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8.3.基準言語の設定

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(1)

第8章東京・京都からの共通語化

8.1.目的

 第4〜7章では,「東京中心の共通語化」という側面から考察してきた.本章では,

「共通語化」を,東京方言,京都方言(京阪方言)の普及という別の角度から捉える ものである.

8.1.1.近代国家における共通語化

 近代国家における共通語は,それまでの社会の中央(江戸・京)の言葉とは意味合 いが異なる.共通語は「国家」という概念と切り離すことはできない,

 柴田(1965)は,明治政府にとって江戸時代まで各藩に分裂していた国家を統一すべ く,日清・日露戦争以降に言語の統一政策もまた強力に推し進められたとしている.

これは「国家としての日本」と平行した存在としての,「国家語としての日本語」の意 識と関係する.

 一般に「共通語」は「標準語」とも言われる.本研究では「共通語」と「標準語」

の術語を同じ意味で用いているが,この問題とも関連がある.「共通語」は,終戦後に 登場した術語である.両者を区別する場合,「標準語」が唯一の日本語であるのに対し て,「共通語」は意味が通じる範囲において差の存在を認めたものとされる(真田1991).

しかし真田は「標準語」が戦前の統制という付随的意味を持つために嫌われたのだと しており,暗に「共通語」と「標準語」の使い分けがされていない現状を認めている.

安田(1999)は言語社会学の視点から,両者は呼称のみ異なるだけで,本質的には戦前 と戦後の違いはないと批判している.

 明治維新以前の目本人はそうした国家意識が希薄であったと思われる.もちろん江 戸言葉,京言葉は「正しく」「きれい」であり,方言が「間違っていて」「汚い」とい

う意識はあったと思われるが,統一的な教育制度が整備される以前には,特に方言撲

(2)

滅の動きはなく,方言は蔑まれるものの否定したものではなかったといえる40.江戸 時代には庶民が藩を超えて直接交流することはほとんどなかったことや,書き言葉に おいて,言文一致体が普及する以前は,文語体による意思疎通がなされていたことと 関係があるだろう.

8.1.2.関西からの「共通語化」

 近代国家の成立を明治維新から数年後(1870年代前半)とするならば41,GAJやLAJ の話者の言語形成期である20世紀初頭は,国家統合から30〜40年程度しか経過して いない.言語においても,東京中心の共通語化は限定的であったと思われる.第4〜7 章の分析においても,GAJにおいて東京を中心に使用されている共通語形の全国使用 率があまり高くなく,LAJ, GAJで見られる周圏分布のほとんどは京都中心のものであ

る.

 GAJの時代の言語状況は,共通語は依然として理解語でしかなく,日常の使用言語 としての必要性がなく,江戸・東京による言語的な力が地伝いの伝播では全国に及ん でいないと推測される.一方,当時の近畿地方は依然として明治以降も日本の大きな 核をなしており,旧中央語である京都・大阪の言語的な力は,西日本を中心として影 響力を失っていなかったと考えられる.共通語の基盤に関西方言があることを考える と,関西方言の普及もまた,現代の共通語の普及に貢献する側面があるということに

なる.

 本章では,GAJデv−一・hタを用いて,東京方言と京都方言・大阪方言が,全国にどれだ け影響を与えているのかについて考察することを目的とするものである.

 4°ただし,江戸時代に書かれた方言書は,「各地の方言を他国人に知らせるものではなく,その 土地の人々が,標準的なことばを習得する手引きとして編まれるのが常」(田中1983)とされていた ように,国民国家が成立した場合に教育によって方言撲滅へとっながる素地はあったと思われる.

 41廃藩置県(1871年),学制公布(1872年),徴兵令公布・地租改正(1873年)などを,国家制度の 基盤の成立時期と考えた.

      162

(3)

8.2.方言形の使用率

8.2.1.東京方言と京都方言

 共通語形の使用率から,河西(1981)による「河西デ・・一一・・タ」(LAJ82語の都道府県別の 共通語形使用頻度のデー・・一・タ)は,井上・河西(1982)などによって,分析されてきた.さ

らに,井上(1990)では,「河西データ」の82項目を文献上の初出年によって分類し,

それらの語形の分布パターンの違いから,共通語形の分布域と文献初出年とが関係し ていると結論づけた.

 「河西データ」からは共通語というフィルタv・一一・を通してしか日本語をみることがで きない.これは第4章と同様,共通語の構造を考察するには適しているが,江戸時代 に日本語の中心が移動したことによって現代の共通語が二元的構造になったことによ る恩恵が大きいとも言うことができるだろう.

 現代共通語の母体ともいえる東京方言と,元の日本の中心であった京都方言につい て,それぞれの勢力を分析するには,共通語使用率からではなく,直接東京方言,京 都方言の使用率を調べることができれば望ましい.

 LAJにおけるデータは整備中であり(熊谷2007),「河西データ」との比較はできな いが,GAJのデータを用いて東京方言,京都方言の勢力を調べることによって,共通 語使用率だけはわからない部分についての考察をおこなう.

 同時に,地理的な考察に際しても,「地理的重心」のような直線距離の概念ではな く,井上(2004.9,2004.10)よって提唱された「鉄道距離」という指標を利用する.

8.2.2,「鉄道距離」について

 言語の伝播についての計量的研究は,徳川(1972)による方言形の地理的伝播速度の 研究が先駆といえる.LAJにおける方言形の分布と,その方言形が文献上に現われた 中央語の年代を調べることによって,その語形が中央(京都)で発生してからどの程 度の速度で伝播したのかを調べている.この結果,およそ年速1kmという結果が出て

(4)

いる.この結果をさらに発展させ,確認したのが井上(2003)である.

 また,井上(2004.9)は,国語史的観点から,LAJにおける共通語化を,東京からの 伝播と,京都からの伝播の2つの要因が組み合わさった結果であると仮定して,それ まで用いていた地理的な重心によるグラフではなく,東京,京都から各県庁所在地ま での「鉄道距離」によって分析することを提唱した.

 「鉄道距離」は,方言の地伝いの伝播を,かつての主要街道に求めたものと考えら れる.方言周圏論で描かれるような同心円状の伝播モデルは,あくまでモデルであり,

「辺境」と呼ばれる地域への伝播は,必ずしも直線距離で近くても早いとは限らない.

山間部であったり,離島であったり,交通が困難である場合には,実際に,人から人 へと伝播する言語の場合には,地理的条件を無視した直線距離では都合が悪い.

 さらに井上(2004.10)では,この「鉄道距離」「文献初出年」「使用率」という3要 素を3次元の散布図に描き,近似曲線を描くことによって,共通語の伝播モデルを考

えた.

 方言周圏論的に考えるならば,周辺地域はより中央に近い側の言語の影響を受ける だけであり,中央の影響を直接受けることはない.単純に井上(2003)の年速1kmとい う伝播速度を採用するならば,江戸時代中期(1700年頃)に生じた江戸語の力は,GAJ 話者の言語形成期(およそ1920年頃)の段階では,名古屋にも到達していないことがわ かる.ましてや514km42離れた京都には影響を与えていないことになる.一方で,京都 方言については,年速1kmだとしても全国43に到達することができる.

42

結梔wから京都駅までの鉄道による距離.

43

k海道,九州は除く.

164

(5)

8.3.基準言語の設定

8.3.1.基準言語の語形について

 東京,京都の言語をどう規定するか,という問題がある.本研究では,GAJの各項 目の共通語形は,質問文で用いた語形であるとしてきた.そのため,GAJにおける「東 京語」「京都語」についても,文献から定めることができるであろう.標準的な東京方 言,標準的な京都方言を参照することは難しいことではない.秋永(2004)や,中井

(2002)といった地域レベルの辞典や,徳川監修(1989)『日本方言大辞典』や,平山他 編(1992)『現代日本語方言大辞典』いった全国レベルの方言辞典などを参照すること

もできる.

 しかし,共通語が,厳密ではないとはいえ,ある程度規定されている変種であるの に対して,東京方言・京都方言といった一変種の場合には明示的な規範は存在せず,

細かい世代・地域によって言い方は分かれており,流動的な部分が多い.

 こうしたことから,本研究ではGAJ内における東京,京都の話者の回答を仮の「東 京語」「京都語」と定め,それらと各地点の回答語形との比較という手法をとることに する.また,1地点だけでは,話者特有の傾向によって左右される可能性があるため,

できるだけ複数地点の話者を採用することにする.

 語形比較には,第4〜6語形における完全一致と,第8章における語形間距離を用 いた方法の二種類が考えられる.ここでは,基準言語が流動的である点を考慮して,

計算が単純な前者を採用し,一致項目数によって割合を求めることにした.

(6)

8.3.2.「東京語」の選定

 作業用の「東京語」を選定するにあたった,GAJにおける東京の話者が,東京弁話 者として適当かを調べる.秋永(2004)では,東京弁話者の定義を,

1.御一新44から敗戦までに言語形成期を終わった人 2.東京旧市内(東京旧15区内45)で言語形成期を過ごした人 3.両親または保育者も,江戸墨引内か東京旧市内で生育の人

と規定している.GAJにおける東京23区在住の話者は以下の2人である.

地点番号569895 1905年生 東京都杉並区永福3丁目 地点番号569961 1910年生 東京都台東区竜泉3丁目

 永福は,1931年に東京旧35区に編入された.そのため旧15区ではない.明治時代 は東京府豊多摩郡に属しており,かつての都下といえよう.秋永の定義では東京弁話 者とはいえない.一方,竜泉は,1878年の旧東京府15区成立時には東京府北豊島郡 に属していたが,1889年の東京市成立時に下谷区に編入された.このため秋永の定義 上は境界域にあるが,東京の下町と考えてよいだろう.

 つまりGAJでは,共通語の基礎となっているとされる東京の「山の手」地域の話者 はいないことになる.しかし少なくとも東京方言にきわめて近いことが予想されるた め,本研究では条件を緩和し,永福の話者も東京方言話者と捉えることにしたい.

 そして本研究では,上記2話者がGAJの調査時に回答した語形を,「東京語」とみ なすこととする.すなわち他の地域と比較する場合,上記2地点で回答された語形の 片方でも一致すれば,「東京語」を使用したとみなすことにする.これでは個人の影響 が極めて大きいと考えられるが,あくまで実際の方言資料を基準にすることを原則と

し,なるべく手続きが簡単で客観的にするため,この方法を選んだ.

 44明治維新(1868年).

 451878年に成立.しかし1889年の「市制

変更があった,

・町村制

 166

により15区が東京市となったときに一部

(7)

8.3.3.「京阪語」の選定

 前節と同様に,「京都語」についても「東京語」と同様の手法を取る.GAJにおいて は,京都市内の話者は1地点しかない.そのため自動的に以下の話者が対象となる.

地点番号653361 1913年生 京都府京都市左京区上高野木ノ下町

 前述の「東京語」と同様に,厳密な「京都方言話者」の定義をするならば,旧市街 である「洛中」で生育した人が対象となるだろう.しかし上高野木ノ下町は,明治時 代は旧愛宕(おたぎ)郡修学院村(さらにその前は高野村)に属しており,1931年に京都 市左京区に編入された.明らかに「洛外」の比叡山麓の町であり,厳密な意味での「京 都方言話者」としては適当ではないことなるが,京都市内の話者は一人だけであるた

め,採用した.一一人だけでは個人差の影響が出るため,最低でも二人以上の話者を採 用することにした.

 京都市以外にどの地域を取るかが問題となる.他の京都府内の地点は,どれも京都 市からは遠く,「京都語」として採用するのは難しい.そこで,京都市の方言が唯一影 響を受けた大阪府の地点も考慮にいれることにする.大阪は,豊臣秀吉による大阪城 築城以降,江戸時代から昭和の戦前まで400年近く日本最大の経済・商業の中心都市 であった.このため,都であった京都と並んで,大阪の影響も現代日本語を考える上 で重要と思われる.

 そのため「京都語」ではなくなるが,京都市から大阪府側に範囲を伸ばし,大阪市 内の話者と,京都市と大阪市の間にある高槻市の話者の二人を加えることにした.

地点番号653361 1913年生 京都府京都市左京区上高野木ノ下町 地点番号654264 1916年生 大阪府高槻市原

地点番号655280 1912年生 大阪府大阪市東区道修町2丁目 (現在は中央区)

大阪府の話者が入ったため,本研究での「京都語」の名称も「京阪語」と改め,上

(8)

記3地点における回答語形を「京阪語」と再定義する.ただし鉄道距離については井 上(2004.9)との比較という点も考慮して京都駅からの距離を用いることにする.

 表8−la〜8−1cに,共通語形とともに,選定した話者による「東京語」「京阪語」

の一覧を示す.

168

(9)

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5

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11

ビールは wa wa wa・ (BIIRU

12

酒は wa wa wa   SAKE

13 おれの

o r e n o

or eno ;ON no oreno;orano;was「l n o

14 生の no no no

15 ヒ の no no no

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17

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33 から kara kara

k a r a ; s a k a i ; s a ka

奄氏@i ・ s ake

34 だ(から da一 N d a−  d a一

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35 だから 一kara 一kara

一k a r a ・−s a k a i

36 な(ので

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37 なので 一node 一N d e ・−no d e 一ka r a ・−s a ka i ・−N

38 けれど

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kedo kedo

39 だけど

k e d o ・−k e d o

一kedomo・−kedo 一kedo

40 のに    .獅盾氏@1    .氏@on l kedo ・non i

41 ながら nag a ra  na  a ra na  a r a nagara motte

42 がてら

g a t e r a ;o a t e r a o a t e r a ; c u i d e n i g a t e r a ;g a t e r a n

堰@・no  cu iden i ・s i 43 がけに g aken i ・  aken i aken i ・  ake  .       .       φ      ■

r lnan 1   S ln 1

44 お で demo demo demo ・na t to ・na to

45 でも一でも 一demo−demo 一demo−demo 一demo−demo;−nat

n−nato

46 子 で demo demo demo ・ka t e

47 だけ dake dake dake

48 るだけ dake dake dake

49 ばかり

bakari

ba ka r i ;ba kka r 三 ;

b≠汲汲=@・bee

b a kka r i ;ba kka s i 50 らい kura i ・g ura i ・  ur    ・

普@r a l    u r e e

9 ura i ・hodo

51 しか s i ka ・ sl ka

s i ka ・k i r i s i k a ・   o r i

52 ぶん bUN bUN ;d a k e

9 a t ok o ;《} a t o k o ;9

≠m  hodo

53 ごと g  o  t o      o  t o oto    .       .      ,      ●

X U C 1   t O   l s s   o n l

54 なんか naN ka naN ka naNka;naNte;mit

=@n a

55 ほど hodo hodo hodo

56 やら ・ a r a ka .       ●      ◆

@a r a   n o   a r a     a

57 だれやら

d a r e j a r a d a r e k ao a d a r e j a r a ; d a r e z o

〟@a ・ d a r   a s i r aN

58 やら一やら  .       ■

│j a r a−J a r a 一j a−j a ;−t o k a−t o

一jara(KAMI);−ja− a

59 だの一だの 一d a n o−d a no 一n o−n o ;−n o k a−n o

 ・・.

60 こそ koso koso・de koso・dc 表8−1a・共通語・東京語・京阪語の一覧(第1〜60図)

(10)

iii…、「.……・ii L

       LL.L1..」.

Ai凝‖、i….. ..…:::::::…ざ:…「:…1…   : 円:く : 「弓       ・:・・・

:フ・』・..:.

奄堰D: F

.・.

61 ok iru  ok i ru−ba i

okiru okiru

62 飽きる

akiru akiru

ak iru ;aku ;taN no

潤@suru

63

りる

   ・狽≠秩@lru

   .

狽=@r lru taru

64

け akeru

akeru

akeru

65 壬せる

makaseru makaseru makasu

66

ne r u ・ne r u−z o   de ne ru ne ru

67 kaku kaku kaku

68 死ぬ

 .

r lnu  .r lnu  ■       ・

r lnu  S lnuru

69 kuru kuru

kuru

70 suru ・suru−deaa s uru surU

71 kaku kaku kaku

72 起きない

okinai

ok ina i ;ok inee ok iN ;okeheN ;okj

≠≠??m

73 飽きない

akinai

ak ina i ;ak inee ak ih iN ;akeheN ;t

≠m nooseeheN

74 ない  ・      ・

高撃獅=@l  .       ・       ・

高撃獅≠P mlnee mi aheN ・meeheN

75 りない

karinai

kar ina i ・kar inee kareheN  karaheN

76 足りない    ●       .

狽≠秩@lna l

   ・

狽=@r lnee ;taN nee ta reheN ;ta raN ;t

≠窒≠??m

77 けオい

akenai akenee

akeN  akeheN

78 任せない

makasenai makasenee

makaseheN ;makas

≠??m 79 寝ない nena i ;nena i−N da

獅=@a nene e neeheN

80 書かない

kakanai

kakana i ;kakanee kakaN ;kakaheN ;k

≠汲≠??m−wa kakeh

81 貸さない

kasanai

ka sana i ;ka s anee ka saN ・ka saheN k     ,      ,

≠唐???m

82 蹴らない

keranai

kerana i ・keranee keraheN  kereheN

83 来ない kona i ・kona i−naa kona i ・konee k ieheN  k  aaheN

84 しない  ●      .      ・      .

r lna 1 右S lna l−naa  .      ・      .

r lna 1  S lnee s ieheN ・seeheN

85 起きろ

okiro ok i r o ;ok i r o j o

ok i i ;ok i j o ;oke

?@・ok iN ka 86

ろ  .

高戟@r o  ●      .       .      ・

高撃窒潤fmlro al  ■     ■       ●     .

香@l l  ml  O

87 開けろ

akero

akero akee ・ake  o

88 任せろ

ma k a s e r o makasero makase;makasej

潤Emakasi・makasi

89 蹴れ kere ke re ;ke ro ;ke t to

b≠唐 kere

90 koi koi koi

91 しろ  .

r l r o

 ●      ●      .

r  l r o   S  l r o    O       右

刀@e e   s e 1

92 出した

da s i t a ; da s i t a−z dasita dasita

93 飽きた ak i ta ;ak i ta−na

=@ wa akita

ak i ta ;a i ta ;a id         ・a  taN noOS Ita

94 任せた

makaseta;makase   .ta−1  ZO makaseta makaseta;makasi 狽

95 行った itt号;itt・−t・・d・

≠=@   o

,1tta ■       ・ P t t a  1 t a    ,

96 書いた ka i t a ;k a i t a−z o  .o    o  wa no ka i t a ;kee ta

kaita

97 研いだ t o i da ; t o i da−de  ・a    o

toida toida

98 した ka s i t a  ka s i t a−d

kasita kasita

99 建てた       .

煤@a t e t a   t a t e t a一

ta te ta ta teta

100 建った

t a t t a ; t a t t a−n a,

獅=@a  nOO

ta t ta ta tta

101 立った tat ta ta t ta ta tta

102 んだ tON da tON da tONda

103 飲んだ nON da ;nON da−de  ,      ◆a       a

nON da nON da

104 蹴った ketta

ke t t a  k e t t o ba s i ketta

105 買った

ka t t a ;k a t t a−z j a

=@dea katta

koota

表8−1b・共通語・東京語・京阪語の一覧(つづき;第61〜105図)

170

(11)

i…li.  ・:・i…〔iiii……   ii・:…iiiiiiiliiiiiぶi渠Aた...,,、{ ・・…:::.:≡iiii、馨iiiiiiiiiiiiiii≡.、溺;1…、…ll……iii・i…i.鍵iii華ilii巳ii…iiiZ、iili:i::ひ:卜:』「…ミ、…・…i・ヒ・::・・ヱ:・賦     』「iiiiiiiCiiiiliii.、:,、:,  ....、.漁靴:、:……1・::∫:…「     ・: :::1::c 「::・::1

P06

起きよう

o k i j o o ;o k i j oo−k

=@ kana  kana a  de okijoo ok i j o ;ok iN n aN −n

=@  n a a

107

開けよう

a k e j o o ; a k e j oo−k

=@ kana  kana a

a k e j oo ; a k e b e e

a k e j o o ; a k e j o

108 寝よう ne j oo ;ne joo−ka,

汲≠獅=@ kana a  na a ne j oo ;nebe e

  鵡● 獅?@] 00 ;ne 」 0

109 書こう ka koo ;ka koo−ka,

汲≠獅=C kana a, 9 ana

=@ zε  te

ka koo ;ka kube e k a k o o ; k a k o

llO 来よう ko j oo ;ko j oo−ka n

≠=@ de

ko j oo ;k ob e e k o o ; k i j o o

111 しよう

s i j oo ;s i j oo−kan

=@ kanaa

s i j oo ; s i b e e

 ・rjOO

112 書くだろう ka kuda r oo ka kuda r oo

k a ku j a r oo ;k a ku j

=@r o

113 来るだろう

kuruda roo ;kurud       ・aroO−  a l  naa ku r u d a r oo

kurujaroo ;kuruj

=@r o

114 するだろう s u r uda r oo

s u r しld a r oo ; S UN d a

秩@O O     ・・ 刀@u r U j a r OO ; s u ru 」

=@r o 115

書かれる

ka ka r e r u ;ka ka r e

秩@u−z o  de e  de  o

ka k a r e r u ka ka r e r u

116 来られると

ko r a r e r u−; k o r a r

?@ru to ・ko r a r e rud

ko r a r e r u−;ko r a r

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korareru−;kilar

?@r u一 117

される       「刀@a r e r u ; s a r e c c J a

s a r e r u

       .

t   S I  a r e r u

118 開けさせる

a k e s a s e r u a k e s a s e r u

a k e s a s e r u ・ a k e s a

119 かせる

ka k a s e r u k a k a s e r u

kakasu

120 来させる

k o s a s e r u ko s a s e r u

k o s a s u ; k i s a s u ; k

堰@ a s e ru ・k i  a su 121

させる

saseru;saseru−W

s a s e r u

      ,.刀@a s e r u ; s a S U ; S l j

=@s u

122 かせろ

ka ka s e r o k a k a s e r o k a ka s e ・k a k a s i

123 書かせた ka ka s e t a ;ka ka s e   ・ta−  0

k a k a s e t a k a k a s i t a

124 書かせよう

ka ka s e j oo ;k a k a s

?@ oo−ka  ka na  ka

k a k a s e j oo ; k a k a s

?b? kakasoo

125 かせられる

ka ka s e r a r e ru k a k a s e r a r e r u ka ka s a r e r u

126 れば okireba

ok i r e ba ・ ok i r   a a

okitara

127

任せれば makasereba makasereba;maka

唐?b=Emakas aa makasitara

128 け} kakeba ka ke ba ・ka k  a a ka itara

129 死ねば sineba s i n e b a ・ s i n   a a

s iN d a r a ・ s i nu t o

130 れば kureba kur eba  kur  a a kitara

131

すれ1 sureba  .r ltara

132 起きるなら ok i r una r a ok iruna ra ;ok iru

m na r a

ok i r una r a ・ok iN n        ,

nN j a t t a r a ;ok iN n

?@j a t t a r a ; ok i r uN. a t tara

133 書くなら k a kuna r a kakuna ra ;ka kUN n

=@r a

k a k UN n a r a ; k a kun

潤@j a t t a r a ; k a k u n o

m  j a t t a r a ; k a k u n e  a t t a r a ・ k a k UN   a

134 来るなら

k u r u n a r a k u r un a r a ; k u r UN n

=@r a

k UN nON j a t t a r a ;k tN n e j a t t a r a ; k u r tN  a t t a r a ・kuno 

135 するなら

s u r un a r a

s u r u n a r a   s u  r UN  n       ,

=@r a

s u  r UN  n a  r a  ; s u r u n

136

口い

takai t a k a ▲ ・ t a k e e takai

137

高くない t a k a k una i ; t a k a k   ・       .una 1−  0

t a k a k un a i ; t a k a k 浮氏@e e

t a k oo na i ; t a k on a

138

⇔くて t a k a k u t e t a ka ku t e t a k oo t e ・ t a k a i k e

139 高くなる

t a k a k u n a r u t a k a k u n a r u

t a k o o n a r u ; t a k o n

=@r し1

140 珍し なる

mezurasikunaru rne z u r a s i k un a r u

       .高?嘯浮窒≠rlnaru

141

高かった t a k a k a t t a ; t a k a k

=@t t a−naa  noO

t a k a k a t t a

t a k a k a t t a

142 高いだろう

t a k a i d a r oo ; t a k a

堰@da r oo−na  na a

t a k a i da r oo ; t a k e

?р≠窒盾

t a k a i j a r oo ; t a ka

堰faro

143

高けれ} t a k a k e r e b a t a ka ke r eba ; t a ka 汲?@r  a a ・ t a ka k  a a

t a k a k a t t a r a

144 高いよら ta ka ina ra

t a k a i na r a ; t a k e e

m na r a

t a k a i n a r a ; t a k a i 氏@o j a t t a r a ; t a k a i m  j a t t a r a ; t a k a i n

nN    a t t a r a ・ t a k a k

145 かだ

s i z uk a d a ; s i z uk a п@a−na   na a     o

s i zuka d a s i z u k a j a ; s i z uk a・ a−n a a   n o o   n ON

146 静かな(とこ

@ ろ)

s i z uk a na

s i z uka na

s i z u k a n a

147

かでよい

s i z uk a dena i ; s i z

浮汲=@de na i−na a

s i z uk a d e na i ; s i z 浮汲=@z j a a nee

s i z uk a d e n a i−na

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堰@z u k a j a   a r a h eN  ;      .     ・S O O Z O O S 1 1

148

日かだった

s i z u k a da t t a ; s i z 浮求@a d a t t a−d e e

s i z u k a d a t t a

sizukajatta;siz

浮求@a   a t t a−n a a

149 かだろう

s i z u k a da r oo ; s i z

浮汲=@da r oo−na a    o

s i z u k a d a r oo s i z u k a j a r o o

150

かオ s i z uk a na r a s i z uk a n a r a

s i z u k a   a t t a r a

表8−1G・共通語・東京語・京阪語の一覧(つづき;第106〜150図)

(12)

8.4.分析

8.4.1.「東京語」「京阪語」の使用状況

 「東京語」,f京阪語」について,各地点での使用頻度を集計した.共通語について は第4章での結果を使用した.地点ごとの使用率について,最大値から最小値までを 色分けして表示した地図を示す.図8−2が共通語,図8−3が「東京語」,図8−4「京阪 語」の地図である.使用率が高いほど赤く,低いほど青い.

 共通語(図8−2)の地図は,第4章における都道府県別の地図(図4−4)を地点ごとに表 示したものに相当する.群馬県や新潟県の使用率を押し上げた地点の分布がわかる.

 共通語(図8−2)と「東京語」(図8−3)は,分布が非常に似ている.表8−1をみても,

共通語と「東京語」とは重なる語形が多く,共通語形に関東地方の語形が採用されて いることの表れであろう.

 一方,「京阪語」(図8−4)は,関西を中心に高い割合を示している.大阪府の話者を 多く採用しているため,割合としては京都よりも大阪のほうが高くなってしまう点は 注意する必要がある.

 図8−2と図8−3を比較した場合,「京阪語」のほうが高使用率の範囲が広いように みえる.「東京語」は共通語で高かった群馬と新潟を除くと,東京と神奈川の一部以外 はあまり高使用率の地点はない.なお,「東京語」の基準地点の分布よりも,「京阪語」

の基準地点の分布ほうが広範囲であるため,その影響とも考えられるが,日本全土か らみれば,あまり変わりはないともいえる.

 しかし,こうした「東京語」と「京都語」の範囲の比較以上に,どの図においても,

琉球地方は濃い青色,すなわちほぼ0%に近い使用率であり,東北北部,九州南部も かなり低い使用率となっているということである.

 京都から東京という日本の中心の移動は,日本全土からみると,さほど劇的な変化 でないように見える.第4章の助詞項目の分析でもあったように,関東から関西にか けて広く分布するような語形の場合は,中心の移動の影響は比較的少ない.

      172

(13)

4

》°

●●

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共通語使用率

8−2

(14)

6

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       〆㎏P◎●

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図8−3・「東京語」使用率

174

(15)

‥躍竃癖慈

呼゜

譜・輪

●●・帯

 粉

使用率

「京阪語」

8−4

(16)

8.4.2.鉄道距離の適用

 つづいて,「東京語」「京都語」の使用率を,井上の「鉄道距離」によって分析する 46.全144項目の共通語形の使用率に関して,共通語(東京距離),共通語(京都距離),

東京語(東京距離),京阪語(京都距離)の順に示したものを図8−5〜図8−8に示す.図 中の線は,井上(2004.9)における,在来線の鉄道による経路である.太字は東北・東 海道・山陽・九州新幹線をあらわしている.北海道と沖縄については省略した.

 図8−5をみると,関東を中心とした山になっている.図8−5は同じデv・一・・タの京都距 離だが,新潟県と秋田県が結ばれたことでやや日本海側での共通語使用率の低さが見 られるため,京都中心の低い山と,関東中心の高い山の組み合わせをみることができ

る.

 東京語の図8−7をみると,東京語使用率は,東京,神奈川を頂点として,関東諸県 が並んでいるが,50%程度の使用率である.突出している部分のみを東京語の特徴とす

るならば,東京語の勢力範囲は非常に狭いということがわかる.一方,中部地方から 近畿地方に平らに広がっている部分については,東京語と共通部分ということができ る.多くは共通語形であり,共通語の土台部分と考えてよいだろう.この土台部分か ら突出した部分のみが,東京語が現在普及中の範囲だとすると,およそ半径200km程 度ということになるだろう.

 共通語による図8−5と東京語による図8−7は非常に類似していることがわかるが,

東京語と共通語の隔たりがあるために,図8−5の共通語のグラフにおいて東京の割合 が高くないことがわかる.元々,共通語形を特徴づける項目のひとつである,否定形 のナイや,推量系のダロー,接続助詞のケレドモなどは,東京周辺での使用が少ない.

そのことも影響しているだろう.

46「鉄道距離」のデー一タは,井上史雄氏より提供していただいた.御礼申し上げる.

176

(17)

 「京阪語」の図8−8は,「東京語」とは大きく異なっていることがわかる.主要街 道の線をみると,あまり広がっていないようにみえるが,関西から四国方面,北陸方 面に「京阪語」使用率の高い地域があるため,全体として関西を中心とするなだらか な山を描いていることがわかる.「東京語」の山の急な部分がおよそ東西200kmとすれ ば,同程度の山の広がりをみると「京阪語」は400km以上あることになる.それだけ,

「京阪語」のほうが「東京語」よりも勢力が強いということになる.

 一方,あまり「京阪語」の影響力が強くない東海道の太線をみると,関東で山にな っていることがわかる.この山は大きく,東北地方の太平洋側でも割合が高く,日本 海側との割合を逆転させている.関東におけるこの山は,関西方言の江戸・東京への 影響とみることができるだろう.

 以上から,「東京語」と「京阪語」の使用率は対照的な結果となった.すでに第4 章以降の分析で,助詞項目と活用形項目の間には大きな違いがあることがわかってい るため,次節では両者を分けて分析をおこなう.

(18)

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90X

807t

70X

60St

旺50x

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201S

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一1200 一800

1富山

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0

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400

青春

800

図8−5・全144項目・東京距離・共通語

1009C

90SC

80%

70%

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40%

30% 1

20%

10%

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栃木

i

長野

高知 福島

長崎

岩手

佐賀 山形

鹿児島 青森

一80◎

一400    0

距離京都(km)

400 800 1200

図8−6・全144項目・京都距離・共通語 178

(19)

 toO%

  9()lt

  801C

  701G

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  −1600

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……

栃木 山梨

A

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徳島

1富山

茨城

高知

佐賀

秋田 青 鹿児島

一1200

・−W00   一400

東京距離(km)

0 400 800

図8・−7・全144項目・東京距離・「東京語」

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三重

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群馬

福岡

長野 福島

本 島頓

佐賀 山形 岩手

鹿児島 青森

一800

一一S00

図8−8・全144項目

   0 距離京都(km)

・京都距離・

400

「京都語」

800 1200

(20)

8.4.3.助詞項目に関する考察

 図8−9〜13は,助詞54項目における鉄道距離のグラフである.ちょうど京都と東京 に2つの山ができているが,全体としてみた場合には,東北と九州が著しく落ちてい るほかは中央部に広く共通語形が広がっている図ということができよう.分析の結果 はこれまでの多変量解析の結果と同様であるが,鉄道距離によっても,はっきりとわ かる結果となった.

 図8−9の全体図は,関東と関西に大きな山を二つ作っていることがわかる.しかし この山は図8−10をみることで,関西を中心とする山に,関東の山が重なっていること がわかる.関東地方と東北太平洋側を除けば,京都を中心とする対称の山であり,京 都からの影響が鉄道距離にして均一に広がっていることをあらわしている.

 図8−11の「東京語」でも,関東と関西を中心とする山がみられる.すなわち関東と 関西とで使用している語形が近いことをあらわしている.図8−12の「京阪語」をみる と,やはり図8−8と同様に,近畿地方からは四国と北陸をっないだ山で,広い勢力を みることができる.一方で,「京阪語」の東京での山も明確に現われ,ここでも関西の 関東への影響がみてとれる.

180

(21)

100X

901C

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60X

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30K

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栃木

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香川

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山梨

潟 茨城

静岡

東京島 福島

福岡

児島 秋田

佐賀

一1200 一800

  一400

東京距離(km)

0

400 800

図8−9・助詞54項目・東京距離・共通語

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90%

80%

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東京島 福島

i

福岡 岩手

i  ・島

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佐賀

一800

一一S00

   0

距離京都(k而)

400 800 1200

図8−10・助詞54項目・京都距離・共通語

(22)

100%

90%

80X

70X

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201S

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㎝ 一1600

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一一P200

一800

  一400

東京距離(km)

0 400 800

図8−11・助詞54項目・東京距離・「東京語」

100SC

90S;

80ec

70%

60SS

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香川

福井 群鳥

三重

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良   岐

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岡山 茨城   福島

高知

東京島岨

畏野 域

福岡 岩手

青森

本 山形

児島

佐賀

一800 一400    0

距離京都(km)

400 800 1200

図8−12・助詞54項目・京都距離・「京阪語」

182

(23)

8.4.4.活用形項目に関する考察

 図8−13〜図8−16は活用形項目に関する結果である.図8−13をみると,全体図の図 8−5と類似していることがわかる.しかし,群馬県と新潟県は,東京からは北側にな るため,このような図ではやや誤解を与える可能性もある.これは地点の一次元化の 問題でもあり,やむをえない面もある.

 共通語データを図8−14の京都距離をみると,東京以外の地点での使用率の使用率 の低さが明確にわかる.共通語の勢力もあまり広くないことが伺える.

 図8−15の「東京語」は,図8−14よりもさらに「東京語」の関東地方以外での不使 用を表す結果を示している.助詞の「東京語」の図8−12では,「東京語」でも関西で 山がみられ,関東と関西の共通点がみられたのだが,図8−15では,関東地方で突出す るのみで,山の範囲も共通語の図8−6と同様200km程度にみえる.

 一方,図8−16「京阪語」も,非常に綺麗な山形を描いている.山陰と東海道での低 さが明確であり,その一方で中四国と北陸は高くなっている.この地域では,関西地 方の影響力が非常に強いことがうかがえる.

(24)

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栃木 山梨

三重     静岡

1富山

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福島

秋田

鹿児島

一1200 一800

  一400

東京距離(km)

0

400 800

図8−13・活用形90項目・東京距離・共通語

0

1

9

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図8−15・活用形90項目・東京距離・「東京語」

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距離京都(km)

400 800 1200

図8−16・活用形90項目・京都距離・「京阪語」

参照

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