鉛鋳鉄の三次元黒鉛粒度分布?

野 口

徹本

宮 城 一 裕 * * 成 田 利 勝 * * * 長 岡 金 吾 *

The Three-

D i

mensional

i D

stribution of Graphite Nodules in Spheroidal Graphite Cast Iron

by Toru NOGUCHI Dr. Eng. Kazuhiro MIYAGI Toshikatsu NARITA and Kingo NAGAOKA

Dr. Eng.

S y n o p s i s : I

n ldaoihersp ehitapgr stac onri eth ezis noiutbitrsid fo iteaphgr lesnodu atsce the mechanical , t

h e r m a

l and eroth sieterprop fo the aaterim .l The mean nodule diameter , het average nodule number per itun eaar , and eroth ameterspar rea used ot sesprex a qvetitatianu notipricesd fo the d

i s t r i b u t i o n

. However , the e fsrotac nedobtai by parlan ontivaserob fo a sonitec show yonl the two- d

i m e n s i o n a

l onitbuirstid fo hitegrap lesnodu which are ylaltuca deutbritsdi lynalsioendimee-hrt ni t

h

e x.rimat A method si estedsugg ni siht paper ot tvercon the ionaltwo-dimens noiutbirstid ot a t

h r e e - d i m e n s i o n a

l niotbuirstid based on 'sovykaltS heoryt , and si dieppla ot some specimens with v

a r i o u

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a l c u l a t i o n

s fo nalnsiodimeree-th ezis snotiubirstid showed atht eth evitaler number fo lalsm n

o d u l e

s was regarl than tath ni het bservedo two-dimensional .noitubirtisd The etce fo geral n

o d u l e

s ni the volume niotbuirstid was rgeonstr than ni the reaa .noitubirtsid The mean rseteiamd c

a l c u l a t e

d onae-dimensithre 1ly from the volume noitcraf and llyensionatwo-dim from the reaa noitcarf were aictenid .l There was a good raenil noitlaer between het median seterdiam ni volume and reaa d

i s t r i b u t i o n

s , the former being about 01

%

regrla than eth .rettal Average nodule number per tniu volume and eaar , and average encstadi between esnodul ni volume and aare osla detaelrrco we.1l Accordingly , rameterspa from two-dimensional niovaterbso are letabccepa ni making a qveitaitlau study fo ehitgrap nodule .snoitubirtsid tI must be noted , however , atht esoduln fo a lerga iameterd with very sma 1l requencyf tceffa the volume noticarf and may enceuflni some esirteoprp fo het m

a t e r i

a .l

1

.

緒言

球状黒鉛鋳鉄において,黒鉛粒の球状化率とともに黒 鉛の寸法,粒径の分布が機械的性質及び熱的性質に大き な影響を及ぼすことが,知られている1) 2)3). 黒鉛相とこ れら諸性質との関係を考察するには,まず,黒鉛の分布 状態を定量的に表現することが必要であり,従来,面積 率,平均粒径,平均粒子間距離などの因子が用いられて いる.通常これらは,観察平面上の黒鉛の分布から線分 析等によって算出される.最近では,特にマイクロコン ピュータを内蔵した自動画像解析装置によって,これら の数値が容易に求められるようになった削〉ことから,材 質に関する考察だけでなく,現場における品質管理への 応用も期待されている.

しかし観察平面上に現れる黒鉛の分布は,正確には 黒鉛球の断面円の分布であって,実際の試料体積中の3 次元的分布状態を表すものではない.一般に基質中の分 散相の形状が不定形の場合 2次元的な分布から3次元 的分布を求めることは容易でないが,球状黒鉛の場合に は,黒鉛が完全なる球であるとの仮定のもとに,比較的 簡単な方法でこれを求めることができる町. したがって 黒鉛相の影響を考察するための基本問題として,まず2 次元分布と3次元分布との対応関係を明確にしておくこ

とが必要と考える.

T 昭和95212 日 原稿受理 本 北 海 道 大 学 工 学 部 工 博

同大学大学院〔現在,日産自動車〔株)) 帥 * 同〔現在,新日本製鉄(株))

( 35 )

(2)

6 8

4 鋳 物 第65 巻)4891( 第11 号

本報では,近似的解法の一つである Saltykov 引 の 理 論に基づいて球状黒鉛鋳鉄の基質空間中の黒鉛分布を算 定することを試み,粒径の異なるいくつかの試料に適用

した結果について述べる.

2

. 3

次 元 粒 度 分 布 の 計 算 法

分散粒子が完全な球の場合 2次元的に観察される粒 度分布(直径 dの円の単位面積当たり粒数) NA d)( と3 次元粒度分布(単位面積当たり粒数) Nv (D) との関係 は,次の Abel の方程式によって表される6)

r

oo Nv(D)

NA(d)=d dJ

I

守一 一D2-d= T d D ……HH ・…- H ・・H..・. H)1・(' d: 平面上の円の直径

D: 空間中の球の直径

しかしながら一般に,上式を解析的に解くことはでき ず,種々の近似解法が提案7) されている.次の Saltykov の方法的もその一つである.

2

. 1 Saltykov の方法

図 1 は,直径 dl~dn図( lではn=5) のn種類の球 を任意の平面で切断し,平面上に直径 dl~dn の円が出 現する状態を示している.この場合,球の直径は d1,d2

……dn ;vこ分類され, 中閣の直径の球は存在しないと考 える.観察平面上の円の大きさの分布は,各大きさの球

E

O

d

32!

仁 3 ゴ 官寸下ナア

d山十ふノ u

d 4

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2

仁 土 ゴ

d

2

d

1

T r t 1

υ O す - - -

- 0 寸-6

d 2

!

2

ト=:8じ

図 1

d 1

!

2

ト 4 一

分散球の直径とその切断円の直径との関係 の切断面の合計である.

今,NA(i) を観察面上で測定される直径 di-l~diこ( れを直径diクラスと呼ぶ)の円の個数 NA(i ,)j を直径 djの球による直径id クラスの円の個数とすると, NA(i) は直径!d 以上の球の任意の切断面による円の和である から,次の式が成り立つ.

NA(l)=N A (l , l)+N A (l , 2)+ …・・+NA(l ,)n

NA(2)= NA(2 ,2)+ ……+NA(2 , )n

NA(i)= ……NA(i , )i+……十 NA(i ,)n

N~'(n)= N

n,)n・...….. H ・-…)2( 直径djの球が単位面積当たりNv (j)個あるとすれば,

単位面積当たりの断面円の総個数NA は

NA=d j'Nv(j) ・... HH・・.H...・. ・H..・. H ・…- H ・・H..・. H ・)3("

により表される町.また Nv (j)のうち !d→<dζdi なる di グラスの断面円として現れる個数は

NA(i ,)j=NA ・P.i.. ……・... ・.H...・. ・.H...・. H・.・….... H)4(' ここで, !P は直径dj の球が任意の平面で切断されると き,id クラスの円として現れる確率であり,図2から

図 2

d i

直径djの球が直径id クラスの切断 円を形成する確率

Pi= (hi)/d;/2hi-l- ・H・・.H...・. ・..H..・. H・….・.... H …・.. )5( hi= ド 奇 司T であるゆえ

Pi= ,(亡]dv百て;

T

- v d j2;fC )/d j …-・… .... H ・)6("

ここで・イ百戸-di

2 コ '

-,v dl-d i2 -jai ・H・・.H...・. H)7(.. とおけば

NA(i ),j=a ij' NA/dj=a ij' Nv・)j( HHHH・.・….... H ・)8("

さらに, グラス分けを等間隔d とし d1=,d. d2=2,d. di=i .dとすると

a i j

= d. (イ下士宮コ

7γ-

v _i 2) ・・.H..・. H ・)9("

これを)1( 式に代入すれば

NA )1( =allNv )1( +a12Nv )2( 十・・・+a 1n Nv(n)

NA(2)= a22 Nv(2)+

+a 2n N(n)

NA (j)= ajjNv( …)j +ajnNv(n)

NA ()n = annNv )n

(

. . .

):<H1(

..

マトリックス表示を用いれば

(

!

? )

)

)j(

f=

NA(n) または

[

o

. .

jja

. .

njaann

.

.

)) j

{NA( )j}=[aij]{Nv })j( ・... HH・・.H...・. ・.H...・. H ・..…叫 すなわち,球の粒度分布Nv( j)と切断面での円の粒度分 布{NA })j( の関係は,制式の連立一次方程式で表現され る. NA (j)は,観察平面上の測定データから求まり,変 ( 36 )

(3)

換マトリッグス]jla[ は,球の分割方法を決めることに よって定まる.したがって,帥式を Ny (j)について解け ば,基質空間中の球の分布が求められる.

2 .

2 計測及び計算方法

実際の計測及び計算は次のようにして行った.

まず自動走査型画像解析装置(日本レギュレータ製,

LUZEX450) を用い,観察視野上での各クラスの黒鉛粒

数を測定し,直径id一粒子度数NA(di) ヒストグラムを 作成する.前項の方法では,連続して存在する球の直径 の分布を,直径 "d d2,……, dn の球の分布に近似して いるので,分割数nが大きいほど計算の精度がよい.し かし一方,分割数を多くすると分割幅dの区聞に計測さ れる粒子個数が減少するので,測定の精度は低下する.

そこで本報では,計測時の分割数n を約20 とし,次に,こ のヒストグラムを多項式によって近似し,この曲線上で さらに5倍に再分割して制式を組立てて,解くこととし た.近似曲線としては,じゅうぶんな近似度が得られ,

しかも負の個数がでないことを考慮して次式を用い,最

小 2 乗法によって係数 CO~C6 を決定した.

NA(d)= (Co~C, d+C2d2+ …… +C6d6)2 …...・ H ・..…同

以上の計算手順を図3に示した.マトリックスの解法

図 3 計算の手JI民

用し,掃き出し法を用いた.また,求まった 3次元粒度 分布に基づき,体積率分布 Vc(dl)=π/6 ・id3・Ny(di)/ '/L

( L /

' :再分割幅)及び累積体積率.L: Vc(dl) 等を計算し Tこ.

粒子計測の視野数は72 で,観察面上での総粒子数を各 試料とも 2 , 000~2, 500個とした.なお,用いた画像解析 装置では,粒子直径は水平方向最大弦長で与えられる.

黒鉛粒は,必ずしも完全な球ではないけれども,近似的 に,計測される直径を切断円の直径とした.

3 .

試 料

測定の対象とした試料は 2種類の溶湯A,B を寸法 の異なる鋳型(ゆ 16~Ø64 の砂型及び金型)に鋳込んで、

黒鉛粒径を変化させた球状黒鉛鋳鉄,合計 8 種類 (A1~

A5 及びBl ~B3) である. いずれも焼鈍により基質を フェライト化した.黒鉛粒径は,最小 10μm 以下から最

大 190μm の間に分布している.最も特徴的な A2 ,A5 ,

B

2 , 3B の4種類について,焼鈍後の化学成分及び組織 を表1及び図4に示した.また表 Iに,黒鉛面積率及び 最大粒径のおおよその値を示した. A5 では面積率に比 べて炭素量の分析値が低いが,これは,分析試料採取及 び分析時の脱落によるものと思われる.また, B2 , B3

場 藤 智 榊

畿 曜 t

ペ 《

JWS

J N

岬駅?

掛 輪 場 融 j

表 1 各試料の化学成分及び黒鉛相の概略

図 4 試料の顕微鏡組織

( 37 )

(4)

6 8

6 鋳 物 第 56 巻)4891( 第11 号

では, 1~2% のパーライトが見られる.球状化率は,

A5 だけが約5 % (NIK8 法)で,他は 90% 以上であっ

Tこ.

4

.

計算結果

計測した黒鉛の2次元粒度分布の例 (A2) を,図5に 示した.縦軸の粒子度数 NA(d) は,クラス分割幅dで除 した値で示しである. ヒストグラムが計測値,曲線が同 式による近似である.図 5によれば,直径約 12μm に 粒数のピークがあるほか ,5pm 以下の小さな黒鉛球の 多い分布である.平面上の計測から求められる黒鉛平均 粒径(面積平均粒径)を

長(=v'4" 黒鉛面積)/ (平面上の黒鉛粒数〕 π とすると, dは12.3μm と算定された.

図6は,図5から計算した3次元粒度分布である.曲 線が図5の近似曲線による計算であり,ヒストグラム

(この場合は区間 d 内の粒数ではなく,各直径 di での 粒数)が計測したヒストグラムから直接に求めたもので

80

矛 ε

60

ε ε

~ .

( 40 Z

~

20

ヲ快F

30 40

x 1 c t ε 8 コ

、 1 1 1 1

1 A2

M ε

e

6

E

、 z 4

4HH 2

O 100 20 30 40

黒鉛粒径 d μ m

図 6 計算された3次元粒度分布 x

1 O 3

/

へ、 A2

ε J.

F

ιJι

<

t : > 5

O 10 20 30 40

黒鉛粒径 d ,μm 図 7 黒鉛面積率分布及び体積率分布 Ac= ~ 4d 2.NA(d) .j/(J 実線)及び体積率分布 Vc (破線) である. Ac, VC を粒径 d について積分した値が黒鉛の 面積率及び体積率で, A2 では 11% である.体積率分

黒鉛粒径 d ,μ m 布曲線の形状は面積率の曲線と類似していて,ともに正

図 5 計測された粒度分布ヒストグラム2)(A 規分布状であるが,前者が約2μm ほど大粒径側にずれ ている.図 5,図6の粒度分布では,粒径の小さい範囲 ある.近似曲線による計算の有効性が示されている. のウェイトが大きいが,面積率,体積率ではこれが減少 3次元分布では 2次元分布の場合よりも小さい粒径 し,中聞の大きさの粒子のウェイトが大きくなる.面積 の黒鉛の割合が多くなり,これに伴って,平均粒径近傍 率のピークは約 17μm ,体積率では約 19μm である.

の黒鉛割合が低下する. 2次元観察による 12 p m 近傍の また,出現率の非常に少ない大粒径の黒鉛が,面積率に ピークは3次元分布では大粒径側へ移動し,約15μm に は一定の効果を及ぼし,体積率ではこれが一層顕著にな 現れている.計算された 3次元分布から黒鉛の体積を求 って,小さいピークを作る.

め,平均粒径(体積平均粒径 )δ を 図8は, Ac 及び Vc の累積値である.ただし,縦軸

o=

~(f(黒鉛体積)/(体積中の黒鉛粒数π) は面積率及び体積率11( %)で除し,最大 0.1 としてあ とすると, D=12.3μm と算定された.これは,先の面 る.累積値もまた,破線で示した累積体積率が実線で示 積平均粒径d と一致する. した累積面積率よりも約2μm ほど大粒径側にある.図 8 図7は,黒鉛の面積及び体積の分布を示す面積率分布 で,累積値=0.5 となる粒径を面積率中央値dm 及び体

( 38 )

(5)

及びDm は,小粒径域の影響をほとんど受けない.球状 黒鉛鋳鉄の諸性質には黒鉛粒の数よりもむしろその量

(面積及び体積)が大きく影響する 1) ことが考えられ,

そのような場合の考察にはd,5 よりも dm,Dm を用い るほうが有効であろう.

図9は,試料B2 ,B3 及びA5 ~こ関する同様の計測,

計算の結果である.上段が粒度分布,下段が面積及び体 積率分布であり,実線が2次元,破線が3次元に関する

ものである.いずれも,近似曲線による計算の結果であ る.上段の縦軸 NA ,Nv は,曲線の下の面積が両者でほ ぼ等しくなるようにとってある.図 9も,図6,図7及 び図8と同様の傾向を示し,二つの粒度分布曲線はその 形状が類似してし、るけれども 3次元分布のほうが小粒 径領域が高く,またピーク位置がやや大粒径側へずれて いる.体積率分布曲線は,面積率分布曲線と比べて全体 的に大粒径側へ移動し,また大粒径域での曲線形状が強 調される.この傾向は,粒径の大きい試料ほど顕著であ

, A5 では80μm 付近のピークに加えて 160μm 付近 にもう一つのピークが現れている.このような特徴は,

低温衝撃強度等,大粒径の黒鉛が大きな効果を持つ1)2)

と予想、される特性を考察する場合に重要で、ある.

図 10 及び図 11 は,図 6~ 図 8 の場合と同様にして求

40

/ /

芝 A c j 芝 /

/

c V

/

/

:

./ - ' とにこ斗一一一ーーーL....i

10 dm Dm 1 6 . 7 1 8 . 9

黒鉛粒径 d ,μm 累積面積率及び体積率 30 1

. 0

:0

0.5

!

>B

O

図 8

積率中央値Dm とすると, A2 ではdm =16.7μm ,Dm=

18.9μm となる.これらは,図 7の各曲線のピーク位置

とほぼ一致しこの近傍の粒径の黒鉛が面積及び体積に 最も寄与することが示される.前述の平均粒径百,

5

ともに12.3μm であるから, dm及びDm はこれよりそ

れぞれ約35% 及び50% 大きい.

d 及び D は, 黒鉛 1 個当たりの平均面積及び体積か ら算出されるので,その値は,粒数の多い小粒径域の分 布形状に大きく影響され,計課u及び計算の精度により,

数パーセントの誤差が容易に生じる.これに対して dm

i J 4 V

~

¥ 1¥

寸:こ:: : :

; : :

100 150 x10

Z

2 A5 4

83 x

1 0 2

B2 4

5 NA

0.5

nu

三広

v

i

1q

A t

司、一

"

0

1 y q y

-, , Q

I六

V A v -

『 、

N

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L

O

い い 川 げ

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川叩

q Z 5 0 εス JE ε

}

Z

緑 川 m u

ε

r 認

N F E ε

ス 『

Z 100 0 1 x OAm2

X 1 0 1

-

: : : :

r

、 長

100

黒鉛粒径

d

,μm 各試料の粒度分布及び面積率・体積率分布

200 1 50

5 0

83 50 100

3 2 80

82 x

1 e

f

4

2

ε

~

ι J ι J

<( >

MWM

担枠市中

MW Mm

昨 阻

1 O 5 0 50

( 39 ) 図9

40 60 O

(6)

第65 巻(1)489 第11 号

1

/

.53

Nv = 16.0 jAN(

. 1 0 3

2 0 0 Z100

~

05

Z 2 ~ 01

~ 1

物 6 鋳

8 8

E

=

: ん へ

ε

、 50

10

5

2

B 40 3

30

1 0 20

O

MT

5

0 001 002 005 1000 2000

単位面積当たり黒鉛粒数 NAImm2

1

0 20 30 40 50

面積平均粒径 d μ m 面積平均粒径証と体積平均粒径

5

との 関係

単位面積当たり黒鉛粒数 NA と単位体 積当たり黒鉛粒数Nv との関係 り

Nv=10 6x (N A )135・"'" H・.…...・.... H ・…....…・.... H ・帥 が成り立った.また 2次元及び3次元での平均粒子間 距 離 』 山 は そ れ ぞ れ÷(NA) 一川及びO剛 NV)-1 /3に

よって求められる8) が,両者の間には

ん=0 71 AA …… '・" H ・"………制 の関係が成り立った.すなわち,基質空間での粒子間距 離は,平面上で観察される値の約3/2 であるといえる.

図21

As Dm =md.31.1

A 4

¥

8 3 8 A 2 A2 3 A 1 'J

8 1 図01

100

ε

、 80

E C

πT

M 柑

MS

60 40

Saltykov の理論に基づいて, 球状黒鉛鋳鉄の観察平

面上の黒鉛粒度分布から,基質中の3次元粒度分布を推

定した.粒径が1O~190μm の数種類の試料について計

算した結果によれば,いずれの試料でも 3次元粒度分 布では,平面的に観察されるよりも小粒径域の粒子の割 合が大きく,平均粒径近傍の黒鉛粒が相対的に少なくな る. しかし平均粒径自体では,面積から算出したdと体 積から算出した

D

とがほぼ一致する.黒鉛の面積率及び 体積率の分布はいずれも正規分布状の曲線となるが,体 積率分布のほうがやや大粒径側に移り,また,大きな黒 鉛粒の効果が強調される.面積率中央値 dm と体積率中 央値 Dm との聞には良好な対応、関係があり, Dm は dm の約10% 増の値である.単位面積及び体積当たりの粒 子個数,平均粒子間距離の聞にも,良い対応、関係が得ら れた.

鋳鉄の諸性質と黒鉛相との関係は,本来3次元的な分 布に基づいて解析されるべきであるけれども,以上の結 果によれば 2次元分布から求める諸因子による考察も 定性的にはじゅうぶん有効といえる.考察の対象とする 特性によっては,粒度分布上出現率の低い大粒径の黒鉛

5 結 言

. 1

0 2 0

0 40 60 80

面 積 率 中 央 値 dm.μm 20

O

面積率中央値 dm と体積率中央値 Dm との関係

めた面積平均粒径 d と体積平均粒径 D との関係及び面 積率中央値dm と体積率中央値Dm との関係を,全試料 について示したものである.図 11 では, dとD との間 に回帰直線D=0 94d+ .15 実線)が得られたが,この 関係は,ほとんどD=d (破線)と一致する.また dm と Dm との間には良好な直線関係、

D m

=

.113x dm … '・" ・.H...・. ・.H...・. H ・"………. "・ H

.M

が得られた.すなわち,体積平均粒径

5

は面積平均粒径 dとほぼ等しく,一方,体積率分布の中央値Dm は,面 積率分布の中央値dm より約 10% 大きいことになる.

また, d とdm との間にはおおむね

dm

=

.15d ……".・ H ・・-…・." H ・"………(14) の関係が成り立つ.

図21 は,観察面単位面積当たりの粒子個数 NA (個/

m m2) と基質空間単位体積当たりの粒子個数 Nv (個/

mm 3) との関係である.両者の聞にもよい相関関係があ ( 40 ) 図11

(7)

が面積,体積に一定の影響を持つ点に,注意、を要するで あろう.また,大粒径域に現れる黒鉛分布の第 2のピー クは,黒鉛の生成過程,機構とも関連する可能性が考え られ,今後の検討を要する問題である.

文 献 1

) 塩田俊雄,小松真一郎:材料, 30 1)819( , 33,1 3

8 7 2

) 炭本治喜,中村幸吉:鋳物, 55 )839(1 , 01 , 609 3

) 野口 徹,松本泰郎:北大工学部研究報告, 78

:渉外二ユース I

( 1)789 , 57 4

) 近藤靖彦,安江和夫:鋳物, 53 819( ,)1 01 , 552 5

) 池田 実, P .B. Banyong ,ほか:日本鋳物協会第

1 0

0 回全国講演大会講演概要集, 891( ,)1 8 6

) R.T. DeHoff , .F.N Rhines : Qetativantiu Micro- scopy (Mc-Graw-Hill , New York) , )869(1 .p 914 , p_155

7

) 金谷健一,石川修,数値解析, -15 , )3891( , 1 8

) )6 と同じ, p.283

。明年4月25 ,26 の両日,西独パドナウン、イム市で西独金属学会主催の「銅及び銅合金の性状,製法に関するシン ポジウム」が開催される.

く〉明年11 月11 日から13 日の間,米国シカゴ市で米国鍋鋳物協会主催により 1第1回国際鋼鋳物会議」が開催され る.

( 41 )

参照

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