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砂および粘性土の原位置における動的変形特性の簡易推定法 : 地盤の動的変形特性の評価法に関する研究(III)

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全文

(1)

1

論  文

1

UDC :624

131

54 :624

131

53 日本 建築学会構造系論文報告集 第 398 号

1989 年 4 月

よ び

原 位

お け

動 的 変 形

特性

易 推 定 法

       

地 盤

動 的変

形 特 性

す る

研 究

 

正 会 員 正 会 員

* *  

1.

序  地 震 時の地 盤の振 動 特 性 を正 確に予測す ること は

地 盤 上に建 設さ れ る各 種構造物の震 設 計の合 理 化に必 要 なばか りで な く

地 震に よ る構造 物の被 害を想 定す る上 で も重 要と な る

 地 盤の振動 特性を地 震 応 答 解 析に よっ て予 測す る場 合

基本的に重要な課 題は

地 盤 材 料の動 的 変 形 特 性を 適 切に評 価するこ とで ある

地 盤 材 料の動的変形特性を 実験 的に把 握す る方 法とし て は

弾 性 波 探 査によ る原位 置試験と原 地 盤か ら採 取した土 試 料によ る室内 動 的 試 験 が行わ れて い る

こ れ は 原 位置試験では

自然状態の 各土 層の微 小ひずみ時のせ ん断剛性を原 位 置におい て直 接 求める こ と が でき る もの の

せ ん断 剛 性と減 衰 定 数の ひずみ依存性が得ら れ ないた め

室 内の動 的 試 験に よっ て そ れを補っ ている か らであ る

し か し

地 震 応 答 解 析 の対 象 と な る 土層の すべ て の層か ら土 試料を 採取し室内 の的試を実 施 することは

技 術 的 ある い は経 済的な 面で困難な場 合が多く

必ず しも室 内試 験が実 施でき な い場 合も多い

 こ の よ うな場 合, 原 位置試 験や通常の土質調 査に よっ て得 ら れ る情 報か ら

原 位 置にお け る広い ひずみ範囲の 動 的 変 形 特 性 を 簡 易 的に推 定で き る な ら ば

実 用上

有 効 と思 われ る

 筆 者 らは 前 報 (

1 ,U

}におい て3 )

4 )

地 盤の原 位 置に お ける 動的 変形特性の推 定 法

Hardin

Drne

vich モ デル 5〕 以 下

 

H −D

モ デル と略 称 する )に基づ い て提 示し た

し か し

こ の推定法に は

室 内の動 的 試 験か ら得ら れ る実験 定 数が必 要である

 そこで本論 文では

前 報 (

Lll

)に提 示し た推 定 法 に必要な室 内試験に よる実 験 定 数につ い て

動 的三 軸試 験に よ る実 験 結 果を基に数 値 的に検 討し

こ の検 討 結果 か ら

H −D

モ デル の重要なパ ラメ

タで ある規 準ひずみ の簡易推 定 式を誘導す る。 次に

こ の簡 易 推 定 式の適 合 性と有 効性を検 証す る た めに

本 研 究お よ び他の研 究 者 本 論 文は文 献1}

2} を加 筆 修 正し たものある

拿 日本 大 学 助手

工博 紳 学   教 授

  (1988年9月 7日原稿 受 理

19S9 年 1 月 26日採 用 決 定 } に よ る 実 験結 果と推 定 結 果を比較する 最 後

簡 易な 粒度 試験 結 果か らH

D モ デル の パ ラ メ

タの最 大 減 衰 定数を推 定 する ための実 験 曲線 を示す

 本 論 文の 目 的は 室内の動 的試が実 施で きない場 合 につ い て 砂お よび粘 性土の原 位 置に おける動 的 変 形 特 性の簡 易 推 定 法 を

,H −D

モ デル に基づい て提 示する こ と にある

 

2.

既往の研究

 

室 内の動的試験によらない地 盤 定 数か ら

広い ひずみ 範囲の動 的 変 形 特 性 を 簡 易 的に推 定す る た め に

これ ま で に経験 式や実 験 式の形で 提 案さ れ た 既往のに は

次の よ うな もの があ る

 aHardin

Drnevich の5} (砂

粘 性 土 )  

b

) 柴 田

・Soelarno

の式6)

7 ) (砂

粘 性 土 )  c

Sherif・

の式81    (砂 )  

d

) 岩 崎

龍岡

高木の式9 ) (砂 )

 

これ らの既往の 推 定式

,Hardin・

Drnevich

の式

柴田

・Soelarno

粘 性土にっ い て のお よ び

Sherif・

石橋のに おい ては

せ ん断 強 度 η や内部 摩擦角 φを 室 内の力 学 試 験に よっ て求める必要が あ る

しか し

,一

般に

これ らの 土の強 度 定 数は試 験 時の荷 条 件や排 水 条件に よっ て異な り

原 位 置での正確な値を推定するこ と が難し い

。一

柴田

・Soelarno

につ い て の式, 岩 崎

龍 岡

高 木の式は 拘 束圧 σ。 あ るい は平 均 主 応 力p によっ て

義 的に決 定さ れ る簡推 定 式である

今 津

福 武らは1n) , 砂お よ び粘 性土の 動 的 変 形 特 性に関 す る既 往の実 験結果を デ

タベ

統 計 的な デ

処 理 を 試み てい る

こ れ に よ る と

拘 束 圧において

せ ん断剛性比

G

G

。の ひずみ依 存 性 (

G

G

γ関 係) の曲 線に は究者っ て大 きな隔た り が み ら れ る

こ の ことは

,GIGD 〜

γ関 係を拘 束 圧の み で

義 的に推 定す る こ と の限 界 を 示唆して い る

さ ら に する 既 往の推 定 式は い ずれ も室 内で再 調 整さ れ た試料を 用 い た実 験 結 果に基づ いてい る

し た がっ て

これ らの推 定 式 を不 か く乱 状 態の原 位置に

その ま ま適 用する こと に は

題 が ある とい え る

 

以 上に述べ た よ

こ れ ま でさ れ た 既 往の推 定 式に は

適用上い くつ か の問 題 点を含んで お り

現 在

121

(2)

NII-Electronic Library Service 合 理的かつ 実簡 易推定 法 が 必 要 とさ れてい る

 3.

前報 (

1

H

)に提示 し た推定 法の概 要 3L4 )  3

1H

D モデル5 〕  こ の モ デルは

土の動 的な応 力とひずみの関 係 を双曲 線で表 示し

せ ん断 剛 性比

G

G

。と せ ん 断 ひずみ γ の 関 係 を (1)式

減 衰 定 数

h

GIG

。の 関係を (

2

) 式で与え て い る

 

  

「 +

1

7

s

……・

……・

………・

…………

1

 

  

h

hmax

   卜

G

τ轟

…………一 一 ・

…tt

(・) こ こ で

,G

。:初 期せ ん断剛性

   

7

5 :規 準ひずみ

 

G

G。

0.5

の時の γ)     ん  :最 大 減 衰 定 数 (

GIG

=o

の時の

h

 

前 報 (

1

, 皿)におい て

粘 性土 につ い て は

拘 束 圧

圧密 時間お よ び過 圧 密 比を影 響因子と す る 動 的変形特性 の実 験結 ま た砂につ い て は

拘 束 圧

間 隙 比お よ び 試料の乱れを影 響 因 子 と する実 験 結 果が

1

)式

2

) 式でさ れ る

H −D

モ デル と適 合 性が高い こと を那 し た。   H

D モ デル に よ る せ ん断剛 性

G

とせ ん 断ひずみ γの 関 係は 〔1)式か ら

ま た減衰 定

by

 

h

と γ の関 係は (2) 式に (1)式 を代 入 すること に よ り, そ れ ぞ れ次 式で表 現で きる

 

 

 

G

…………・

一 ・

…一 一 ・

(・)

 

 

 

・一 1

……・

………一 ・

…・

 3

2H

D モ デル に必 要なパ ラ メ

タ  原 位 置で の せ ん断 剛性と減衰定 数の ひずみ依 存 性 (

G

γ関 係

h〜

γ関 係 )に H

D ル を適用する場 合 (3 )式

(4 )式に含ま れ る初 期せ ん断 剛 性

G

。, 最 大 減衰定 数

hmax

お よ び規 準ひずみ 70

s の 3つ の パ ラメ

タ を求め る 必要が あ る

原 位 置お よび室 内の両 試 験が実 施可 能な 場合

筆 者ら は

原 位 置におけるこれ ら

3

パ ラ メ

タの め方お よび推 定 法 を

前 報 (

1

皿)に おい て提 示し た。 その概 要を以

トに示す

 1) 初 期せん断剛性

Go

  G。は原 位 置の弾 性 波 探 査による せ ん断 波 速 度 Vsか ら 次 式により求め ら れ る

    

Go=

PV 喜

 

−t・

 (5) こ こ で

, p

:地 盤の 密 度   2) 最 大 減 衰定数

hmax

 室 内の動 的 試 験に よっ て求め たせん断 剛性 比 GIG 。と 減 衰 定 数

h

の 実 験 結 果に (2)式を適 用し hma。 を求め る

前報 (

1

, 皿)で は, こ の よ うに し て求め た

hmax

砂につ いて は試 料の乱れの影 響 を

また粘 性 土につ い て は

圧 密 時 間と過圧密 比の影 響を受け な い試 料 固有の物

122

性 値である こと を 実 験 的に示し た

こ の ことは

室 内試 験に よ り求めた hm

x の値が, 原 位 置に適 用で きる こと を示 唆し ている

 

3

) 規 準ひずみ 7。

、  砂の 7

5 の推 定 式と し て

次 式を提示 し た

 

 

 

7・

・一

識 避

一1

   

  

3・

 

  Go   九  x

i

b

tto9

L 、

2

     

 

一・

 

一・

 (6) こ こで

,Go

初期せ ん剛性 (

kgf

/cm2       Oo :拘束圧 (

kgf

/cmZ  上式 中の Fs(e)は

砂の間 隙 比 e の 関 数で 次 式に よ り与えられ る川 。      

Fs

〔e)

(2

17

e)2/(1十e)

 (

7

}  ま た (6)式 中の Ls は せ ん断ひずみ γ

10

z での 損 失 率

G

’ を次 式に よっ て規 準 化した値で ある。

 

 

 

・・

1

……・

………・

…………・

… ) こ こ で

 

1G

1

γ

o

01:γ =

10

Zで の

G

kgf

/cm2 )             a。:拘束 圧 (

kgf

/cm2 )  

粘 性 土の 7

5の推定式と し て, 次 式 を提 示し た

 

 

7・

・…

瓦 (

1

十 GoFc (e

Vil

凡 (

1

 

一・

  (9 ) ここで

,G

。 :初期 せ ん 断 剛 性 (

kgf

/cm2 )       σ、:拘 束圧 (

kgf

/cm2 )  上式 中の

Fc

(e)は

粘 性 土の 間 隙 比 e の関 数で次 式 により与え られ る]1 ) 。     

Fc

〔e); (4

4

e)! /(1十∈〜)

 (

10

)  ま た (

9

}式中の

Lc

は, せ ん 断ひずみ γ

10

4 で の損失率

G ’

を次 式に よっ て規 準 化し た値で ある

 

 

 

Lc

鍔{

………・

………一 ……・

…・

(ll) こ こ でtIG !r

ODO5 : γ

5×lo

4 で の

G ’

kgf

/c!nZ>            σ。:拘 束圧 (

kgf

/cmZ )

 

(6)式 と (9)式で表さ れ る

r

5の 推 定 式の特色は, 砂に つ い て は試 料の 乱れの影 響を受け ない

hmax

Ls

また粘 性 土につ い て は 圧密 時間と過 圧密比の 影響 を 受け ない

hma

. と Lc を室 内 試 験に よっ て求め るこ とに よ り

原 位 置で の 7。

5 を推 定で き る点にあ る。  な お

hmax

 Ls お よび Lc に 関する験結果 お よ び 70

sの推 定 式の (6)式と (9)式の誘 導過程の詳 細は

文 献 3)

4 )を参照 さ れ たい

N工 工

Eleotronio  Library  

(3)

 4

規 準ひ ずみ の簡 易 推 定式  4

1 規 準ひずみの簡 易 推定式の誘導  

3

章 3

2節の (6)式と (9)式に よっ て

原 位 置で の or

5を推 定する場合, (6 )式に お い て は hmax とLs の 験 定 数 を

また (9) 式に おい て は ん皿 . と

Lc

の 実 験定数 を室 内の動 的 試 験に よっ て求め る必 要が あるe し か し

(6 )式と (9) 式の れ  . とLs あ るい は

hmax

Lc

に着目 す ると, 7。

s を 推 定 する際に直 接 的に 必 要と な る実験 定 数 と して は んma

と Ls あ る い は 九  。 とLc の個々 の 値で は な く両者の比, 

hma.

/L。ある い は

hmax

Lc

の 値 で あ る こ と が 分か る

そ こ で

hmax

/Ls お よ び

hmax

/Lc の実 験 定 数比 を      sR

ん  ./ム、

…・

……▼

一 …………− P・

12

)      cR =

hma.

/五,

一 一 鹽

………・

…一

13

) と置く

 さ ら に砂につ いて, 次 式で与え ら れ る規 準 化し た初 期 せ ん断剛性sG

N を 定 義する

 

 

 

sG ・N

。,

1

……・

14   ま た粘 性 土につ い て も

次 式で与え ら れ る規 準 化し た 初 期せ ん断剛性cGeN を定 義す る

      Go      (1十 e)

Go

   

・G・ ・

(。)

r

4

E

}2Vbl

… … ’

15 ) こ こ で

(14> 式と (15)式におい て

    GD

初 期せ ん断剛性 (

kgf

/cmZ )         e :間 隙 比       σ。:拘束圧 (

kgf

/cm2 と す る

 (12)式 と (14)式 の関 係 を 〔6) 式に

ま た (13) 式と (15)式の 関 係を (9 >式に代入 する と そ れ ぞ れ 次式を得る

     s7。

0

Ol』

G

。、

sR

1

      −  

sGON

sR (sGON

sR

2)}

 

tt・

 

(ユ6 >      cγb

5; O

OOOs 

lc

(}o煙乳cR

1

      一

 

cGON

cR

 

cGON

cR

21

 

(17 )  こ こ で, 7。

s, 

GeN

, 

R

の 左 下の添 字の

S

は砂 を

 

C

は粘性土 を表し てい る

 結 局

16

)式で与え られ る s 

7

、 の推 定 式に必 要な定 数はsG 。N とsR であ り, 同様に, (

17

)式で与え ら れ る c7。

5 の推定式に必要な定 数は cG

N とcR である

 これ らの 定 数

sGoN とcG 。N は

原位置 試 験 と通 常の土質 調査に よっ て

,G

e お よ び a。が求め ら れ れ ば, (14 )式と (15 )式に よ り与え ら れ る

。一

sR とcR は室 内の動 的 試 験か ら求め ら れ る実 験定数比で ある 論 文の 目的は

室 内の動 的 試 験が実施で き ない 場合, H

D モ デル に必要な パ ラ メ

タ を簡易的に推 定する方 法 を検 討 する ことに あ る。 そこ で

sR と〔

R

の実験 定 数 比につ い て

前 報 {

1

H

)に報 告し た実 験 結 果を基 に数 値 的に検 討す る

 前 報 (

1

ll

 理試験お よび動的軸 試験に よる 実 験 結 果か ら

12

)式

13

)式に よ り与え ら れ るsR

cR を 求め, また (14)式と (15>式で与え られる sG 。N

Ge

。を 求め た

1は

(16)式に必 要な sR とsG 。N の関 係 を

2は

(17) 式に必 要な 。

R

と cG ,N の 関 係を示し たもの である

1の豊浦 砂

福 島砂は 気 乾 状 態の再 調 整 試 料で あり

藤 沢 砂は原 位 置 凍 結 サンプリ ングに よる不か く乱 試 料で ある

ま た図

2の 4種 類の 粘性土は いずれ も原地 盤か ら採 取し たブロ ックサンプ ル の不か く乱 試料で あ る

こ こで,図

2試 料 名 ( ) 内の

A ,B ,

 

C ,

 

D

前報 (

1

}の実 験 試 料 名 との対 応 を 尓してい る。 な お

一1,

2の実 験試 料の物 理 的 性 質

供 試 体 作 成 法お よ び動的試験の実験条件 実 験 結 果の詳 細は

献 3 )

4)を参照 さ れ たい

  図

1と図

2 より

実 験 定 数 比sR

  cR

  sG rv

cG 。N の変 化に対 し せ まい範 囲に ば らつ き

各実験試 料 の 聞に有 意な差 異がみ ら れ な い

そ こ で sR と cR の平 均 値, sR ,  cR と±σn (標 準 偏 差 )の範 囲 を 図

1

2 し た

    sR =

0.

Ol2

kgf

/cmZ )

D 1

…・

………・

(18)     ,

R ;O.

045

kgf

/cmz >

。5

_.

___.

_.

_

〔lg)  図

1と図

一2

に示す よ うに

sR は sG 。N に対 し

ま た cR は cG 。N に対し 独 立で

ほ ほL 定 値 と み なせ る こと か ら (16) 式と (17)式の sR とcR に

実験結果の平 均 値sR とcR ((18 )式と (19 )式の数 値 〉を代入 し

式を整 理する と s70

s とc70

s は そ れ ぞ れ次 式に よ り 与 え られ る

    s7。

1

2×10

4sGON      

1

2×10

‘  sGoN   sGoN

166

67)

0

0ユ      

tt・

 

一・

 (20> sR 吐k呂r 〆c

,』

o

mo 「

丿

UUbo

c   O   100 R(kgf

t

m

  1o

060 1ue 500 ]oo 図

1sR

sGoN 関 係   goo

G

〔kgL

2 〕

1 D°4°     O

D2D      o

o                                         

_

  50       60        70       80        90       1no      

G日

(kgf /

mV)H

i 図

2 

R

〜。

G

N 関 係

一123

(4)

NII-Electronic Library Service 表

1 砂に関す る 室内試 験 結果の

物 理 的 性 質 実 験 条 件 実   験  結  果 試料 名 G5I  F

c

    %) W 瑪〉 e       σ9 (kf/cmビ kf !c団

) G6        γ6

、         (×10

り h

豊 浦 砂 T1

一一一一.

1

0

601

 

O

5

..

  

一.

817

83

一一

一一

0

552

一「

T2

 

0

 

581

 

 ヒ

O

5

786.

670

541    o

3&8

1

−一

一 一一

   〇

367

T3

0

598

Lo

1167.

770

706

0

 

 

359

 

 

 

.」

T4

l  o

601 L

0 U50

OO

O

748

 

0

 

38

 一

δ

T5

11

0

605

 

 

0

 

 

 

 

12

1462

OO

 

1

 

100

 

 

 

 

L「

0

410 T6 0

580 2

0 1460

OOi

060 0

363 T7

0

594

3,

0

1692.

00L4400

370 T8  0

591 3

0 183L35 し2000

392    T9

1  0

699 0

5 686

89o

444

一一

390 TLQ

 

 

 

 −

「  O

681 0

5 657

72

 

O

 

455

 

 

 

0

 

375

 

 

 

 

Tl1

1

ヨ 1 0

673 LO 944

28

 

O

 

788

0

347 T12

 .

一一

O

695 LO 898

97O

658

0

365   TL3

一.

2

6480

ZA

D

 

o

696

 「一

2

0

1246

00 1

 

 

nO

 

 

 

353

 

 

 

 

rO

 

 

 

 

一.

冖..

  TL4

O.

744

2

0 H67

27 [

210 0

396

TL

 

 

O

LI

69i 3

0 [442

45L670

 

 

 

 

 

尸」

0

390

 

 

T16

−.

一一

1.

L凵

L」

亅    

一.

0

700

80σ

    3

0

 

 

 

 

 

 

一.

    0

5

B74

75

 

1

 

780

 

 

 

 

一一.

η

  

FF

 17

 

 

 

 

 

 

 

 

. 一

  Tl8

 

550.

OO0

502 0405

0

397

21I

il

 0

763

   0

5 545

32o

498

 

 

 

 

 

0.

371

一一

 T19 0

767     

「」

LOL

628

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697    「

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3811 T20

广

一一

0

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LO η7

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603 0

345 T2 恥

 

 

 

 

 

 

0

822 2

G lOOL97i

llO 0

386 T22 i 0

615

 

2

 一

o

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38L220

 

 

399

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3

0 1313

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T24 i 0

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    3

0 12δ6

12    1

210   1

    o

374 隔島 砂

 

 

 

 

    F 工

0

 

 

 

582

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0

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O

 

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L.

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O.

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0 918

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O

 

 

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12

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   1

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289 F15    O

673

−一}.

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O.

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O

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2

 

0

 

 

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970o

252   藤沢砂

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1

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  0

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2

0

 

 

 

 

 」

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79L480 0

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o 1026

062

250 0

253 成田砂 M

12

7014

029

580

898 O

7 414

240

727 O

218 賄

22

8422

012

090

721 1

4 893

380

851O

234

N直

3

2.

6812

529

090

773

2

6 982

291

715 O

275 浦 安砂

 一

 

.一

..

  

..

2

748

m」

  2

712L45   :

  

3L98 0

952 1

2 392

29

一.

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2

L冖

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   UR

3 7

832

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404.

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4 2

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1

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    3

4 12io

85 L      

460十 0

197 [記号説明]Gs ;土粒子 の 比重         w :含 水 比  A

D

:         e :間隙 比 F

G

:細 粒土含 有 串 空 気 乾 燥 Ue :拘束圧 Ge :初 期 せ ん 断 剛 性 γH

5 :規準 ひずみ h

瞳、

:最人減衰定数

124

N工 工

Eleotronio  Library  

(5)

た だ し

sGON ≧166

67(

kgf

/cmZ ) o

 L とする

  c 冫b

5

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×

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2.

25

×

10

5 〔

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44

44

 

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0005

             

 (21) た だ し

cG 。N≧44

44 (

kgf

/cm2 ) °

5と す る

 (20>式と (21) 式で表され る規 準ひずみ の簡 易 推定 式の色は, 原位 置試 験 と通常の土質 調査の デ

タ か ら (14 )式と (15 )式で 与え ら れ るsG 。N

 cG 。N を定 義す るこ とに より

s  7f

s が sG

N に よっ て , ま た cr

5 が cGON に よっ て

義的に推定で き

室 内の動 的 試 験に よ る実 験 表

2 粘性土にする室 内 試 験 結 果の

覧 試 料名 広 尾粘土 A

1A

2A

3A

4A

5 霞ケ関 粘土   B

1B

2B

3B

4

駿 河台 粘 土   c

1C

2C

3C

4 鴻 巣 粘 上 D

1D

2D

3D

4D

−5D

6D

7D

8D

9D

10 千住 粘土  SE

1

 SE

2  SE

3  SE

4  SE

5  SE

6SE

7SE

8SE

9SE

10 壟二

1SE 12SE

13SE

14SE

15SE

16SE

17 土 粘 安 浦 4 膿 る 眠

16

7 膿

UR−

8UR

IO 物  理  的  性 質 GsF

C

(%) 1 ) W % ( e

2.

679

 

51.

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1

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1

  96

0       3    

1

2

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0 49

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5 L517 [

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4zo Z

Z73Z

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12L282 2

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1

5931

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6       1

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55

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61

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63 6

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64   1

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1

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2.

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2.

 

672

 

 

95

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141

672

  

2.

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L

759

31

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 2

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365

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68297

572

782

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2

666

. 

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837

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2

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97

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2

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895

 

 

2

705

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75L827

2.

679

一一

92,

7

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45L615 2

594 95

 

 

 

2

 

 馳

L62

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7i4 2

782

96

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7

      

tr

 2

660    96

0 73

呂785

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4360

6054

418L85 518

179i

29 艮 8

1L76

1764

118072 実  験  条 件   σR 〔kgf/cm2) LoL52

O3

04

o Lo1

o 0

C

R

1

01

0  1

o

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1

0

1i.

1

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’』

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4

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1

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1

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1

 

2

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1 O

1Ol

OO

〇 二 こ

1  

   

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8

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3

6 乞 5

ー 2

20

〇 二  

1

穐 商

  0

1 240240  240

万皿 3606001440

i40240240

実  験  結   果   Ge (kgf/c皿〜) 2A2

88302

9733L59447

76607

ll 9L6898

73leg

07111

Ol 332

98358

51387

03404

70 168

32280

27

1

93557

86251

85255

14323

57196

46 γu

〜 (Xlo

面52 髄

一.

2

402

192

62 2

383

203

343

49 2

302

782

452

70 1

12L53

301

681

36L251

68 236

62     し31

1

  

 

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@ 

 

 

 

 

 

 

 

 1 2424D50 .45 。

. C158 .

165

171

162

164

t64

1

旦7 .

167

t65

55 .

43 .

159

149

181

198

177

180

182

186

179

.186 .

1861

0 .183  120

 

   159 .04  120    115.47  120     123.73  

120

    173.

92  

12 @    196.80  120

 

   

17D50

  、  1  1i  

0

 

0

 

0 −【

2

L29

. .... Ll?.Q  l440  12@    17474120120 120120 ,

33D41

.1680 .18 32,03<TAB><TAB>L93

 

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19626

24    

 

 r<TAB>1<TAB>2D92@1  0. 852D72

 

  ヒ

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3

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02

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0.

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292

6G<TAB> C}

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73D34<TAB>2 9<TAB>0. 正

54

D36<TAB>3 .08<TAB>0D192<TAB>2.

3<TAB>0

1

14i859 .

80

@ 一

L255<TAB>O ,11

99o .

1

§言 『

1378614D162

82@

 

  

356092

.t174 8A . .

6CC0002 ・ 07 卜

O771

70

768

@100

[記 説 明]

Gs

土 粒 子の比 重  

 

 

 

 

F

C

.: 細 土含 有率  

 

 

 

e

w :含 水比 σ

F

拘東

(6)

NII-Electronic Library Service 定 数を 必要とし な い点に ある

 4

2 規 準ひずみ の推 定 値 と実 験 値の比 較  前 節で誘 導し た規 準ひずみ の簡 易 推 定 式の適合性を検 証す る た め に (20}式と 21 )式を室内試験 結 果に適 用し推 定 値 と 実 験 値 を 比 較す る

一1

と表

一2

研 究に よ る室 内 試 験 結果の

覧 を 示 す

な お表

1の成 田 砂, 浦 安 砂お よ び表

2 千 住粘土と浦安粘十は

前 報 (

1

ll

)の実 験に追 加し て行わ れ た実 験 試料で あ る。 成田砂は

千 葉県 印 旛 郡

浦安 砂 と 浦 安 粘 土は

F一

葉 県 浦 安 市およ び千 住 粘 土は東京都足立 区の地 盤の ボ

リン グ地 点か ら

砂につ い て は ト リプルチュ

ブサンプラ

ー,

粘 性 土につ いては 固定ピス トンサンプラ

に より 深 さ方向に連 続して採 取し た試 料で あ る。 各 供 試 体の物 理 的性 質

実 験 条件お よ び実 験 結 果は表

1と表

2に示 す と おり で ある

 表

1と表

2の 各 供 試 体の

G

。 , e お よび σ。か ら, 砂につ い て は (14)式で与え られ る sG 。N を求め

こ の 値を 20) 式に代入 し s7。

5 の推定 値を求め る。 粘 性土 につ いて は (

15

)式で与え ら れ る cG 。N を求め

こ の値 を 〔21)式に代入 しc7。

5 の推定値を求め る。図

3に (20> 式に よる s7。

5 の推 定 値と実 験 値の比 較を示し

4に (21>式に よ る c7。

、の推定 値と実 験 値の比 較を示 す。 両図には

実 験値に対す る推 定値の比の 平 均 値 X に標 準 偏 差 an を加 減 算し た範 囲 を 合わせ示し た

      砂 (個 数 n

59):

X =

1

03

σn

0

2ユ 実 験 憩 s γ e

b4xlo

s ] xlO

3 2xlo

1 ユx10

1 o巨 繭砂 0 福島吟 △ 麒 沢砂 ■戒 田砂 ▲ 濯 安 碑

  

/ / ・ /

 冗

。/

  ロ /       実験 嶝

推定値      粘

駐三土 (n

46) :X

1

04 σn

0

20  図

一3

と 図

一4

よ り

推 定 値は実 験 値と比 較 的よ く対 応し て お り {20 )式 と (21 )式は

実用 ヒの 簡 易 推 定 式 と して

卜分 使 用で き る もの と考え ら れ る。   4

3

 他の究者に よ る実験結果との対 応  図

5は

Hardin・

Drnevicht

i’

岩 崎ら,

お よ び国生Ls

P の砂に関す る室 内 試 験 結 果か らs 70

5 とsG 。。 の関 係 を 求 め

両 対 数 紙 上に プロ ッ トした もの である

こ こ で

岩 崎ら と 国生の験結果につ い て s漏 と sG 。N の関 係は 次の方 法によっ て求め た

 岩 崎ら と国 生は

豊 浦 砂の

G

。に閧す る実 験 式 として

そ れ ぞ れ次 式 を提案してい る

  岩 崎らの実 験 式91:      

G。

= 900 

Fs

(e)σ畧

4

…・

……・

…・

………・

……

(22  国 生の験 式+3 ] :      ( 

=840Fs

(e)σ:

s

 

r・

 

…・

 

…・

…・

 (23) こ こで

〔22 )式

〔23) 式の 両 式 中の Fs e)は

(7) 式で与え られる砂の 間 隙 比の関 数である

 (22)式

(23)式 をそ れぞれ (14)式に代入 すると

sGa

vは次 式に よっ て与え られ る

  岩 崎らの sGoN  l      sGON

900/o:

5

 

tt9

 

一・

 

tt・

 

 (24 )  国生の sGoN :      

sG 。N

=840

/σ:

…・

…・

7…『

…・

…7…………・

25

)  次に

岩崎

国 生に よ る

G

/σo

γ関係の験結果 tγ e  sSltlo

2xlo

1

×

la

1 浸

1

oコ σ

O

21       O      lxle

s ZxlO

s   3xlO

−’

3 4xlO

i       椎 定 楓      s γ e

s 図

3 〔20) 式によるsγ

sの推 定 値と実 験 値の比較 5xlo

−L

2xlo

(20 nevich 〔乾 燥 砂P nev

ch(飽 和砂P

ら【豊 浦 砂 )9ト 砂〕1

1      

一一

一一

__

_

L

−一

_

J  ltl°

loo

 2。。  s。o ユ。。0200 。  50。Q        

G

〔k肩「〆CmZ )L 図

5 sγ

s

sG 。N関係の実 験 結果 と (20>式の対応 実 験 値

TeE4xlO

1 3xto

s 2xユ0

3 lulo

−】

      /     

/t

   

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/M

 

黝 値

齪 値 、

1

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σ

°

幻      1)  1

LQ

2

よ0

−・

週 。

1。

・       権定 錮      c7ub 図

一4

 (21>式によるcr。

Eの推 定 値 と実 験 値の 比較 匚γesSxlo

4刈o 3xlO

2xle 1

10

      ]D     50      1eo      ISO       IG

x〔k呂繭

2 >い 図

6 c7。

s

cGoN 関 係の実 験 結 果と C21}式の対 応

126

N工 工

Eleotronio  Library  

(7)

(豊 浦砂)の 平均 曲 線か ら

各 拘 束 圧 σ。に対 する r。

5 を グ ラフ上 か ら読み取 り, その時の σ。に対する sGeN を (24)式と (

25

)式に よっ て求め た

 図

5の

(20〕式 を 表して い る

5より

両 対 数 紙

sG 。N の 増 加に伴い s γ。

、が減少する傾 向が 実 験 結 果にみ ら れ

実験結果の傾 向と (

20

}式 がよく対 応 してい る

 図

一6

は,Hardin

Drnevich5 ’

梅 原14)

梅 原

樋冂 ら15}

梅 原

善ら16 )

および国 生ら17丿 粘 性 土に関 す る 室内試 験結果 か ら。γ,

、 と cG 。N の 関 係をプロ ッ ト し たもの であ る。 ただし, 国 生らの実 験 結 果につ い て は

(1  式で与え ら れ る粘 性 土の間 隙 比の 関 数Fc(e)の適 用範 囲 を 考 慮 し

e〈2

5の範囲の実 験 結 果を採 用し た

  図

6の実 線は

(2D 式 を表して いる。 図

6 より

実 験 結 果に ば らつ き は あ るの の

cG 。N の増 加に伴い c70

5 が増 加する傾 向が み ら れ

(21)式が実 験 結 果の ば らつ きの囲 に 人っ てい る

5と図

6の両 図よ り

(20 >式と(21 )式で表さ れ る規 準ひずみの簡 易 推 定 式は

他の 研 究 者によ る実験 結 果 と お お むね よ く対 応して いる と考え ら れ る。   5

最 大 減 衰 定 数の実 験 曲線   原 位 置で の減 衰 定 数

h

の ひずみ依 存 性 (

h〜

γ

ma

係 ) を (4)式に基づい て推 定 する場 合

規 準ひずみ 70

5 の 他に も う 1つ のパ ラ メ

タ である最 大 減 衰 定 数

hmax

を求める必要が あ る

hmax は 3章 3

2節で述べ た よ う に砂につ いて は試 料の乱れ の影 響 を

粘 性 土につ い ては 圧密時間

過 圧密比の影響 を受け ない 試 料固有の物 性 値 であ る.  本 章では

室 内の 動 的が実施で き ない場合

,hmax

を推 定す る 1つ の 法 とし て

簡 易な粒 度試 験 か ら求め ら れる細 粒 土 含 有 率F

C

hmax

関 係を検 討 してみ る

7は

1と表

2に示 し た砂および粘 性 土 の 各供 試体の実 験 結 果か ら hmax とF

C

(%)の関 係 をプロ ッ ト し たもの である

こ こ で

豊 浦 砂, 福 島砂

藤 沢 砂お よ び広 尾 粘 土

霞ヶ 関 粘 上

駿 河 台 粘 土

鴻 巣 粘土の

hmax

各試料ごとの実 験 結 果の均 値hma

O

4h 冂 o

]o O

20 n

10

姻 蹴 囎 。,  

 

 び ロ ● β雲Ell磅

諾 安 の

千仕 帖 †

浦 安 粘 i

レ . 了

O

● o

o

−一

L

 L  

 

L

−−

L

−−

L

−−

1   0         20         40         60       80        ]0〔工       F

C

(% )     図

ア ん

皿.

F

C

関 係の実 験 曲 線 白 丸でプロ ッ トし

±σn (標準偏 差 )の範 囲 を示し た。 他の試料の

hmax

供 試体の個々 の実 験 結果を黒丸で プロ ッ ト し た。 図

7の 実 線は

,hma

〜F .C .

関係の実 験結果の平 均 曲線を示し ている

一7

よ り

簡 易な粒 度 試 験 結 果の F

C .

か ら砂お よ び粘 性 土の

hma.

の お お よその が推 定で き る。 この図で

F

C ,

が20 %以 下 で 0に近づ く と

h

囮 . が急に増 加す る傾向が あ る。 これ は 粘 性土に比べの方が減 衰 定 数が大きい とい う通念 を 明 確に示し てい る

F

C

が60% 以 上にな る と

hmax

がわずか に増 加 する傾 向がみ ら れ る

こ の点に関 して 国 生ら171, 善ら 1 町よ ひずみ レベ ル ご と に減 衰 定 数

h

と塑 性 指 数

Ip

の 関 係につ い て検 討して い る

これに よ ると粘 性 土の

h

は砂に比べ る と 小 さい もの の

粘 性 十の

Ip

が80 以上になると, 

Ip=

40

60の時に比べ h が 大き く な る傾向を示し ている

こ の よ う に,

F .C ,

ある い は Ipが あ る値を超え粘性土の 性が より顕 著に なる と

,h

が む し ろ増 加す る とい う定性 的な傾 向につ い ては

本 研 究に よる実 験 結 果と国生ら お よび善らの実験結の 三 者の傾 向は

よ く対 応し て い る といえ る。 な お 図

7 の豊 浦 砂の

hmex

が, か な り大きく0

4に近い値を示し

他の砂 試 料の値に比べき く離れてい る。 こ の点にっ い ては

今 後の検 討課題と した い

 

6.

結  び  本 論文で は

砂お よび粘 性 土の原 位 置に おける動 的 変 形特 性の簡 易 推 定 法 を

,H −D

モ デル に 基づ いて提 示し た。 本 論 文の 内 容を要 約す る と以 下の と お り で あ る

  (1)

H −D

モ デル の パ ラ メ

タの 規 準ひ ずみにつ い て (20) 式と (21)式で表さ れ る簡 易 推 定式 を 示 し た

こ の簡 易 推 定 式の特 色は

初 期せ ん断 剛 性

間 隙 比お よ び拘 束圧 を 用い て

(14)式と (15)式に よ り規 準 化 初 期せ ん断 剛 性 を定 義する ことに より

規 準ひずみが 義 的に推 定で き る点にある

 (2> 規準ひず みの簡 易 推 定 式の適合 性 と有 効 性を検 証 する た めに

(20> 式と (

21

)式に よ る椎 定 値と本研 究お よ び他の研 究 者に よ る実験 値を 比較し た

規準ひず み の推 定 値は

実 験 値と よ く対 応 して い ること を 示 し た

  (3) H

D モ デルの パ ラ メ

タの 最 大 減 衰 定 数につ いて

簡 易な粒 度 試験による細 粒土含 有 率か ら

こ の を推 定する ための実験 曲 線 を 示し た

 (

4

) 上記 (

1

), (

2

), (

3

)の 研 究 結 果は

H

D モ デル を規 定す る初 期せ ん断 剛 性, 規 準ひずみお よ び最 大 減 衰 定 数の 3つ のパ ラ メ

タ が 原 位置試 験と通 常の 土質調査に よ る デ

タ か ら簡 易 的に推 定で きる ことを意 味 している

し たがっ て

室 内の動 的 試 験が実 施で き な い 本論文で提 示し た簡 易 推 定 法は 実 用 的な観 点 か ら有効で あ る と考え ら れ る

  し か し

こ の簡 易 推 定 法を実地 盤に用い るた め には

そ の適 用 範 囲と限 界を明ら か にすると同 時に

地震応答

127

参照

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