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鉄道利用通勤客帰宅時の映画鑑賞にお勧めの立ち寄り駅

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Academic year: 2021

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(1)

卒業研究論文

鉄道利用通勤客帰宅時の映画鑑賞にお勧めの立ち寄り駅

学籍番号 11D8103014B

髙芝仁志

中央大学理工学部情報工学科 田口研究室 20153

(2)

i

あらまし

本研究は,大都市交通センサスデータを用いて,通勤通学鉄道利用者の映画館利用者数 を推定し考察する.次に,推定した通勤通学鉄道利用者の映画館利用者数の分布,年齢層,

性別の内訳を算出し,実際の映画館の特徴から首都圏通勤通学者の帰宅時の映画鑑賞にお 勧めの立ち寄り駅を提案する.

キーワード:大都市交通センサス,映画館

(3)

ii

目次

1章 はじめに ... 1

2章 使用データ ... 2

2.1 大都市交通センサスデータ ... 2

2.1.1 大都市交通センサスデータの紹介 ... 2

2.1.2 抽出データの紹介 ... 3

2.2 映画館データ ... 4

2.3 1日あたりの映画館利用者数について ... 5

2.3.1 鉄道利用者数の推定 ... 5

2.3.2 1日あたりの映画館の利用客席の仮定 ... 6

3章 大都市交通センサスを用いた利用者数の考察 ... 7

3.1 到着駅データを用いた場合の利用者数について ... 7

3.2 乗換駅データを用いた場合の利用者数について ... 9

3.3乗換駅データを用いた場合の利用者数の最適化 ... 11

3.4 通過駅データを用いた場合の利用者数について ... 13

3.5通過駅データを用いた場合の利用者数の最適化 ... 16

4章 利用者の内訳からみる映画館利用の考察 ... 18

4.1 映画館利用者の分布を用いた考察 ... 18

4.2 年齢層別の内訳を用いた考察 ... 21

4.2.1 20代,30代の割合が多い駅 ... 23

4.2.2 内訳のバランスが良い駅 ... 33

4.3 性別の内訳を用いた考察 ... 35

5章 おわりに ... 38

5.1 まとめ ... 38

5.2 今後の課題 ... 38

謝辞 ... 39

参考文献 ... 40

(4)

1

1

章 はじめに

映画は、映画館での上映の他、ビデオソフト、衛星放送、テレビ放送、インターネット といった様々な形で流通する。映画に関する市場のうち,映画館での上映は全体のおよそ 32%を占める。その次にビデオソフト(レンタル)市場が大きく、全体のおよそ 28%であ り、映画館での上映に迫る規模である。このことから,映画は今や,映画館に行かずとも 楽しめる娯楽となった.一方で,スクリーン数は2000年以降増加傾向にある(図1.1).そ れに伴い,公開本数も増加し,幅広い映画が映画館で上映されるようになっている.

1.1 スクリーン数の推移

本研究では,通勤通学鉄道利用者に着目し,1日あたり映画館を利用したい人数の推定,ま た利用出来る人数の算出,実際の映画館を交えた考察を行う.

2000 2200 2400 2600 2800 3000 3200 3400 3600

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

西暦

(5)

2

2

章 使用データ

本章では,研究で扱うデータについて説明する.

2.1 大都市交通センサスデータ

大都市交通センサスデータとは,首都圏,中京圏,近畿圏の三大都市圏における鉄道,

バス等の公共交通機関の利用実態を把握し,公共交通施策の検討に資する基礎資料の提供 を目的として,国土交通省が昭和35年以来5年ごとに実施してきた交通データである.

2.1.1 大都市交通センサスデータの紹介

本研究で使用したデータの一部分を表2.1に示す.

表2.1 大都市交通センサスデータ

①1 1:通勤2:通学

②1 1:男2:女3:不明

③7 1:<15 2:15-29 3:20-24 4:25-29 5:30- 6:40- 7:50- 8:60-64 9:69-69 10:70- 99:不明

④33202 居住地ゾーンコード

⑤10206 勤務地ゾーンコード

⑥11 2 18 久喜312 築地15312

⑦12 久喜312 上野301

⑧1 久喜312 6 6

⑨2 新白岡311 6 10

⑩3 白岡310 6 13

⑪4 蓮田309 6 18

⑫5 東大宮308 6 22

⑬6 土呂307 6 25

⑭7 大宮306 6 32

⑮8 さいたま新都心305 6 34

⑯9 浦和304 6 40

⑰10 赤羽303 6 50

⑱11 尾久302 6 56

⑲12 上野301 7 3

・①は通勤者コードまたは通学者コードを表す.1であれば通勤者,2であれば通学者である.

・②は性別コードを表す.1であれば男性,2であれば女性,3であれば性別不明である.

(6)

3

・③は年齢層コードを表す.表2.1の場合,7なので,50代である.

つまり,表2.1の①~③からは,50代の通勤男性であることが分かる.

・④は居住地コード,⑤は勤務地コードを表す.

・⑥は左から,経路番号,利用路線数,利用人数,出発駅,出発駅コード,到着駅,到着 駅コードを表す.

表2.1の場合,経路番号11番,2つの路線を経由し,18人の利用者が,久喜(出発駅コード 312)から築地(到着駅コード15312)へ向かう,ということを表している.

・⑦は,⑥おける,1つ目の路線について表しており,左から,経由駅数,乗車駅,乗車駅 コード,降車駅,降車駅コードである.

表2.1の場合,12の駅を経由し,久喜(乗車駅コード312)から上野(降車駅コード301)へ 向かう,ということを表している.

・⑧~⑲は,左から,経由駅番号,経由駅,経由駅コード,経由時,経由分,である.

例えば,表2.1の⑧は,1番目の経由駅,久喜(経由駅コード312)を6時6分に通過する,と いうことを表している.

2.1.2 抽出データの紹介

本研究では,2.1に示した大都市交通センサスデータのうち,以下のパターン別に基づい て,抽出データを集計した.

ⅰ.全通過駅を抽出した年齢層別通過駅データ

大都市交通センサスデータから,鉄道利用通勤客コード,性別コード,年齢層コード,利 用人数,経由駅を選択し,抽出データを,年齢層別に駅名と通過人数について集計.年齢 層は,10代(15歳~19歳),20代~30代,40代~50代,60代~70代に分類した.以下,

通過駅データとする.

ⅱ.乗換駅のみに着目して抽出した年齢層別通過駅データ

大都市交通センサスデータから,鉄道利用通勤客コード,性別コード,年齢層コード,利 用人数,降車駅(到着駅と同じ場合には,抽出しない)を選択し,抽出データを,年齢層 別に駅名と利用人数について集計.年齢層は,10代(15歳~19歳),20代~30代,40代~

50代,60代~70代に分類した.以下,乗換駅データとする.

ⅲ.到着駅のみに着目して抽出した年齢層別通過駅データ

大都市交通センサスデータから,通勤通学者鉄道利用者コード,性別コード,年齢層コー ド,利用人数,到着駅を選択し,抽出データを,年齢層別に駅名と利用人数について集計.

年齢層は,10代(15歳~19歳),20代~30代,40代~50代,60代~70代に分類した.以 下,到着駅データとする.

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4

2.2 映画館データ

映画館データは,各映画館のホームページを参照し集計した.映画館の最寄駅別のスク リーン総数,席総数のデータ一覧を表2.2に示す.本研究では,東京,神奈川,埼玉,千葉 にある映画館を集計対象とした.また,鉄道利用通勤客を研究対象としている為,映画館 と映画館の最寄駅までの所要時間が,徒歩10分圏内の映画館のみとした.映画館の最寄駅 が複数ある映画館は,徒歩の所要時間が最も短い最寄駅を選択した.

表2.2 映画館の最寄駅別のスクリーン総数,席総数

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5

2.3 1

日あたりの映画館利用者数について

鉄道利用通勤客の 1 日あたりの映画館利用者数,映画館の利用客席と,利用者数の目安 について推定する.

2.3.1 鉄道利用者数の推定

1日あたり映画館を利用する鉄道利用通勤客の人数を,日本全国の映画館利用者を用いて,

以下の式を使って算出した.

1日あたりの映画館利用者数

15歳~79歳の総人口 ×東京都の1日あたりの鉄道利用者数

1年間の日本全国の映画館利用者数はおよそ1.6億人,15歳~79歳の総人口がおよそ1.161 億人,1日あたりの東京都の鉄道利用者数はおよそ700万人である.ゆえに,1日あたりの 映画館を利用しようとする人数の推定値は,

160,000,000/365

116,100,000 × 7,000,000 ≒ 29,422

この時,鉄道利用通勤客一人一人が映画を見る機会は,年齢層性別に関係なく一様である として考える.

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6

2.3.2 1

日あたりの映画館の利用客席の仮定

毎日,映画館の席が満席になることは考えにくい.そこで,1回の上映で埋まるであろう 席数の割合(以下,利用客席の割合とする.)を,以下の式のように計算し,利用者数の上 限の目安の一つとする.

東京,神奈川,埼玉,千葉における1日あたりの映画館入場者数 東京,神奈川,埼玉,千葉における映画館の席の総数× 1日あたりの上映回数

東京,神奈川,埼玉,千葉における1日あたりの映画館入場者数は151,847人,映画館の 席の総数は887,104席である[1] 1日あたりの上映回数は,本研究では各映画館一律5 回と仮定した.よって,利用客席の割合は,

151,847

887,104 × 5≒ 0.17

つまり,11スクリーンあたり,席はおよそ17%埋まると仮定出来る.以下,各映画館 の利用客席の割合は一様に17%とする.

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7

3

章 大都市交通センサスを用いた利用者数の考察

本章では,大都市交通センサスの抽出データ,映画館データを用いて,一日あたりの利 用者数について考察する.

3.1 到着駅データを用いた場合の利用者数について

朝通勤通学時の到着駅データを用いることにより,帰宅時の出発駅で,映画館を利用す る人数を見る事が出来る(図3.1).

・朝(大都市交通センサスデータ)

・帰宅時

3.1 到着駅データの見方

到着駅データを用いて算出した1日あたりの映画館利用者数のデータを表3.1に示す.①が 映画館の最寄駅,②がスクリーン総数,③が総席数,④が総席数×0.17(利用客席あたりの 席数),⑤は鉄道利用通勤客の1日あたりの映画館利用者数を表す.表3.1において,到着 駅データを用いて算出した1日あたりの映画館利用者数が,集客能力の割合あたりの席数 を超えている場合,その最寄駅に関するデータを赤字で表示している.表3.1において赤字 となっている駅では,帰宅時の出発駅で,映画館を利用する鉄道利用通勤客を十分にカバ ー出来ていないということになる.

帰宅時の到着駅A 帰宅時の出発駅B

朝通勤通学時の到着駅B 朝通勤通学時の出発駅A

(11)

8

3.1 到着駅データを用いて算出した1日あたりの映画館利用者数

① ② ③ ④ ⑤ ① ② ③ ④ ⑤ ① ② ③ ④ ⑤ ① ② ③ ④ ⑤

有楽町 11 5193 882 204関内 1 118 20 178さいたま新都心 12 2671 454 25 千葉中央 11 1798 305 9 京橋 2 461 78 58横浜 5 1953 332 338浦和 9 1737 295 101 舞浜 16 3152 535 36 日比谷 5 1460 248 40 黄金町 2 252 42 10 浦和美園 11 2132 362 0 妙典 9 3111 528 3 銀座 4 1314 223 163 桜木町 13 2615 444 142 新所沢 3 649 110 10 海浜幕張 10 2000 340 62 東銀座 1 435 73 89馬車道 1 144 24 0 南古谷 9 1500 255 7 流山おおたかの森 11 1885 320 0 三越前 9 1770 300 88 新高島 12 2340 397 0 越谷レイクタウン 10 1595 271 0 3 444 75 125 台場 13 3034 515 14 京急川崎 10 1875 318 40 若葉 9 1900 323 17 柏の葉キャンパス 10 2009 341 0 渋谷 23 4219 717 585 川崎 21 4950 841 254 春日部 10 1905 323 32 八千代緑が丘 10 1927 327 11 新宿 6 561 95 801センター南 7 1122 190 10 熊谷 8 1501 255 28 ユーカリが丘 8 1495 254 2 新宿三丁目 24 5026 854 30 センター北 12 2230 379 10 深谷 1 57 9 0

西武新宿 4 2260 384 87 上大岡 9 1704 289 29 鴻巣 7 1571 267 11 池袋 17 3828 650 490 港南台 2 206 35 18

品川 11 1913 325 368辻堂 10 2045 347 30 目黒 1 100 17 150横須賀 8 1325 225 6 豊洲 12 1770 300 66 橋本 9 1712 291 33 六本木 13 2551 433 75 新百合ヶ丘 10 2258 383 42 神保町 2 321 54 106海老名 17 4152 705 38 飯田橋 2 314 53 310 本厚木 2 232 39 108 東武練馬 12 2356 400 32 茅ヶ崎 6 1403 238 18

豊島園 9 1825 310 0鎌倉 1 51 8 29

東中野 1 110 18 35 阿佐ヶ谷 1 48 8 37 下高井戸 1 126 21 23 下北沢 1 47 7 20 西新井 10 1859 316 14 亀有 10 2147 364 24 北千住 1 294 49 68 錦糸町 12 2439 414 311 船堀 2 276 46 14 木場 8 1452 246 46 大森 3 243 41 129 蒲田 2 643 109 214 高田馬場 1 153 26 113 吉祥寺 4 935 158 143 立川 11 2713 461 137 八王子 4 431 73 98 昭島 12 2429 412 20 南大沢 9 1948 331 27 府中 9 2115 359 37 多摩センター 8 1815 308 6 南町田 10 1823 309 10

千葉 埼玉

神奈川 東京

(12)

9

3.2 乗換駅データを用いた場合の利用者数について

次に,乗換駅データを用いることにより,帰宅経路の途中,乗り換える駅に映画館があ れば利用するとした場合の1日あたりの映画館利用者数について考察する.

ここでは,以下のルールを設定する.

・鉄道利用通勤客が,帰宅途中に利用する乗換駅に,映画館があれば利用する(①)

・もしも映画館に空きが無い場合,次の映画館がある乗換駅を目指す(②)

・帰宅経路で映画館がある乗換駅に出会わない,あるいは,乗換駅に映画館はあるが映画 館に空きが無い場合,帰宅経路では映画館を利用出来ないので,映画を見ないで帰宅す る.(③)

3.2 乗換駅データのルール

まず始めに,各最寄駅の映画館の席総数に合わせた場合の1日あたりの映画館利用者数の 値を表3.2に示す.①が映画館の最寄駅,②がスクリーン総数,③が総席数,④が総席数×

0.17(利用客席あたりの席数)⑤は鉄道利用通勤客の1日あたりの映画館利用者数を表す.

3.2から,総計8312人の鉄道利用通勤客が映画館を利用出来る結果が出た.これは,1 日あたりの映画館を利用しようとする人数の推定値29422人のおよそ28%にあたる.

帰宅時の到着駅Y

乗換駅nの映画館 帰宅時の乗換駅n

乗換駅2の映画館 帰宅時の乗換駅2

乗換駅1の映画館 帰宅時の乗換駅1

帰宅時の出発駅X

(13)

10

3.2 席総数に合わせた場合の1日あたりの映画館利用者数

総席数に合わせた算出では,最寄駅にある映画館の席が全て埋まることを想定している.

しかし,実際には空席は多く,また快適さを考えると現実的ではない.よって,利用客席 の割合あたりの席数に合わせた場合の1日あたりの映画館利用者数を算出した.利用客席 の割合に合わせた場合の1日あたりの映画館利用者数のデータを表3.3に示す.①が映画館 の最寄駅,②がスクリーン総数,③が総席数,④が総席数×0.17(利用客席あたりの席数)

⑤は鉄道利用通勤客の1日あたりの映画館利用者数を表す.表3.3から,総計4653人の鉄 道利用通勤客が映画館を利用出来る結果が出た.これは,1日あたりの映画館利用者数

29422人のおよそ16%にあたる.表3.2,表3.3から,総席数に合わせた場合でも,利用客

席の割合あたりの席数に合わせた場合でも,帰宅経路の途中,乗り換える駅で映画館を利 用できる鉄道利用通勤客は,極めて少ないことが分かった.

② ③ ④ ⑤ ② ③ ④ ⑤ ② ③ ④ ⑤ ① ② ③ ④ ⑤

有楽町 11 5193 882 244 関内 1 118 20 10 さいたま新都心 12 2671 454 9 千葉中央 11 1798 305 0 京橋 2 461 78 0 横浜 5 1953 332 1124 浦和 9 1737 295 82 舞浜 16 3152 535 0 日比谷 5 1460 248 86 黄金町 2 252 42 0 浦和美園 11 2132 362 0 妙典 9 3111 528 0 銀座 4 1314 223 103 桜木町 13 2615 444 43 新所沢 3 649 110 0 海浜幕張 10 2000 340 1 東銀座 1 435 73 30 馬車道 1 144 24 0 南古谷 9 1500 255 0 流山おおたかの森 11 1885 320 0 三越前 9 1770 300 13 新高島 12 2340 397 0 越谷レイクタウン 10 1595 271 0 柏 3 444 75 229 台場 13 3034 515 0 京急川崎 10 1875 318 30 若葉 9 1900 323 0 柏の葉キャンパス 10 2009 341 0 渋谷 23 4219 717 1248 川崎 21 4950 841 190 春日部 10 1905 323 103 八千代緑が丘 10 1927 327 0 新宿 6 561 95 560 センター南 7 1122 190 0 熊谷 8 1501 255 2 ユーカリが丘 8 1495 254 0

新宿三丁目 24 5026 854 10 センター北 12 2230 379 0 深谷 1 57 9 0 合計 230

西武新宿 4 2260 384 63 上大岡 9 1704 289 77 鴻巣 7 1571 267 0

池袋 17 3828 650 1351 港南台 2 206 35 0 合計 196

品川 11 1913 325 678 辻堂 10 2045 347 0 目黒 1 100 17 99 横須賀 8 1325 225 0 豊洲 12 1770 300 0 橋本 9 1712 291 88 六本木 13 2551 433 0 新百合ヶ丘 10 2258 383 113 神保町 2 321 54 112 海老名 17 4152 705 96 飯田橋 2 314 53 168 本厚木 2 232 39 4 東武練馬 12 2356 400 0 茅ヶ崎 6 1403 238 27

豊島園 9 1825 310 0 鎌倉 1 51 8 0

東中野 1 110 18 15 合計 1802

阿佐ヶ谷 1 48 8 0

下高井戸 1 126 21 21

下北沢 1 47 7 46

西新井 10 1859 316 5 亀有 10 2147 364 0 北千住 1 294 49 293 錦糸町 12 2439 414 99

船堀 2 276 46 0

木場 8 1452 246 0

大森 3 243 41 0

蒲田 2 643 109 152 高田馬場 1 153 26 152 吉祥寺 4 935 158 97 立川 11 2713 461 299 八王子 4 431 73 134 昭島 12 2429 412 0 南大沢 9 1948 331 0 府中 9 2115 359 2 多摩センター 8 1815 308 4 南町田 10 1823 309 0 合計 6084

千葉 埼玉

神奈川 東京

(14)

11

3.3 利用客席の割合あたりの席数に合わせた場合の1日あたりの映画館利用者数

3.3

乗換駅データを用いた場合の利用者数の最適化

本節では,表3.3の総計を最大化する問題を考える.3.2節では,大都市交通センサスデ ータを順に読み込み,各最寄駅の映画館利用者数に加算する方法で算出していた.そこで,

最適化問題を考え,利用客席の割合あたりの席数に合わせた映画館利用者数の総計を最大 化する.最適化問題を表した二部グラフの例を図3.3に示す.映画館の最寄駅c1, 𝑐2, … , 𝑐5 はそれぞれ𝛽1, 𝛽2, … , 𝛽5の映画館の席数が存在する.図3.3では,𝑘1上の鉄道利用通勤客数𝛼1 が,𝑘1上にある映画館の最寄駅c0𝑐1,𝑐3,𝑐4に振り分けられ,𝑘2上の鉄道利用通勤客数𝛼2が,

𝑘2上にある映画館の最寄駅c0,𝑐2,𝑐3に振り分けられ,𝑘3上の鉄道利用通勤客数α3が,𝑘3 にある映画館の最寄駅c0,𝑐2,𝑐5に振り分けられたことを表している.このとき,それぞれ の映画館の最寄駅に振り分けられた鉄道利用通勤客の総和は,それぞれの映画館の席数を

② ③ ② ③ ② ③ ② ③ 0

有楽町 11 5193 882 245 関内 1 118 20 10 さいたま新都心 12 2671 454 9 千葉中央 11 1798 305 0

京橋 2 461 78 0 横浜 5 1953 332 332 浦和 9 1737 295 84 舞浜 16 3152 535 0

日比谷 5 1460 248 86 黄金町 2 252 42 0 浦和美園 11 2132 362 0 妙典 9 3111 528 0

銀座 4 1314 223 103 桜木町 13 2615 444 45 新所沢 3 649 110 0 海浜幕張 10 2000 340 1 東銀座 1 435 73 30 馬車道 1 144 24 0 南古谷 9 1500 255 0 流山おおたかの森 11 1885 320 0 三越前 9 1770 300 13 新高島 12 2340 397 0 越谷レイクタウン 10 1595 271 0 柏 3 444 75 75 台場 13 3034 515 0 京急川崎 10 1875 318 37 若葉 9 1900 323 0 柏の葉キャンパス 10 2009 341 0 渋谷 23 4219 717 717 川崎 21 4950 841 198 春日部 10 1905 323 113 八千代緑が丘 10 1927 327 1 新宿 6 561 95 95 センター南 7 1122 190 0 熊谷 8 1501 255 2 ユーカリが丘 8 1495 254 0

新宿三丁目 24 5026 854 10 センター北 12 2230 379 0 深谷 1 57 9 0 合計 77

西武新宿 4 2260 384 64 上大岡 9 1704 289 96 鴻巣 7 1571 267 0

池袋 17 3828 650 650 港南台 2 206 35 0 合計 208

品川 11 1913 325 325 辻堂 10 2045 347 0

目黒 1 100 17 16 横須賀 8 1325 225 0

豊洲 12 1770 300 0 橋本 9 1712 291 93 六本木 13 2551 433 0 新百合ヶ丘 10 2258 383 121 神保町 2 321 54 54 海老名 17 4152 705 125

飯田橋 2 314 53 53 本厚木 2 232 39 4

東武練馬 12 2356 400 0 茅ヶ崎 6 1403 238 29

豊島園 9 1825 310 0 鎌倉 1 51 8 0

東中野 1 110 18 16 合計 1090

阿佐ヶ谷 1 48 8 0

下高井戸 1 126 21 21

下北沢 1 47 7 7

西新井 10 1859 316 5 亀有 10 2147 364 0 北千住 1 294 49 49 錦糸町 12 2439 414 102

船堀 2 276 46 0

木場 8 1452 246 0

大森 3 243 41 0

蒲田 2 643 109 109 高田馬場 1 153 26 26 吉祥寺 4 935 158 99 立川 11 2713 461 304 八王子 4 431 73 73 昭島 12 2429 412 0 南大沢 9 1948 331 0 府中 9 2115 359 2 多摩センター 8 1815 308 4 南町田 10 1823 309 0 合計 3278

神奈川

東京 埼玉 千葉

(15)

12

超えない.またc0は,経路上で映画館の映画館に空きが無い,または映画館が無かった場合,

映画館を利用せずに鉄道利用者が帰宅する駅を表す.

経路 映画館の最寄駅(c1‐ c5

k1 ・c0

k2 ・c1

k3 ・c2

・c3

・c4

・c5

3.3 最適化問題の二部グラフの例

3.3のような最適化問題を表した式を以下に示す.

maximize 𝑛𝑗 =1 𝑎81𝑖 𝑖𝑗𝑥𝑖𝑗 (3.1)

subject to 81𝑖=0𝑎𝑖1𝑥𝑖1= 𝛼1

(3.2) 81𝑖=0𝑎𝑖2𝑥𝑖2= 𝛼2

...

81 𝑎𝑖𝑛𝑥𝑖𝑛

𝑖=0 = 𝛼𝑛

𝑛𝑗 =1𝑎1𝑗𝑥1𝑗 ≤ 𝛽1

(3.3) 𝑛 𝑎2𝑗𝑥2𝑗

𝑗 =1 ≤ 𝛽2 ...

𝑛𝑗 =1𝑎81𝑗𝑥81𝑗 ≤ 𝛽81

𝑎01, 𝑎02, … 𝑎81𝑛 = {0,1} (3.4) 𝑥11, 𝑥12, … 𝑥81𝑛 ≥ 0 (3.5) 𝛼1, 𝛼2, … 𝛼𝑛 > 0 (3.6) β1, 𝛽2, … , 𝛽81> 0 (3.7)

大都市交通センサスデータの経路𝑘𝑗に,駅𝑐𝑖があるとき,𝑎𝑖𝑗 = 1,そうでないとき,𝑎𝑖𝑗 = 0と する(式3.4)また,経路𝑘𝑗において,非負の整数𝑥𝑖𝑗の総和が,経路𝑘𝑗上の鉄道利用者数𝛼𝑗と同 じになるようにする(式3.2).さらに,ある映画館の最寄駅𝑐𝑖に存在する鉄道利用者の総和 が,利用客席の割合あたりの映画館の席数𝛽𝑖を超えないようにする(式3.3)

最適化の結果を表3.4に示す..①が映画館の最寄駅,②がスクリーン総数,③が総席数,

④が総席数×0.17(利用客席あたりの席数),⑤は鉄道利用通勤客の1日あたりの映画館利 用者数を表す.最適化の結果,総計4721人の鉄道利用通勤客が映画館を利用出来る結果が 出た.最適化前の値と比べ,68人増加したものの,あまり大きな変化は見られなかった.

(16)

13

この結果から,帰宅途中に利用する乗換駅に限定した場合,鉄道利用通勤客が映画館を利 用することは極めて難しいと考えられる.

3.4 最適化した1日あたりの映画館利用者数

3.4 通過駅データを用いた場合の利用者数について

3.1節-3.3節の結果から,乗換駅に限定してしまうと,ほとんどの鉄道利用通勤客が,映 画館を利用出来ないことが分かった.そこで通過駅データを用いて,1日あたりの映画館利 用者数を算出し考察を行う.ここでは,以下のルールを設定する.

・鉄道利用通勤客が,帰宅途中の通過駅に,映画館があれば利用する(①)

・もしも映画館に空きが無い場合,次の映画館がある通過駅を目指す(②)

① ② ③ ④ ⑤ ① ② ③ ④ ⑤ ① ② ③ ④ ⑤ ① ② ③ ④

有楽町 11 5193 882 246 関内 1 118 20 10 さいたま新都心 12 2671 454 9 千葉中央 11 1798 305 0 京橋 2 461 78 0 横浜 5 1953 332 332 浦和 9 1737 295 87 舞浜 16 3152 535 0 日比谷 5 1460 248 86 黄金町 2 252 42 0 浦和美園 11 2132 362 0 妙典 9 3111 528 0 銀座 4 1314 223 104 桜木町 13 2615 444 49 新所沢 3 649 110 0 海浜幕張 10 2000 340 1 東銀座 1 435 73 31 馬車道 1 144 24 0 南古谷 9 1500 255 0 流山おおたかの森 11 1885 320 0 三越前 9 1770 300 13 新高島 12 2340 397 0 越谷レイクタウン 10 1595 271 0 柏 3 444 75 75 台場 13 3034 515 0 京急川崎 10 1875 318 40 若葉 9 1900 323 0 柏の葉キャンパス 10 2009 341 0 渋谷 23 4219 717 717 川崎 21 4950 841 210 春日部 10 1905 323 114 八千代緑が丘 10 1927 327 1 新宿 6 561 95 95 センター南 7 1122 190 0 熊谷 8 1501 255 2 ユーカリが丘 8 1495 254 0

新宿三丁目 24 5026 854 11 センター北 12 2230 379 0 深谷 1 57 9 0 合計 77

西武新宿 4 2260 384 65 上大岡 9 1704 289 102 鴻巣 7 1571 267 0

池袋 17 3828 650 650 港南台 2 206 35 0 合計 212

品川 11 1913 325 325 辻堂 10 2045 347 0 目黒 1 100 17 16 横須賀 8 1325 225 0 豊洲 12 1770 300 0 橋本 9 1712 291 99 六本木 13 2551 433 0 新百合ヶ丘 10 2258 383 122 神保町 2 321 54 54 海老名 17 4152 705 129 飯田橋 2 314 53 53 本厚木 2 232 39 4 東武練馬 12 2356 400 0 茅ヶ崎 6 1403 238 32

豊島園 9 1825 310 0 鎌倉 1 51 8 0

東中野 1 110 18 16 合計 1129

阿佐ヶ谷 1 48 8 0

下高井戸 1 126 21 20

下北沢 1 47 7 7

西新井 10 1859 316 6 亀有 10 2147 364 0 北千住 1 294 49 49 錦糸町 12 2439 414 105

船堀 2 276 46 0

木場 8 1452 246 0

大森 3 243 41 0

蒲田 2 643 109 109 高田馬場 1 153 26 26 吉祥寺 4 935 158 111 立川 11 2713 461 309 八王子 4 431 73 73 昭島 12 2429 412 0 南大沢 9 1948 331 0 府中 9 2115 359 2 多摩センター 8 1815 308 4 南町田 10 1823 309 0 合計 3303

神奈川

東京 埼玉 千葉

(17)

14

・帰宅経路で映画館がある通過駅に出会わない,あるいは,通過駅に映画館はあるが映画 館に空きが無い場合,帰宅経路では映画館を利用出来ないので,帰宅時の到着駅へ向か う(③).

3.4 通過駅データのルール

まず始めに,各最寄駅の映画館の席総数に合わせた場合の1日あたりの映画館利用者数の データを表3.5に示す.①が映画館の最寄駅,②がスクリーン総数,③が総席数,④が総席 数×0.17(利用客席あたりの席数),⑤は鉄道利用通勤客の1日あたりの映画館利用者数を 表す.表3.5から,総計22545人の鉄道利用通勤客が映画館を利用出来る結果が出た.こ れは,1日あたりの映画館利用者数29422人のおよそ77%にあたる.

帰宅時の到着駅Y

通過駅nの映画館 帰宅時の通過駅n

通過駅2の映画館 帰宅時の通過駅2

通過駅1の映画館 帰宅時の通過駅1

帰宅時の出発駅X

(18)

15

3.5 席総数に合わせた場合の1日あたりの映画館利用者数

3.2節と同様に,総席数に合わせた算出では,最寄駅にある映画館の席が全て埋まる可能性 があるため現実的でない.よって,利用客席の割合あたりの席数に合わせた場合の1日あ たりの映画館利用者数を算出した.利用客席の割合あたりの席数に合わせた場合の1日あ たりの映画館利用者数のデータを表3.6に示す.①が映画館の最寄駅,②がスクリーン総数,

③が総席数,④が総席数×0.17(利用客席あたりの席数),⑤は鉄道利用通勤客の1日あた りの映画館利用者数を表す.表3.6から,総計14250人の鉄道利用通勤客が映画館を利用 出来る結果が出た.これは,1日あたりの映画館利用者数29422人のおよそ48%にあたる.

総席数に合わせた算出から大幅に割合が減少した.

② ③ ② ③ ② ③ ② ③

有楽町 11 5193 882 1348 関内 1 118 20 117 さいたま新都心 12 2671 454 209 千葉中央 11 1798 305 10 京橋 2 461 78 86 横浜 5 1953 332 987 浦和 9 1737 295 589 舞浜 16 3152 535 234 日比谷 5 1460 248 430 黄金町 2 252 42 28 浦和美園 11 2132 362 0 妙典 9 3111 528 87 銀座 4 1314 223 452 桜木町 13 2615 444 328 新所沢 3 649 110 93 海浜幕張 10 2000 340 110 東銀座 1 435 73 413 馬車道 1 144 24 0 南古谷 9 1500 255 75 流山おおたかの森 11 1885 320 0 三越前 9 1770 300 233 新高島 12 2340 397 0 越谷レイクタウン 10 1595 271 0 柏 3 444 75 443 台場 13 3034 515 62 京急川崎 10 1875 318 190 若葉 9 1900 323 117 柏の葉キャンパス 10 2009 341 0 渋谷 23 4219 717 1890 川崎 21 4950 841 377 春日部 10 1905 323 205 八千代緑が丘 10 1927 327 36 新宿 6 561 95 560 センター南 7 1122 190 33 熊谷 8 1501 255 44 ユーカリが丘 8 1495 254 45

新宿三丁目 24 5026 854 438 センター北 12 2230 379 35 深谷 1 57 9 0 合計 965

西武新宿 4 2260 384 105 上大岡 9 1704 289 215 鴻巣 7 1571 267 81

池袋 17 3828 650 2035 港南台 2 206 35 119 合計 1413

品川 11 1913 325 1683 辻堂 10 2045 347 114 目黒 1 100 17 99 横須賀 8 1325 225 27 豊洲 12 1770 300 115 橋本 9 1712 291 174 六本木 13 2551 433 195 新百合ヶ丘 10 2258 383 534 神保町 2 321 54 320 海老名 17 4152 705 150 飯田橋 2 314 53 313 本厚木 2 232 39 231 東武練馬 12 2356 400 90 茅ヶ崎 6 1403 238 94

豊島園 9 1825 310 7 鎌倉 1 51 8 50

東中野 1 110 18 109 合計 3803

阿佐ヶ谷 1 48 8 47

下高井戸 1 126 21 125

下北沢 1 47 7 46

西新井 10 1859 316 488 亀有 10 2147 364 85 北千住 1 294 49 293 錦糸町 12 2439 414 1207 船堀 2 276 46 106 木場 8 1452 246 545 大森 3 243 41 160 蒲田 2 643 109 214 高田馬場 1 153 26 152 吉祥寺 4 935 158 745 立川 11 2713 461 423 八王子 4 431 73 222 昭島 12 2429 412 92 南大沢 9 1948 331 92 府中 9 2115 359 228 多摩センター 8 1815 308 33 南町田 10 1823 309 78 合計 16364

千葉 埼玉

神奈川 東京

(19)

16

3.6 利用客席の割合あたりの席数に合わせた場合の1日あたりの映画館利用者数

3.5

通過駅データを用いた場合の利用者数の最適化

本節では,表3.6の総計を最大化する問題を考える.

3.4節では,3.2 節と同様に,大都市交通センサスデータを順に読み込み,各最寄駅の映画 館利用者数に加算する方法で算出していた.そこで,3.3 節で紹介した最適化問題を考え,

利用客席の割合あたりの席数に合わせた映画館利用者数の総計を最大化する.最適化の結 果を表3.7に示す.①が映画館の最寄駅,②がスクリーン総数,③が総席数,④が総席数×

0.17(利用客席あたりの席数)⑤は鉄道利用通勤客の1日あたりの映画館利用者数を表す.

最適化の結果,総計15316人の鉄道利用通勤客が映画館を利用出来る結果が出た.これは,

1日あたりの映画館利用者数29422人のおよそ52%にあたる.最適化前の値と比べ,4%増 加したものの,あまり大きな変化は見られなかった.この結果から,帰宅途中に途中下車 して映画館を利用した場合においても,鉄道利用通勤客が映画館を利用出来るのはおよそ

② ③ ④ ⑤ ② ③ ④ ⑤ ② ③ ④ ⑤ ② ③ ④ ⑤

有楽町 11 5193 882 882 関内 1 118 20 20 さいたま新都心 12 2671 454 454 千葉中央 11 1798 305 10 京橋 2 461 78 78 横浜 5 1953 332 332 浦和 9 1737 295 295 舞浜 16 3152 535 286 日比谷 5 1460 248 248 黄金町 2 252 42 42 浦和美園 11 2132 362 0 妙典 9 3111 528 219 銀座 4 1314 223 223 桜木町 13 2615 444 444 新所沢 3 649 110 110 海浜幕張 10 2000 340 112 東銀座 1 435 73 73 馬車道 1 144 24 0 南古谷 9 1500 255 79 流山おおたかの森 11 1885 320 0 三越前 9 1770 300 276 新高島 12 2340 397 0 越谷レイクタウン 10 1595 271 0 柏 3 444 75 75 台場 13 3034 515 63 京急川崎 10 1875 318 318 若葉 9 1900 323 191 柏の葉キャンパス 10 2009 341 0 渋谷 23 4219 717 717 川崎 21 4950 841 841 春日部 10 1905 323 298 八千代緑が丘 10 1927 327 60 新宿 6 561 95 95 センター南 7 1122 190 55 熊谷 8 1501 255 47 ユーカリが丘 8 1495 254 61

新宿三丁目 24 5026 854 577 センター北 12 2230 379 46 深谷 1 57 9 0 合計 823

西武新宿 4 2260 384 105 上大岡 9 1704 289 289 鴻巣 7 1571 267 129

池袋 17 3828 650 650 港南台 2 206 35 34 合計 1603

品川 11 1913 325 325 辻堂 10 2045 347 173 目黒 1 100 17 16 横須賀 8 1325 225 40 豊洲 12 1770 300 181 橋本 9 1712 291 220 六本木 13 2551 433 263 新百合ヶ丘 10 2258 383 383 神保町 2 321 54 54 海老名 17 4152 705 424 飯田橋 2 314 53 53 本厚木 2 232 39 39 東武練馬 12 2356 400 186 茅ヶ崎 6 1403 238 101

豊島園 9 1825 310 34 鎌倉 1 51 8 8

東中野 1 110 18 18 合計 3809

阿佐ヶ谷 1 48 8 8

下高井戸 1 126 21 21

下北沢 1 47 7 7

西新井 10 1859 316 316 亀有 10 2147 364 153 北千住 1 294 49 49 錦糸町 12 2439 414 414

船堀 2 276 46 46

木場 8 1452 246 246

大森 3 243 41 41

蒲田 2 643 109 109 高田馬場 1 153 26 26 吉祥寺 4 935 158 158 立川 11 2713 461 461 八王子 4 431 73 73 昭島 12 2429 412 225 南大沢 9 1948 331 110 府中 9 2115 359 291 多摩センター 8 1815 308 36 南町田 10 1823 309 108 合計 8015

千葉 埼玉

神奈川 東京

(20)

17

半数に留まることが分かった.つまり徒歩10分圏内の映画館は,鉄道利用通勤客の帰宅経 路の中に充実していないということが分かった.実際,本研究で対象とした東京,神奈川,

埼玉,千葉では,最寄駅から徒歩10分以上の映画館として,シネマコンプレックス型の大 型映画館が数多く存在する.そのような映画館は,鉄道ではなく,乗用車などを利用して 行かなければ,やや遠い場所に位置している.本来映画鑑賞は,休日が中心であり,平日 通勤通学途中に利用出来る場所よりも,乗用車などで直接利用出来る場所に設置する方が 集客数が見込めるため,このような結果になったのではないかと考えられる.

3.7 最適化した1日あたりの映画館利用者数

② ③ ④ ⑤ ② ③ ④ ⑤ ② ③ ④ ⑤ ② ③ ④ ⑤

有楽町 11 5193 882 882 関内 1 118 20 20 さいたま新都心 12 2671 454 454 千葉中央 11 1798 305 10 京橋 2 461 78 78 横浜 5 1953 332 332 浦和 9 1737 295 295 舞浜 16 3152 535 330 日比谷 5 1460 248 248 黄金町 2 252 42 42 浦和美園 11 2132 362 0 妙典 9 3111 528 316 銀座 4 1314 223 223 桜木町 13 2615 444 444 新所沢 3 649 110 110 海浜幕張 10 2000 340 113 東銀座 1 435 73 73 馬車道 1 144 24 0 南古谷 9 1500 255 96 流山おおたかの森 11 1885 320 0 三越前 9 1770 300 300 新高島 12 2340 397 0 越谷レイクタウン 10 1595 271 0 柏 3 444 75 75 台場 13 3034 515 67 京急川崎 10 1875 318 318 若葉 9 1900 323 211 柏の葉キャンパス 10 2009 341 0 渋谷 23 4219 717 717 川崎 21 4950 841 841 春日部 10 1905 323 323 八千代緑が丘 10 1927 327 75 新宿 6 561 95 95 センター南 7 1122 190 85 熊谷 8 1501 255 50 ユーカリが丘 8 1495 254 69

新宿三丁目 24 5026 854 632 センター北 12 2230 379 51 深谷 1 57 9 0 合計 988

西武新宿 4 2260 384 107 上大岡 9 1704 289 289 鴻巣 7 1571 267 200

池袋 17 3828 650 650 港南台 2 206 35 35 合計 1739

品川 11 1913 325 325 辻堂 10 2045 347 347 目黒 1 100 17 16 横須賀 8 1325 225 52 豊洲 12 1770 300 206 橋本 9 1712 291 247 六本木 13 2551 433 296 新百合ヶ丘 10 2258 383 383 神保町 2 321 54 54 海老名 17 4152 705 540 飯田橋 2 314 53 53 本厚木 2 232 39 39 東武練馬 12 2356 400 216 茅ヶ崎 6 1403 238 135

豊島園 9 1825 310 44 鎌倉 1 51 8 8

東中野 1 110 18 18 合計 4208

阿佐ヶ谷 1 48 8 8

下高井戸 1 126 21 21

下北沢 1 47 7 7

西新井 10 1859 316 316 亀有 10 2147 364 197 北千住 1 294 49 49 錦糸町 12 2439 414 414 船堀 2 276 46 46 木場 8 1452 246 246 大森 3 243 41 41 蒲田 2 643 109 109 高田馬場 1 153 26 26 吉祥寺 4 935 158 158 立川 11 2713 461 461 八王子 4 431 73 73 昭島 12 2429 412 294 南大沢 9 1948 331 146 府中 9 2115 359 310 多摩センター 8 1815 308 38 南町田 10 1823 309 121 合計 8381

千葉 埼玉

神奈川 東京

(21)

18

4

章 利用者の内訳からみる映画館利用の考察

本章では,3節で求めた映画館利用者の分布から,お勧めの立ち寄り駅を考察し,各最寄 駅の映画館利用者の年齢層,性別の内訳から,現在の映画館の特徴を交えてお勧めの立ち 寄り駅を考察していく.

4.1 映画館利用者の分布を用いた考察

3.7より求めた,1日あたりの映画館利用者の分布を図4.1に示す.緑色の点が山手線 の駅,オレンジ色の点が中央総武線(高尾-東京間)の駅,赤色の点が映画館の最寄駅,青 い丸が,各映画館の最寄駅における映画館利用者数を表し,丸が大きいほど,映画館利用 者数が多いことを表している.東京と神奈川に大きな丸が集中し,特に山手線付近に大き な丸が集中していることが分かる.逆に埼玉や千葉は,利用者が少ないことが分かる.

4.1 表3.7より求めた映画館利用者の分布①

緯 度

経 度

(22)

19

4.1の分布において,映画館利用者が,利用客席の割合あたりの席数の上限に達している 駅を赤い丸で表示した図を,図4.2に示す.都心と神奈川の駅では,席に空きがないことが 分かる.一方で,東京都心を離れると青い丸が目立ち,席に空きがあることが分かる.

4.2 表3.7より求めた映画館利用者の分布②

次に,山手線のエリアに注目した1日あたりの映画館利用者の分布を図4.3に示す.図4.1 と同様に,緑色の点が山手線の駅,オレンジ色の点が中央総武線(高尾-東京間)の駅,赤 色の点が映画館の最寄駅,青い丸が,各映画館の最寄駅における映画館利用者数を表し,

丸が大きいほど,映画館利用者数が多いことを表している.山手線沿線の中でも,新宿,

渋谷,池袋のエリアと,東京駅付近のエリアに映画館利用者が集中していることが分かる.

経 度 緯

(23)

20

4.3 表3.7より求めた映画館利用者の分布(山手線付近)①

4.2と同様に,図4.3の分布において,映画館利用者が,利用客席の割合あたりの席数の 上限に達している駅を赤い丸で表示した図を,図4.4に示す.ほとんどの駅で席に空きが見 られない.しかしながら,新宿三丁目,六本木では,席に空きがあることが分かった.よ って,新宿三丁目と六本木では,帰宅経路で通過する場合,途中下車して映画館を利用す ることをお勧め出来る立ち寄り駅である.

緯 度

経 度

(24)

21

4.4 表3.7より求めた映画館利用者の分布(山手線付近)②

4.2 年齢層別の内訳を用いた考察

3.7より求めた,1日あたりの映画館利用者数を,年齢層別の割合で表した表を表4.1 に示す.年齢層は,10代(15歳-19歳),20-30代,40-50代,60-70代に分類した.ほと んどの駅において,20 代-50 代の働く世代が高い割合を占めた.これは,通勤通学者を対 象としているため当然の結果と言える.その中でも,特徴的な内訳の駅を選び,現在の映 画館の上映映画との比較,考察を行う.今回,特徴の見られた内訳として,20代,30代の 占める割合が多い駅,全体的にバランスが良く世代間の偏りが少ない駅を取り上げる.

経 度 緯

新宿三丁目

六本木

(25)

22

4,1 年齢層別の映画館利用者の割合表

(26)

23

4.2.1 20

代,30 代の割合が多い駅

①渋谷

渋谷の映画館利用者の年齢層の内訳を図4.5に示す.

10代まで含めると,およそ8割を占める.つまり,若年層が多く利用する駅と考えられる.

これは,大都市交通センサスの到着駅データにおける,渋谷の年齢層の内訳からも見るこ とが出来る(図4.6).到着駅シネマコンプレックス型の映画館もある中,数多くのミニシ アターも存在し,新作から映画好き向けの作品まで幅広く楽しめる.映画館の数は都内で 最大である.しかしながら実際は,映画館の席数に対する,駅利用者の人数が圧倒的に多 いため,渋谷で下車して映画館を確実に利用できるとは限らない.

4.5 渋谷の映画館利用者の年齢層内訳

4.2 渋谷の映画館

映画館名 スクリーン数 席数 TOHOシネマズ渋谷 6 1224

渋谷TOEI 2 704

渋谷シネパレス 2 299

渋谷HUMAXシネマ 1 202

シネクイント 1 227 シネマライズ 1 303

ル・シネマ 2 276

ユーロスペース 2 237 シネマヴェーラ渋谷 1 142 シアター・イメージフォーラム 2 172

16%

65%

15%

4%

10代 20代30代 40代50代 60代70代

表 4.12  性別別の映画館利用者の割合表
表 4.13  特徴のみられた性別別の映画館利用者の割合表

参照

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