足部=足関節・足
Erratum 網細血管(古い表記)→毛細血管 PT 吉田くん 汚染両→汚染量 PT 折戸くん 偽関節になりやすい骨折 舟状骨→舟状骨骨折 PT 上野くん
足関節~足
リハビリテーションの
対象になる疾患が多い!
治療靴
テーピング
インソール
etc…
療法士の腕の見せ所、的な疾患が多い
足部疾患治療の目標
Plantigrade foot
=蹠行足
=セキコウソク
=足底すべてを接地に用いた歩行が可能な足部
の再建
Grasping-ground-foot
欧米人:屋内でも靴を履く
東洋人:屋内では裸足(モンスーン気候)
∴足部疾患の頻度・内容が異なる
欧米人は立位・歩行前の乳児にクツを履かせる
↑
すべりどめつき あかちゃん用やわらか靴
2014年卒 大野敦生PT(座間総合病院)
Fußpfleger目指してドイツ語練習中
①足関節:狭義 脛骨下関節(距腿関節)、 内踝、腓骨外踝 =螺旋関節 ②足関節:さらに狭義 距腿関節 ③足関節:広義 距腿関節 距骨下関節 距踵舟関節 踵立関節 楔立関節 ④足関節:さらに広義 ③+ 足根中足関節 中足間関節 中足趾節間関節 趾節間関節
足関節正面 足関節側面 脛骨 腓骨 外踝 内踝 距骨 距骨 踵骨 ↓舟状骨
足関節 (AFT) (ATF) (CF) (PTF) (PFT) 外側側副靭帯: ATF+CF+PTF BGU
内側靭帯=三角靭帯
※内側と外側にある骨を理解していれば 国試の解剖問題はだいたい正答できる
○けつじょうこつ
×きつじょうこつ
楔
状
骨
ケ
ツ
ジ
ョ
ウ
コ
ツ
舟状骨
楔状骨
踵骨
距骨
豆状骨
掌蹠膿疱症
書けるように読めるようにしておくこと
しゅうじょうこつ
けつじょうこつ
しょうこつ
きょこつ
とうじょうこつ
しょうせきのうほうしょう
外側縦アーチ
横アーチ
外側縦アーチ
内側アーチ
踵骨・距骨・舟状骨・
足部の横アーチ
横アーチ 内、中間、外側楔状骨・立方骨 第1〜5中足骨 中足根骨部 ◎内側楔状骨=第一楔状骨 中間 〃 =第二 〃 外側 〃 =第三 〃Chopart関節とLisfranc関節
(ショパール) (リスフラン)
覚え方 Cho
P
artが
P
roximalにある!
いずれももともとは切断レベルとしての名称
足部の切断レベル
中枢から
サイム切断
ショパール切断
リスフラン切断
※上から50音順になっている
サイム切断・サイム義足 断端荷重が可能 =義肢なしでも歩行可能 歩容が正常に近い 断端の膨隆により、ソケットの懸垂獲得 (ときに義肢とあいにくい場合も) 断端が踵の皮膚=厚い=断端が丈夫 サイム(Syme)切断= 足関節直上、踝隆起を残した切断=断端は踵部の皮膚
下腿の伸筋:深腓骨神経 伸(シン)が 深(シン) ○前脛骨筋 背屈・内反 (深腓骨神経支配) ○長母趾伸筋 母趾背屈・足関節背屈 (深腓骨神経支配) ○長趾伸筋 第2-5趾背屈・足関節背屈 (深腓骨神経支配) ※「足の背屈は深腓骨神経」と 覚えれば国試は回答できる
下腿の屈筋:浅腓骨神経(
腓
がつく筋)と脛骨神経
○長腓骨筋(浅腓骨神経支配) 足部外反・底屈 ○短腓骨筋(浅腓骨神経支配) 足部外反・底屈 ○下腿三頭筋 (脛骨神経支配) ●腓腹筋(二頭) ●ヒラメ筋(一頭) 足関節底屈・(内反) ○足底筋(脛骨神経支配) 下腿三頭筋補助 ○後脛骨筋(脛骨神経支配) 足関節底屈・内反 ○長趾屈筋(脛骨神経支配) 趾屈曲 ○長母趾屈筋(脛骨神経支配) 母趾屈曲後脛骨筋 tibialis posterior(略してTP) ○脛骨神経支配 ○足関節の内反・底屈 ○起始:骨間膜・脛骨腓骨後面 ○停止:舟状骨粗面・第1~3楔状骨 ○内側縦アーチを吊り上げる ○足根管を通る 〇「扁平足障害」「外脛骨」に関係
扁平足・扁平足障害
(×偏平足)
扁平足障害: 成人
縦アーチの減少または消失により
なんらかの症状を有するもの
扁平足障害: 成人
○幼児期から存在する扁平は成人になっても症状なし ○中年期以降発症の扁平足では内踝下方の腫張・疼痛
扁平足障害: 成人
○後脛骨筋腱の機能不全 ○後脛骨筋腱の変性・断裂により 縦アーチが減少 ○女性に多い ○内踝後下方の 後脛骨筋腱に沿う圧痛 ○進行すると足関節が外反 ○外反足になると外踝下で 軟部組織がインピンジ⇒疼痛 ○つま先立ち不可後脛骨筋腱は
扁平足障害: 成人
理学療法が有効!
治療足部内在筋の強化 足底装具
変形性足関節症
○中年以降の
女性
に多い
○外傷性が最多
(捻挫程度でも変形性関節症の
原因になりうる)
○非外傷性では扁平足障害に
続発するものが多い
○変形性膝関節症・股関節症より
少ない
変形性足関節症
治療 ○関節内注射 ○装具療法 ○外側側副靭帯の不安定性によるもの(初期)は 靭帯再建 ○内反型関節症 進行期には脛骨遠位外反骨切り術 ○末期のものには距腿関節固定術、または 人工足関節置換術外反母趾
外反母趾 ○母趾が外反・内旋する変形 ○
第1中足骨(骨頭)の内反
、内方突出 ○ 〃 が靴と当たり疼痛発生 ○女性に多い 男性の10倍 ○家族性が強い(とくに10代発症例) ○10代発症例は扁平足の合併が多い ○ハイヒールと何らかの関係?発症率15倍 ○年齢とともに変形が進行 ○第1MPの内側にバニオン(bunion) =有痛性腱膜瘤 ○第2、3中足骨頭部に有痛性胼胝形成 ○ある程度進行すると外側に脱臼した屈筋腱, 伸筋腱が母趾を外反させるので,無理な靴を履くのを 止めても変形は進行する○外反母趾角
(第1中足骨・基節骨長軸のなす角)>9度 ○荷重立位での足部正面のX線写真で計測
○M1M2角
(第1、第2中足骨の長軸がなす角)>15度 ○荷重立位での足部正面のX線写真で計測
フィルム フィルム X線 X線 荷重時に症状がでる疾患は 立位荷重でX線撮影を行うのが基本
外反母趾 治療:靴
○治療の中核=靴の選択,改良 ○外反母趾に適した靴 (諸説あり): 足部が靴内で前方にすべらないように 紐などで調節でき,先端(足趾部分)に 十分な余裕があり,厚さ(高さ)が十分な靴 長さは踵に小指が入る程度 MP関節部での周径が合い,ヒールは3cm以下 ○MP関節内側部の当たる部分の革は 薬品で柔らかくし,圧迫器で拡げさせるでは 友人の靴をチェックしてみましょう
BGU外反母趾に適した靴 (教科書的な最大公約数) 足部が靴内で前方にすべらないように紐などで調節可能 先端(足趾部分)に十分な余裕(足趾が動かせる) 十分な厚さ(高さ) 踵に小指が入る程度の長さ MP関節部での周径が合っている ヒールは3cm以下
外反母趾 治療:保存療法 ○早期,軽度の症例,特に若年者には効果がみられる ○20歳以上のハイヒールで生じた 中等度以上の症例には効果が少ない ○運動療法: 母趾外転筋の筋力強化 母趾MP関節の拘縮除去運動 ○装具療法 夜間矯正用装具,歩行時セパレーター
外反母趾 治療:手術
○適応:変形のため正常の靴を履くのが困難, 疼痛により歩行に支障がある場合 ○第1中足骨内反が直接かつ最大の原因⇒ 遠位または近位で中足骨の骨切りを行い 外反位に矯正⇒第1中足骨が外反すると 母趾は自然と内反位に矯正 ○追加手術として中足骨骨頭内側部の骨性隆起の切除, 内転筋など軟部組織の解離 ○手術方法は無数に存在遠位骨切り術
矯正角度小・侵襲小
⇒中等度の症例(外反母趾角30度未満,M1M2角15度未満)
Mitchell法
近位骨切り術:Mann法など
陥入爪=いわゆる巻爪
治療
ワイヤー矯正
手術(重症例)
鬼塚法
フェノール法(爪母をフェノールで焼灼)
抜爪(最終手段)
爪周囲炎
○指趾の爪の周囲の感染・炎症
○陥入爪にしばしば合併
外脛骨障害=有痛性外脛骨
○外脛骨は健常人の10%程度にみられる
(多くは無症状)
○
後脛骨筋
腱内の種子骨
○治療
アーチサポート
疼痛が消失しないものはときに手術
外脛骨固定術(舟状骨に固定)
外脛骨摘出術
三角骨障害
○足関節底屈で痛みが発生
○足関節を強度に底屈するスポーツで障害
(サッカー、モダンバレーなど)
○治療
テーピング
三角骨摘出手術
足根管
脛骨神経
内側踵骨枝
内側足底神経 外側足底神経
足根管症候群
○足根管は脛骨内踝から踵骨結節に広がる 屈筋支帯(破裂靱帯)により囲まれた管腔 ○同部における脛骨神経の絞扼神経障害 ○足根管部の疼痛+足底感覚障害 ○足根管内の腱鞘炎・ガングリオン・足根骨癒合症などが 原因 ○脛骨神経は足根管内で踵骨枝を分岐後 内側および外側足底神経に分岐 ○内側足底神経障害=母趾のしびれ、知覚鈍麻 ○夜間痛を伴う場合も多い ○足根管部の圧痛,Tinel徴候 ○局麻剤による足根管への神経ブロック (診断+治療)(頻繁に)夜間痛をきたす疾患
肩関節周囲炎
肩腱板断裂
大腿骨顆部壊死
手根管症候群
足根管症候群
類骨腫
化膿性脊椎炎
足根管症候群
足根管を通過するもの
脛骨神経
長母趾屈筋腱
長趾屈筋腱
後脛骨筋腱
後脛骨動脈・後脛骨静脈
足根管症候群 治療
○足根管へのブロック注射
○扁平足やスポーツによる障害では足底挿板
(アーチサポート、ヒールカップなど)
○保存療法抵抗性のものは屈筋支帯を切離し
足根管を開放し脛骨神経の除圧を図る
距骨(無腐性)壊死
○多くは外傷性(脱臼・骨折)
○まれに特発性、アルコール性、
ステロイド性、血行障害性
虚血性壊死をきたす外傷は?
○手舟状骨骨折
○上腕骨頚部粉砕骨折
○大腿骨頚部内側骨折(成人)
○大腿骨頚部外側骨折(小児)
○股関節後方脱臼
○距骨骨折
○距骨下関節脱臼
(通常 距骨頚部骨折を合併)
外踝
腓骨筋腱脱臼
○腓骨筋腱支帯が付着している腓骨から 骨膜と共に剥離して長腓骨筋腱が脱臼 ○底屈位でのギプス固定 ○ときに観血的治療足底筋膜炎
○足底筋膜の踵骨停止部の変性による踵骨部痛 ○起床後の一歩目に疼痛 ○踵骨棘を合併することも多い ○ストレッチ ○踵骨部パッド ○踵骨停止部での腱切離足底筋膜炎 有名人
糖尿病性足部障害
糖尿病性足部障害
要素
○血行障害
○微小外傷
○褥創
リウマチと足関節・足趾
→既出
アキレス腱周囲炎
○腱傍組織(パラテノン)のoveruseによる炎症
○治療=ヒールのある靴を使用して
シーバー病(シーヴァー病)
Sever Disease
シーバー病
○骨端症のひとつ ○10歳前後の男子に多い ○踵骨骨端核の無腐性壊死 ○アキレス腱の牽引力による反復微小外傷 ○「成長期の痛み」と説明されることが多い ○レントゲン像:硬化像・文節像 ○治療:安静、足底挿板「成長期の痛み」と説明されることが多い疾患
○オスグットシュラッター病
○シーバー病
いずれも骨端症
先天性内反足
○生下時から存在する足根骨の形態・
配列の異常による足部の変形
○胎内での異常肢位?遺伝素因?
○尖足・踵内反・ 凹足・ 前足部内転
○踵骨の形成不全が本態
○足部の外側の骨成長に比較して
内側の骨成長が障害されるため
放置されると変形は増悪する(自然治癒なし)
○
男児:女児=2:1
○両側性>片側性
○頻度:0.1%程度
主人公が内反足、の小説は?
主人公が内反足、の小説は?
先天性内反足:診断
○変形は生下時より存在 =視診による診断は比較的容易 ○鑑別診断: 子宮内での肢位・うつぶせ寝に伴う内反変形 先天性多発性関節拘縮症 麻痺性内反足 ○真の先天性内反足は徒手的に矯正した場合, 足部は硬く,矯正不可能 ○X線写真で距骨と踵骨の位置関係を計測、 変形の程度を評価足部側面像で距骨と踵骨のなす角度(側面距踵角)が減少 (正常:30~50゚)
先天性内反足:治療 ○矯正ギプスを生下時より開始(1週間以内が推奨) ○1週ごとに巻きかえて矯正 ○矯正が得られたものに対しては矯正位保持と 再発防止のため 夜間装具や矯正靴などの 装具療法を6歳過ぎまで行う ○ギプスによる矯正は主に内反変形に対して行う 無理して尖足を矯正すると船底足変形 ○ギプスによる矯正で残存した尖足は アキレス腱延長術などで矯正 ○ギプスを3ヵ月以上続けても効果は期待できない →3ヵ月間の矯正ギプスで矯正が不可能な場合は手術 ○手術 後内側解離術=軟部組織解離など 骨変形が完成した年長児には骨切り術や関節固定術
後方解離
イリザロフ式 創外固定
内反足:デニス・ブラウン副子
Ponseti IV et al: Treatment of the Complex Idiopathic Clubfoot. Clin Orthop Relat Res 451:171-6, 2006
Morton病(Morton’s neuroma)
○趾神経の神経腫、または神経炎 ○第4第5趾間,第3第4趾間に好発 ○足趾のしびれや灼熱痛 ○中足骨頭間に小さな腫瘤として 触れることが多いMorton病(Morton’s neuroma)治療 保存療法 ○ステロイド剤の局所注射 ○中足骨頭との摩擦を減少させるため, 第2中足骨頭の近位をメタタルザールパッドで支持 手術療法 ○中足骨頭間の横靱帯切開・開放 +趾神経の腫瘤部で神経鞘切開