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平成27年度事業計画書_

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Academic year: 2021

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平成 27 年度 運営方針

一 はじめに まず冒頭に、昨年は社会福祉法人上天草会設立 40 周年を無事に迎える事ができ感謝を申 し上げるとともに、これからも関係各位のご支援とご協力をお願い致します。 昨年は、養護入居者の重度化対応・充実による訪問介護事業の再開、人員確保困難による 短期入所生活介護事業の縮小というかつてない事業変更から始まり、利用者並びにご家族に は多大なご迷惑とご心配をかける事となりました。また、役職員各位にもご苦労をかけまし たが、みなさんの活躍やご協力に対し感謝申し上げます。 近年の当市の状況は、熊本県下の中でも急速に過疎化が進んでおり高齢者数は当面 3 万人 余りと横ばいでありますが、生産年齢人口は年々減少し 10 年後の平成 37 年には現在より 2 万人減の 3.6 万人余りで高齢化率は 46%となります。よって、介護職員の確保は事業運 営上最重要課題となっています。その課題を克服するために、昨年は雇用形態を抜本的に見 直し処遇改善を図り少しずつ効果が出ています。 今年は、3年に1度の介護報酬改定の年となっています。昨年の総選挙において「消費税 10%」が 2017 年 4 月へ 18 カ月延期となり、このことは介護業界で予定されていた財源 が削減され 2 月にあった報酬改定は厳しいものでした。よって、昨年後半に当法人で取りま とめました「事業安定化」に向け「安定化」・「合理化」・「効率化」を柱に取り組んでいきま す。 合わせて、今年 4 月 15 日には養護老人ホーム開設 40 周年となります。この栖本町で地 域の方々のご支援とご協力の元、事業継続ができた事を感謝し厳しい時代ですが乗り越えて いく所存です。 結びに、今年も経営理念である「明るい未来のために~信頼・笑顔・感謝~」を胸に刻み 邁進してきます。 二 事業部 (事業運営) 昨年は、訪問介護事業の再開と短期入所生活介護事業の縮小を実施し大幅に事業変更を行 いました。年度途中には、事業安定化計画に基づいて課題を認識し、養護老人ホームにおけ る特定施設の事業効率化を図るために 12 月には通所介護事業の定員を5名増員しました。

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よって、施設を中心とした複合施設での強みを強化します。 (職員体制) 各課長のきめ細やかな指導、教育、声掛けがなされ、近年の対応が実を結んでいます。し かし、現在の職員年齢構成を見ますと、年々定年を迎える方がおり調整を行う必要がありま す。今年は高卒者を3名確保できておりますが、法人全体でより一層の教育体制を整え早く 1人前の職員として育てる必要があります。また、外部研修に派遣をしていますが効果的な 復命が出来ていません。施設代表である責任と自覚を促すためにも、若い職員や中堅職員の 内部研修も含め体制を整備します。 (制度改正) 今年は、法律改正や報酬改正の年となっています。複雑化している改正内容を熟知し、利 用者やご家族に十分な説明と理解を行います。 三 総務部 (法人全体業務) 課毎の業務は計画通りに進みましたが、今年は事業を安定継続するためにも人材の効率化 を一層図らなければなりません。仕事調べを通じて業務を見直し人材配置を適正化します。 (情報公開) 昨年より、社会福祉法人に対する情報公開が議論され一層の透明性の確保や人材確保の観 点からも情報発信が必要です。今年は、様々な媒体(広報誌・ホームページ(リニューアル)・ SNS等)を活用して情報公開を行います。 (費用対効果) 消費税や円安の影響により、事業費における食材料費や光熱水費が高騰しております。再 度、積算し食費の増額を含めて適正化を行います。また、予算に基づく物品購入管理を強化 します。 四 養護課 (事業運営) 昨年は、年度当初に慢性的な空床が発生し今まで以上に行政当局と調整を行いましたが、 待機者減少や重度化に伴う退居等があり安定的な満床とはなりませんでした。現在も待機者 の少ない状況は続いており、引き続き行政当局と連携を図っていきます。

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また、養護入居基準見直しによる要介護2までの引き上げや特養の入居基準要介護3以上 の重点化があり、少なからず影響があると思われます。地域における養護の将来像を含め、 天草市の3施設で課題を共有し我々は複合施設での強みを強化していきます。 (介護保険) 法人内事業安定化計画により、入居者の孤立の解消の為に 12 月より通所介護事業の定員 を5名増員し日中における介護保険サービスの充実を図りました。よって、通所介護事業所 と連携を図り協力を行います。今年も支給限度額を考慮しつつ、特定施設サービス計画に基 づいて、効果的に提供します。 (生活支援) 養護入居者については、重度化が顕著であり介護保険サービスにより様々なサービスが提 供されていますが、一方自立者についてはサービスが十分とは言えません。近年、若い方や 男性等が入居者となっているので、より一層の日頃の声掛けや対応の強化をします。 家族環境の変化があり、身元引受人が不在の入居者も少なくありません。成年後見人制度 や公証役場、行政当局と連携し対応します。 生活環境の変更に伴い、今年6月までの施行予定である受動喫煙防止措置が努力義務にな る事や、近年の病院や施設の火災事故を受けて、個室内での喫煙を禁止します。よって、環 境を整備し決められた場所での喫煙とします。 五 特養課 (事業運営) 医療・介護一括法の成立により、入所要件の厳格化、一定所得以上のある利用者の自己負 担が2割、補足給付の対象要件に資産を追加される等事務手続きが煩雑となります。よって、 利用者へ十分に理解を求め説明します。 また介護報酬減額に伴う加算取得に向けて、検討します。 (生活環境) 2025年まで10年となり、団塊の世代の入居が始まろうとしています。そのような中 では生活環境の変化もしなければなりません。当面多床室ですが、個室に近いプライバシー に配慮した居住環境を整えます。 (看取り) 地域包括ケアを構築するためにも、今後も施設での看取り介護の環境を整えます。

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六 ユニット課 (事業運営) 特養課共通 昨年からの運営推進会議を効果的に開催し近隣、家族、関係機関との関わりを深めます。 今年度より入居者の理解を得て、入院や外泊時の居住費負担を求めます。 ユニットリーダーを中心にユニット毎の特徴を活発にし、生活環境に生かします。 (看取り) 特養課共通 七 通所課 (事業運営) 今回、法改正により介護予防事業(訪問介護・通所介護)が地域支援事業に移行されます。 当市では、平成 29 年度からの施行が予定されており準備を行います。改正によって、混乱 も予想されますので利用者へ十分に理解を求め説明します。 また、サービス提供時間についても関係者と協議し理解を求め検討します。 介護報酬改正の中で、様々な機能について議論されています。「認知症対応機能」「重度者 対応機能」「心身機能訓練等を総合的に行う機能」「地域連携拠点機能」について、近隣状況 を踏まえ当事業所が担うべき機能に対応します。 (グループ化) 法人内事業安定化により、昨年より定員を5名増員した当事業所では、養護入居者及び在 宅者(要介護・要支援)が混在しているので、必要に応じグループ化によって効果的にサー ビスを提供します。 八 訪問課 (介護保険) 当事業所は、主に養護老人ホーム入居者を対象であるため、個々に関わる事が出来る強み を発揮し安心できる介護を提供します。 また、特定施設サービス計画に基づく、訪問介護計画を作成連携し様々な対応が出来るよ うに研修を行います。 九 居宅課

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(事業運営) 法人内事業安定化のサービス提供強化の為に、「認定調査事業」「介護予防計画委託」につ いて増員も含め検討します。 医療・介護一括法の成立により、平成 28 年度より事業所の指定権限が市町村に移譲され ますので、事業運営について随時確認を行います。 十 栄養課 (事業運営) 消費税、円安の影響で食材料費や水道光熱費が年々高騰しています。よって、食費につい て積算を行い適正化します。(昼食の食費:400円→500円) 従来から行っている食関連の行事(料理クラブ・出店・調理員昼食を中止)等について、 再度見直し及び適正化を行います。 配食サービス事業については、行政の意向を受け継続しながら提供範囲内で独自の配食サ ービス(1食500円)を提供します。 十一 看護課 (事業運営) 施設入居者の重度化による看護職員の役割は多様化しています。益々専門職としての業務 負担が大きくなっていますが、今年より減員となります。よって、介護職との業務分担も不 可欠となります。今年は法人内における看護課としての業務確立を強化します。 (看取り) 地域包括ケアを構築するためにも、今後も施設での看取り介護の環境を整えます。 (医療機関連携) 昨年より社協が実施している在宅療養支援体制づくり活動支援事業に参画し、協議をして います。地域内ネットワークを通じ、医療機関との連携を構築します。 十二 総務課 (事業運営) 今年は制度改正、報酬改定、介護保険事業計画改定等の事務手続きの煩雑が予想されてい ます。合わせて減員もあるので、業務見直しを行います。

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加算体制の変更による、資格、勤続年数に応じた職員配置を適正化します。 近隣施設等の取組を参考に、費用対効果を分析し預かり通帳管理費の利用者へ負担を求め ます。 (健康管理) 例年同様に、職員の健康管理を啓発するとともに、メンタルヘルス、セクシャルハラスメ ント、パワーハラスメント対策を行います。 (職場環境) 当市における生産人口減少に伴う、現場職員の慢性的不足を解消するために、働きやすい 職場環境の構築を続けます。 十三 運営課 (事業運営) 現在、議論(内部留保・法人課税等)されている社会福祉施設の役割を考えるにあたり、 法人全体業務を強化する必要があるので、増員を図り、事業安定化に向けて重点化します。 また、体制強化のため業務場所を固定化します。 これからも、法人における情報提供、ニーズ調査を強化します。 (研修体制) 我々に求められている研修は、倫理研修、社会人研修、新任研修、介護・看護の連携、介 護研修、認知症研修、福祉用具活用研修等多岐にわたっています。よって、各職員に担当を 設け、講師を養成し研修を継続的に行えるようにします。また、外部研修による復命研修も 効果的に開催します。

参照

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