卒業論文/制作説明書
ファッション業界のデジタルメディア展開に関する研究 Study on the Digital Media deployment in the fashion trade
1W090008-6 秋末 有紀 指導教員 菅野 由弘 教授 AKISUE Yuuki Prof. KANNO Yoshihiro
概要:ファッションの流行は毎年変化していき、ファッション業界においてビジネスを行うには 先取りしなければならない。時代に乗り遅れないためには、多くの情報を取り入れ、何が正しい か判断しなければならない。今日では、多くの情報を取り入れるために、インターネット利用が 主流である。Twitterや facebookなど情報収集において幅広さ、迅速さを可能にしている。し かし、年々情報量が増えていくにつれ、情報を記憶する能力は機能しなくなっている。そこで情 報を記憶でき、かつ流行にも遅れをとらないアプリを提案。一方向ではなく、四方八方から検索 でき、どこからでも情報収集ができるような形式を用いることで効率化を図ることができるので はないかと考えた。そこで、自身が専攻している理工系の知識とファッションを融合した。
キーワード:ファッション、メディア、情報、記憶、効率化 Keywords: fashion, media, information, memory, making efficient
1.はじめに
理工学部生である私が、ファッション業 界でインターン生として業務を遂行してい く上で効率化を図るためにファッションと メディアを融合できないかと考えた。
2.アパレル産業
日本のファッション産業の構造は複雑で ある。素材が作られてから商品となり、消 費者に届くまでのプロセスには各産業の他、
それらを支える様々な業種業態が関係する ことで成立。
また、ファッションビジネスは創、工、商 すべてが絡み合い、重なり合っている。現 在ではこの考え方はファッションビジネス のみだけでなくライフスタイルに関わる産 業に行き渡っている。アパレル産業の歴史 を年代別でみてみると、だいたい10年刻み
で流行が大きく移り変わる様子を読み取っ ている。
3.情報化社会
1990 年代中ごろにインターネットが旧 毒に発展し広範囲に渡って急激な変化を遂 げた。ITによって企業、行政、教育、生活 など様々なものが変化した。Twitter や
facebook などはインターネットを通じて
様々な情報収集を加速させることになった。
しかし、メディアの発展につれ我々が扱う 情報量は膨大となってきている。1日に接 する情報量が多すぎて処理できなくなり、
記憶しておくことが不可能になるのである。
そこで、ここでは増え続ける情報への対応 が迫られている現状に着目している。
4.電子端末を使ったビジネス
内定先の企業で自ら経験したが、アパレ ルキャドによってニットサンプルのパター ンニングを行い、そのサンプルをクライア ントの要望に応えられるようなものをいく つかデータ化し、タブレットに出力すると いうビジネス形態に遭遇した。タブレット 端末は機動性に優れるが、ファッションに おいてビジュアル的な印象と直接、接触し てみて把握できる印象の差が大きく生じる。
ファッションアイテムに関して、タブレッ ト端末は一時的な情報確認の手段にすぎな いのである。アメリカでは数年前からタブ レットによって 40 代女性が市場の中心と なっているといわれている。使いやすいタ ブ レ ッ ト が 彼 女 た ち を ネ ッ ト に 誘 い 、
facebookがそこで機能しているのだ。最近
ではnexus7、iPadmini、Galaxy Note2に 加え日本ではKoboやKindle Fireも発売さ れ今後のタブレット市場の拡大が期待され ていることをここで指摘している。
5.デジタル支援ツールの提案
タブレットはあるが、PCと同じような使 い方をなされていて持ち運び可能であると いうメリットを感じさせる使い方はされて いなかった。そこで、ある業務に携わる上 で、デジタル化をすればもっと効率化を図 ることが出来るのではないかと考えた。ど
のようなリクエストにも応えることが出来 るために一方向ではなく、あらゆる方向か ら検索ができるかつ情報を記憶しておくこ とができるツールが最適。
そこで、三次元空間内に定義した形状を二 次元面上に投影する変換をする、投影変換 という理系的な考えを用いる。具体的には Z軸を固定し、X-Y平面の二次元にする。X 軸にcasual⇔formal、Y 軸にexpensive⇔
inexpensiveという座標軸をとり、Z軸を用 途により変えていくという方式である。
X、Y 座標軸はそのままで Z 軸(キーワー ド)を変えていくことにより二次元で検索 可能アプリを作るという提案をした。
6.まとめ
本研究で、ファッションとメディアを融 合し、アプリケーションを提案した。
まだ改善は、大いに必要であるが、このア プリケーションが完成することによって今 後のファッション業界のOEM、ODMにと って効率化を図ることになると考えられる。
また、ファッション産業全体でも活用でき ると考察している。