• 検索結果がありません。

無形資産の貸借対照表能力

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "無形資産の貸借対照表能力"

Copied!
15
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

無形資産の貸借対照表能力

照 屋 行 雄 林 桂 賢

1 は じめに

企業活動 のボー ダ レス化や IT (情報技術 )革命 の進展 に よって、企 業の財務報 告 の領域 に も大 きな変化が起 きている 従来、企業の保有す る財務的資源や物 的資 源 に関す る情報開示が中心 であった財務報告 にお いて、人的資源や環境資源 な どの

ソフ ト資源 に関す る情報開示の重 要性が高 まっている

企業会計 では、財務的資源や物 的資源 を有形資産 と して取 り扱 うの に対 して、の れん、ブラ ン ド、人的資源、環境資源 な どの ソフ ト資源 は無形資産 と して取 り扱 わ れる。 これ まで重要視 されなか った この無形資産 に対 す る関心が 、経営者 は もとよ り多 くの外部利害関係者 において高 まっているのであ る と くにアメ リカにおいて は、多 くの無形資産が オ ン ・バ ラ ンス化 されてい ない今 日の財務報告 に対 して、財 務情報の有用性 の観点か ら多 くの疑問が提 出 され ている。

無形資産の取 り扱 いに関す る従来の会計上の難 しさは、次 の ような理 由に よる も の と理解 され る。

① 企業価値 の評価 に当たっては、財務的資源 や物 的資源 な どの有形資産 を利用 す ることが客観的で有用 である と考 え られる こと

(夢 無形資産の会計上の認識 と測定が、有形資 産 に比べ て困難である と認め られ ること

(動 無形資産 に対す る投資 は、有形資産 に比べ てハ イ ・リス クを伴 うことが多 く、

従 って、無形資産の オ ン ・バ ラ ンス化 を避 け る ことが会計政策 と して求め られ ること

④ 無形資産が もた らす将来の経済的便益の発生 については、その可能性 の予見

(2)

国際経営 フ ォー ラムNo.12

が高い不確実性 の下 にある と考 え られる こと

この ように、無形資産 について は主 として会計上の困難性 か らオフ ・バ ランス と なる項 目が多 く、例外 的 に有償 によるのれん (買入暖簾)の ような特別の条件下で 認識 され る項 目のみが オ ン ・バ ランス化の対象 となっているにす ぎない。 しか しな が ら、無形資産 に対す る情報 開示要求の高 ま りの中で、その会計処理 に関す る一般 的理論構造 (概念 フ レームワー ク)の構築 と制度的対応 (会計基準 ・ルールの制定) が強 く求め られている

本稿 で は、 この ような問題認識 を背景 として、無形資産のオ ン ・バ ランス化 に関 す る会計理論 の構築 について研究す る 研究 の焦点 は、無形資産の貸借対照表能力 の考察 におかれる

本稿の執筆 に当たっては、主 として論文の構成並 びに 1お よび5を照屋が担 当 し、

本文の23お よび4を林が担 当 した。 しか しなが ら、本稿 は執筆者2名の共同研 究であ り、無形資産の研究 に関す る序論 的位置づ け となっていることを明 らか に し てお きたい と思 う

2 無形資産の範囲

(1)無形資産の要件

一般 的 に、無形資 産 (intangibleassetsorintangibles)ない し無形 固定資 産 (intangiblefixedassets)は1、物理的実体 (physicalsubstance)が ない固定資産 と 定義 されている。

無形資産 は、 この 「物理 的実体 の欠如」 とい う面か ら、その測定問題 ない し評価 論 お よびそれ に付随 して生 じる償却是否論 は、無形資産 に関す る 「会計論」の重要 な課題 になっている つ ま り、企業競争力や企業価値 の評価 において、無形資産 に 対す る関心 が高 まってい る ものの2、それ を取扱 う方法 について は国際的 に も国内 的 に も様 々な議論があ り、明確 に されていないのであ る

ア メ リカにおける無形資 産の定義 をみ る と

、G. V.

ス ミス と R.L.パ ールは3、無形 資産 を 「企業が金融資産 と有形資産以外 に有す る資産項 目のすべ て」 と定義 し、無 形資産は 「運転資本や固定資産 とともに事業運営 の糧 となる ものであ り、時 には事 業の収益力 の中心 をなす場 合が あ る。無形資 産が存在す るか どうかは、現在 もしく は将来 において利益が もた らされるか否か に よる」 としている。す なわち、無形資 産 を広義 に とらえ、その重要性 を将来の便益 か ら求めている

これは無形資産の認識 において、計算技術 的側面 で な く、機能的 ・内容的側面 が

(3)

強調 され、経 済的実態 の把纏 に重点がおかれているのであ る4。つ ま り、財務会計 基準審議 会 (FASB)の公式 見解 と して公表 された財務 会計概念 に関す る報告 書 (FASC)第3号お よび第6号 で5、資産 を 「潜在的な将来の経済的便益

と定義 し、

あ らゆる利害関係者 に 「有用 な会計情報

の提供 を強調 していることと符合 してい るといえる

日本 における無形資産の定義 は、久野秀雄教授 による と、「(手具体 的な物件 ・具 象的財貨ではないが、当該企業 に とって将来引 きつづいて役 に立つ と考 え られる も の②収益力 ない し超過収益力の期待価値③機会原価 (opportunity‑cost)が零であ ること。いいかえると、個別的な売却価値が認め られない こと

」 6

としている。また、

若杉 明教授 は、「具体的 な形態 を有 しない、す なわ ち無体 の固定資産であ り、有体 の固定資産 たる有形固定資産 に対す る ものであ る」 と定義 し7、その種類 を 「(∋法 律上の権利 を構成する もの と(診法律上の権利ではな く、事実上の経済価値 を認め ら れた超過収益力の源泉 となる もの

とに分 けている。

この ように、無形資産 に対する一般 的な定義 は 「物理的実体の欠

如」

お よび 「将 来の経済的便益

の期待 とい う面か らは同一性がみ られる. しか し、物理的実体が ないか らこそ、その範囲 をどこまで認めるべ きか、確実 に将来の便益 は発現 で きる のだろ うか、伝統的な 「収益 ・費用観」 の 「対応概念

か らその影響 をどの ように 測定 し、 また償却すべ きか どうかな どの実践論 においては、多 くの論論が存在 して いるのである。

各論 は次節以下で述べ ることに し、 ここでは、次の ような無形資産の本質 に関す る一般的な ものだけを取 り上げてみたい。

(∋物理的実体がない資産である

②将来便益が期待 されるが、その実硯の不確実性が高い資産である (彰法律上の権利 または経済的権利 をあ らわす資産である

④不完全競争状態か らあ らわれる資産であ り、将来の便益 は競争的利点 に根拠 し てあ らわれる ものである

(む特定の企業 に限 って価値がある資産であ り、企業 または企業の有形資産 と分離 で きない資産である

⑥代替的価値 として表現 し難い資産である8。

( 2

)無形資産 の種類

無形資産の分類 は、金融的ない し資本的独 占条件 、法律的独 占条件、技術的 ない

(4)

国際経常 フ ォー ラムNo.12

し人的独 占条件 、立地論 的 ない し地域的独 占条件 な どを個別的 に考慮 ・分析 した上 で、その認識論上の区別 ・分類 をなすべ きであ る しか し、現実の問題 として、当 該企業 に独 占的利益稼得の能力あ りとした場 合、それは 「有形

」 ・

「無形」 の各資産 が有機的 な一体 としての機能 した結果であって、無形資産価額の測定 (measuring)

は、技術 的 に も理論 的 に も困難 であ る9。 したが って、多様 な見解が存在す るわけ であるが、 ここでは、無形資産の範囲についてアメリカと日本 とを比較 してみたい。

特 に問題 とされてい るのが 、前節で述べ た 「① 物理 的実体 が ない資産」であ る まず、 ア メリカの例 をみ る と、ア メリカの学界お よび実務界 においては、無形資産

(intangibles)は「将来 の経 済 的便益 が あ る もの」と して包括 的 に認識 され、暖簾 (営業権 ) お よび工 業所 有権 ・各種財 産専 用権 ノウハ ウな どの ほか に、繰延 費用 (商法上の繰延資 産) たる創業費 (設立費 と開業準備費)、お よび社債発行 費や株式 発行費の ような繰延費用 な ども貸借対照表へ の計上が認め られてい る つ ま り、そ の測定の問題 お よび将来の便益の不確実性 よ り、論議 されてい る自己創設暖簾や地 上権 な ど一部の項 目を除いては、有用 とされ る殆 ん どの情報が計上 されているので ある

次 に、 日本の例 をみ る と、無形資産の種類 を商法では定 めることが な く、財務諸 表規則第27条 において、買 入暖簾 (営業権)、特 許権、商標権 、実用新案権 、意匠 権 、借地権 、鉱業権 、漁業権 、ソフ トウェア、その他 これ らに準す る資産 としている。

この差異 に対 して、久野秀男教授 は 「無形資産の属性 の理解 な らびにそれ に もと づ く無形資 産の範噂 の拡大 は、理論 的 に もまた制度 的 に も妥 当ではない と考 える 繰延費用す なわち商法上のいわゆる 「繰延資 産」 を構成す る諸項 目は、支 出活であ りかつ給付 を受領済であるか ら、本来的 には 「損 費」 たる性 質 を有す る期 間原価で あるが 、将来の収益 との対応 関係 を考慮 して、期 間独立損益計算 上、将来の収益 に よって回収す る こ とを期待 す る費用 と して 「繰延」の手続 が とられた ものであ る これ らの項 目は 「擬制 的資産」(fictitiousassets)として、無形資産項 目とは まっ た く異 質な ものである川と指摘 している。

つ ま り、物理的実体が ない とい う自体 だけで は、無形資産 とほかの有形資産 とを 区別で きる確実 な基準 にはな らない とい う前提 で、売掛 金や投資資産、繰延資産11

な どは形態が な くて も無形資産 には含 まれない とい うことである

しか し、 この点 に関 して、笠井昭次教授 は無形資産 を 「特定期 間帰属項 目 (臨時 巨額の広告宣伝費、開発費、特許権等 ・暖簾 、社債発行費) と、超期 間項 目 (創業 費、不成功 分試験研 究費、新株発行費)

とに分類 し、繰延資産すべ てが無形資産

(5)

に含めるべ きである12としている その理 由は、た とえば創業費の場合、「この支出 はすべ ての期 間にかかわっているため、すべ ての期 間が負担 しなければな らない。

超期間的な費用 を特定の期 間だけ負担 させ るのは、期間損益計算上、妥当ではない。

したが って、無形資産 と して繰 り延べ なければならない」 としている またこの場 合、「償却 は企業の存続期 間が無限 と考 えれば不要である しか し、安全性 のため に、早期の償却が必要な場合 も生 じ得 る

としている

われわれの見解 では13、後者の論理が妥当で はないか と考 え られ る つ ま り、ア メリカでは諸利益関係者 に対す る 「有用 な情報の提供

とい う面 を強調 しているの に反 して、 日本では経済性 の表硯 としての利益 の計算 に とどまっているのではない か とい うことである いいかえれば、 日本の商法 ない しは制度 会計が、 まだ動態論 的14損益計算の思考か ら脱皮 していない とい うことである。

3 暖簾 とヒューマン ・リソースの認識

ヒュ ー マ ン ・リソー ス 会計 また は 人 的 資 源 会 計 (HRA :humanresource accounting、以後 ヒューマ ン ・リソース会計 とい う) とは、人 を伝統的な会計手法

その他の方法 を用いて貨幣価値的 に測定 し、情報化 して利用者 に伝達 し、その意思 決定 に役立 て ようとす る ものである15。 ヒューマ ン ・リソース会計 は、物的 ・財務 的資源の会計 に偏向 している伝統的企業会計の もつ不備欠陥 を是正 し、企業の保有 す る人的 ・物的 ・財務的資源全般 についての会計 を確 立 し、企業に関する総合的な 会計情報 を測定 し、伝達す るシステムを構築す る ところに ヒューマ ン ・リソース会 計 の基本的ね らいが存する と考 え られている。

しか し、現行会計は、物的 ・財務的資源への投資額 については、その効果が将来 の期 において発揮 されると予想 される部分 を貸借対照表 に記載 し、費用の期 間配分 を行 っているが、人的資源‑の投資 は、一部の例外 を除いて支出のあった期 に全額 費用化 して、財務諸表が企 業の真実の経営成績や財政状態 を表示せ しめない結果 と なっている16。 つ ま り、人的資源が資産 と しての 「将来の経済的便益」 を保有 し、

十分貢献 しているにもかかわ らず、その資産性が認め られていないのである。

この観点か ら、人的資産が属 している暖簾 について考 えてみたい。

暖簾 は、大 きく企業内部か ら創 出 される 「自己創 出暖簾」 と、企業の買収 ・合併 な どによる 「買入暖簾」 とがある。会計の慣行お よび法制度上、資産性 の容認 され る暖簾 は、継続企業 (goingconcern)において有償取得 の買 入暖簾 (purchased goodwill)に限定 されてお り、支出原価 (outlay‑cost)をもって測定 ・評価す るこ

(6)

国際経営 フ ォー ラムNo.12

とが一般的に支持 されている したが って、継続企業 における無形資産の会計上の 認識 には、歴 史的原価主義会計 ・名 目会計 においては何 らかの対価の支出が前提 と

なる17。

この前提 か らみると、暖簾 は歴史的原価 (取得原価) によって測定 ・評価 されな い とならないが、実質的には、測定の難関性 お よび時価評価が行 われ、 また伝統的 な 「収益 ・費用観」 (コス ト ・アプローチ) に も符合 しないのである つ ま り、現 行伝統的会計お よび首尾一貫性か らは、買入暖簾であって も計上能力 (資産性)は ないのである しか し、現実的には、それの 「超過収益力」 ない し 「将来の経済的 便益」 を期待 して、計上 を認めているのである

この ような状況 は、現行会計が暖簾の経 済的貢献度 に比べて、人的資源の情報 は

「経営者の経営計 画お よび人的資源管理のための意思決定 に有用 な もの」 にす ぎな い と考 えてい るか も しれ ない。 しか し、暖簾 の成立 は、企業が保有す る人的 ・物 的 ・財務的諸資源の有効活用の結果 として作 り出 される ものであ り、人的資源 は他 の諸資源の有効活用 を遂行す る中心的 ものである また、暖簾 と同様 に資産 として の 「超過収益力

ない し 「将来の経済的便益」が期待 されているのである

したが って、人的資源情報 は企業内部 だけではな く、財務諸表 に報告 されること によって、投資者 な どの企業外部利用者の意思決定 に も有用 な情報 になっている と ころか ら、 また、現行 会計上、次の ような仮定が成立す る とい う前提 で18、貸借対 照表への計上が求め られているのである。

① 人的資源の原価 ・便益 に関す る情報 は、組織成果 (organizationalperformance) を計画、統制、評価 、予測す る過程 に有用である と考 えられる

(参人的資源 は、物 的 ・財務的資源が企業 に便益 をもた らすの と同様 な便益 をもた らす。

(事人的資源 を取得す るため には、経済的原価 (economiccost)が費や される また、 この資源の便益 は経済的効果 (economiceffectiveness)に寄与す る と 考 えられる したが って、人的資源の便益 は経済的性格 をもってお り、財務的 測定値で測定 されるべ きである

④ 会計上の資産の定義 には、「将来の経済的便益」 に対す る権利が含 まれている ため、人的資源は、会計上の資産 として分類で きる。

(9企業内 において、人的資源の原価 と便益 を識別 ・測定す ることは理論 上可能で ある

(7)

4 暖簾の資産化

(1)暖簾の意義 と性格

会計学大事典 (中央経 済社) に よる と、「暖簾 (goodwill)とは、企 業 を継続 的 に経営 す るなかで培 われた一定 の取引条件 、金融 関係 、従業員の質、 さらには地理 的条件 、資本力、法的 ・政治的特典 な どに基づ く独 占的超過収益 力」 と定義 されて いる これ には、企業の経営努力 に よって創 出 される 「自己創設暖簾

と、他企業 を買収 して得 られる 「買入暖簾

とがある

今 日の会計 は、 自己創設暖簾 は計上 で きず、有償取得の暖簾 に限 って計上 を認め ている 会計上 の暖簾 は、他企業の貫入 ない し合併 に際 して譲受 けた個 々の具体的 資産の合計額 を超過 して支払 われた金額であ る 暖簾 の評価 は、企業全体 の評価 に 基づ いて行 われ、暖簾の源泉 をなす超過収益力 は、一般 に次 の ような事実 に基づ い て構成 される19。

(D有能 な経営者陣 をよう していること

② 金融機 関 に特別有利 な関係があ り、強力 な資金調達力 を もっている こと。

(歪優秀 な技術 陣 を もち、す ぐれた工業技術能力 を もっているこ と

④ 商品の販売上す ぐれたマーケテ イング能力 をもっていること。

⑤ 有利 な立地条件 を もっていること

(釘商標 や商号 の知名度が高 く、販売上特別 に有利 であることO

(訂原材料や商品の仕 入れ につ き、取引上有利 な関係 をもっていること

商法 (第285条7) は、暖簾 を貸借対照表 に計 上す る場合 には、その取得価額 を 付 し、取得後5年内 に毎決算期 において均等額以上 の償却 を しなければな らない と している 暖簾 は企業価値 の構成部分であ り、その価値 の減耗 のない限 り償却不要 である との説 もあ るが、真実の企業価値測定の困難 な こと、それ故 に架空暖簾計上 の危険性 があることを考 えて、現行商法 は短期 の償却 を要求 している0

(2)買入暖簾 の資産化

一般 に会計上の資産概念 については、次 の4つの属性 ない し要件 (資 産たるべ き 資格 、す なわち資産性 の要件)が必 要 とされる20。

(∋財貨、権利 な どが企業 に対 して便益 を発揮 しうること

(参当該財貨 な どが特定の企業 に よって所有 され てい るか、その管理下 におかれて いること

(8)

国際経営 フ ォー ラムNo.12

(彰当該財貨 な どを企業が取得す るにあたって、一定の対価 の支払、す なわち経済 価値の犠牲 を必要 とす ること

④ 当該財貨 などが貨幣価値的に測定 しうるこ と

この ような概念 において、暖簾 はその資産性 の要件 を十分満た しているのだろ う か。結論か ら言 うと、必ず しも満 た している とは考 えられない。まず、(力にいては、

暖簾の特性 上の 「超過収益力の源泉」 ない し 「将来の経済的便益」 とい う面か ら、

(丑については、「独 占的利益稼得の能力」 とい う面か ら満た している と考 えられる。

しか し、③ については、有償で取得 した 「買入暖簾」 はその計上が認め られている ものの、その 「買入暖簾」 には 「無償」 で譲受 けた暖簾 も含 まれている ④ につい ては、その将来収益力の不確実性のため に、貨幣的な価値評価 に欠陥があるか らで ある

ここで特 に留意すべ きものは、③ の贈与 を受 けた場合である。 その場合の評価 は 「公正市場価値」 (fairmarketvalue)をもって計上 されるようになっている

こで、「公正市場価値

とい うのは、市場での交換 によって決定 される価値であ り、

現行公正価値、す なわち時価価値 である これは伝統的会計の歴史的原価主義 に符 合 しないのである

また、資産 として計上 される ものは、その資産 を識別で き、必ず しも全体 として の事業 を処分す ることな く個別的売却で きる (分離可能性) 市場が なければならな いのであるが、暖簾 は、他 の有形資産 と結合 して価値が認め られ、分離 されては存 在で きないのである

さらに、複数の期 間 にわたってその便益が現 れ る とい う面 で は、伝統 的 な 「収 益 ・費用観」 (コス ト ・アプローチ) に符合 しないのである したが って、買入暖 簾 は資産性が ない といえる それでは、なぜ現行 会計制度では計上 を認めているの であろ うか。それは、情報通信技術の発達 な どによる経済社会の発展 において、企 業価値や企業競争力 に大 きな影響力 を与 えている無形資産の情報が諸利害関係者 に とって、必要不可欠 にな りつつあるか らであ り、 したが って、将来の便益の不確実 性が高いにもかかわ らず、買入暖簾の計上が認め られているわけである

しか し、 この ことが伝統 的な 「収益 ・費用観」 (コス ト ・アプローチ) と 「対応 概念

に基づ く歴史的原価主義の体系の もとではた して 可能であるか、 また首尾一 貫性がある といえるのだろうか、 とい う面か らは多 くの疑問が残 る つ ま り、現行 会計制度 は、資産の もた らす 「将来の経済的便益」 または 「用役潜在力」 (service potentials)に、その資産性 を求め なが らも、その測定 は、資産の取得 に要 した過

(9)

まの支 出額 (取得原価‑歴 史的原価 ) を基礎 に行 って きてい るのであ る21。 その結 果 、繰延資産や有価証券の時価評価 、無形資産 な どが例外 的 ない し人為的 に期 間損 益計算 されているのであ る

首尾 一貫性 とい うこ とは、全体 にわたる論理 の整合性 であるか ら、何 らかの 1つ の 「全体

を想定 しなければな らない。 この観点 か らは、時価主義会計お よび無形 資産 な どを全面的 に否定す るか、現行会計制度 を全面的 に改革す るか とい う結論 に なる しか し、会計 の 「全体」 は、会計 の基本 的特 質 (会計 とは何 か) についての 研究者の態度決定 にかか っている とも言 える。つ ま り、研 究者が意思決定へ の役立 ちとい う立場 にたつ限 り、情報利用者側 の意思決定 こそが重要であ って、情報化 さ れ るべ き対 象 (企業 の経 済活動 )の範 囲決定 は、問題 にな らない とい うこ とであ る22。

したが って、 これ を契機 に、買入暖簾 とい う特定の資産の認識 ・評価 に係 わる問 題 だけではな く、伝統的 な歴史的原価主義 の体 系 に大幅 な変草が行 われ るこ とを期 待 したい。

(3) 自己創設暖簾 の認識

カ トレッ トとオル ソンに よる と、「買入暖簾 と非 買 入暖簾 (自己創 設暖簾 ) は、

両方 とも同山 に扱 うべ きであ り、財務諸表上 の資産 と して計 上 されては な らない」

と し、「その暖簾 は、両方 とも価値 あ る資産 になれ るに もかかわ らず、別途 に取扱 うのは、公平性 の原則 に反す る

と主張 している23。

しか し、 この観点 か らみ る と、両方 とも資産性 があるか らこそ、逆 に両方 とも計 上 されて もよいのではなか ろ うか。つ ま り、現 行制度上 、「買入暖簾」 が 人為 的 な 貸借対照表へ の計 上が認 め られる とすれば、同様 に 「将来の経 済的便益」 (資産性 )

を有す る 「自己創設暖簾

も計上 で きるのではなかろ うか。

しか し、現在 においては、「買入暖簾

だけが計上 され、「自己創設暖簾

が計上 されない主 な理 由 と して、次 の ような ものがあげ られている

(∋毎期生成 される暖簾 を識別 ・測定す ることが実務的不可能であ る

② また、その ような原価 と将来期 間の特定収益 と関連付 ける論理的方法が ない。

(参自己創設暖簾 は、その生成過程 にお いて費用が受領済 であるため、あ らためて 資産 と しての計上 は、二重の支払 になる

④ 支払代価が な く、企業内部の評価 によ り測定 の不確実性 お よび悪意性が高 い。

この ような観点 か ら、国際会計基準委員会

( I ASC)

は公開草案 第

5 0

号 『無形資

(10)

国際経営 フ ォー ラムNo.12

』24において、資産取得 に要 した過去の支出額 (‑犠牲額) を基礎 とす る伝統的収 益 ・費用観 (コス ト・アプローチ) を堅持 しているのである

確 か に、「自己創設暖簾」 は代価が支払 われ た 「買入暖簾」 に比べ る と、確実性 を欠如 している。 しか し、暖簾 を 「超過収益力」 (excessearningpower)、す なわ ち、企業の期待 される将来の利益が正常利益 を超過す る場合の 「超過利益の現価」

(excessearnings)とみ る場合は、やは り会計上不確実 な問題が生 じるのである つ ま り、他の企業 よ り地理的優位 、優 れた経営陣、特別 な生産技法 などを保有 し、

「正常利益」 (normalearning)よ り多 くの利益 を得 た場合、暖簾 として計上 されな い と利益の過大計上 とい う問題が生 じるのである

したが って、会計が企業の現在価値 を諸利害関係者 に的確 に報告す るためには、

「自己創設暖簾」の計上問題 をコス ト ・アプローチ だけではな く、価値 アプローチ による接近 も同様 に必要ではないか と考 えられるのである

最近の 「自己創設暖簾」 に関す る国際的な流れをみる と、オース トラリア会計研 究基金 (theAustralianAccountingResearchFoundation:AARF)が公表 した公開 草案49号で は、「(∋ 「企業 内部で生み出 した」無形資産 を財務諸表 に表示す ること は認 め られ る、② こ う した資 産 の定期 的 な再評価 は認 め られ る、(彰識 別可 能 な (identifiable)無形資産はそれ を所有す ることによって得 られ る経済的便益が得 ら れる期 間 にわたって償却す る必要がある」 とし、「自己創設暖簾」の計上 を認 めて いる。

また、 イギ リスの会計基準審議会 (ASB)が1996年6月に公表 した財務報告公開 草案第12号 (FRED12)『暖簾 と無形資産距 5では、「自己創設暖簾の資産計上は認め られてい ない」 (par.7)としなが らも、 しか し、「容易 に確 かめ られる市場価値」

があれば認識 されることになっている。ここに言 う 「容易に確かめ られる市場価値」

とは、① 当該資産は、すべ て重要 な点で同等 である資産の同質の母集団に属 し、か つ(9頻繁 な取引 によって立証 される活発 な市場が、資産の当該母集団のために存在 す る場合 に、市場 に照 らして確立 され る無形資産の価値 である (par.2)と定義 さ れている。FRED12の規定では、「容易 に確 かめ られる市場価値」 の2要件が非常 に厳 しい ものであるが、価値 アプローチ による 「自己創設無形資産」の資産計上の 可能性 に道が開かれているともいえよう26。

アメリカにおいては、まだ 「自己創設暖簾」の計上は認め られていない。 しか し、

FASB概念 ステー トメン ト第 1‑第6号では、財務報告の 目的 として、あ らゆる利 害関係者 に 「有用 な会計情報」 の提供 を強調 し、伝統的な会計概念、会計理論や法

(11)

的概念 を否定することによって、いっそ う現代会計 の諸概念 を拡大化、論理化 しよ うとす る基盤 を提供 している

この ように、国際的な流れか らみて も 「自己創設暖簾

の認識 において、 また無 形資産の認識 において、 さらには会計 それ 自体 の認識 において も伝統的なコス ト・

アプローチか ら脱皮 しつつあるのである これは、現在の ように資産の中で無形資 産が70%を占める企業が存在す る時代 には、当然 なことか も知れない。

したが って、これか らの情報通信技術が飛躍的 に発展す る情報化社会 においては、

企業の硯在価値が的確 に諸利害関係者 に伝達 で きるように、会計 に対す る価値 アプ ローチ的理論の研究が必要であるといえよう

5

おわ りに

以上 において、無形資産の貸借対照表能力 について考察 した。すなわち、無形資 産の オン ・バ ランス化の重要性 についての認識 を基礎 として、 まず、無形資産の範 囲 を明 らかに した。そ こでは、無形資産 として会計 の対象 となる項 目の要件 につい て考察す る とともに、無形資産の種類 を概念的 ・制度的に示す こととした。

次 に、無形資産の代表的な項 目として考察の対 象 となるのれん (暖簾) とヒュー マ ン ・リソース (人的資源)について、問題の所在 と会計的特徴 を明 らかにす るこ とに努 めた。 ここでは、企 業の超過収益力 を示すのれん と、その中に含 まれる ヒュ ーマ ン ・リソース価値の分離計上 に関 しては深 く追求す ることに至 っていない。 こ れは今後の研究の課題 と したい と思 う。

そ して、のれんの会計 に関 しては、その資産化 の問題 を取 り上げて、詳 しく検討 した。無形資産会計の中心 は、今後、のれん会計 、ブラン ド会計 、 ヒューマ ン ・リ ソース会計 として具体的 ・個別的に展開する と考 えるか らである ここでは、のれ んの意義 と会計 的性格 について明 らかにす るとともに、のれんの資産化 について買 入のれん と自己創設のれんに分 けて考察 を展開 した。本稿での研究 目標 は、無形資 産のオ ン ・バ ランス化の論理 と構造 を明 らかにす ることにあるため、 とくに自己創 設のれんの資産化 と費用化が今後の分析の中心 となる そのための序論的考察 を本 稿で加 えた とい うことを明 らかに してお きたい。

無形資産 に関する会計理論 の形成 と会計制度の整備 は、 日本 における会計 ビッグ バ ンの今後の大 きな焦点の1つ となることは明 らかである 新 しい ビジネスチ ャン スを求めて、多 くの企業が経営革新 をはかって く過程 で、企業の提供す る財務情 報の革新 もまた強 く求め られるところである 無形資産の オン ・バ ランス化の会計

(12)

国際経営 フォー ラムNo.12

問題 は、 まさに会計 ビ ッグバ ンの実現 に とって不可 欠 な領域 と言 わ なけれ ば な らな

い。

(注)

1 無形 固定資産 (intangiblefixedassets)とい う用語 は、有形 固定資産 (visible fixedassets)に対 す る用語 と して使 われ てい るが 、 ここで は無形資 産 とよぶ

こ とにす る

2 P.H.Sullivanの研究成果 に よれば、1978年 には80%は有形資 産が、20%が無形 資 産 と関係 してい たが、80年 には45%、無形資 産55%とな り、98年 に至 って は 有形資 産で説 明 され る ウェ イ トはわず か300/.で、一方 の無形資 産 は700/.を占め

るに至 ってい る

P.H.Sullivan,Value‑DTL'verIntellectualCapL'tal,JhonWiley&Sons,Inc.,

2000.

伊藤邦雄 (2001)「無形資 産会計 の現状 と展望『企業 会計』53‑ 1を参照。

3 GordonV.SmithandRussellL.Parr"ValuationofIntellectualPropertyand lntangibleAssets,2nded.JohnWiley&Song,Inc.,1994.

財 団法 人知 的財 産研 究所訳 『知 的財 産 と無形 資 産の価値評価 』 中央経 済社 、 1996、77項。

4 若杉明編著 『ソフ ト社 会 と会計』 ビジネス教育 出版社、1989、53項。

5 FASB,"ElementsofFinancialStatementsofBusinessEnterprises,"statement ofFL'nancJ'alAccountJ'ngConceptsNO.3,1980,para.19.

6 久野秀男著 『無形資 産会計序説』同文館、1969、42項‑46項。

7 若杉 明著 『精説財務諸表論』(第2版 )、 中央経 済社、1991、131項。

8 南柏牛著 『現代 会計』(第 1版 )、茶 山出版社、1993、574項。

9 久野秀男著 『現代資 産会計論』(第5版 )、中央経 済社、1971、121項。

10 前掲書 、119項。

11 繰延資 産 と繰延 費用 (前払 費用) につ い て、「企業 会計 原則」 は両者 の相違 を 明確 に してい ない。 ただ、繰延 費用 は 「一定 の契約 に従 い、継続 的 に役務 の提 供 を受 けた場 合 、 まだ提 供 されてい ない役務 に対 して支払 われ た対価 をい う」 ので あ って、時 間の経過 とともに次期 以降 の費用 となる もの にす ぎな 1つ の見解 は、両者 とも支払が行 われた こ とにつ いては共通 だが 、繰延費用 は債権 であ って、繰延資 産 とは まった く異なる とす る考 え方 であ る 他方 、い ま1つ

(13)

の見解 は、「用役 を受領」 されてい ない ものが繰 延費用 であ り、用役 を受領 し たが、「それ らの効果が完全 に発現 していないJ ものが繰延資産である とす る

これ らの見解 は、支出 された効果が いつ発現 す るか とい う側面か、あ るいは 支 出が次期 の収益 に関係す るのか、それ ともさらに長期 間 にわたるのか、 とい

う収益 との対応関係 を尺度 と して判定す るかの違 いである

成 田修 身著 『現代会計の科学的構築』 白桃 書房、1990、123‑125項。

12 笠井昭次著 『会計の論理

税務経理協 会、2000、649‑654項。

13 繰延資産 を無形資 産 と考 えるのは、(∋物理 的実体が ない、② 支出の効果が複数 の期 間にわた っている、(参将来の経済的便益 が期待 される、④ その便益 の発現 が不確実である、⑤ 残存価額が ない、⑥ 償却 も有形資産 と違 って均 等額 ・直説 法 による、な どの本質的同一性 か らであ る

14 1920年代以前 、債権者保護 の観点 の会計思考 が支配的で、「財産計算」の手段 と して貸借対照表 に重点 を置 く理論 を静態論 とい う。動態論 は、1930年代以降、

企業の大規模化お よび所有 と経営 の分離 に よって会計思考が債権者保護 か ら株 主 のため に移行 し、会計 の 目的が経 済性 の表現 と しての 「利益計算」 とされ、

貸借対照表 よ り損益計算書が重要視 される理論 である そ して、1960年代以降 か らはアメ リカを中心 に、各種利害関係者 に 「有用 な会計情報の提供」へ と会 計思考が移行 して きている しか し、現在 の ところ 日本の商法 は、債権者保護 の立場 を見地 しなが ら動態論 的損益計算 に とどまってお り、 もっ と諸利害 関係 者の意思決定 に役立つ有用 な情報 の範囲 を拡大すべ きであ る と考 え られる

動態論 につ いての詳細 は、成 田修 身著 『現代 会計 の科学 的構築』 白桃書房 、 1990、若杉明編著 『ソフ ト社会 と会計』 ビジネス教育出版社、1989、お よび笠 井昭次著 『会計の論理

税務経理協 会、2000、 を参照の こと

15 若杉明著 『人的資源会計論

森 山書店、1973、1項。

16 前掲書 、6項。

17 久野秀男著 、前掲書、123項。

18 EdwinH.CaplanandStephenLandekich,HumanResourceAccount)'ng:Past,

PTeSentandFutwe,NationalAssociationofAccountants,1974,p.2.

19 若杉明君 『精説財務諸表論』(第2版 )、中央経 済社、1991、132項。

20 若杉明著 『企業会計 の論理』(改訂増補版 )、国元書房、1985、135‑136項。

21 日石和孝著 『知的無形資 産会計

新世社 ・サ イエ ンス社、1997、10項。

22 笠井昭次著 、前掲書、847‑848項。

(14)

国際経営 フ ォー ラムNo.12

23 GeorgeR.CatlettandNorman0.OIson,"AccountingforGoodwill,"Accountl'ng ReseaTChStudyNo,10,AICPA,1968,pp.17‑18.

24 InternationalAccountingStandardsCommittee,E50,PI・oPOSedInternational AccountL'ngStandaI・d,IntangL'bleAssets,IASC,June1995.

25 AccountingStandardsBoard,FREDl2,Goodwl'llandIntangJ'bleAssets,ASB, June1996.

26 白石和孝著、前掲書、143‑146項。

参考文献

・青木修 ・小川列 ・木下照旗編著 『社会発展 と会計情報』中央経済社、19930

・久野秀男著 『現代資産会計論』(第5版 )中央経済社、1971。

・久野秀男著 『無形資産会計序説』同文館、19690

・笠井昭次著 『会計の論理』税務経理協会、2000。

・自石和孝著 『知的無形資産会計』新世社 ・サ イエ ンス社、19970

・成田修 身著 『現代会計の科学的構築』 白桃書房、1990。

・若杉明著 『企業会計の論理』(改訂増補版 )国元書房、19850

・若杉明編著 『ソフ ト社会 と会計』ビジネス教育出版社、1989。

・若杉明著 『精説財務諸表論』(第2版 )中央経済社、1991。

・若杉明著 『人的資源会計論』森 山書店、1973。

・南柏牛著 『現代 会計』茶山出版社、1993。

・伊藤邦雄稿 「無形資産会計 の現状 と展望

『企業会計』Vol.53No.1(2001年1月 号 )、40‑46頁。

・CordonV.SmithandRussellL.Parr"ValuationofIntellectualPropertyand lntangibleAssets,2nded.JohnWiley&Song,Inc.,1994.

財 団法 人知的財産研 究所訳 『知 的財 産 と無形資 産の価値 評価』 中央経 済社 、 1996。

・GeorgeR.CatlettandNorman0.OIson,"AccountingforGoodwill:'AccountL'ng ResearchStudyNo,10,AICPA,1968.

・AccountingStandardsBoard,FRED12,GoodwJ'llandIntangL'bleAssets,ASB, June1996.

・InternationalAccountingStandardsCommi ttee,E50,ProposedInteI・natL'onal AccountlngStandaI‑d,Intang]'bleAssets,IASC,June1995.

(15)

・EdwinH.CaplanandStephenLandekich,HumanResourceAccountL'ng:Past, PresentandFutuz・e,NationalAssociationofAccountants,1974.

・J.E.Sands,Wealth,Income,andIntangJ'bles,Toronto:UniversityofToronto Press,1963.

・P.H.Sullivan,Value‑Dn'veTIntellectualCapL'tal,JhonWiley&Sons,Inc.,2000.

・FASB,"ElementsofFinancialStatementsofBusinessEnterprises,"statementof Fl'nancJ'alAccountL'ngConceptsNO.3,1980.

参照

関連したドキュメント

えて リア 会を設 したのです そして、 リア で 会を開 して、そこに 者を 込 ような仕 けをしました そして 会を必 開 して、オブザーバーにも必 の けをし ます

収益認識会計基準等を適用したため、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」に表示してい

当第1四半期連結会計期間末の総資産については、配当金の支払及び借入金の返済等により現金及び預金が減少

個別財務諸表において計上した繰延税金資産又は繰延

関係会社の投融資の評価の際には、会社は業績が悪化

 事業アプローチは,貸借対照表の借方に着目し,投下資本とは総資産額

の主として労働制的な分配の手段となった。それは資本における財産権を弱め,ほとん

企業会計審議会による「固定資産の減損に係る会計基準」の対象となる。減損の兆 候が認められる場合は、