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特 定 事 業 者 ( 買 手 側 )への 指 導 強 化 として 消 費 税 の 円 滑 かつ 適 正 な 転 嫁 の 順 守 を 位 置 づける 等 の 改 訂 を 実 施 した 下 請 取 引 適 正 化 ガイドラインについて ガイドライン 説 明 会 ( 計 379 回 平 成 27 年 3

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平成 27 年 4 月 13 日

平成 27 年 3 月末までの消費税転嫁対策の取組状況を公表します

○取組状況の概要 (1) 監視・取締り対応の取組 ・買手側の転嫁拒否行為に対しては、転嫁対策調査官(転嫁 G メン)による監視・取 締りを行っています。平成 27 年 3 月末までの累計で、指導を 1,728 件、措置請求を 3 件、勧告・公表を 19 件実施致しました(公正取引委員会との合算、詳細は別紙)。今後 とも、違反行為に対しては厳正に対処していきます。 ・平成 26 年度において、転嫁拒否に関する情報を収集するため、中小企業・小規模事 業者及び個人事業者に対し、大規模な書面調査を実施してきました。また、個人 事業者を含め、立場の弱い小規模事業者に対しても広く調査票が行き渡るよう、 商工会、商工会議所、都道府県中小企業団体中央会等を通じた配布も行っていま す。 ・消費税の転嫁状況を定期的に把握するため、事業者に対して転嫁状況に関するアン ケート調査(平成 26 年 4 月から毎月実施)を実施しました。平成 27 年 3 月の書面調査 では、転嫁状況について、事業者間取引では 85.3%、消費者向け取引では 76.9% の事業者が「全て転嫁できている」と回答しました。また、「全く転嫁できていない」と答 えた事業者は、事業者間取引では 3.2%、消費者向け取引では 4.2%でした。 平成 26 年 4 月の消費税率引上げを踏まえ、経済産業省では、消費税の円滑かつ適正 な転嫁を確保する観点から、様々な転嫁対策を実施しています。今般、平成 27 年 3 月 末までの主な転嫁対策の取組状況を取りまとめました。 ・中小企業庁では、平成 26 年 4 月以降、公正取引委員会と合同で中小企業・小規模事 業者等に対する大規模な書面調査を実施してきました。 こうした書面調査等で得られた情報をもとに立入検査等の調査を行っているところであ り、中小企業庁及び公正取引委員会は、平成 27 年 3 月末までの累計で、指導を 1,728 件、 措置請求を 3 件、勧告・公表を 19 件実施致しました。 ・消費税の転嫁状況の月次モニタリング調査(平成 27 年 3 月調査)では、転嫁状況につ いて、「全て転嫁できている」と回答した事業者が 7~8 割、「全く転嫁できていない」と 回答した事業者は 3~4%となっており、前月調査から大きな変動はありませんでした。 また、平成 26 年 4 月の調査との比較では、事業者間取引では、「全て転嫁できてい る」と回答した事業者は、79.0%(平成 26 年 4 月調査)から 85.3%(平成 27 年 3 月調査)と+6.3pt、消費者向け取引では、69.3%(平成 26 年 4 月調査) から 76.9%(平成 27 年 3 月調査)と+7.6pt となっており、平成 26 年 4 月 の消費税率引き上げ後、1 年が経過し「全て転嫁できている」と回答した事業者 の比率は高くなっています。

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・特定事業者(買手側)への指導強化として、消費税の円滑かつ適正な転嫁の順守を位置 づける等の改訂を実施した下請取引適正化ガイドラインについて、ガイドライン説明会 (計 379 回、平成 27 年 3 月末現在)等を通じて所管業界団体・企業等に対して周知徹底 を図っています。 (2) 広報・相談対応の取組 ・中小企業 4 団体において 2,328 箇所の相談窓口を設けて相談対応を実施しました (平成 27 年 2 月末までに約 132 万件の相談対応を実施。)。 ・中小企業団体や国が認定する支援機関において転嫁対策に関する講習会等(平成 27 年 2 月末までに 16,871 回実施、約 37 万人が参加)を行いました。 ・消費税転嫁対策に関する分かり易い手引き及びマニュアルを作成し、中小企業団体 や国が認定する支援機関を通じて、全国の事業者へ配布しています(約 109 万部を 配布済)。 ・中小企業庁では、WEB 上に情報セキュリティにも十分に配慮した申告情報受付窓口を 設置しています。消費税の転嫁に関するご相談の際にご利用下さい。また、電話での ご相談も受け付けています。 申告情報受付窓口 URL https://www.shinkoku.go.jp/shinkoku/ 電話番号 03-3501-1502 ○今後の取組 このため、平成 27 年度においても、積極的な情報収集をして違反行為に対する監 視・取締りを行っていくため、大規模な書面調査を引き続き実施し、転嫁拒否行為に対 して迅速かつ厳正に対処していきます。また、転嫁拒否行為は違法との認識を浸透さ せ、転嫁拒否行為を未然に防止するための広報活動の実施や事業者からの相談窓口 を引き続き設置するなど、監視・取締り及び広報・相談対応により、消費税転嫁対策に 取り組んでいきます。 今般、所得税法等の一部を改正する法律(平成 27 年法律第 9 号)により、消費税率 の引き上げ時期が 1 年半延期されたところですが、消費税転嫁対策の重要性にかんが み、引き続き、転嫁対策に万全を期してまいります。 (本発表資料のお問い合わせ先) 中小企業庁 事業環境部 取引課長 本道 担当者:前田 電話: 03-3501-1511(内線 5291~7) 03-3501-1669(直通) 経済産業政策局 競争環境整備室長 土橋 担当者:伊藤 電話: 03-3501-1511(内線 2625~7) 03-3501-1550(直通)

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1 平成27年3月末までの消費税転嫁対策の取組状況について 平成27年4月13日 経 済 産 業 省 平成26年4月1日の消費税率の引上げを踏まえ、経済産業省では、消費税の円滑かつ適正 な転嫁を確保する観点から、公正取引委員会とも連携して、①監視・取締り対応の強化策、② 広報・事業者からの相談対応の強化策を一体的に実施し、転嫁拒否の未然防止、違反行為へ の迅速な是正を行っている。 今般、所得税法等の一部を改正する法律(平成27年法律第9号)により、消費税率の引き上 げ時期が1年半延期されたところであるが、消費税転嫁対策の重要性にかんがみ、引き続き、転 嫁対策に万全を期していく。 このため、平成27年度においても、積極的な情報収集をして違反行為に対する監視・取締り を行っていくため、大規模な書面調査を引き続き実施し、転嫁拒否行為に対して迅速かつ厳正に 対処していく。また、転嫁拒否行為は違法との認識を浸透させ、転嫁拒否行為を未然に防止する ための広報活動の実施や事業者からの相談窓口を引き続き設置するなど、監視・取締り及び広 報・相談対応により、消費税転嫁対策に取り組んでいく。 消費税転嫁対策特別措置法が施行された平成25年10月1日から平成27年3月末までの主 な転嫁対策の取組状況については、以下のとおり。 (1)監視・取締り対応の取組 ①転嫁拒否行為等についての調査部署の設置 ・経済産業省は、転嫁拒否行為等に対して迅速かつ厳正に対処することを目的として、 平成25年10月2日、中小企業庁及び全国の経済産業局等に「消費税転嫁対策室」 を設置。 ・全国に配置された消費税転嫁対策調査官(転嫁Gメン)が転嫁拒否行為等の監視・ 取締りを実施。 ②特定事業者(買手側)の転嫁拒否行為に対する監視・取締り ・特定事業者(買手側)の転嫁拒否行為に対する監視・取締りを実施。平成27年 3月末までの累計で、指導を1,728件、措置請求を3件、勧告・公表を19件実施(公正取 引委員会との合算。措置請求は中小企業庁、勧告・公表は公正取引委員会が実施。 詳細は別紙)。 ※措置請求の3件は、平成26年9月に公正取引委員会より勧告・公表が行われて いる。 ・消費税転嫁特措法に基づく事前調査や立入検査において、下請代金法上の違反(書 面未交付、受領拒否、割引困難手形の交付等)を発見した場合には、下請代金検査 官に迅速に通知し、下請代金法による徹底した取締りを行う。 ③消費税の転嫁状況の月次モニタリング調査の実施 ・消費税の転嫁状況を定期的に把握するため、平成26年4月より、事業者に対して 転嫁状況に関するアンケート調査を毎月実施。平成27年3月調査(書面調査)の 結果について、平成27年4月1日(水)に公表。

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2 ・平成26年4月の調査との比較では、事業者間取引では、「全て転嫁できている」と 回答した事業者は、79.0%(平成 26 年 4 月調査)から 85.3%(平成 27 年 3 月調 査)と+6.3pt、消費者向け取引では、69.3%(平成 26 年 4 月調査)から 76.9% (平成 27 年 3 月調査)と+7.6pt となっており、平成26年4月の消費税率引 き上げ後、1年が経過し「全て転嫁できている」と回答した事業者の比率は高くな っている。 ④消費税の転嫁拒否等に関する大規模な調査を実施(公正取引委員会と合同) ・平成25年度において、公正取引委員会と合同で15万件の書面調査を実施。 ・平成26年度において、公正取引委員会と合同で取引の売手側である中小企業・小 規模事業者等(約400万者)及び個人事業者(約350万者)に対して、書面調 査を実施。 ・個人事業者を含め、立場の弱い小規模事業者に対しても広く調査票が行き渡るよう、 商工会、商工会議所、都道府県中小企業団体中央会等を通じて配布。 ・公正取引委員会と合同で、大規模小売事業者及び大企業等(資本金1億円以上の買 手側事業者)に対し、取引先事業者に対して消費税の転嫁拒否等の行為を行ってい ないかを把握するため、書面調査を実施。 ⑤転嫁Gメンによるパトロールの実施 ・転嫁Gメンが総合スーパー、食品スーパー、ディスカウントショップ、ドラッグストア、 ホームセンター、商店街等、計13,904件(平成27年3月末現在)を順次訪問。 ・小規模事業者が普段から接しているのは商工会、商工会議所の経営指導員であるこ とを踏まえ、転嫁Gメンと経営指導員等との顔の見える関係を築き、小規模事業者 等が日頃から直面している悩みや課題について、迅速・率直に情報交換できるよう な人的ネットワークを構築。平成27年3月末までに計2,524件を訪問。 ・信用金庫、信用組合に対する訪問を平成27年3月末までに計747件実施。 ・商工会、商工会議所が実施する消費税転嫁セミナーや消費税転嫁円滑化フォーラム などの各セミナーに転嫁Gメンが参加し、中小企業・小規模事業者に対して転嫁G メンの活動の紹介や相談対応等を実施。 【3月調査の結果概要】 (実施期間:平成27年2月25日~3月10日、回答数: 9,813 者)  転嫁状況について、事業者間取引では 85.3%、消費者向け取引では 76.9% の事業者が「全て転嫁できている」と回答し、平成 27 年 2 月の同調査と比 較して、それぞれ+0.2pt、+0.7pt だった。「全く転嫁できていない」と答 えた事業者は、事業者間取引では 3.2%、消費者向け取引では 4.2%で、平 成 27 年 2 月の同調査と比較して、それぞれ±0.0pt、+0.1pt だった。  事業者間取引における転嫁できた理由としては、「以前より消費税への理解 の定着」が最も多く 68.7%。「本体価格と消費税額を分ける」が 20.8%、「転 嫁特措法等による取締り強化」が 8.5%。  消費者向け取引における転嫁できた理由としては、「消費者において、消費 税率引上げの意義等に対する理解が浸透」が最も多く 66.9%。「本体価格と 消費税額を分けることによる反発緩和」が 25.4%。

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3 ⑥特定事業者(買手側)への転嫁円滑化の徹底 ・業種別の下請取引適正化ガイドラインに関して、消費税の円滑かつ適正な転嫁の順守 を位置付ける等の改訂を実施。 ・下請取引適正化ガイドラインの説明会(平成27年3月末までに379回開催。)、 並びに、特定事業者の契約業務を担当・管理する者等を対象とした「消費税転嫁対 策特別講習会」(平成27年3月末までに201回開催。)等を活用して、業界団体・ 企業等に対する周知を徹底。 ⑦業界団体・事業者に対する要請 ・平成25年11月に、公正取引委員会委員長及び経済産業大臣の連名で、約20万 の事業者及び関係業界団体を対象に消費税転嫁対策特別措置法の遵守の徹底を求め る要請文書を発出。 ・平成25年度に実施した書面調査の結果を踏まえ、平成26年1月に建設業、製造 業及び卸売業・小売業に係る業界団体(計575団体)に対し、消費税の円滑かつ 適正な転嫁の徹底を求める要請文書を発出。 ・平成25年11月及び平成26年10月に、約20万の事業者に対し、下請取引の 適正化について要請する際に、消費税の転嫁拒否等の行為を行わないよう要請する 文書を発出。 ・全国・地方の所管団体や企業等(約1,000の団体・企業等)に対し、消費税の 円滑かつ適正な転嫁の実施に係る要請を実施。 ・公正取引委員会による勧告を受けた事業者の所管業界に対して、消費税転嫁対策特 別措置法の法令遵守について要請文書を発出。 (2)広報・相談対応の取組 ①広報対応 ・平成27年2月に「中小企業・小規模事業者経営力強化フォーラム」として消費税転嫁の重 要性の理解等を目的としたフォーラムを独立行政法人中小企業基盤整備機構主催で実施 (東京、名古屋、大阪)。 ・平成26年11月の「下請取引適正化推進月間」にあわせ、消費税転嫁と企業間取引の適 正化をテーマとした下請取引適正化推進シンポジウム・セミナーを全国8会場で実施。また、 全国紙及び地方紙において、消費税の円滑な転嫁に関する相談窓口(下請かけこみ寺)に ついての広告を掲載。 ・消費税転嫁対策に関する分かり易い手引き及びマニュアルを作成し、中小企業団体や国 が認定する支援機関を通じて、全国の事業者へ配布(約109万部を配布済)。 ・消費者に税率引上げ分の負担を御理解いただくためのポスターや事業者に適正な転 嫁を呼びかけるポスターを作成し、中小企業団体や業界団体を通じて、全国の事業者 へ配布(約18万部(事業者向け:約5万部、消費者向け:約13万部)を配布済)。 ・消費者を始めとした国民の皆様に消費税率引上げの理解促進のための啓発イベント (「全国商店街キャラバン~語ろう、くらしと消費税~」)を、多くの消費者が集まる地 域の商店街で平成26年5月までに計49回開催済。 ・経済産業省、各経済産業局において垂幕を掲示し、事業者に対する転嫁要請、消費者に 対する消費税率引上げ分の負担を御理解いただくよう広報を実施。 ・消費税円滑化フォーラムを開催し、円滑な消費税の転嫁に向けた事業者・業界団体

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4 の自主的な取組事例等をPRし、事業者等の前向きな取組を促進(平成26年2月 ~4月の間に、全国9箇所で実施)。 ②事業者からの相談対応 ・中小企業4団体において相談窓口を設置(2,328箇所)し、平成27年2月末ま でに約132万件の相談対応を実施。 ・中小企業団体や国が認定する支援機関において転嫁対策に関する講習会等を平成27年 2月末までに16,871回実施、約37万人が参加。 ・中小企業・小規模事業者の取引上の悩みに関する相談窓口である下請かけこみ寺におい て、消費税の転嫁に係る取引上の相談にも対応。 ・平成26年4月1日の消費税率引き上げ時に集中する相談に対応するため、平成26年 3月、4月には平日に加え、土曜日、日曜日にも電話相談を受け付けるなど相談対応を 強化し実施。 ・中小企業庁では、WEB上に情報セキュリティにも十分に配慮した申告情報受付窓口を 設置し、広報用リーフレットの配布等を通じた周知を実施。消費税の転嫁に関する相談 の際に利用が可能。また、電話での相談も受け付けている。 申告情報受付窓口URL https://www.shinkoku.go.jp/shinkoku/ 電話番号 03-3501-1502

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5 転嫁拒否行為に対する対応実績(平成27年3月まで) 公正取引委員会 中 小 企 業 庁 平成 27 年3月までの公正取引委員会及び中小企業庁における転嫁拒否行為に 対する対応状況は下表のとおりである(勧告事件及び主な指導事例については, 別添1及び別添2を参照)。 表1:転嫁拒否行為に対する対応状況(注1) 調査着手 立入検査 指導(注2) 勧告(注3) 措置請求 4,391件 2,328件 1,728件 ≪83件≫ 19件 ≪4件≫ 3件 (注1) 公正取引委員会及び中小企業庁の合算。また,平成 27 年3月までの累計(平成 25 年 10 月~平成 27 年3月)。≪ ≫内の件数は,大規模小売事業者に対する指導又は勧告の件数で内数である。 (注2) 転嫁拒否行為を行っていると回答した事業者に対する下請代金支払遅延等防止法に基づく中小企 業庁の指導を含む。 (注3) 勧告は,公正取引委員会のみが行う。 表2:勧告及び指導件数の内訳(業種別)(注4) 業種 指導 勧告 合計 建設業 124件 0件 124件 製造業 574件 0件 574件 情報通信業 161件 1件 162件 運輸業(道路貨物運送業等) 161件 0件 161件 卸売業 153件 1件 154件 小売業 167件 4件 171件 不動産業 41件 2件 43件 技術サービス業(広告・建築 設計業等) 109件 0件 109件 医療福祉 21件 1件 22件 事業サービス業(ビルメンテ ナンス業・警備業等) 26件 0件 26件 その他(注5) 191件 10件 201件 合 計 1,728件 19件 1,747件 (注4) 複数の業種にわたる事業者が勧告又は指導の対象となった場合は,当該事業者の主な業種を 1件として計上している。 (注5) 「その他」は,旅行業,自動車整備業・機械等修理業,労働者派遣業等である。 表3:勧告及び指導件数の内訳(行為類型別) 行為類型 指導 勧告 合計 減額 49件 3件 52件 買いたたき(注6) 1,401件 19件 1,420件 役務利用・利益提供の要請 68件 0件 68件 本体価格での交渉の拒否 245件 0件 245件 合 計(注7) 1,763件 22件 1,785件 (注6) 買いたたきの勧告及び指導件数には,平成 26 年3月 31 日以前に減額行為があり,同年4月 1日以降に違反のおそれがあるものを含む。 (注7) 事業者の中には,複数の行為を行っている場合があり,表1及び表2に記載の件数とは一致 しない。 別紙1

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6 勧告事件(平成27年3月まで) 名称 (勧告年月日) 概要 違反法条 (違反行為類型) 1 ㈱JR東日本ステーションリ テイリング (平成 26 年4月 23 日) 駅構内等で食料品,衣料品等を販売 する㈱JR東日本ステーションリテイ リングは,消費税率の引上げに伴う売 上高の減少を防止するため,納入業者 に対し,仕入価格を通常支払われる仕 入価格に比べ3%程度低く設定するこ とになる販売促進企画への参加を要請 した。 第3条第1号後段 (買いたたき) 2 ㈱三城 (平成 26 年6月 12 日) メガネ等を販売する㈱三城は,消費 税率の引上げに対応するため,店舗の 賃貸人のうち,税込価格で賃料を契約 している賃貸人に対し,消費税率の引 上げ分を上乗せせずに賃料を据え置い た。 第3条第1号後段 (買いたたき) 3 山形市(山形市立病院済生 館) (平成 26 年6月 17 日) 山形市立病院済生館は,消費税率の 引上げに対応するため,医療材料の納 入価格を引き下げることとし,納入業 者に対し,平成 25 年度下期の納入価格 に一定率を乗じた額等を減じて算出し た医療材料ごとの納入価格の目標値を 定めた。 第3条第1号後段 (買いたたき) 4 一般社団法人東京都自転車商 防犯協力会 (平成 26 年6月 26 日) 東京都公安委員会が指定する自転車 の防犯登録を行う一般社団法人東京都 自転車商防犯協力会は,防犯登録業務 を委託している自転車販売店等に対し, 消費税率の引上げ分を上乗せせずに委 託手数料を据え置いた。 第3条第1号後段 (買いたたき) 5 一般社団法人兵庫県自転車防 犯登録会 (平成 26 年6月 26 日) 兵庫県公安委員会が指定する自転車 の防犯登録を行う一般社団法人兵庫県 自転車防犯登録会は,消費税率の引上 げに伴う自らの経費の負担を回避する ため,防犯登録業務を委託している自 転車販売店等に対し,消費税率の引上 げ前の額より更に低い委託手数料を定 めた。 第3条第1号後段 (買いたたき) 6 ㈱ルネサンス (平成 26 年7月 24 日) スポーツ施設の運営等の事業を行う ㈱ルネサンスは,消費税率の引上げに 対応するため,スポーツ指導を行う個 人事業者に対し,免税事業者に該当す ることを理由として,消費税率の引上 げ分を上乗せせずに業務委託料を据え 置く等した。 第3条第1号後段 (買いたたき) 別添1

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7 名称 (勧告年月日) 概要 違反法条 (違反行為類型) 7 産業機械健康保険組合 (平成 26 年8月1日) 健康保険給付事業及び保健・福祉事 業を行う産業機械健康保険組合は,健 康診断に関する委託契約を締結してい る病院等に対し,消費税率の引上げ分 を上乗せせずに委託料金を据え置いた。 第3条第1号後段 (買いたたき) 8 ~ 10 野家グループ ㈱野家資産管理サービス ㈱北日本野家 ㈱中日本野家 (平成 26 年9月 24 日) 店舗等の賃貸借等の事業を行う㈱ 野家資産管理サービス,外食業を行う ㈱北日本野家及び㈱中日本野家の 3社は,それぞれ,店舗所有者(賃貸人) の一部に対し,賃料の消費税率の引上 げ分を減額し,又は賃料の消費税率の 引上げ分を上乗せせずに据え置いた。 ※中小企業庁長官からの措置請求案件 第3条第1号前段 (減額)及び同号後 段(買いたたき) 11 山佐産業㈱ (平成 26 年 10 月 22 日) パチンコホール等の遊技場にスロッ トの販売等を行う山佐産業㈱は,スロ ットの販売等の業務に関する業務委託 契約を締結している販売代理店に対 し,消費税率の引上げ分を上乗せせず に業務委託手数料を据え置いて支払っ た。 第3条第1号後段 (買いたたき) 12 東映アニメーション㈱ (平成 26 年 12 月 17 日) 主にアニメーションの製作事業を行 う東映アニメーション㈱は,アニメー ションの原画,動画等の制作業務を委 託している個人事業者に対し,消費税 率の引上げ分を上乗せせずに委託料を 据え置いて支払った。 第3条第1号後段 (買いたたき) 13 ㈱トライグループ (平成 26 年 12 月 19 日) 学習指導事業を行う㈱トライグルー プは, ① 家庭教師の業務委託契約を締結し ている個人事業者に対し,消費税率 の引上げ分を上乗せせずに委託料金 を据え置いて支払った。 ② 教室施設の賃貸人のうち,税込価 格で賃料を契約している賃貸人の一 部に対し,消費税率の引上げ分を上 乗せせずに賃料を据え置いて支払っ た。 第3条第1号後段 (買いたたき) 14 住友不動産エスフォルタ㈱ (平成 27 年1月 30 日) スポーツ施設の運営等の事業を行う 住友不動産エスフォルタ㈱は,スポー ツ指導を行う個人事業者及び法人事業 者に対し,消費税率の引上げ分を上乗 せせずに業務委託料を据え置いて支払 った。 第3条第1号後段 (買いたたき)

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8 名称 (勧告年月日) 概要 違反法条 (違反行為類型) 15 ㈱広島東洋カープ (平成 27 年2月 26 日) プロ野球球団を運営し,球団のロゴ マーク等を表示する商品(以下「グッ ズ」という。)の販売等を行う㈱広島東 洋カープは,グッズの納入業者に対し, 消費税率の引上げ分を上乗せせずにグ ッズの仕入価格を据え置いた。 第3条第1号後段 (買いたたき) 16 大東建物管理㈱ (平成 27 年3月 19 日) 不動産賃貸業等を行う大東建物管理 ㈱は,賃貸物件の清掃等の業務に関す る業務委託契約を締結している個人事 業者及び法人事業者に対し,消費税率 の引上げ分を上乗せせずに業務委託料 金を据え置いて支払った。 第3条第1号後段 (買いたたき) 17 ・ 18 コカ・コーラウエスト㈱ 西日本ビバレッジ㈱ (平成 27 年3月 26 日) 自動販売機を設置し,清涼飲料水等 の小売業を行うコカ・コーラウエスト ㈱及び西日本ビバレッジ㈱の2社は, それぞれ,自動販売機の設置場所を提 供する事業者の一部に対し,消費税率 の引上げ分を上乗せせずに販売手数料 を据え置いて支払っている。 第3条第1号後段 (買いたたき) 19 アイフル㈱ (平成 27 年3月 27 日) 貸金業を行うアイフル㈱は,店舗等 の賃貸人の一部に対し,消費税率の引 上げ分を上乗せせずに賃料等を据え置 く旨の要請等を行った。 第3条第1号後段 (買いたたき)

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9 主な指導事例(平成27年3月) 1 減額(消費税転嫁対策特別措置法第3条第1号前段) 業種 概 要 食料品製造業 A社は,食品検査機器の製造を委託している事業者(特 定供給事業者)に対し,平成 26 年4月1日以後に供給を 受けたものについて,経費削減の目的で,既に取り決めて いた委託代金から消費税相当額を減じて支払っていた。 2 買いたたき(消費税転嫁対策特別措置法第3条第1号後段) 業種 概 要 有線放送業 B社は,番組の制作,カメラ撮影等を委託している者 (特定供給事業者)に対し,平成 26 年4月1日以後も消 費税率の引上げ分を上乗せすることなく,消費税込みの 委託代金を据え置いていた。 繊維工業 C社は,作業用手袋の縫製加工を委託している者(特定 供給事業者)に対し,平成 26 年4月1日以後も消費税率 の引上げ分を上乗せすることなく,消費税込みの委託代 金を据え置いていた。 産業廃棄物処理業 D社は,砕石の運搬を委託している事業者(特定供給事 業者)に対し,平成 26 年4月1日以後も消費税率の引上 げ分を上乗せすることなく,消費税込みの委託代金を据 え置いていた。 学校教育業 公立大学法人Eは,資格取得講座の講師(特定供給事業 者)に対し,平成 26 年4月1日以後も消費税率の引上げ 分を上乗せすることなく,消費税込みの委託代金を据え 置いていた。 情報通信業 F社は,自社が運営するホームページ上に掲載してい るコラムの執筆を委託している者(特定供給事業者)に対 し,平成 26 年4月1日以後も消費税率の引上げ分を上乗 せすることなく,消費税込みの原稿料を据え置いていた。 別添2

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10 転嫁カルテル及び表示カルテルの届出状況(平成27年3月まで) 1 転嫁カルテル及び表示カルテルの届出件数 平成 25 年度(注 1) 平成 26 年度 合計 うち政令指定 組合(注 2) うち政令指定 組合(注 2) うち政令指定 組合(注 2) 転嫁カルテル 152 26 13 4 165 30 表示カルテル 136 24 3 1 139 25 計 288 50 16 5 304 55 (注 1) 平成 25 年 10 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までの期間の件数である。 (注 2) 消費税転嫁対策特別措置法第 13 条第2項に基づき主務大臣への通知を要する組合からの届出で ある。 2 業種別届出件数 転嫁カルテル 表示カルテル 合計 製造業 87 79 166 卸売業 54 49 103 小売業 44 45 89 サービス業 40 21 61 その他 18 10 28 合計 243 204 447 (注3) 複数の業種にわたる場合の届出があるので,合計の数字は上記「1」に記載の届出件数と一致 しない。 (注4) 「その他」の業種は,運輸業,建設業等である。 3 届出に関する相談件数 平成 25 年度 平成 26 年度 合計 1,235 50 1,285 別紙2

参照

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