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沖縄地域インターネットエクスチェンジ実証研究の報告: 沖縄地域学リポジトリ

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Academic year: 2021

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(1)

Title

沖縄地域インターネットエクスチェンジ実証研究の報告

Author(s)

八幡, 幸司; 喜屋武, 盛基

Citation

沖縄大学マルチメディア教育研究センター紀要 = The

Bulletin of Multimedia Education and Research Center,

University of Okinawa(2): 17-22

Issue Date

2002-03-31

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/6362

(2)

沖縄地域イ ンターネ ッ トエ クスチェンジ実証研究の報告

八幡幸司、喜屋武盛基

沖縄大学マルチメデ ィア教育研究セ ンター

本報告では、沖縄大学が参加 している 「沖縄地域インターネ ッ トエクスチェンジ実証研究

(

0Ⅰ

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について述 べるd

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とは、沖縄県内に存在する大学やインターネ ッ ト・サー ビス ・プロバイダ

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を相互接続 し、地域に 安定で信頼性のあるネ ッ トワークを構築するプロジェク トである。

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年か ら開始 され現在

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つの組織が 接続 している。現在はまだ実験ネ ッ トワークであるが、今後の地域イ ンフラのモデル として期待 されてい る。

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7-1はじめに

近年のインターネットでは、CATVやADSL等プロードバンド環境の普及により、動画を代表とする大容量マ ルチメディア・コンテンツ・データの情報交換が要求されてきている。これに伴いインターネットのトラフィック の交差点となるインターネット相互接続(InterneteXchange;Ⅸ)ポイントは、重要性を増している。 日本でのインターネット相互接続ポイントは、当初WIDEプロジェクトが運用を行っているNSPⅨPが主要と なるⅨとして機能しており、その後JPⅨ(JPanlnterneteXchange)といった商用Ⅸもサービスが行われるよ

うになった。国内のインターネット・サービス・プロバイダ(InternetServiceProvider;ISP)のほとんどは、い

ずれからのⅨに接続を行い、そこで国内のトラフィックを相互に交換している[2]。

これらのNSPⅨPやJPⅨといったⅨは、東京などの一部の都市を中心として構成されており、沖縄のように

遠く離れた地域では、直接接続するのには困難であった。また、同じ沖縄県内の組織間のトラフィック交換でも、

かならず東京などにあるⅨを経由するという、無駄が生じていた(図1)。また、途中の経路での通信障害や自然

災害等によって、地理的には隣接しながら通信不能になるということもたびたび発生していた。 が 伊 H1 沖 図1:従来のトラフィック交換 これらの問題を解決するため、早くから地域内でのトラフィックは地域で交換を行う「地域Ⅸ」の構築の動き がみられた。現在、北海道、東北、東海、山梨、岡山関西、なにわ、山口、沖縄といった地域で地域Ⅸ構築の 活動が進められている。 これらの地域Ⅸの活動の目的は、地域内通信の効率化や安定化、冗長化の向上、地域コミュニティの育成など

が多いカミ実際の運営、ネットワーク構成などは各組織によって様々である[4]・

本稿では、特に沖縄県内の地域Ⅸである沖縄地域インターネットエクスチェンジ(oⅨ)[1]について触れ、必

要性やこれまでの活動報告について述べる。

2地域IXとは

地域Ⅸとは、地域内の通信は地域内で行い、東京などの大都市に依存しないようなネットワークトボロジを構 築するものである。地域におけるインターネット接続は、全国規模の大手ISPに大きく依存しており、他のISP 間の相互接続はNSPⅨP等のⅨで行われているのがほとんどである。したがって日本中のほとんど通信は東京 経由で行われていることになる。これは地域内の通信であっても同様だある。目の前のピルにいる知人にメイル を送る場合でも、異なるISPに接続している場合には、ほとんどの場合東京経由となる。 どのように東京のような大都市中心なトボロジでは、潜在的に次のような問題が存在する。 1.地域内の通信が東京を経由するため、伝送遅延が生じる。 2.東京や通信経路等、地域に無関係な場所での障害により、地域内の通信が不能になる。 -18-

(4)

3.地域内ですむ通信を、コストの高い伝送路を使って通信することになる。また、それによる他の通信への 影響。 4.地域内通信のポリシーが、地域内で決定できない(上位にISP依存)。 これらの問題を地域で解決することを目的として、地域Ⅸは発生してきた。 2.1沖縄地域インターネットエクスチェンジ実証研究とは 沖縄地域インターネットエクスチェンジ接続実証研究は、1999年4月より、琉球大学総合情報処理センターと 各組織との共同研究として開始された。表1に、現在(2001年3月31日)の参加組織をあげる。2002年度は新た に3つの組織の参加が決定している。 表1:OⅨ接続実験参加組織(2001/3/31現在)

また、共同研究開始と同時に、「沖縄インターネットエクスチェンジ接続研究会(OⅨ研究会)」が発足した。OⅨ 研究会は、OⅨ接続を効率的に運営するための、各組織の技術担当者からなる。以後OⅨ接続実験は、OⅨ研究 会を中心に進められている同。 OⅨの主な目的は、 ・県内に独立した通信インフラ(地域Ⅸ)を設置し、上位ネットワークに依存しない県内独自のネットワーク 構築 ・上位ネットワークに対しても負荷軽減(通信饗コスト削減) ・地域技術者の育成、コミュニティの確立 などである。

301X接続ポイント

現在のOⅨ接続ポイントは、琉球大学総合情報処理センター内に設置されている。OⅨと各組織との接続構成 は、図2のように構築されている。OⅨ接続ポイントへの接続は、基本的にL5Mbpの専用線で接続されており、 OⅨ接続ポイントにあるコアルータに直接収容される形となっている。OⅨ接続ポイントでは、RIPv2もしくは BGP4によって経路情報が交換され、その情報をもとに経路制御をおこなっている。 現在のOⅨの接続ポリシーとして、OⅨ参加組織間のみのトラフィック交換を行っている。つまりOⅨ参加組 織の通信はOⅨ内でトラフィック交換され、それ以外の通信は従来通り上位ISPが利用され、東京などのⅨで トラフィック交換されることとなる(図3)。 -19- 組織名 種別 株式会社沖縄富士通システムエンジニアリング ISP オー・ティー・ネット・サービス株式会社 ISP 株式会社オーシーシー ISP 株式会社コスモスネットコミュニケーションズ ISP 琉球大学 大学 沖縄国際大学 大学 沖縄大学 大学 名桜大学 大学

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図2:ネットワーク構成 3.1統計デー夕 ここでは、OⅨ実験で収集している統計データを-部紹介する。 図4は、この1年間の琉球大学、沖縄大学間の遅延時間のグラフである。縦軸が遅延時間となっており、ネット ワーク間の遅延時間となる。グラフには、平均値と最大値の両方をプロットされている。 グラフより、昨年の8月末より遅延時間が改善されているのがわかる。これは回線速度を128kbpsから1.5Mbps に増速した時と一致する。つまり、回線速度の増速により遅延時間が改善されているのである。その後2月頃に 若干遅延時間の悪化が見られるが、これはパフォーマンス測定のためOⅨと接続していないためである。

図5は、この1年間の琉球大学、沖縄大学間のパケットロスのグラフである。縦軸がバケットロスの割合(トロ

スの比率である。グラフには、平均値と最大値の両方をプロットされている。 グラフより、1月から3月でパケットロスが見られる他ではパケットロスは確認できない。1月から3月は遅延 時間のグラフと同様、パフォーマンス測定のためOⅨと接続していないためである。 このように、OⅨに接続している場合には、パケットロスはほとんどなく、遅延時間も非常に少ない。 一般的にバケットロスと遅延時間は、ネットワークの構成に依存する。ネットワークの距離が近い程、パケッ トロスも遅延時間も少なくなる。また、動画ストリーミングといったマルチメディア・コンテンツを高速に伝送 する場合には、このパケットロス、遅延時間はボトルネックとなる。今後、地域内でのIT活用が盛んとなるだろ う。その時、地域Ⅸは重要な基盤となると予想される。 また、OⅨでは地域系ISPのほとんどが実験に参加していることもあり、地域のアクセスラインとしての利用 も注目される。 ●●

4おわりに

本稿では、沖縄大学が共同研究として参加している「沖縄地域インターネットクスチェンジの実証研究(以下

OⅨ)」について概要の説明と現状について述べた。2002年度は、これまでの15Mbps接続からイーサネットサー

-20-

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田r、w"僻b蛾 瓢」露翌巴圃H嘘T田B趣Rhl’、 図4:RoundTripTime を利用した10/100Mbps接続へと大幅な増速が行われる予定である。また新規加入組織もあり、今後とも活動が 注目される。

参考文献

[1]沖縄インターネットエクスチエンジ,http://www・oix、u-ryukyu・ac・jp/

[2]中川郁夫,"地域Ⅸの現状と展望‐新しい相互接続のかたち-,,,情報処理,VOL41,N01,pp、8-13,2001年1

月 同沖縄インターネットエクスチェンジ接続研究会,``沖縄インターネットエクスチェンジ接続研究会1999年度 活動報告書,''2002年3月 例rrRC,``地域ネットワーク活動に関する報告書1998-1999年度,''1999年12月 に]総務省Ⅸ研究会報告書、1M年9月 -2]- 瓜 。 貝 、 llar

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付録:OIX研究会活動歴

-22- □ 仏 & P 1996/7 沖縄県内の有志らによる、 青報交換用メーリングリストが立ち上げあれる。 1998/9 琉球大学とInfbHyukyuとの間で試験接続を行い、ローカルトラフィックの交換を行う。 1999/4 沖縄地域インターネットエクスチェンジ接続実験が開始される。 「沖縄インターネットエクスチエンジ接続研究会(OⅨ研究会)」発足 OⅨ研究会がHom沖縄推進機構ワークグループとして承認される(2000/3まで)。 InfORyukyuが接続開始(4/5) サザンクロスが接続開始(4/8)) 沖縄大学が仮接続開始(4/22) 沖縄国際大学が接続開始(4/28) 1999/5 ii戸Okinawaが接続開始(5/10) コスモスネットが接続開始 1999/7 沖縄大学が仮接続再開(7/2) 1999/9 mEETENCON'99にてOⅨ活動報告(9/16) 1999/10 沖縄大学が正式接続開始(10/29) 1999/11 OⅨポイント内にてNetNewsサーバの運用開始

沖縄情報通信ワークシヨップにてoⅨ活動報告(11/11)

情報処理学会DSM研究会にてOⅨ活動報告(11/26)

1999/12 InternetWeek99"地域Ⅸ‐BOF"にてOⅨ活動報告(12/15)

名桜大学が接続開始(12/27)

2000/2 ストリーム配信実験開始 2000/3 Hom沖縄推進機構ワークグループ終了活動報告&技術セミナー 2001/8 1.5MbpSに増速開始 2002/4 イーサーネットサービス(10/100Mbps)を使ったプロードバンド化(予定) ■●Qbq●P千勺 、●●ウゥ●●■● ’■CCq゛b凸印 ■●●●つじざ■△ p●●●●●●』 ” 且 ● の ● ■ ● ● ●」■」■Ⅱ■」■■ロ‐=■ ̄ ̄■ ̄△▲ ̄■ ̄ロ■ 二●▽■。●|BC- や●つち■●●」 ロccら。●●の●9’も白白●●●■●q □●p■■&●一 の●●●●●●● ◆や●●●●●{ ■ロ ● ● 句 ● ● ■ ● ● ●●⑤ひじ● :。:・・⑭:。:: b●■c●●や●P ●□&●-■□ ●●●●●q ノ Dq ■I LP。 。「瓜 辛 ■。▼、 ウウヨ 弧」 。●I ■11■つ ら 二s●●●●、印戸口DB■Qpp& ロロI Dep ▲ ●I 、■

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